JP2019045630A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広画角で歪みの小さい画像を、装置に多大な負荷をかけることなく提示することが可能な画像表示装置を提供する。【解決手段】 原画像を表示する画像表示素子と、互いに垂直な2断面内における焦点距離が互いに異なるように構成されており、前記原画像からの光を観察者の眼に導く接眼光学系とを備える画像表示装置であって、更に、入力画像に対して、前記接眼光学系の光学収差に基づく第1の補正と、前記2断面内における焦点距離の違いに基づく第2の補正とを、同時に行うことによって、前記原画像を生成する画像処理手段と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示素子上の画像を、接眼光学系を介して拡大して観察するヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の画像表示装置に関するものである。
バーチャルリアリティ(VR)用、あるいは、一人で大画面の観察像を楽しむことなどを目的として、ヘッドマウントディスプレイの開発が進められている。
ヘッドマウントディスプレイ等に用いる画像表示装置としては、臨場感を増すために、広画角の画像提示が望まれている。また、接眼光学系の歪曲収差や倍率色収差などの光学収差がないことが望ましい。接眼光学系の歪曲収差が発生していると観察者は歪んだ画像を観察することになるため、観察時に違和感が生じてしまう。また、接眼光学系の倍率色収差が発生していると観察者は色が分離した画像を観察することになるため、歪曲収差と同様に、違和感が生じてしまう。
接眼光学系の画角を広げる技術として、水平方向の焦点距離を垂直方向よりも短くしたアナモルフィック光学を用いて、水平方向の画角を広げた画像表示装置が提案されている。
また、接眼光学系の歪曲収差や倍率色収差などの光学収差を低減する技術として、接眼光学系の歪曲収差や倍率色収差を相殺するように画像処理を施す方法がある。この方法によれば、接眼光学系を通して画像処理を施した歪んだ画像を観察することで歪曲収差や倍率色収差が低減された画像が観察できる。
特許文献1では、接眼光学系で発生する歪曲収差と逆特性をもつように画像表示素子にあらかじめ歪曲した画像を表示している。また、赤、緑、青の原色成分別にそれぞれ歪曲補正することで、接眼光学系で発生する倍率色収差も低減している。
特許文献2では、撮影画像と表示パネルのアスペクト比が異なるビデオシースルー型HMDで、撮影画像のアスペクト変換を実施した後に、電子歪補正をおこないアナモルフィック光学系を通して画像を観察している。
特開平10−327373号公報 特開2008−216343号公報
しかしながら、特許文献1では、歪曲収差の補正方法の記載はあるが、接眼光学系の画角を広げるためにアナモルフィックレンズを用いる旨の記載が無いため、アスペクト比の変換については一切開示が無い。
また、特許文献2に記載の画像表示装置では、接眼光学系がアナモルフィック光学系の場合に、画像のアスペクト変換と歪曲収差補正を行う旨の記載があるが、その際のハードウェアの負荷低減、処理時間削減という課題についての記載は無い。
本願発明の画像表示装置は、原画像を表示する画像表示素子と、光軸に平行で互いに垂直な2断面内における焦点距離が互いに異なるように構成されており、前記原画像からの光を観察者の眼に導く接眼光学系と、入力画像に対して、前記接眼光学系の光学収差に基づく第1の補正と、前記2断面内における焦点距離の違いに基づく第2の補正とを、同時に行うことによって、前記原画像を生成する画像処理手段と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、接眼光学系がアナモルフィック光学系で歪曲収差を有する場合に、画像のアスペクト変換と歪曲収差補正を同時に行うことでハードウェアの負荷を低減し、処理速度を短くすることができる。
第1実施形態に係る画像表示装置の説明図。 第1実施形態の接眼光学系の上面図。 第1実施形態の入力画像のアスペクト変換の説明図。 第1実施形態の歪曲収差補正の説明図。 第1実施形態の歪曲収差補正とアスペクト変換の説明図。 第1実施形態の黒画像重畳の説明図。 第2実施形態に係る画像表示装置の説明図。 第2実施形態の撮像部と接眼光学系の上面図。 第2実施形態の撮像画像と表示画像の説明図。 第2実施形態のシフトと拡大の説明図。 第2実施形態のシフト、拡大、歪曲収差補正、アスペクト変換の説明図。 第2実施形態のシフト、拡大、歪曲収差補正、アスペクト変換の説明図。 第2実施形態の黒画像重畳の説明図。 第2実施形態の接眼光学系の断面図。
(第1実施形態)
図1の画像表示装置の装置構成図を参照して、第1実施形態に係る画像表示装置の構成を説明する。図中、101はHMD、102は画像処理装置である。本実施例では画像処理装置102内の画像処理回路で、接眼光学系の水平方向と垂直方向(鉛直方向)の焦点距離に応じた画像のアスペクト変換と、接眼光学系の光学収差に応じた収差補正処理とを入力画像に対して同時に実施する。そして、画像処理装置102内の画像処理回路で生成した画像を原画像として出力してHMD101に画像を表示している。尚、ここで、水平方向を含む水平断面と垂直方向(鉛直方向)を含む垂直断面(鉛直断面)とは、画像表示素子の中心から接眼光学系の射出瞳の中心に導かれる光線が通る軸(光軸)の中で、射出瞳に入射する部分と平行である。その上で、観察者から見て、横方向が水平断面(水平方向)であり、縦方向が鉛直断面(鉛直方向)である。この水平断面と鉛直断面の2断面内における接眼光学系の焦点距離は互いに異なる(水平断面の方が焦点距離が短いことが望ましい)ように構成されている。また、ここでの画像表示素子の中心から接眼光学系の射出瞳の中心に導かれる光線が通る軸(光軸)は、無限遠を観察した際の視軸と置き換えても構わない。
図2にHMD101の接眼光学系を示す。図中、103は観察者の右眼、104は観察者の左眼、105は右眼用接眼光学系(右眼光学系)、106は左眼用接眼光学系(左眼光学系)、107は右眼用画像表示素子(右眼パネル)、108は左眼用画像表示素子(左眼パネル)である。
右眼用接眼光学系105は、右眼用画像表示素子107に表示された原画像を拡大投影して観察者の右眼103に導き、左眼用接眼光学系106は、左眼用画像表示素子108に表示された原画像を拡大投影して観察者の左眼104に導く。右眼用画像表示素子107、左眼用画像表示素子108は水平と垂直の長さのアスペクト比は4:3であり、右眼用接眼光学系105、左眼用接眼光学系106の水平方向の焦点距離は21mm、垂直方向の焦点距離は25mmである。右眼用接眼光学系105、左眼用接眼光学系106共に水平方向と垂直方向の焦点距離が異なるアナモルフィック光学系であり、水平方向の焦点距離を短くすることで、拡大投影した画像は水平方向に広い画像となり、観察者はより臨場感のある画像を観察できる。このとき、水平方向の画角は80°、垂直方向の画角は55°で、拡大画像のアスペクト比は16:10である。
画像表示素子のアスペクト比と拡大画像のアスペクト比が異なるため、画像処理装置102内の画像処理回路で入力画像のアスペクト変換を行う必要がある。図3(a)のように画像処理装置102への入力画像は、画像表示素子と同じアスペクト比の4:3の画像である。この入力画像に対してアスペクト変換を行い、図3(b)のように垂直方向にのみ画像を拡大した原画像を作成する。そして、原画像を画像表示素子に表示して、アナモルフィック光学系である接眼光学系を通して観察すると、図3(c)のようにアスペクト比16:10の画像を観察することができる。
次に、接眼光学系の光学収差の収差補正処理について説明する。右眼用画像表示素子107に図4(a)のような画像を表示すると、観察者が右眼用接眼光学系105を通して見る画像は図4(b)のように糸巻き型に歪んだ画像となる。これは右眼用接眼光学系105が歪曲収差を有するからである。また、右眼用画像表示素子107に白色の線を表示すると、観察者が右眼用接眼光学系105を通して見る画像は、白色の線が右眼用接眼光学系105の倍率色収差により赤・緑・青に分離した線となる。
そのため、画像処理装置102にてHMD101の画像表示素子に表示する原画像を、図4(c)のように接眼光学系で発生する歪曲収差と逆の形状になるように画像処理することで、観察者が接眼光学系を通して見る画像は歪みが低減された画像となる。さらに、赤・緑・青で異なる補正形状になるように画像処理することで、接眼光学系の倍率色収差を低減することも可能となる。接眼光学系の歪曲収差が少ない場合には倍率色収差のみの補正を実施しても良いし、倍率色収差が少ない場合には歪曲収差のみの補正を実施しても良い。左眼についても同様である。
本実施例では、画像処理装置102のハードウェアの負荷を低減し処理速度を短くするために、アスペクト変換処理と収差補正処理を同時に実施する。このとき、図5(a)の入力画像に対して、アスペクト変換処理と収差補正処理を同時に実施すると、図5(b)のような原画像となる。この原画像を画像表示素子に表示して接眼光学系を通して観察すると図5(c)のような画像を観察することになり、観察画像が矩形にならず不要な画像が観察されてしまう。これは、図3(b)のようにアスペクト変換を実施する際には原画像に表示されないはずの画像が、アスペクト変換処理と収差補正処理を同時にすることで、原画像に表示されてしまうためである。入力画像が矩形であるのに対して、観察画像の外枠の形状が矩形にならず歪んだ形状では、観察した際に違和感があり自然な観察ができない。
そのため、図6(a)の入力画像に対して、アスペクト変換と収差補正を同時に実施する前に、図6(b)のように上下に黒画像を重畳し、原画像に表示する必要のない画像をマスクする。その後、アスペクト変換と収差補正を同時に実施して図6(c)のような原画像として、画像表示素子に表示して接眼光学系を通して観察する。その結果、観察画像は図6(d)のようになり、観察画像の外枠が矩形の画像を観察することができる。
このように、接眼光学系がアナモルフィック光学系かつ糸巻き型の歪曲収差を有する場合、アスペクト変換と収差補正を同時に処理する前に原画像に表示する必要のない画像に黒画像を重畳する。そうすることで、原画像にはない不要な画像が観察されることなく、外枠が矩形となり、自然な観察が可能となる。入力画像に黒画像を重畳する処理は、固定パターンを追加する処理であり、座標変換を伴うアスペクト変換や収差補正に比べて、ハードウェアへの負荷は小さい。そのため、アスペクト変換と収差補正を同時におこなうことで得られるハードウェアの負荷を低減し処理速度を短くする効果は得られる。
このように、接眼光学系の歪曲収差が糸巻き型の場合には、接眼光学系を通した観察画像が入力画像のように矩形にすることができるが、接眼光学系の歪曲収差が樽型の場合には黒画像を重畳しなくても良い。すなわち、接眼光学系の歪曲収差の種類(糸巻き型なのか樽型なのか)に応じて、黒画像の重畳の有無を切り替えても良い。
但し、観察者によっては観察画像の外枠の形状が矩形にならなくても、観察画像の画角が少しでも広い方が良い場合があるため、黒画像を重畳するかどうかを選択できるようにしても良い。
また、本実施の接眼光学系は水平方向の焦点距離が垂直方向よりも短く、観察画像は水平方向に広い画像だったが、垂直方向の焦点距離が水平方向よりも短く、観察画像が垂直方向に広い画像としても良い。その場合には、原画像に表示する必要のない画像は左右にあるため、左右に黒画像を重畳する。
本実施例の接眼光学系は球面形状の単レンズで構成されているが、非球面形状を用いたり、複数のレンズを用いることでより高い光学性能のレンズとしても良い。また、本実施例の画像表示素子は自発光の有機ELを用いているが、透過型液晶、反射型液晶、DMDなどを画像表示素子として用いても良い。その場合、別途光源と照明光学系が必要となる。
(第2実施形態)
図7の画像表示装置の装置構成図を参照して、第2実施形態に係る画像表示装置の構成を説明する。図中、201はHMD、202は画像処理装置である。HMD201はビデオシースルー型のHMDであり、HMD201内のカメラで撮影した画像に対して画像処理装置202でCG画像の重畳等を行い、HMD201内の画像表示素子に表示する。本実施例では画像処理装置202内の画像処理回路で、接眼光学系の水平方向と垂直方向の焦点距離に応じた画像のアスペクト変換と、接眼光学系の光学収差に応じた収差補正処理を入力画像に対して同時に実施する。そして、画像処理装置202内の画像処理回路で生成した画像を原画像として出力してHMD201に画像を表示している。
図8にHMD201の構成を示す。図中、203は観察者の右眼、204は観察者の左眼、205は右眼用接眼光学系、206は左眼用接眼光学系、207は右眼用画像表示素子、208は左眼用画像表示素子、209は右眼用撮像部、210は左眼用撮像部である。211は観察者の右眼203が無限遠を観察した際の視軸、212は観察者の左眼204が無限遠を観察した際の視軸である。
HMD201はビデオシースルー型HMDであるため、現実世界の右眼用撮像画像を右眼用撮像部209で撮影し、画像処理装置202で画像処理を行う。その後に、右眼用画像表示素子207に原画像を表示して、右眼用接眼光学系205で拡大投影してHMD201の観察者の右眼203に画像を導く。同様に、現実世界の左眼用撮像画像を左眼用撮像部210で撮影し、画像処理装置202で画像処理をした後に、左眼用画像表示素子208に原画像を表示して左眼用接眼光学系206で拡大投影してHMD201の観察者の左眼204に画像を導く。
右眼用撮像部209、左眼用撮像部210の水平撮像画角は80°、垂直撮像画角は68°で水平と垂直の長さのアスペクト比は5:4である。右眼用画像表示素子207、左眼用画像表示素子208は水平と垂直の長さのアスペクト比は16:10であり、右眼用接眼光学系205、左眼用接眼光学系206の水平方向の焦点距離は18mm、垂直方向の焦点距離は22mmである。右眼用接眼光学系205、左眼用接眼光学系206共に水平方向と垂直方向の焦点距離が異なるアナモルフィック光学系であり、水平方向の焦点距離を短くすることで、拡大投影した画像は水平方向に広い画像となり、観察者はより臨場感のある画像を観察できる。このとき、水平方向の画角は70°、垂直方向の画角は39°で、拡大画像のアスペクト比は16:8である。
本実施例では、撮像部の撮像画角が接眼光学系の表示画角よりも広い。このような構成にすることで、撮像部で撮影した画像から切り出す位置を調整して表示部で表示する画像を生成できるため、撮像部と表示部との位置合わせを容易に行うことができる。また、撮影した画像を元に現実世界の距離測定をしたり、CGの重畳のための特徴点検出をする際に、表示部の表示画角の端にある対象物であっても精度良く測定や検出ができる。
また、HMD201は1.4m先で左右の観察画像が重なるように接眼光学系に輻輳角1.3°をつけて観察者に表示している。そのため、観察者が無限遠を観察した際の視軸と一致する接眼光学系の光軸は、画像表示素子の中心から接眼光学系の射出瞳の中心に導かれる光線とは一致しない。画像表示素子の中心から接眼光学系の射出瞳の中心に導かれる光線は、鼻側に1.3°ずれた光線である。そのとき、右眼用接眼光学系205、左眼用接眼光学系206の鼻側の水平画角は35.9°、耳側の水平画角は34.1°となり、輻輳がついているため、鼻側の水平画角の方が大きくなる。
撮像部の撮像画像から表示部で表示する画像を切り出す際、画像表示素子のアスペクト比が16:10であり、画像表示素子の入力画像信号もアスペクト比が16:10である必要があるため、切り出す画像のアスペクト比は16:10とする。右眼用撮像部209と左眼用撮像部210の光軸は観察者が無限遠を観察した際の視軸と一致しており、撮像画像から切り出した画像の中心も光軸と一致している。接眼光学系で観察する水平画角は、鼻側が35.9°、耳側が34.1°であり、左右非対称の画角になっているため、撮像部から切り出す画像の水平画角は71.8°(35.9°×2)にすることが望ましい。このようにすることで、表示する画角すべての画角を撮像することができる。
このとき、撮像部から切り出す画像の中心と、画像表示素子に表示する画像の中心は輻輳角だけずれている。右眼用撮像部209、左眼用撮像部210の撮像画像から切り出した画像は図9(a)のように水平画角が中心に対して左右35.9°ずつの71.8°であり、垂直画角は49°である。
一方、画像処理装置202への入力画像は右眼用画像表示素子207に対しては図9(b)のように、左眼用画像表示素子208に対しては図9(c)のように水平画角が鼻側35.9°、耳側34.1°、垂直画角が47°である。
撮像部から切り出す画像の画角と画像表示素子に表示する画像の画角が異なるため、撮像部から切り出す画像から画像表示素子に表示する画像を作成するために、画像処理装置202内の画像処理回路で、画像のシフトと拡大処理を行う必要がある。図10(a)のような右眼用撮像部209の撮像画像から切り出した画像から、画像を全体に右側にシフトして、図10(b)のような耳側の水平画角が34.1°の画像を作成する。シフトするだけでは左側に画像がない領域ができてしまうため、画像を拡大して図10(c)のような画像を作成する。この画像を右眼用画像表示素子207に表示することで、輻輳角がついた画像を適切に観察することができる。左眼用撮像部210の撮像画像から切り出した画像は、画像を全体に左側にシフトして画像を拡大すれば良い。
また、画像表示素子のアスペクト比と拡大画像のアスペクト比が異なるため、画像処理装置202内の画像処理回路で入力画像のアスペクト変換を行う必要がある。画像処理装置202への入力画像は、画像表示素子と同じアスペクト比の16:10の画像である。この入力画像に対してアスペクト変換を行い、垂直方向にのみ画像を拡大した原画像を作成する。そして、原画像を画像表示素子に表示して、アナモルフィック光学系である接眼光学系を通して観察すると、アスペクト比16:8の画像を観察することができる。
次に、接眼光学系の光学収差の収差補正処理について説明する。右眼用画像表示素子207に図4(a)のような画像を表示すると、観察者が右眼用接眼光学系205を通して見る画像は図4(b)のように糸巻き型に歪んだ画像となる。これは右眼用接眼光学系205が歪曲収差を有するからである。また、右眼用画像表示素子207に白色の線を表示すると、観察者が右眼用接眼光学系205を通して見る画像は、白色の線が右眼用接眼光学系205の倍率色収差により赤・緑・青に分離した線となる。
そのため、画像処理装置202にてHMD201の画像表示素子に表示する原画像を、図4(c)のように接眼光学系で発生する歪曲収差と逆の形状になるように画像処理することで、観察者が接眼光学系を通して見る画像は歪みが低減された画像となる。さらに、赤・緑・青で異なる補正形状になるように画像処理することで、接眼光学系の倍率色収差を低減することも可能となる。接眼光学系の歪曲収差が少ない場合には倍率色収差のみの補正を実施しても良いし、倍率色収差が少ない場合には歪曲収差のみの補正を実施しても良い。左眼についても同様である。
以上の画像の流れについて図11を用いて説明する。左眼用撮像部210の撮像画像から切り出した画像は図11(a)のように水平画角は71.8°(35.9°×2)、垂直画角は49°である。ここから、表示画像の輻輳角を考慮して画像を全体に左側にシフトすると図11(b)のようになる。そして、右側に画像がない領域ができるため、画像を拡大して図11(c)とする。その後、アスペクト変換をおこなって垂直方向にのみ画像を拡大して図11(d)とし、左眼用接眼光学系206の歪曲収差の収差補正処理を実施して図11(e)の画像を生成し、左眼用接眼光学系206を通すと図11(f)のような画像が観察できる。
本実施例では、画像処理装置202のハードウェアの負荷を低減し処理速度を短くするために、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換処理と収差補正処理を同時に実施する。このとき、左眼用画像表示素子208に表示する図12(a)の入力画像に対して、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換処理と収差補正処理を同時に実施すると、図12(b)のような原画像となる。この原画像を画像表示素子に表示して接眼光学系を通して観察すると図12(c)のような画像を観察することになり、観察画像が矩形にならず不要な画像が観察されてしまう。これは、図11(b)、(c)、(d)のように撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換を順番に実施した後には原画像に表示されない画像が、前記の複数の処理を同時にすることで、原画像に表示されてしまうためである。入力画像が矩形であるのに対して、観察画像の外枠の形状が矩形にならず歪んだ形状かつ左右非対称の形状では、観察した際に違和感があり自然な観察ができない。
そのため、図13(a)の入力画像に対して、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換と収差補正を同時に実施する前に、図13(b)のように上下と左に黒画像を重畳し、原画像に表示する必要のない画像をマスクする。その後、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換と収差補正を同時に実施して図13(c)のような原画像として、画像表示素子に表示して接眼光学系を通して観察する。その結果、観察画像は図13(d)のようになり、観察画像の外枠が矩形の画像を観察することができる。右眼用画像表示素子207に表示する画像については上下と右に黒画像を重畳し、原画像に表示する必要のない画像をマスクしてから撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換と収差補正を同時に実施すればよい。
このように、撮像部で撮像された画像の中心と画像表示素子に表示する画像の中心がずれていて、接眼光学系がアナモルフィック光学系かつ糸巻き型の歪曲収差を有する場合が想定される。このような場合、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換と収差補正を入力画像に対して同時に処理する前に原画像に表示する必要のない画像に黒画像を重畳する。そうすることで、原画像にはない不要な画像が観察されることなく、外枠が矩形となり自然な観察が可能となる。入力画像に黒画像を重畳する処理は、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換や収差補正に比べて、ハードウェアへの負荷は小さい。そのため、撮像画像のシフト処理、拡大処理、アスペクト変換と収差補正を同時におこなうことで得られるハードウェアの負荷を低減し処理速度を短くする効果は得られる。
但し、観察者によっては観察画像の外枠の形状が矩形にならなくても、観察画像の画角が少しでも広い方が良い場合があるため、黒画像を重畳するかどうかを選択できるようにしても良い。
本実施例のように有限距離で左右の観察画像が重なるように接眼光学系に輻輳角をつけて観察者に表示する場合、撮像部で撮像した画像を切り出す際に画像の中心を光軸にするのではなく、有限距離で左右の観察画像が重なるときの画像の中心としても良い。その場合には、撮像部で撮像した画像が輻輳角分シフトした画像となるため、画像処理装置で撮像画像のシフトと拡大を行う必要はない。
また、接眼光学系の歪曲収差の形状によっては画像表示素子の中心を輻輳角に合わせた場合に、接眼光学系の画角が想定していた画角よりも増減する場合がある。例えば本実施例では右眼用接眼光学系205の水平画角は鼻側が35.9°、耳側が34.1°だが、耳側の水平画角が35°まで表示できる場合がある。そのとき、撮像部の画角は表示部よりも大きく、耳側の水平画角を35°まで広げることができるため、撮像部から撮像した画像を切り出す際に、鼻側35.9°、耳側35°とすることができる。但し、その場合には撮像した画像の中心が、画像表示素子の中心の輻輳角の位置と異なるため、画像処理装置で撮像画像のシフト、アスペクト変換、光学収差補正を実施する必要がある。この場合、撮像した画像の水平画角と接眼光学系の水平画角が一致しているため、上下にのみ黒画像を重畳すればよい。
本実施例では撮像部で撮像した画像を入力画像としたが、実施例1のように撮像部で撮像した画像を入力画像とした場合でも、入力画像の中心と画像表示素子に表示する画像の中心がずれている場合がある。そのときには、入力画像のアスペクト変換と収差補正に加えて入力画像のシフトや拡大を必要に応じて同時に行い、観察画像の外枠が矩形になるように黒画像を適切に重畳する。
本実施例の接眼光学系は図14の断面図のように偏心反射面を用いて光路を折りたたんだことによって、光学系の厚さを薄型化した光学素子である。右眼用接眼光学系205は、屈折率が1より大きいガラスやプラスチック等の光学媒質で満たされた透明体により構成される。左眼用接眼光学系も同様である。
右眼用画像表示素子207からの光線は右眼用接眼光学系205内で2回反射し、右眼203に導かれる。なお、右眼用接眼光学系205内の眼球への出射面は反射作用と透過作用を持つ光学面であるため、反射は光量のロスをなくすために内部全反射であることが望ましい。また、右眼用接眼光学系205を構成する面を自由曲面形状とすることで、偏心収差補正の自由度が増し、良好な画質での画像表示が可能となる。左眼用接眼光学系206についても同様である。
本実施例のように接眼光学系に偏心した自由曲面形状のプリズムを用いることで、歪曲収差や倍率色収差は回転対称形状ではなくなる。そのため、画像処理装置で画像処理する際の収差補正値は画像表示素子の画素毎に収差補正値を持つような補正テーブルとすることが望ましい。
また、本実施例の接眼光学系の自由曲面プリズムは、中間結像面を有さない光学系だが、中間結像面を有する光学系としても良い。
101、201 HMD
102、202 画像処理装置
209 右眼用撮像部
210 左眼用撮像部
211 観察者の右眼が無限遠を観察した際の視軸
212 観察者の左眼が無限遠を観察した際の視軸

Claims (12)

  1. 原画像を表示する画像表示素子と、
    互いに垂直な2断面内における焦点距離が互いに異なるように構成されており、前記原画像からの光を観察者の眼に導く接眼光学系と、
    入力画像に対して、前記接眼光学系の光学収差に基づく第1の補正と、前記2断面内における焦点距離の違いに基づく第2の補正とを、同時に行うことによって、前記原画像を生成する画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記接眼光学系が糸巻き型の歪曲収差を有しており、前記画像処理手段は、該糸巻き型の歪曲収差を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の補正は、前記接眼光学系の歪曲収差、又は倍率色収差による前記入力画像の歪の補正であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第2の補正は、前記入力画像のアスペクト比を変換することによって前記原画像を生成する補正であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像処理手段は、
    前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が鉛直方向の焦点距離よりも短い場合には、前記入力画像の少なくとも上下に黒画像を重畳し、前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が鉛直方向の焦点距離よりも長い場合には、前記入力画像の少なくとも左右に黒画像を重畳した上で、前記アスペクト比の変換を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像処理手段は前記黒画像の重畳の有無を切り替える手段を有していることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記画像表示装置が前記入力画像を撮像する撮像手段を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記撮像手段の撮像画角が前記接眼光学系の表示画角よりも広いことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が垂直方向の焦点距離よりも短い場合には、前記撮像手段の撮像画像から前記接眼光学系の水平画角と等しい水平画角の画像を切り出して前記入力画像とし、
    前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が垂直方向の焦点距離よりも長い場合には、前記撮像手段の撮像画像から前記接眼光学系の垂直画角と等しい垂直画角の画像を切り出して前記入力画像とすることを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が垂直方向の焦点距離よりも短い場合、前記撮像手段の撮像画像から前記接眼光学系の水平画角よりも大きい水平画角の画像を切り出して前記入力画像としたときに、前記入力画像の水平画角と前記原画像の水平画角が等しくなるような拡大処理を、
    前記接眼光学系の水平方向の焦点距離が垂直方向の焦点距離よりも長い場合、前記撮像手段の撮像画像から前記接眼光学系の垂直画角よりも大きい垂直画角の画像を切り出して前記入力画像としたときに、前記入力画像の垂直画角と前記原画像の垂直画角が等しくなるような拡大処理を、
    前記画像処理手段が前記収差補正処理と前記アスペクト変換と同時に行うことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  11. 前記入力画像の中心の画像と前記原画像の中心の画像とが異なり、前記画像処理手段が前記入力画像の中心の画像と前記原画像の中心の画像とが一致するようなシフト処理を、前記収差補正処理と前記アスペクト変換と同時に行うことを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項に記載の画像表示装置。
  12. 前記接眼光学系として、前記原画像からの光を前記観察者の右眼と左眼のそれぞれが位置する射出瞳に導く右眼光学系および左眼光学系を有し、
    前記右眼光学系および左眼光学系はそれぞれ、前記光を反射および透過する光学面と、少なくとも1つの反射面とを有する光学素子を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像表示装置。
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