JP2019047233A - ネットワークノード - Google Patents

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Abstract

【課題】波長チャネル数とノード次数に関し拡張性の高いノードを実現でき、波長を光パケットスイッチングと光回線スイッチングのトラフィックへ柔軟に効率的に割り当てることが可能なネットワークノードを提供する。【解決手段】空間スイッチング機構を用いて、光回線スイッチング用の第1の光信号群及び光パケットスイッチング用の第2の光信号群の出力先を副出力ポートWP1〜WPNの中から選択する波長選択スイッチ30と、副出力ポートWP1〜WPNと各々接続された主出力ポートMP1〜MPNと、OBPF51により分離された第2の光信号群の出力先を、高速スイッチング機構を用いて、主出力ポートMP1〜MPNの中から選択する波長ブロッカ61とを有する高速スイッチモジュール50を各入力ターミナルに備えたネットワークノード。【選択図】図2

Description

本発明は、光回線スイッチングと光パケットスイッチングとを同時処理可能なネットワークノードに関する。
各種光伝送方式のうち、光回線スイッチング(OCS;Optical Circuit Switching)と光パケットスイッチング(OPS;Optical Packet Switching)の2つは補完機能を備えた基本的な方式である。
OCS方式では、データ伝送の開始前に2つのネットワークノード間で光リンクが確立され、中断のないデータ伝送が可能となる。データ伝送の光リンクを確立するには、一般的に、波長チャネルと呼ばれる周波数範囲のスロットを確保することによりエンドノード間で光パスが確立されるが、光パスに沿って配置される中間ネットワークノードはエンドツーエンド接続を実現するために迂回される。光リンクは閉回路を確保するのと同様の方法で確立されるため、この方式は光回線スイッチングと呼ばれる。OCS方式は安定したトラフィックの伝送に適しているため、コアネットワークで広く利用される。データ集約は、光リンクが十分に利用できる安定したトラフィックの供給を維持するためにソースノードで行われる。特にこのために、再構成可能な光アドドロップ多重化(ROADM;Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing)ネットワークが考案されている。
OPS方式では、データは個々の光パケットとしてコネクションレス型通信により伝送されるため、OPS方式のために別に光リンクを確立する必要はない。各光パケットは所与のパケットラベルを備えており、光パケットは宛先に到着するまで、このパケットラベルに基づいてネットワークノードに沿って転送される。OPS方式では、光パケットの転送のために光学−電気−光学(OEO;Optical-Electrical-Optical)変換は行われない。OPS方式は、光リンク確立の時間が不要でもあるため、新しいサービスの要件に対処するためにますます重要になっているバースト性トラフィックの処理に非常に適している。
現在、バースト性トラフィックは、光パケットが光学的に送信されて電気的にスイッチングされる電気パケットスイッチング(EPS;Electrical Packet Switching)に基づいて、主にネットワークによって処理されている。しかし、需要が拡大するにつれて、高いデータ転送速度と複雑なデータ形式が使用されるようになり、光リンクの容量は大幅に増加し、EPS方式のネットワークノードへの負荷を増大させている。結果として、電子的な処理への依存度が高まり、これが高い電力消費や長いエンドツーエンド待ち時間などの見過ごせない諸問題の原因となっている。この状況は、光ネットワークでOEO変換への依存を最小限に抑える、又は、完全になくすことにより克服できる。この点で、光パケット及び光回線統合ネットワーク(非特許文献1)は有望な取り組みであり、OCS方式とOPS方式の両方に対応した同一のネットワークによって、安定したトラフィックとバースト性トラフィックの両方が処理される。
OCS及びOPSの各方式のトラフィックは、利用する波長によって区別される。図6に、このような統合OCS/OPSネットワークの一例を示す。図6に示す統合OCS/OPSネットワーク100は、ノード1〜12を有している。OCS用光パスP1はノード1とノード6の間で確立され、OPS用光パスP2はノード1とノード4の間で確立されている。そして、各光パスP1、P2には異なる波長が割り当てられる。
OCS用光パスP1は、エンドノード間(ノード1〜ノード6間)の安定したトラフィック伝送のためのエンドツーエンド接続を可能にするが、OCS用光パスP1に沿って配置されたノード2〜ノード5ではデータのアドドロップ(Add/Drop)が行えない。一方、OPS用光パスP2は、それに沿って配置された全てのノード1〜ノード4によって共有されるが、ノード1〜ノード4の各々で指定の波長を使用して光パケットのアドドロップを行うことができる。そのため、OPS用光パスP2は光パケット伝送のためのサブネットワークと呼ばれ、一般的に、サブネットワークは、図6中のサブネットワーク101に示すような1次元リンクの1次元サブネットワークだけでなく、メッシュトポロジーを使用した2次元リンクの2次元サブネットワークなどのより高い次元で構成できる。
1次元サブネットワークでは、ノード自身が光パケットを生成して所与の出力方向に転送し、同時に、このノードに到着した光パケットを同じ出力方向に転送する必要がある場合があり、この場合に、光パケットの衝突が発生する問題がある。光パケットをファイバ遅延線(FDL;Fiber Delay Line)に転送することにより到着した光パケットを遅延させる方法は、電気変換を必要とせずに、この問題への解決策となりうるため、ノードにこのようなFDLを備える必要がある。サブネットワークの次元が高くなるにつれて、光パケットの衝突が発生する可能性も高くなるが、偏向ルーティングを行う方法も、この問題の解決策になりうる。
図7に、図6に示した統合OCS/OPSネットワーク100において、同一のノードを共有する2つのサブネットワーク(パケットサブネットワーク)が存在する場合の一例を示す。ここでは、更に、サブネットワーク102となるOPS用光パスP3がノード4とノード8の間で確立されており、サブネットワーク101、102の各々に異なる波長が割り当てられている。あるサブネットワーク(例えば、サブネットワーク101)に属している1つの光パケットが、別のサブネットワーク内のノード(例えば、サブネットワーク102のノード7)に電気的処理されずに到着するようにするには、共有のノード4に波長コンバータ103を備える必要がある。
この場合、サブネットワーク101はサブネットワーク102の範囲まで、また、サブネットワーク102はサブネットワーク101の範囲まで、サブネットワークの範囲を拡張することができる。つまり、光パケットに対して、ノード4で電気パケットスイッチングを行う必要はなく、また、OPS方式の使用のために、例えば、サブネットワーク101のノード3とサブネットワーク102のノード7の間で新しい光パスを確立する必要もない。
Hiroaki Harai et. al., "Optical Packet and Circuit Integrated Networks and Software Defined Networking Extension", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, August 15, 2014, vol. 32, no. 16, pp. 2751-2759 Yuzo Ishii et. al., "Spatial and Planar Optical Circuit (SPOC) Technology and Its Application to Photonic Network Devices", NTT Technical Review, October, 2016, vol.14, no. 10, pp. 1-10
波長選択スイッチ(WSS;Wavelength Selective Switch)はROADMネットワークの実現において重要な役割を果たしている。WSSは、所与の波長の入力データを制限なしで任意の出力ポートに向けるように設定できる光スイッチである。
図8(a)に、2次元メッシュトポロジーを備えたROADMネットワーク200を示す。なお、ここでも、9つのノードに符号1〜9を付し、2つの光パスをP1、P2としている。図8(a)に示すROADMネットワーク200において、光パスP1(実線矢印)は波長チャネルλ1を使用してノード1とノード8の間で確立され、光パスP2(点線矢印)は波長チャネルλ2を使用してノード4とノード6の間で確立されている。
2つの光パスP1、P2はノード5を通る。このノード5の構造を図8(b)に示す。ROADMネットワーク200の2次元メッシュトポロジーに対応して、ノード5は次数2のネットワークノードとなっている。ここでは、1対のWSS30からなるWSSユニットが、4つの接続方向のターミナルにそれぞれ配置されている。各WSSユニットは、WSSユニットの位置に応じて東西南北の名前がつけられている。このノード5の構成は、波長無依存(Colorless)、方向無依存(Directionless)、競合なし(Contentionless)といったCDC(Colorless, Directionless and Contentionless)機能の要件を満たす。
このノード5において、光パスP1とP2のトラフィックは、西WSSユニットへ入力されている。西WSSユニットへ入力されたトラフィックは、波長に基づいて、異なるWSSユニットの出力ポートOPへスイッチングされており、ここでは、北WSSユニットの出力ポートOPと東WSSユニットの出力ポートOPへ向かっている。なお、図8(b)において、TPAは、トランスポンダ集約スイッチであり、Rxは受信機であり、Txは送信機である。
図8(b)に示すように、波長チャネルλ1及びλ2のトラフィックは、それぞれの適切な光パスに沿って進むように、つまり、光パスP1及びP2のそれぞれに沿って進むように、異なるWSSユニットの出力ポートOPに向けられる。光パスの確立は、その光パスに沿って配置されたノードにおいて、関連する全てのWSSユニットを設定することで行われる。従来のROADMネットワークでは、一度確立された光パスは通常長時間保持され、解放されるまでに何時間又は何日もかかることがある。一方、図9に示すWSS30のように、現在の技術では、入力ポートIPから入力された異なる波長λ1〜λ6のトラフィックを数100ミリ秒オーダーの速度で再設定可能である。なお、図9において、WSS30の出力ポートを、WSSポート(WSS Ports)WP1〜WPNと呼ぶ。また、Nは2以上の任意の整数である。
図10(a)、(b)に、非常に多いポート数によって実現可能なWSSの例を示す(非特許文献2)。このWSS30を構成するのは、導波路フロントエンド31、平行レンズ32、偏光ビームスプリッタ(PBS;Polarizing Beam Splitter)33と半波長板(HWP;Half-Wavelength Plate)34を含む偏光ダイバーシティ光学部、そして、回折格子35、ポート選択円筒レンズ36、集束円筒レンズ37、反射型液晶(LCOS;Liquid Cristal On Silicon)技術に基づくLCOS装置38からなる空間光変調器(SLM;Spatial Light Modulator)である。
図10(a)、(b)に示すWSS30において、導波路フロントエンド31に入力されたWDM(Wavelength Division Multiplex)信号は自由空間に放射される。この信号は平行レンズ32によって導波路基板31aに対し垂直な方向(y軸方向)で平行化される。LCOS装置38は偏光に対する感度が高いため、信号がy軸に沿って2つの直交直線偏光に分割される場合、偏光ダイバーシティ光学部が使用される。直線偏光された信号がLCOS装置38に入射するように、直線偏光された信号の1つがHWP34により90度回転される。その後、その信号は分光方向がy軸方向である回折格子35を通過する。この信号はポート選択円筒レンズ36によってx軸方向で平行化され、集束円筒レンズ37によってy軸に沿って集束される。SLM(LCOS装置38)は、y軸において、往路と同じルートに沿って導波路フロントエンド31に向けて信号を反射するが、x軸においては、導波路フロントエンド31の出力箇所とは別の箇所に信号が当たるように信号を操作している。なお、x軸及びy軸をそれぞれスイッチング軸及び分光軸と呼ぶ。
作製した1×95WSSの伝送スペクトルを図11に示す。ここでは、95個のWDMチャネルがそれぞれ異なる出力ポートにルーティングされる。LCOS装置38は空間光変調について信頼性が非常に高いが、再設定のために数100ミリ秒が必要となる。そのため、LCOS装置38は現在のWSSの再設定速度を制限する主な要因となる。
OCSトラフィックを効率的に処理できる従来の低速再設定のWSS30の他に、図12に示すように、入力ポートIPから入力された異なる波長λ1〜λ6のトラフィックを、数10ナノ秒オーダーの非常に高速で光パケット毎にスイッチングを行う高速再設定のWSS40がOPSトラフィックには必要である。OCS及びOPSの両方の方式で同時にスイッチングが行える統合OCS/OPSネットワークのノードは、複数の方法で実現が可能だが、従来のROADMネットワークのノードに高速スイッチング機能を追加することで、このようなノードを実現するのが有益である。それにより、完全なスイッチングで無駄を出さずに、既に配置されている従来のROADMネットワークのノードを利用することができ、低速のOCSトラフィックを効率的に処理できる十分に発達したWSSを利用することもできる。なお、図12において、WSS40の出力ポートも、WSSポート(WSS Ports)WP1〜WPNと呼ぶ。
図13(a)、(b)に、従来のROADMネットワークのノードに基づいて、統合OCS/OPSネットワークのノードを実現するための直接的な方法を示す。前述のように、OCSトラフィックとOPSトラフィックには異なる波長を割り当て、従来のWSS30を数100ミリ秒以内に再設定して、任意の波長チャネルをいずれかの出力ポートに向かうようにすることができる。OPSトラフィックの波長チャネル(以降、OPS波長チャネル)がWSS30の所与の出力ポートに向けられる場合、図13(a)に示すように、従来のWSS30の出力ポートの一部はOPSトラフィック専用に使用され、これらの全ての出力ポートは高速パケットスイッチングに対応した大規模な高速光スイッチ45につながる。
OCSトラフィックのスイッチングは、従来と同じ低速再設定のWSS30によって行われ、このとき、OCSトラフィックは、宛先に従って、OPSトラフィック専用でない他の出力ポートに向けられる。このような、統合OCS/OPSネットワークのノードを実現するためのアプローチでは、以下のようないくつかの問題が発生する可能性がある。
1つめはWSS30に関連する問題である。従来のWSS30を使用して複数の出力ポートに転送することにより各々のOPS波長チャネルを空間的に分波すると、出力ポートの使用が単一のOPS波長チャネルに制限されるため、他のOPS波長チャネルで同じ出力ポートを共有することができなくなる。WSS30の出力ポート数が制限されるため、このアプローチは無駄が多い上に多数のOPS波長チャネルの処理を行うには不十分である。また、これらの出力ポートを高速光スイッチ45に配線すると、WSS30の使用の自由度が制限される。
一方、各出力ポートでOPS波長チャネルのグループを同時に処理する際には、後続の高速光スイッチ45に到着する前に、これらのチャネルを空間的に分波する必要がある。そのため、図13(b)に示すように、出力ポートと高速光スイッチ45の間にアレイ導波路回折格子(AWG;Arrayed Waveguide Grating)46などの分波デバイスを配置する必要があるが、これにより光挿入損失と実装の複雑さが増大する。
2つめは高速光スイッチ45に関する問題である。表1にノードの次数とOPS波長チャネル数の両方又はどちらか一方の増大に伴って高速光スイッチ45に求められるポート数が大きく増加する様子を示す。多数のポート、即ち、8個を超えるポートを持つ高速光スイッチ45を実現することは依然として大きな課題であるため、このアプローチに基づくネットワークノードの拡張性は厳しく制限されることになる。ポート数の多い高速光スイッチを小規模な高速光スイッチのセットに置き換えることも考えられるが、この場合、コンパクトなノードの実現を妨げることになり、かつ、全体的なノードの制御がより困難になる。
Figure 2019047233
統合OCS/OPSネットワークは、最初、OCS/OPS波長チャネル用に固定の波長割り当てを設定することによって検討された。その場合、WSS30の出力ポートは、図14(a)に示すように、OCSトラフィック用とOPSトラフィック用を固定して設定する。しかし、要求の変化に合わせて、ネットワークの柔軟性を高めるため、図14(b)に示すように、OCS/OPSトラフィックの波長の割り当てを分割する境界線が可変にされている。ネットワークノードの構造は、この柔軟な境界線という新しい機能に効率的に対応する必要がある。なお、図14(b)に示す境界線B1及びB2は、OCS及びOPSの2つの方式の波長を分割する境界線の極端な2つの例を示したものであり、それぞれ、OPSトラフィックに割り当てられた波長チャネルの数が最大及び最小である。
ここで、図13(a)に示すノード構造を例として考えてみる。OPS波長チャネルの空間的な分波がWSS30によって行われるとすると、OPSトラフィックのために割り当てられた出力ポートがOPS波長チャネルの最大数と同数である必要がある(境界線B1)。この条件では、新しいネットワークの要求に応じて境界線B1から境界線B2に変化した場合、OPSトラフィック専用に確保され、高速光スイッチ45に配線された出力ポートのいくつかはトラフィックの伝送に使用されず、無駄になる。このような設定を持つネットワークノードを実現するには、不十分な利用状況に対処するために、WSS30に非常に多数のポートが必要となる。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、波長チャネル数とノード次数に関し拡張性の高いノードを実現でき、波長を光パケットスイッチングと光回線スイッチングのトラフィックへ柔軟に効率的に割り当てることが可能なネットワークノードを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るネットワークノードは、
各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光回線スイッチング用の第1の光信号群と、各々波長が異なり、前記第1の光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光パケットスイッチング用の第2の光信号群とを同時に処理するネットワークノードであって、
当該ネットワークノードの各入力ターミナルに第1の波長選択スイッチモジュールを備え、
前記第1の波長選択スイッチモジュールは、
前記第1の光信号群と前記第2の光信号群とを入力する1つの入力ポートと、
波長毎に出力先を選択する空間スイッチング機構を有し、前記入力ポートから入力された前記第1の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の副出力ポートの中から選択すると共に、前記入力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の前記副出力ポートの中から選択する第1の波長選択スイッチと、
複数の前記副出力ポートと各々接続された主出力ポートと、
複数の前記副出力ポートと各々接続され、前記第2の光信号群を分離する分離手段と、
前記第1の波長選択スイッチより高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有し、前記分離手段と接続され、前記分離手段で分離された前記第2の光信号群の出力先を、前記高速スイッチング機構を用いて、複数の前記主出力ポートの中から選択する選択手段と
を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るネットワークノードは、
上記第1の発明に記載のネットワークノードにおいて、
前記第2の光信号群からパケットラベルを抽出するラベルプロセッサと、
前記ラベルプロセッサで抽出された前記パケットラベルに基づいて、前記選択手段を制御するコントローラと
を更に有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るネットワークノードは、
上記第1又は第2の発明に記載のネットワークノードにおいて、
当該ネットワークノードでドロップされる前記第2の光信号群は、前記第1の波長選択スイッチモジュールの少なくとも1つの前記主出力ポートから出力される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るネットワークノードは、
上記第1〜第3のいずれか1つの発明に記載のネットワークノードにおいて、
前記第1の波長選択スイッチモジュールの前記主出力ポートに接続され、前記第1の波長選択スイッチと同じ構成の第2の波長選択スイッチと、
前記第2の波長選択スイッチが接続された前記主出力ポートとは異なる前記主出力ポートに接続され、前記第1の波長選択スイッチモジュールと同じ構成の第2の波長選択スイッチモジュールと、
前記第2の波長選択スイッチの複数の出力ポートに各々接続された前記第1の光信号群用の第1の送受信装置と、
前記第2の波長選択スイッチモジュールの複数の出力ポートに各々接続された前記第2の光信号群用の第2の送受信装置と
を更に有し、
当該ネットワークノードでドロップされる前記第1の光信号群は、前記第2の波長選択スイッチで前記第1の送受信装置の1つへスイッチングされ、
当該ネットワークノードでドロップされる前記第2の光信号群は、前記第2の波長選択スイッチモジュールで前記第2の送受信装置の1つへスイッチングされる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るネットワークノードは、
上記第4の発明に記載のネットワークノードにおいて、
複数の前記第2の波長選択スイッチモジュールは、対応する位置の前記出力ポート同士が互いに接続されて、1つの前記第2の送受信装置を共有している
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係るネットワークノードは、
上記第4又は第5の発明に記載のネットワークノードにおいて、
複数の前記第2の送受信装置は、
前記第2の光信号群を電気信号に変換するトランシーバ、前記第2の光信号群を遅延させるファイバ遅延線、及び、前記第2の光信号群の波長を変換する波長コンバータのうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする。
本発明によれば、波長チャネル数とノード次数に関し拡張性の高いノードを実現でき、波長を光パケットスイッチングと光回線スイッチングのトラフィックへ柔軟に効率的に割り当てることが可能なネットワークノードを実現することができる。
(a)は、統合OCS/OPSネットワークを示す図であり、(b)は、統合OCS/OPSネットワークのノード構造を示す図である。 図1に示したF−WSSを説明する図であり、(a)は、全体的な説明図、(b)は、光学バンドパスフィルタ部分の説明図である。 図2に示した選択ユニットの動作を説明する図である。 実施例1で提案する統合OCS/OPSネットワークのノードの基本構成を示す図である。 限られた数のトランシーバなどをノードの複数のF−WSS間で共有する構成を示す図である。 統合OCS/OPSネットワークの一例を示す図である。 図6に示した統合OCS/OPSネットワークにおいて、同一のノードを共有する2つのサブネットワークが存在する場合の一例を示す図である。 (a)は、2次元メッシュトポロジーを持つROADMネットワークを示す図であり、(b)は、ROADMネットワークのノード構造を示す図である。 従来のWSSでの機能を説明する図である。 (a)は、WSSの分光平面での構成を示す図であり、(b)は、WSSのスイッチング平面での構成を示す図である。 1×95WSSの透過スペクトルを示す図である。 高速再設定のWSSでの機能を説明する図である。 従来のROADMネットワークのノードに基づいて、統合OCS/OPSネットワークのノードを実現するための直接的な方法を示す図であり、(a)は、WSSで分波する場合を示す図であり、(b)は、AWGで分波する場合を示す図である。 (a)は、従来のWSSにおいて、OCS/OPS波長チャネル用に固定の波長割り当てを設定する場合の出力ポートを説明する図であり、(b)は、OCS/OPSの波長の割り当てを分割する可変の境界線を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るネットワークノードの実施形態を説明する。
[実施例1]
図1(a)に、OPSトラフィックを伝送する2つの光パスが存在し、各光パスが1次元リンクの形態を取っている統合OCS/OPSネットワークの一例を示す。なお、ここでも、5つのネットワークノード(以降、ノードと呼ぶ)に符号1〜5を付し、2つの光パスをP1、P2としている。
図1(a)に示す統合OCS/OPSネットワークおいて、ノード2では、光パスP1は北方向のノード5に接続され、光パスP2は東方向のノード3に接続される。光パスP1とP2に属している光パケットは、ノード2でドロップされるか、それぞれ、北方向、東方向に向かって転送される。これらの光パケットのための高速スイッチングを有効化するために、図1(b)に示すように、各光パスのOPS波長チャネルは従来のWSS30(第1の波長選択スイッチ)によって2つに分割される。このとき、分割された一方のOPS波長チャネルが次のノード用の出力ポートに向けて送出され(図中A)、分割された他方のOPS波長チャネルがドロップ用の出力ポートに向けて送出される(図中B)。
ノード2の入力ポートIPに入力された全てのOPSトラフィックは、F−WSS50(第1の波長選択スイッチモジュール)に到着する前に光カプラ71で分割され、分割されたOPSトラフィックがAWG72に向けて送出される。OPSトラフィックは、AWG72で波長毎のOPS波長チャネルに分割され、各OPS波長チャネルに対応するラベルプロセッサ73へ各々送出される。つまり、ラベルプロセッサ73は、OPS波長チャネルの数に応じて複数設けられている。各ラベルプロセッサ73は、バーストモードでのOPS波長チャネルの処理専用であり、対応する1つのOPS波長チャネル(1つの波長)のパケットラベルを抽出して、コントローラ74へ送信している。コントローラ74は、ノード2内の各入力ターミナルに配置された全てのラベルプロセッサ73で共有されており、抽出されたパケットラベルを用いて、高速選択ユニット60(選択手段)を制御している。
そして、抽出されたパケットラベルに基づき、WSS30の出力側に設けられた高速選択ユニット60を使用して、意図しない方向の出力ポートで光パケットをブロックすると同時に、意図した方向の出力ポートでは光パケットの通過を許可している。
このように、光パケットに必要な高速スイッチングが、WSS30のマルチキャスト及び高速選択ユニット60で行われる。これらを可能にするF−WSS50を、高速波長選択スイッチモジュールとしている。
F−WSS50の構成及び動作について、図2及び図3を参照して説明する。
F−WSS50は、1つの入力ポートIPを有し、この入力ポートIPには、OPSトラフィックと共にOCSトラフィックも入力される。ここで、OCSトラフィックとなるOCS波長チャネル21の光信号群(第1の光信号群)は、各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる。また、OPSトラフィックとなるOPS波長チャネル22の光信号群(第2の光信号群)も、各々波長が異なり、更に、OCS波長チャネル21の光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる。
F−WSS50はWSS30を有しており、この出力ポート(副出力ポート)は上述したようにWSSポートWP1〜WPNと呼ぶ。また、F−WSS50の出力ポート(主出力ポート)をモジュールポートMP1〜MPNと呼ぶ。WSSポートWP1〜WPNは、それぞれ、モジュールポートMP1〜MPNと光導波路で接続されている。
各OCS波長チャネル21の光信号を任意のWSSポートWP1〜WPNに向かわせるために、OCSトラフィックは、空間スイッチング機構を有する低速再設定の従来のWSS30によって、例えば、図10に示したWSS30のLCOS装置38によってスイッチングされる。つまり、OCSトラフィックは、空間スイッチング機構を用いて、複数のWSSポートWP1〜WPNの中から出力先が選択されて、目的のWSSポートへ出力される。
一方、OPS波長チャネル22の光信号は、N個のWSSポートWP1〜WPNのうちのQ個(Q≦N)に出力可能である。このことを考慮すると、これらの特定の出力ポートの間で対象波長のみの光信号を分割するLCOS装置38を構成することによって、これらの特定の出力ポート間でマルチキャストが行われる。つまり、OPSトラフィックも、WSS30の空間スイッチング機構を用いて、複数のWSSポートWP1〜WPNの中から出力先が選択されて、目的のWSSポートへ出力される。
例えば、図1(a)、(b)に示す光パスP1の場合には、分割された一方のOPS波長チャネルが北のノード用の出力ポートに向けて送出され、分割された他方のOPS波長チャネルがドロップ用の出力ポートに向けて送出される。また、光パスP2の場合には、分割された一方のOPS波長チャネルが東のノード用の出力ポートに向けて送出され、分割された他方のOPS波長チャネルがドロップ用の出力ポートに向けて送出される。
そして、図2(a)に示すように、WSSポートWP1とモジュールポートMP1の間の光導波路においては、WSSポートWP1側に光バンドパスフィルタ(OBPF;Optical Band Pass Filter)51(分離手段)が設けられ、モジュールポートMP1側に光結合器52が設けられている。当該光導波路はOBPF51により分岐されており、分岐された一方は光結合器52に接続され、分岐された他方は波長ブロッカ61の入力側に接続されており、また、波長ブロッカ61の出力側は光結合器52に接続されて、分岐された一方の光導波路に接続されている。他のWSSポートWP2〜WPNとモジュールポートMP2〜MPNの間の光導波路においても、同様の構成により、OBPF51、光結合器52、波長ブロッカ61が設けられている。
上記の高速選択ユニット60は、複数の波長ブロッカ61からなり、上述のコントローラ74により各々の波長ブロッカ61が制御されて、あるチャネルが所望の出力ポートを通過すると共に、同じチャネルを他の全ての出力ポートで同時に阻止するように設定されている。従って、F−WSS50は、マルチキャストが従来のWSS30によって行われるマルチキャスト選択型スイッチであり、複数の波長ブロッカ61からなる高速選択ユニット60は、従来のWSS30の出力ポート(WSSポートWP1〜WPN)に取り付けられた小型装置である。
波長ブロッカ61は、WSS30より高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有しており、この高速スイッチング機構では、光信号を波長毎に通過又は阻止することにより、高速でのスイッチングを行っている。複数の波長ブロッカ61において、OPSトラフィックは、このような高速スイッチング機構を用いて、複数のモジュールポートMP1〜MPNの中から出力先が選択されて、目的のモジュールポートへ出力される。
各WSSポートWP1〜WPNに取り付けられたOBPF51は、図2(b)に示すように、OPS波長チャネル22の光信号を光信号全体から分離しており、これにより、OCS波長チャネル21の光信号はOBPF51をそのまま通過し、OPS波長チャネル22の光信号は波長ブロッカ61へドロップ(分離)されている。このOPS波長チャネル22の分離は必須ではないが、OCSトラフィックへの悪影響を避けるためには、OPS波長チャネル22を分離した方が良い。
OPS波長チャネル22に対する動作として、3つの異なるスイッチングシナリオが図3に例示されている。例1のケースでは、チャネル1だけを通過させ、他の2つのチャネル2、3をブロックする。例2のケースでは、チャネル1と3だけを通過させ、チャネル2をブロックする。例3のケースでは、全てのチャネル1〜3をブロックする。この例3のケースを、図2も参照して説明する。例えば、WSSポートWP1から出力された光信号は、OBPF51によりOPS波長チャネル22の光信号が分離され、波長ブロッカ61でOPS波長チャネル22のチャネル1〜3の選択が行われるが、これらのチャネル1〜3を出力する出力ポート全てが、WSSポートWP1と接続されるモジュールポートMP1と異なる場合に、例3のケースとなる。
波長ブロッカ61で選択された(通過させた)OPS波長チャネル22の光信号は、光結合器52を介して、OBPF51を通過したOCS波長チャネル21の光信号と合波されて、モジュールポートMP1〜MPNへ出力される。
ここで、波長ブロッカ61の具体的な構成としては、OPS波長チャネルの光信号が送信される光導波路に沿って直列接続された複数の光共振器からなる構成が例示される。この光共振器は、光導波路と、光導波路と光結合するリング導波路とから構成される。
このような光共振器は、チューニングにより、対象チャネルの波長と光共振器の共振波長を合わせることで、対象チャネルの波長の光信号を阻止することができる。そして、高速スイッチング(高速チューニング)を可能とするため、光共振器は、以下のような構成であっても良い。例えば、シリカプラットフォームに基づく光共振器においては、温度調整可能に構成すると、温度調整による熱光学効果を用いた共振状態の操作は、100マイクロ秒単位で可能である。また、シリコン系の光共振器においては、電流注入により電界印加可能に構成すると、電界印加による電気光学効果を用いた共振状態の操作は、10ナノ秒単位で可能になる。また、インジウムリン(InP)系などのIII−V族の材料を使用することで、更に高速の操作が可能となる。
また、波長ブロッカ61内の出力近くには、つまり、全ての光共振器の後には、光ゲートユニットを配置しても良い。この光ゲートユニットは、オフのときに、高い消光比で全ての波長のチャネルを同時に阻止し、また、オンのときに、光共振器により阻止されていない目的の波長のチャネルを許可し、これにより、異なるポート間での光信号のマルチキャストに関連する光損失を補償する光学利得を与えるという機能を有している。
また、波長ブロッカ61においては、光インタリーバを用いて、OPS波長チャネルの光信号を偶数及び奇数チャネルの2つのグループに分割し、各グループに対応する2つの光導波路に沿って光共振器を交互配置する構成としても良い。例えば、12個の波長チャネルがある場合には、1つの光導波路に対し、12個の光共振器(リング導波路)を直列に配置するが、光インタリーバでOPS波長チャネルの光信号を2つのグループに分割する場合には、2つの光導波路に対し、各々、6個の光共振器(リング導波路)を直列に配置すれば良い。このような構成により、隣接する波長チャネルに存在する光信号は光共振器が不完全なフィルタリング特性であっても影響されないため、対象の波長チャネルを阻止するのに使用される光共振器の特性を緩和することができる。
上述した構成のF−WSS50を有する、本実施例で提案する統合OCS/OPSネットワークのノードの基本構成を図4に示す。図4では、説明のため、ノードの西の入力ターミナルを例示するが、他の東、南及び北の入力ターミナルも同様の構成である。
ノードの西の入力ターミナルに配置されたF−WSS50は、このノードに入ってくるOCSトラフィック及びOPSトラフィックの同時スイッチングのために使用される一方で、このノードでドロップされるOCSトラフィック及びOPSトラフィックは、このF−WSS50によってOCS部分とOPS部分に分割されて、各々、OCSドロップ用の1つの出力ポートMPOCS、OPSドロップ用の1つの出力ポートMPOPSに出力される。
OCSドロップ用の出力ポートMPOCSには、WSS30と同じ構成のWSS70(第2の波長選択スイッチ)が接続されており、このWSS70は、ドロップされたOCSトラフィックを、利用可能なOCSトランシーバ81(第1の送受信装置)のいずれかに向けて出力している。また、OPSドロップ用の出力ポートMPOPSには、F−WSS50と同じ構成のF−WSS80(第2の波長選択スイッチモジュール)が接続されており、このF−WSS80は、ドロップされたOPSトラフィックの光パケット(以降、OPSパケット)を、利用可能なバーストモードトランシーバ82(第2の送受信装置)、FDL83(第2の送受信装置)又は波長コンバータ84(第2の送受信装置)のいずれかに向けて出力している。
図4に示す構成の場合、ドロップするOPS波長チャネルの全てが1つの出力ポートMPOPSから出力され、1つの出力ポートMPOPSから出力された複数のOPS波長チャネルは、F−WSS80により各々スイッチングされて、当該F−WSS80のいずれかの出力ポートに出力される。WSS30やF−WSS50の出力ポート数は、ネットワークトポロジ、ノード次数、ノード内部のドロップ用の出力ポートの数などにより決定されるが、図4に示すような構成とすることにより、ドロップ用の出力ポートの数を少なくして、再設定により無駄になる出力ポートをなくすことができる。また、WSS30やF−WSS50の出力ポート数を多くする必要もなくなる。
また、OPSドロップ用の出力ポートMPOPSの数は少数であれば増やしても良く、この場合には、各出力ポートMPOPSにF−WSS80を各々接続すれば良い。この場合でも、再設定により無駄になる出力ポートをなくすことができ、また、WSS30やF−WSS50の出力ポート数を多くする必要もなくなる。F−WSS80(及び内部のWSS)の出力ポート数は、利用可能なバーストモードトランシーバ82などの数、交通状況及び許容可能なパケット損失率などにより決定されるが、例えば、バーストモードトランシーバ82などの数が多い場合には、各々のF−WSS80(及び内部のWSS)の出力ポート数を多くしなくても、複数のF−WSS80を用いることにより、多数のバーストモードトランシーバ82などを接続することができる。
なお、上記OCSトランシーバ81は、再伝送前の再生成のため又は最終的な受信のために、ドロップされたOCSトラフィックを電気信号に変換している。また、バーストモードトランシーバ82は、再伝送前の再生成のため又は最終的な受信のために、ドロップされたOPSパケットを電気信号に変換している。また、FDL83は、パケット競合の問題を解決するために、ドロップされたOPSパケットを遅延させている。また、波長コンバータ84は、異なる波長が必要な別のサブネットワークでの伝送を継続するために、ドロップされたOPSパケットを波長変換している。
図4に示すような構成とすることにより、WSS70やF−WSS80に多数の出力ポートを備えることは不要となり、WSS70やF−WSS80の出力ポート数は、OCSトランシーバ81やバーストモードトランシーバ82などの数に応じて決定すれば良い。
図5は、限られた数のバーストモードトランシーバ82などをノードの複数の入力ターミナルに配置されたF−WSS80間で共有する構成を示す図である。例えば、西にF−WSS80−1が、東にF−WSS80−2が、北にF−WSS80−3が、南にF−WSS80−4が各々配置されている場合、複数のF−WSS80−1〜80−4において、対応する位置の出力ポート同士、例えば、図中左端の位置の出力ポート同士は、光パッシブカプラ91を介して、共通導波路92に接続されて、1つのバーストモードトランシーバ82と接続されており、このような接続構成により、1つのバーストモードトランシーバ82を共有している。F−WSS80−1〜80−4における他の出力ポート同士についても、同様な構成であり、このような構成により、ドロップされた各OPSパケットを、利用可能なバーストモードトランシーバ82、FDL83又は波長コンバータ84のいずれかに向けて出力することができる。
本発明は、光回線スイッチングと光パケットスイッチングとを同時処理可能なネットワークノードとして利用可能である。
30 WSS
50 F−WSS
60 高速選択ユニット
61 波長ブロッカ
70 WSS
73 ラベルプロセッサ
74 コントローラ
80、80−1、80−2、80−3、80−4 F−WSS
81 OCSトランシーバ
82 バーストモードトランシーバ
83 FDL
84 波長コンバータ
91 光パッシブカプラ
92 共通導波路

Claims (6)

  1. 各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光回線スイッチング用の第1の光信号群と、各々波長が異なり、前記第1の光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光パケットスイッチング用の第2の光信号群とを同時に処理するネットワークノードであって、
    当該ネットワークノードの各入力ターミナルに第1の波長選択スイッチモジュールを備え、
    前記第1の波長選択スイッチモジュールは、
    前記第1の光信号群と前記第2の光信号群とを入力する1つの入力ポートと、
    波長毎に出力先を選択する空間スイッチング機構を有し、前記入力ポートから入力された前記第1の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の副出力ポートの中から選択すると共に、前記入力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の前記副出力ポートの中から選択する第1の波長選択スイッチと、
    複数の前記副出力ポートと各々接続された主出力ポートと、
    複数の前記副出力ポートと各々接続され、前記第2の光信号群を分離する分離手段と、
    前記第1の波長選択スイッチより高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有し、前記分離手段と接続され、前記分離手段で分離された前記第2の光信号群の出力先を、前記高速スイッチング機構を用いて、複数の前記主出力ポートの中から選択する選択手段と
    を有する
    ことを特徴とするネットワークノード。
  2. 請求項1に記載のネットワークノードにおいて、
    前記第2の光信号群からパケットラベルを抽出するラベルプロセッサと、
    前記ラベルプロセッサで抽出された前記パケットラベルに基づいて、前記選択手段を制御するコントローラと
    を更に有する
    ことを特徴とするネットワークノード。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のネットワークノードにおいて、
    当該ネットワークノードでドロップされる前記第2の光信号群は、前記第1の波長選択スイッチモジュールの少なくとも1つの前記主出力ポートから出力される
    ことを特徴とするネットワークノード。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のネットワークノードにおいて、
    前記第1の波長選択スイッチモジュールの前記主出力ポートに接続され、前記第1の波長選択スイッチと同じ構成の第2の波長選択スイッチと、
    前記第2の波長選択スイッチが接続された前記主出力ポートとは異なる前記主出力ポートに接続され、前記第1の波長選択スイッチモジュールと同じ構成の第2の波長選択スイッチモジュールと、
    前記第2の波長選択スイッチの複数の出力ポートに各々接続された前記第1の光信号群用の第1の送受信装置と、
    前記第2の波長選択スイッチモジュールの複数の出力ポートに各々接続された前記第2の光信号群用の第2の送受信装置と
    を更に有し、
    当該ネットワークノードでドロップされる前記第1の光信号群は、前記第2の波長選択スイッチで前記第1の送受信装置の1つへスイッチングされ、
    当該ネットワークノードでドロップされる前記第2の光信号群は、前記第2の波長選択スイッチモジュールで前記第2の送受信装置の1つへスイッチングされる
    ことを特徴とするネットワークノード。
  5. 請求項4に記載のネットワークノードにおいて、
    複数の前記第2の波長選択スイッチモジュールは、対応する位置の前記出力ポート同士が互いに接続されて、1つの前記第2の送受信装置を共有している
    ことを特徴とするネットワークノード。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のネットワークノードにおいて、
    複数の前記第2の送受信装置は、
    前記第2の光信号群を電気信号に変換するトランシーバ、前記第2の光信号群を遅延させるファイバ遅延線、及び、前記第2の光信号群の波長を変換する波長コンバータのうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とするネットワークノード。
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