JP2019015833A - 波長選択スイッチモジュール - Google Patents

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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】高速な波長選択スイッチモジュールを提供する。【解決手段】光回線交換用の第1の光信号群と光パケット交換用の第2の光信号群とを入力する1つの入力ポートIPと、空間スイッチング機構を用いて、第1の光信号群の出力先を複数の副出力ポートWP1〜WPNの中から選択すると共に、第2の光信号群の出力先を第1の光信号群を出力する副出力ポートWP1〜WPNとは異なる副出力ポートWPN+1とする波長選択スイッチ30と、複数の副出力ポートWP1〜WPNと各々接続された複数の主出力ポートMP1〜MPNと、副出力ポートWPN+1と接続され、当該副出力ポートから入力された第2の光信号群の出力先を、高速スイッチング機構を用いて、複数の主出力ポートMP1〜MPNの中から選択する高速スイッチモジュール40とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、高速で再設定可能な波長選択スイッチモジュールに関する。
WSS(Wavelength Selective Switch;波長選択スイッチ)は、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing)ネットワークを可能にするのに極めて重要な役割を果たしている。ROADMネットワークでは、ネットワークノード間に光パスを設定することにより、データが2つのネットワークノード間で送信される。この光パスは、通常、波長チャンネルと呼ばれる周波数帯域の予約スロットである。光パスに沿う位置にある中間ネットワークは、起点ノードと宛先ノード間の端末接続を実現するためにバイパスされる。
図12(a)に、メッシュトポロジーを持つ二次元のROADMネットワーク100を示す。ここでは、9つのノード1〜ノード9において、2つの光パスP1(実線矢印)及び光パスP2(点線矢印)が表示されており、光パスP1は、波長チャンネルλ1を使用するノード1とノード8との間で設定され、光パスP2は、波長チャンネルλ2を使用するノード4とノード6との間で設定されている。
この2つの光パスP1、P2は、図12(b)に示されるような構造を有するノード5を通っている。ROADMネットワーク100の二次元メッシュトポロジーに応じて、ノード5は第2度(2nd degree)のネットワークノードとなっている。ここでは、1対のWSS30からなるWSSユニットが、それぞれの4つの接続方向(端子)に配置されている。各WSSユニットは、WSSユニットの位置に応じて東西南北の名前がつけられている。光パスP1とP2の両方に属する光信号群は、西WSSユニットへ入力されている。西WSSユニットへ入力された光信号群は、波長ベースで異なるWSSユニットの出力ポートOPへ向かっており、ここでは、北WSSユニットの出力ポートOPと東WSSユニットの出力ポートOPへ向かっている。なお、図12(b)において、TPAは、トランスポンダ集約スイッチであり、Rxは受信機であり、Txは送信機である。
図12(b)に示すように、波長チャンネルλ1及びλ2の光信号群は、正しい光パス、即ち、光パスP1及びP2のそれぞれに沿う伝送を続けるために、異なるWSSユニットの出力ポートOPへ向かっている。このため、各WSS30は、通常、対象の波長の入力光信号を制限なく任意のWSSユニットの出力ポートOPに向かうように設定可能な光スイッチとなっている。光パスは、その光パスに沿って配置されている全てのWSSユニットで構成することにより確立される。従来のROADMネットワークでは、一度、光パスが設定されると、長時間にわたり継続する。低下するまでに数時間又は数日が経過することがある。しかしながら、図13に示すように、現在のWSS技術は数100ミリ秒単位での再設定を認めている。なお、図13において、WSS30の出力ポートを、WSSポート(WSS Ports)WP1〜WPNと呼ぶ。また、Nは2以上の任意の整数である。
特許第5632436号公報
Yuzo Ishii et. al., "Spatial and Planar Optical Circuit (SPOC) Technology and Its Application to Photonic Network Devices", NTT Technical Review, October, 2016, vol.14, no. 10, pp. 1-10 Hiroaki Harai et. al., "Optical Packet and Circuit Integrated Networks and Software Defined Networking Extension", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, August 15, 2014, vol. 32, no. 16, pp. 2751-2759
非常に数が大きいポート数を実現できるWSSの例を図14(a)、(b)に示す(非特許文献1)。このWSS30は、導波路フロントエンド31、コリメートレンズ32、偏光ビームスプリッタ(PBS;Polarizing Beam Splitter)33と半波長板(HWP;Half-Wavelength Plate)34を含む偏光ダイバーシティ光学系、そして、回折格子35、ポート選択シリンドリカルレンズ36及び焦点シリンドリカルレンズ37、LCOS(Liquid Cristal On Silicon)装置38に基づく装置であるSLM(Spatial Light Modulator;空間光変調器)で構成される。このような構成からなる空間スイッチング機構を用いて、波長毎に出力先を選択することができる。
具体的には、導波路フロントエンド31に入力されたWDM(Wavelength Division Multiplex)信号は自由空間に放出される。その信号は、垂直方向(y軸方向)にコリメートレンズ32でコリメートされる。LCOS装置38は、偏光感度を持っているため、信号がy軸に沿って2つの直交偏光線に分かれている場合、偏光ダイバーシティ光学系が使用される。そのうちの1つは、偏光信号がLCOS装置38に直線的に入射するように、HWP34で90度回転している。次に、その信号は、分散方向がy軸に沿っている回折格子35を通っている。その信号は、ポート選択シリンドリカルレンズ36によりx軸方向でコリメートされ、焦点シリンドリカルレンズ37によりy軸に沿って焦点が決められる。SLMは、y軸において、同じルートで導波路フロントエンド31へ信号を反射しながら、x軸においては、導波路フロントエンド31の異なる位置に信号が当たるように信号を操作している。なお、x軸及びy軸をそれぞれスイッチング軸及び分散軸という。
作製した1×95WSSの透過スペクトルを図15に示す。ここでは、95個のWDMチャンネルの各々は異なる出力ポートに送られている。LCOS装置38は、空間光変調を実施するのに非常に信頼性が高いが、再設定に数100ミリ秒単位程度かかる。従って、LCOS装置38が、現在のWSSの再設定速度の主な限界である。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、高速な波長選択スイッチモジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光回線交換用の第1の光信号群と、各々波長が異なり、前記第1の光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光パケット交換用の第2の光信号群とを入力する1つの入力ポートと、
波長毎に出力先を選択する空間スイッチング機構を有し、前記入力ポートから入力された前記第1の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の副出力ポートの中から選択すると共に、前記入力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、前記第1の光信号群を出力する前記副出力ポートとは異なる所定の前記副出力ポートとするか、又は、複数の前記副出力ポートの中から選択する波長選択スイッチと、
複数の前記副出力ポートと各々接続された複数の主出力ポートと、
前記波長選択スイッチより高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有し、所定の前記副出力ポート又は複数の前記副出力ポートと接続され、当該副出力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記高速スイッチング機構を用いて、複数の前記主出力ポートの中から選択する選択手段と、
を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第1の発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記第2の光信号群の出力先を複数の前記副出力ポートの中から選択する場合、
前記波長選択スイッチは、マルチキャスト選択型の構成であり、
前記選択手段は、前記第2の光信号群の各光信号を波長毎に通過又は阻止する波長ブロッカからなる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第2の発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記波長ブロッカは、直列接続された複数の光共振器からなり、
各々の前記光共振器は、前記第2の光信号群の各々の光信号に対応し、当該光信号を共振時に阻止するように、当該光信号の波長との共振状態を調整可能な構成である
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第3の発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記光共振器は、温度調整可能に構成され、前記温度調整による熱光学効果により、対象の光信号との共振状態を100マイクロ秒単位で変更する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第3の発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記光共振器は、電界印加可能に構成され、前記電界印加による電気光学効果により、対象の光信号との共振状態を10ナノ秒単位で変更する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第3〜第5のいずれか1つの発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記選択手段は、前記第2の光信号群の光信号を偶数チャンネル及び奇数チャンネルの2グループに分ける光インタリーバと、互いに空間的に分離されて前記光インタリーバに接続され、前記偶数チャンネルの光信号及び前記奇数チャンネルの光信号を各々入力する2つの光導波路とを有し、
一方の前記光導波路に沿って、前記偶数チャンネルの光信号に対応する前記光共振器が設けられ、他方の前記光導波路に沿って、前記奇数チャンネルの光信号に対応する前記光共振器が設けられる
ことを特徴とする。
この場合、光共振器として、波長フィルタリング特性が緩和されたものを使用可能となる。
上記課題を解決する第7の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第3〜第6のいずれか1つの発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記光共振器は、光導波路と、当該光導波路と光結合されるリング導波路と、前記リング導波路に設けられ、前記リング導波路を周回する光信号の位相変化量が所定の波長帯域で一定となるように制御する位相制御光回路とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る波長選択スイッチモジュールは、
上記第2〜第7のいずれか1つの発明に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
前記選択手段は、オフにしたとき、消光比により、前記第2の光信号群の全ての光信号を阻止し、オンにしたとき、前記第2の光信号群の光信号に光学利得を与える光ゲートユニットを有する
ことを特徴とする。
本発明によれば、光回線交換用の光信号の出力先の選択を波長選択スイッチで行い、光パケット交換用の光信号の出力先の選択を波長選択スイッチより高速な選択手段で行うので、光パケット交換用の光信号に対する出力先の選択の変更(再設定)を、従来の波長選択スイッチよりも一桁以上を超える高速で行うことができる。この結果、光回線交換用の光信号と光パケット交換用の光信号を同時に処理することができ、光パケット交換方式と光回線交換方式を統合した、光パケット・光パス統合ネットワークを実現することが可能となる。
本発明に係る波長選択スイッチモジュールの機能を説明する図である。 本発明に係る波長選択スイッチモジュールの実施形態の一例(実施例1)を説明する図である。 図2に示した波長選択スイッチモジュールの具体的構成例を説明する図である。 本発明に係る波長選択スイッチモジュールの実施形態の他の一例(実施例2)を説明する図である。 図4に示した波長選択スイッチモジュールにおいて、選択ユニットを説明する図であり、(a)は、全体的な説明図、(b)は、光学バンドパスフィルタ部分の説明図である。 図5に示した選択ユニットの動作を説明する図である。 図6で説明した動作を行う選択ユニットの具体的構成例を説明する図である。 図4〜図7に示した波長選択スイッチモジュールの具体的構成例を説明する図である。 光共振器の配置例を示す図であり、(a)は、一列の場合の図であり、(b)は、2列の場合の図である。 より広域な阻止帯域を実現する光共振器を説明する図であり、(a)は、光共振器の基本的な構成であり、(b)は、(a)に示した光共振器の特性を示すグラフであり、(c)は、位相生成光カプラを有する光共振器の構成であり、(d)は、(c)に示した光共振器の特性を示すグラフである。 図10に示した光共振器の阻止帯域と透過率を示すグラフであり、(a)は、図10(a)に示した光共振器で周回損失が大きい場合のグラフであり、(b)は、図10(a)に示した光共振器で周回損失が小さい場合のグラフであり、(c)は、図10(c)に示した光共振器の場合のグラフである。 (a)は、メッシュトポロジーを持つ二次元のROADMネットワークを示す図であり、(b)は、ROADMネットワークのノード構造を示す図である。 従来のWSSでの機能を説明する図である。 (a)は、WSSの分散平面での構成を示す図であり、(b)は、WSSのスイッチング平面での構成を示す図である。 1×95WSSの透過スペクトルを示す図である。
光伝送のさまざまな方式において、OCS(Optical Circuit Switch;光回線交換)方式とOPS(Optical Packet Switching;光パケット交換)方式は、補足的な特性を持つ2つの基本的な方式である。
OCS方式は、データ送信を互いに開始する前に、2つのネットワークノード間に光リンクが設定されている場合にデータの連続送信を許容する。光リンクは、閉回路の予約とある意味同様であるため、その方式では回線交換をすることができる。OCS方式は、安定したトラヒックの送信に適しているため、コアネットワークで広く使用されている。WSS系のROADMネットワークは、この目的のために作られている。
それとは違って、OPS方式では、データがコネクションレス方式で個別パケットとして送信されるため、光リンクの設定は必要ない。各パケットには指定されたラベルがあり、そのラベルに基づいて、パケットは宛先に届くまでネットワークに沿って転送される。また、光−電気−光(OEO)変換をすることなくパケットが転送される。この特性と共に、光リンクの設定時間をなくすことが、バースト性トラヒックを扱うOPS方式を最適にしている。
一方、光リンクの容量は、より高速なデータ速度と複雑なデータフォーマットの使用により著しく増加しており、このことにより、EPS(Electrical Packet Switching;電気パケット交換)に最も依存する現在のパケットネットワークノードへの負荷が増大している。電子的プロセスへ大きく依存するのは、多大な電力消費やエンドツーエンド待ち時間などの見逃すことのできない幾つかの欠点があるためである。この条件は、依存性の低いフォトニックネットワークを実現したり、OEO変換を完全に削除したりすることで乗り越えることができる。この点では、光パケット・光パス統合ネットワークが有望な方法である(非特許文献2)。ただし、パケット変換の柔軟性を従来のROADMネットワークのノードに加えるためには、高速なWSSが実現に必要な装置となる。
[実施例1]
本発明に係る高速WSSモジュール20、50に要求される変換能力を図1に示す。ここでは、入力ポートIPから入力された異なる波長λ1〜λ6の入力パケットが、数10ナノ秒単位で、パケット毎を基本として、異なる出力ポート(モジュールポートMP1〜MPN)を自由に指定することができる。各パケットの到着時間は任意であるため、当該モジュール全体はパケットを特定の時間スロットに入れずに非同期で操作しなければならない。現行のイーサネット(登録商標)技術は、最も広く採用されているパケット系ソリューションであり、パケットは光学的に送信され、電気的に交換される。パケット時間は、採用するデータ速度に応じて変わる。データ速度が10Gbpsと100Gbpsの場合、パケット時間は、それぞれ1.2マイクロ秒と0.12マイクロ秒である。図1に示した高速WSSモジュール20、50は、数10ナノ秒単位でパケットを処理することができる。しかし、イーサネット(登録商標)のようなパケットとは別として、高速WSSモジュール20、50が数100マイクロ秒単位で再設定できる場合には、それでも現在のWSS30より2桁速くなる。
前述の通り、目標の高速WSSモジュール20、50は、高速再設定のスイッチを必要としない従来のROADMトラヒックと、異なる波長に対して同時にパケット毎の高速スイッチを必要とするパケットの両方を処理することができなければならない。一般に、OCS波長チャンネルの光信号群とOPS波長チャンネルの光信号群には、別の波長が割り当てられている。現在のLCOS系のWSS技術の成熟度を考えると、従来の方法で使用する可能性をなくすことなく、従来のWSSのスイッチング機能に新しい高速スイッチング機能を追加することが非常に望ましい。
従来のWSS30のスイッチング機能に新しい高速スイッチング機能を追加した本実施例の高速WSSモジュール20を説明する図を図2に示す。
本実施例の高速WSSモジュール20は入力ポートIPを有し、入力ポートIPには、非OPS波長チャンネルであるOCS波長チャンネルの光信号群(第1の光信号群)と、OPS波長チャンネルの光信号群(第2の光信号群)が入力される。OCS波長チャンネルの光信号群は、各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなり、OPS波長チャンネルの光信号群は、各々波長が異なり、更に、OPS波長チャンネルの光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる。
従来のWSS30の出力ポート(副出力ポート)をWSSポートWP1〜WPN+1と呼ぶ。また、高速WSSモジュール20の出力ポート(主出力ポート)をモジュールポート(Module Ports)MP1〜MPNと呼ぶ。WSSポートWP1〜WPNは、それぞれ、モジュールポートMP1〜MPNと直接接続されている。
OCS波長チャンネルの光信号(OCSトラヒック)は、波長毎に出力先を選択する空間スイッチング機構を有する従来のWSS30によってスイッチングされる。つまり、OCSトラヒックは、空間スイッチング機構を用いて、複数のWSSポートWP1〜WPNの中から出力先が選択されて、目的のWSSポートへ出力される。OPS波長チャンネルの光信号(OPSトラヒック)も、従来のWSS30によってスイッチングされるが、全てのOPS波長チャンネルは分割されて、WSSポートWP1〜WPNとは異なる所定の出力ポート、即ち、WSSポートWPN+1に向かうことが指示される。これは、例えば、図14に示したWSS30のLCOS装置38において、全てのOPS波長λOPSの光信号がWSSポートWPN+1に向かうように設定することで可能となる。
次に、WSSポートWPN+1に接続された、WSS30より高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有する高速スイッチモジュール40(選択手段)を使用して、パケット毎のスイッチングを行う。このロジックの説明のための1つの具体例を図3に示す。ここでは、全てのOPS波長チャンネルの光信号は、WSSポートWPN+1に接続されたアレイ導波路回折格子(AWG;Arrayed Waveguide Grating)41を使用して分割されている。そして、OPSトラヒックのスイッチングは、各々の1×N高速スイッチ42(高速スイッチング機構)において、各波長でのパケットに対して行われる。各1×N高速スイッチ42の各出力ポートからの光信号B1〜BN、C1〜CN、D1〜DNは、光結合器43を用いて、対応するモジュールポートMP1〜MPNの光信号A1〜ANと合波されている。従って、OPSトラヒックは、AWG41及び1×N高速スイッチ42により、その波長に基づいて、複数のモジュールポートMP1〜MPNの中から出力先が選択されて、目的のモジュールポートへ出力される。
[実施例2]
本実施例の小型の高速WSSモジュール50を説明する図を図4に示す。本実施例の小型の高速WSSモジュール50は、マルチキャスト選択型に基づくものである。
本実施例の高速WSSモジュール50も入力ポートIPを有し、実施例1と同様に、入力ポートIPには、非OPS波長チャンネルであるOCS波長チャンネルの光信号群(第1の光信号群)と、OPS波長チャンネルの光信号群(第2の光信号群)が入力される。OCS波長チャンネルの光信号群は、各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなり、OPS波長チャンネルの光信号群も、各々波長が異なり、更に、OPS波長チャンネルの光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる。
従来のWSS30の出力ポート(副出力ポート)は、WSSポートWPN+1を除いて、実施例1で示したWSS30と同じであり、これらをWSSポートWP1〜WPNと呼ぶ。また、高速WSSモジュール50の出力ポート(主出力ポート)も、実施例1と同様に、モジュールポートMP1〜MPNと呼ぶ。WSSポートWP1〜WPNは、後述する選択ユニット60(選択手段)を介して、それぞれ、モジュールポートMP1〜MPNと接続されている。
各OCS波長チャンネルの光信号を任意のWSSポートWP1〜WPNに向かわせるために、OCSトラヒックは、空間スイッチング機構を有する低速再設定の従来のWSS30によって、例えば、図14に示したWSS30のLCOS装置38によってスイッチングされる。つまり、OCSトラヒックは、空間スイッチング機構を用いて、複数のWSSポートWP1〜WPNの中から出力先が選択されて、目的のWSSポートへ出力される。
一方、OPS波長チャンネルの光信号は、N個のWSSポートWP1〜WPNのうちのQ個(Q≦N)に出力可能である。例えば、図4では、一例として、OPS波長チャンネルの光信号(OPS波長λOPSの光信号)が3個のWSSポートに出力可能となっている。このことを考慮すると、これらの特定の出力ポートの間で対象波長のみの光信号を分割するLCOS装置38を構成することによって、これらの特定の出力ポート間でマルチキャストが行われる。つまり、OPSトラヒックも、WSS30の空間スイッチング機構を用いて、複数のWSSポートWP1〜WPNの中から出力先が選択されて、目的のWSSポートへ出力される。
次に、WSSポートWP1〜WPNに各々取り付けられている複数の波長ブロッカ61(選択ユニット60)は、あるチャンネルが所望の出力ポートを通過すると共に、同じチャンネルを他の全ての出力ポートで同時に阻止するよう設定される。従って、本実施例の高速WSSモジュール50は、マルチキャストが従来のWSS30によって行われるマルチキャスト選択型スイッチであり、複数の波長ブロッカ61からなる選択ユニット60は、従来のWSS30の出力ポート(WSSポートWP1〜WPN)に取り付けられた小型装置である。
詳細は後述するが、波長ブロッカ61は、WSS30より高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有しており、この高速スイッチング機構では、光信号を波長毎に通過又は阻止することにより、高速でスイッチングを行っている。複数の波長ブロッカ61からなる選択ユニット60において、OPSトラヒックは、このような高速スイッチング機構を用いて、複数のモジュールポートMP1〜MPNの中から出力先が選択されて、目的のモジュールポートへ出力される。
OPS波長チャンネルの選択ユニット60について説明する。まず、各WSSポートWP1〜WPNに取り付ける波長ブロッカ61からなる選択ユニット60の役割を説明する図を図5に示す。図5(a)に示すように、各WSSポートWP1〜WPNには、OPS波長チャンネルの光信号を光信号全体から分離するために、光バンドパスフィルタ(OBPF)51が取り付けられている。このOBPF51は、図5(b)に示すように、OPS波長チャンネルの光信号を光信号全体から分離することにより、OCS波長チャンネルの光信号はOBPF51をそのまま通過し、OPS波長チャンネルの光信号は波長ブロッカ61へドロップされている。このOPS波長チャンネルの分離は必須ではないが、この操作は、選択ユニット60を追加した場合に、OCSトラヒックへの悪影響を避けることを目的としている。
OPS波長チャンネルに対する動作として、3つの異なるスイッチングシナリオが図6に示されている。例1のケースでは、チャンネル1だけが通過され、他の2つのチャンネル2、3はブロックされる。例2のケースでは、チャンネル1と3だけが通過され、チャンネル2はブロックされる。例3のケースでは、全てのチャンネル1〜3がブロックされる。この例3のケースを、図5も参照して説明する。例えば、WSSポートWP1から出力された光信号は、OBPF51によりOPS波長チャンネルの光信号が分離され、波長ブロッカ61でOPS波長チャンネル(チャンネル1〜3)の選択が行われるが、これらのチャンネル1〜3を出力する出力ポート全てが、WSSポートWP1と接続されるモジュールポートMP1と異なる場合に、例3のケースとなる。
そして、選択ユニット60の各波長ブロッカ61は、光結合器52を介して、各々、モジュールポートMP1〜MPNと接続されており、波長ブロッカ61で選択されたOPS波長チャンネルの光信号は、光結合器52を介して、モジュールポートMP1〜MPNへ出力されて、OBPF51を通過したOCS波長チャンネルの光信号と合波される。
図6に示したスイッチングシナリオを自由に許可する選択ユニット60の1つの具体例を図7に示す。選択ユニット60の各波長ブロッカ61は、OPS波長チャンネルの光信号が送信される光導波路63に沿って直列接続された複数の光共振器62からなる。各光共振器62は、光導波路63と、光導波路63と光結合するリング導波路64とから構成されている。全ての光共振器62は、対象チャンネルの波長からは最初デチューンされている(対象チャンネルの波長と光共振器62の共振波長がずれている)。各光共振器62は、対象波長のチャンネルで光信号を阻止するために、素早くチューニングして指定の波長に合わすことができる(チューニングして対象チャンネルの波長と光共振器62の共振波長を合わすことで、対象チャンネルの波長の光信号を阻止することができる)。
光ゲートユニット65は、全ての光共振器62の後であって、選択ユニット60の出力近くに置かれるため、この光ゲートユニット65は以下の機能を有する。a)オフのときに、高い消光比で全ての波長のチャンネルを同時に阻止し、また、b)オンのときに、光共振器62により阻止されていない目的の波長のチャンネルを許可し、これにより、異なるポート間での光信号のマルチキャストに関連する光損失を補償する光学利得を与える。
以上説明した高速の選択ユニット60と従来のWSS30から構成される本実施例の高速WSSモジュール50の全体を表すと、図8に示す構成となる。
選択ユニット60の最終出力までに、通過する光信号が選択ユニット60ではフィルタ処理されないことに価値がある。つまり、選択ユニット60での最終出力の光信号は、選択ユニット60でのフィルタ処理の結果ではない。これによって、高いレベルの信号品質を維持することができ、フィルタ処理は十分な消光比を持つ光信号を阻止するためだけに適用される。
前述した通り、従来のWSS30の再設定速度は数100ミリ秒単位に限定されている。これまでに説明した本実施例の高速WSSモジュール50を実現するために、マルチキャストと選択ユニット60を導入することで、速度は著しく改善される。そのため、選択ユニット60の再設定は、速度決定の主な要因となる。これに関して、各種の実装技術により、異なる速度での選択ユニット60の再設定が可能となっている。例えば、シリカプラットフォームに基づく光共振器62において、温度調整可能に構成すると、温度調整による熱光学効果を用いた共振状態の操作は、100マイクロ秒単位で可能である。また、シリコン系の光共振器62において、電流注入により電界印加可能に構成すると、電界印加による電気光学効果を用いた共振状態の操作は、10ナノ秒単位で可能になる。また、インジウムリン(InP)系などのIII−V族の材料を使用することで、更に高速の操作が可能となる。
複数の光共振器62は、交互配置を行うことにより、要求される特性条件を緩和することができる。12個の波長チャンネルがある場合、通常、図9(a)に示すように、光導波路63に沿って、12個の光共振器62(リング導波路64)を直列に一列で配置する。このような構成の波長ブロッカ61での適切な動作としては、隣接する波長チャンネルに影響を及ぼすことなく、阻止したい波長チャンネルをフィルタリングすることが要求される。これを達成するためには、対象の波長チャンネルの帯域だけが光信号全体から切り出されるように、使用する光共振器62には、略理想的な特性がなければならない。
しかしながら、理想的な特性を実現することが難しいため、図9(b)に示すように、光インタリーバ66でOPS波長チャンネルの光信号を偶数及び奇数チャンネルの2つのグループに分割し、光共振器62を交互配置することを提案する。偶数及び奇数チャンネルの光信号群は、互いに異なる波長ブロッカ61a、61bに向かうことが指示されている。波長ブロッカ61a、61bは、光導波路63a、63bを各々有し、光導波路63a、63bには、各々の光導波路63a、63bに沿って、6個の光共振器62(リング導波路64)が直列に配置されている。つまり、6個の光共振器62が2列で配置されている。この方法によると、隣接する波長チャンネルに存在する光信号は不完全なフィルタリング特性であっても影響されないため、対象の波長チャンネルを阻止するのに使用される光共振器62の特性を緩和することができる。これは、2つの隣接する波長チャンネルの光信号が互いに異なる波長ブロッカ61a、61bに送信されており、波長ブロッカ61a、61bの光導波路63a、63bは互いに空間的に分離されているためである。
光共振器62の特性は更に改善することができる。ここで、図10(a)に、光共振器62の基本構成、つまり、光導波路63に沿って配置されたリング導波路64からなる光共振器62aの構成を示す。入射光の波長をλ、波長λの入射光に対するリング導波路64の実効屈折率をn(λ)、リング導波路64の長さをLとすると、リング導波路64を周回する光信号の位相変化量φ1は、φ1=2×π×n(λ)×L/λとなる。これを表したグラフが図10(b)であり、このような特性を有する光共振器62aは、単一又は狭い波長域の共振波長に対応することになる。
図10(a)に示す光共振器62aにおいて、リング導波路64の周回損失が大きくなるように設計した場合(−20dB)、波長の小さい変化では、透過率Tが変動しないので、光波長フィルタの帯域は広い。しかしながら、透過率TはT≪1なので、消光比は低い(図11(a)参照)。また、リング導波路64の周回損失が小さくなるように設計した場合(−0.26dB)、波長の小さい変化で透過率Tが大きく変動するので、光波長フィルタの帯域は狭い。しかしながら、透過率TはT≒1なので、消光比は高い(図11(b)参照)。このように、図10(a)に示す光共振器62aでは、広い阻止帯域と高消光比とを両立することができない。なお、図11(a)、(b)においては、光共振器62aにおける阻止帯域(規格化された入射光の波長)と透過率の関係を示している。
図10(c)は、図10(a)に示した光共振器62aにおけるリング導波路64に、更に、位相生成光カプラ67(位相制御光回路)を設けた構成である。この位相生成光カプラ67は、単一波長のためでなく、複数の波長の波長域のために、リング導波路64内の共振条件を満たすことができるように、リング導波路64の分散特性を補償するために特別に設計されている。このような位相生成光カプラ67は、例えば、複数段の光カプラからなるラティス型光フィルタにより構成される。このラティス型光フィルタでは、その位相制御量φ2が、所望の波長域において、φtotal=φ1+φ2=一定となるように、つまり、リング導波路64を周回する光信号の位相変化量φtotalが一定となるように、その構成(パラメータ)が調整されている。これを表したグラフが図10(d)であり、このような特性を有する光共振器62bは、共振波長域が広くなり、広い波長域の共振波長に対応可能となる。
従って、図10(c)に示す光共振器62bにおいては、周回損失が小さくなるように設計した場合でも、所望の波長域において、波長によらず、位相変化量φtotalを一定にすることにより、高い消光比と広い阻止帯域を得ることができる(図11(c)参照)。なお、図11(c)においても、光共振器62bにおける阻止帯域(規格化された入射光の波長)と透過率の関係を示している。
なお、上述したラティス型光フィルタに代えて、アレイ導波路格子(AWG)と位相シフタとからなる位相制御光回路を用いても良い。この位相制御光回路は、所望の波長帯域の中で、所定の波長間隔の光信号を分波するAWGと、波長に応じて位相を制御する位相シフタと、位相制御された光信号を合波するAWGとを備え、上述したラティス型光フィルタと同様に、所望の波長帯域において、波長によらず、位相変化量φtotalを一定にすることができ、これにより、高い消光比と広い阻止帯域を得ることができる。
以上説明したように、上述した位相生成光カプラ67などの位相制御光回路をリング導波路64に組み込むことにより、条件に適した伝達関数を有する光フィルタを実現することができる。
上述した本実施例の高速WSSモジュール50は、実施例1に示した高速WSSモジュール20と比較して、以下の利点を有する。
(1)実施例1に示した高速WSSモジュール20は、1×N高速スイッチ42の必要数が、必要な光結合器43の数のN倍と共に、対象のOPS波長チャンネルの数に伴って増加する。また、OPS波長チャンネルの数が増える度に、新しい1×N高速スイッチ42を追加しなければならない。そのため、小型の装置を実現するのが難しい。一方、本実施例の高速WSSモジュール50は、1×N高速スイッチ42は不要であるので、装置の小型化が可能である。
(2)実施例1に示した高速WSSモジュール20においては、ポート数が多い1×N高速スイッチ42を実現することが難しいため、WSS30と同じポート数に合わせることが難しい。例えば、高速WSSモジュール20の出力ポートが12個あり、高速WSSモジュール20の出力ポートが12個ある場合でも、現時点では、1×8高速スイッチしか利用できない。この場合、1×8高速スイッチは、高速WSSモジュール20の12個の出力ポートのうちの8個へ配線接続されるが、この配線接続の再設定には、長時間を要する。一方、本実施例の高速WSSモジュール50は、1×N高速スイッチ42は不要であるので、ポート数が多くなる場合にも、WSS30と同じポート数に合わせることができ、再設定に時間を要することもない。
(3)実施例1に示した高速WSSモジュール20においては、WSS30自体が波長逆多重装置として使用されており、WSS30において、OPS波長チャンネルはOCS波長チャンネルとは別の副出力ポートに向かっている。そのため、OPS波長チャンネルに使用されるポートは、OCS波長チャンネルには使用できない。一方、本実施例の高速WSSモジュール50は、WSS30の出力ポートに上述した選択ユニット60を接続しているので、WSS30のいずれの出力ポートでも、OPS波長チャンネル及びOCS波長チャンネルを使用可能である。
本発明は、光パケット交換(OPS)と光回線交換(OCS)のトラヒックを同時に扱うことのできるROADMネットワークのノードを実現するための高速の波長選択スイッチとして利用可能である。
20、50 高速WSSモジュール
30 WSS
40 高速スイッチモジュール
60 選択ユニット
61、61a、61b 波長ブロッカ
62、62a、62b 光共振器
63、63a、63b 光導波路
64 リング導波路
65 光ゲートユニット
66 光インタリーバ
67 位相生成光カプラ

Claims (8)

  1. 各々波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光回線交換用の第1の光信号群と、各々波長が異なり、前記第1の光信号群とも波長が異なる少なくとも1つの光信号からなる光パケット交換用の第2の光信号群とを入力する1つの入力ポートと、
    波長毎に出力先を選択する空間スイッチング機構を有し、前記入力ポートから入力された前記第1の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、複数の副出力ポートの中から選択すると共に、前記入力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記空間スイッチング機構を用いて、前記第1の光信号群を出力する前記副出力ポートとは異なる所定の前記副出力ポートとするか、又は、複数の前記副出力ポートの中から選択する波長選択スイッチと、
    複数の前記副出力ポートと各々接続された複数の主出力ポートと、
    前記波長選択スイッチより高速でスイッチングを行う高速スイッチング機構を有し、所定の前記副出力ポート又は複数の前記副出力ポートと接続され、当該副出力ポートから入力された前記第2の光信号群の出力先を、前記高速スイッチング機構を用いて、複数の前記主出力ポートの中から選択する選択手段と、
    を有する
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  2. 請求項1に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記第2の光信号群の出力先を複数の前記副出力ポートの中から選択する場合、
    前記波長選択スイッチは、マルチキャスト選択型の構成であり、
    前記選択手段は、前記第2の光信号群の各光信号を波長毎に通過又は阻止する波長ブロッカからなる
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  3. 請求項2に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記波長ブロッカは、直列接続された複数の光共振器からなり、
    各々の前記光共振器は、前記第2の光信号群の各々の光信号に対応し、当該光信号を共振時に阻止するように、当該光信号の波長との共振状態を調整可能な構成である
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  4. 請求項3に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記光共振器は、温度調整可能に構成され、前記温度調整による熱光学効果により、対象の光信号との共振状態を100マイクロ秒単位で変更する
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  5. 請求項3に記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記光共振器は、電界印加可能に構成され、前記電界印加による電気光学効果により、対象の光信号との共振状態を10ナノ秒単位で変更する
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記選択手段は、前記第2の光信号群の光信号を偶数チャンネル及び奇数チャンネルの2グループに分ける光インタリーバと、互いに空間的に分離されて前記光インタリーバに接続され、前記偶数チャンネルの光信号及び前記奇数チャンネルの光信号を各々入力する2つの光導波路とを有し、
    一方の前記光導波路に沿って、前記偶数チャンネルの光信号に対応する前記光共振器が設けられ、他方の前記光導波路に沿って、前記奇数チャンネルの光信号に対応する前記光共振器が設けられる
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか1つに記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記光共振器は、光導波路と、当該光導波路と光結合されるリング導波路と、前記リング導波路に設けられ、前記リング導波路を周回する光信号の位相変化量が所定の波長帯域で一定となるように制御する位相制御光回路とを備える
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
  8. 請求項2から請求項7のいずれか1つに記載の波長選択スイッチモジュールにおいて、
    前記選択手段は、オフにしたとき、消光比により、前記第2の光信号群の全ての光信号を阻止し、オンにしたとき、前記第2の光信号群の光信号に光学利得を与える光ゲートユニットを有する
    ことを特徴とする波長選択スイッチモジュール。
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