JP2019047149A - アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置 - Google Patents

アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019047149A
JP2019047149A JP2017164543A JP2017164543A JP2019047149A JP 2019047149 A JP2019047149 A JP 2019047149A JP 2017164543 A JP2017164543 A JP 2017164543A JP 2017164543 A JP2017164543 A JP 2017164543A JP 2019047149 A JP2019047149 A JP 2019047149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
analog
digital converter
capacitor
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017164543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6808594B2 (ja
Inventor
明秀 崔
Akihide Sai
明秀 崔
智史 近藤
Satoshi Kondo
智史 近藤
健太郎 吉岡
Kentaro Yoshioka
健太郎 吉岡
板倉 哲朗
Tetsuro Itakura
哲朗 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2017164543A priority Critical patent/JP6808594B2/ja
Priority to US15/920,611 priority patent/US10404269B2/en
Publication of JP2019047149A publication Critical patent/JP2019047149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6808594B2 publication Critical patent/JP6808594B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/458Analogue/digital converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means
    • G04F10/005Time-to-digital converters [TDC]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/60Analogue/digital converters with intermediate conversion to frequency of pulses
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F10/00Apparatus for measuring unknown time intervals by electric means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】迅速に動作させることができ、かつ低消費電力で動作可能で、かつ回路面積も縮小する。【解決手段】アナログ−デジタル変換器は、スイッチの切替により充放電を行うキャパシタを有し、入力信号と帰還信号との差分信号に応じた発振信号の周波数と、キャパシタのキャパシタンスと、所定のバイアス電圧と、に応じて、キャパシタの電荷量を変化させるスイッチトキャパシタと、スイッチトキャパシタの出力信号に基づいて帰還信号を生成する帰還信号生成部と、発振信号に基づいて、入力信号をデジタル変換したデジタル信号を生成するデジタル変換部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、アナログ−デジタル変換器と、このアナログ−デジタル変換器を備えた信号処理装置とに関する。
に関する。
電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)を積分器として利用する1次ΔΣ型A/D変換器が提案されている。この種のA/D変換器では、VCOの電圧に対する周波数変化が非線形特性を持っており、分解能が劣化する要因になっていた。これを解決するために、電圧を掃引して周波数の非線形性を校正する技術や、VCOの負帰還ループにD/A変換器を用いて非線形性を緩和する技術などが提案されている。
しかしながら、これらの改良技術には、A/D変換器を迅速に動作させることができないという問題がある上に、消費電力や回路面積が増大するおそれがある。
特開2011−108910号公報
本発明が解決しようとする課題は、迅速に動作させることができ、かつ低消費電力で動作可能で、かつ回路面積も縮小可能なアナログ−デジタル変換器及び信号処理装置を提供するものである。
本実施形態によれば、スイッチの切替により充放電を行うキャパシタを有し、入力信号と帰還信号との差分信号に応じた発振信号の周波数と、前記キャパシタのキャパシタンスと、所定のバイアス電圧と、に応じて、前記キャパシタの電荷量を変化させるスイッチトキャパシタと、
前記スイッチトキャパシタの出力信号に基づいて前記帰還信号を生成する帰還信号生成部と、
前記発振信号に基づいて、前記入力信号をデジタル変換したデジタル信号を生成するデジタル変換部と、を備える、アナログ−デジタル変換器が提供される。
第1の実施形態によるアナログ−デジタル変換器の内部構成を示すブロック図。 スイッチトキャパシタの動作を説明する図。 スイッチトキャパシタとローパスフィルタの出力電流波形図。 第2の実施形態によるアナログ−デジタル変換器の内部構成を示すブロック図。 第3の実施形態によるアナログ−デジタル変換器のブロック図。 カウンタから出力されるm相の分周信号と、m個のローパスフィルタの出力電流を合成した帰還信号との信号波形図。 図5におけるm個の電流バッファとm個のローパスフィルタの一具体例の回路図。 第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器のブロック図。 図7におけるm個の電流バッファとローパスフィルタの一具体例の回路図。 第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器を備えた信号処理装置の概略構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、本件明細書と添付図面においては、理解のしやすさと図示の便宜上、一部の構成部分を省略、変更または簡易化して説明および図示しているが、同様の機能を期待し得る程度の技術内容も、本実施の形態に含めて解釈することとする。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1の内部構成を示すブロック図である。図1のアナログ−デジタル変換器1は、ΔΣ型A/D変換器である。図1のアナログ−デジタル変換器1は、入力信号をデジタル変換してデジタル信号を生成するものである。入力信号はアナログの電流信号であればよく、どのような周波数及び振幅の電流信号であってもよい。図1の例では、二入力の電流バッファ2に入力された差動電流信号IINP、IINMの差分電流信号を電流バッファ2から出力して、この差分電流信号を入力信号としてアナログ−デジタル変換器1に入力している。電流バッファ2に入力される差動電流信号IINP、IINMは、正負が逆の電流信号である。なお、二入力の電流バッファ2は一例であり、差分電流信号ではなく、単一の電流信号をアナログ−デジタル変換器1に入力してもよい。
図1のアナログ−デジタル変換器1に入力される入力信号は、電流を出力する任意の電気機器の出力信号である。例えば、電流出力タイプの各種のセンサの出力信号が図1のアナログ−デジタル変換器1の入力信号になりうる。より具体的な一例としては、フォトダイオードや光電子増倍管等の光電変換器の出力信号などである。
図1のアナログ−デジタル変換器1は、差分器3と、ループフィルタ4と、リング発振器5と、カウンタ6と、デジタル変換部7と、スイッチトキャパシタ8と、バイアス回路9と、帰還信号生成部10とを備えている。
差分器3は、入力信号と帰還信号との差分信号を生成する。この差分信号も電流信号である。ループフィルタ4は、差分信号に含まれる不要な周波数成分を除去し、差分信号に応じた電圧信号Vctlを出力する。後述するように、本実施形態によるアナログ−デジタル変換器1は、負帰還経路を備えている。負帰還経路で生成される帰還信号に含まれるスプリアス成分を除去して負帰還ループ利得を向上させるのが望ましいが、そのためにはループフィルタ4の性能が重要である。ループフィルタ4の内部構成は任意であるが、例えば、負帰還ループ利得を向上させるために積分器や増幅器などをループフィルタ4の前後に設けてもよい。また、ループフィルタ4は、差分器3からの差分信号を電圧信号に変換するためのトランスインピーダンス素子であってもよく、このトランスインピーダンス素子の値を調整して利得を向上させてもよい。
リング発振器5は、奇数個の遅延素子5aをリング状に接続して構成される電圧制御型発振器(VCO)である。リング発振器5は、ループフィルタ4から出力された電圧信号に基づいて、発振信号の周波数を制御する。リング発振器5は、電圧信号に応じて発振信号の周波数を変化させ、その結果として位相も変化させる。位相は周波数の積分値であることから、リング発振器5は、位相の観点では積分器として機能する。すなわち、リング発振器5は、ΔΣ型A/D変換器における積分器Σとして機能する。
リング発振器5の発振信号は、カウンタ6とデジタル変換部7に入力される。カウンタ6は、リング発振器5の発振信号に同期して計数動作を行う。カウンタ6は、発振信号の周期数をカウントする。このカウント値は整数位相情報となる。また、カウンタ6は、発振信号の周波数を分周した分周信号を生成する。
デジタル変換部7は、リング発振器5の発振信号に基づいて、入力信号をデジタル変換したデジタル信号を生成する。デジタル変換部7は、時間−デジタル変換器(TDC:Time to Digital Converter)11と、加算器12と、微分器13とを有する。
TDC11は、リング発振器5の発振信号の小数位相情報を検出する。より詳細には、TDC11は、リング発振器5の発振信号と基準信号との位相差に基づいて、小数位相情報を検出する。加算器12は、カウンタ6の出力信号とTDC11の出力信号とを加算する。すなわち、加算器12は、リング発振器5の整数位相情報と小数位相情報とを加算して位相情報を生成する。カウンタ6の出力ビット数が例えば6ビットで、TDC11の出力信号が例えば4ビットの場合、加算器12は10ビットの分解能のデジタル信号を生成する。
微分器13は、加算器12の出力信号を微分処理する。すなわち、微分器13は、リング発振器5の位相情報を周波数情報に変換する。カウンタ6、TDC11及び微分器13は、ΔΣ型A/D変換器における量子化器として機能する。
バイアス回路9は、所定の直流電圧レベルのバイアス電圧を生成する。バイアス回路9が生成したバイアス電圧は、スイッチトキャパシタ8に供給される。なお、バイアス電圧は、アナログ−デジタル変換器1の外部から供給してもよく、その場合は、アナログ−デジタル変換器1の内部にバイアス回路9を設ける必要はなくなる。
スイッチトキャパシタ8は、リング発振器5の発振信号を入力側に帰還させる負帰還経路上に接続されている。リング発振器5は、電圧に対する周波数変化が非線形であり、この非線形性はアナログ−デジタル変換器1の分解能を低下させる要因となっているが、負帰還経路上にスイッチトキャパシタ8を設けて帰還信号を入力側に帰還させることで、分解能の向上を図ることができる。
本実施形態においてスイッチトキャパシタ8を用いた理由は、スイッチトキャパシタ8は、リング発振器5の発振信号の周波数を、アナログ値のままで直接、電流に高速かつ高性能に変換できるためである。また、スイッチトキャパシタ8の代わりにD/Aコンバータを用いると、高精度にD/A変換を行うには、D/Aコンバータのビット数を増やす必要があるが、D/A変換器の回路規模が大きくなる。これに対して、スイッチトキャパシタ8では、小回路面積で高速かつ高性能にアナログの電流信号を生成できる。
スイッチトキャパシタ8は、交互にオンまたはオフする2つのスイッチ8a,8bと、キャパシタ8cとを有する。これらスイッチは、カウンタ6から出力された分周信号によりオンまたはオフされる。キャパシタ8cの蓄積電荷量は、分周信号の周波数すなわち発振信号の周波数と、キャパシタ8cのキャパシタンスと、バイアス回路9からのバイアス電圧とに応じて変化する。スイッチトキャパシタ8は、バイアス電圧とキャパシタ8cの蓄積電荷量とに応じた電流信号を出力する。
帰還信号生成部10は、例えば、電流バッファ10aと、ローパスフィルタ10bとを有する。電流バッファ10aは、スイッチトキャパシタ8から出力された電流信号をバッファリングしてローパスフィルタ10bに供給する。ローパスフィルタ10bは、電流バッファ10aから出力された電流信号に含まれるスプリアス成分を除去して帰還信号を生成する。ローパスフィルタ10bから出力された帰還信号は、差分器3に入力される。
図2Aはスイッチトキャパシタ8の動作を説明する図、図2Bはスイッチトキャパシタ8とローパスフィルタ10bの出力電流波形図である。
カウンタ6は、リング発振器5の発振信号の周期数を例えば6ビットで計測する。なお、カウンタ6のビット数は任意であるが、以下では、6ビットとして説明する。これら6ビットの各ビットは、リング発振器5の発振信号を分周した分周信号であり、各ビットごとに分周比が異なっている。本実施形態では、カウンタ6の予め定めたビットの分周信号とその反転信号をスイッチトキャパシタ8のスイッチの切替に用いている。より具体的には、スイッチトキャパシタ8内の2つのスイッチ8a,8bは、分周信号に応じて交互にオンまたはオフする。例えば、分周信号/CLKがハイのときは、スイッチ8aがオンし、バイアス回路9からのバイアス電圧がスイッチ8aを通ってキャパシタ8cに印加され、キャパシタ8cには電荷が蓄積される。このとき、分周信号CLKはロウであり、スイッチ8bはオフするため、スイッチトキャパシタ8は電流信号を出力しない。一方、分周信号CLKがハイで、分周信号/CLKがロウになると、スイッチ8aがオフしてキャパシタ8cの充電は終了するとともに、スイッチ8bがオンしてキャパシタ8cからの放電電流が電流バッファ10aに流れる。
図2Bに示すように、分周信号CLK、/CLKは矩形波信号であるが、キャパシタ8cから電流バッファ10aに流れる放電電流IVCOは、瞬時的にピークになって、徐々に低下するスパイク状の電流波形になる。この電流IFBを電流バッファ10aとローパスフィルタ10bに通すことで、図2Bの破線波形に示すように、理想的にはスパイク部分が除去されて、直流電流IFBになる。
カウンタ6から出力される分周信号の分周比を切り替えることで、図2Bに示すように、キャパシタ8cからの放電電流IVCOの周期が変化する。図2Bでは、発振信号と同じ分周比の分周信号をx1、発振信号の1/2の周波数(分周比が2)の分周信号をx2、発振信号の1/4の周波数(分周比が4)の分周信号をx4と表記している。分周比が低いほど放電電流IVCOの周期が短くなり、ローパスフィルタ10bから出力される電流IFBの直流電圧レベルは高くなる。このように、カウンタ6から出力される分周信号の分周比を切り替えることで、スイッチトキャパシタ8の放電周期を変化させて、帰還信号IFBの直流電流レベルを最適な値に調整できる。
スイッチトキャパシタ8内の2つのスイッチ8a,8bは、分周信号に同期して、迅速にオンまたはオフする。また、スイッチトキャパシタ8内のキャパシタ8cは、スイッチ8a,8bのオン/オフにより、高速に充放電を行う。よって、スイッチトキャパシタ8は、分周信号に同期して、極めて追従性よく、出力電流IVCOを制御できる。
カウンタ6からスイッチトキャパシタ8に供給される分周信号の分周比は、アナログ−デジタル変換器1の製造ばらつきを考慮に入れて、製造時に適切な分周比を個々に設定してもよい。あるいは、不図示の制御回路による制御により、分周比をプログラマブルに設定変更できるようにしてもよい。あるいは、ディップスイッチ等の切替により、ユーザが必要に応じて分周比を設定変更できるようにしてもよい。
本実施形態によるスイッチトキャパシタ8は、等価的には負帰還経路に接続されたD/A変換器と同様の作用を行う。D/A変換器は、高精度にすればするほど、面積が大きくなり、消費電力も増大する。これに対して、スイッチトキャパシタ8は、2つのスイッチ8a,8bと1つのキャパシタ8cだけで構成でき、D/A変換器と比べて面積を大幅に縮小できるだけでなく、精度と高速性にも優れており、極めて高速かつ高精度に帰還信号を生成することができる。
このように、第1の実施形態では、リング発振器5、TDC11および微分回路を備えたΔΣ型A/D変換器の負帰還経路上に、D/A変換器の代わりにスイッチトキャパシタ8を設けるため、小さな回路面積で、高速かつ高精度に帰還信号を生成でき、アナログ−デジタル変換器1の分解能を向上させることができる。差分器3で入力信号と帰還信号との差分信号を生成した後、ループフィルタ4で電圧信号に変換して、リング発振器5の発振信号の周波数を変化させるため、リング発振器5の発振信号の周波数を入力信号に精度よく追従させることができる。よって、入力信号の周波数が変化しても、その変化に追従した高分解のデジタル信号を微分器13から出力できる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、電流信号からなる入力信号をアナログ−デジタル変換する例を示したが、入力信号は電圧信号であってもよい。
図3は第2の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1の内部構成を示すブロック図である。図3のアナログ−デジタル変換器1は、電圧信号からなる入力信号をアナログ−デジタル変換する。図3では、図1と共通する構成部材には同一符号を付しており、以下では、図1との相違点を中心に説明する。
図3のアナログ−デジタル変換器1は、2種類の電圧信号の差分電圧信号を出力する電圧バッファ14と、スイッチトキャパシタ8の出力側に接続されたトランスインピーダンスアンプ10cとを備えている。
図3の電圧バッファ14は二入力タイプであるが、単一の電圧信号をバッファリングする電圧バッファ14を用いてもよい。図3のアナログ−デジタル変換器1に入力される入力信号は、電圧を出力する任意の電気機器の出力信号である。例えば、電圧出力タイプの各種のセンサの出力信号が図1のアナログ−デジタル変換器1の入力信号になりうる。より具体的な一例としては、撮像センサの画素信号などである。
電圧バッファ14の後段側の差分器3は、電圧バッファ14の出力電圧と、電圧信号からなる帰還信号との差分信号を出力する。ループフィルタ4は、差分信号に含まれる不要な周波数成分を除去し、差分信号に応じた電圧信号を出力する。リング発振器5、カウンタ6、TDC11、加算器12、微分器13およびスイッチトキャパシタ8の動作は、図1と同様である。
スイッチトキャパシタ8から出力された電流信号は、トランスインピーダンスアンプ10cに入力される。図3のアナログ−デジタル変換器1には、電圧信号が入力されるため、トランスインピーダンスアンプ10cにて、スイッチトキャパシタ8から出力された電流信号が電圧信号に変換される。これにより、差分器3は、電圧バッファ14から出力された電圧信号と、トランスインピーダンスアンプ10cからローパスフィルタ10bを介して帰還された電圧信号との差分電圧を生成してループフィルタ4に供給する。
このように、第2の実施形態では、電圧信号が入力される場合であっても、第1の実施形態と同様に、ΔΣ型A/D変換器の負帰還経路上に、D/A変換器の代わりにスイッチトキャパシタ8を設けるため、小さな回路面積で、高速かつ高精度に帰還信号を生成でき、アナログ−デジタル変換器1の分解能を向上させることができる。第2の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1は、電圧出力タイプの各種の電気機器の出力信号をデジタル変換するために利用できる。
(第3の実施形態)
図2Bに示したように、スイッチトキャパシタ8の出力電流は、分周信号に同期して、瞬時的に大きくなり、その後徐々に低くなる周期的なスパイク電流になる。スイッチトキャパシタ8の出力電流を図1の電流バッファ10aとローパスフィルタ10bに通すことで、理想的には直流電流波形からなる帰還信号になるはずであるが、実際には、帰還信号にスパイク電流に基づくスプリアス成分が含まれてしまう。帰還信号にスプリアス成分が含まれていると、リング発振器5の発振信号の周波数が変動する要因となり、アナログ−デジタルの変換精度が低下してしまう。
図4は第3の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1のブロック図である。図4のアナログ−デジタル変換器1は、帰還信号に含まれるスプリアス成分を抑制するものである。図4のアナログ−デジタル変換器1は、図1の構成を一部変更したものであり、以下では、相違点を中心に説明する。
図4のアナログ−デジタル変換器1は、m個(mは2以上の整数)のスイッチトキャパシタ8と、m個の電流バッファ10aと、m個のローパスフィルタ10bとを備えている。m個のローパスフィルタ10bの出力信号同士を合成して帰還信号が生成される。
カウンタ6は、m個のローパスフィルタ10bに対して、それぞれ位相が異なる分周信号を供給する。図5は、カウンタ6から出力されるm相の分周信号と、m個のローパスフィルタ10bの出力電流を合成した帰還信号との信号波形図である。図5は、m=4であり、カウンタ6がリング発振器5の発振信号を4分周した4相の分周信号を4個のスイッチトキャパシタ8に供給する例を示している。また、図5には、m=1の場合の帰還信号IFBの信号波形も示している。図5では、帰還信号IFBに含まれるスプリアス成分を強調して図示している。
図5に示すように、m個のローパスフィルタ10bを設けて、各ローパスフィルタ10bに位相が異なる分周信号を供給することにより、m個のスイッチトキャパシタ8は分周信号の周波数をm倍した周波数で電流を出力(放電)することになり、帰還信号IFBのスプリアス成分は、分周信号の周波数をm倍した周波数で出現することになる。すなわち、図4のアナログ−デジタル変換器1は、スプリアス成分の周波数を高くすることができ、ループフィルタ4にて、スプリアス成分を除去しやすくなる。別の言い方をすると、mの値を最適化することで、ループフィルタ4で最もスプリアス成分を除去しやすい周波数に帰還信号を設定できる。
図6は図5におけるm個の電流バッファ10aとm個のローパスフィルタ10bの一具体例の回路図である。図6に示すように、m個の電流バッファ10aはm個のカレントミラー回路16を有する。各カレントミラー回路16は、対応するスイッチトキャパシタ8の出力ノードから出力された電流を流す第1トランジスタQ1と、第1トランジスタQ1に流れる電流に比例した電流を流す第2トランジスタQ2と、第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2の各ゲート間に接続されるローパスフィルタ10bとを有する。m個のカレントミラー回路16内のm個の第2トランジスタQ2のドレインは共通に接続されており、これらドレイン電流を合成して帰還信号IFBが生成される。
カレントミラー回路16は、帯域を確保しやすく、オペアンプを用いた電流バッファ10aよりも設計が容易である。なお、電流バッファ10aの回路構成は、必ずしも図6に示した回路である必要はなく、例えばオペアンプを用いて構成してもよい。
図6のローパスフィルタ10bは、第1トランジスタQ1のゲートと第2トランジスタQ2のゲートとの間に接続される抵抗R1と、第2トランジスタQ2のゲートと接地ノードとの間に接続されるキャパシタC1とを有する。
このように、第3の実施形態では、第1の実施形態によるデジタル−アナログ変換器を一部変更して、m個のスイッチトキャパシタ8と、m個の電流バッファ10aと、m個のローパスフィルタ10bを設けて、m個のスイッチトキャパシタ8を時間をずらして動作させるため、帰還信号IFBに含まれるスプリアス成分の周波数を高くすることができ、m個のローパスフィルタ10bをループフィルタ4にてスプリアス成分を除去しやすくなる。これにより、ループフィルタ4の出力信号に含まれるスプリアス成分を抑制でき、リング発振器5の発振信号の周波数を安定化することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第2の実施形態によるデジタル−アナログ変換器に対して、第3の実施形態と同様のスプリアス成分の抑制対策を施したものである。
図7は第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1のブロック図である。図7のアナログ−デジタル変換器1は、図4と同様に、m個(mは2以上の整数)のスイッチトキャパシタ8と、m個の電流バッファ10aと、m個のローパスフィルタ10bとを備えている。m個のローパスフィルタ10bの出力信号同士を合成して帰還信号が生成される。図3では、スイッチトキャパシタ8の後段にトランスインピーダンスアンプ10cを接続していたが、図7では図6と同様の電流バッファ10aを接続している。
図8は、図7におけるm個の電流バッファ10aとローパスフィルタ10bの一具体例の回路図である。図8の電流バッファ10aは図6と同様のカレントミラー回路16であるが、図8のローパスフィルタ10bの内部構成が図6とは異なっている。図8のローパスフィルタ10bは、第2トランジスタQ2のドレインと電源電圧ノードVDDとの間に並列接続される抵抗及びキャパシタ8cを有する。
図6では、m個のローパスフィルタ10bを必要としたが、図8では、m個の電流バッファ10aに同一のローパスフィルタ10bが接続されている。よって、ローパスフィルタ10bを小型化できる。並列接続された抵抗およびキャパシタ8cの一端側とm個のローパスフィルタ10bの共通出力ノードとの接続ノードから帰還信号VFBが出力されて、差分器3に入力される。
ローパスフィルタ10bを構成する並列接続された抵抗R2及びキャパシタC2は、m個のカレントミラー回路16から出力された電流の合計値を電圧に変換する。
このように、第4の実施形態では、第2の実施形態によるデジタル−アナログ変換器を一部変更して、m個のスイッチトキャパシタ8と、m個の電流バッファ10aと、m個のローパスフィルタ10bを設けて、m個のスイッチトキャパシタ8を時間をずらして動作させるため、帰還信号VFBに含まれるスプリアス成分の周波数を高くすることができ、m個のローパスフィルタ10bとループフィルタ4にてスプリアス成分を除去しやすくなる。これにより、ループフィルタ4の出力信号に含まれるスプリアス成分を抑制でき、リング発振器5の発振信号の周波数を安定化することができる。
上述した第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1は、種々のアナログ信号をデジタル変換する目的に適用できる。図9は第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1を備えた信号処理装置21の概略構成を示すブロック図である。図9の信号処理装置21は、アナログ信号取得部22と、第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)1と、信号処理部23とを備えている。
アナログ信号取得部22は、例えば、アナログの電流信号または電圧信号を出力する各種のセンサである。センサがセンスする対象は特に問わないが、例えば画像信号を出力するイメージセンサや、温度や湿度等の環境情報を出力する環境センサや、対象物からの反射光信号を受光して電気信号に変換する受光センサなどである。
信号処理部23は、アナログ−デジタル変換器1で変換されたデジタル信号に基づいて、各種の信号処理を行う。信号処理部23が行う信号処理内容は特に問わないが、例えば、対象物からの反射光信号に応じたデジタル信号が信号処理部23に入力された場合は、対象物に照射した光信号の小タイミングと、反射光信号のピーク値のタイミングとの時間差を演算して、演算された時間差に基づいて対象物までの距離を推測する処理を行ってもよい。また、信号処理部23は、周囲にある複数の対象物までの距離を画像化する処理を行ってもよい。
このように、第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1は、種々の信号処理を行う用途に用いることができる。
また、第1〜第4の実施形態によるアナログ−デジタル変換器1は、ハードウェアだけで構成してもよいし、アナログ−デジタル変換器1の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 アナログ−デジタル変換器、2 電流バッファ、3 差分器、4 ループフィルタ、5 リング発振器、6 カウンタ、7 デジタル変換器、8 スイッチトキャパシタ、9 バイアス回路、10 帰還信号生成部、10a 電流バッファ、10b ローパスフィルタ、10c トランスインピーダンスアンプ、11 時間−デジタル変換器、12 加算器、13 微分器、14 電圧バッファ、16 カレントミラー回路、21 信号処理装置、22 アナログ信号取得部、23 信号処理部

Claims (11)

  1. スイッチの切替により充放電を行うキャパシタを有し、入力信号と帰還信号との差分信号に応じた発振信号の周波数と、前記キャパシタのキャパシタンスと、所定のバイアス電圧と、に応じて、前記キャパシタの電荷量を変化させるスイッチトキャパシタと、
    前記スイッチトキャパシタの出力信号に基づいて前記帰還信号を生成する帰還信号生成部と、
    前記発振信号に基づいて、前記入力信号をデジタル変換したデジタル信号を生成するデジタル変換部と、を備える、アナログ−デジタル変換器。
  2. 前記スイッチトキャパシタは、前記バイアス電圧と、前記キャパシタの電荷量と、に応じた電流を前記出力信号として出力し、
    前記帰還信号生成部は、前記スイッチトキャパシタから出力された電流に基づいて前記帰還信号を生成する、請求項1に記載のアナログ−デジタル変換器。
  3. 前記差分信号を生成する差分器と、
    前記差分信号に応じた周波数を持つ前記発振信号を生成する周波数制御発振器と、
    前記発振信号の周波数以下の分周信号を生成する分周器と、を備え、
    前記スイッチトキャパシタは、前記分周信号の周波数に応じて前記キャパシタの充放電を繰り返す、請求項1または2に記載のアナログ−デジタル変換器。
  4. 前記分周器は、前記分周信号を生成するとともに、前記発振信号の周期数を整数位相情報として計測するカウンタであり、
    前記デジタル変換部は、
    前記発振信号の小数位相情報を検出する時間−デジタル変換器と、
    前記整数位相情報と前記小数位相情報とを加算する加算器と、
    前記加算器の出力信号を周波数情報に変換する微分器と、を有する、請求項3に記載のアナログ−デジタル変換器。
  5. 前記入力信号は、電流信号であり、
    前記帰還信号生成部は、電流信号からなる前記帰還信号を生成する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアナログ−デジタル変換器。
  6. 前記スイッチトキャパシタから出力された電流を電圧に変換するトランスインピーダンスアンプを備え、
    前記入力信号は、電圧信号であり、
    前記帰還信号生成部は、前記トランスインピーダンスアンプの出力に基づいて、電圧信号からなる前記帰還信号を生成する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアナログ−デジタル変換器。
  7. 前記帰還信号生成部は、前記帰還信号に含まれるスプリアス成分を除去するフィルタを有し、
    前記差分信号は、前記入力信号と前記フィルタを通過した帰還信号との差分信号である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のアナログ−デジタル変換器。
  8. m個(mは2以上の整数)の前記スイッチトキャパシタを備え、
    前記分周器は、前記m個のスイッチトキャパシタのそれぞれに、位相が異なる前記分周信号を供給し、
    前記帰還信号生成部は、前記m個のスイッチトキャパシタのそれぞれから出力される電流に基づいて、前記帰還信号を生成する、請求項3または4に記載のアナログ−デジタル変換器。
  9. 前記入力信号は、電流信号であり、
    前記帰還信号生成部は、
    前記m個のスイッチトキャパシタから出力された電流が入力されるm個の電流バッファと、
    前記m個の電流バッファから出力された電流に含まれるスプリアス成分を除去するm個のフィルタと、を有し、
    前記m個のフィルタを通過した電流を合成して前記帰還信号が生成される、請求項8に記載のアナログ−デジタル変換器。
  10. 前記入力信号は、電圧信号であり、
    前記帰還信号生成部は、
    前記m個のスイッチトキャパシタから出力された電流をそれぞれ電圧に変換するm個の電流バッファと、
    前記m個の電流バッファから出力された電流に含まれるスプリアス成分を除去して電圧に変換するm個のフィルタと、を有し、
    前記m個のフィルタを通過した電圧を合成して前記帰還信号が生成される、請求項8に記載のアナログ−デジタル変換器。
  11. 入力信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、
    前記デジタル信号に基づいて所定の信号処理を行う信号処理部と、を備える信号処理装置であって、
    前記アナログ−デジタル変換器は、
    スイッチの切替により充放電を行うキャパシタを有し、入力信号と帰還信号との差分信号に応じた発振信号の周波数と、前記キャパシタのキャパシタンスと、所定のバイアス電圧と、に応じて、前記キャパシタの電荷量が変化するスイッチトキャパシタと、
    前記スイッチトキャパシタの出力信号に基づいて前記帰還信号を生成する帰還信号生成部と、
    前記発振信号に基づいて、前記入力信号をデジタル変換した前記デジタル信号を生成するデジタル変換部と、を有する、信号処理装置。
JP2017164543A 2017-08-29 2017-08-29 アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置 Active JP6808594B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017164543A JP6808594B2 (ja) 2017-08-29 2017-08-29 アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置
US15/920,611 US10404269B2 (en) 2017-08-29 2018-03-14 Analog-to-digital converter and signal processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017164543A JP6808594B2 (ja) 2017-08-29 2017-08-29 アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019047149A true JP2019047149A (ja) 2019-03-22
JP6808594B2 JP6808594B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=61683697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017164543A Active JP6808594B2 (ja) 2017-08-29 2017-08-29 アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10404269B2 (ja)
JP (1) JP6808594B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020106766B3 (de) 2020-03-12 2021-08-12 Infineon Technologies Ag Vorrichtungen und Verfahren zur Analog-Digital-Wandlung

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678500A (en) * 1970-08-04 1972-07-18 Gen Electric Analog digital converter
JPH01157128A (ja) * 1987-12-14 1989-06-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> オーバーサンプリングa/d変換器
JP2009268068A (ja) * 2008-04-04 2009-11-12 Denso Corp 電圧検出装置、及び電池の状態制御装置
JP2013098630A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Renesas Electronics Corp デルタシグマ変調器および半導体装置
US20150065198A1 (en) * 2011-11-14 2015-03-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Analog-to-Digital Converter

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6388248B1 (en) * 2000-07-06 2002-05-14 Eaton Corporation Control voltage isolation system for electrical rotating apparatus utilizing fiber optics and associated method
WO2011022789A1 (en) * 2009-08-28 2011-03-03 Op T Eynde Frank Voltage controlled oscillator (vco ) based analog-digital converter
JP2012244199A (ja) 2011-05-14 2012-12-10 Handotai Rikougaku Kenkyu Center:Kk オペアンプレス・キャパシタレスad変換器およびtd変換器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678500A (en) * 1970-08-04 1972-07-18 Gen Electric Analog digital converter
JPH01157128A (ja) * 1987-12-14 1989-06-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> オーバーサンプリングa/d変換器
JP2009268068A (ja) * 2008-04-04 2009-11-12 Denso Corp 電圧検出装置、及び電池の状態制御装置
JP2013098630A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Renesas Electronics Corp デルタシグマ変調器および半導体装置
US20150065198A1 (en) * 2011-11-14 2015-03-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Analog-to-Digital Converter

Also Published As

Publication number Publication date
US20190068216A1 (en) 2019-02-28
JP6808594B2 (ja) 2021-01-06
US10404269B2 (en) 2019-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6977601B1 (en) Low power current input delta-sigma ADC using injection FET reference
US10855294B2 (en) High linearity phase interpolator
US6967611B2 (en) Optimized reference voltage generation using switched capacitor scaling for data converters
JP4340296B2 (ja) A/d変換器
US7696910B2 (en) Dither circuit and analog digital converter having dither circuit
US9060139B2 (en) Solid-state imaging apparatus and method for driving the same
JP2011061597A (ja) 逐次比較型ad変換器及び逐次比較型ad変換器の動作クロック調整方法
JP2015130611A (ja) アナログデジタル変換器およびイメージセンサ
US7068206B2 (en) Asynchronous serial analog-to-digital converter methodology having dynamic adjustment of the bandwidth
US10725433B2 (en) Time-to-digital conversion circuitry
US11251797B2 (en) Time-to-digital converter and phase locked loop
US9035814B2 (en) Feedforward delta-sigma modulator
TW201448473A (zh) 非石英時脈產生器及其運作方法
US8081101B2 (en) Analog-to-digital converter using oscillators
WO2013121698A1 (ja) 時間積分器およびδς型時間デジタル変換器
US20070171118A1 (en) Switch Control Circuit, AE Modulation Circuit, and AE Modulation Ad Converter
WO2018059796A1 (en) Integration circuit and method for providing an output signal
US6859158B2 (en) Analog-digital conversion circuit
JP2019047149A (ja) アナログ−デジタル変換器及び信号処理装置
El-Halwagy et al. A programmable 8-bit, 10MHz BW, 6.8 mW, 200MSample/sec, 70dB SNDR VCO-based ADC using SC feedback for VCO linearization
JP2011139394A (ja) シグマデルタ変調器
Kim et al. A VCO-based ADC employing a multi-phase noise-shaping beat frequency quantizer for direct sampling of Sub-1mV input signals
JP2009118362A (ja) A−d変換装置
Cardes et al. A MEMS microphone interface based on a CMOS LC oscillator and a digital sigma-delta modulator
US7627072B2 (en) Frequency-to-current converter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6808594

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151