JP2019046142A - 取引装置、取引方法、取引プログラムおよび取引システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、顧客の認証情報を用いることなく、取引に関わる所定の操作が顧客自身によってなされるようにする技術を提供することを課題とする。【解決手段】取引装置であって、対面取引に関わる入力操作を受付可能な操作部と、操作部の操作者を撮影可能な撮像部と、撮像部に所定の像が映っている間は操作部における所定の操作を無効化する無効化部と、を備える。【選択図】図8
Description
本発明は、取引装置、取引方法、取引プログラムおよび取引システムに関する。
近年、対面取引においても電子記帳台やタブレット等の端末が用いられている。これらの端末の中には、各種の認証機能が付加されているものがある(例えば、特許文献1−5を参照)。
対面取引においては、端末の操作に不慣れな顧客のために、社員が申込内容を顧客に口頭確認しつつ申込情報の入力を代行したり、入力操作の補助を行ったりする場合がある。しかしながら、申込内容の確認や最終の申込操作といった取引に関わる所定の操作は、顧客の意思の確認を徹底するため、顧客自身が行う必要がある。よって、対面取引に用いられる端末には、社員による顧客を補助する端末操作を可能としつつ、取引に関わる所定の操作が顧客自身によってなされるような仕様にすることが求められる。
取引に関わる所定の操作が顧客自身によってなされるようにする仕組みとしては、例えば、顧客の顔画像等を認証情報として予め登録しておき、対面取引に用いる端末で当該認証情報を用いた認証処理を経た場合に、取引に関わる所定の操作を許容するという方策が考えられる。しかし、顔画像等の登録に抵抗を感じる顧客が一定数存在すると予想されることや、顧客数が膨大であるため認証情報を管理するコストが多大になる。
そこで、本発明は、顧客の認証情報を用いることなく、取引に関わる所定の操作が顧客自身によってなされるようにする技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、撮像部に所定の像が映っている間は操作部における所定の操作を無効化することにした。
詳細には、本発明は、取引装置であって、対面取引に関わる入力操作を受付可能な操作部と、操作部の操作者を撮影可能な撮像部と、撮像部に所定の像が映っている間は操作部における所定の操作を無効化する無効化部と、を備える。
このような取引装置であれば、操作部の操作者を撮影可能な撮像部に所定の像が映っている間は所定の操作が無効化されるので、例えば、所定の像として社員の像を設定しておけば、当該社員が顧客に代行して行う所定の操作を無効化し、所定の操作が顧客自身によってなされるようにすることができる。
なお、上記取引装置は、対面取引の内容を表示可能な表示部を更に備え、無効化部は、取引に関わる所定の操作を促す内容が表示部に表示されており且つ撮像部に所定の像が映っている間は操作部における所定の操作を無効化するものであってもよい。このような取引装置であれば、取引装置の利用者は操作内容を把握することができる。
また、無効化部は、予め登録された人物像が撮像部に映っている間は操作部における所定の操作を無効化するものであってもよい。このような取引装置であれば、予め登録された人物による所定の操作を無効化することができる。
また、無効化部は、予め登録された人物像が撮像部に映っており且つ撮像部に像が映っている人物が操作部から所定範囲内に居る間は操作部における所定の操作を無効化するものであってもよい。このような取引装置であれば、予め登録された人物が操作部から所定範囲内に居る間は所定の操作を無効化することができる。
ところで、本発明は、方法、プログラムおよびシステムの側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、取引方法であって、対面取引に関わる入力操作を受け付ける操作ステップと、操作ステップにおける操作者を撮影する撮像ステップと、撮像ステップにおいて所定の像が映っている間は操作ステップにおける所定の操作を無効化する無効化ステップと、を有するものであってもよい。
上記の取引装置、取引方法、取引プログラムおよび取引システムであれば、顧客の認証情報を用いることなく、取引に関わる所定の操作が顧客自身によってなされるようにすることができる。
以下、実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、単なる例示であり、本開示
の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
図1は、実施形態に係る取引システムの構成図である。実施形態に係る取引システム1は、タブレット端末2、無線基地局3、通信ネットワーク4、サーバ5によって形成されるシステムである。取引システム1は、主にタブレット端末2とサーバ5が協働することにより、タブレット端末2を用いた社員6と顧客7との対面取引を実現する。
タブレット端末2が使用される箇所としては、例えば、銀行やその他各種機関の店舗内、社員6が訪問中の顧客7の宅内、保険契約等の取引に多用される喫茶店やその他飲食店の店舗内が挙げられる。また、サーバ5が設置される箇所としては、例えば、データセンタ等が挙げられる。
タブレット端末2と無線通信を行う無線基地局3としては、タブレット端末2が使用される箇所に応じた適宜のものを用いることが可能である。例えば、タブレット端末2が店舗内で使用される場合には、店舗内に設置された無線LAN(Local Area Network)の親機を無線基地局3として用いることが可能である。また、タブレット端末2が顧客7の宅内で使用される場合には、屋外に設置された携帯電話の基地局を無線基地局3として用いることが可能である。なお、タブレット端末2は、無線の代わりに有線で通信ネットワーク4に接続するものであってもよい。
図2は、タブレット端末2において実現される機能ブロックを示した図である。タブレット端末2の記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムをタブレット端末2のCPU(Central Processing Unit)が実行することにより、タブレット端末2では、図2
に示すように、操作部21、撮像部22、無効化部23、表示部24が実現される。操作部21は、各種の入力操作を受付可能な機能部であり、タブレット端末2の表示画面に各種の操作ボタンを表示したり、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作を検知したりする役割を司る。撮像部22は、タブレット端末2の操作者を撮影可能な機能部であり、タブレット端末2に設けられた撮像素子を通じて取得した画像データを処理する役割を司る。無効化部23は、所定の条件が成立する場合に、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作を無効化する役割を司る。表示部24は、タブレット端末2の表示画面に各種情報を表示する役割を司る。なお、無効化とは、操作部21で行われた操作を契機とする処理が実行されない状態にすることをいう。無効化は、例えば、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作自体を検知しない状態にすることで実現してもよいし、或いは、タッチ操作を検知しても対応する処理を実行しない状態にすることで実現してもよい。
に示すように、操作部21、撮像部22、無効化部23、表示部24が実現される。操作部21は、各種の入力操作を受付可能な機能部であり、タブレット端末2の表示画面に各種の操作ボタンを表示したり、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作を検知したりする役割を司る。撮像部22は、タブレット端末2の操作者を撮影可能な機能部であり、タブレット端末2に設けられた撮像素子を通じて取得した画像データを処理する役割を司る。無効化部23は、所定の条件が成立する場合に、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作を無効化する役割を司る。表示部24は、タブレット端末2の表示画面に各種情報を表示する役割を司る。なお、無効化とは、操作部21で行われた操作を契機とする処理が実行されない状態にすることをいう。無効化は、例えば、タブレット端末2の表示画面に対するタッチ操作自体を検知しない状態にすることで実現してもよいし、或いは、タッチ操作を検知しても対応する処理を実行しない状態にすることで実現してもよい。
図3は、サーバ5において実現される機能ブロックを示した図である。サーバ5の記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムをサーバ5のCPUが実行することにより、サーバ5では、図3に示すように、照合部51が実現される。また、サーバ5には、画像データベース52が設けられている。照合部51は、タブレット端末2から送信される画像データに基づいて、画像データベース52に予め登録されている人物像(本発明でいう「所定の像」の一例である)のデータを照会する役割を司る。画像データベース52には、取引システム1を使用する企業の社員の顔画像のデータが格納されている。
図4は、タブレット端末2に表示される画面の第1例を示した図である。また、図5は、タブレット端末2に表示される画面の第2例を示した図である。操作部21が各種の操作を受け付けると、表示部24は、例えば、図4に示されるような、取引の申込画面をタブレット端末2に表示する。図4に例示する画面では、例えば、取引の内容や条件等が左側の部分に示される。また、図4に例示する画面では、例えば、撮像部22が取得した画像が、顧客7に位置合わせさせるための基準線と共に右上部分に表示される。また、図4
に例示する画面では、例えば、申込みに同意する旨の操作ボタンが右下部分に表示される。
に例示する画面では、例えば、申込みに同意する旨の操作ボタンが右下部分に表示される。
図5も図4と基本的に同様であるが、右下部分に表示される操作ボタンの形態が相違している。すなわち、図4に例示する画面では、右下部分に表示される操作ボタンが破線で示されており、当該操作ボタンに対する操作を受け付け不能な状態になっている。一方、図5に例示する画面では、右下部分に表示される操作ボタンが実線で示されており、当該操作ボタンに対する操作を受け付け可能な状態になっている。
図4や図5に例示される取引の申込画面は、適宜のタイミングでタブレット端末2に表示される。図6は、タブレット端末2を使って社員6と顧客7との間で行われる対面取引において申込画面が表示されるタイミングの一例を示した図である。
対面取引においては、例えば、図6に示されるように、まず、顧客7から社員6へ対面取引の申込みが行われる(SA1)。顧客7からの対面取引の申込みを受けた社員6は、各種の提案や商品説明を行う(SA2)。タブレット端末2を用いた対面取引において、社員6の提案や商品説明を理解した顧客7は、タブレット端末2に表示される画面(SC1)を操作する(SB1)。画面(SC1)を見て顧客7が行った操作(SB1)は、顧客7が社員6の提案や商品説明を理解したことを示す証拠として記録される。
顧客7は、タブレット端末2に続けて表示される画面(SC2やSC3)を見ながら各種操作(SB2やSB3)を行う。この際、タブレット端末2の操作に不慣れな顧客7に代わって、操作の一部を社員6が代行することもある(SA3)。各種操作(SB2やSB3)が行われ、取引に必要な情報の入力が完了すると、社員6が適宜の処置(SA4)を行う。これにより、タブレット端末2には最終確認の画面(SC4)が表示される。顧客7は、タブレット端末2に表示された画面(SC4)を操作(SB4)する。画面(SC4)を見て顧客7が行った操作(SB4)は、顧客7が取引を正式に申し込んだことを示す証拠として記録される。社員6は、顧客7の正式な取引の申込みを受けて、取引の事務処理を実行する(SA5)。
ところで、タブレット端末2に表示される画面を通じて行われる操作は、契約行為に関するものであり、顧客7の意思に基づかなければならない。そして、意思の表示を行うにあたって端末の操作が介在する場合は本人が行うのが通常である。このため、仮に顧客7がタブレット端末2の操作に不慣れである等の理由により社員6に端末の操作を任せたいと望んでいたとしても、少なくとも、タブレット端末2に表示される画面を通じて行われる申込み等の確定行為といった意思を明らかにする操作については顧客7自身によって行われる必要がある。そこで、取引システム1では、タブレット端末2とサーバ5がそれぞれ下記に示すような処理を実行することにより、社員6による代行操作を無効化している。
図7は、サーバ5において実行される処理フローの一例を示した図である。タブレット端末2から送信される照会用の画像データをサーバ5が取得すると、サーバ5では、タブレット端末2から送信された画像の人物に一致する人物像のデータの有無の判定が行われる。すなわち、タブレット端末2から送信される照会用の画像データをサーバ5が取得すると(S201)、サーバ5の照合部51は、画像データベース52にアクセスし、画像データベース52に格納されている社員の像のデータを照会する(S202)。そして、照合部51は、タブレット端末2から送信された照会用の画像データに映る人物像に一致するデータの有無の判定を行う(S203)。照合部51は、ステップS203で肯定判定を行った場合、人物像のデータが一致した旨をタブレット端末2へ通知する(S204)。また、照合部51は、ステップS203で否定判定を行った場合、人物像のデータが
不一致であった旨をタブレット端末2へ通知する(S205)。なお、後日に取引内容の監査等が行われた場合の資料となるよう、サーバ5は、ステップS203で肯定判定を行った場合に、タブレット端末2で行われていた処理内容を自身あるいは他サーバに記録するようにしてもよい。
不一致であった旨をタブレット端末2へ通知する(S205)。なお、後日に取引内容の監査等が行われた場合の資料となるよう、サーバ5は、ステップS203で肯定判定を行った場合に、タブレット端末2で行われていた処理内容を自身あるいは他サーバに記録するようにしてもよい。
図8は、タブレット端末2において実行される処理フローの一例を示した図である。タブレット端末2で取引の申込み画面が表示されると、タブレット端末2の撮像部22は、タブレット端末2に備わる撮像素子を起動してタブレット端末2の周辺を撮影し、撮像素子が撮影した画像の中に人が映っているか否かの判定を行う(S101)。撮像素子が撮影した画像の中に、操作部21を操作する操作者の像が映れば、撮像部22は、ステップS101の処理で肯定判定を行う。また、撮像素子が撮影した画像の中に、操作部21を操作する操作者の像が映っていない間、撮像部22は、ステップS101の処理で否定判定を行う。
図9は、社員6と顧客7の位置関係および撮像部22が撮影する画像の一例を示した図である。撮像素子が撮影した画像に映る人物が操作部21を操作する操作者であるか否かの判定は、例えば、撮像素子から当該人物までの距離、当該人物の顔の向き、その他の各種の情報に基づいて行うことができる。例えば、図9(1)に示すように、人物の顔が正面以外を向いている場合、当該人物がタブレット端末2の画面を見ていない可能性が高いため、当該人物は操作部21の操作者でないと判定することができる。また、例えば、図9(2)に示すように、撮像素子から人物までの間の距離が所定の範囲内に無い場合、当該人物の手が操作部21に届く可能性は低いため、当該人物は操作部21の操作者でないと判定することができる。ここで、所定の範囲とは、操作部21に手が届く範囲であり、例えば、操作部21から1mの範囲内を挙げられる。撮像素子から当該人物までの距離は、測距センサ、画像解析、その他各種の手法で測定することができる。また、顔が横を向いているか否かの判定は、各種の画像解析技術を使って行うことができる。
再び図8のフローチャートに戻って説明を続ける。撮像部22は、ステップS101の処理で肯定判定を行った場合、当該人物を撮影し、当該人物の像の画像データを取得する(S102)。そして、撮像部22は、取得した画像データをサーバ5へ送信する(S103)。
タブレット端末2の無効化部23は、撮像部22がステップS103の処理を実行した後、サーバ5から送信される照会結果を受信したか否かの判定を行う(S104)。無効化部23は、ステップS104の処理で肯定判定を行った場合、サーバ5から通知された内容の判別を行う(S105)。無効化部23は、人物像のデータが一致した旨の通知をサーバ5から受けた場合、操作部21における所定の操作を無効化する(S106)。操作の無効化の具体的な内容とは、例えば、操作ボタンが押された場合に実行されるべき処理の不実行、操作ボタンの非表示化、タブレット端末2のスピーカーから発信するアラーム音による警告といった、操作者に対する注意喚起または警告が挙げられる。また、無効化部23は、人物像のデータが一致しない旨の通知をサーバ5から受けた場合、操作部21における所定の操作を有効化する(S107)。
ここで、所定の操作とは、契約行為に関して顧客7の意思を確認する操作である。このような操作としては、例えば、申込内容の確認や最終の申込操作、暗証番号の登録操作といった取引に関わる操作が挙げられる。これらの操作は、顧客の意思の確認を徹底するため、顧客自身が行う必要がある。タブレット端末2では、社員6による顧客7を補助するタブレット端末2の操作を可能としつつも、タブレット端末2の操作者が社員6であると認識される状態においてはこのような所定の操作について無効化することで、当該所定の操作については顧客7自身によって行われるようにしている。そこで、例えば、図9に示
す例であれば、図9(1)(2)に示されるような位置関係の場合には所定の操作が有効化され、図9(3)(4)に示されるような位置関係の場合には所定の操作が無効化される。
す例であれば、図9(1)(2)に示されるような位置関係の場合には所定の操作が有効化され、図9(3)(4)に示されるような位置関係の場合には所定の操作が無効化される。
操作部21は、ステップS107が無効化部23によって実行された後、所定の操作が行われたか否かの判定を行う(S108)。そして、ステップS108で肯定判定が行われた場合、表示部24は、取引を承認する旨の画面表示を行う(S109)。
上記実施形態の取引システム1であれば、画像データベース52に格納されるデータは、サービス提供側の社員6の人物像のデータであるため、全顧客の人物像データに比べて予め登録しておくことが容易である。加えて、顧客7の人物像のデータよりも遥かに少ない量のデータとすることができる。すなわち、顧客7の顔画像等を認証情報として予め登録しておく必要がないため、認証に必要なデータベースの構築にあたって顧客7の抵抗感を全く受けることがなく、また、認証情報を管理するコストが小さい。画像データベース52に格納されるデータは、全社員を登録するのではなくタブレット端末2を利用可能な立場にある者に限定して格納されてもよい。また、社員6の勤務情報と紐付けて格納されてもよいし、社員6が利用可能なタブレット端末2が識別番号等により特定可能であることを前提として、特定のタブレット端末2のみに紐づく社員情報として管理、格納されてもよい。これらの方法により画像データベース52に格納するデータが選定される場合には、全社員を登録する場合に比べて管理するデータはより小さくなり、認証情報の保持にかかるコストはより小さくできる。そして、上記実施形態の取引システム1であれば、社員6がタブレット端末2を操作して営業活動を行うことを可能としつつ、顧客7の認証情報が不要であるにも拘らず、社員6が顧客7に代わって行う所定の操作を無効化し、所定の操作が顧客7自身によってなされるようにすることができる。
なお、上記実施形態の取引システム1では、タブレット端末2がサーバ5と協働で上記取引方法を実現していたが、サーバ5の機能がタブレット端末2で実現されることにより、タブレット端末2単体で上記取引方法が実現されるようにしてもよい。
また、上記実施形態の取引システム1では、社員6の人物像のデータに基づいて社員による所定の操作が無効化されるようにしていたが、社員6の人物像のデータに代えて、例えば、社員6が胸に掲げている社員証の像(本発明でいう「所定の像」の一例である)が撮像素子に映る場合に所定の操作が無効化されるようにしてもよいし、社員6に支給されている制服の像(本発明でいう「所定の像」の一例である)が撮像素子に映る場合に所定の操作が無効化されるようにしてもよいし、或いは、社員6が身に着けるバッジ等の社員6がもつアイテムの像(本発明でいう「所定の像」の一例である)が撮像素子に映る場合に所定の操作が無効化されるようにしてもよい。また、上記実施形態の取引システム1では、社員6による所定の操作が無効化されるようにしていたが、例えば、犯罪者の像が撮像素子に映る場合に所定の操作が無効化されるようにしてもよい。
なお、対面取引においては、顧客7の応対を複数の社員6が行うこともある。そして、社員6が行う提案や商品説明に必要な権原や資格は、社員毎に異なる場合がある。そこで、上記実施形態の取引システム1は、例えば、以下のように変形してもよい。
図10は、2名の社員6で対面取引が行われる場合の、対面取引において申込画面が表示されるタイミングの一例を示した図である。複数の社員6が対面取引を行う場合、顧客7に対して行うことが可能な社員6の商品説明やその他の行為は、各社員6が各々保有する資格によって異なる場合がある。例えば、図10に示す例では、社員Aは上述したSA1からSA5までの全ての行為を行うことが可能であるが、社員DはSA1とSA4とSA5の行為しか行うことができない場合がある。そこで、本変形例では、サーバ5が実行
する処理を以下のように改変することにより、例えば、図10に示す例において社員DがSA2やSA3の行為を行うことができないようにする。
する処理を以下のように改変することにより、例えば、図10に示す例において社員DがSA2やSA3の行為を行うことができないようにする。
図11は、サーバ5において実行される処理フローの変形例を示した図である。本変形例では、図11に示すステップS203Aの処理が新たに加わった点、及び、ステップS103でサーバ5へ送信されるデータとステップS201でサーバ5が受信するデータにタブレット端末2の操作内容の情報が含まれる点以外は、基本的に上記実施形態と同様である。よって、上記実施形態と同様の処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
照合部51は、ステップS203で肯定判定を行った場合、サーバ5あるいはその他のサーバに格納されている情報を基に、タブレット端末2から送信された照会用の画像データに像が映っている社員が、ステップS106の処理の実行によって操作を無効化すべき社員の例外であるか否かの判定を行う(S203A)。そして、照合部51は、ステップS203Aの処理で否定判定を行った場合、既述したステップS204の処理を実行する。また、照合部51は、ステップS203Aの処理で肯定判定を行った場合、既述したステップS205の処理を実行する。
図12は、照合部51が例外判定を行う際に参照する情報の第1例を示した図である。また、図13は、照合部51が例外判定を行う際に参照する情報の第2例を示した図である。照合部51が例外判定を行う際に参照する情報には、例えば、図12に示されるように、各社員の役職、顧客7に対し商品説明を行うために必要な資格の保有状況、出勤予定、所属店舗の情報が含まれる。また、照合部51が例外判定を行う際に参照する情報には、例えば、図12に示されるように、各社員が行うことのできるタブレット端末2に対する操作内容の情報が含まれる。照合部51がステップS203Aの処理でこのような情報を基に例外判定を行うことで、本変形例に係る取引システム1では、以下のような処理が実現される。
例えば、上述したSA2のフェーズで撮像部22が撮影した画像の中に社員Dの像が映っていた場合、ステップS103の処理でサーバ5へ送信されるデータには、社員Dの像が映った画像および商品説明の画面がタブレット端末2に表示中である旨の情報が含まれる。よって、ステップS203の処理では、タブレット端末2から送信された画像に社員Dの像が映っているため、肯定判定が行われる。そして、ステップS203Aの処理が行われる。タブレット端末2から送信されたデータには、商品説明の画面がタブレット端末2に表示中である旨の情報が含まれているため、ステップS203Aの処理では、社員Dが商品説明可能か否かの判定が行われる。図13に示したように、社員Dは取引に関する説明を行う資格を有していないので、ステップS203Aの処理では否定判定が行われ、ステップS204の処理が実行される。したがって、照合結果を受信したタブレット端末2では、ステップS105の処理で肯定判定が行われ、ステップS106の処理が実行されることにより、商品説明の画面に対して行われるページスクロール等のボタン操作が無効化される。
一方、例えば、上述したSA2のフェーズで撮像部22が撮影した画像の中に社員Aの像が映っていた場合、社員Aは取引に関する説明を行う資格を有しているので、ステップS203Aの処理では肯定判定が行われ、ステップS205の処理が実行される。したがって、照合結果を受信したタブレット端末2では、ステップS105の処理で否定判定が行われ、ステップS107の処理が実行されることにより、商品説明の画面に対して行われるページスクロール等のボタン操作が有効化される。
なお、例えば、上述したSA2のフェーズで撮像部22が撮影した画像の中に社員Cの
像が映っていた場合、当該社員Cは、図13に示されるように取引説明を行うことができる社員であるが、図12に示されるように休暇中の社員であるため、ステップS203Aの処理では否定判定が行われ、ステップS204の処理が実行される。したがって、照合結果を受信したタブレット端末2では、ステップS105の処理で肯定判定が行われ、ステップS106の処理が実行されることにより、所定の操作が無効化される。
像が映っていた場合、当該社員Cは、図13に示されるように取引説明を行うことができる社員であるが、図12に示されるように休暇中の社員であるため、ステップS203Aの処理では否定判定が行われ、ステップS204の処理が実行される。したがって、照合結果を受信したタブレット端末2では、ステップS105の処理で肯定判定が行われ、ステップS106の処理が実行されることにより、所定の操作が無効化される。
また、例えば、上述したSA2のフェーズで撮像部22が撮影した画像の中に社員Aの像が映っていた場合であっても、ステップS103の処理でサーバ5へ送信されるデータに、所定の操作に関する操作画面がタブレット端末2に表示中である旨の情報が含まれている場合、ステップS203Aの処理では、社員Aが取引申込可能か否かの判定が行われる。図13に示したように、社員A〜Fの何れの社員も取引申込を行う資格を有していないので、ステップS203Aの処理では否定判定が行われ、ステップS204の処理が実行される。したがって、照合結果を受信したタブレット端末2では、ステップS105の処理で肯定判定が行われ、ステップS106の処理が実行されることにより、所定の操作が無効化される。
本変形例であれば、顧客7の応対を複数の社員6が行う場合に、ステップS106の無効化の処理およびステップS107の有効化の処理を、各社員6が有する権原や資格に沿って実行することができる。
1・・取引システム:2・・タブレット端末:3・・無線基地局:4・・通信ネットワーク:5・・サーバ:6・・社員:7・・顧客:21・・操作部:22・・撮像部:23・・無効化部:24・・表示部:51・・照合部:52・・画像データベース
Claims (7)
- 対面取引に関わる入力操作を受付可能な操作部と、
前記操作部の操作者を撮影可能な撮像部と、
前記撮像部に所定の像が映っている間は前記操作部における所定の操作を無効化する無効化部と、を備える、
取引装置。 - 前記対面取引の内容を表示可能な表示部を更に備え、
前記無効化部は、取引に関わる所定の操作を促す内容が前記表示部に表示されており且つ前記撮像部に所定の像が映っている間は前記操作部における所定の操作を無効化する、
請求項1に記載の取引装置。 - 前記無効化部は、予め登録された人物像が前記撮像部に映っている間は前記操作部における所定の操作を無効化する、
請求項1または2に記載の取引装置。 - 前記無効化部は、予め登録された人物像が前記撮像部に映っており且つ前記撮像部に像が映っている人物が前記操作部から所定範囲内に居る間は前記操作部における所定の操作を無効化する、
請求項1から3の何れか一項に記載の取引装置。 - 対面取引に関わる入力操作を受け付ける操作ステップと、
前記操作ステップにおける操作者を撮影する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて所定の像が映っている間は前記操作ステップにおける所定の操作を無効化する無効化ステップと、を有する、
取引方法。 - コンピュータに、
対面取引に関わる入力操作を受け付ける操作ステップと、
前記操作ステップにおける操作者を撮影する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて所定の像が映っている間は前記操作ステップにおける所定の操作を無効化する無効化ステップと、を実行させる、
取引プログラム。 - 取引装置およびサーバを備え、
前記取引装置は、
対面取引に関わる入力操作を受付可能な操作部と、
前記操作部の操作者を撮影可能な撮像部と、
前記撮像部に所定の像が映っている間は前記操作部における所定の操作を無効化する無効化部と、を有し、
前記サーバは、
前記所定の像のデータを格納したデータベースと、
前記取引装置から通知されたデータを基に前記データベースを照会し、前記所定の像に一致する像のデータの有無の判定を行う照合部と、を有する、
取引システム。
Priority Applications (1)
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JP2017168377A JP2019046142A (ja) | 2017-09-01 | 2017-09-01 | 取引装置、取引方法、取引プログラムおよび取引システム |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017168377A Pending JP2019046142A (ja) | 2017-09-01 | 2017-09-01 | 取引装置、取引方法、取引プログラムおよび取引システム |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079382A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 情報処理装置、不正者検出方法および現金自動預け払い装置 |
JP2009110148A (ja) * | 2007-10-29 | 2009-05-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引装置の動作方法 |
JP2016091486A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-05-23 | カシオ計算機株式会社 | 表示処理装置及びプログラム |
JP2016200882A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理システム、及び出力制限方法 |
JP2017027318A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 株式会社インフォディオ | 付加型署名装置およびそれを用いた契約管理システム |
-
2017
- 2017-09-01 JP JP2017168377A patent/JP2019046142A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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