JP2019045589A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射透過面を含む観察光学系を用い、広画角化で十分なアイレリーフを確保する。【解決手段】画像表示装置は、表示素子106と、光学面としての第1面101、第2面102および第3面103を少なくとも有して内部が光学媒質で満たされた光学素子により構成され、表示素子に表示された原画からの光を第3面を透過させ、第1面で内部全反射し、第2面で反射し、第1面を透過させて射出瞳に導く観察光学系107とを有する。観察光学系において原画の中心からの光線が第3面、第1面、第2面および第1面を辿って射出瞳の中心に至る光路を含む断面を第1の断面とし、該第1の断面に直交する断面を第2の断面とするとき、第1面のうち光を内部全反射する全反射領域は、第2の断面において、中心部が射出瞳に向かって凹となり、該中心部の両側の周辺部が射出瞳に向かって凸となる形状を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、表示素子に表示された画像(原画)を観察光学系を介して観察するヘッドマウントディスプレイ(HMD)等の画像表示装置に関する。
上記のような画像表示装置は、小型かつ広画角であることが望まれている。特許文献1および特許文献2には、パワーを有する偏心反射面を複数用いた偏心光学系(プリズム)を用いた画像表示装置が開示されている。この偏心光学系には、光を内部全反射した後に観察者の眼(射出瞳)に向けて透過させる反射透過面が含まれている。
特許第3406958号公報 特許第3683337号公報
しかしながら、特許文献1,2にて開示された偏心光学系を広画角化すると、透過兼反射面が観察者の眼側にせり出して、該光学系と観察者の眼との間の距離であるアイレリーフが短くなる。
本発明は、反射透過面を含む偏心光学系を用い、広画角化でありながらも十分なアイレリーフを有する画像表示装置を提供する。
本発明の一側面としての画像表示装置は、表示素子と、光学面としての第1面、第2面および第3面を少なくとも有して内部が光学媒質で満たされた光学素子により構成され、表示素子に表示された原画からの光を第3面を透過させ、第1面で内部全反射し、第2面で反射し、第1面を透過させて射出瞳に導く観察光学系とを有する。観察光学系において原画の中心からの光線が第3面、第1面、第2面および第1面を辿って射出瞳の中心に至る光路を含む断面を第1の断面とし、該第1の断面に直交する断面を第2の断面とするとき、第1面のうち光を内部全反射する全反射領域は、第2の断面において、中心部が射出瞳に向かって凹となり、該中心部の両側の周辺部が射出瞳に向かって凸となる形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、反射透過面としての第1の面を含む偏心光学系を用いた画像表示装置において、広画角化でありながらも十分なアイレリーフを確保することができる。
本発明の実施例1である画像表示装置を示す断面図。 実施例1における第1面の形状を示す図。 実施例1における第1面のx=0の位置での曲率半径を示す図。 実施例1における第1面のy=15.4、x=0の位置の近傍における形状を円で近似した形状を示す図。 実施例1における実際の光学面の形状を示す図。 実施例1における実際の光学面の形状を示す別の図。 本発明の実施例2である画像表示装置を示す断面図。 実施例2における第1面の形状を示す図。 実施例2における第1面のx=0の位置での曲率半径を示す図。 実施例2における実際の光学面の形状を示す図。 本発明の実施例3である画像表示装置を示す断面図。 実施例3における第1面の形状を示す図。 実施例3における第1面のx=0の位置での曲率半径を示す図。 実施例3における実際の光学面の形状を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である画像表示装置としてのHMDの構成および光路を示している。なお、図1では、観察者の視軸方向をz軸方向とし、図の紙面内でz軸方向に直交する方向をy軸方向とする。また、図の紙面に垂直な方向をx軸方向とする。さらに、以下の説明では、x軸方向を水平方向といい、y軸方向を垂直方向といい、観察者が視認するx軸方向の画角を水平画角といい、y軸方向の画角を垂直画角という。図1は、yz断面(第1の断面)を示している。これらのことは、後述する他の実施例(図7および図11)でも同じである。
図1において、観察光学系107は、射出瞳100を有する。観察者はこの射出瞳100の位置に眼(瞳)を置くことで観察光学系107を通して映像を観察することができる。観察光学系107において、101は第1面であり、反射透過面である。102は反射面としての第2面であり、103は透過面としての第3面である。観察光学系107は、第1面101〜第3面103により囲まれた内部が1以上の屈折率を有する光学媒質(ガラスまたはプラスチック)で満たされた一体のプリズム(光学素子)として形成されている。反射面である第2面102には、金属蒸着等により高反射率の反射膜が形成されている。
表示素子106は、原画としての映像を表示する。観察者は、この原画の拡大像(観察画像)を観察光学系107を通して観察する。観察光学系107の第1面101と射出瞳100との間の距離をアイレリーフという。ただし本実施例では、観察光学系107と射出瞳100との間に透明の保護カバーが配置されており、保護カバー108と射出瞳100との距離をアイレリーフとしてもよい。
表示素子106に表示された原画を発した光は、第3面103を透過して観察光学系107に入射し、第1面101で内部全反射し、第2面102で反射し、第1面101を透過して観察光学系107から出射して射出瞳100に至る。第1面101〜第3面103はそれぞれ、yz面内で偏心し、yz面が対称面となる自由曲面形状を有する。
図1が示すyz断面は、原画(表示素子106)の中心からの光線が第3面103、第1面101、第2面102および第1面101を辿って射出瞳100の中心に至る光路を含む断面である。水平方向は、このyz断面に直交するxz断面(第2の方向)に沿い、z軸方向に直交する方向である。
表1は、実施例1に対応する数値例1の光学データを示す。本数値例では、表示素子106の大きさは27mm×17mmである。観察光学系107は、焦点距離が水平方向19mm、垂直方向23mmであり、水平画角70°、垂直画角40°でz軸正方向に画像を表示する。表1−aに示す光学データは、虚像から物体(表示素子面)に向かう方向である逆トレース順に面番号Sを付している。S1は絞り面(射出瞳)であり、SIは表示素子面である。本数値例において、S4からS7の光学面は回転非対称面であり、yz断面を唯一の対称面として持つ面対称形状を有する。S4が第1面(透過面)、S5が第2面(反射面)、S6が第1面(内部全反射面)、S7が第3面(透過面)にそれぞれ相当する。S2およびS3は保護カバーの両面である。
X、Y、Z(単位:mm)およびA(単位:°)は、S1の中心を原点(0,0,0)とし、図中に示したxyz座標系における各面の面頂点の位置(x,y,z)および図1における反時計回り方向を正方向とする各面のx軸回りの回転角度aを示す。なお、各面の面頂点の位置を原点にした座標系をローカル座標系と称する。Rは曲率半径である。また、TYPの項は面形状の種類を表し、SPHは球面を、FFSは以下の式に従う非回転対称面を示す。
ただし、z:面のサグ量
c:頂点曲率=1/R
k:コーニック定数、本数値実施例では0
r=√(x+y
である。
また、式(1)の右辺第2項は以下のようになり、Cjは非球面係数である。
TYPの欄においてFFSの横に記された数値は、その面の形状が表1−bに記された非球面係数に対応することを示す。表に示されていない係数Cjの項の値は0である。表1−aにおいて、Ndおよびνdはそれぞれ、その面以降の媒質のd線波長での屈折率とアッベ数を示す。媒質が空気である場合は、屈折率Ndのみを1.000と表示し、アッベ数νdは省略している。
第1面101の光学有効領域は、ローカルx座標で±23.7mm、ローカルy座標で15.4mm〜−27.1mmである。
以下、図2〜図5を用いて第1面101の形状について説明する。第1面101は、臨界角以上の入射角で入射する光を内部全反射し、臨界角より小さい入射角で入射する光を透過する反射透過面である。観察光学系107を構成するプリズム内の光学媒質のd線に対する屈折率1.5709から、臨界角は39.5degであり、第3面103からの光を確実に内部全反射させるためには、第1面101に対する入射角として約40deg以上が必要になる。表示素子106からの光の波長や温度による屈折率の変動等も考慮して最低入射角は設定されるべきものであるが、ここではd線の室温付近での値を用いて説明する。
観察光学系107の画角を広げるためには、近軸焦点距離を短く(すなわち拡大率を高く)する必要があり、第2面102のパワーを強める必要がある。しかし、第2面102のパワーを強めると、第1面101での反射時の入射角が小さくなりやすい。特に、水平方向画角が0degとなるx=0近傍の画角では入射角を大きくしにくいため、x=0となる位置、すなわち第1面101の水平方向での画角中心近傍(以下、中心部という)における面形状は、射出瞳100に向かって凹の形状になりやすい。
図2は、第1面101の面形状を立体的に示しており、ローカルz軸方向(視軸方向)の値がマイナスとなる側が射出瞳側となる。図3は、図2のx=0の位置におけるローカルx軸方向(水平方向)での曲率半径を、ローカルy軸方向(垂直方向)にプロットしたグラフである。y=15.4mm、すなわち光学有効領域の最も+y側にて曲率半径が最も小さい。図3の曲率半径の中心はすべて射出瞳側にあり、x=0近傍の中心部ではy座標のどの位置においても面形状が射出瞳に向かって凹となっている。
第1面101のy=15.4mmの位置における水平方向での中心部の凹形状を同方向の光学有効領域の端まで延長した場合、図4に破線で示すように第1面101の水平方向での中心部の両側の周辺部は、x=0の面頂点から5.8mmだけ射出瞳側にせり出す。観察光学系107の最終光学面である第1面101またはその近傍の保護カバー108と射出瞳100(観察者の眼)との間の距離であるアイレリーフが長いほど快適な映像観察が可能となる。例えば、HMDの頭部への装着時に保護カバー108がまつ毛にあたらないためには、10mm以上のアイレリーフが必要と考えられ、さらに観察者が眼鏡をかけたままHMDを装着する場合は15mm以上のアイレリーフが必要である。しかし、図4に示したように射出瞳側にせり出す水平方向の周辺部において上記アイレリーフを確保することは困難である。
図5は、本数値例のy=15.4mmの位置における第1面101の水平方向での断面形状(実線)を示している。第1面101は、水平方向の中心部が射出瞳に向かって凹となる一方、周辺部が射出瞳に向かって凸となる自由曲面形状を有する。すなわち、周辺部の断面形状に凸の変曲点を有する。周辺部は水平方向の画角を形成する光線が透過する領域であり、水平方向画角の影響で入射角が大きく、射出瞳に向かって凸の面形状であっても入射光線を全反射させることが可能である。
このような特性を利用して、本数値例では、水平方向における中心部では射出瞳に向かって凹となる面形状によって入射光線を全反射させる。一方、全反射させるための入射角に余裕のある周辺部では観察者に向かって凸となる面形状にすることで、射出瞳側へのせり出しを防いでいる。本数値例では、図5に示すように、y=15.4mmの位置において、中心部の凹曲率半径を光学有効領域の端まで延長した場合に比べて約4.4mmのせり出しを低減する効果を有する。言い換えれば、本数値例は、約4.4mmだけアイレリーフを長くする効果を有する。
以上説明したように、本実施例では、第1面101のうち第3面103からの光を内部全反射する全反射領域のうち、水平方向(第2の断面)の中心部が射出瞳に向かって凹となり、該中心部の両側の周辺部が射出瞳に向かって凸となる形状を有する。これにより、広画角化でありながらも十分なアイレリーフを確保したHMDを実現することができる。
なお、第1面101における垂直方向のすべての位置での水平方向周辺部が射出瞳に向かって凸の面形状を持つ必要はなく、少なくとも最も凹曲率半径が小さい垂直方向位置の近傍の水平方向周辺部で凸の面形状を持っていればよい。すなわち、第1面101は、射出瞳に向かって凹ではない周辺部を含んでもよい。
図6は、y=−14.4mmの位置における第1面101の断面形状を示す。この位置での凹曲率半径はy=15.4mmの位置での凹曲率半径に比べて約1.5倍となっている。このような位置では水平方向周辺部に射出瞳に向かって凸の面形状を持たせる必要は無く、他の光学的性能(解像力や歪曲等)のバランスによって面形状を決めればよい。
また、水平方向画角が狭い場合には、光学有効領域自体も狭いため、第1面101の観射出瞳側へのせり出しも少ない。また、光学設計上の自由度も高いため、第1面101での反射角が全反射角に対して十分に余裕があることが多く、x=0近傍での曲率半径を小さくする必要がない。このため、水平方向における中心部が凹で周辺部が凸となる第1面101の面形状は、観察光学系107の水平方向画角が広い場合、例えば水平方向画角が35°以上あるときに特に有効である。
さらに、水平方向における中心部が凹で周辺部が凸となる第1面101の面形状は、快適な映像観察を実現するためのアイレリーフを確保するために必要であり、アイレリーフが10mm以上、より好ましくは15mm以上必要となる場合に特に有効である。
本実施例では、図1に示すように、画像処理専用コンピュータ等により構成される画像処理部150が表示素子106に表示する原画を生成する。この際、画像処理部150は、観察光学系107が有する歪曲等の収差を打ち消すように意図的に電子的に歪ませた(歪みを与えた)原画を生成する画像処理を行う。具体的には、画像処理部150は、観察光学系107が有する歪曲を打ち消す幾何変換を行うための変換テーブルを内蔵しており、この変換テーブルを用いて矩形の入力画像を変形させて歪んだ原画を生成する。歪んだ原画をRGB等の色ごとに生成してもよい。これにより、第1面101に凹面部(中心部)と凸面部(周辺部)を設けたことで観察画像に生じる大きな歪みを低減して、良好な映像観察を実現することができる。
なお、画像処理部150をHMDとは別のパーソナルコンピュータにより構成してもよい。この場合、パーソナルコンピュータに上述した画像処理を実行させる画像処理プログラム(またはこれを記憶した記媒体)とHMDとで画像処理装置が構成される。
本実施例では、光学面が3面である観察光学系を用いた場合について説明したが、4面以上の光学面を有する観察光学系を用いてもよい。
実施例2のHMDの構成および光路を図7に示す。表2には、本実施例に対応する数値例2の光学データを示す。本数値例では、表示素子106の大きさは27mm×17mmである。観察光学系107は、焦点距離が水平方向21mm、垂直方向23mmであり、水平画角65°、垂直画角40°でz軸正方向に画像を表示する。光学データの意味は、実施例1と同じである。
第1面101の光学有効領域は、ローカルx座標で±27.8mm、ローカルy座標で16.4mm〜−27.1mmである。
図8は、第1面101の面形状を立体的に示しており、ローカルz軸方向の値がマイナスとなる側が射出瞳側となる。図9は、図8のx=0の位置におけるローカルx軸方向(水平方向)での曲率半径を、ローカルy軸方向(垂直方向)にプロットしたグラフである。y=16.4mm、すなわち光学有効領域の最も+y側にて曲率半径が最も小さい。図9の曲率半径の中心はすべて射出瞳側にあり、x=0近傍の中心部ではy座標のどの位置においても面形状が射出瞳に向かって凹となっている。
図10は、本数値例のy=16.4mmの位置における第1面101の水平方向での断面形状(実線)と、水平方向の中心部の凹形状を同方向の光学有効領域の端まで延長したときの断面形状(破線)とを示している。本数値例でも、第1面101fは、水平方向の中心部が射出瞳に向かって凹となり、周辺部が射出瞳に向かって凸となる自由曲面形状を有する。このように第1面101の水平方向の周辺部を射出瞳に向かって凸の面形状とすることで、破線で示す断面形状を有する場合に比べて4.6mmだけアイレリーフを長くすることができている。
実施例3のHMDの構成および光路を図11に示す。表3には、本実施例に対応する数値例3の光学データを示す。本数値例では、表示素子106の大きさは18mm×12mmである。観察光学系107は、焦点距離が水平方向および垂直方向とも21mmであり、水平画角48°、垂直画角31°でz軸正方向に画像を表示する。光学データの意味は、実施例1と同じである。
第1面の光学有効範囲はローカルx座標で±18.4mm、ローカルy座標で3.9〜−32.8mmである。
図12は、第1面101の面形状を立体的に示しており、ローカルz軸方向の値がマイナスとなる側が射出瞳側となる。図13は、図12のx=0の位置におけるローカルx軸方向(水平方向)での曲率半径を、ローカルy軸方向(垂直方向)にプロットしたグラフである。y=3.9mm、すなわち光学有効領域の最も+y側にて曲率半径が最も小さい。図13の曲率半径の中心はすべて射出瞳側にあり、x=0近傍の中心部ではy座標のどの位置においても面形状が射出瞳に向かって凹となっている。
図14は、本数値例のy=3.9mmの位置における第1面101の水平方向での断面形状(実線)と、水平方向の中心部の凹形状を同方向の光学有効領域の端まで延長したときの断面形状(破線)とを示している。本数値例でも、第1面101fは、水平方向の中心部が射出瞳に向かって凹となり、周辺部が射出瞳に向かって凸となる自由曲面形状を有する。このように第1面101の水平方向の周辺部を射出瞳に向かって凸の面形状とすることで、破線で示す面形状を有する場合に比べて1.8mmだけアイレリーフを長くすることができている。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 射出瞳
101 第1面
102 第2面
103 第3面
106 表示素子
107 観察光学系

Claims (8)

  1. 表示素子と、
    光学面としての第1面、第2面および第3面を少なくとも有して内部が光学媒質で満たされた光学素子により構成され、前記表示素子に表示された原画からの光を前記第3面を透過させ、前記第1面で内部全反射し、前記第2面で反射し、前記第1面を透過させて前記射出瞳に導く観察光学系とを有し、
    前記観察光学系において前記原画の中心からの光線が前記第3面、前記第1面、前記第2面および前記第1面を辿って前記射出瞳の中心に至る光路を含む断面を第1の断面とし、該第1の断面に直交する断面を第2の断面とするとき、
    前記第1面のうち前記光を内部全反射する全反射領域は、前記第2の断面において、中心部が前記射出瞳に向かって凹となり、該中心部の両側の周辺部が前記射出瞳に向かって凸となる形状を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記全反射領域のうち、前記中心部の凹の曲率半径が最も小さくなる前記第1の断面での位置における前記第2の断面において、前記周辺部が凸の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1の断面に垂直な複数の第2の断面のうち、前記全反射領域の前記中心部の凹の曲率半径が最も小さい第2の断面において、前記周辺部が凸の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記全反射領域が前記第1の断面に関して対称形状を有し、
    前記第2の断面のうち前記第1の断面が通る位置において前記曲率半径が最も小さいことを特徴とする請求項2または3に記載の画像表示装置。
  5. 前記観察光学系の前記第2の断面での画角が35°以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記観察光学系は、アイレリーフが10mm以上であることを特徴としている請求項1から5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 前記全反射領域は、前記射出瞳に向かって凹ではない周辺部を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1面の面形状により生ずる観察画像の歪を低減するために前記原画に歪みを与える画像処理を行う画像処理部またはコンピュータに前記画像処理を実行させる画像処理プログラムを含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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