JP2019045571A - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産コストを増加させることなく、ブラックマトリクスのマイクロローディング効果を防止可能で、且つ安定して製造可能なカラーフィルタを提供することを課題とする。【解決手段】ブラックマトリクス(BM)と、赤色層と、緑色層と、青色層と、を備えたカラーフィルタであって、ブラックマトリクス(BM)は、額縁BMと、アクティブエリアBMと、を備えており、額縁BMは、アクティブエリアBMの周縁部に備えられており、アクティブエリアBMは、カラーフィルタの有効画面内に備えられており、アクティブエリアBMと隣接する額縁BMは、アクティブエリアBMから離間して備えられており、アクティブエリアBMと額縁BMとが離間した部位には、赤色層と緑色層と青色層と、が積層されてなることを特徴とするカラーフィルタ。【選択図】図1

Description

本発明は、高精細なカラーフィルタとその製造方法に関する。
高精細カラーフィルタの構成要素であるブラックマトリクス(BM)は、アクティブ領域におけるアクティブエリアBMとその周辺部の遮光領域である額縁BMから構成されている。アクティブエリアBMはバックライトの光漏れの防止とRGBの混色防止の役割を担っている。額縁BMは、アクティブ領域のTFTを駆動する周辺回路やその引き回し配線を隠す役割を担っている。
従来から、カラーフィルタの高精細化の進行に伴い、額縁BMと、アクティブエリアBMと、の接続部の近傍において、アクティブエリアBMの線幅が細くなる現象(マイクロローディング効果)が発生することが知られている(図2参照)。
図2は、アクティブエリアBMの縦方向の線幅が5μmである場合を例に、マイクロローディング効果を説明する図である。図2(a)は、使用するフォトマスクを示している。このフォトマスクは、CD補正していないフォトマスクであり、額縁BMに隣接した線幅5μmのアクティブエリアBMを形成するフォトマスクパターンが示されている。図2(b)は、そのフォトマスクを使用して形成したBMを示している。額縁BMに隣接したアクティブエリアBMの線幅はマイクロローディング効果により細くなっており、線幅5μmのパターンを形成するフォトマスクで露光したにもかかわらず、4μmのパターンが形成された例を示している。
マイクロローディング効果を回避する方法として、額縁BMと、アクティブエリアBMと、の接続部の近傍におけるフォトマスクの寸法に補正(CD補正と言う。)をかけることが行われて来た(図3参照)。
図3(a)は、CD補正したフォトマスクを例示したものである。額縁BMに隣接したアクティブエリアBMを形成するフォトマスクパターンは、CD補正により6μmとしてあるフォトマスクである。図3(b)は、このフォトマスクを使用して作製したBMである。CD補正したフォトマスクを使用したことで、マイクロローディング効果を回避し、正常な線幅5μmのアクティブエリアBMを形成できることを例示したものである。
しかしながら、高精細化の進行は留まることを知らず、アクティブエリアBMの線幅が4μm以下となるに伴い、CD補正では高精細化に対応することが困難となり(図4および図5参照)BMパターンを良好に形成する事ができなくなってきた。
図4(a)は、アクティブエリアBMの線幅が3〜4μmの場合のCD補正していないフォトマスクを例示したものである。図4(b)は、そのフォトマスクを使用して作製したBMの例を示したものであり、マイクロローディング効果によって、アクティブエリアBMの線幅が3〜4μmより細くなって、透明基板から剥離した例を示している。
図5(a)は、アクティブエリアBMの線幅が3〜4μmの場合のCD補正したフォトマスクを例示したものであり、額縁BMに隣接したアクティブエリアBMの線幅を5μmにした場合を示している。図5(b)は、そのフォトマスクを使用して作製したBMパターンを例示したものであり、CD補正により太くした額縁BMに隣接したアクティブエリアBMが解像しなくなった場合を例示したものである。
以上に説明した様な状況のため、線幅が4μm以下の高精細なBMパターンにおいて、マイクロローディング効果を回避可能な技術が求められていた。
マイクロローディング効果を回避可能な先行技術として、例えば特許文献1には、樹脂のブラックマトリクスの形成において額縁BM部と線パターンの接続部分における線パターンの線幅細りを無くすことを課題として、基板上に形成した黒色感光性樹脂層に、フォトマスクを用いてブラックマトリクスのパターンを露光する露光工程を第1回目の露光工程と第2回目の露光工程で構成し、第1回目の露光工程と第2回目の露光工程では、フォトマスクと黒色感光性樹脂層との間隙を異ならせ、かつ、フォトマスクの面方向の位置を、カラーフィルタの画素のピッチの整数倍のピッチでずらして配置して露光することでブラックマトリクスを有するカラーフィルタを製造するカラーフィルタの製造方法が開示されている。
しかしながら、フォトリソグラフィー工程が2回となるため、処理速度が1/2に低下する問題がある。
また、特許文献2には、現像によるブラックマトリクス線幅の額縁BM付近における細りやくびれを抑えた高精細カラーフィルタの製造方法を提供することを課題として、ブラックフォトレジストからなる塗膜に、パターン照射を行い、現像により画素と画素とを区分するブラックマトリックス線と、その周囲を囲む額縁BM部からなるブラックマトリックスを形成し、前記ブラックマトリックス上に着色画素を設けるカラーフィルタの製造方法であって、前記ブラックフォトレジストからなる塗膜の、ブラックマトリックスの額縁BM部に相当する部分に、露光量の異なる箇所を設け、露光量の異なる箇所を現像除去することにより、額縁BM部近傍の現像液の活性を減少させ、額縁BM部近傍に位置するブラックマトリックスの線幅の細りやくびれの発生を防止する技術が開示されている。
しかしながら、実生産において、現像液が疲労して徐々に活性が変化するなか、現像液の活性を部分的に、且つ安定して、制御することは困難であると考えられる。
そのため、4μm以下の高精細なBMパターンを製造可能な技術として、マイクロローディング効果を回避可能で、工程数を増加させることなく、且つ安定して実施可能な技術の出現が待望されていた。
特開2012−13840号公報 特開2014−228723号公報
本発明は、生産コストを増加させることなく、ブラックマトリクスのマイクロローディング効果を回避可能で、且つ安定して製造可能なカラーフィルタおよびその製造方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の第一の態様は、少なくとも、
赤色層と緑色層と青色層とからなる画素と、
ブラックマトリクスと、
を透明基板上に有するカラーフィルタであって、
前記ブラックマトリクスは、
前記カラーフィルタの有効画面内にアクティブエリアブラックマトリクス(アクティブエリアBM)と、
前記アクティブエリアBMを設けた領域の周囲に一定の距離を離間した位置に額縁ブラックマトリクス(額縁BM)と、
前記アクティブエリアBMと前記額縁BMの離間した部位に前記赤色層と前記緑色層と前記青色層が積層された層と、
を備えることを特徴とするカラーフィルタである。
また、第二の態様は、前記アクティブエリアBMと前記額縁BMの離間した部位に、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層から選ばれた2つの色層が重なった層を備えることを特徴とするカラーフィルタである。
アクティブエリアBMが4μm以下に微細化すると、額縁BMに隣接するアクティブエリアBMの線幅が細くなるマイクロローディング効果が発生する。本発明は、額縁BMをアクティブエリアBM側から外側に向って削除させることにより、額縁BMとアクティブエリアBMを離間させ、マイクロローディング効果を発生させない状況でBMの形成を行う。そのため、アクティブエリアBMにはマイクロローディング効果が発生しない。その後の赤色、緑色、青色の各色層の形成工程にて、額縁BMをアクティブエリアBMの端部から外側に向って削除した部位に、順次、色層を積層させ、BMと同等の遮光性を備えた層を形成することにより、削除された額縁BMを補完する形で形成することで、本発明のカラーフィルタを完成させることができる。
また、第三の態様は、少なくとも、前記ブラックマトリックスの製造工程、および、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程を含む請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
前記ブラックマトリックスの製造工程では前記アクティブエリアBMのパターンと前記アクティブエリアBMパターンの先端部が一定の距離離間した位置に前記額縁BMのパターンとを有するフォトマスクと、
前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程では前記画素となるパターンおよび前記アクティブエリアBMの先端部と前記額縁BMの間の領域と重なるパターンとを有するフォトマスクと、
をそれぞれ用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
また、第四の態様は、少なくとも、前記ブラックマトリックスの製造工程、および、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程を含む請求項2に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
前記ブラックマトリックスの製造工程では前記アクティブエリアBMのパターンと前記アクティブエリアBMパターンの先端部が一定の距離離間した位置に前記額縁BMのパターンとを有するフォトマスクと、
前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の中から選ばれた2つの色層の製造工程では色画素パターンおよび前記アクティブエリアBMのパターン先端部と前記額縁BMの間の領域と重なるパターンとを有するフォトマスクと、
残り1つの色層の製造工程では、色画素パターンを有するフォトマスクと、
をそれぞれ用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
本発明のカラーフィルタの製造方法においては、フォトマスクのCD補正は行わず、額縁BMとアクティブエリアBMが隣接した部位で発生するマイクロローディング効果を起こす領域に額縁BMを形成せず、アクティブエリアBMの額縁BM側の端部から、マイクロローディング効果が発生しない距離だけ額縁BMを離間して形成するフォトマスクパタ
ーンを使用する。このことにより、額縁BMの幅が狭くなり、本来の額縁BMの目的であるアクティブエリアBMの周縁部に配置されているTFTの引き回し配線が露出してしまう。そのため、アクティブエリアBMの額縁BM側の端部から、マイクロローディング効果が発生しない距離だけ額縁BMを離間した部位に、色層を積層することにより遮光性がBMと同等の層を形成する。このことにより、マイクロローディング効果の影響が避けられ、アクティブエリアBMと額縁BMの離間した部位をRGB(赤色、緑色、青色)層の積層により、額縁BMと同等の遮光性を有する積層パターンが形成された構成となる。
本発明のカラーフィルタによれば、額縁BMと隣接するアクティブエリアBMがマイクロローディング効果を引き起こす事がない様に、額縁BMをアクティブエリアBMの額縁BM側の端部から離間して形成するため、マイクロローディング効果が発生することが無い。また額縁BMをアクティブエリアBMの額縁BM側の端部から離間した部分には額縁BMが無くなり、アクティブエリアBMの周縁部に配置されているTFTの引き回し配線が見えてしまうことを防ぐため、赤色、緑色、青色の各色層の形成工程にて、額縁BMが無くなった部位に遮光層を形成することで、本来の額縁BMの機能を失うことなくカラーフィルタを提供することができる。
本発明のブラックマトリクス(BM)を例示する上面図であって、(a)は本発明のブラックマトリクスを露光するフォトマスク(BMの形成に使用する感光性レジストにネガ型を使用する場合、BMと白黒関係が反転したフォトマスクを使用するが、図示し易くするため、白黒同一のパターンとして示した。)、(b)は(a)のフォトマスクを用いて露光し、現像することによって形成されたBM、(c)はBMの額縁BMを除去した部分に、RGB(赤色、緑色、青色)層を重ねて作製した部分を備えたBM、をそれぞれ例示している。 従来のBM形成における問題点を説明する説明図であって、アクティブエリアのBMの線幅(縦方向)を5μmで設計したCD補正していないフォトマスクを用いて露光・現像することによって形成したBMの額縁BMに近接したアクティブエリアのBMの線幅が、マイクロローディング効果によって細くなり、4μmになっている場合を例示している。 従来のBM形成における問題点を説明する説明図であって、図2と同様にアクティブエリアのBMの線幅を5μmで設計し、額縁BMに近接したアクティブエリアのBMの線幅を6μmにCD補正したフォトマスクを用いて露光・現像する事によって形成したBMの額縁BMに近接したアクティブエリアのBMの線幅が5μmになっている場合を例示している。 従来のBM形成における問題点を説明する説明図であって、アクティブエリアのBMの線幅を3〜4μmで設計したCD補正無しのフォトマスクを用いて、露光・現像する事によって得たBMパターンにおいて、額縁BMに近接したアクティブエリアのBMが、マイクロローディング効果によって、線幅が細り剥離した状態を例示している。 従来のBM形成における問題点を説明する説明図であって、アクティブエリアのBMの線幅が3〜4μmであり、額縁BMに近接した部分のアクティブエリアのBMの線幅をCD補正して5μmとしたフォトマスクを用いて、露光・現像する事によって得たBMにおいて、額縁BMに近接したアクティブエリアのBMが解像せずBMの塗膜が残留した状態を例示している。
<カラーフィルタ>
本発明のカラーフィルタについて、図1を用いて説明する。
本発明のカラーフィルタは、透明基板上に、ブラックマトリクス(BM)と、赤色層と
、緑色層と、青色層と、を備えたカラーフィルタである。
ブラックマトリクス(BM)は、額縁BMと、アクティブエリアBMと、を備えており、
額縁BMは、アクティブエリアBMの周縁部に備えられている。また、アクティブエリアBMは、カラーフィルタの有効画面内に備えられている。
アクティブエリアBMと隣接する額縁BMは、アクティブエリアBMの線幅が減少するマイクロローディング効果を生じない位置までアクティブエリアBMから離間して備えられており、アクティブエリアBMと額縁BMとが離間した部位には、赤色層と緑色層と青色層と、が積層されている。
図1(a)は、本発明のカラーフィルタの製造に使用するフォトマスクを例示したものである。アクティブエリアBMの線幅は3〜4μmである。このような微細な線幅のアクティブエリアBMでは、額縁BMと隣接する領域で、マイクロローディング効果が起こる。このマイクロローディング効果の影響により、アクティブエリアBMの線幅が設計値より細くなってしまう。BMの線幅がこの効果により細くなると下地からBMが剥離することがある。
通常、BMの形成材料として通常はネガ型レジスト材料を使用するため、フォトマスクとBMとは、白黒反転しているが、ここでは便宜上、色黒同一の図面を用いて説明を行う。本発明の特徴は、額縁BMと、額縁BMに隣接するアクティブエリアBMと、をマイクロローディング効果が起こらない距離に離間させてBMを形成することである。それを可能とするパターンを形成したフォトマスクを使用する。
図1(b)は、(a)のフォトマスクを使用して形成したBMパターンを例示したものである。額縁BMからアクティブエリアBMの額縁BM側の端部が、マイクロローディング効果を起こさない距離に離間しているため、アクティブエリアBMが細くなることはない。この様にするため、額縁BMを離間させるため、額縁BMを削除し、額縁BMの幅を狭くする。そうすると額縁BMの下にあるTFTの引き回し配線が額縁BMからはみ出すため、視認されてしまう。
図1(c)は、額縁BMを削除した部分に、RGB層(赤色、緑色、青色)の形成工程にて、各色層を積層することにより、遮光層を形成し、額縁BMの下にあるTFTの引き回し配線を遮蔽した状態を示している。
<カラーフィルタの製造方法>
本発明のカラーフィルタの製造方法は、ブラックマトリクス(BM)の製造工程と、色層(赤色層と緑色層と青色層)の製造工程と、を備えている。
ブラックマトリクス(BM)の製造工程で使用するフォトマスクは、額縁BMが、該額縁BMと隣接するアクティブエリアBMの線幅が減少するマイクロローディング効果を生じない位置まで、アクティブエリアBMから離間して配置されるパターンを有している。
色層の製造工程で使用するフォトマスクは、額縁BMとアクティブエリアBMとが離間した部位に、各色層が積層されるパターンを有している。
(BMの製造工程)
通常のフォトブラックの製造工程を使用して製造することができるが、使用するフォトマスクのみ異なる。
まず、ガラス基板などの透明基板を洗浄し、ガラス基板の表面から付着異物や塵埃を除去し、更に表面汚染物質を除去することにより、ブラックマトリクス(BM)を形成する黒色感光性レジストをムラ無く、均一に塗布できるようにする。
次に、レジスト塗布装置を用いて、透明基板上に、黒色感光性レジストを塗布し、レジストに含まれる溶剤を揮発させるため、乾燥処理を行う。
透明基板上に黒色感光性レジスト層を形成した後、BM用フォトマスクを用いて、露光し、現像することにより、所望のBMパターンを備えたBMを得ることができる。
本発明のカラーフィルタの製造方法の特徴は、このBM用フォトマスクのパターンにある。図1(a)に例示した様に、本発明のカラーフィルタの製造方法で使用するBM用フォトマスクは、カラーフィルタの有効画面領域であるアクティブエリアBMを形成するパターンと、アクティブエリアBMを形成するパターンの周縁部に備えられた額縁BMと呼ばれる周縁部遮蔽パターンと、を備えている。
アクティブエリアBMの額縁BM側の端部と、額縁BMと、をマイクロローディング効果が発生しない距離に離間させることが必要である。それは、アクティブエリアBMの額縁BM側の端部と額縁BMとを離間させる方向の、額縁BMの幅を狭めることで実施することができる。図1(a)、(b)中に記載した、額縁BMを削除した部分、が額縁BMの幅を狭めた部分に相当する。
(色層(赤色層と緑色層と青色層)の製造工程)
次に、上記で作製したBMが形成された基板上に、赤色、緑色、青色の各色層を形成する。この工程は、通常のフォトリソ方式のカラーフィルタの製造方法と変わりはないが、使用するフォトマスクが異なる。
赤色、緑色、青色の各色層を形成するフォトマスクは、色毎に別のフォトマスクを使用しても良いし、1つのフォトマスクを使用して、シフトさせて目合わせして、露光することでも良い。いずれの場合も、図1(c)に示した、額縁BMを削除した部分にRGB層(赤色、緑色、青色の各色層)を重ねて作製した部分、を作製可能なフォトマスクを使用する必要がある。
通常のフォトマスクは、アクティブエリアの赤色、緑色、青色の各色層を形成するパターンを備えたフォトマスクであるが、本発明のカラーフィルタの製造方法で使用するフォトマスクは、アクティブエリアの赤色、緑色、青色の各色層を形成するパターンに加えて、額縁BMを除去した部分にも、1色毎に形成可能なパターンを備えている事が特徴である。
このようなフォトマスクを使用することにより、赤色と緑色と青色の任意の2色を組合せて積層するか、または3色を積層することによって、額縁BMを除去した部分に遮光性を備えた層を形成することができる。
以上、本発明のカラーフィルタとその製造方法について説明した。
本発明のカラーフィルタは、従来のフォトリソ方式のカラーフィルタの製造設備を使用して、同等の生産速度で製造可能であるため、従来のフォトリソ方式のカラーフィルタと同等のコストで製造可能であり、異なるのは使用するフォトマスクのパターンの構成のみである。そのため、従来のフォトリソ方式のカラーフィルタと同等に安定して製造することが可能である。
1・・・フォトマスクの線幅3〜4μmで設計したアクティブエリアBMに対応する部分2・・・フォトマスクの額縁BMを削除した部分に対応する部分
3・・・フォトマスクの額縁BMに対応する部分
4・・・線幅3〜4μmで形成されたアクティブエリアBM
5・・・額縁BMを削除した部分
6・・・額縁BM
7・・・額縁BMを削除下部分にRGB層を重ねて形成した部分
8・・・フォトマスクの線幅5μmで設計したアクティブエリアBMに対応する部分
9・・・フォトマスクの額縁BMに対応する部分
10・・・線幅5μmで設計したアクティブエリアBM
11・・・マイクロローディング効果で細くなった(4μm)アクティブエリアBM
12・・・額縁BM
13・・・フォトマスクのCD補正していない(5μm)アクティブエリアBMに対応する部分
14・・・フォトマスクのCD補正で太くなった(6μm)アクティブエリアBMに対応する部分
15・・・フォトマスクの額縁BMに対応する部分
16・・・線幅5μmのアクティブエリアBM
17・・・線幅5μmのアクティブエリアBM
18・・・額縁BM
19・・・フォトマスクの線幅3〜4μmで設計したアクティブエリアBMに対応する部分
20・・・フォトマスクのCD補正していないフォトマスクのアクティブエリアBMに対応する部分
21・・・フォトマスクの額縁BMに対応する部分
22・・・線幅3〜4μmで形成されたアクティブエリアBM
23・・・マイクロローディング効果でBMが剥離した部分
24・・・フォトマスクのCD補正していない(3〜4μm)アクティブエリアBMに対応する部分
25・・・フォトマスクのCD補正で太くした(5μm)アクティブエリアBMに対応する部分
26・・・フォトマスクの額縁BMに対応する部分
27・・・線幅3〜4μmで形成されたアクティブエリアBM
28・・・CD補正によりBMが解像しなくなった部分

Claims (4)

  1. 少なくとも
    赤色層と緑色層と青色層とからなる画素と、
    ブラックマトリクスと、
    を透明基板上に有するカラーフィルタであって、
    前記ブラックマトリクスは、
    前記カラーフィルタの有効画面内にアクティブエリアブラックマトリクス(アクティブエリアBM)と、
    前記アクティブエリアBMを設けた領域の周囲に一定の距離を離間した位置に額縁ブラックマトリクス(額縁BM)と、
    前記アクティブエリアBMと前記額縁BMの離間した部位に前記赤色層と前記緑色層と前記青色層が積層された層と、
    を備えることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 前記アクティブエリアBMと前記額縁BMの離間した部位に、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層から選ばれた2つの色層が重なった層を備えることを特徴とするカラーフィルタ。
  3. 少なくとも、前記ブラックマトリックスの製造工程、および、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程を含む請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記ブラックマトリックスの製造工程では前記アクティブエリアBMのパターンと前記アクティブエリアBMパターンの先端部が一定の距離離間した位置に前記額縁BMのパターンとを有するフォトマスクと、
    前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程では前記画素となるパターンおよび前記アクティブエリアBMの先端部と前記額縁BMの間の領域と重なるパターンとを有するフォトマスクと、
    をそれぞれ用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  4. 少なくとも、前記ブラックマトリックスの製造工程、および、前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の製造工程を含む請求項2に記載のカラーフィルタの製造方法であって、
    前記ブラックマトリックスの製造工程では前記アクティブエリアBMのパターンと前記アクティブエリアBMパターンの先端部が一定の距離離間した位置に前記額縁BMのパターンとを有するフォトマスクと、
    前記赤色層と前記緑色層と前記青色層の中から選ばれた2つの色層の製造工程では色画素パターンおよび前記アクティブエリアBMのパターン先端部と前記額縁BMの間の領域と重なるパターンとを有するフォトマスクと、
    残り1つの色層の製造工程では、色画素パターンを有するフォトマスクと、
    をそれぞれ用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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