JP2019047683A - ケーブルトラフ - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的に蓋を固定できるケーブルトラフを提供する。【解決手段】上面が連続した開口となったトラフ本体10と、開口に設置された複数の蓋20とを有するケーブルトラフ1であって、複数の蓋20は、着脱する際にトラフ本体に対して上下に動かす蓋であって、トラフ本体に対し長手方向の位置を固定する手段23を含む複数の第1のタイプの蓋21と、複数の第1のタイプの蓋に挟まれた状態でトラフ本体に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋22とを含む、ケーブルトラフを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、上面がケーブルの敷設方向に沿って開口しているトラフ型の電線共同溝に関するものである。
特許文献1に開示された電線共同溝は、一般部を構成するケーブルトラフと、特殊部を構成し、電線の接続機器が収容される収容ボックスとを備え、ケーブルトラフ及び収容ボックスは、底壁及び底壁の幅方向両端部から上方に延びる一対の側壁を有しかつ上端において開放された内部空間を有するトラフ本体を共通して備え、ケーブルトラフは、トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第1の蓋部材を備え、収容ボックスは、トラフ本体の上端の開放部分を開閉自在に閉鎖する第2の蓋部材を備え、第2の蓋部材は、トラフ本体の内部空間に連通する中空部を有している。
特許文献2には、電線共同溝の溝体に収納されたケーブル類を保護するとともに、防水性及び防犯性に優れた蓋構造を提供することが記載されている。開示されている蓋構造は、溝体の上面縁部に取り付けられる枠体と、上蓋及び中蓋により構成される。前記上蓋は、前記枠体の内側上方に設けられた受部によって支持される。前記中蓋は、長手方向の両端側に係合片とロック具を備えており、これらを枠体の内側の延長部の縁部や溝に係合させて固定する。また、前記中蓋の表面の四隅には、密閉機構が設けられている。
特許文献3には、従来型電線共同溝用蓋板の取付基枠に施錠装置を取付けることが記載されている。施錠装置は、シリンダ基枠の一側に設けたガイド筒内にばねで付勢させた可動筒を収容し、該シリンダ基枠の中央に嵌合固着したシリンダ錠の外周にロック筒を位置させ、前記シリンダ基枠の上面に取付けた可動蓋の一端に設けた押圧部と前記可動筒の上端を当接させ、且つ、該可動筒の側面と前記ロック筒のガイド溝とをガイドピンで連結してなり、前記可動蓋の開閉動で可動筒とガイドピンを介してロック筒を上下動させ、前記シリンダ錠の作動軸でロック筒を時計方向または反時計方向に回動させてロックまたはアンロックさせる。
特開2017−127067号公報 特開2009−33896号公報 特開2012−162881号公報
全域、またはほとんどの領域に長手方向に沿った開口が設けられているケーブルトラフ(トラフ型の電線共同溝)を用いることにより、電線、電話ケ−ブルまたは光通信ケ−ブル等のライフラインを比較的容易に、また低コストで埋設できる。その一方、ケーブルトラフを閉鎖する蓋(蓋板)は、ライフラインの安全性を高めるためには、容易には開閉できないことが望ましく、施錠できることがさらに好ましい。しかしながら、すべての蓋をボルトナットなどで固定するようにすると作業性が低下し、また、すべての蓋にロック機構を設けることは経済的とは言えない。
本発明の一態様は、上面が連続した開口となったトラフ本体と、開口に設置された複数の蓋とを有するケーブルトラフである。複数の蓋は、着脱する際にトラフ本体に対して上下に動かす蓋であって、トラフ本体に対し長手方向の位置を固定する手段を含む複数の第1のタイプの蓋と、複数の第1のタイプの蓋に挟まれた状態でトラフ本体に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋とを含む。
このケーブルトラフにおいては、第1のタイプの蓋をトラフ本体に固定することにより、第1のタイプの蓋に挟まれた第2のタイプの蓋はトラフ本体から動かず固定される。したがって、すべての蓋に、トラフ本体に固定する手段、例えば、ボルトナットやロック機構を含めなくても蓋をトラフ本体に固定できるので経済的である。このため、低コストで安全にライフラインを保護できるケーブルトラフを提供できる。
また、いずれかの第1のタイプの蓋を上下方向に動かしてトラフ本体から外すことにより、その第1のタイプの蓋により挟まれて固定されていた第2のタイプの蓋を外すことが可能となる。したがって、メンテナンスや敷設などの必要に応じて、ケーブルトラフの所望の領域のみの蓋を開閉することができ、作業性の良いケーブルトラフを提供できる。複数の第2のタイプの蓋は、第1のタイプの蓋と交互に配置されていてもよいが、第2のタイプの蓋同士が隣接して配置された複数の第2のタイプの蓋を含んでもよい。
第1のタイプの蓋は、第2のタイプの蓋と係合する部分を含んでもよい。第1のタイプの蓋は、係合する部分を出し入れする機構を含んでもよい。係合する部分が、第1のタイプの蓋を上下方向に動かして着脱する際に干渉しないようにできる。また、係合する部分を退避することにより上下方向に移動でき、係合する部分で隣接する第2のタイプの蓋の動きを規制できるので、第1のタイプの蓋をクサビのように使うことができる。
すなわち、本発明の他の態様の1つは、上面が連続した開口となったトラフ本体と、開口に設置された複数の蓋とを有するケーブルトラフであって、複数の蓋は、着脱する際に前記トラフ本体に対して上下に動かす複数の第1のタイプの蓋と、複数の第1のタイプの蓋に挟まれた状態でトラフ本体に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋とを含み、第1のタイプの蓋が、第2のタイプの蓋と係合する部分と、係合する部分を出し入れする機構を含むケーブルトラフである。いずれの形態であっても、第1のタイプの蓋は、トラフ本体に固定した状態でロックする機能を含んでもよい。
第2のタイプの蓋は、着脱する際にトラフ本体の長手方向にスライドする蓋であってもよい。複数の第2のタイプの蓋を連結した状態で第1のタイプの蓋で挟んでケーブルトラフに固定できる。また、第2のタイプの蓋は、隣接する第1のタイプの蓋と係合する部分を含んでもよい。第2のタイプの蓋は、隣接する第2のタイプの蓋と係合する部分を含んでもよい。第2のタイプの蓋は、隣接する第2のタイプの蓋と隣接する壁面であって、ほぼ垂直に延びた壁面を含んでもよい。第2のタイプの蓋が、第1のタイプの蓋に挟まれた状態で、上下方向に動いたり、回転したりしにくいので、第2のタイプの蓋をより確実に第1のタイプの蓋で固定できる。
第2のタイプの蓋は、トラフ本体に沿った第1の方向の長さが第1の値の蓋と、第1の方向の長さが、第1のタイプの蓋の第1の方向の長さと合わせて第1の値となる蓋とを含んでもよい。第2のタイプの蓋により割り付けが容易となる。第2のタイプの蓋は樹脂製等であってもよいが、典型的にはコンクリート製である。
トラフ本体は、長手方向に延びたブロックであって、内部にケーブルを収納するスペースを含み、上面が長手方向に連続した開口となった複数のブロックを含んでもよい。
ケーブルトラフの概要を示す斜視図。 ケーブルトラフの一部を抜き出して内部の構造を透かして示す図。 ケーブルトラフの蓋を外した状態を示す図。 第2のタイプの蓋の一例を示す図であり、図4(a)は上から見た図、図4(b)は下から見た図。 第2のタイプの蓋の異なる例を示す図であり、図5(a)は長手方向の一方から見た図、図5(b)は他方から見た図。 蓋の組み合わせの異なる例を示す図であり、図6(a)は上から見た図、図6(b)は横から見た図。 ケーブルトラフの異なる例を示す斜視図。 第1のタイプの蓋の一例を示す図であり、図8(a)は係合する部分を退避させた図、図8(b)は係合する部分を突き出した図。 第2のタイプの蓋の異なる例を示す図であり、図9(a)は上から見た図、図9(b)は下から見た図。
図1に、ケーブルトラフの一例を示している。ケーブルトラフ1は、道路や線路などに沿って主に埋設した状態で設置または施工されるトラフ(溝)状の電線共同溝であり、内部がケーブルを収納するためのスペース(連続した空間、電線敷設用の空間)12で、上面が連続した開口11となったトラフ本体10と、開口11に設置された複数の蓋20とを有する。トラフ本体10は、ケーブルトラフ1の延びた方向(長手方向)Xに沿って細長いブロック19であって、上面が連続した開口11となった断面がU字型のブロック(トラフブロック、U字型ブロック)19が複数個、連接するように、道路に沿った地面9に埋設されることにより施工されている。U字型ブロック19は、断面がV字型に近い形状であってもよく、逆Ω型に近い形状であってもよい。U字型ブロック19の側面(側壁)19aは、蓋受けを形成するように外側に張り出していてもよく、側面19aが垂直に延びていてもよく、また、側面19aにケーブルを貫通させるためのノックアウト孔が開けやすいように壁厚の薄い部分が形成されていてもよい。
複数の蓋20は、着脱する際にトラフ本体10に対して上下に動かす蓋であって、トラフ本体10に対し長手方向Xの位置を固定する手段23を含む複数の第1のタイプの蓋21と、複数の第1のタイプの蓋(固定する蓋、ロック用の蓋)21に挟まれた状態でトラフ本体10に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋(固定される蓋)22とを含む。さらに、第2のタイプの蓋22は、長手方向(トラフ本体10に沿った第1の方向)Xの長さが第1の値L2の蓋22aと、第1の方向Xの長さが、第1のタイプの蓋21の第1の方向Xの長さL1と合わせて第1の値L2となる第2の長さL3の蓋22bとを含む。例えば、U字型ブロック19の全長L0が2mの場合、第2のタイプの蓋22の標準的な蓋22aの長さL2は50cmであり、短尺タイプの蓋22bの長さL3は40cmであり、第1のタイプの蓋21の長さL1が10cmである。
これらの長さは例示であるが、このように短尺タイプの蓋22bを含めて蓋20を配置することにより、U字型ブロック19の単位で蓋21および22の割り付けが決まり、ケーブルトラフ1の全長が数kmにわたっても、蓋21および22の配置をU字型ブロック19の単位で決めることができる。また、この例では、各U字型ブロック19に、第2のタイプの標準的な蓋22aおよび短尺の蓋22bと、第1のタイプの蓋21とを配置しているが、固定用の第1のタイプの蓋21は、複数のU字型ブロック19に1つであってもよく、第2のタイプの標準的な蓋22aのみで1つのU字型ブロック19をカバーしてもよい。
図2に、U字型ブロック19の単位で、ケーブルトラフ1の概略構成を、トラフ本体10を構成するU字型ブロック19、および蓋20を構成するコンクリートなどの材料を透かした状態で示している。また、図3に、蓋20をトラフ本体10であるU字型ブロック19から取り外した状態を示している。
トラフ本体10を構成するU字型ブロック19は、典型的にはコンクリート製の側溝タイプのブロックであり、樹脂製であってもよく、鋳鉄などの金属製であってもよい。内部にU字型のケーブル敷設用の空間12が設けられており、複数のU字型ブロック19を接続することにより道路などに沿って延びたケーブルトラフ1を施工できる。敷設用の空間12の上面は連続した開口11となっており、蓋21および22を外すことにより、容易に電線その他のケーブルを空間12に敷設することができ、また、分岐用のブロックを接続したり、側壁19aに孔を開けて適当なシールを施すことによりケーブルトラフ1からケーブルを分岐させることができる。
第1のタイプの蓋21は、トラフ本体10に対して長手方向Xの蓋21の位置を固定する手段23と、第2のタイプの蓋22と係合する部分24とを含む。典型的には、第1のタイプの蓋21はメカニカルな部分を含むので、それらを含めて金属製、例えば、鉄またはアルミニウム製であり、樹脂製であってもよく、メカニカルな部分を構成する金属部品は樹脂製の部品を埋設したコンクリート製であってもよい。位置を固定する手段23の一例は、ボルトナットであり、本例の蓋21は、蓋本体21aの長手方向Xと直交する方向の両側に配置されたボルト23aであって、トラフ本体10の蓋受け19bに埋設されたナット23bに差し込んでねじ止めできるボルト23aを含む。
第2のタイプの蓋22と係合する部分24は、蓋本体21aから長手方向Xの両側に突き出た突起(凸部、ウイング)24aであり、第1のタイプの蓋21の両側に配置された第2のタイプの蓋22の上面の凹み22xと係合し、それら第2のタイプの蓋22が第1のタイプの蓋21に対し浮き上がることを阻止する。したがって、第1のタイプの蓋21をトラフ本体10にボルト23aにより固定すると、両側の第2のタイプの蓋22の上下方向の動きは規制される。ボルト23aをトラフ本体10からはずすと、第1のタイプの蓋21は、トラフ本体10に対して上下方向(垂直方向)に動かして外すことができる。第1のタイプの蓋21を外すと、両側の第2のタイプの蓋22をトラフ本体10から外すことができる。
位置を固定する手段23であるボルト23aには、ロック機構が設けられていてもよく、ボルト23aが特殊なヘッド構造を持つロックボルトであってもよい。位置を固定する手段23は、ロックナットであってもよい。また、特許文献2または3に開示されているようなロック機構を採用することも可能である。
第2のタイプの蓋22は、典型的にはコンクリート製または樹脂製で、第1のタイプの蓋21とともに、トラフ本体10の上部の開口11をほぼ、実質的に隙間なくカバーする形状およびサイズとなっている。第2のタイプの蓋22の形状は典型的には方形であり、他の蓋22と接する長手方向Xの両端の壁面22wはほぼ垂直で蓋同士が隣接した状態では回転したり傾いたりしにくく、さらに、隣接した蓋同士の間に、ほとんど、実質的には隙間が生じないようになっている。隣接した蓋同士の間に隙間が生ずるのを抑制することにより、ケーブルの敷設空間12に土砂、ごみ、さらには雨水が侵入するのを防止できるとともに、工具が入る隙間をなくし、第2のタイプの蓋22が上方に引き上げられないようにすることができる。
第2のタイプの蓋22の長手方向Xと直交する方向の壁22vは、U字型ブロック19の蓋受け19bに到達し、蓋受け19bで第2のタイプの蓋22が支持できるようにするとともに、U字型ブロック19と蓋22との間から土砂、ごみ、さらには雨水が侵入するのを防止し、さらに、工具が入る隙間をなくすようにしている。蓋22の上面の長手方向Xの両端には、第1のタイプの蓋21から長手方向Xに突き出た部分24が入る凹み22xが設けられている。この凹み22xは、第1のタイプの蓋21の両側に配置される蓋22が備えていればよく、第2のタイプの蓋22のすべてに設けられていなくてもよいが、すべての第2のタイプの蓋22に設けておいてもよい。
第2のタイプの蓋22は、隣接して配置される第1のタイプの蓋21および第2のタイプの蓋22に係合する部分25を含む。本例の第2のタイプの蓋22は、係合する部分25として、蓋22の底面22zに取り付けられた板材25aを含む。
図4に、第2のタイプの蓋22を抜き出して示している。蓋22の底面22zに、ボルト25bにより板材25aが、蓋22の長手方向Xの側壁22wから長手方向Xに飛び出すように取り付けられている。したがって、蓋22または21が隣接して配置されると、板材25aが隣接する蓋22の底面22zに沿って底面22zの下側に挿入される。このため、板材25aが隣接する蓋22または21に係合し、板材25aが取り付けられた蓋22を上下方向に持ち上げようとすると板材25aが他方の蓋22または21と干渉して持ち上がらないようになっている。
この第2のタイプの蓋22をトラフ本体10から外そうとする、板材25aが係合している蓋22または21を取り外してから上下に動かして取り出すか、蓋22をU字型ブロック19の蓋受け19bに沿って、板材25aが係合しなくなる位置までスライドした後に上下に動かして取り出すか、蓋22を上下に旋回して板材25aが隣接する蓋22または21と干渉しない位置に動かしてから上下に動かして取り出す必要がある。したがって、1または複数の第2のタイプの蓋22が、長手方向Xの位置に直に、または強制的に固定される第1のタイプの蓋21に挟まれた状態でトラフ本体10に設置されると、上記のような動きを第2のタイプの蓋22にさせることができず、第1のタイプの蓋21を取り外さないかぎり、第2のタイプの蓋22でトラフ本体10を安全に覆うことができる。
図5に、異なる第2のタイプの蓋22を抜き出して示している。この蓋22は、長手方向Xの一方の側壁22wに棒材25cが突き出るように取り付けられ、他方の側壁22wに棒材25cが入る穴25dがインサートを埋設するなどの方法により設けられている。凹凸が組み合わされたタイプの係合する部分25を有する蓋22は、棒材25cが隣接する蓋22の孔25dに挿入されると、双方の蓋22が上下に移動できず、トラフ本体10から蓋22を外すことができない。一方、蓋22を長手方向Xにスライドさせて、棒材25cを孔25dから外すと、蓋22をトラフ本体10から外すことができる。したがって、1または複数の第2のタイプの蓋22が、長手方向Xの位置を固定する第1のタイプの蓋21に挟まれて長手方向Xにスライドできない状態となると、複数の第1のタイプの蓋21に挟まれるように設置された第2のタイプの蓋22は固定され、外すことができない。一方、第1のタイプの蓋21を取り外すと、第2のタイプの蓋22をスライドさせるスぺースが生じ、第2のタイプの蓋22を次々とスライドさせてトラフ本体10から取り外すことができる。
図6に、ケーブルトラフ1に設置される蓋20の異なる組み合わせを示している。これらの蓋20も、長手方向Xの位置が固定される第1のタイプの蓋21と、複数の第1のタイプの蓋21に挟まれて設置される動かず、外れない第2のタイプの蓋22とを含む。
この第1のタイプの蓋21はコンクリート製で、長手方向Xと垂直な方向の2つの端に、トラフ本体10に対して長手方向Xに第1のタイプの蓋21自身を固定する手段23を含む。本例の固定する手段23は、ボルト23aであり、上記の例と同様にトラフ本体10の所定の位置に、あるいは適当な間隔で配置(埋設)されたナット23bに挿入することにより第1のタイプの蓋21を固定できる。第1のタイプの蓋21はさらに、上面の中央に、第1のタイプの蓋21に冶具を差し込んで上下方向に移動することにより取り外しするための埋め込みナット21nを含む。また、第1のタイプの蓋21は、第2のタイプの蓋22と係合する部分24を含む。本例の係合する部分24は、長手方向Xの両端の面21wの上側が下側に対して長手方向Xに突き出た形状となっており、面21wは、斜面であってもよく、段差形状であってもよい。
第1のタイプの蓋21の両側に配置される第2のタイプの蓋22の、第1のタイプの蓋21の長手方向のXの面21wに面する面22waは、下側が上側に対して長手方向Xに突き出た形状となっており、第1のタイプの蓋21の面21wの形状と係合する、あるいはかみ合う形状となっている。したがって、この第2のタイプの蓋22は、第1のタイプの蓋21と係合する部分26を含む。この例では第1のタイプの蓋21が第2のタイプの蓋22と係合する部分24を含み、第2のタイプの蓋22が第1のタイプの蓋21と係合する部分26を含む。いずれか一方のタイプの蓋のみが他方のタイプと係合する部分を含んでいてもよい。
第2のタイプの蓋22の反対側の面22wbは、ほぼ垂直な面となっており、隣接する第2のタイプの蓋22の長手方向Xの面22wと対峙した状態で上下に動いたり、回転しにくい形状となっている。第2のタイプの蓋22は、図4および図5に示したように相互に係合する部分を備えていてもよく、隣接することにより第2のタイプの蓋22が上下方向にさらに動かず、外れにくいように構成してもよい。
図6に示す蓋20において、複数の第1のタイプの蓋21で1または複数の第2のタイプの蓋22を挟み込んでトラフ本体10の上に設置し、第1のタイプの蓋21をトラフ本体10に固定する手段23により長手方向Xの位置を固定することより、第1のタイプの蓋21および第2のタイプの蓋22をトラフ本体10から外れないようにすることができる。一方、いずれか1つの第1のタイプの蓋21を、固定する手段23を解除して上下方向に動かすと、それに隣接する第2のタイプの蓋22を外すことができ、さらに、続いて、隣接する第1のタイプの蓋21に至る第2のタイプの蓋22を順次取り外すことができる。
図7に、ケーブルトラフ1に設置される蓋20のさらに異なる組み合わせを示している。これらの蓋20は、着脱する際にトラフ本体10に対して上下に動かす第1のタイプの蓋21と、複数の第1のタイプの蓋21に挟まれた状態でトラフ本体10に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋22とを含む。
図8に示すように、この第1のタイプの蓋21は、第2のタイプの蓋22と係合する部分24と、係合する部分24を出し入れする機構27とを含む。したがって、図8(b)に示すように、第2のタイプの蓋22と係合する部分24が長手方向Xに突き出でた状態にすることにより、第2のタイプの蓋22の上下方向の移動をロックできるとともに、自身、すなわち第1のタイプの蓋21の上下方向の移動もロックできる。したがって、第1のタイプの蓋21が上下方向に動かず、外すことができない。このため、複数の第1のタイプの蓋21に挟まれた状態となった第2のタイプの蓋22も取り外すことができない。
一方、図8(a)に示すように、移動する機構27により、係合する部分24を、第1のタイプの蓋21の本体21aの内部に引き込むことにより、第1のタイプの蓋21と第2のタイプの蓋22との係合が外れる。このため、第1のタイプの蓋21を上下方向に動かすことが可能となり、第1のタイプの蓋21をトラフ本体10から取り外し、第2のタイプの蓋22をトラフ本体10から取り外すことができる。したがって、係合する部分24を出し入れする機構27を含む第1のタイプの蓋21は、長手方向Xの位置をトラフ本体10に固定しなくても、第2のタイプの蓋22のロック用の蓋としての機能を果たす。この第1のタイプの蓋21が、長手方向Xの位置をトラフ本体10に固定する機能を含んでいてもよい。
図9に、第2のタイプの蓋22の異なる例を示している。この第2のタイプの蓋22は、長手方向Xの一方の端の底面22zに埋設され、一部が長手方向Xに突き出た板状25aあるいは棒状の係合する部分25を含む。また、長手方向Xの他方の端の底面22zに、突き出た板状の部分25aが収まる凹み28を含む。この突き出た板状の部分25aは、第1のタイプの蓋21と係合する部分26を兼ねていてもよい。
以上に説明したように、ケーブルトラフ1は、第1のタイプの蓋21をトラフ本体10に固定したり、第2のタイプの蓋22と相互に上下に移動できないように係合あるいはかみ合わせすることにより、第1のタイプの蓋21に挟まれた第2のタイプの蓋22はトラフ本体10から動かず固定される。すなわち、第1のタイプの蓋21をロック用の蓋として、複数の第1のタイプの蓋21に挟まれた1または複数の第2のタイプの蓋の開閉を制限できる。さらに、第1のタイプの蓋21をトラフ本体10から外したり、第2のタイプの蓋22との係合を解くことにより、その第1のタイプの蓋21に隣接または他の第1のタイプの蓋21との間に存在する第2のタイプの蓋22だけを限定して取り外すことができる。
したがって、本発明においては、すべての蓋に、トラフ本体10に固定する手段、例えば、ボルトナットやロック機構を含めなくても、複数の蓋20をトラフ本体に固定でき、ロックできるので経済的である。このため、低コストで安全にライフラインを保護できるケーブルトラフ1を提供できる。
1 ケーブルトラフ、 10 トラフ本体
20 蓋、 21 第1のタイプの蓋、 22 第2のタイプの蓋

Claims (12)

  1. 上面が連続した開口となったトラフ本体と、
    前記開口に設置された複数の蓋とを有するケーブルトラフであって、
    前記複数の蓋は、着脱する際に前記トラフ本体に対して上下に動かす蓋であって、前記トラフ本体に対し長手方向の位置を固定する手段を含む複数の第1のタイプの蓋と、
    前記複数の第1のタイプの蓋に挟まれた状態で前記トラフ本体に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋とを含む、ケーブルトラフ。
  2. 請求項1において、
    前記第1のタイプの蓋は、前記第2のタイプの蓋と係合する部分を含む、ケーブルトラフ。
  3. 請求項2において、
    前記第1のタイプの蓋は、前記係合する部分を出し入れする機構を含む、ケーブルトラフ。
  4. 上面が連続した開口となったトラフ本体と、
    前記開口に設置された複数の蓋とを有するケーブルトラフであって、
    前記複数の蓋は、着脱する際に前記トラフ本体に対して上下に動かす複数の第1のタイプの蓋と、
    前記複数の第1のタイプの蓋に挟まれた状態で前記トラフ本体に取り付けられた複数の第2のタイプの蓋とを含み、
    前記第1のタイプの蓋は、前記第2のタイプの蓋と係合する部分と、
    前記係合する部分を出し入れする機構を含む、ケーブルトラフ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記複数の第2のタイプの蓋は、前記第2のタイプの蓋同士が隣接して配置された前記複数の第2のタイプの蓋を含む、ケーブルトラフ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記第2のタイプの蓋は、着脱する際に前記トラフ本体の長手方向にスライドする蓋を含む、ケーブルトラフ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第2のタイプの蓋は、隣接する前記第1のタイプの蓋と係合する部分を含む、ケーブルトラフ。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記第2のタイプの蓋は、隣接する前記第2のタイプの蓋と係合する部分を含む、ケーブルトラフ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記第2のタイプの蓋は、前記トラフ本体に沿った第1の方向の長さが第1の値の蓋と、
    前記第1の方向の長さが、前記第1のタイプの蓋の前記第1の方向の長さと合わせて前記第1の値となる蓋とを含む、ケーブルトラフ。
  10. 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
    前記第2のタイプの蓋はコンクリート製である、ケーブルトラフ。
  11. 請求項1ないし10のいずれかにおいて、
    前記第1のタイプの蓋は、前記トラフ本体に固定した状態でロックする機能を含む、ケーブルトラフ。
  12. 請求項1ないし11のいずれかにおいて、
    前記トラフ本体は、長手方向に延びたブロックであって、内部にケーブルを収納するスペースを含み、上面が長手方向に連続した開口となった複数のブロックを含む、ケーブルトラフ。
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