JP2004147035A - 光クロスコネクト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡張性の優れた光クロスコネクト装置を実現することである。
【解決手段】N(2以上の任意の整数)個の各装置入力ポート101−104 に、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器201−204 、波長可変光源から所望の波長の光が供給される第1の波長変換器301−316 、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できるK×K光スイッチ801−804 、一つの入力ポートに入力された光をその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力し、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるJ(M以上の任意の整数)個のI×Iアレイ導波路回折格子401−404 、波長可変光源から所望の波長の光が供給される第2の波長変換器501−516 、L(M以上の任意の整数)個の入力ポートをもつ光合波器601−604 、N個の装置出力ポート701−704 に順に接続し、第1の波長変換器301−316 の変換波長、K×K光スイッチ801−804 の接続形態、並びに第2の波長変換器501−516 の変換波長を制御する制御装置を具備する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光クロスコネクト装置に関する。即ち、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを有し、各入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の出力ポートに出力する光クロスコネクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブロードバンドサービスの普及、各企業のネットワークを介した情報交換など、通信ネットワークを利用した情報流通社会が進展している。
情報流通社会においては、通信トラフィックは常に増加しており、通信ネットワークの大容量化、高速化の要求は絶えることがない。
【0003】
波長分割多重(WDM)通信技術の導入により、光ファイバ1本あたりの伝送容量は急激に増加した。
WDM通信技術は、確かにポイントーツーポイントのノード間伝送容量を大幅に増大させたが、ネットワークを構築する場合にはノードにおいて波長多重された光信号を波長ごとに分離し、各光信号内のデータパケットをパケット毎にルーティングする必要がある。
しかしながら、伝送速度の高速化、大容量化に伴い、電気による膨大な信号のルーチング処理能力に限界がある。
【0004】
この問題の解決手段として、ノードにおいて光信号を光電気変換せずに光レイヤでルーティングする光パスルーティング技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
この技術では、図11に示すようにノード間を光伝送路10を介して光で結び、各ノードにおいてはそのノード宛の光信号のみを光受信器20で光電気変換し、これ以外の光信号については光電気変換せずに光の状態(光レイヤ)で所望の出力ポートに出力し、目的のノードに送る。
【0005】
ノードに入力される光信号をすべて光電気変換しないことから、電気処理の負荷を大幅に削減することが期待できる。
この技術を実現するうえで重要となる装置が、各ノードにおける光クロスコネクト装置50であり、入力された光信号を任意の方路に切替える機能をもつ。
波長周回性アレイ導波路回折格子と波長変換を用いて実現される従来技術による光クロスコネクト装置の基本構成を図10に示す。
簡単のために4個の入出力ポートをもつ光クロスコネクトについて図示した。
【0006】
図10において、101〜104及び701〜704はそれぞれ光クロスコネクト装置の装置入力ポート及び装置出力ポート、201〜204及び601〜604はそれぞれ波長分離器、光合波器、501〜532は波長変換器、4000は16×16波長周回性アレイ導波路回折格子(波長周回性AWG)である。
図10に示した従来技術の動作について簡単に説明する。
各入力ポート101〜104に4波(各波長をλ1、λ2、λ3、λ4とする)の波長多重光信号が入力すると、波長分離器201〜204により、波長多重光信号は波長ごとに分離される。
【0007】
16×16波長周回性AWG4000は、表1のように、一つの入力ポートに入力された光がその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なる、という特性を有している。
【0008】
【表1】
Figure 2004147035
【0009】
表1は、従来技術において波長周回性AWGの入出力ポート間の波長関係を示す表である。
従って、各入力ポートにおいて波長分離器201〜204によって波長ごとに分離された光信号を所望の波長に設定することにより、各光信号が波長周回性AWG4000の同一の出力ポートに出力されることなく、目的の出力ポート701〜704に接続されている波長変換器516〜532に光信号をルーティングすることが可能となる。
光信号の接続の1例を図12に示す。
【0010】
図12は、従来技術において波長周回性AWGの入出力ポート間の波長関係を示す表である。
図12に示すように、波長変換器516〜532にルーティングされた光信号は、波長合波器601〜604によって合波される波長に変換され、出力ポート701〜704に出力する。
【0011】
【非特許文献1】
K. Kato et al, ” 32 x 32 full−mesh (1024 path) wavelength−routing WDM network based on uniform−loss cyclic−frequency arrayed−waveguide grating,” Electronics Letters, vol. 33, 1865−1866, 1997.
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によって実現される光クロスコネクト装置では、入出力ポート数をそれぞれN個、各入力ポートに入力される波長多重光信号の多重波長数をM個とすると、波長周回性AWGの入出力ポート数は、それぞれM×Nであり、それに伴ってルーティングに必要な波長数は、M×Nとなる。
上記の例では、N=4,M=4であるので、装置としてルーティングに必要な波長数は16(λ1〜λ16)となる。
また、一般的な光増幅器の波長帯域は1530nm〜1565nmであり、波長周回性AWGの入力波長間隔は、35nm/(M×N)となり、ポート数の増加にともなって、波長周回性AWGの波長間隔は小さくなる。
【0013】
このように、従来技術によって実現される光クロスコネクト装置では、入力ポート数の増加及び波長多重光信号の多重度の増加にともなって、波長周回性AWGの入出力ポート数並びにルーティングに必要な波長数が大幅に増加すると同時に、波長周回性AWGの隣接するポート間の波長間隔が大幅に小さくなる。
製造できる波長周回性AWGの入出力ポート数には限界があり、波長周回性AWGの隣接するポート間の波長間隔が小さくなると光信号の変調帯域に制限が生じ、またポート間のクロストークの影響も増大する。
【0014】
このように、従来技術による光クロスコネクト装置は拡張性の観点から大きな問題となっている。
本発明は、上記の事情を考慮してなられたものであり、拡張性の優れた光クロスコネクト装置を実現することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の光クロスコネクト装置は、N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、前記波長分離器の出力ポートには第1の波長変換器が接続され、前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、前記波長分離器の各出力ポートに接続された前記第1の波長変換器の出力ポートは、K(M以上の整数)個の入力ポート及びK個の出力ポートを有し、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できるK×K光スイッチのいずれか一つの入力ポートに光導波路を介して接続され、前記N個の各装置出力ポートには、L(M以上の任意の整数)個の入力ポートをもつ光合波器の出力ポートが光導波路を介して接続され、前記光合波器の適当なM個の入力ポートには、第2の波長変換器の出力ポートが光導波路を介して接続され、前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、前記光スイッチの後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、前記光スイッチの各出力ポートはそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに接続され、同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続されていることを特徴とする。
【0016】
また、N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、前記波長分離器の各出力ポートは、K(M以上の整数)個の入力ポート及びK個の出力ポートを有し、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できるK×K光スイッチの適当な入力ポートに光導波路を介して接続され、前記K×K光スイッチの各出力ポートには、第1の波長変換器が接続され、前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、前記第1の波長変換器の後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、同一の前記K×K光スイッチの各出力ポートに接続された前記第1の波長変換器はそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに光導波路を介して接続され、同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続され、前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給されていることを特徴とする。
【0017】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記第1の波長変換器、前記K×K光スイッチ、前記波長可変光源並びに前記第2の波長変換器を制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
【0018】
また、N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートには入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、前記波長分離器の適当なM個の出力ポートには第1の波長変換器が光導波路を介して接続され、前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、前記N個の各装置出力ポートには、L(M以上の任意の整数)個の入力ポートをもつ光合波器の出力ポートが光導波路を介して接続され、前記光合波器の適当なM個の入力ポートには、第2の波長変換器の出力ポートが光導波路を介して接続され、前記波長分離器の適当なM個の出力ポートに接続された前記第1の波長変換器の出力ポートの後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、同一の前記波長分離器の適当なM個の出力ポートに接続された前記第1の波長変換器の出力ポートはそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに接続され、同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続され、前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給されていることを特徴とする。
【0019】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記第1の波長変換器、前記波長可変光源並びに前記第2の波長変換器を制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
【0020】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記第1の波長変換器並びに前記第2の波長変換器を制御する制御装置を具備していることを特徴とする。
【0021】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記波長変換器が、半導体光増幅素子を用いた相互位相変調特性を利用するマッハツェンダ干渉計型波長変換回路で構成されていること特徴とする。
【0022】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記波長変換器は、半導体光増幅素子の相互利得変調特性を利用した波長変換回路で構成されていること特徴とする。
【0023】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記波長変換器は、入力する光信号を電気信号に変換する光電気変換器と、前記光電気変換器の電気信号によって駆動する光変調器で構成されていることを特徴とする。
【0024】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記波長可変光源は、多電極回折格子分布反射型半導体レーザであることを特徴とする。
【0025】
また、これら光クロスコネクト装置において、前記波長可変光源は、異なる波長の連続光を発光するN(1以上の整数)個の単体光源と、前記複数の単体光源が入力ポートに接続された光合波器と、前記光合波器の出力ポートが接続された光分流器と、前記光分流器の各出力ポートに接続された光分波器と、前記光分波器の各出力ポートに接続された、N個の入力ポート、1個の出力ポートをもつN×1光スイッチとによって構成されていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って本発明を詳しく説明する。
なお、以下の実施の形態では、本発明装置の装置入力ポート及び装置出力ポートの数N、並びに各装置入力ポートに入力される波長多重光信号の波長数Mとして、それぞれ4を例にとって説明しているが、これに限定されるものではなく、Nは2以上の整数であればよく、Mは1以上であればよい。
【0027】
〔実施例1〕
本発明の光クロスコネクト装置の第1の形態を図1に示す。
図1において、101〜104及び701〜704はそれぞれ本発明装置の装置入力ポート、装置出力ポート、201〜204は波長分離器、301〜316は第1の波長変換器、801〜804は入出力ポートをそれぞれ4個もつ4×4光スイッチ、901〜916は4×4光スイッチ801〜804の出力ポート、501〜516は第2の波長変換器、401〜404は入出力ポートをそれぞれ4個もつ4×4アレイ導波路回折格子(以後、4×4−AWGと呼ぶ)、601〜604は光合波器、1000は光ファイバである。
【0028】
また、図を簡略化するために、第1及び第2の波長変換器301〜316,501〜516の変換波長、4×4光スイッチ801〜804の接続形態を制御する制御装置は省略した。
また同様に、第1の波長変換器301〜316及び第2の波長変換器501〜516に、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給する波長可変光源についても図から省略した。
【0029】
波長分離器201〜204としては、石英系光導波路で形成されたアレイ導波路回折格子型波長分離器、4×4アレイ導波路回折格子401〜404としては、石英系光導波路型アレイ導波路回折格子、光合波器601〜604としては、石英系光導波路で形成されたアレイ導波路回折格子型光合波器、4×4光スイッチ801〜804としては、石英系光導波路型4×4光スイッチを用いる。
4×4光スイッチ801〜804は、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できる。
【0030】
本実施例では、4×4−AWG401〜404の各入力ポートと4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916、並びに4×4−AWG401〜404の各出力ポートと第2の波長変換器501〜516は光ファイバ1000で接続されている。
これらの接続関係を表2に示した。
【0031】
【表2】
Figure 2004147035
【0032】
表2は、第一実施例において4×4−AWG401〜404の各入出力ポートと各4×4光スイッチ801〜804の出力ポート901〜916及び第2の波長変換器501〜516の接続関係を示す表である。
この表2より、例えば4×4−AWG403の入力ポート1には4×4光スイッチ801の出力ポート903が、また同403の出力ポート1には第2の波長変換器503が接続されていることがわかる。
【0033】
4×4−AWGは、1つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートから出力され、かつ異なる入力ポートから入力された同じ波長の光は同じ出力ポートに出力されることはない、という特徴をもつ。
表3、表4は、本実施例で用いる4×4−AWGの入力ポート及び出力ポート間を結ぶ波長の一例を示したものであり、表3は使用波長に周回性のある場合、表4は使用波長に周回性がない場合のそれぞれについて示している。
【0034】
【表3】
Figure 2004147035
【0035】
【表4】
Figure 2004147035
【0036】
表3は、第一の実施例において波長周回性をもつN×N−AWG(N=4)の入出力ポート間の波長関係を示す表であり、表4は第一の実施例において波長周回性をもたないN×N−AWG(N=4)の入出力ポート間の波長関係を示す表である。
例えば、表3において、4×4−AWG401の入力ポート1にλ1〜λ4の波長の光信号が入力されると、λ1の光信号は出力ポート1に、λ2の光信号は出力ポート2に、λ3の光信号は、出力ポート3に、λ4の光信号は出力ポート4に出力される。
【0037】
4×4−AWG401〜404が表3又は表4に示す特性をもつとき、表2より、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916と第2の波長変換器501〜516は4×4−AWG401〜404を介して波長によって結ばれることになる。
【0038】
第2の波長変換器501〜504はそれぞれに入力される光信号の波長を、光合波器601によって装置出力ポート701に出力される波長に変換する。
同様に、第2の波長変換器505〜508はそれぞれに入力される光信号の波長を光合波器602によって装置出力ポート702に出力される波長に、第2の波長変換器509〜512はそれぞれに入力される光信号の波長を光合波器603によって装置出力ポート703に出力される波長に、第2の波長変換器513〜516はそれぞれに入力される光信号の波長を光合波器604によって装置出力ポート704に出力される波長に変換する。
これにより、第2の波長変換器501〜504に入力された光信号は装置出力ポート701から、第2の波長変換器505〜508に入力された光信号は装置出力ポート702から、第2の波長変換器509〜512に入力された光信号は装置出力ポート703から、第2の波長変換器513〜516に入力された光信号は装置出力ポート704から出力する。
【0039】
表2、表3、並びに上記で説明した第2の波長変換器の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、表5では、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもつ4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示した。
【0040】
【表5】
Figure 2004147035
【0041】
表5は、第一実施例において4×4光スイッチ801〜804の出力ポートと第二の波長変換器の波長周回性をもつN×N−AWGを介した波長による接続関係を示す表である。
例えば、4×4光スイッチ803の出力ポート910は、第2の波長変換器502と4×4−AWG403を介して波長λ4で結ばれ、装置出力ポート701から出力する。
【0042】
また表6では、表2、表4、並びに上記で説明した第2の波長変換器の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもたない4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポート901〜916と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示した。
【0043】
【表6】
Figure 2004147035
【0044】
表6は、第一実施例において4×4光スイッチ801〜804の出力ポートと第二の波長変換器の波長周回性をもたないN×N−AWGを介した波長による接続関係を示す表である。
次に本発明の光クロスコネクト装置の動作を、波長周回性をもつ4×4−AWG401〜404を用いた場合について、1つの接続ケースを例にとり説明する。
ここで、各装置入力ポート101〜104に入力される波長多重された4波の光信号の波長をそれぞれλ1、λ2、λ3、λ4とする。
【0045】
第1のケースの接続形態を図2に示す。
第1のケースでは、装置入力ポート101〜104のそれぞれに入力される波長多重光信号λ1〜λ4は、下記(1)〜(4)の接続形態で装置出力ポート701〜704に出力される。
【0046】
(1)装置入力ポート101に入力される光信号λ1、λ2、λ3、λ4はそれぞれ、第2の波長変換器501を介して装置出力ポート701に、第2の波長変換器506を介して装置出力ポート702に、第2の波長変換器511を介して装置出力ポート703に、第2の波長変換器516を介して装置出力ポート701に出力される。
【0047】
(2)装置入力ポート102に入力される光信号λ1、λ2、λ3、λ4はそれぞれ、第2の波長変換器505を介して装置出力ポート702に、第2の波長変換器510を介して装置出力ポート703に、第2の波長変換器515を介して装置出力ポート704に、第2の波長変換器504を介して装置出力ポート701に出力される。
【0048】
(3)装置入力ポート103に入力される光信号λ1、λ2、λ3、λ4はそれぞれ、第2の波長変換器509を介して装置出力ポート703に、第2の波長変換器514を介して装置出力ポート704に、第2の波長変換器503を介して装置出力ポート701に、第2の波長変換器508を介して装置出力ポート702に出力される。
【0049】
(4)装置入力ポート104に入力される光信号λ1、λ2、λ3、λ4はそれぞれ、第2の波長変換器513を介して装置出力ポート704に、第2の波長変換器502を介して装置出力ポート701に、第2の波長変換器507を介して装置出力ポート702に、第2の波長変換器512を介して装置出力ポート703に出力される。
【0050】
上記(1)〜(4)がどのように実現されるか、以下に具体的に説明する。
各装置入力ポート101〜104に入力する波長多重された4波の光信号は、波長分離器201〜204によって分離され、分離された各波長の光信号は第1の波長変換器301〜316に導かれ、それぞれ4×4光スイッチ801〜804の入力ポートに入力される。
【0051】
4×4光スイッチ801〜804の出力ポート901〜916と装置出力ポート701〜704は、光の波長によって表5のように接続することができる。
従って、装置入力ポート101に入力された光信号λ1は、波長変換器301によって波長λ1に波長変換したのちに、4×4光スイッチ801の出力ポート901に出力することにより、第2の波長変換器501に導かれ、同501によってλ1に波長変換されたのち、光合波器601を介して装置出力ポート701に出力される。
【0052】
同様に、装置入力ポート101に入力された光信号λ2は、波長変換器302によって波長λ3に波長変換したのちに、4×4光スイッチ801の出力ポート902に出力することにより、第2の波長変換器506に導かれ、同506によってλ2に波長変換されたのち、光合波器602を介して装置出力ポート702に出力される。
【0053】
同様に、装置入力ポート101に入力された光信号λ3は、波長変換器303によって波長λ1に波長変換したのちに、4×4光スイッチ801の出力ポート903に出力することにより、第2の波長変換器511に導かれ、同511によってλ3に波長変換されたのち、光合波器603を介して装置出力ポート703に出力される。
【0054】
同様に、装置入力ポート101に入力された光信号λ4は、波長変換器304によって波長λ3に波長変換したのちに、4×4光スイッチ801の出力ポート904に出力することにより、第2の波長変換器516に導かれ、同516によってλ4に波長変換されたのち、光合波捲604を介して装置出力ポート704に出力される。
【0055】
同様に、装置入力ポート102に入力された光信号λ1〜λ4は、表5に則って、第1の波長変換器によって所望の波長に変換したのちに4×4光スイッチ802の所望の出力ポート905〜908に出力することにより、目的の第2の波長変換器に導かれ、第2の波長変換器によって所望の波長に波長変換されたのち、光合波器601〜604を介して装置出力ポート701〜704に出力される。
【0056】
同様に、装置入力ポート103に入力された光信号λ1〜λ4は、表5に則って、第1の波長変換器によって所望の波長に変換したのちに4×4光スイッチ803の所望の出力ポート909〜912に出力することにより、目的の第2の波長変換器に導かれ、第2の波長変換器によって所望の波長に波長変換されたのち、光合波器601〜604を介して装置出力ポート701〜704に出力される。
【0057】
同様に、装置入力ポート104に入力された光信号λ1〜λ4は、表5に則って、第1の波長変換器によって所望の波長に変換したのちに4×4光スイッチ804の所望の出力ポート913〜916に出力することにより、目的の第2の波長変換器に導かれ、第2の波長変換器によって所望の波長に波長変換されたのち、光合波器601〜604を介して装置出力ポート701〜704に出力される。
【0058】
本実施例では、一つのケースのみについて説明したが、表5又は表6に示した規則に基づいて、各第1の波長変換器301〜316の波長変換波長、各4×4光スイッチ801〜804の入出力ポートの接続状態、及び各第2の波長変換器501〜516の波長変換波長を設定することにより、各装置入力ポートに入力される波長多重光信号の各波長を、任意の組み合わせで各装置入力ポートに接続された光合波器の入力ポートに出力することができ、光クロスコネクト装置として動作する。
【0059】
以上のように、本発明の光クロスコネクト装置は、入出力ポート数をそれぞれN個、各入力ポートに入力される波長多重光信号の多重波長数をM個とすると、S×S−AWG(Sは整数)に必要な入出力ポート数は、それぞれM、即ちS=Mであり、またそれに伴ってルーティングに必要となる波長数は、S×S−AWGに波長周回性がある場合にはM個、S×S−AWGに波長周回性がない場合に2M−1となる。
【0060】
一方、従来技術によって実現される光クロスコネクト装置では、入出力ポート数をそれぞれN個、各入力ポートに入力される波長多重光信号の多重波長数をM個とすると、S×S−AWGの入出力ポート数は、それぞれM×Nであり、それに伴ってルーティングに必要な波長数は、S×S−AWGに波長周回性がある場合にはM×N個、S×S−AWGに波長周回性がない場合に2M×N−1となる。
【0061】
本実施例の構成、即ちN=4,M=4を用いて、本発明と従来技術を比較すると、本発明による光クロスコネクト装置では、S×S−AWG(Sは整数)に必要な入出力ポート数は、それぞれ4、即ちS=4であり、またそれに伴ってルーティングに必要となる波長数は、4×4−AWGに波長周回性がある場合には4個、4×4−AWGに波長周回性がない場合に7となる。
【0062】
一方従来技術では、S×S−AWG(Sは整数)に必要な入出力ポート数は、それぞれ16、即ちS=16であり、またそれに伴ってルーティングに必要となる波長数は、4×4−AWGに波長周回性がある場合には16個、4×4−AWGに波長周回性がない場合には、31個となる。
【0063】
以上からも明らかなように、本発明の光クロスコネクトは、入力ポート数の増加及び各入力ポートに入力される波長多重光信号の多重度の増加にともなって、波長周回性AWGの入出力ポート数並びにルーティングに必要な波長数の増加を大幅に抑圧することが可能である。
また、従来技術において問題となっていた、波長周回性AWGのポート数の増加に伴って起きる、光信号の変調帯域の制限並びにポート間クロストークの問題を回避することができる。
よって、本発明は拡張性の優れた光クロスコネクト装置を提供することが可能である。
【0064】
〔第2実施例〕
本発明の光クロスコネクト装置の第2の形態を図3に示す。
図1の本発明の第1の実施例とは、第1の波長変換器301〜316と4×4光スイッチ801〜804の配置関係が異なっており、波長分離器201〜204の各出力ポートは4×4光スイツチ801〜804の入力ポートに接続され、4×4光スイッチ801〜804の各出力ポートには、第1の波長変換器301〜316が接続されている。
【0065】
第1の波長変換器301〜316の各出力ポートは、図3に示されているように、光ファイバ1000を介して、4×4アレイ導波路回折格子401〜404の入力ポートに接続されている。
その他については、本発明の第1実施例の図1と同じである。
図を簡略化するために、第1実施例と同様に、第1及び第2の波長変換器301〜316,501〜516並びに4×4光スイッチ801〜804を制御する制御装置は省略した。
また同様に、第1の波長変換器301〜316及び第2の波長変換器501〜516に、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給する波長可変光源についても図から省略した。
【0066】
本発明の第一実施例と同様に、表2、表3、並びに上記で説明した第2の波長変換器の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、表7では、第1の波長変換器301〜316と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもつ4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、第1の波長変換器301〜316と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示した。
【0067】
【表7】
Figure 2004147035
【0068】
表7は、第二実施例において第一の波長変換器301〜316と第二の波長変換器501〜516の波長周回性をもつN×N−AWG401〜404を介した波長による接続関係を示す表である。
例えば、第1の波長変換器310は、第2の波長変換器502と4×4−AWG403を介して波長λ4で結ばれ、装置出力ポート701から出力する。
【0069】
また表8では、表2、表4、並びに上記で説明した第2の波長変換器の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、第1の波長変換器301〜316と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもたない4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、第1の波長変換器301〜316と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示した。
【0070】
【表8】
Figure 2004147035
【0071】
表8は、第二実施例において第一の波長変換器301〜316と第二の波長変換器501〜516の波長周回性をもたないN×N−AWG401〜404を介した波長による接続関係を示す表である。
本発明の第一実施例と同じように、表5又は表6に示した規則に基づいて、各4×4光スイッチ801〜804の入出力ポートの接続状態、各第1の波長変換器301〜316の波長変換波長、各4×4光スイッチ801〜804の入出力ポートの接続状態、及び各第2の波長変換器501〜516の波長変換波長を設定することにより、各装置入力ポートに入力される波長多重光信号の各波長を、任意の組み合わせで各装置入力ポートに接続された光合波器の入力ポートに出力することができ、光クロスコネクト装置として動作する。
【0072】
〔実施例3〕
本発明の光クロスコネクト装置の第3の形態を図4に示す。
図1の本発明の第1の実施例とは、4×4光スイッチ801〜804がないことだけが異なっている。
波長分離器201〜204の各出力ポートには第1の波長変換器301〜316が接続されている。
【0073】
第1の波長変換器301〜316の各出力ポートは、図4に示されているように、光ファイバ1000を介して、4×4アレイ導波路回折格子の入力ポートに接続されている。
その他については、本発明の第1実施例の図1と同じである。
図を簡略化するために、第1実施例同様に、第1及び第2の波長変換器並びに4×4光スイッチを制御する制御装置は省略した。
また同様に、第1の波長変換器及び第2の波長変換器に、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給する波長可変光源についても図から省略した。
【0074】
本発明の第二実施例と同様に、表2、表3、並びに上記で説明した第2の波長変換器501〜516の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、表7では、第1の波長変換器301〜316と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもつ4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、第1の波長変換器301〜316と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示している。例えば、第1の波長変換器310は、第2の波長変換器502と4×4−AWG403を介して波長λ4で結ばれ、装置出力ポート701から出力する。
【0075】
また表8では、表2、表4、並びに上記で説明した第2の波長変換器501〜516の各々と装置出力ポート701〜704の関係をもとに、第1の波長変換器301〜316と第2の波長変換器501〜516が波長周回性をもたない4×4−AWG401〜404を介して波長によってどのように結ばれているか、また更に、第1の波長変換器301〜316と装置出力ポート701〜704が波長によってどのように結ばれているか、を示している。
【0076】
本実施例は、本発明の第一及び第二実施例と異なり、表5又は表6に示した規則に基づいて、各4×4光スイッチ801〜804の入出力ポートの接続状態、各第1の波長変換器301〜316の波長変換波長、各4×4光スイッチ801〜804の入出力ポートの接続状態、及び各第2の波長変換器501〜516の波長変換波長を設定することにより、各装置入力ポートに入力される波長多重光信号の各波長を、任意の組み合わせで各装置入力ポートに接続された光合波器の入力ポートに出力することはできないが、各装置入力ポートに入力される波長多重光信号の各波長を、任意の組み合わせで各装置出力ポート701〜704に出力することができる。
即ち、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の装置出力ポート701〜704に出力する光クロスコネクト装置として動作する。
【0077】
〔波長変換器301〜316、同501〜516の構成例〕
図5〜8は、本発明の第1実施例〜第3実施例において用いる波長変換器301〜316、同501〜516の構成例を示す。
但し、波長変換器301〜316、同501〜516についてのすべてが同じ形態の波長変換器を必ずしも使用する必要はない。
図5は、半導体光増幅素子を用いた相互位相変調特性を利用するマッハツェンダ干渉計型波長変換回路で構成されている。
【0078】
波長変換器の入力ポート1010に入力した波長可変光源から供給される波長λcwの連続光(被変換光)は、光アイソレータ1200を透過後、光カプラ1300−1によって分岐され半導体光増幅素子1100−1及び1100−2に入力される。
一方、波長λの光信号(強度変調光信号)は、波長変換器の入力ポート1011より入力し、光カプラ1300−2を介して、半導体光増幅素子1100−1に入力される。
2つの半導体光増幅素子1101−1,1100−2の出力光は、光カプラ1300−3によりマッハツェンダ干渉計が構成される。
【0079】
半導体光増幅素子1100−1に光信号(強度光信号)が入力すると、光信号の光強度レベルの強弱によって、半導体光増幅素子1100−1の屈折率が変化し、通過する入力ポート1010から入力した連続光の位相が変化する。
そのために、2つの半導体光増幅素子1100−1,1100−2の出力端に取り出される各連続光の位相は異なり、光カプラ1300−3で結合すると位相変化が強度変化として現れ、波長変換器の出力ポート1012には、光信号(強度変調光信号)と同一論理(又は反転論理)の強度変調された波長λCWの光が波長変換光として出力される。
【0080】
半導体光増幅素子を用いた相互位相変調特性を利用するマッハツェンダ干渉計型波長変換回路で構成される波長変換器の他の例を、図6に示す。
光信号λが入力する光カプラ1300−2の位置が違う点と、光カプラ1300−3の出力端に、光信号λを除去する光フィルタ1400がある点が、図5の構成の波長変換器と異なる。
光アイソレータ1200はなくてもよい。
強度変調された光信号の波長λが連続光の波長λcwに変換される動作は、図5の構成の波長変換器のマッハツェンダ干渉計型波長変換回路と同じである。
【0081】
なお、上記では半導体光増幅素子を用いた波長変換器として、半導体光増幅素子の相互位相変調特性を利用するマッハツェンダ干渉計型波長変換回路を用いた例を示したが、半導体光増幅素子の相互利得変調特性を利用した波長変換器も利用することができる。
また、上記の半導体光増幅素子の物理特性を利用しない波長変換器としては、図7や図8がある。
図7の波長変換器では、入力する光信号を光受信器1500によって電気信号に変換したのちに、この電気信号を用いて光変調器駆動用ドライバ電子回路1600を駆動し、光変調器1800に波長可変光源より供給されている連続光を変調する。
これにより、波長λの光信号は、波長λCWの光信号に波長変換される。
【0082】
図8の波長変換器では、入力する光信号を光受信器1500によって電気信号に変換したのちに、この電気信号を用いてレーザ変調用ドライバ電子回路1610を駆動し、波長可変光源1700の光(波長λcw)を変調する。
これにより、波長λの光信号は、波長λCWの光信号に波長変換される。
【0083】
〔波長可変光源の構成例〕
本発明の第1実施例〜第3実施例において用いる、第1の波長変換器及び第2の波長変換器に、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給する波長可変光源の例としては、多電極回折格子分布反射型半導体レーザや図9に示す構成がある。
多電極回折格子分布反射型半導体レーザでは、半導体レーザに設けられた電極からの電流注入によって光の位相やブラッグ波長を変化させ、発振する光の波長を調整することができる。
【0084】
一方、図9に示す波長可変光源は、複数の波長変換器が共有することができる構成になっている。
即ち、この共有型波長可変光源3000は、異なる波長の連続光を発光するN個(図9ではN=4の場合を示している)の単一波長光源3100−1〜3100−4と、N個の単一波長光源3100−1〜3100−4が入力ポートに接続された光合波器3400と、光合波器3400の出力ポートが接続された光分流器3300と、光分流器3300の各出力ポートに接続された光分波器3500−1〜3500−3と、N個の入力ポートと1個の出力ポートをもつN×1光スイッチ3200−1〜3200−3とによって構成されている。
【0085】
N×1光スイッチ3200−1〜3200−3の出力ポートは、波長変換器の連続光を入力すべき所望のポートに接続される。
異なる波長の連続光を発光する単一波長光源3100−1〜3100−4からの連続光は、光合波器3400、光カプラ3300、光分波器3500−1〜3500−3を介して、図9に示すように、N×1光スイッチ3200−1〜3200−3の各入力ポートに各波長に分かれて入力される。
N×1光スイッチ3200−1〜3200−3を制御することにより、所望の波長の連続光を波長変換器に供給することができる。
図9に示した波長可変光源3000は、連続光を発光する単一波長光源3100−1〜3100−4を本発明の光クロスコネクト装置内にある波長変換器で共有することができる。
【0086】
このように説明したように本発明は、ポート数の増加に対して柔軟な拡張性を有する光クロスコネクト装置に関するもので、従来のポート数の大きい一つのAWGに替えて、ポート数の小さい複数のAWGを組み合わせる点が最大の利点である。
特に、製造可能なAWGのポート数には制限があり、また、ポート数の増加に伴いAWGの隣接するポート間の波長間隔が小さくなると、変調帯域の制限/ポート間クロストークの増大等の問題が生じるが、本発明の構成によればそのような問題を解消することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発明の光クロスコネクト装置においては、入力ポート数の増加及び各入力ポートに入力される波長多重光信号の多重度の増加にともなって、波長周回性AWGの入出力ポート数並びにルーティングに必要な波長数の増加を大幅に抑えることが可能である。
またこれにより、従来技術において問題となっていた、波長周回性AWGのポート数の増加に伴って起きる、光信号の変調帯域の制限並びにポート間クロストークの問題を回避することができる。
以上のように、本発明は拡張性の優れた光クロスコネクト装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の光クロスコネクト装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施例の接続形態を示す説明図である。
【図3】本発明の第二実施例の光クロスコネクト装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第三実施例の光クロスコネクト装置を示すブロック図である。
【図5】波長変換器の構成図である。
【図6】波長変換器の構成図である。
【図7】波長変換器の構成図である。
【図8】波長変換器の構成図である。
【図9】波長可変光源の構成図である。
【図10】従来の技術の説明図である。
【図11】光パスルーティング技術の説明図である。
【図12】従来技術において波長周回性AWGの入出力ポート間の波長関係を示す説明図である。
【符号の説明】
101〜104 装置入力ポート
201〜204 波長分離器
301〜316 第1の波長変換器
401〜404 アレイ導波路回折格子
501〜516 第2の波長変換器
601〜604 光合波器
701〜704 装置出力ポート
801〜804 4×4光スイッチ
901〜916 4×4光スイッチの出力ポート
1000 光ファイバ
1010,1011 波長変換器の入力ポート
1012 波長変換器の出力ポート
1100−1,1100−2 半導体光増幅素子
1200 光アイソレータ
1300−1,1300−2,1300−3 光カプラ
1400 光フィルタ
1500 光受信器
1600 光変調気駆動用ドライバ電子回路
1610 レーザ変調用ドライバ電子回路
1700 波長可変光源
1800 光変調器
2000 電気信号線
3000 波長可変光源
3100−1〜3100−4 単一波長光源
3200−1〜3200−3 N×1光スイッチ
3300 光分流器
3400 光合波器
3500−1〜3500−3 光分波器
4000 16×16波長周回性アレイ導波路回折格子

Claims (10)

  1. N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、
    前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、
    前記波長分離器の出力ポートには第1の波長変換器が接続され、
    前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、
    前記波長分離器の各出力ポートに接続された前記波長変換器の出力ポートは、K(M以上の整数)個の入力ポート及びK個の出力ポートを有し、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できるK×K光スイッチのいずれか一つの入力ポートに光導波路を介して接続され、
    前記N個の各装置出力ポートには、L(M以上の任意の整数)個の入力ポートをもつ光合波器の出力ポートが光導波路を介して接続され、
    前記光合波器の適当なM個の入力ポートには、第2の波長変換器の出力ポートが光導波路を介して接続され、
    前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、
    前記光スイッチの後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長が入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、前記光スイッチの各出力ポートはそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに接続され、
    同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続されていることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  2. N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、
    前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、
    前記波長分離器の各出力ポートは、K(M以上の整数)個の入力ポート及びK個の出力ポートを有し、入力ポートと出力ポートが任意の1対1接続を形成できるK×K光スイッチの適当な入力ポートに光導波路を介して接続され、
    前記K×K光スイッチの各出力ポートには、第1の波長変換器が接続され、
    前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、
    前記第1の波長変換器の後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、
    同一の前記K×K光スイッチの各出力ポートに接続された前記第1の波長変換器はそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに光導波路を介して接続され、
    同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続され、
    前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給されていることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  3. N(2以上の任意の整数)個の装置入力ポート及びN個の装置出力ポートを有し、各装置入力ポートに入力する波長多重された光信号を所望の前記装置出力ポートに出力する光クロスコネクト装置であって、
    前記N個の各装置入力ポートには、M(1以上の任意の整数)波に波長多重された波長多重光信号を波長分離する波長分離器の入力ポートが光導波路により接続され、
    前記波長分離器の適当なM個の出力ポートには第1の波長変換器が光導波路を介して接続され、
    前記第1の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、
    前記N個の各装置出力ポートには、L(M以上の任意の整数)個の入力ポートをもつ光合波器の出力ポートが光導波路を介して接続され、
    前記光合波器の適当なM個の入力ポートには、第2の波長変換器の出力ポートが光導波路を介して接続され、
    前記波長分離器の適当なM個の出力ポートに接続された前記第1の波長変換器の出力ポートの後段には、I(M以上の任意の整数)個の入力ポート及びI個の出力ポートを有し、一つの入力ポートに入力された光はその波長に応じてそれぞれ異なる出力ポートに出力され、かつ一つの出力ポートから出力される光の波長は入力ポート毎に異なるI×Iアレイ導波路回折格子をJ(M以上の任意の整数)個具備し、
    同一の前記波長分離器の適当なM個の出力ポートに接続された前記第1の波長変換器の出力ポートはそれぞれ、異なる前記I×Iアレイ導波路回折格子の適当な入力ポートに接続され、
    同一の前記I×Iアレイ導波路回折格子にある出力ポートはそれぞれ、異なる前記光合波器の入力ポートに接続された適当な前記第2の波長変換器の入力ポートに光導波路を介して接続され、
    前記第2の波長変換器には、適当な光強度をもつ所望の波長の連続光を供給することができる波長可変光源から所望の波長の光が供給され、
    ていることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  4. 請求項1又は2に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記第1の波長変換器、前記K×K光スイッチ、前記波長可変光源並びに前記第2の波長変換器を制御する制御装置を具備していることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  5. 請求項3に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記第1の波長変換器並びに前記第2の波長変換器を制御する制御装置を具備していることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の光クロスコネクト装置において、
    前記波長変換器は、半導体光増幅素子を用いた相互位相変調特性を利用するマッハツェンダ干渉計型波長変換回路で構成されていること特徴とする光クロスコネクト装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか記載の光クロスコネクト装置において、
    前記波長変換器は、半導体光増幅素子の相互利得変調特性を利用した波長変換回路で構成されていること特徴とする光クロスコネクト装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか記載の光クロスコネクト装置において、
    前記波長変換器は、入力する光信号を電気信号に変換する光電気変換器と、前記光電気変換器の電気信号によって駆動する光変調器で構成されていることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか記載の光クロスコネクト装置において、
    前記波長可変光源は、多電極回折格子分布反射型半導体レーザであることを特徴とする光クロスコネクト装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれか記載の光クロスコネクト装置において、
    前記波長可変光源は、
    異なる波長の連続光を発光するN(1以上の整数)個の単体光源と、
    前記複数の単体光源が入力ポートに接続された光合波器と、
    前記光合波器の出力ポートが接続された光分流器と、
    前記光分流器の各出力ポートに接続された光分波器と、
    前記光分波器の各出力ポートに接続された、N個の入力ポート、1個の出力ポートをもつN×1光スイッチとによって構成されていることを特徴とする光クロスコネクト装置。
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