JP2019045323A - 赤外線検出装置と、これを用いた空調制御装置 - Google Patents

赤外線検出装置と、これを用いた空調制御装置 Download PDF

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【課題】本発明は、大型化せずにモータ音の気にならない高解像度の熱画像を取得できる赤外線検出装置を提供することを目的とする。【解決手段】この目的を達成するために本発明は、車両2に回転可能に設けられたステアリング3に配置された赤外線検出装置1であって、車両2を運転するドライバー7から発生する赤外線を検出する赤外線センサ4と、ステアリング3の回転角度を検出する回転角度検出手段5と、赤外線センサ4と回転角度検出手段5の出力を処理する処理部6を備え、赤外線センサ4はドライバー7が赤外線センサ4の視野に入るようにステアリング3に配置されている構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、人などの被測定対象の温度を非接触で検出する赤外線検出装置と、この赤外線検出装置を用いた空調制御装置に関する。
従来の赤外線検出装置として、赤外線を検出する赤外線センサを回転させ、得られた熱画像を足し合わせることにより高解像度の熱画像を取得するものが知られている。(特許文献1)
特許第6004244号公報
しかしながら、上記従来の赤外線検出装置では、赤外線センサを回転させるためにモータを用いるため、赤外線検出装置が大型化してしまい、また、モータを回転させるときに生じる音をユーザが気にする可能性があるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決し、大型化せず、かつ、モータ音を生じさせずに高解像度な熱画像を取得できる赤外線検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、車両に回転可能に設けられたステアリングに配置された赤外線検出装置であって、前記車両を運転するドライバーから発生する赤外線を検出する赤外線センサと、前記ステアリングの回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記赤外線センサと前記回転角度検出手段の出力を処理する処理部を備え、前記赤外線センサは前記ドライバーが前記赤外線センサの視野に入るように前記ステアリングに配置されている構成とした。
本発明の空調制御装置は、ステアリングの回転に合わせて熱画像を取得することで、モータを用いなくても複数の熱画像を取得することができ、これにより、大型化せず、かつ、モータ音を生じさせずに高解像度な熱画像を取得することができる。
実施の形態1の赤外線検出装置の構成を示す図 同赤外線検出装置を搭載したステアリングの正面図 同赤外線検出装置を搭載したステアリングの側面図 同赤外線検出装置の視野を示す図 同赤外線検出装置の回転したときの視野を示す図
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1における赤外線検出装置について図面を用いながら説明する。
図1は実施の形態1の赤外線検出装置の構成を示す図、図2は同赤外線検出装置を搭載
したステアリングの正面図、図3は同赤外線検出装置を搭載したステアリングの側面図、図4は同赤外線検出装置の視野を示す図、図5は同赤外線検出装置の回転したときの視野を示す図である。なお、図4の視野は破線で示してある。
実施の形態1の赤外線検出装置1は、車両2に回転可能に設けられたステアリング3に設けられた赤外線センサ4と、ステアリング3に設けられステアリング3の回転角度を検出する回転角度検出手段5と、赤外線センサ4と一体に設けられ赤外線センサ4と回転角度検出手段5の出力を処理する処理部6を有している。車両2のドライバー7はステアリング3を回転させることにより、車両2を運転することができる。以降の説明では、車両2が直進するときのステアリング3の回転角度θを0°とし、ドライバー7からステアリング3を見て時計回りに回転させるときをステアリング3を+側に回転させるものとして説明し、ステアリング3を反時計回りに回転させるときをステアリング3を−側に回転させるものとして説明する。
ステアリング3は、ホイール8と、ホイール8に設けられたホーン部9と、ホーン部9を車両2に対して回転可能に支持するシャフト10と、を有している。ホイール8は外観が円形状で中心が空いた輪の形状に形成されており、ホイール8の外側にカバーがつけられてドライバー7が把持できるように構成されている。ホイール8の形状は輪の形状に限らず、例えば、ホイール8の一部が欠けたような形状でも良い。ホーン部9はホイール8の内側に3つの接続部11を介して指示されている。接続部11の数は3つに限られず、2つや4つ等、その個数は車両2のデザインに応じて自由に変更可能である。ホーン部9は背面でシャフト10と接続されており、ドライバー7がホーン部9を押すことによってクラクションを鳴らすことができる。
赤外線センサ4は、感温部が埋設された熱型赤外線検出器を有しており、感温部には被検出体から放射された赤外線による熱エネルギーを電気エネルギーに変換するサーモパイルにより構成される熱電変換部が用いられている。また、赤外線センサ4は、感温部および感温部の出力電圧を取り出すためのMOSトランジスタを有したa×b個の画素部(非接触赤外線検知素子)が、半導体基板の一表面側においてa行b列の2次元アレイ状に配置されており、赤外線センサ4では画素部は16×4に構成されている。赤外線センサ4は、画素部で検知した赤外線から熱画像を作成する。画素部の数は1つでも良いが、複数の画素部をアレイ状に備えた赤外線センサ4を用いることで、赤外線センサ4の得られる熱画像の解像度が向上するため、好適である。なお、画素部は16×4に限られず、例えば、8×8のように構成しても良い。
赤外線センサ4は、ドライバー7を向いてステアリング3のホーン部9にドライバー7を向くように配置されており、ドライバー7の温度を測定している。ホーン部9に赤外線センサ4を設けることにより、赤外線センサ4の視野にドライバー7を入れやすくなる。なお、赤外線センサ4は、ドライバー7が赤外線センサ4の視野に入るように設けられれば、ホイール8やシャフト10に設けても良い。ホイール8に赤外線センサ4を設ければ、ドライバー7がホーン部9を押すときに誤って赤外線センサ4に触れることを防ぐことができる。シャフト10に赤外線センサ4を設けた場合には、赤外線センサ4がドライバー7の視野に入り難くなり、ドライバー7が赤外線センサ4に気を取られ難くなる。また、シャフト10に赤外線センサ4を設ければ、ドライバー7が赤外線センサ4に誤って触れる可能性を低減することができる。
赤外線センサ4は、ステアリング3に設けられているため、ドライバー7が運転しているときにステアリング3を操作すると、ステアリング3の回転に伴って赤外線センサ4も回転する。赤外線センサ4が回転することにより、様々な回転角度θで熱画像を取得することができる。これにより、モータを用いなくても撮像範囲の異なる熱画像を複数取得す
ることができる。赤外線検出装置1はモータを用いないため、モータを用いて赤外線センサ4を走査する場合に比べて、大型化せず、かつ、モータ音が気にならなくなる。また、モータを用いないため、モータを用いる場合に比べてコストを削減することができる。
赤外線センサ4は、回転角度θが0°のときにドライバー7の顔と胸部が赤外線センサ4の視野に入るように設けられると好適である。複数の異なる回転角度θの熱画像Iθを足し合わせる場合、赤外線センサ4は軌跡を描いて回転するため、赤外線センサ4で得られる熱画像は、赤外線センサ4の視野の回転中心から近い位置の方が遠い位置よりも解像度が高くなる。ドライバー7の温度を測定する場合、顔と胸部の温度を用いるとドライバー7の温度の測定精度が向上する。また、赤外線センサ4は、ステアリング3を回転させてもドライバー7が赤外線センサ4の視野に入るように設けられると好適である。このように配置すれば、ドライバー7が含まれた熱画像を多く取得することができ、ドライバー7の温度の測定精度が向上する。このとき、ステアリング3の回転中心がドライバー7の喉になるように配置するとさらに好適である。このように配置すれば、ステアリング3を回転させたときにドライバー7の顔と胸部が含まれる熱画像がさらに増えるため、ドライバー7の温度の測定精度が向上する。
回転角度検出手段5は、ステアリング3に設けられ、ステアリング3の回転角度θを検出する。赤外線検出装置1では、エンコーダが用いられている。回転角度検出手段5は処理部6にステアリング3の回転角度情報を出力する。エンコーダはステアリング3に元々搭載されているものを用いても良く、このようにすれば、新たな部材を設ける必要がないため赤外線検出装置1の構成を少なくすることができる。これにより、赤外線検出装置1の設置自由度が向上する。また、回転角度検出手段5としてエンコーダを用いているが、エンコーダではなく、慣性力センサや地磁気センサを用いても良い。慣性力センサや地磁気センサを用いる場合は、赤外線センサ4とモジュール化すると慣性力センサや地磁気センサの設置スペースを新たに設けなくて良いため、好適である。回転角度検出手段5は、ステアリング3に設けられているものとしているが、これに限られず、回転角度検出手段5はステアリング3の回転角度θを検出することができればステアリング3の何処に設けても良く、赤外線センサ4と一体にしても良い。
処理部6には、マイコン等の処理回路が用いられ、赤外線センサ4の出力信号と回転角度検出手段5の出力信号が入力される。処理部6は、メモリ等で形成された記録部12と接続されている。処理部6と記録部12は一体に構成されていても良い。記録部12には、赤外線センサ4で得られた熱画像が回転角度情報と紐付けされて記録される。処理部6は、ステアリング3の角度が異なるときの複数の熱画像を足し合わせて高解像度の熱画像を取得する。処理部6は、高解像度の熱画像からドライバー7の温度を測定し、これを用いてドライバー7の温度の感じ方である温冷感を推定する。温冷感はドライバー7の感じ方によって、「寒い」、「ちょうど良い」、「暑い」など、複数の段階が設定されている。高解像度の熱画像を用いて温冷感を推定することにより、温冷感の推定精度が高くなる。
次に、赤外線検出装置1によるドライバー7の温冷感の検出方法について説明する。
ステアリング3の回転角度が0°のときに取得される熱画像をI、回転角度θの熱画像をIθとして説明する。すなわち、回転角度θが1°〜180°までをI+1〜I+180とし、回転角度が−1°〜−179°までをI−1〜I−179とする。ステアリング3が1°回転するごとに赤外線センサ4で熱画像を取得し、得られた複数の熱画像を処理部6で足し合わせて高解像度の熱画像Iを作成する。ステアリング3を1°回転させる毎に熱画像を取得し、ステアリング3を360°回転させて熱画像Iを作成した場合、360枚の熱画像が足しあわされることになる。熱画像Iθと熱画像Iθ±1の熱画像
は、ステアリング3の回転に伴い赤外線センサ4も回転していることで、僅かに異なる範囲を撮像している。図5には、回転角度θが0°のときの熱画像Iの視野と、回転角度θが1°のときの熱画像Iの視野が例示してある。図5から、回転角度θが1°異なると、赤外線センサ4の視野が僅かにずれることがわかる。この様に、ステアリング3の異なる回転角度で取得された異なる範囲の熱画像を足し合わせるため、IθとIθ±1を足し合わせた画像はIθの画像よりも解像度が高くなる。
なお、回転角度θが整数の場合を例としてステアリング3を1°回転させる毎に熱画像を取得する方法を例として説明したが、ステアリング3を1°回転させるごとに熱画像を取得する必要は無い。例えば、ステアリング3を2°回転させる毎に熱画像を取得しても良いし、ステアリング3を0.5°回転させる毎に熱画像を取得しても良い。また、ステアリング3の回転角度θに依存せず、所定時間経過する度に熱画像を取得するようにしても良い。熱画像を取得するステアリング3の回転角度θ、時間は赤外線検出装置1の使用条件によって適宜設定することができる。
記録部12には、熱画像とともに、ステアリング3の回転角度θも記録されている。この回転角度θから、処理部6でステアリング3の回転速度を分析し、これを用いて赤外線センサ4のサンプリング間隔Δt間に赤外線センサ4が回転した軌跡を算出し、これを用いて熱画像の補正をしても良い。赤外線センサ4が回転すると赤外線センサ4の視野は軌跡を描いて回転する。このため、赤外線センサ4の軌跡を用いて熱画像を補正すれば、高解像度の熱画像Iをより正確なものにできる。これにより、ドライバー7の温度の測定精度を向上させることができる。
同じ回転角度θで複数枚の熱画像を取得したとき、最も新しい熱画像が現在の温度に最も近くなる。このため、同じ回転角度θの熱画像が服す上手いある場合には、最新の熱画像のみを記録部12に残し、古い熱画像は削除する。これにより、最新の熱画像のみを用いて高解像度の熱画像Iを作成するため、熱画像Iの精度を向上させることができる。
車両2が渋滞に巻き込まれている場合、エンジンをかけた状態で駐車している場合、など、ドライバー7が長時間ステアリング3を操作しない場合がある。この場合、長時間異なる角度の熱画像を取得できなく、高解像度の熱画像を取得できない場合がある。このときの赤外線検出装置1の動作について、以下に説明する。
まず、駐車中であり、エンジンをかけてから運転を開始するまでの場合、ドライバー7がステアリング3を操作していないため、高解像度の熱画像Iを作成せずに、同じ撮像範囲の熱画像を所定の時間ごとに取得する。
次に、しばらく車両2が走行した後に、渋滞に巻き込まれたり、駐車したりした場合について説明する。この場合は、過去に取得した熱画像を用いて高解像度の熱画像Iを作成する。例えば、ステアリング3が回転角度0°で止まっている場合、熱画像Iは直前に取得した最新の熱画像を用い、それ以外の熱画像I−1〜熱画像I−179と熱画像I+1〜熱画像I+180は過去に取得した熱画像を用いる。これにより、ステアリング3が操作されているときに作成された熱画像Iよりも精度は低下するが、熱画像Iよりも高解像度の熱画像Iを取得できるため、長時間ステアリング3が操作されていなくても、ドライバー7の温度を制度良く測定することができる。ステアリング3が長時間同じ回転角度θで固定されている場合で説明したが、カーブの少ない道路を長時間走行し、ステアリング3が僅かにしか回転しない場合でも、同じ方法で高解像度の熱画像を作成できる。例えば、長い時間ステアリング3の回転角度θがー30°〜30°の間でしか操作されなかった場合、熱画像I−31〜I−179とI+31〜I+180は古い熱画像を用
い、熱画像I−30〜I+30は最新の熱画像を用いる。これにより、高解像度の熱画像Iを作成することができる。
また、古い熱画像は近い角度の熱画像を用いて補正しても良い。長時間ステアリング3の回転角度θがー30°〜30°の間でしか操作されなかった場合を例として説明すると、熱画像I−30は最新の熱画像を取得できているが、熱画像I−31は古い熱画像しか取得できていない。しかしながら、熱画像I−30の撮像範囲と熱画像I−31の撮像範囲の違いは僅かであるため、熱画像I−31と熱画像I−30の撮像範囲の共通している範囲は、熱画像I+30の温度を用いることができる。また、熱画像I−31と熱画像I−30の撮像範囲の共通していない範囲の温度は、熱画像I−30の熱画像I−31と共通した範囲から熱画像I−31の範囲の温度を推測することができる。同様にして熱画像I+31も熱画像I+30を用いて補正をすることができる。この様にすることで、熱画像I−31が古くても、より精度良く高解像度の熱画像Iを作成することができる。これにより、ドライバー7の温度の測定精度を向上させることができる。なお、回転角度θが1°異なる熱画像を用いて古い熱画像を補正しているが、何度異なる熱画像を用いて古い熱画像を補正するかは、赤外線検出装置1の使用条件や、赤外線センサ4の取り付け位置などによって、適宜変更できる。例えば、熱画像Iθを回転角度θが30°異なる熱画像Iθ+30を用いて補正するように設定しても良い。
なお、この熱画像が新しいか古いかを判断する判断時間は、赤外線検出装置1の用途等によって適宜設定できる。例えば、判断時間を10秒として、熱画像を取得してから10秒を過ぎたら熱画像が古くなったとして補正しても良いし、この判断時間を1分としても良いし、10分としても良い。また、車室内の環境に応じてこの時間を変更しても良い。空調機器13を点けた直後は車室内の温度は急激に変化するが、空調機器13を点けてから時間が経つと車室内の温度は安定してくる。このため、空調機器13を点けた直後は判断時間を10秒等と短くし、空調機器13を点けてから所定時間経過して車室内の温度が安定してきたら判断時間を10分にしても良い。判断時間を変える基準は空調機器13を点けてからの時間にしても良いし、赤外線センサ4で得られる車室内の温度の変化にしても良い。また、日射センサを車両2に搭載しておいて、長いトンネルを抜けて車両2に日射があたる様になったら、急激に温度が変化するため、日射センサの出力に応じて判断時間を変化させるようにしても良い。また、判断時間は、10秒、1分、10分の様に、段階を経て変化するようにしても良い。これにより、赤外線検出装置1のより詳細な制御をすることができる。
次に、赤外線検出装置1を用いた空調機器13の制御について説明する。
赤外線検出装置1は車両2に設けられた空調機器13と接続されている。空調機器13は、空調機器13の動作を制御する制御部14と、ルーバー15と、コンプレッサー16と、ファン17とから構成されている。赤外線検出装置1の温冷感の推定結果に応じて、空調機器13を制御する。ドライバー7の温冷感が「寒い」であった場合には、空調機器13の設定温度を上げたり、風速を強くしたり、風向きを変えたりする。ドライバー7の温冷感が「暑い」であった場合には、空調機器13の設定温度を下げたり、風速を強くしたり、風向きを変えたりする。これにより、ドライバー7が「ちょうど良い」と感じていられるように空調機器13を維持することができる。赤外線検出装置1は、ドライバー7の温冷感を高精度に推定しているため、ドライバー7の好みにあった空調制御をすることができる。これにより、ドライバー7をより快適にすることができる。
なお、赤外線検出装置1の適用先として空調機器13をあげたが、空調機器13に限らず、例えば、赤外線検出装置1を用いてドライバー7の体調を推定しても良い。この場合は、処理部6は温冷感を推定せずに、赤外線センサ4の出力信号からドライバー7の温度
を推定する。
本開示は、大型化せずに高解像度の熱画像を取得でき、また、モータ音が気になることも無いため、車載用途で利用することができ、特に、ドライバーの温冷感による空調機器の制御に有用である。
1 赤外線検出装置
2 車両
3 ステアリング
4 赤外線センサ
5 回転角度検出手段
6 処理部
7 ドライバー
8 ホイール
9 ホーン部
10 シャフト
11 接続部
12 記録部
13 空調機器
14 制御部
15 ルーバー
16 コンプレッサー
17 ファン

Claims (13)

  1. 車両に回転可能に設けられたステアリングに配置された赤外線検出装置であって、
    前記車両を運転するドライバーから発生する赤外線を検出する赤外線センサと、
    前記ステアリングの回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    前記赤外線センサと前記回転角度検出手段の出力を処理する処理部を備え、
    前記赤外線センサは前記ドライバーが前記赤外線センサの視野に入るように前記ステアリングに配置されている赤外線検出装置。
  2. 前記赤外線センサは、アレイ状に配置された複数の画素部を有している請求項1に記載の赤外線検出装置。
  3. 前記赤外線センサは、前記赤外線センサが回転しても前記ドライバーが前記赤外線センサの視野に入るように前記ステアリングに配置されている請求項1または2に記載の赤外線検出装置。
  4. 前記赤外線センサは、前記ステアリングが前記車両が直進する角度になっているときに、前記赤外線センサの視野内に前記ドライバーの顔と胸部が入るように前記ステアリングに設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  5. 前記赤外線センサは、前記ステアリングのホーン部に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  6. 前記赤外線センサは、前記ステアリングのホイールに設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  7. 前記赤外線センサは、前記ステアリングのシャフトに設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  8. 前記回転角度検出手段は、エンコーダである請求項1〜7のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  9. 前記回転角度検出手段は、慣性力を検出する慣性力センサと地磁気を検出する地磁気センサの少なくともいずれか一方である請求項1〜7のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  10. 前記処理部は、前記赤外線センサで得られた熱画像を記録する記録部をさらに有し、
    前記処理部は、前記ステアリングの角度が異なるときの熱画像を角度情報と合わせて記録し、異なる角度の熱画像を足し合わせて熱画像を作成する請求項1〜9のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  11. 前記処理部は、前記赤外線センサが所定の角度で取得した熱画像を、前記熱画像が取得されてから所定の時間経過したときに、前記記録部から削除する請求項10に記載の赤外線検出装置。
  12. 前記処理部は、前記ステアリングの回転の軌跡を用いて熱画像を補正する請求項1〜11のいずれかに記載の赤外線検出装置。
  13. 前記車両に設けられた空調機器を制御する空調制御装置であって、
    請求項1〜12のいずれかに記載の赤外線検出装置と接続され、
    前記赤外線検出装置の出力に基づいて前記空調機器の制御をする空調制御装置。
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