JP2019047373A - 水晶振動子 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部からの振動や衝撃が直接水晶ブランクに伝搬するのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができる水晶振動子を提供する。【解決手段】 セラミックパッケージ内のベース基板1上に水晶ブランクが搭載される水晶振動子であって、ベース基板1の四辺に沿って表面に金属パターンが形成された複数の枕部11を設け、ベース基板1の四隅に、枕部11同士を接続するワイヤ部41が形成され、ワイヤ部41の上に水晶ブランク3が搭載され、更に水晶ブランク3の上に、ワイヤ部41と同一の枕部11を接続するよう、ワイヤ部41と略平行にワイヤ部42が形成され、水晶ブランク3がベース基板1から浮いた状態で保持される水晶振動子としている。【選択図】 図1
Description
本発明は、水晶振動子に係り、特に周波数の急激な変動を防ぐことができる水晶振動子に関する。
[先行技術の説明:図4]
従来の水晶振動子の構成について図4を使って説明する。図4は、従来の水晶振動子の構成を示す概略断面図である。
図4に示すように、従来の水晶振動子は、ベース基板61と枠部62とを備えたセラミックパッケージ内に水晶ブランク63が収容され、当該水晶ブランク63が、導電性接着剤64によって、ベース基板61上に形成された電極に電気的・物理的に接続されている。
そして、枠部62の上にリッド65が搭載されて封止された構成となっている。
従来の水晶振動子の構成について図4を使って説明する。図4は、従来の水晶振動子の構成を示す概略断面図である。
図4に示すように、従来の水晶振動子は、ベース基板61と枠部62とを備えたセラミックパッケージ内に水晶ブランク63が収容され、当該水晶ブランク63が、導電性接着剤64によって、ベース基板61上に形成された電極に電気的・物理的に接続されている。
そして、枠部62の上にリッド65が搭載されて封止された構成となっている。
つまり、従来の水晶振動子は、水晶ブランク63が直接セラミックベース61に接続された構造となっているため、セラミックベース61に加わる振動や衝撃が、そのまま水晶ブランクに伝搬されてしまう。
[関連技術]
尚、水晶振動子の取り付けに関する従来技術としては、実開昭59−9623号公報「圧電振動子などにおける圧電素子の取付構造」(特許文献1)、特開昭58−171118号公報「ルーズカップリング水晶振動子」(特許文献2)がある。
特許文献1には、ワイヤによって、圧電素子の中央部を基板より浮かせて両端部を基板に固着する圧電素子の取付構造が記載されている。
特許文献2には、電極のない水晶振動素子を複数の細い線又は棒に載せて支持し、容器に封入した水晶振動子が記載されている。
尚、水晶振動子の取り付けに関する従来技術としては、実開昭59−9623号公報「圧電振動子などにおける圧電素子の取付構造」(特許文献1)、特開昭58−171118号公報「ルーズカップリング水晶振動子」(特許文献2)がある。
特許文献1には、ワイヤによって、圧電素子の中央部を基板より浮かせて両端部を基板に固着する圧電素子の取付構造が記載されている。
特許文献2には、電極のない水晶振動素子を複数の細い線又は棒に載せて支持し、容器に封入した水晶振動子が記載されている。
上述したように、従来の水晶振動子では、水晶ブランクが直接セラミックパッケージに接続された構成であるため、セラミックパッケージに加わる振動や衝撃の影響を受けて、周波数が急激に変動することがあるという問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、外部からの振動や衝撃が直接水晶ブランクに伝搬するのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができる水晶振動子を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、セラミックパッケージ内の基板上に水晶ブランクが搭載される水晶振動子であって、基板の四辺に沿って、表面に金属パターンが形成された枕部が形成され、基板において隣接する辺に沿って形成された枕部同士を接続する第1の結線が形成され、第1の結線上に水晶ブランクが搭載され、水晶ブランク上に、第1の結線と同じ枕部同士を接続する第2の結線が形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記水晶振動子において、第2の結線が、水晶ブランクの電極を横切るように形成されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記水晶振動子において、第2の結線と、水晶ブランクの電極とが導電性接着剤によって接続されていることを特徴としている。
また、本発明は、上記水晶振動子において、第2の結線の長さによって結線を構成する部材の共振周波数が調整されていることを特徴としている。
本発明によれば、セラミックパッケージ内の基板上に水晶ブランクが搭載される水晶振動子であって、基板の四辺に沿って、表面に金属パターンが形成された枕部が形成され、基板において隣接する辺に沿って形成された枕部同士を接続する第1の結線が形成され、第1の結線上に水晶ブランクが搭載され、水晶ブランク上に、第1の結線と同じ枕部同士を接続する第2の結線が形成されている水晶振動子としているので、水晶振動子の角部を第1の結線と第2の結線とで挟んで前記基板から浮いた状態で保持することができ、セラミックパッケージに加わる振動や衝撃が直接水晶ブランクに伝わるのを防ぎ、急激な周波数の変動を抑制することができる効果がある。
また、本発明によれば、第2の結線の長さによって共振周波数が調整されている上記水晶振動子としているので、周波数調整を容易に行うことができる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る水晶振動子は、セラミックパッケージを構成するベース基板の表面に、ベース基板の四辺に沿って、表面に金属パターンが形成された凸形状の枕部を設け、ベース基板の隣接する辺の枕部を接続する第1のワイヤ部が形成され、第1のワイヤ部の上に水晶ブランクが搭載され、水晶ブランクの上に、第1のワイヤ部と同じ枕部を接続する第2のワイヤ部が形成された構成であり、第1のワイヤ部と第2のワイヤ部とで水晶ブランクの四隅を上下から挟んでベース基板から浮かせた状態で保持することができ、パッケージに加わる振動や衝撃が水晶ブランクに伝わるのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができるものである。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る水晶振動子は、セラミックパッケージを構成するベース基板の表面に、ベース基板の四辺に沿って、表面に金属パターンが形成された凸形状の枕部を設け、ベース基板の隣接する辺の枕部を接続する第1のワイヤ部が形成され、第1のワイヤ部の上に水晶ブランクが搭載され、水晶ブランクの上に、第1のワイヤ部と同じ枕部を接続する第2のワイヤ部が形成された構成であり、第1のワイヤ部と第2のワイヤ部とで水晶ブランクの四隅を上下から挟んでベース基板から浮かせた状態で保持することができ、パッケージに加わる振動や衝撃が水晶ブランクに伝わるのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができるものである。
[実施の形態に係る水晶振動子の構成:図1]
本発明の実施の形態に係る水晶振動子(本水晶振動子)の構成について図1を用いて説明する。図1は、本水晶振動子の構成を示す概略平面図である。
図1に示すように、本水晶振動子は、基本的には、セラミックから成るベース基板1の上に枠部2が搭載されたセラミックパッケージ内に、水晶ブランク3が収納された構成であり、本水晶振動子の特徴として、ベース基板1上に設けられた複数の枕部11と、水晶ブランク3の下側の4本のワイヤ部41と、上側の4本のワイヤ部42とを備えている。
本発明の実施の形態に係る水晶振動子(本水晶振動子)の構成について図1を用いて説明する。図1は、本水晶振動子の構成を示す概略平面図である。
図1に示すように、本水晶振動子は、基本的には、セラミックから成るベース基板1の上に枠部2が搭載されたセラミックパッケージ内に、水晶ブランク3が収納された構成であり、本水晶振動子の特徴として、ベース基板1上に設けられた複数の枕部11と、水晶ブランク3の下側の4本のワイヤ部41と、上側の4本のワイヤ部42とを備えている。
本水晶振動子の特徴部分について説明する。
枕部11は、セラミックで形成された凸部であり、水晶振動子3を保持するワイヤ部41及び42を固定すると共に、ベース基板1に形成された電極と水晶ブランク3とを電気的に接続するものである。
枕部11は、ベース基板1の表面に、ベース基板1の四辺に沿って複数配置され、図1の例では、7つの枕部11が設けられている。
枕部11は、セラミックで形成された凸部であり、水晶振動子3を保持するワイヤ部41及び42を固定すると共に、ベース基板1に形成された電極と水晶ブランク3とを電気的に接続するものである。
枕部11は、ベース基板1の表面に、ベース基板1の四辺に沿って複数配置され、図1の例では、7つの枕部11が設けられている。
また、枕部11の表面(上面)及び側面の一部には金属パターンが形成されており、後述するワイヤ部42を介して水晶ブランク3とベース基板1の電極とを接続する。枕部11の構成については後述する。
ワイヤ部41は、水晶ブランク3の下面に接して水晶ブランク3を保持する金属製のワイヤであり、両端が、異なる枕部11上にボンディングされている。
特に、本水晶振動子の特徴として、ワイヤ部41は、基板1において隣接する辺に沿って設けられた枕部11同士を接続するように、基板1の辺に対して斜めに形成されている。
ワイヤ部41は、請求項に記載した第1の結線に相当している。
特に、本水晶振動子の特徴として、ワイヤ部41は、基板1において隣接する辺に沿って設けられた枕部11同士を接続するように、基板1の辺に対して斜めに形成されている。
ワイヤ部41は、請求項に記載した第1の結線に相当している。
同様に、ワイヤ部42は、各ワイヤ部41に対応して水晶ブランク3の上面に接するよう設けられたワイヤであり、ワイヤ部41に略平行に設けられている。
ワイヤ部42の両端は、対応するワイヤ部41と同一の枕部11にボンディングされている。
ワイヤ部42は、請求項に記載した第2の結線に相当している。
ワイヤ部42の両端は、対応するワイヤ部41と同一の枕部11にボンディングされている。
ワイヤ部42は、請求項に記載した第2の結線に相当している。
そして、ワイヤ部41とワイヤ部42とが対になって、上下から水晶ブランク3の角部を斜めに挟んで保持する構成となっている。
これにより、本水晶振動子では、水晶ブランク3が、セラミックベース1に直接固着されることなく、中空に浮かんだ状態で保持されて、セラミックパッケージに加わる振動や衝撃の影響を受けにくくしている。
これにより、本水晶振動子では、水晶ブランク3が、セラミックベース1に直接固着されることなく、中空に浮かんだ状態で保持されて、セラミックパッケージに加わる振動や衝撃の影響を受けにくくしている。
ワイヤ部41,42によって水晶ブランク3を挟んで保持することで、従来のように基板に直接固着する場合と比較して、水晶ブランク3の固定部分に「遊び」が生じる。
そのため、本水晶振動子では、パッケージに振動や衝撃等の外力が加わった場合に、遊び部分によって外力を吸収することができ、水晶ブランク3への影響を小さくすることができるものである。
そのため、本水晶振動子では、パッケージに振動や衝撃等の外力が加わった場合に、遊び部分によって外力を吸収することができ、水晶ブランク3への影響を小さくすることができるものである。
更に、水晶ブランク3の励振電極31及び32は、水晶ブランク3の表面において、導電性接着剤5によってワイヤ部42に接続されている。
図示は省略するが、裏面に形成された励振電極32も、水晶ブランク3の側面及び表面に延伸して形成されており、表面部分でワイヤ部42に接続している。
図示は省略するが、裏面に形成された励振電極32も、水晶ブランク3の側面及び表面に延伸して形成されており、表面部分でワイヤ部42に接続している。
[枕部とベース基板との接続:図2]
次に、枕部とベース基板上の電極との接続について図2を用いて説明する。図2は、枕部とベース基板との接続部分を示す模式断面説明図である。
図2に示すように、ベース基板1上には、予め、外部端子に接続する金属電極12が形成されている。そして、その上にセラミックから成る枠部2及び枕部11が一体に形成される。
次に、枕部とベース基板上の電極との接続について図2を用いて説明する。図2は、枕部とベース基板との接続部分を示す模式断面説明図である。
図2に示すように、ベース基板1上には、予め、外部端子に接続する金属電極12が形成されている。そして、その上にセラミックから成る枠部2及び枕部11が一体に形成される。
枕部11には、上面に金属パターン13が形成されている。金属パターン13は、スルーホールにより金属電極12と接続している。これにより、ベース基板1上の金属電極12と、枕部11上に搭載されるワイヤ部42(図示省略)とが電気的に接続されるようになっている。
尚、金属電極12は、スルーホール等を介してベース基板1の下面に形成された電極に接続されている。
尚、金属電極12は、スルーホール等を介してベース基板1の下面に形成された電極に接続されている。
[本水晶振動子の製造方法:図3]
次に、本水晶振動子の製造方法について図3を用いて説明する。図3(a)〜(d)は、本水晶振動子の製造方法を示す概略説明図である。
まず、ベース基板1上に金属電極12を形成して、図3(a)に示すように、枕部11を所定の位置に形成する。枕部11は、セラミック素材から成る略立方体又は略直方体形状の小片であり、枠部12と一体に形成される。
次に、本水晶振動子の製造方法について図3を用いて説明する。図3(a)〜(d)は、本水晶振動子の製造方法を示す概略説明図である。
まず、ベース基板1上に金属電極12を形成して、図3(a)に示すように、枕部11を所定の位置に形成する。枕部11は、セラミック素材から成る略立方体又は略直方体形状の小片であり、枠部12と一体に形成される。
図3の例では、ベース基板1の向かって左側の辺に沿って枕部11a,11bが設けられ、上側の辺に沿って枕部11c,11dが設けられ、下側の辺に沿って枕部11e,11fが設けられ、右側の辺に沿って枕部11gが設けられている。
そして、ベース基板1の四隅に、ワイヤ部41を斜めにボンディングする。ワイヤ部41は、金、アルミニウム、銅などで形成されている。
図3(a)では、ワイヤ部41aが枕部11aと枕部11cとを接続するようにボンディングされ、ワイヤ部41bが枕部11bと枕部11eにボンディングされ、ワイヤ部41cが枕部11dと枕部11gにボンディングされ、ワイヤ部41dが枕部11gと枕部11fにボンディングされている。
図3(a)では、ワイヤ部41aが枕部11aと枕部11cとを接続するようにボンディングされ、ワイヤ部41bが枕部11bと枕部11eにボンディングされ、ワイヤ部41cが枕部11dと枕部11gにボンディングされ、ワイヤ部41dが枕部11gと枕部11fにボンディングされている。
次に、図3(b)に示すように、ワイヤ部41a〜41dの上に水晶ブランク3を搭載する。ここで、各ワイヤ部41a〜41dと水晶ブランクとは固定されておらず、単にワイヤ部41a〜41dの上に水晶ブランク3の角部分が載っているだけである。
次に、図3(c)に示すように、水晶ブランク3の上から、ワイヤ部41a〜41dに対応するワイヤ部42a〜42dを斜めにボンディングする。
ワイヤ部42a〜42dは、金、アルミニウム、銅などで形成され、それぞれ、ワイヤ部41a〜41dに略平行に配置されて、両端をワイヤ部41a〜41dと同一の枕部11にボンディングされる。
ワイヤ部42a〜42dは、金、アルミニウム、銅などで形成され、それぞれ、ワイヤ部41a〜41dに略平行に配置されて、両端をワイヤ部41a〜41dと同一の枕部11にボンディングされる。
これにより、4組のワイヤ部41及び42で水晶ブランク3の四隅を上下から挟んで、パッケージ内側の壁面や底面に触れない状態で保持することができるものである。
この段階では、まだワイヤ部42と水晶ブランク3とは固定されていない。
この段階では、まだワイヤ部42と水晶ブランク3とは固定されていない。
そして、図3(d)に示すように、ワイヤ部42と水晶ブランク3とを導電性接着剤5により接続する。
これにより、水晶ブランク3は、角部をワイヤ部41とワイヤ部42に挟まれた状態で、ワイヤ部42に固定されると共に、ワイヤ部42を介して、枕部11の上面に形成された金属パターン13に電気的に接続される。
これにより、水晶ブランク3は、角部をワイヤ部41とワイヤ部42に挟まれた状態で、ワイヤ部42に固定されると共に、ワイヤ部42を介して、枕部11の上面に形成された金属パターン13に電気的に接続される。
図3の例では、水晶ブランク3の表面の励振電極31が枕部11a,11cに接続され、裏面の励振電極32が枕部11b,11eに接続され、図2に示したベース基板1の金属電極12に接続される。
また、枕部11gはグランド端子に接続される。そのため、ワイヤ部41c,42cと、ワイヤ部41d,42dとが共通の枕部11gに接続する構成としている。
このようにして本水晶振動子の製造工程が行われるものである。
また、枕部11gはグランド端子に接続される。そのため、ワイヤ部41c,42cと、ワイヤ部41d,42dとが共通の枕部11gに接続する構成としている。
このようにして本水晶振動子の製造工程が行われるものである。
[共振周波数の調整]
次に、本水晶振動子におけるワイヤ部の共振周波数の調整について説明する。
本水晶振動子では、ワイヤ部41,42によって水晶ブランクを保持しているため、ワイヤ部41,42が、想定される振動周波数で共振しないように調整する必要がある。
具体的には、ワイヤ部材自身の共振周波数と、水晶振動子の振動周波数とがあるため、ワイヤ部材の共振周波数が水晶振動子の振動周波数に近づくと、振動周波数がずれるといった悪影響が生じる。
次に、本水晶振動子におけるワイヤ部の共振周波数の調整について説明する。
本水晶振動子では、ワイヤ部41,42によって水晶ブランクを保持しているため、ワイヤ部41,42が、想定される振動周波数で共振しないように調整する必要がある。
具体的には、ワイヤ部材自身の共振周波数と、水晶振動子の振動周波数とがあるため、ワイヤ部材の共振周波数が水晶振動子の振動周波数に近づくと、振動周波数がずれるといった悪影響が生じる。
本水晶振動子では、ワイヤ部42の長さによって、結線を構成する部材の共振周波数を変えて、調整を行うようにしている。
具体的には、ワイヤ部42の長さを長くすると共振周波数は低くなり、短くすると共振周波数は高くなる。このようにして、ワイヤ部41,42が所定の振動周波数で共振しないよう調整を行う。
具体的には、ワイヤ部42の長さを長くすると共振周波数は低くなり、短くすると共振周波数は高くなる。このようにして、ワイヤ部41,42が所定の振動周波数で共振しないよう調整を行う。
[実施の形態の効果]
本水晶振動子によれば、ベース基板1上の四辺に沿って複数の枕部11を設け、枕部11の表面に金属パターンが形成され、ベース基板1の四隅に、枕部11同士を接続するワイヤ部41が形成され、ワイヤ部41の上に水晶ブランク3が搭載され、更に水晶ブランク3の上に、ワイヤ部41と同一の枕部11を接続するよう、ワイヤ部41と略平行にワイヤ部42が形成された水晶振動子としているので、ワイヤ部41とワイヤ部42とで、水晶ブランク3の四隅を上下から挟んでベース基板1から浮かせた状態で保持することができ、パッケージに加わる振動や衝撃が直接水晶ブランク3に伝わるのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができる効果がある。
本水晶振動子によれば、ベース基板1上の四辺に沿って複数の枕部11を設け、枕部11の表面に金属パターンが形成され、ベース基板1の四隅に、枕部11同士を接続するワイヤ部41が形成され、ワイヤ部41の上に水晶ブランク3が搭載され、更に水晶ブランク3の上に、ワイヤ部41と同一の枕部11を接続するよう、ワイヤ部41と略平行にワイヤ部42が形成された水晶振動子としているので、ワイヤ部41とワイヤ部42とで、水晶ブランク3の四隅を上下から挟んでベース基板1から浮かせた状態で保持することができ、パッケージに加わる振動や衝撃が直接水晶ブランク3に伝わるのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができる効果がある。
本発明は、外部からの振動や衝撃が直接水晶ブランクに伝搬するのを防ぎ、周波数の急激な変動を抑えることができる水晶振動子に適している。
1…ベース基板、 2…枠部、 3…水晶ブランク、 5…導電性接着剤、 11…枕部、 31,32…励振電極、 41,42…ワイヤ部
Claims (4)
- セラミックパッケージ内の基板上に水晶ブランクが搭載される水晶振動子であって、
前記基板の四辺に沿って、表面に金属パターンが形成された枕部が形成され、
前記基板において隣接する辺に沿って形成された枕部同士を接続する第1の結線が形成され、
前記の第1の結線上に前記水晶ブランクが搭載され、
前記水晶ブランク上に、前記第1の結線と同じ前記枕部同士を接続する第2の結線が形成されていることを特徴とする水晶振動子。 - 第2の結線が、水晶ブランクの電極を横切るように形成されていることを特徴とする請求項1記載の水晶振動子。
- 第2の結線と、水晶ブランクの電極とが導電性接着剤によって接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水晶振動子。
- 第2の結線の長さによって結線を構成する部材の共振周波数が調整されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の水晶振動子。
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---|---|---|---|
JP2017169465A JP2019047373A (ja) | 2017-09-04 | 2017-09-04 | 水晶振動子 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11520021B2 (en) | 2019-03-19 | 2022-12-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Light receiving device and range finding device including a switch circuit which re-arranges the order of signals output from a light receiver |
-
2017
- 2017-09-04 JP JP2017169465A patent/JP2019047373A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11520021B2 (en) | 2019-03-19 | 2022-12-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Light receiving device and range finding device including a switch circuit which re-arranges the order of signals output from a light receiver |
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