JP2009156992A - 制御装置、表示装置及びそれらの制御方法、複合現実システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、表示装置及びそれらの制御方法、複合現実システム、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置と制御装置との間でのデータ伝送におけるトータルのデータ伝送量を削減し、帯域を有効に活用する。
【解決手段】外部の表示装置に表示するための表示画像データの伝送を制御する制御装置であって、伝送対象の表示画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記表示画像データを含むラインと包まないラインとを、予め定められた設定値に基づいて判定する判定手段と、前記判定手段において前記表示画像データを含まないと判定されたラインについて、ヘッダ内に少なくとも該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記表示画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成手段と、前記パケット生成手段により生成された伝送パケットを外部の表示装置へ送信する送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオシースルー型のHMD(Head Mounted Display)を用いた複合現実技術に利用可能な制御装置、表示装置及びそれらの制御方法、複合現実システム、及びコンピュータプログラムに関する。
近年、現実世界と仮想世界をリアルタイムかつシームレスに融合させる技術として複合現実感、いわゆるMR(Mixed Reality)技術が知られている。MR技術の1つに、ビデオシースルー型HMD(Head Mounted Display)を利用して、HMD使用者の瞳位置から観察される被写体と略一致する被写体をビデオカメラなどで撮像し、その撮像画像にCG(Computer Graphics)を重畳表示した複合現実画像をHMD使用者が観察できる技術が知られている。
図13は、一般的なビデオシースルー型複合現実システムの機能ブロック図である。この図を使用して概要を説明する。ビデオシースルー型複合現実システムは、大きく分けて表示装置としてのHMD1301、制御装置1302及び画像処理装置1303で構成される。
まず、HMD1301は、ビデオシースルー型のHMDである。HMD1301は、外界を撮像する撮像ユニット1304、CGが重畳されたMR画像を表示する表示ユニット1306、制御装置1302とのデータ送受信を行う通信I/F1305から構成される。
より具体的に撮像ユニット1304は、HMD使用者の視線位置と略一致する外界の観察画像を撮像する撮像ユニットである。ステレオ画像を生成するための右目用、左目用の二組の撮像素子と光学系および後段の画像処理を行うための信号処理回路から構成される。また、インタフェース(IF)1305は、撮像ユニット1304で撮像された画像を制御装置1302へ伝送し、また合成されたMR画像を受信するための通信インタフェースである。ここでは、リアルタイム性が求められかつ大容量の伝送が可能な光ファイバやLVDSを想定している。表示ユニット1306は、合成されたMR画像を表示し、右目用、左目用の二組の表示デバイスと光学系から構成される。表示デバイスは小型の液晶ディスプレイやMEMSによるスキャンタイプのデバイスが使用される。
次に、制御装置1302は、HMD1301を制御するための制御装置である。通信I/F1307、I/F変換部1308、画像処理装置1303とのデータ送受信を行う通信I/F1309、1310、および光学歪補正部1311から構成される。
より具体的に、インタフェース(I/F)1307は、HMD1301とのデータ送受信を行うための、制御装置1302側の通信I/Fである。こちらのI/FはHMD1301側と同じものが使用される。I/F変換部1308は、受信した撮像画像データを画像処理装置1303へ伝送する際、画像処理装置が備えるI/Fで扱うデータフォーマットに変換する。インタフェース(I/F)1309は、フォーマット変換、場合によってはプロトコール変換された撮像画像データを画像処理装置1303へ送信するための通信I/Fである。こちらもリアルタイム性が求められかつ大容量の伝送が可能な、USBやIEEE1394のメタル線、GigabitEthernet(登録商標)等の光ファイバが使用される。インタフェース(I/F)1310は、表示画像を受信するためのI/Fであり、DVIやHDMI等の表示画像伝送用のI/Fが使用される。光学歪補正部1311は、HMD1301内の表示ユニットのレンズ等が持つ光学的な歪みを電子的に補正する補正処理部である。ここでの補正処理の内容については後述する。
更に、画像処理装置1303は、制御装置1302を介してHMD1301から受け取った撮像画像に基づいてCG描画のための位置姿勢を計測し、コンテンツDBを基にCGを描画し、撮像画像と合成処理を行う。画像処理装置1303は、通信I/F1312、1317、位置姿勢情報生成部1313、コンテンツDB1314、CG描画部1315、画像合成部1316から構成される。また、画像処理装置1303は、パソコンやワークステーション等の高性能な演算処理機能やグラフィック表示機能を有する装置を用いて構成することができる。
より具体的に、インタフェース(I/F)1312は、撮像画像を受信するための画像処理装置1303側の通信I/Fであり、制御装置1302側と同じものが使用される。位置姿勢情報生成部1313は、受け取った撮像画像から、HMD1301装着者の位置姿勢情報を生成する位置姿勢情報生成部である。ここでは示していないが、HMD1301に付けられた三次元位置姿勢センサの出力信号を補助的に用いても構わない。また、同じく不図示の客観視点カメラによる撮像画像からマーカー等の識別子を抽出して補正情報として使用する形態もある。
コンテンツDB1314は、CGを描画するための仮想画像のコンテンツを格納するデータベースである。CG描画部1315は、位置姿勢情報とコンテンツDB1314のコンテンツによりCGを描画する。画像合成部1316は、受け取った撮像画像とCG描画部1315で生成した仮想画像を合成する。インタフェース(I/F)1317は、画像合成部1316で生成された合成画像であるMR画像(複合画像)を制御装置1302へ送信する。制御装置1302は、その後I/F1307を介してHMD1301へMR画像を送り、表示ユニット1306で表示する。
以上の構成および処理のプロセスにより、ビデオシースルーHMDを装着することで、現実世界と仮想世界とがリアルタイムかつシームレスに融合した複合現実世界を体験することができる。一般的なMR技術およびシステムの構成については特許文献1に開示されている。
また、MRシステムでは、MR空間の現実感をより増すために、撮像画像およびCG画像(仮想画像)の解像度や階調性の向上や、動画表示における滑らかさをフレームレートの向上によって実現することが求められている。この要求に対して、撮像画像およびMR画像のデータ量は飛躍的に増大し、データを送受信するための伝送帯域も非常に広いものが求められるようになってきた。DVIによる表示画像データの光伝送化はそのための解の一つである。
ユーザーが装着して使用するHMDでは制御装置とのケーブルには、軽く細く取り回しがしやすいものが要求されるのは必然である。DVIのRGBの各色信号と同期信号および制御信号を束ねたパラレル信号を時分割多重でシリアル化し、かつ同期信号を明示するフラグをパケット内のフィールドに設けてシリアル伝送する技術が特許文献2に開示されている。
特開平11−88913号公報(図7、段落[0035]) 特開2005−258579号公報
しかしながら上述した従来の技術においては、以下のような問題があった。
まず、上記の複合現実システムでは、表示系の光学歪みを補正するため、光学歪補正部1311で図14に示されるような逆補正をかけることで劣化のない表示画像を生成する。その際、表示画像の上下は実際には使用できない領域となるため、その部分のデータ伝送は不要となるが、DVIから入力されるパラレル信号の画像表示データを単にシリアル化し、伝送するだけでは不要な部分の伝送も行われてしまう。
また、撮像系と表示系の画像サイズが異なる場合、特にアスペクト比が異なる場合には所望の解像度変換を行うか、すべての画像データを伝送後、表示する直前で不要部分をマスクして合わせる処理が必要となり、帯域を有効に活用することが困難である。
さらには、データ伝送を無線通信によって行う場合には、有線系と比べて伝送の帯域が限られている。よって、解像度と階調性と動画表示時のフレームレートおよびそれらをリアルタイムに遅延時間を少なくして表示することを並び立たせることは大変困難となっている。
本発明はかかる問題に鑑みなされたものであり、表示装置と制御装置との間でのデータ伝送におけるトータルのデータ伝送量を削減し、帯域を有効に活用することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、外部の表示装置に表示するための表示画像データの伝送を制御する制御装置であって、
伝送対象の表示画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記表示画像データを含むラインと包まないラインとを、予め定められた設定値に基づいて判定する判定手段と、
前記判定手段において前記表示画像データを含まないと判定されたラインについて、ヘッダ内に少なくとも該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記表示画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成手段と、
前記パケット生成手段により生成された伝送パケットを外部の表示装置へ送信する送信手段とを備える。
上記課題を解決するための本発明は、上記制御装置と接続される、表示装置であって、
前記制御装置から、表示画像データを含む伝送パケットを受信する受信手段と、
受信した前記伝送パケットに含まれる表示画像データを表示する表示手段と
を備え、
前記表示手段は、受信した前記伝送パケットに該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグが含まれる場合に、該伝送パケットに対応する表示領域においてNullデータを表示する。
また、該表示装置は、
現実空間を撮像して撮像画像データを生成する撮像手段と、
表示装置の位置姿勢を計測する位置姿勢センサと、
前記位置姿勢センサにおける計測結果に基づいて、前記表示装置の位置姿勢を予測する予測手段と、
前記予測手段の予測結果に基づいて、前記撮像画像データの切り出し位置を決定する決定手段と、
前記撮像画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記切り出し位置に基づき、前記撮像画像データが含まれないラインにつき、ヘッダ内に少なくとも該撮像画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記撮像画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成手段と、
前記伝送パケットを、前記制御装置へ送信する送信手段と
を更に備えることができる。
上記課題を解決するための本発明は、上記制御装置と、上記表示装置とを含み、表示装置に、現実空間画像と仮想画像とを合成した前記表示画像データを表示させる複合現実システムとしても、実現できる。
本発明によれば、表示装置と制御装置との間でのデータ伝送におけるトータルのデータ伝送量を削減し、帯域を有効に活用することができる。
以下、発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
まず、発明の第1の実施形態を図を参照して説明する。図1は、本実施形態に対応する画像形成システムの一構成例を示す機能ブロック図である。画像形成システムは、表示装置101、制御装置102、画像処理装置103を含む。
表示装置101は、表示機能も備えたビデオシースルー型のHMDを想定しており、以下では、表示装置101をHMD101という。HMD101は、撮像ユニット104、パケット化処理部105、光伝送の通信I/F106、表示画像調整部107、および表示ユニット108から構成される。
制御装置102は、外部のHMD101と接続して該HMD101を制御する。また、HMD101とのデータ送受信を行う光伝送の通信I/F109、I/F変換部110、画像処理装置103とのデータ送受信を行う通信I/F111、1112を備える。さらに、光学歪補正部113、および本実施例の特徴となるパケット化マスク処理部114を備える。
画像処理装置103は、制御装置102を介してHMD101から受け取った撮像画像に基づいてCG描画のための位置姿勢を計測し、コンテンツDBを基にCGを描画し、現実空間画像である撮像画像との合成処理を行う。画像処理装置103は、通信I/F115、120、位置姿勢情報生成部116、コンテンツDB117、CG描画部118、画像合成部119から構成される。画像処理装置103は、パソコンやワークステーション等の高性能な演算処理機能やグラフィック表示機能を有する装置を用いて構成することができる。
以下、各装置を構成するコンポーネントについて説明する。
まず、HMD101において、撮像ユニット104は、HMD装着者の視線位置と略一致する現実空間の観察画像を撮像する。撮像ユニット104は、ステレオ画像を生成するための右目用、左目用の二組の撮像素子と光学系、及び、後段の画像処理を行うための信号処理回路から構成される。
パケット化処理部105は、撮像ユニット104から出力される撮像画像を、光ファイバによるシリアル伝送が可能なパケット構成へ変換する。パラレルで出力される撮像画像データをシリアル化するとともに、所定の伝送プロトコールに従ってパケット化を行う。
光伝送インタフェース(I/F)106は、撮像ユニット104で撮像された画像を制御装置102へ伝送し、また合成されたMR画像を受信するための通信インタフェースである。ここではリアルタイム性が求められかつ大容量の伝送が可能な光ファイバを使用した光伝送を想定している。本実施形態では光伝送による有線系のデータ伝送を例にとって説明しているが、UWB等の広帯域の無線技術を用いても構わない。また、RGBおよび同期信号それぞれの伝送のための伝送ケーブルを用意して伝送する方式ではなく、各色を時系列にシリアル化するとともに、同期信号をもパケット化し、伝送に必要となるケーブルの本数を少なくする構成を想定している。データ非伝送時のマスク処理については後述する。
表示画像調整部107は、制御装置102から受信した表示画像データを、表示ユニット108の表示形式に合わせて調整する。光伝送のためにシリアル化された表示画像データをパラレルデータに変換するとともに、表示ユニットの表示サイズに合わせて表示すべきデータのないエリアのデータを生成する。詳細については後述する。
表示ユニット108は、合成されたMR画像を表示する。この表示ユニット108も、撮像ユニット104同様に右目用、左目用の二組の表示デバイスと光学系から構成される。表示デバイスは小型の液晶ディスプレイやMEMSによるスキャンタイプのデバイスが使用される。
次に、制御装置102において、光伝送インタフェース(I/F)109は、制御装置102側の通信インタフェースである。光伝送I/F109は、HMD101側の光伝送I/F106と同一の構成を有することができる。
インタフェース(I/F)変換部110は、受信した撮像画像データを画像処理装置103へ伝送する際、画像処理装置103が備えるインタフェースで扱うデータフォーマットに変換する。
インタフェース(I/F)111は、フォーマット変換、場合によってはプロトコール変換された撮像画像データを画像処理装置103へ送信するための通信インタフェースである。リアルタイム性が求められかつ大容量の伝送が可能な、USBやIEEE1394のメタル線、GigabitEthernet(登録商標)等の光ファイバが使用される。
インタフェース(I/F)112は、表示画像を受信するための通信インタフェースである。DVIやHDMI等の表示画像伝送用のI/Fが使用される。光学歪補正部113は、HMD101内の表示ユニットのレンズ等が持つ光学的な歪みを電子的に補正する。
パケット化マスク処理部114は、光学歪補正処理で光学系で生じる歪みを打ち消すような逆歪みがかけられた表示画像を光ファイバによるシリアル伝送が可能なパケット構成へと変換するパケット生成部として機能する。また、光学歪補正処理の結果表示されなくなった領域のデータをライン単位でマスクするマスク処理部として機能する。マスク処理によってデータの伝送を行わない場合は、マスク処理されたことを明示するフラグをパケットのヘッダ内のフラグで表示し、同じく同期信号(水平同期信号)を明示するフラグを立てたパケットを伝送する。詳細については後述する。
次に、画像処理装置103において、インタフェース(I/F)115は、撮像画像を受信するための画像処理装置103側の通信インタフェースである。I/F115は、制御装置102側のI/F111と同一の構成を有することができる。位置姿勢情報生成部116は、制御装置102からI/F115を介して受信した撮像画像から、HMD101装着者の位置姿勢情報を生成する。コンテンツDB117は、仮想画像のコンテンツとして保存するデータベースである。CG描画部118は、位置姿勢情報とコンテンツによりCGを描画する。画像合成部119は、受信した現実空間画像である撮像画像とCG描画部118で生成した仮想画像とを合成して、合成画像を生成する。
以上の構成を有する画像形成システムは、以下のように動作する。
まず、HMD101の撮像ユニット104で生成された撮像画像データは、パケット化処理部105でシリアルデータに変換され、かつ、所定のプロトコールに従ったパケット構成に変換される。変換後の撮像画像データは、光伝送I/F106を介して制御装置102へ送信される。
制御装置102では、HMD101から受信した撮像画像データに対し、画像処理装置103に送信するためにプロトコール変換やフォーマット変換をI/F変換部110で施した後、画像処理装置103へ送信する。
画像処理装置103は、受信した撮像画像データからHMD101装着者の位置姿勢情報を生成し、CG画像を生成する。撮像画像データとの合成処理後、制御装置102へ合成されたMR画像を送信する。
制御装置102では、表示画像に対して光学歪の影響をキャンセルするために光学歪補正部113で逆歪みを適用し、HMD101に対して光伝送I/F109を介して送信する。その際、データのパケット化と同時に、マスク処理によって非伝送のデータが存在する場合には、その旨をパケット内のヘッダに明示する。
HMD101では、受信した表示画像を表示画像調整部107において適切なフォーマットに変換する。その際、マスクされたデータが存在する領域は、HMD101側でNullデータを埋めて、表示ユニット108へ送り、使用者に表示する。
このように、本実施形態の画像形成システムでは、光学歪補正による非表示領域の発生や、撮像系と表示系の解像度やアスペクト比の調整のため、データのマスク処理を行っている。そして、マスク処理を行う場合は、マスクされたデータをHMD101には送信せず、同期信号とともにマスクのフラグをパケットとして送信している。これにより、伝送データ量を削減し、帯域を有効に活用することが可能になる。
次に、本実施形態に対応する伝送パケットの構成について、図2を参照して説明する。図2は、発明の実施形態に対応する伝送パケットのフィールドコンポーネントの一例を示す図である。
図2に示す伝送パケットは、撮像系や表示系のストリームデータの伝送に用いるパケットの構成の例を示している。伝送パケット200は、複数のコンポーネントフィールドによって構成されている。以下、各コンポーネントフィールドについて説明する。
pcodeフィールド201は、パケットの種別を示すコードである。撮像系の画像データ、表示系の画像データ、制御データ等の種類が存在する。本実施形態では、後述するように垂直や水平の同期信号が画像データを伝送するパケットのヘッダ内にフラグとして明示される構成であるが、同期信号のみをパケットとして送信し、受信側で同期信号を生成する構成としてもよい。
mask(マスク)フィールド202は、本実施形態の特徴となるフィールドで、送信すべきデータが存在しないことを明示するためのフラグの役割をもつ。表示ユニット108の表示デバイスで表示できる画像サイズの最大値は予め決められており、撮像系とのサイズやアスペクト比のミスマッチ、および歪み補正等で表示すべきデータが存在しない場合もある。このような場合には、表示されないデータは敢えて送信せず、データが存在しないことを伝え、受信側でデータを生成する構成を取る方が効率的である。実際には、表示すべきデータが存在しないのでNullデータで埋める。そこで、該当ラインのデータを送信しない場合にはこのマスクフィールド202を「ON」とする。一方、該当ラインのデータを送信する場合には、このマスクフィールド202を「OFF」とする。これにより、マスクフィールドのフラグによって受信側に、データの伝送の有無を伝えることができる。
また、同期信号を別パケット構成としない場合には、このフィールド内に、垂直同期および水平同期信号の立ち上がりを明示するフラグを設けてもよい。さらに、第2の実施形態で説明するような、水平方向のオフセットが存在する場合には、オフセット値を含めることができる。
rlフィールド203は、該当パケットのデータが右目用か左目用かを明示するためのフィールドである。HMD101では右目用、左目用と撮像系も表示系も二系統の画像データを取り扱うため、これらの区別のために使用する。reserved204は、予約のためのフィールドである。
index(インデックス)フィールド205は、1フレームの画像データを複数のパケットに分割した際のインデックス番号である。この例では、水平同期信号ごと、すなわち1ラインごとに一つのパケットとして構成しているため、インデックス番号は水平同期信号の番号もしくはライン数と同義である。
data_length(データ長)フィールド206は、以後に続くデータフィールドのデータ長を示すフィールドである。この例では1ビットで1バイトのデータ長を示している。data_field(データフィールド)207は、伝送対象となる表示画像データを格納するためのフィールドである。仮にSXGA(1280×1024)の画像サイズの表示画像データを伝送することを想定した場合、1ラインのデータサイズは1280(画素)×3バイト(RGB各8ビット)で計3840バイトとなる。
次に、図3aを参照して、伝送前後の表示画像の関係を説明する。図3aは、発明の第1の実施形態に対応する、伝送前後の表示画像の関係を説明するための図である。
図3aでは、縦L1、横Nの画素数を持つ表示画像のエリア300を一例として示している。たとえば、制御装置102がDVI経由で受信した表示画像サイズが、このL1×Nの画像サイズであったとする。しかし、設計条件によっては光学歪補正処理の結果、画像サイズが図の斜線部で示される上下のエリア301及び302を除いた領域303となってしまう。この場合、エリア301及び302は無効な領域であって、表示ユニット108の表示領域において表示画像が表示されない範囲である。なお、このときの縦方向のサイズをL2(<L1)とする。
制御装置102からHMD101に対して表示画像300を伝送する場合、斜線のエリアを除いた有効データ303を送信することが効率的である。その一方で、HMD101の表示ユニット108の表示サイズは、無効なエリアを含めたL1×Nである。よって、表示ユニット108で表示する際には、伝送されない領域をNullデータで埋めることとなる。
具体的な数値を挙げると、L1=1024、N=1280、L2=960であり、上下の斜線のエリアの幅が等しいとすると、矢印で示されるaの位置は32とすることができる。この場合、0から31ライン目までがマスクされることになる。このようなマスク処理するライン数は、マスク処理のための設定値として、パケット化マスク処理部114が保持する。
次に、図3bを参照して、HMD101と制御装置102との間のデータフローについて説明する。図3bは、発明の第1の実施形態に対応するHMD101と制御装置102との間のデータフローの一例を示すシーケンス図である。図3bのデータフローでは、一例として、制御装置102から図3aに示した表示画像がHMD101に送信される場合を想定している。
まず、フレームの先頭を示す垂直同期信号を表すVパケットを制御装置102からHMD101に対して送信する。この例ではわかりやすくするために、垂直および水平の同期信号はストリームデータを送信するパケットとは別パケットとしているが、同期信号を明示するフィールドを設けたストリームデータパケットとして送付しても構わない。
垂直同期信号Vを送信したあと、続けて水平同期信号を表すHパケットを送信する。この例では別パケット構成としているのは垂直同期信号と同様である。
次に表示系のストリームパケットを送信する。その際、上から32ラインは非伝送となるため、ストリームパケット自体は送信するものの、先に説明したヘッダ内のマスクフィールドのフラグを立て、データ長フィールド206の値は0、そのあとに続くデータフィールド207もなしとなる。このパケットを受信したHMD101側ではマスクビットがONになっていることから、データが存在しないことを把握する。データがマスクされる間はしばらく同じシーケンスが続けられる。
そして、33ライン目(図3aのaライン目)からストリームデータが存在するため、通常のパケットの送信となる。制御装置102側の処理およびHMD101側の処理の内容やフローについては別途図を用いて後述する。
まず、図4を参照して、制御装置102側の処理を説明する。図4は、発明の第1の実施形態に対応する制御装置102の処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートに対応する処理は、制御装置102の各機能ブロックが、対応する処理プログラムを実行することにより実現される。
図4において、まず、ステップS401では、パケット化マスク処理部114がシステム稼働時の初期設定として、マスク設定が為されているか否かを判定する。もし、マスク設定がされている場合には(ステップS401において「YES」)、ステップS402へ移行する。一方、マスク設定がされていない場合は(ステップS401において「NO」)、すべてのデータを伝送すべく、ステップS402の処理を飛ばしステップS403へ進む。
ステップS402では、パケット化マスク処理部114は、マスク設定があることを受けて設定値の読み出しを行う。具体的には上下、それぞれ何ラインをマスク処理するのかを把握し、設定する。ステップS403では、制御装置102は、画像処理装置103からDVI経由で表示画像の入力を受ける。ステップS404では、光学歪補正部113が、表示ユニット108の光学系を介した結果正常な表示が行われるよう逆歪みをかける光学歪補正処理を行う。
ステップS405では、パケット化マスク処理部114は、補正処理の結果をライン単位で処理するため、ライン単位で読み出しを行う。ステップS406では、パケット化マスク処理部114は、処理対象のラインがマスク処理を行うラインであるかどうかを設定値に照らし合わせて判定する。マスク処理に該当するライン番号である場合には(ステップS406において「YES」)、ステップS407へ移行する。ラインがマスク処理に該当しない場合には(ステップS406において「NO」)、ステップS408へ移行する。
ステップS407では、マスク処理を行うラインであることを受けて、パケット化マスク処理部114がパケットヘッダのマスクフィールドのマスクビット(フラグ)をONにセットする。この場合はデータは非伝送となるため、データフィールド207には伝送対象のデータ本体が付加されず、データ長206も0に設定されることとなる。ステップS408では、マスク処理を行わない通常の処理を行うラインであることを受けて、マスクフィールド202のマスクビット(フラグ)をOFFする。
ステップS409では、パケット化マスク処理部114が、それぞれのマスクフィールド202の値を反映させ、パケットを構成する。同期信号を別パケット構成にしていない場合は、同期信号のフラグを同じくマスクフィールド202内に立てる。ステップS410では、生成されたパケットを、光伝送I/F109を介してHMD101へ伝送する。
次に、図5を参照して、HMD101側の処理を説明する。図5は、発明の第1の実施形態に対応するHMD101の処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートに対応する処理は、HMD101の各機能ブロックが、対応する処理プログラムを実行することにより実現される。
まず、ステップS501では、制御装置102からパケットを、光伝送I/F106を介して受信する。受信したパケットはストリームデータパケットで、同期信号もヘッダ内に含まれる構成であるとする。ステップS502では、表示画像調整部107が、パケットヘッダ内のマスクフィールドにある同期信号のフラグを確認する。ステップS503では、表示画像調整部107が同期信号の種類の確認を受けて、表示ユニット108で使用する同期信号を生成する。
ステップS504では、表示画像調整部107がヘッダ内のマスクフィールドにあるマスクビットがONになっているかどうかを判定する。マスクビットがON、すなわちマスク処理によってデータが非伝送である場合には(ステップS504において「YES」)、ステップS505へ移行する。一方、マスクビットがOFF、すなわち通常のデータ伝送が行われている場合には(ステップS504において「NO」)、ステップS506へ移行する。
ステップS505では、表示画像調整部107がマスク処理が行われていることを受けて、該当するエリアにNullデータを、表示ユニット108が使用するメモリに書き込む。その後、ステップS508に移行する。ステップS506では、マスク処理が行われていないことを受けて、表示画像調整部107がパケットのデータフィールド内にある表示画像データを取得する。続くステップS507では、表示画像調整部107が取得した表示画像データをメモリに書き込む。
ステップS508では、表示ユニット108が1フレーム分の画像の格納が終わったタイミングで表示を行う。
以上のように、本実施形態では表示画像のシリアル化および水平、垂直同期信号のパケット化と合わせてデータの非伝送を明示するフラグを用意し、受け側で画像の再構成を行う。これによりトータルのデータ伝送量を削減し、帯域を有効に活用することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、発明を実現する第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、マスク領域を、光学歪補正処理の結果や、撮像系と表示系のサイズやアスペクト比に基づいて決定した。これ対して、本第2の実施形態に対応する画像形成システムでは、工場出荷時の調整工程の結果を反映させる点で相違する。具体的には、左右の目に表示する表示画像が、上下、左右に微小の調整を必要とする場合、組立時の精度をある程度に抑え、電子的に補正することで同等の機能を実現する。この特徴に関して、以下ではより詳細に説明する。
まず、図6を参照して、発明の第2の実施形態に対応するシステム構成を説明する。図6は、本実施形態に対応するシステム構成の一例を示す機能ブロック図である。図6に示すように、本実施形態に対応するシステムは、HMD601、制御装置602、パーソナルコンピュータ(PC)603、検査用カメラ604とで構成される。
HMD601は、MR画像を表示する。HMD601が有する撮像、表示及び画像伝送の機能については第1の実施形態と同様のため、ここでの説明を省略する。なお、以下の説明においてHMD601の構成ブロックに言及する場合は、図1における参照番号を利用して言及する。たとえば、HMD601内の表示ユニットについては、表示ユニット108と呼ぶことにする。
制御装置602は、HMD601を制御する。制御装置602の機能も、第1の実施形態で説明した制御装置102と同様であるが、調整時の値を格納する調整値格納部610を更に有する点で相違する。なお、以下の説明において制御装置602の構成ブロックに言及する場合は、HMD601の場合と同様に図1における参照番号を利用して言及する。
PC603は、調整用の画像を出力し、調整値を把握するための機能を持つ処理装置である。PC603は、画像生成部605、画像出力部606、画像入力部607、比較・調整機能部608及び調整値設定部609を備えて構成される。
検査用カメラ604は、HMDの表示出力を確認する検査用のカメラである。カメラで撮像した表示画像はPC603へ取り込まれ、調整に使用される。
画像生成部605は、HMD601で表示させる調整用の画像を生成する。画像出力部606は、DVI等の出力を持つグラフィックスボードから画像生成部605で生成された表示用画像を出力する。画像入力部607は、検査用カメラ604で撮像されたカメラ画像を、USBやIEEE1394等のI/Fを介してPC603へ入力する。
比較・調整機能部608は、表示用画像として出力した画像と、検査用カメラ604で撮像された画像とを比較する。また、比較の結果、表示位置がずれている場合には、そのズレ量を算出して再度画像を生成し、画像を出力する。この作業を繰り返し所望の公差範囲に収まったら処理を終え、最終的にどの程度ずれているかという調整値を調整値設定部609に送る。比較・調整機能部608における処理の詳細については後述する。
調整値設定部609は、制御装置602に対して調整値を設定する。比較・調整機能部608で算出されたズレ量の設定値を制御装置602に送信する。RS−232CやUSB等のシリアルI/Fまたは、制御装置のデバッグ用I/F(例えばJ−TAG等)を使用する。
上記の構成によって、本実施形態では、工場やユーザーサイドで表示位置の自動調整を行うための調整値を算出し、制御装置602に対して設定する。
次に、図7を参照して調整前後の画像位置について説明する。図7は、発明の第2の実施形態に対応する、調整前後の画像位置の関係を説明するための図である。
図7は、左目画像700Lと右目画像700Rの両表示画像の模式図を示している。左目画像700Lと右目画像700Rとにおいて、最も外側の枠701Lと701Rとは、検査用カメラの撮影範囲を示している。内側の実線で示された矩形702Lと702Rとは、理想的な状態における表示画像の位置を示す。一方、点線部703Lと703Rとは、実際に観察されている表示位置を示している。
左目画像700Lは、点線部703Lが右斜め下方にずれていることがわかる。また、右目画像700Rは、点線部703Rが下方にずれていることがわかる。ここではあくまで模式的に示しているが、コントラストが高く表示位置の確認がしやすい検査用の画像を表示して、理想的な位置との比較を行う。
次に、図8を参照して、本実施形態に対応するPC603における処理を説明する。図8は、発明の第2の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。図8において、ステップS801からS809まではPC603側で行う処理の内容であり、ステップS810だけが制御装置602で行う処理内容である。よって、当該フローチャートに対応する処理は、制御装置602とPC603との各機能ブロックが、対応する処理プログラムを実行することにより実現される。
まず、ステップS801では、画像生成部605で標準画像を基準位置に表示されるように画像を生成し、画像出力部606から出力する。ステップS802では、HMD601の表示ユニット108に表示されている画像を検査用カメラ604によって撮影し、そのカメラ画像をPC603に取り込む。
ステップS803では、比較・調整機能部608が、出力した標準画像と検査用カメラ604から取り込まれた入力画像との位置関係を比較する。ステップS804では、比較の結果、表示位置のずれが許容範囲に入っているかどうかを判断する。この許容範囲は、たとえば、「垂直方向にN画素、水平方向にM画素」のように設定することができる。具体的な値は、設計的事項であるので、ここでは特に限定しない。許容範囲に入っていない場合にはステップS805へ、許容範囲に収まっている場合にはステップS809へそれぞれ進む。
ステップS805では、比較・調整機能部608が、位置ずれが許容値以上あることを受けて、さらに電気的には補正しきれない規定値を超えたズレ量であるかどうかを判定する。ズレ量が規定値を超えている場合にはステップS806へ、規定値以内に収まっている場合にはステップS807へそれぞれ進む。ステップS806では、ズレ量が規定値以上であることを受けて、メカ的な調整が必要であると判断し、電子的な調整工程を終了する。
ステップS807では、画像生成部605が、比較・調整機能部608からズレ量の情報を取得し、ズレ量が許容範囲に収まるように表示させる画像を改めて生成する。実際には比較結果で得られたズレ量を相殺するようにずらした表示画像を生成する。ステップS808では、画像出力部606が、ステップS807で生成した調整確認要の表示画像を、制御装置602に出力する。
以後、検査用カメラ604で表示画像を取り込み、許容値の範囲に収まるまで処理を繰り返す。ステップS809では、位置ずれが許容値の範囲内に収まったことを受けて、最終的な調整値を決定する。この場合の調整値は図7で示したように、上下のライン方向だけではなく、左右の画素単位でも調整が可能である。
ステップS810では、決定された調整値を制御装置602の調整値格納部610が保存する。保存した後、実際にシステムを動作させた場合の処理については別の図を用いて説明する。
次に、図9を参照して制御装置602における処理を説明する。図9は、発明の第2の実施形態に対応する制御装置602の処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートに対応する処理は、制御装置602の各機能ブロックが、対応する処理プログラムを実行することにより実現される。
図9において、ステップS901では、システムの起動時に表示位置の補正を行うための調整値を、調整値格納部610から読み出す。ステップS902では、I/F112において、合成されたMR画像を、HMD601への表示画像として画像処理装置103から受信する。
ステップS903では、光学歪補正部113が、入力された表示画像に対し光学歪補正を施す。ステップS904では、歪補正後の表示画像をパケット化マスク処理部114が、ライン単位で読み出す。ステップS905では、処理対象のラインがマスク処理の該当ラインであるかどうかを判定する。
なお、ここでは特に説明していないが、第1の実施形態で説明した光学歪補正処理やアスペクト比変換等に伴うマスク処理についても含めて処理を行う。すなわち、マスク処理を行う該当ラインの判定は、ズレ量がない前提での設定値と、調整時に決定された調整値とを合成した設定値に基づいて行う。ズレ量の調整値は実際にはライン番号の変更、付け替えとして作用し、ずらしたことによってデータが存在しなくなるラインについてマスク処理を適用する。
例えば、ズレ量の調整値が「下方に2ライン」の場合には、上部の2ラインがマスクされ、下部の2ラインは不採用となる。該2ライン分は、表示画像において表示ユニット108の表示領域から外れることとなる。マスク処理の該当ラインである場合にはステップS906へ、非該当のラインである場合にはステップS907へそれぞれ進む。
ステップS906では、パケット化マスク処理部114が、マスク処理の該当ラインであることを受けて、マスク処理を行う。マスク処理の内容については第1の実施形態と同様のため説明は省略する。ステップS907では、パケット化マスク処理部114が、水平方向の調整値が設定されているかどうかを判定する。調整が必要な場合は(ステップS907において「YES」)ステップS908へ移行する。一方、調整が不要の場合は(ステップS907において「NO」)、ステップS909へ移行する。
ステップS908では、パケット化マスク処理部114が、水平ラインにおける表示用画素として採用する先頭画素のオフセット値を決定する。これにより、HMD601側で読み出し位置をオフセット位置によって調整することで、表示する画像の位置を調整することが可能になる。
ステップS909では、それぞれのマスクフィールドの値を反映させ、パケットを構成する。このとき、オフセット値が設定されているラインについては、該オフセット値をマスクフィールド202に含める。併せて、データフィールド207には、オフセットによりHMD601の表示ユニット108の表示領域から外れる画素のデータを含めないこととする。同期信号を別パケット構成にしていない場合は、同期信号のフラグを同じくマスクフィールド内に立てる。ステップS910では、生成されたパケットを伝送する。
以上のように、工場出荷時やユーザーによる調整時に表示位置のズレ量を把握し、表示画像伝送時に表示位置をずらすよう調整した場合でも、表示のために必要なデータのみを伝送することができる。その結果、伝送の帯域を有効活用することが可能となる。
[第3の実施形態]
次に、発明を実現する第3の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態では、画像合成を画像処理装置103で行っていた。これに対し本実施形態では、画像合成を制御装置もしくはHMD側で行い、最新の撮像画像と合成することで背景画像である実写画像の遅延を抑える点に特徴を有する。また、合成に使用する撮像画像の非伝送時の対応も含めている。
まず、図10を参照して、発明の第3の実施形態に対応するシステム構成を説明する。図10は、本実施形態に対応するシステム構成の一例を示す機能ブロック図である。図10に示すように、本実施形態に対応するシステムは、表示装置1001、制御装置1002、画像処理装置1003とで構成される。
表示装置1001は、表示機能も備えたビデオシースルー型のHMDを想定している。以下、表示装置1001は、HMD1001という。HMD1001は、撮像ユニット1004、三次元位置姿勢センサ1005、位置姿勢情報生成部1006,パケット化マスク処理部1007、光伝送の通信I/F1008、表示画像調整部1009、表示ユニット1010から構成される。
撮像ユニット1004、光伝送の通信I/F1008、表示画像調整部1009、、表示ユニット1010の機能は、図1に示した対応するブロックと同様であるため、ここでの説明は省略する。
制御装置1002は、HMD1001を制御する。制御装置1002は、HMD1001とのデータ送受信を行う光伝送の通信I/F1011、データ変換部1012、撮像画像変換部1013、I/F変換部1014、画像処理装置1003とのデータ送受信を行う通信I/F1015、1016を備える。また、画像合成部1017、光学歪補正部1018、およびパケット化マスク処理部1019を更に備える。光伝送の通信I/F1011、I/F変換部1014、通信I/F1015、1016、光学歪補正部1018、およびパケット化マスク処理部1019は、図1における対応するブロックと同様の機能を有するので説明は省略する。
画像処理装置1003は、制御装置1002を介してHMD1001から受け取った撮像画像や位置姿勢情報生成部1006における計測結果として生成される位置姿勢情報に基づきCG描画のための位置姿勢を補正し、コンテンツDBを基にCGを描画する。図1とは、画像合成機能が省かれた他は、位置姿勢補正部1021以外の機能が同じであるため、ここでの説明は省略する。
三次元位置姿勢センサ1005は、HMD1001装着者の位置姿勢計測の補助を行うセンサであって、磁気センサやジャイロセンサ(加速度、角速度)を想定している。位置姿勢情報生成部1006は、三次元位置姿勢センサ1005出力および画像処理によって撮像画像から抽出した識別マーカーを利用して、HMD1001装着者の位置姿勢情報を生成する。
本実施形態では、計測補助用に三次元位置姿勢センサ1005を使用する構成であるが、センサの使用および実装は必須ではなく、撮像画像に含まれるマーカーの識別のみによって計測する構成でも構わない。
パケット化マスク処理部1007は、表示領域より大きなサイズの撮像画像を取得して、撮像画像取得時の位置姿勢情報に基づいて、表示のタイミングにおける位置を予測し、予測結果に基づいて切り出すサイズを決定する。また、表示に不要な領域のデータをライン単位でマスクする。これにより、CGとの合成の背景となる撮像画像の遅延を最小限に抑えることができる。
マスク処理によってデータの伝送を行わない場合は、マスク処理されたことを明示するフラグをパケットのヘッダ内のフラグで示し、同じく同期信号(水平同期信号)を明示するフラグを立てたパケットを伝送する。なお、第2の実施形態と同様に、水平方向のオフセット値も設定し、水平ライン上の必要なデータを選択してパケット化を行う。
データ変換部1012は、画像処理装置1003において、HMD1001で撮像した画像中から識別子を抽出して位置姿勢計測を実施するのに撮像画像が必要な場合、位置姿勢計測に必要な画像サイズにまで画像を縮小処理する。また、HMD1001側で既に算出された値を補正処理するのに撮像画像が必要な場合、補正に必要な画像サイズにまで画像を縮小処理する。
撮像画像変換部1013は、HMD1001から受信した撮像画像データを画像合成時のデータ形式に合わせて変換する。光伝送のためにシリアル化された撮像画像データをパラレルデータに変換する。
画像合成部1017は、それぞれ入力された撮像画像と画像処理装置1003のCG描画部1023で生成された仮想画像を合成する。画像の合成方法にはいくつかの手法が存在するが、ここではクロマキー処理とαチャネルによる画像合成を想定している。
位置姿勢補正部1021は、画像処理装置1003側に配置し、HMD1001側で持つ機能と同等か、またはHMD1001で生成した位置姿勢情報を画像合成時のタイミングに合わせて補正処理する機能を持たせても構わない。補正では、時系列的に把握した過去の位置姿勢情報から画像合成時の位置姿勢情報を算出する処理を行う。この処理は一般的な予測手法で構わず、良く知られた手法ではカルマンフィルタを用いたものがある。ここでは画像合成時のタイミングと合わせたが、合成画像表示時のタイミングに合わせる構成でも構わない。その場合、撮像画像に関しては、取得から表示まで若干のタイムラグが生じるが、CG画像に関しては予測が大幅にずれない限りリアルタイム性を保証しているように見せることができる。
次に、図11を参照して調整前後の画像位置について説明する。図11は、発明の第3の実施形態に対応する、撮像画像から表示領域を切り出す処理を説明するための概念図である。
図11において、外枠1101は撮像ユニット1004によって撮影された撮像画像の画像サイズである。内側の実線で示された矩形1102は、撮像時と画像表示時もしくは画像合成時の空間的な位置ずれがない理想的な状態における撮像画像の位置を示す。点線部で囲まれる斜線領域1103は、位置姿勢情報によって画像表示時もしくは画像合成時のタイミングに合わせて切り出しが行われる撮像画像の切り出し位置を示している。この例では、右上方に頭部が運動していることを予測している。
次に、図12を参照してHMD1001における処理を説明する。図12は、発明の第3の実施形態に対応するHMD1001の処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートに対応する処理は、HMD1001の各機能ブロックが、対応する処理プログラムを実行することにより実現される。
図12において、ステップS1201では、撮像ユニット1004によって撮像された撮像画像を出力する。この撮像画像は、画像合成サイズよりも大きな画像である。ステップS1202では、位置姿勢情報生成部1006が三次元位置姿勢センサ1005の出力値を取得する。位置姿勢情報生成部1006は、過去のセンサ出力値を保持しており、ステップS1203では、撮像されたタイミングのセンサ出力値と該過去のセンサ出力値から画像合成時もしくは画像表示時のタイミングの撮像位置を予測する。なお、過去のセンサ出力値は、新しいセンサ出力値により更新される。
ステップS1204では、パケット化マスク処理部1007が、画像合成時もしくは画像表示時の予測された撮像位置に基づき、撮像画像の切り出し位置を設定する。ステップS1205では、処理対象ラインがマスク処理を行うラインであるかどうかを設定値に照らし合わせて判定する。もし、マスク処理に該当するライン番号である場合には(ステップS1205において「YES」)、ステップS1206へ移行する。マスク処理に該当しない場合には(ステップS1205において「NO」)、ステップS1207へ移行する。
ステップS1206では、パケット化マスク処理部1007が、マスク処理に該当するラインである場合に、パケットヘッダのマスクフィールド202のマスクビット(フラグ)をONする。その際、データは非伝送のためデータは付加しない構成となる。ステップS1207では、パケット化マスク処理部1007が、マスク処理を行わない通常の処理を行うラインであることを受けて、マスクフィールド202のマスクビット(フラグ)をOFFする。
ステップS1208では、パケット化マスク処理部1007が、マスクフィールド202の値に基づいて、伝送パケットを構成する。同期信号を別パケット構成にしていない場合は、同期信号のフラグを同じくマスクフィールド内に立てる。ステップS1209では、生成されたパケットを伝送する。
以上説明してきたように、表示画像のみならず撮像画像の伝送時にもデータの非伝送を明示することで、帯域を有効活用することが可能となる。またこうした構成をとることで、撮像から表示までの遅延時間が体感的には短く感じられる複合現実感システムを提供することができる。
以上のように、本発明によれば表示系と撮像系の画像データのシリアル化および水平、垂直同期信号のパケット化とデータの非伝送を明示するフラグを用意し、受け側で画像の再構成を行う。これにより、解像度変換や受信側でのマスク処理を行うことなくトータルのデータ伝送量を削減し、帯域を有効に活用することができる。伝送の帯域が有線系に比べて限られる無線通信時には、更に効果がある。
また、調整工程にこの制御システムを組み入れることによって、工場組立時の調整の精度を落とすことができ、調整にかかる時間、コストを削減する効果もある。また、ユーザーサイドで調整を可能にするため、本来であればメカ的な調整が必要な表示画像のズレに対しても一定の補正の効果を挙げることができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した機能を実現するコンピュータプログラムのコードを記録した記憶媒体を、システムに供給し、そのシステムがコンピュータプログラムのコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムのコード自体が前述した実施形態の機能を実現し、そのコンピュータプログラムのコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。また、そのプログラムのコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、以下の形態で実現しても構わない。すなわち、記憶媒体から読み出されたコンピュータプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。そして、そのコンピュータプログラムのコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行って、前述した機能が実現される場合も含まれる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するコンピュータプログラムのコードが格納されることになる。
発明の第1の実施形態に対応する画像形成システムの一構成例を示す機能ブロック図である。 発明の第1の実施形態に対応する伝送パケットのフィールドコンポーネントの一例を示す図である。 発明の第1の実施形態に対応する、伝送前後の表示画像の関係を説明するための図である。 発明の第1の実施形態に対応するHMD101と制御装置102との間のデータフローの一例を示すシーケンス図である。 発明の第1の実施形態に対応する制御装置102の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第1の実施形態に対応する、HMD101の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第2の実施形態に対応するシステム構成の一例を示す機能ブロック図である。 発明の第2の実施形態に対応する、調整前後の画像位置の関係を説明するための図である。 発明の第2の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第2の実施形態に対応する制御装置602の処理の一例を示すフローチャートである。 発明の第3の実施形態に対応するシステム構成の一例を示す機能ブロック図である。 発明の第3の実施形態に対応する、撮像画像から表示領域を切り出す処理を説明するための概念図である。 発明の第3の実施形態に対応するHMD1001の処理の一例を示すフローチャートである。 従来例におけるビデオシースルー型複合現実システムの機能ブロック図。 従来例における光学歪みを補正するための逆補正をかけた画像の模式図。
符号の説明
101・・・ HMD(Head Mounted Dislay)
102・・・ 制御装置
103・・・ 画像処理装置
104・・・ 撮像ユニット
105・・・ パケット化処理部
106・・・ 光伝送I/F(HMD装置)
107・・・ 表示画像調整部
108・・・ 表示ユニット
109・・・ 光伝送I/F(制御装置)
110・・・ I/F変換部
111・・・ 通信I/F部(撮像画像伝送用)
112・・・ 通信I/F部(表示画像伝送用)
113・・・ 光学歪み補正処理部
114・・・ パケット化マスク処理部
115・・・ 通信I/F部(撮像画像伝送用)
116・・・ 位置姿勢情報生成部
117・・・ コンテンツDB
118・・・ CG描画部
119・・・ 画像合成部
120・・・ 通信I/F部(表示画像伝送用)

Claims (12)

  1. 外部の表示装置に表示するための表示画像データの伝送を制御する制御装置であって、
    伝送対象の表示画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記表示画像データを含むラインと含まないラインとを、予め定められた設定値に基づいて判定する判定手段と、
    前記判定手段において前記表示画像データを含まないと判定されたラインについて、ヘッダ内に少なくとも該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記表示画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成手段と、
    前記パケット生成手段により生成された伝送パケットを外部の表示装置へ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記設定値は、前記外部の表示装置の表示領域において前記表示画像データが表示されない範囲、及び、前記表示画像データにおいて前記表示領域から外れる範囲の少なくともいずれかを規定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記表示領域において前記表示画像データが表示されない範囲は、前記外部の表示装置の光学歪みをキャンセルするための補正処理の結果、または、前記表示画像データと前記表示領域との表示サイズの相違、に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記表示画像データにおいて前記表示領域から外れる範囲は、前記外部の表示装置における表示のズレ量に基づいて決定されることを特徴とする請求項2または3に記載の制御装置。
  5. 前記パケット生成手段は、前記判定手段において前記表示画像データを含むと判定されたラインについて、
    前記ズレ量に基づく水平方向のオフセット値が存在する場合に、ヘッダ内に該オフセット値と該ラインの同期信号とを含み、オフセット値に対応する表示画像データを含む伝送パケットを生成することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置と接続される、表示装置であって、
    前記制御装置から、表示画像データを含む伝送パケットを受信する受信手段と、
    受信した前記伝送パケットに含まれる表示画像データを表示する表示手段と
    を備え、
    前記表示手段は、受信した前記伝送パケットに該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグが含まれる場合に、該伝送パケットに対応する表示領域においてNullデータを表示することを特徴とする表示装置。
  7. 現実空間を撮像して撮像画像データを生成する撮像手段と、
    表示装置の位置姿勢を計測する位置姿勢センサと、
    前記位置姿勢センサにおける計測結果に基づいて、前記表示装置の位置姿勢を予測する予測手段と、
    前記予測手段の予測結果に基づいて、前記撮像画像データの切り出し位置を決定する決定手段と、
    前記撮像画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記切り出し位置に基づき、前記撮像画像データが含まれないラインにつき、ヘッダ内に少なくとも該撮像画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記撮像画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成手段と、
    前記伝送パケットを、前記制御装置へ送信する送信手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置と、請求項6又は7に記載の表示装置とを含み、前記表示装置に、現実空間画像と仮想画像とを合成した前記表示画像データを表示させる複合現実システム。
  9. 外部の表示装置に表示するための表示画像データの伝送を制御する制御装置の制御方法であって、
    伝送対象の表示画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記表示画像データを含むラインと含まないラインとを、予め定められた設定値に基づいて判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記表示画像データを含まないと判定されたラインについて、ヘッダ内に少なくとも該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記表示画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成工程と、
    前記パケット生成工程により生成された伝送パケットを外部の表示装置へ送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする制御装置の制御方法。
  10. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置と接続される、表示装置の制御方法であって、
    前記制御装置から、表示画像データを含む伝送パケットを受信する受信工程と、
    受信した前記伝送パケットに含まれる表示画像データを表示手段に表示する表示工程と
    を備え、
    前記表示工程では、受信した前記伝送パケットに該表示画像データの伝送を行わない旨を示すフラグが含まれる場合に、該伝送パケットに対応する表示領域においてNullデータを表示することを特徴とする表示装置の制御方法。
  11. 前記表示装置は、
    現実空間を撮像して撮像画像データを生成する撮像手段と、
    表示装置の位置姿勢を計測する位置姿勢センサとを備え、
    前記制御方法は、
    前記位置姿勢センサにおける計測結果に基づいて、前記表示装置の位置姿勢を予測する予測工程と、
    前記予測工程における予測結果に基づいて、前記撮像画像データの切り出し位置を決定する決定工程と
    前記撮像画像データをライン単位に伝送パケットで伝送する場合に、前記切り出し位置に基づき、前記撮像画像データが含まれないラインにつき、ヘッダ内に少なくとも該撮像画像データの伝送を行わない旨を示すフラグと該ラインの同期信号とを含み、前記撮像画像データを除いた伝送パケットを生成するパケット生成工程と、
    前記伝送パケットを、前記制御装置へ送信する送信工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の表示装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置、又は、請求項6または7に記載の表示装置として機能させるための、コンピュータプログラム。
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