JP2019046134A - 画像検査装置、及び画像検査方法 - Google Patents

画像検査装置、及び画像検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像のセグメンテーションを実施するためのパラメーター調整を容易に実施可能な画像検査装置、及び画像検査方法を提供する。【解決手段】画像検査装置は、複数の画素を有し、それぞれの前記画素に対して信号値が記録された画像情報を取得する画像情報取得部と、基準色に対する前記信号値である基準信号値を取得する基準信号取得部と、前記画像情報の前記画素の前記信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに、変換されたuvw座標系の座標値を球座標変換して球座標値を取得する信号変換部と、色を区分する複数の分類区分毎に設定され、前記分類区分に属する色の分布を示すパラメーターを取得するパラメーター取得部と、球座標空間に設定された前記分類区分毎の色区分基準値と、前記パラメーターと、前記球座標値と、に基づいて、前記画素を分類する指標値を算出する指標算出部と、を備え、前記回転行列は、前記基準信号値をuvw座標系に変換した際の座標値がw軸上の座標値となる行列である。【選択図】図2

Description

本発明は、画像検査装置、及び画像検査方法に関する。
従来、カラー画像の各画素の色を、色空間における基本色に分類するカラー画像のセグメンテーションを実施する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の方法では、入力画像を、人間の知覚に近いCIE−LAB又はCIE−LUVのような表色系に変換した後、クラスタリング処理を実施する。このようなセグメンテーション処理は、例えば製造ライン等での検査において、撮像処理とセグメンテーション処理とを繰り返し実施する場合において、どの色がどの基本色に分類されるかの範囲を示すパラメーターを予め設定しておくことで、安定したセグメンテーション処理を実施することができる。
ここで、カラー画像のセグメンテーション処理を実施するに際し、カラー画像の取得環境がそれぞれ異なる場合がある。この場合、どの色がどの基本色に分類されるかの範囲(すなわち、基本色が示す色の範囲)を示すパラメーターを適宜調整する必要がある。ここで、カラー画像のセグメンテーションとして、マハラノビス距離を用いる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。このマハラノビス距離を用いた方法では、分類項目(基本色)毎の分布の広がりを考慮したパラメーター調整を行い、カラー画像のセグメンテーションを実施することが可能となる。
特開2003−162718号公報 特開2013−107269号公報
ところで、検出内容に応じて考慮したいばらつき要因(環境による色の見え方の違い)は様々であり、特許文献2の方法では、当該ばらつき要因に対応したパラメーター調整が困難である。例えば、調節可能な第1のパラメーター(例えば基本色に対するRの範囲)、第2のパラメーター(例えば基本色に対するGの範囲)、第3のパラメーター(例えば基本色に対するBの範囲)が存在する場合に、明るさの許容範囲を変更するために、3つのパラメーターをそれぞれ調整する必要が生じる。
本発明は、画像のセグメンテーションを実施するためのパラメーター調整を容易に実施可能な画像検査装置、及び画像検査方法を提供することを目的とする。
本発明の一適用例に係る画像検査装置は、複数の画素を有し、それぞれの前記画素に対して信号値が記録された画像情報を取得する画像情報取得部と、基準色に対する前記信号値である基準信号値を取得する基準信号取得部と、前記画像情報の前記画素の前記信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに、変換されたuvw座標系の座標値を球座標変換して球座標値を取得する信号変換部と、色を区分する複数の分類区分毎に設定され、前記分類区分に属する色の分布を示すパラメーターを取得するパラメーター取得部と、球座標空間に設定された前記分類区分毎の色区分基準値と、前記パラメーターと、前記球座標値と、に基づいて、前記画素を分類する指標値を算出する指標算出部と、を備え、前記回転行列は、前記基準信号値をuvw座標系に変換した際の座標値がw軸上の座標値となる行列であることを特徴とする。
本適用例では、画像情報取得部により、各画素に対する信号値(例えばR,G,B階調値)が記録された画像情報を取得し、信号変換部は、各画素の信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに変換されたuvw座標系の座標値を球座標値に変換する。この際、信号変換部は、基準信号取得部により取得される基準信号値をuvw座標系に変換した際に、u=v=0となる回転行列を用いる。そして、指標算出部は、この球座標値と、分類区分毎に設定された色区分基準値と、パラメーター取得部によって調整可能なパラメーターとに基づいて、色を区分するための指標値を算出する。
このような画像検査装置では、球座標値(θ,φ,r)におけるφは、信号値をuvw座標系に変換した際の、原点から変換座標に向かう方向とw軸との為す角度である。また、θは、前記uvw座標系において変換座標をuv平面に射影した時のv軸との為す角度である。これらのθやφは、基準色との色度の違いを示す。また、球座標値(θ,φ,r)におけるrは、基準色との明るさの違いとして現れる。したがって、パラメーター取得部により、球座標値に対するパラメーターを設定する場合、これらのθ,φ,rに対するパラメーターを設定すればよい。例えば、各分類区分に分類する色度の許容範囲を調整する場合、角度座標θ又はφに関するパラメーターを調整すればよく、動径座標rに関するパラメーターを調整する必要がない。また、各分類区分に分類する明るさの許容範囲を調整する場合、動径座標rに関するパラメーターを調整すればよく、角度座標θやφに関するパラメーターを調整する必要がない。以上のように、本適用例では、画像のセグメンテーションを実施するためのパラメーター調整を容易に実施できる。
本適用例の画像検査装置において、前記指標算出部は、前記球座標値を(θ,φ,r)、前記色区分基準値を(θ,φ,r)、前記パラメーターを(σθm,σφm,σrm)として、指標値Dを次式(1)により算出することが好ましい。
Figure 2019046134
本適用例では、式(1)のように、色区分基準値と球座標値との差分に基づく指標値が算出される。この場合、指標値Dが小さい程、画素の色が分類区分の色に近いことを示し、容易に画像のセグメンテーションを実施することが可能となる。さらに、球座標値のθ,φ,rのそれぞれに対応したパラメーター(σθm,σφm,σrm)が設定されることで、分類区分毎の分布の広がりを考慮した指標値を算出できる。
本適用例の画像検査装置において、前記基準信号取得部は、前記画像情報取得部により取得された前記画像情報における所定の前記画素に対する前記信号値を前記基準信号値として取得することが好ましい。
本適用例では、基準信号取得部は、画像情報における一部の画素に対する信号値を基準信号値として取得する。画像情報の一部としては、例えば、ユーザーにより選択された画素であってもよく、画像情報の外周に配置された画素等であってもよい。また、一部とは、1画素であってもよく、複数の画素であってもよい。複数画素の場合は、各画素の信号値の平均値等を用いてもよい。画像情報としては、検査対象の対象物が含まれる画像情報であってもよく、当該対象物が含まれない画像情報であってもよい。
基準色の選択位置としては、例えば、検査対象が含まれる画像情報における背景部分の画素や、検査対象が載置されるトレイ、検査対象の着色されていない部分等を例示することができる。
本適用例では、以上のように、画像情報から、基準としたい部分の画素を選択することで、セグメンテーション時に基準色をユーザーが手入力する等の手間を省くことができる。
本適用例における画像検査装置は、前記指標値に基づいて前記画素の色を分類する分類部を備え、前記分類部は、前記指標値が最小となる前記分類区分に前記画素を分類することが好ましい。
本適用例では、画像検査装置は分類部を備え、この分類部は、指標値に基づいて、各画素を分類する。これにより、画像情報の各画素に対して、いずれかの分類区分が割り当てられることになり、画像のセグメンテーションを実施することができる。
本発明の一適用例に係る画像検査装置は、コンピューターにより画像を検査する画像検査方法であって、前記コンピューターは、複数の画素を有し、それぞれの前記画素に対して信号値が記録された画像情報を取得する画像情報取得ステップと、基準色に対する前記信号値である基準信号値を取得する基準信号取得ステップと、前記画像情報の前記画素の前記信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに、変換されたuvw座標系の座標値を球座標変換して球座標値を取得する信号変換ステップと、色を区分する複数の分類区分毎に設定され、前記分類区分に属する色の分布を示すパラメーターを取得するパラメーター取得ステップと、球座標空間に設定された前記分類区分毎の色区分基準値と、前記パラメーターと、前記球座標値と、に基づいて、前記画素を分類する指標値を算出する指標算出ステップと、を実施し、前記信号変換ステップにおいて用いられる前記回転行列は、前記基準信号値をuvw座標系に変換した際の座標値がw軸上の座標値となる行列であることを特徴とする。
本適用例では、上述した適用例と同様、例えば、各分類区分に分類する色の許容範囲を調整する場合、球座標値(θ,φ,r)における角度座標θ又はφの値に関するパラメーターを調整すればよく、動径座標rに関するパラメーターを調整する必要がない。また、各分類区分に分類する明るさの許容範囲を調整する場合、動径座標rに関するパラメーターを調整すればよく、角度座標θやφに関するパラメーターを調整する必要がない。以上のように、本適用例では、画像のセグメンテーションを実施するためのパラメーター調整を容易に実施できる。
本発明に係る一実施形態の画像検査装置の概略構成を示すブロック図。 本実施形態の演算回路部の機能構成を示すブロック図。 本実施形態の画像検査方法を示すフローチャート。 本実施形態の画像検査方法におけるパラメーター設定処理を示すフローチャート。
以下、本発明に係る一実施形態について説明する。
[画像検査装置の構成]
図1は、本実施形態に係る画像検査装置1の構成を示すブロック図である。
この画像検査装置1は、例えば工場等の製造ラインに設けられ、撮影台2のトレイ21に載置されたワークWを撮像し、撮像された画像情報(カラー画像)の各画素の色を分類して、ワークWの種類や個数等を検査する装置である。
画像検査装置1は、図1に示すように、光源部11と、撮像装置12と、モニター13と、入力操作部14と、制御装置15とを備えている。
光源部11は、光源111及び光源駆動部112により構成されている。
光源111は、例えばLED等の発光素子であり、ワークWに対して照明光を照射する。
光源駆動部112は、光源111を駆動させる駆動回路であり、駆動電圧を光源111に印加して、光源111から照明光を照射させる。なお、光源駆動部112は、光源111に出力する電圧を適宜設定可能であり、これにより、所望の光量の照明光をワークWに照射する。
撮像装置12は、撮影台2を撮像して得られた画像情報を制御装置15に出力する。撮像装置12としては、一般的なCCD等のイメージセンサーを用いることができ、例えばベイヤー配列で配置されたRGBフィルターと、各フィルターを透過した光を受光する複数の受光素子とを備えて構成されている。すなわち、撮像装置12は、各受光素子から出力される受光信号に基づいて、各画素に対して各色(RGB)の信号値を記録した画像情報を生成して制御装置15に送信する。
モニター13は、制御装置15に接続され、制御装置15の制御の下、所定の画像を表示させる。表示させる画像としては、例えば撮像画像のセグメンテーション結果等が例示できる。
入力操作部14は、例えばマウスやキーボード等の入力装置により構成されて、制御装置15に接続されている。入力操作部14は、ユーザーにより入力操作部14が操作されることで操作内容に応じた操作信号が制御装置15に出力される。なお、本実施形態では、入力操作部14による操作信号の入力を例示するが、これに限定されず、例えば、インターネット等のネットワークを介して所定の操作信号が制御装置15に入力される構成などとしてもよい。
制御装置15は、例えばパーソナルコンピューター等のコンピューターにより構成することができる。制御装置15は、図1に示すように、光源制御部151、撮像制御部152、モニター制御部153、記憶部154、及び演算回路部155等を含んで構成されている。
光源制御部151は、光源部11を制御するためのドライバ回路等により構成されており、光源111の点灯や消灯、光源111から出力させる照明光の光量制御(光源111に印加する電圧指令)等を実施する。
撮像制御部152は、撮像装置12を制御するためのドライバ回路等により構成されており、撮像装置12による撮影台の撮影指令を行う。また、撮像装置12から入力された撮像画像(画像情報)を取得し、記憶部154に記憶させる。
モニター制御部153は、モニター13を制御するためのドライバ回路等により構成されており、演算回路部155からの指令に基づいて、所定の画像をモニター13に表示させる。
記憶部154は、例えばハードディスク等により構成された補助記憶装置や、メモリー等により構成された主記憶装置を備える。この記憶部154には、各種データや各種プログラムが記憶される。
図2は、演算回路部155の機能構成を示す機能ブロック図である。
演算回路部155は、記憶部154に記憶された各種プロフラムを読み込み実行することで、図2に示すように、画像情報取得部155A、画像処理部155B、信号取得部155C、信号変換部155D、パラメーター取得部155E、指標算出部155F、分類部155G、検査部155H、及び表示制御部155I等として機能する。
画像情報取得部155Aは、撮像装置12により撮像された画像情報を取得する。具体的には、撮像装置12により撮像されて記憶部154に記憶されている画像情報を読み出す。
画像処理部155Bは、取得された画像情報に対する各種処理を実施する。例えば、取得された画像情報のシェーディング補正等を実施する。
信号取得部155Cは、本発明の基準信号取得部としても機能し、画像情報の各画素のうちの特定の画素の信号値を取得する。
信号変換部155Dは、画像情報のRGB空間(撮影信号空間)に基づく信号値を、球座標空間に基づく球座標値(θ,φ,r)に変換する。
パラメーター取得部155Eは、入力操作部14から入力された操作信号に基づいて、色を分類する各分類区分に対するパラメーターを取得し、記憶部154に記憶する。
指標算出部155Fは、色を複数の分類区分に分類するための指標値を算出する。
分類部155Gは、指標値に基づいて、各画素を複数の分類区分のいずれかに分類する。
検査部155Hは、分類結果に基づいて、画像情報に含まれる検査対象を検出し、検査処理を実施する。
表示制御部155Iは、撮像された画像情報や、セグメンテーション処理の結果等をモニター13に表示させる。
なお、各機能の詳細な説明については、後述する。
[画像検査方法]
次に、上述したような画像検査装置1における画像検査方法について説明する。
図3は、本実施形態の画像検査方法を示すフローチャートである。
本実施形態の画像検査処理では、ワークWを撮像した撮像画像(画像情報)における各画素の色を、複数の分類区分のいずれかに分類して色判別を実施する。
具体的には、まず、画像検査装置1の画像情報取得部155Aは、光源部11及び撮像装置12を制御してワークWの撮像を実施させ、撮像された画像情報を取得する(ステップS1)。
なお、画像情報の取得としては、撮像装置12により1回の撮像処理を実施させ、当該撮像された画像情報を取得してもよく、複数回の撮像処理を実施してもよい。複数回の撮像処理を実施する場合は、各画素の信号値として、例えば、複数回の撮像により得られた各々の信号値の代表値を用いる。代表値としては、例えば平均値であってもよく、中央値であってもよく、最頻値であってもよく、二乗平均平方根であってもよい。
また、画像処理部155Bは、取得した画像情報のシェーディング補正を実施する(ステップS2)。
シェーディング補正では、白基準画像と、黒基準画像(ダーク画像)とに基づいて、画像情報内の明るさ分布の補正を行う。白基準画像やダーク画像は、本測定に先立って、予め測定しておけばよい。白基準画像の撮像では、例えば、撮影台2に各波長に対する反射率が既知となる標準板(例えば、18%標準反射板や、白色基準板等)を載置して撮像装置12で撮像することで得られる。また、ダーク画像は、光源111を消灯させて、撮影空間を暗空間とした上で、撮像装置12で撮像画像を撮像する。なお、ここでは、撮像された画像情報の階調値は、撮像装置12での受光強度に対して略線形になるものとする。
シェーディング補正では、シェーディング補正前の各画素の信号値(RGB値)を(R,G,B)、白基準画像における各画素の信号値(RGB値)を(R0W,G0W,B0W)、ダーク画像の各画素の信号値(RGB値)を(R0D,G0D,B0D)とし、画像情報取得部155Aは、シェーディング補正後の画像情報の各画素の信号値(R,G,B)を下記式(2)により算出する。
Figure 2019046134
なお、式(2)において、(R,G,B)は、シェーディング補正後の白基準画像における各画素の信号値であり、(R,G,B)は、シェーディング補正後のダーク画像における各画素の信号値であり、これらは、予め設定されて記憶部154に記憶された値である。
上記の様なシェーディング補正を実施することで、撮影された画像情報における明るさの変化は、主にワークWの形状等によって発生するものとなり、セグメンテーション処理の精度向上を図れる。
次に、分類部155Gは、取得された画像情報において、セグメンテーション処理から除外する画素を抽出する(ステップS3)。具体的には、信号値(R,G,B)のいずれかが所定の上限閾値TMAX以上となる画素は、撮像素子において受光可能な上限値を超えた飽和信号であるため、当該画素をセグメンテーション処理の対象から除外する。この場合、分類部155Gは、当該画素がオーバーフロー画素であると判定して、例えば分類IDを「01」に設定する。
また、信号値(R,G,B)の全てが所定の下限閾値TMIN以下となる画素は、アンダーフロー画素(ダーク近傍の画素)であると判定して、例えば分類IDを「02」に設定する。
この後、信号変換部155Dは、ステップS3で除外されなかった画素を対象として、各画素の信号値(R,G,B)を球座標値(θ,φ,r)に変換する(ステップS4)。
具体的には、信号変換部155Dは、まず、回転行列Mrotを用いて、下記式(3)に示すように、信号値(R,G,B)を、uvw座標系の信号値(u,v,w)に変換する。
Figure 2019046134
ここで、この回転行列Mrotは、基準色に対応する基準信号値(R,G,B)を当該回転行列Mrotにより変換した際に、変換座標がw軸上となるように設定された行列である。すなわち、回転行列Mrotは、下記式(4)の条件を満たす。
なお、基準色に対する基準信号値(R,G,B)は、後述するパラメーター設定処理において、設定される値であり、予め記憶部154に記憶されている。
Figure 2019046134
そして、信号変換部155Dは、さらに、信号値(u,v,w)を、下記式(5)のように、球座標変換し、球座標値(θ,φ,r)を求める。
Figure 2019046134
この後、セグメンテーション処理を実施する。
これには、分類部155Gは、まず、各画素に対して分類済みであるか否かの判定処理を実施する(ステップS5)。すなわち、ステップS3において、分類IDが「01」や「02」に設定された画素は、分類済みとなり、「Yes」と判定されて除外される。
一方、ステップS3において分類IDが付されていない画素に対しては、「No」と判定される。この場合、指標算出部155Fは、当該画素に対する指標値Dを、複数の分類区分のそれぞれについて算出する(ステップS6)。
具体的には、指標算出部155Fは、分類区分mに対する指標値Dを、下記式(1)に基づいて算出する。
Figure 2019046134
ここで、指標値Dの添え字mは、分類区分を識別するための変数であり、指標値Dは、分類区分mに対する指標値を示している。また、分類区分mに対する色区分基準値を(θ,φ,r)、分類区分mに対するパラメーターを(σθm,σφm,σrm)として表している。色区分基準値(θ,φ,r)は、分類区分mにおける中心パラメーターであり、分類区分mに対応する代表色(中心色)のRGB値を回転行列Mrotによりuvw値に変換した後、球座標変換した球座標値である。また、パラメーター(σθm,σφm,σrm)は、分類区分mに対する許容範囲を示す値であり、(θ±σθm,φ±σφm,r±σrm)の範囲が、分類区分mに分類される色となる。また、パラメーター(σθm,σφm,σrm)は、角度と距離の単位系の違いを規格化する機能も有する。
なお、これらの色区分基準値(θ,φ,r)、及びパラメーター(σθm,σφm,σrm)は、後述するパラメーター設定処理において設定され、予め記憶部154に記憶されている。
式(1)に示す指標値Dは、分類対象に対する分布の広がりを考慮して距離に相当する値を求めたものである。このような指標値Dでは、撮影環境等によるばらつき要因に応じて、パラメーター(σθm,σφm,σrm)を容易に変更することが可能となる。
つまり、球座標値において、rは、uvw座標系においてダーク値からの距離を示したものであり、rに対するパラメーターσrmを調整することで、陰影等による明るさの変化に対する許容範囲を設定することができる。
また、φは、uvw座標系において、ダーク値から各画素の色に対応する座標に向かう方向と、w軸との為す角を示す。φは、例えば、ワークWの塗装の厚み等によるワークWとの色度の変化を示しており、φに対するパラメーターσφmを調整することで、色材の使用量による色度の変化に対する許容範囲を設定することができる。
さらにθは、uvw座標系の座標をuv平面に射影した際の、ダーク値から各画素の色に対応する座標に向かう方向と、v軸との為す角を示す。このθは、例えば、ワークWの種類毎の色材の変化等、その他の要因による色度の変化を示しており、θに対するパラメーターσθmを調整することで、例えば色材の違いによる色度の変化に対する許容範囲を設定することができる。
ステップS6では、指標算出部155Fは、予め設定された複数の分類区分の各々に対して、それぞれ式(1)に基づく指標値Dを算出する。
そして、分類部155Gは、対象画素に対して算出された複数の指標値Dのうちの最小の指標値Min{D}が、所定の閾値D以下となるか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7でNoと判定される場合は、対象画素の色が、各分類区分に対して類似していないことを示す。この場合、分類部155Gは、対象画素が、いずれの分類区分にも該当しないと判定し、分類IDを例えば「99」に設定する(ステップS8)。
一方、ステップS6において、「Yes」と判定された場合、対象画素を、最小の指標値Min{D}に対応する分類区分に分類し、分類区分に対応する分類IDを設定する(ステップS9)。
以上の後、検査部155Hは、セグメンテーション処理の分類結果に基づいて、画像情報に含まれる検査対象のワークWを検出し、検査処理を実施する(ステップS10)。これには、例えば、検査部155Hは、記憶部154に記憶されたテンプレートデータに基づいて、パターン検出を行い、画像情報に含まれるワークWを検出する。そして、検出されたワークWの種類や個数等を判定する。
[パラメーター設定処理]
次に、基準色(R,G、B)、色区分基準値(θ,φ,r)、及びパラメーター(σθm,σφm,σrm)を設定するパラメーター設定処理について説明する。
パラメーター設定処理では、撮影台2のトレイ21に対して、各分類区分に対応する色サンプルが着色されたワークWが載置される。複数の色サンプルに対応する複数のワークWが載置されてもよい。また、基準色として、例えば着色されていない基材の色を設定する場合等では、当該着色されていない基材をワークWとしてトレイ21に載置する。
図4は、画像検査方法におけるパラメーター設定処理を示すフローチャートである。
パラメーター設定処理では、まず、画像検査装置1の画像情報取得部155Aが、撮像装置12を制御してワークWの撮像を実施させ、撮像された画像情報を読み出して取得する(ステップS11)。
この画像情報の取得としては、撮像装置12により1回の撮像処理を実施させ、当該撮像された画像情報を取得してもよく、複数回の撮像処理を実施してもよい。パラメーター設定処理は、基準色に対応する基準信号値(R,G,B)の他、複数のサンプルデータに基づいて、分類対象に対する中心値や分散を取得する。よって、1回の撮像処理により分類区分に対する複数のサンプルデータを取得する場合、分類区分の測定領域を予め設定し、その測定領域内に含まれる複数の画素に対する信号値を、複数のサンプルデータとする。また、複数回の撮像処理を行う場合では、分類区分に対応した所定画素に対して取得された複数の信号値を複数のサンプルデータとすることができる。
また、取得した画像に対して、ステップS2と同様、シェーディング補正を行ってもよい。
次に、信号取得部155Cは、撮像された画像情報の各画素のうちから、基準色を有する基準画素の信号値(基準信号値)を取得する(ステップS12)。
例えば、工場の製造ライン等において、半導体チップ等の製造品(ワークW)の検査を実施する場合、ベルトコンベア等の移送手段によって撮影台2に搬送されたワークWを撮像装置12で撮像する。この場合、撮像装置12の撮像範囲は、予め設定された範囲となり、画像情報の内の特定の画素を、基準画素として設定することができる。特定の画素位置としては、例えば、画像の外周縁近傍の背景画素(撮影台2に対応する画素やトレイ21に対応する画素)等が例示できる。
また、上述したように、基準色として、着色されていない基材(ワークWの基材)を設定することもできる。この場合、トレイ21において、当該着色されていない基材の載置位置が予め設定されていれば、容易に基準画素を特定できる。
さらに、ユーザーの入力操作部14の操作によって、基準画素が適宜選択されてもよい。この場合、表示制御部155Iがモニター13に、撮像された画像情報を表示させる。複数回の撮像を行った場合は、各画素の信号値として代表値を使用してもよく、例えば初回に撮像された画像を代表画像として表示させてもよい。これにより、ユーザーはモニター13に表示された画像に基づいて基準画素を選択することが可能となる。
信号取得部155Cは、上述のように設定された基準画素における基準信号値(R,G,B)を取得する。複数回の撮像処理を実施して複数の画像情報が得られる場合では、各基準画素の信号値の代表値を、基準信号値(R,G,B)とすることができる。代表値としては、例えば平均値、中央値、最頻値、二乗平均平方根等が例示できる。
また、信号取得部155Cは、更に、各分類区分に対応する画素位置を特定し、その信号値(サンプルデータ)を取得する(ステップS13)。
上述のように、撮像装置12による撮像範囲が一定である場合、色サンプルが着色されたワークWの位置を予め設定された位置に載置することで、画像情報における各分類区分に対応する画素を特定することができる。また、ユーザーの入力操作部14の操作によって、各分類区分に対応する画素が指定されてもよい。なお、上述したように、1回の画像情報に基づいて、複数のサンプルデータを取得する場合では、1つの分類区分に対応する領域を設定しておき、その領域内の各画素における信号値をサンプルデータとして取得する。また、複数回の撮像処理を実施する場合では、設定された画素に対する複数回の撮像による信号値(サンプルデータ)を取得すればよい。
そして、信号取得部155Cは、各分類区分に対する複数の信号値(サンプルデータ)の代表値を算出して色区分基準値(Rm0,Gm0,Bm0)とする(ステップS14)。代表値としては、例えば平均値、中央値、最頻値、二乗平均平方根等が例示できる。
この後、信号変換部155Dは、基準信号値(R,G,B)に基づいて、式(4)を満たす回転行列Mrotを算出する(ステップS15)。ここで算出された回転行列Mrotは、基準信号値(R,G,B)とともに記憶部154に記憶され、上述したステップS4において使用される。
そして、信号変換部155Dは、ステップS4と同様に、回転行列Mrotを用いて、各分類区分の複数のサンプルデータ及び、各色区分基準値をuvw座標系に変換し、さらに、球座標値に変換する(ステップS16)。
色区分基準値(Rm0,Gm0,Bm0)を球座標変換した球座標値は、初期色区分基準値(θm0,φm0,rm0)となる。また、信号変換部155Dは、各サンプルデータを球座標に変換した際の各球座標値から、θ,φ,rに対するそれぞれの分散を算出して、初期パラメーター(σθm0,σφm0,σrm0)とする(ステップS17)。
この後、表示制御部155Iは、各種パラメーター、つまり、基準信号値(R,G,B)、初期色区分基準値(θm0,φm0,rm0)、及び初期パラメーター(σθm0,σφm0,σrm0)をモニター13に表示させる(ステップS18)。この際、基準信号値(R,G,B)とともに、基準色を表示し、さらに、初期色区分基準値(θm0,φm0,rm0)及び初期パラメーター(σθm0,σφm0,σrm0)とともに、各分類区分に対応する色、及びその許容範囲をグラデーション等によって表示してもよい。
この後、パラメーター取得部155Eは、入力操作部14の操作により、補正パラメーターを変更する旨の操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS19)。この補正パラメーターとしては、色区分基準値や、各分類区分の許容範囲であるパラメーターが含まれる。
ステップS19において、Yesと判定された場合、入力された補正パラメーターに基づいて、初期色区分基準値(θm0,φm0,rm0)及び初期パラメーター(σθm0,σφm0,σrm0)を修正し、色区分基準値(θ,φ,r)及びパラメーター(σθm,σφm,σrm)として記憶する(ステップS20)。
一方、ステップS19において、Noと判定された場合は、初期色区分基準値(θm0,φm0,rm0)及び初期パラメーター(σθm0,σφm0,σrm0)を色区分基準値(θ,φ,r)及びパラメーター(σθm,σφm,σrm)として記憶する(ステップS21)。
本実施形態では、上述したように、陰影等による明るさの変化に対する許容範囲を変更する場合は、色区分基準値rやパラメーターσrmを変更すればよい。また、色材の使用量による色度の変化に対する許容範囲を変更する場合は、色区分基準値φやパラメーターσφmを変更すればよい。さらに、色材の違いによる色度の変化に対する許容範囲を変更する場合は、色区分基準値θやパラメーターσθmを変更すればよい。すなわち、ステップS20において、ユーザーは、例えば1つの要因に対するパラメーター変更を実施する際に、複数の項目を変更する必要がなく、目的とする項目に対する補正を容易に行うことができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態では、画像情報取得部155Aにより取得された画像情報の各画素の信号値(R,G,B)を、回転行列Mrotを用いて、uvw座標系の信号値(u,v,w)に変換し、さらに球座標変換によって、球座標値(θ,φ,r)に変換する。この際、信号変換部155Dは、基準色に対応する基準信号値(R,G,B)をuvw座標系に変換した際に、(u,v,w)=(0,0、kWA)となる、つまり、変換された座標がw軸となる回転行列Mrotを用いる。そして、指標算出部155Fは、この球座標値(θ,φ,r)と、分類区分mに設定された色区分基準値(θ,φ,r)と、パラメーター取得部によって調整可能なパラメーター(σθm,σφm,σrm)とに基づいて、色を区分するための指標値Dを算出する。
このような画像検査装置では、ダーク値(R,G,B)をuvw座標系に変換したダーク値(u,v,w)を原点として、ダーク値(u,v,w)から信号値(u,v,w)に向かう方向とw軸との為す角により、基準色との色の違いが表される。この色の違いは、球座標変換によりθ及びφに変換される。したがって、色度の許容範囲を調整する場合では、rに対するパラメーターσrmを変更する必要がなく、σθm又はσφmのみを変更すればよい。また、明るさの許容範囲を変更する場合は、σθm又はσφmを変更する必要がなく、σrmのみを変更すればよい。このように、本実施形態では、ユーザーは、パラメーター設定を行う際に、複数のパラメーターを微調整しながら、最適値を模索する必要がなく、ばらつき要因(例えば明るさ、ワークWの塗装の厚み、色材の種別等)に応じたパラメーターのみを調整すればよい。これにより、画像のセグメンテーションを実施するためのパラメーター調整を容易に実施できる。
本実施形態では、式(1)に基づいて、指標値Dを算出する。このような指標値Dでは、値が小さい程、画素の色が分類区分の色に近いことを示し、容易に画像のセグメンテーションを実施することが可能となる。また、球座標値のθ,φ,rのそれぞれに対応したパラメーター(σθm,σφm,σrm)が設定されることで、分類区分毎の分布の広がりを考慮した指標値を算出できる。
本実施形態では、信号取得部155Cは、画像情報における一部の画素に対する信号値を基準信号値として取得する。これにより、ユーザーが設定した色を基準色とすることができる。
本実施形態では、分類部155Gは、最小の指標値Dに対応する分類区分に画素を分類する。これにより、画像情報の各画素に対して、いずれかの分類区分が割り当てられることになり、画像のセグメンテーションを好適に実施することができる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
パラメーター設定処理のステップS12において、画像情報から基準画素及び基準信号値を取得する例を示したが、これに限定されない。
例えば、色サンプルが着色されたワークWの撮像とは別に、基準色を設定するための画像を撮像してもよい。また、ユーザーの入力操作によって、基準信号値が入力されてもよい。或いは、予め基準色が設定され、記憶部154に記憶されていてもよく、この場合では、回転行列Mrotも既知の値となる。
画像情報取得部155Aが、撮像装置12により撮像され、記憶部154に記憶されている画像情報を読み出す例を示すがこれに限定されない。例えば、インターネット等を介して取得された画像情報を取得してもよい。
上記実施形態では、一例として、工場等の製造ラインにおいて、画像検査装置1が設けられる例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、プリンター等の印刷機器に本発明の画像検査装置が用いられてもよい。この場合、プリンターにより印刷されたカラーパッチ(パターン画像)を画像検査装置1により検査することで、印刷補正を好適に実施することができる。
上記実施形態では、画像検査処理と、パラメーター設定処理とが分離されている例を示したが、これに限定されず、画像検査処理の途中において、パラメーター(σθm,σφm,σrm)を変更可能としてもよい。例えば、ステップS7においてNoと判定された場合に、パラメーター(σθm,σφm,σrm)を変更可能としてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等に適宜変更できる。
1…画像検査装置、2…撮影台、11…光源部、12…撮像装置、13…モニター、14…入力操作部、15…制御装置、21…トレイ、154…記憶部、155…演算回路部、155A…画像情報取得部、155B…画像処理部、155C…信号取得部、155D…信号変換部、155E…パラメーター取得部、155F…指標算出部、155G…分類部、155H…検査部、155I…表示制御部、W…ワーク。

Claims (5)

  1. 複数の画素を有し、それぞれの前記画素に対して信号値が記録された画像情報を取得する画像情報取得部と、
    基準色に対する前記信号値である基準信号値を取得する基準信号取得部と、
    前記画像情報の前記画素の前記信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに、変換されたuvw座標系の座標値を球座標変換して球座標値を取得する信号変換部と、
    色を区分する複数の分類区分毎に設定され、前記分類区分に属する色の分布を示すパラメーターを取得するパラメーター取得部と、
    球座標空間に設定された前記分類区分毎の色区分基準値と、前記パラメーターと、前記球座標値と、に基づいて、前記画素を分類する指標値を算出する指標算出部と、を備え、
    前記回転行列は、前記基準信号値をuvw座標系に変換した際の座標値がw軸上の座標値となる行列である
    ことを特徴とする画像検査装置。
  2. 請求項1に記載の画像検査装置において、
    前記指標算出部は、前記球座標値を(θ,φ,r)、前記色区分基準値を(θ,φ,r)、前記パラメーターを(σθm,σφm,σrm)として、指標値Dを次式(1)により算出する
    Figure 2019046134

    ことを特徴とする画像検査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像検査装置において、
    前記基準信号取得部は、前記画像情報取得部により取得された前記画像情報における所定の前記画素に対する前記信号値を前記基準信号値として取得する
    ことを特徴とする画像検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像検査装置において、
    前記指標値に基づいて前記画素の色を分類する分類部を備え、
    前記分類部は、前記指標値が最小となる前記分類区分に前記画素を分類する
    ことを特徴とする画像検査装置。
  5. コンピューターにより画像を検査する画像検査方法であって、
    前記コンピューターは、
    複数の画素を有し、それぞれの前記画素に対して信号値が記録された画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
    基準色に対する前記信号値である基準信号値を取得する基準信号取得ステップと、
    前記画像情報の前記画素の前記信号値を、回転行列を用いてuvw座標系に変換し、さらに、変換されたuvw座標系の座標値を球座標変換して球座標値を取得する信号変換ステップと、
    色を区分する複数の分類区分毎に設定され、前記分類区分に属する色の分布を示すパラメーターを取得するパラメーター取得ステップと、
    球座標空間に設定された前記分類区分毎の色区分基準値と、前記パラメーターと、前記球座標値と、に基づいて、前記画素を分類する指標値を算出する指標算出ステップと、を実施し、
    前記信号変換ステップにおいて用いられる前記回転行列は、前記基準信号値をuvw座標系に変換した際の座標値がw軸上の座標値となる行列である
    ことを特徴とする画像検査方法。
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