JP2019046647A - 多芯ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性および耐引っ張り性を有した多芯ケーブルを提供する。【解決手段】複数本の電線(絶縁電線10で例示)が撚り合わされてなるケーブルコア40と、ケーブルコア40の周囲に巻き付けられた抑え巻きテープ30と、抑え巻きテープ30の外周に設けられた遮蔽部材50と、遮蔽部材50の外側を被うジャケット60とを備える多芯ケーブル1である。抑え巻きテープ30が、引っ張り強度が300MPa以上で、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を有したテープ樹脂層を有し、ジャケットが押し出し被覆されたフッ素樹脂からなる。【選択図】図1
Description
本発明は、複数本の電線の周囲に抑え巻きテープを巻き付けた多芯ケーブルに関する。
特許文献1には、複数本の電線の周囲にポリイミド樹脂(PI)製のテープが巻きつけられて難燃かつ低発煙とした多芯ケーブルの構造が開示されている。
内視鏡用のケーブルのように、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合には、曲げや引っ張りにケーブルが十分に耐える構造が望まれる。
本発明は、耐久性(耐屈曲性)および耐引っ張り性を有した多芯ケーブルを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る多芯ケーブルは、複数本の電線が撚り合わされてなるケーブルコアと、該ケーブルコアの周囲に巻き付けられた抑え巻きテープと、該抑え巻きテープの外周に設けられた遮蔽部材と、該遮蔽部材の外側を被うジャケットとを備える多芯ケーブルであって、前記抑え巻きテープが、引っ張り強度が300MPa以上で、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を有したテープ樹脂層を有し、前記ジャケットが押し出し被覆されたフッ素樹脂からなる。
本発明によれば、耐久性および耐引っ張り性のある多芯ケーブルを提供することができる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る多芯ケーブルは、(1)複数本の電線が撚り合わされてなるケーブルコアと、該ケーブルコアの周囲に巻き付けられた抑え巻きテープと、該抑え巻きテープの外周に設けられた遮蔽部材と、該遮蔽部材の外側を被うジャケットとを備える多芯ケーブルであって、前記抑え巻きテープが、引っ張り強度が300MPa以上で、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を有したテープ樹脂層を有し、前記ジャケットが押し出し被覆されたフッ素樹脂からなる。抑え巻きテープが300℃で溶融または分解しないため、ジャケットを押し出す際に熱が生じても、抑え巻きテープの損傷を避けることができる。そして、抑え巻きテープの引っ張り強度が300MPa以上であるので、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合にも、十分に耐えることができる。この結果、耐久性および耐引っ張り性のある多芯ケーブルを提供することができる。
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る多芯ケーブルは、(1)複数本の電線が撚り合わされてなるケーブルコアと、該ケーブルコアの周囲に巻き付けられた抑え巻きテープと、該抑え巻きテープの外周に設けられた遮蔽部材と、該遮蔽部材の外側を被うジャケットとを備える多芯ケーブルであって、前記抑え巻きテープが、引っ張り強度が300MPa以上で、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を有したテープ樹脂層を有し、前記ジャケットが押し出し被覆されたフッ素樹脂からなる。抑え巻きテープが300℃で溶融または分解しないため、ジャケットを押し出す際に熱が生じても、抑え巻きテープの損傷を避けることができる。そして、抑え巻きテープの引っ張り強度が300MPa以上であるので、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合にも、十分に耐えることができる。この結果、耐久性および耐引っ張り性のある多芯ケーブルを提供することができる。
(2)前記多芯ケーブルの外径が0.25mmから1.8mmの範囲である。細径の多芯ケーブルの場合には、ジャケットを押し出す際に生じた熱の影響を受けやすいが、抑え巻きテープが300℃で溶融または分解しないので、細径の多芯ケーブルであっても、この熱による抑え巻きテープの損傷を避けることができる。
(3)前記遮蔽部材が、金属細線を横巻きして形成されている。抑え巻きテープが耐久性および耐引っ張り性を有しており、遮蔽部材には横巻きしたものを用いることができる。よって、遮蔽部材に編組したものを用いた場合に比べて柔軟性が良くなり、ケーブルの外径が小さくなる。
(3)前記遮蔽部材が、金属細線を横巻きして形成されている。抑え巻きテープが耐久性および耐引っ張り性を有しており、遮蔽部材には横巻きしたものを用いることができる。よって、遮蔽部材に編組したものを用いた場合に比べて柔軟性が良くなり、ケーブルの外径が小さくなる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る多芯ケーブルの具体例について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による多芯ケーブルの断面図である。多芯ケーブル1は、細径(ケーブル外径が例えば0.25mmから1.8mmの範囲)のケーブルであり、例えば内視鏡に使用される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る多芯ケーブルの具体例について説明する。図1は、本発明の第1実施形態による多芯ケーブルの断面図である。多芯ケーブル1は、細径(ケーブル外径が例えば0.25mmから1.8mmの範囲)のケーブルであり、例えば内視鏡に使用される。
多芯ケーブル1は、ケーブルコア40、遮蔽部材(シールディングともいう)50、ジャケット(外被ともいう)60からなる。図1に示したケーブルコア40の内部には、例えば同一の絶縁電線10が例えば計3本収容されている。
絶縁電線10は、外径が例えば0.06mmの極細線である。絶縁電線10は、中心導体10aと、中心導体10aの外周を被う絶縁体10bを有している。なお、外径が0.05〜0.1mm超の絶縁電線10であってもよい。また、エナメル線、あるいは、撚り線(導体)をテープで巻いたものであってもよい。
絶縁電線10は、外径が例えば0.06mmの極細線である。絶縁電線10は、中心導体10aと、中心導体10aの外周を被う絶縁体10bを有している。なお、外径が0.05〜0.1mm超の絶縁電線10であってもよい。また、エナメル線、あるいは、撚り線(導体)をテープで巻いたものであってもよい。
絶縁電線10は、螺旋状に撚られた状態で集められており、その周囲には、後述の抑え巻きテープ30が例えば螺旋状に巻き付けられている。
遮蔽部材50は、ケーブルコア40の外周に金属細線(例えばスズ銅合金線)を横巻き、つまり、複数本の金属細線が整列させた状態でケーブルコア40に巻き付けられる。
ジャケット60は、例えばフッ素樹脂(FEP:テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの共同合体)の押し出し成形によって、遮蔽部材50の外側を覆っている。
遮蔽部材50は、ケーブルコア40の外周に金属細線(例えばスズ銅合金線)を横巻き、つまり、複数本の金属細線が整列させた状態でケーブルコア40に巻き付けられる。
ジャケット60は、例えばフッ素樹脂(FEP:テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの共同合体)の押し出し成形によって、遮蔽部材50の外側を覆っている。
抑え巻きテープ30は、引っ張り強度(破断強度)が300MPa以上の性質を有し、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を持つテープ樹脂層を有している。例えば、抑え巻きテープ30は、引っ張り強度が例えば340MPaになるポリイミド樹脂(PI)製である。
一方、抑え巻きテープを別の材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)で形成した場合には、引っ張り強度は260MPaであり、ポリエチレン樹脂(PE)で形成した場合には、引っ張り強度は20MPaである。これらの場合、ケーブルが頻繁に引っ張られる場合には、破断しやすくなる。
つまり、本実施例のように、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成すれば、引っ張り強度が300MPa以上であるので、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合にも、十分に耐えることができる。
つまり、本実施例のように、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成すれば、引っ張り強度が300MPa以上であるので、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合にも、十分に耐えることができる。
また、本実施例のような、ポリイミド樹脂で形成した抑え巻きテープ30は、融点が無く、熱分解温度が320℃以上である。
一方、抑え巻きテープをポリエチレンテレフタレート樹脂で形成した場合、融点は230℃であり、ポリエチレン樹脂で形成した場合、最も高い融点は140℃程度である。
つまり、本実施例のように、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成すれば、300℃では溶融または分解しないため、フッ素樹脂を押し出してジャケット60を形成する際に抑え巻きテープに熱が加えられても、抑え巻きテープ30の損傷を避けることができる。
一方、抑え巻きテープをポリエチレンテレフタレート樹脂で形成した場合、融点は230℃であり、ポリエチレン樹脂で形成した場合、最も高い融点は140℃程度である。
つまり、本実施例のように、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成すれば、300℃では溶融または分解しないため、フッ素樹脂を押し出してジャケット60を形成する際に抑え巻きテープに熱が加えられても、抑え巻きテープ30の損傷を避けることができる。
より詳しくは、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成した場合のケーブルと、ポリエチレンテレフタレート樹脂で形成した場合のケーブルと、ポリエチレン樹脂で形成した場合のケーブルについて、耐久性(屈曲性)を評価した。
評価方法は、ケーブルの下端に荷重(例えば5kg)を掛けておき、ケーブルの上部をクランプし、屈曲角度±90°(曲げ半径10mm)で屈曲させ、往復15万回後に、ケーブルコア内の中心導体が断線しなかった場合を合格とした。
評価方法は、ケーブルの下端に荷重(例えば5kg)を掛けておき、ケーブルの上部をクランプし、屈曲角度±90°(曲げ半径10mm)で屈曲させ、往復15万回後に、ケーブルコア内の中心導体が断線しなかった場合を合格とした。
本実施例のように、抑え巻きテープ30をポリイミド樹脂で形成した場合には、中心導体が断線せず、合格した。
しかし、ポリエチレンテレフタレート樹脂で形成した場合や、ポリエチレン樹脂で形成した場合には、合格しなかった。ポリエチレンテレフタレート樹脂の融点は230℃であり、ポリエチレン樹脂の融点は140℃程度であるので、いずれもジャケットの押し出し成形時に生じた熱で、その抑え巻きテープが損傷し、この損傷箇所で中心導体を保護できなかったためと考えられる。
しかし、ポリエチレンテレフタレート樹脂で形成した場合や、ポリエチレン樹脂で形成した場合には、合格しなかった。ポリエチレンテレフタレート樹脂の融点は230℃であり、ポリエチレン樹脂の融点は140℃程度であるので、いずれもジャケットの押し出し成形時に生じた熱で、その抑え巻きテープが損傷し、この損傷箇所で中心導体を保護できなかったためと考えられる。
したがって、ポリイミド樹脂製の抑え巻きテープ30にすれば、耐久性および耐引っ張り性のある多芯ケーブルを提供することができる。
また、ポリイミド樹脂製の抑え巻きテープ30にした結果、遮蔽部材50には横巻きしたものを用いることができる。遮蔽部材に編組したものを用いた場合に比べて柔軟性が良くなり、ケーブルの外径が小さくなる。
また、ポリイミド樹脂製の抑え巻きテープ30にした結果、遮蔽部材50には横巻きしたものを用いることができる。遮蔽部材に編組したものを用いた場合に比べて柔軟性が良くなり、ケーブルの外径が小さくなる。
図2は、本発明の第2実施形態による多芯ケーブルの断面図である。
図2に示した多芯ケーブル1’も細径(ケーブル外径が例えば1.8mm程度)のケーブルである。
ケーブルコア40の内部には、第1〜第5の絶縁電線11〜15、第1,第2の同軸電線21,22が例えば計11本収容されている。
図2に示した多芯ケーブル1’も細径(ケーブル外径が例えば1.8mm程度)のケーブルである。
ケーブルコア40の内部には、第1〜第5の絶縁電線11〜15、第1,第2の同軸電線21,22が例えば計11本収容されている。
第1〜第5の絶縁電線11〜15は、例えば1本ずつケーブルコア40に収容されている。
第5の絶縁電線15を一例に挙げて説明すると、外径が0.32mm程度の中心導体15aと、中心導体15aの外周を被う絶縁体15bを有している。なお、第1の絶縁電線11の中心導体は外径0.09mm程度、第2の絶縁電線12の中心導体は外径0.15mm程度、第3の絶縁電線13の中心導体は外径0.20mm程度であり、第4の絶縁電線14の中心導体は外径0.25mm程度である。
第5の絶縁電線15を一例に挙げて説明すると、外径が0.32mm程度の中心導体15aと、中心導体15aの外周を被う絶縁体15bを有している。なお、第1の絶縁電線11の中心導体は外径0.09mm程度、第2の絶縁電線12の中心導体は外径0.15mm程度、第3の絶縁電線13の中心導体は外径0.20mm程度であり、第4の絶縁電線14の中心導体は外径0.25mm程度である。
第1,第2の同軸電線21,22は同一構造の電線である。第1の同軸電線21は例えば4本からなり、第2の同軸電線22は例えば2本からなる。
第1の同軸電線21の例で説明すると、外径が0.15mm程度の中心導体25aと、中心導体25aの外周を被う絶縁体25bとを有し、絶縁体25bの外側にシールド21cが設けられ、シールド21cの外側に被覆21dが設けられている。なお、第2の同軸電線22の中心導体は外径0.09mm程度である。同軸電線の外径は、0.3mm〜0.6mmが好ましい。
第1の同軸電線21の例で説明すると、外径が0.15mm程度の中心導体25aと、中心導体25aの外周を被う絶縁体25bとを有し、絶縁体25bの外側にシールド21cが設けられ、シールド21cの外側に被覆21dが設けられている。なお、第2の同軸電線22の中心導体は外径0.09mm程度である。同軸電線の外径は、0.3mm〜0.6mmが好ましい。
4本の第1の同軸電線21は2本ずつに分けられ、ケーブルコア40の内周面に接触するように配置される。2本の第2の同軸電線22は、ケーブルコア40の内周面に接触するように配置されており、一方の第2の同軸電線22が第1の同軸電線21に接触するように配置される。同軸電線が二本一組で差動伝送のために使用される場合に、一組の二本の電線が接触した状態に配置されることで両者の線長差がなくなりスキューが低減して好ましい。
また、第5の絶縁電線15は、その両側を第1の同軸電線21に挟まれた状態で、ケーブルコア40の内周面に接触するように配置されている。
また、第5の絶縁電線15は、その両側を第1の同軸電線21に挟まれた状態で、ケーブルコア40の内周面に接触するように配置されている。
第2の絶縁電線12は、第1の同軸電線21と第2の同軸電線22の間に挟まれ、第3の絶縁電線13や第4の絶縁電線14は、第2の同軸電線22よりも内側に配置されている。第1の絶縁電線11は、第3の絶縁電線13や第4の絶縁電線14の内側に配置される。
第1〜第5の絶縁電線11〜15、第1,第2の同軸電線21,22は、螺旋状に撚られた状態で集められており、その周囲には、抑え巻きテープ30が例えば螺旋状に巻き付けられる。なお、各電線の内側あるいは外側に介在を配置し、これらの周囲に抑え巻きテープ30を巻き付けてもよい。
ポリイミドテープの厚さは5〜15μm、ポリイミドテープの幅はケーブル径の数倍(2倍〜9倍)、巻きピッチは2〜40mm、テープが重なる部分のテープ幅に対する割合は1/5〜1/2が好ましい。
第1〜第5の絶縁電線11〜15、第1,第2の同軸電線21,22は、螺旋状に撚られた状態で集められており、その周囲には、抑え巻きテープ30が例えば螺旋状に巻き付けられる。なお、各電線の内側あるいは外側に介在を配置し、これらの周囲に抑え巻きテープ30を巻き付けてもよい。
ポリイミドテープの厚さは5〜15μm、ポリイミドテープの幅はケーブル径の数倍(2倍〜9倍)、巻きピッチは2〜40mm、テープが重なる部分のテープ幅に対する割合は1/5〜1/2が好ましい。
遮蔽部材50は、金属細線(例えば銀めっき銅合金線)を横巻きして設けられ、ジャケット60は、例えばフッ素樹脂(PFA:ポリテトラフルオロエチレン)を押し出し成形して設けられている。
図2に示した抑え巻きテープ30も、ポリイミド樹脂製であり、引っ張り強度が300MPa以上の性質を有し、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を持つテープ樹脂層を有している。
図2に示した抑え巻きテープ30も、ポリイミド樹脂製であり、引っ張り強度が300MPa以上の性質を有し、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を持つテープ樹脂層を有している。
よって、図2に示した多芯ケーブル1’によれば、ケーブルを引っ張ったり曲げたりする操作が頻繁に行われる場合にも、十分に耐えることができる。また、ジャケット60を押し出す際に熱が生じても、抑え巻きテープ30の損傷を避けることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、1’…多芯ケーブル、10…絶縁電線、10a…中心導体、10b…絶縁体、11…第1の絶縁電線、12…第2の絶縁電線、13…第3の絶縁電線、14…第4の絶縁電線、15…第5の絶縁電線、15a…中心導体、15b…絶縁体、21…第1の同軸電線、21a…中心導体、21b…絶縁体、21c…シールド、21d…被覆、22…第2の同軸電線、30…抑え巻きテープ、40…ケーブルコア、50…遮蔽部材、60…ジャケット。
Claims (3)
- 複数本の電線が撚り合わされてなるケーブルコアと、該ケーブルコアの周囲に巻き付けられた抑え巻きテープと、該抑え巻きテープの外周に設けられた遮蔽部材と、該遮蔽部材の外側を被うジャケットとを備える多芯ケーブルであって、
前記抑え巻きテープが、引っ張り強度が300MPa以上で、かつ、300℃で溶融または分解しない性質を有したテープ樹脂層を有し、前記ジャケットが押し出し被覆されたフッ素樹脂からなる、多芯ケーブル。 - 前記多芯ケーブルの外径が0.25mmから1.8mmの範囲である、請求項1に記載の多芯ケーブル。
- 前記遮蔽部材が、金属細線を横巻きして形成されている、請求項1に記載の多芯ケーブル。
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