JP2019045147A - 機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法及び機器管理プログラム - Google Patents

機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法及び機器管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】転記によるミスをなくすとともに、不正にデータの改変ができないようにして、検査室と病棟の両方で同じデータを見ることができ、測定器の点検情報を簡単に管理することが可能な機器管理システムを提供する。
【解決手段】異なるID情報を有し、被験者の生体情報を取得する、複数の測定器13と、これら複数の測定器のそれぞれのID情報と、測定器で測定された生体情報を収集して一画面上に表示するクライアント端末14と、クライアント端末と共有して、クライアント端末と同じ画面を表示可能としたサーバー端末21と、を備え、クライアント端末及びサーバー端末は、複数の測定器の最新の点検データを取得し、この取得した最新データのみを表示する概要表示と、複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての点検履歴を取得して表示するQC点検履歴表示と、を任意に切り替えて表示可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば血糖計などの医療に関係する測定器のQC点検を実施したQC点検情報を簡便に管理することができる機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法及び機器管理プログラムに関する。
被験者である患者の傍らで看護師等の医療従事者が行う様々な検査がある。例えばPOCT(point of care testing)と言われる検査は、検査時間の短縮及び被験者が検査を身近に感じるという利点を活かし、迅速かつ適切な診療・看護、疾病の予防、健康増進等に寄与する検査として注目されている。このPOCT検査の対応機器としては、小型で簡便な機器及び試薬が用いられる。
例えば、病棟における血糖測定を例に説明すると、従来、被験者(患者)の血糖値を血糖計で測り、その都度、血糖値を手で書いて記録していた。そして、看護師等の医療従事者が、後でまとめて手入力でコンピュータに入力するというのが通常の方法であった。また、血糖計等の測定器の検査精度を確認するために、測定器に対して定期的に、精度管理(QC:Quality Control)を実施している。
特許文献1には、サンプルテスト結果のコンテキスト情報を管理するシステムであって、サンプルに対して少なくとも一つのテストを実行する1台の分析装置と、この分析装置と接続した管理装置を備える管理システム及び管理方法が開示されている。
特許文献1に記載のシステムでは、サンプルテスト結果及びそれぞれの結果のコンテキスト情報が分析装置から管理装置に自動的に転送されるように構成されている。
特許第5191482号公報
しかしながら、上述した従来の方法では、手入力であるが故に、病棟における測定時の転記忘れや間違いが発生するという問題が起こり得る。更に、転記や手入力の際にデータを不正に改変するといった不正可能性の心配や、医療従事者が後でまとめて手入力する際に、入力忘れや入力間違いが発生することもあり、その結果、データの信頼性が低くなるという問題があった。
また、特許文献1に記載される従来の方法では、必要なデータを見るのに、複数の処理が必要であったり、複数データ毎に解説ツールが必要であったりするため、データの解析に手間がかかるという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、転記によるミスをなくすとともに、不正にデータの改変ができないようにして、検査室と病棟の両方で同じデータを見ることができ、測定器の点検情報を簡単に管理することが可能な機器管理システム、機器管理装置、機器管理方法及び機器管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の機器管理システムは、異なるID情報を有し、病棟または家庭で用いることにより被験者の生体情報を取得する、病棟用または家庭用の複数の測定器と、これら複数の測定器のそれぞれのID情報と、測定器で測定された生体情報を収集して一画面上に表示するクライアント端末と、測定器のID情報及び測定器によって取得された被験者の生体情報をクライアント端末と共有して、クライアント端末と同じ画面を表示可能としたサーバー端末と、を備える。
そして、クライアント端末及びサーバー端末は、複数の測定器の最新の点検データを取得し、この取得した最新データのみを表示する概要表示と、複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての点検履歴を取得して表示するQC点検履歴表示と、を任意に切り替えて表示可能とする。
本発明の機器管理装置は、病棟または家庭に配置された複数の測定器から、近距離無線通信により複数の測定器のID情報及び複数の測定器により測定される被験者の生体情報を取得するNFC通信部と、サーバー端末との送受信を行うサーバー通信部と、複数の測定器から取得した点検値及びQC点検に関連するデータを含むQC点検情報を、CSV形式のデータとして出力する出力部と、複数の測定器のデバイスニックネームの変更を行うとともに、複数の測定器の点検状況を設定する設定部と、この設定部で設定した複数の測定器のデバイスニックネーム及び複数の測定器の使用状況に関するデータを表示する表示部を備える。そして、表示部は、複数の測定器から取得した最新データのみを表示する概要表示と、複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての点検履歴を取得して表示するQC点検履歴表示と、を任意に切り替えて表示可能とする。
また、本発明の機器管理方法は、複数の測定器、複数のクライアント端末、及びサーバー端末を用いた、以下の(a)〜(f)の工程を含む機器管理方法である。
(a)異なるID情報を有する、病棟用または家庭用の複数の測定器により、被験者の生体情報を取得するステップ、
(b)複数の測定器のそれぞれのID情報及びQC点検情報と、各測定器で測定された生体情報の判定の合否をクライアント端末の一画面上に表示するステップ、
(c)クライアント端末で獲得し、表示した情報をサーバー端末に送信し、サーバー端末とデータの共有を図るステップ、
(d)複数の測定器の最新のQC点検情報を取得し、クライアント端末またはサーバー端末で取得した最新データのみを表示する概要表示を行うステップ、
(e)複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全てのQC点検履歴を取得して、前記クライアント端末またはサーバー端末にQC点検履歴の表示を行うステップ、
(f)クライアント端末またはサーバー端末における概要表示とQC点検履歴の表示は、操作者により、任意に切り替えて表示するステップ。
本発明の機器管理プログラムは、コンピュータの以下の(ア)〜(カ)の機能を実現させるプログラムである。
(ア)異なるID情報を有する、病棟用または家庭用の複数の測定器により、被験者の生体情報を取得する機能と、
(イ)複数の測定器のそれぞれのID情報及びQC点検情報と、各測定器で測定された生体情報の判定の合否をクライアント端末の一画面上に表示する機能と、
(ウ)クライアント端末で獲得し、表示した情報をサーバー端末に送信し、サーバー端末とデータの共有を図る機能と、
(エ)複数の測定器の最新のQC点検情報を取得し、クライアント端末またはサーバー端末で取得した最新データのみを表示する概要表示を行う機能と、
(オ)複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全てのQC点検履歴を取得して、前記クライアント端末またはサーバー端末にQC点検履歴の表示を行う機能と、
(カ)クライアント端末またはサーバー端末における前記概要表示と前記QC点検履歴の表示を操作者により任意に切り替える機能。
本発明によれば、検査結果のデータの入力ミスや改変をなくし、簡易な方法によって病棟と検査室の両方で機器によるQC点検の実施状況を表示することができるので、QC点検の記録及び履歴管理を簡便に行うことが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施の形態例における機器管理システムの全体概略図である。 本発明の実施の形態例で用いられる代表的な測定器である血糖計に表示される表示例を示す図である。 本発明の実施の形態例における機器管理システムのソフトウェア機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態例で用いられる測定器、病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施の形態例で用いられる検査室等に設置されるサーバー端末のデータベースに記憶されるデータのデータ構造を示す図である。 本発明の実施の形態例における機器管理システムの動作を示すフローチャート(特長1)である。 本発明の実施の形態例で用いられる病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末の概要画面を示す図である。 本発明の実施の形態例で用いられる病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末のQC履歴管理画面を示す図である。 本発明の実施の形態例における機器管理システムの動作を示すフローチャート(特長2)である。 本発明の実施の形態例で用いられる病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末において、点検結果を見やすくするための表示順を示す図である。 本発明の実施の形態例における機器管理システムの動作を示すフローチャート(特長3)である。 本発明の実施の形態例で用いられる病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末において、どのニックネームの端末から取り込まれた情報であるかを分かるようにした表示画面である。 本発明の実施の形態例における機器管理システムの動作を示すフローチャート(特長4)である。 本発明の実施の形態例で用いられる病棟または家庭に設置されるクライアント端末及び検査室に設置されるサーバー端末において、測定器のニックネームを更新するための表示画面を示す図である。
<本発明の機器管理システムの全体構成>
以下、図面を参照して、本発明を実施するための実施形態例について説明する。
図1は、本発明の実施の形態例(以下、「本例」という)における機器管理システムの全体概略図である。本例の機器管理システムは、POCTに用いられるシステムであり、例えば測定器の代表的なものである血糖計を用いる病棟10または家庭(以下、「病棟10等」という)のクライアント端末14と、測定器13のQC点検情報を収集して監視する検査室20のサーバー端末21とを連携させ、情報を共有するようにしている。図1ではこれを「情報共有」という言葉で表現している。
図1に示すように、病棟10等では、代表的な測定器としての血糖計13と、血糖計13に装着する検査子(測定チップ)11と、検査用の検査液(コントロール液)12が用意される。
検査子11には、不図示の被験者(患者)から取得した血液が付着する。血液が付着した検査子11は、血糖計13の先端に装着され、血糖計13によって血糖値が測定される。そして、血糖計13により、被験者の最新の血糖値が得られる。なお、検査を行う前には、被験者のIDが読み取られる。そして、検査で得られた血糖値(測定値)は、被験者のID及び血糖計13のIDとともに、病棟10等のクライアント端末14に供給される。
また、血糖計13は、定期的に測定された血糖値が正しいか否かの精度管理を行うためにQC点検が行われる。
<測定器(例:血糖計)の説明>
次に、図2を参照して測定器13の代表例である血糖計の構成について説明する。
図2は、血糖計13に表示される表示例である。図2Aは、QC点検時に、濃度Sの検査液を検査子11に付着させて、血糖計13で測定した結果を示す。つまり、図2Aに示す血糖計13で測定した結果が499mg/dLであることを示している。検査液12としては、図2Bに示すように、濃度S、濃度H、濃度M及び濃度Lの4種類が用意されている。ここで濃度Sの「S」は「Super」の意味であり、濃度Sは、4種類の検査液12の中で基準値が最も高い。各濃度の基準値は、濃度Sが521,濃度Hが300、濃度Mが120,濃度Lが40とされている。単位は「mg/dL」である。
図2Aは、基準値が521の濃度Sの検査液12を用いてQC点検を実施した例であり、この点検値が499mg/dLであることを示している。点検値が499なので、基準値521と比較して、その差が22と小さい。したがって、この点検値499という数値は、許容範囲内の値であると判定され、判定結果は「○」になっている。すなわち、血糖計13の測定精度が正常であることを示している。
また、図2Bは、濃度S、濃度H、濃度M及び濃度Lのそれぞれの検査液12を用いて血糖計13のQC点検を行う点検期限を示している。
すなわち、血糖計13に関しては、定期的にQC点検を実施することが必要とされている。例えば、濃度S、濃度Hの「120日」は、濃度S、濃度Hの検査液12を用いて120日に一度は血糖計13のQC点検をすること、濃度Mの「60日」は、濃度Mの検査液12を用いて60日に一度は血糖計13のQC点検をすることが推奨されることを示している。濃度Lの「OFF」は、特に点検の必要がないことを意味するが、この日にちやOFFの表示は、検査液12の種類に応じて、操作者が任意に設定することができるものである。
図2Aに示すように、血糖計13で検査した点検値及びQC点検に関連するデータを含むQC点検情報は、その都度血糖計13の表示画面に表示される。そして、このQC点検情報は、近距離無線通信により病棟10等のクライアント端末14に送られる。クライアント端末14は、血糖計13からQC点検情報を受信すると、これをCSV(character-separated values)形式のデータとして出力する。ここで意味するCSV形式は、コンマ以外にもタブ、スペース等によって区切られた多様な区切りフォーマットを含むものである。
また、病棟10等のクライアント端末14と検査室20のサーバー端末21との間では、全ての情報が共有されており、両者の表示画面には同じデータが表示されるようになっている。なお、クライアント端末14及びサーバー端末21に表示される情報内容については、図6以降の本例の機器管理システムの動作説明の中で詳細に説明される。
病棟10等のクライアント端末14で表示されるデータは、検査室20のサーバー端末21に送信され、サーバー端末21の記憶部(データベース)に記憶される。これにより、検査室20のサーバー端末21には、各病棟10等からのデータが全て収集され、サーバー端末21によりこれらのデータをまとめて確認することができる。なお、CSV出力後の詳細なデータ解析は、ユーザである操作者が専用ソフトを用いなくてもエクセルデータに変換するなどして自由に利用することが可能である。
<測定器13、クライアント端末14及びサーバー端末21の構成及び機能の説明>
[測定器13の構成と機能]
図3は、本例の機器管理システムを構成する血糖計等の測定器13、病棟10等のクライアント端末14及び検査室20のサーバー端末21の構成と機能を説明するためのブロック図である。
測定器13は、上述した血糖計等の複数の生体情報測定装置であり、測定部13a、計算部13b、記憶部13c、操作部13d、表示部13e及びNFC(近距離無線通信:near field radio communication)通信部13fを備える。これらは、測定器13を構成するハードウェア(図4で後述)によって実現され、その機能は測定器13に実装されるソフトウェアによって実現される。測定器13としては、血糖計以外にも、血圧計や体温計など様々な機器を含む。
測定器13の中の代表例である血糖計を例にとると、測定部13aは、検査子(測定チップ)11、発光素子(LED)、受光素子(フォトダイオード)、A/D変換器、血糖値演算部からなり、生体情報からの測定値の算出及びQC点検の測定からの点検値の算出を行う。すなわち、上述したように、測定チップである検査子11に付着した血液中のグルコース濃度を測定する。あるいは、測定チップである検査子11に検査液(コントロール液)12を付けて、グルコース濃度を測定するようにする。
計算部13bは、QC点検の合否判定を行うとともに、測定器ID、測定日時、点検値、QC点検情報、測定者ID及び被験者(患者)ID等の関連付けを行う。なお、計算部13bにおける計算では記憶部13cに記憶されている各種データが利用される。この計算部13bにおいては、例えば、図2に示す点検値499mg/dLが計算される。そして、この点検値499mg/dLが濃度Sの基準値521mg/dLと比較され、基準値との差分22が算出される。この基準値との差分22は、濃度Sの検査液12を測定した場合の許容範囲(521±50)にあることから、判定結果は「○」判定になっている。
記憶部13cは、点検値を含むQC点検情報、日時情報、測定用アルゴリズム等の各種測定情報が記憶されるメモリから構成される。また、記憶部13cには、検査液12の濃度S、H、M、Lに対応する基準値と、正常または異常を判定するための閾値(例えば、濃度Sの場合は±50)、検査子(測定チップ)11及び検査用の検査液(コントロール液)12の使用期限が予め記憶されている。
操作部13dは、電源のON/OFFボタン、機器操作ボタン、タッチパネル入力部、バーコード読取部を含む。表示部13eは液晶パネル等の表示装置で構成されている。この表示部13eに、測定器13による点検値、QC点検の合否、測定器13の状態及び日時情報等のQC点検情報から状況に応じて選択された情報が表示されることになる。
NFC通信部13fは、病棟10等のクライアント端末14と送受信を行う機能を持つ。すなわち、測定器13のNFC通信部13fとクライアント端末14のNFC通信部14fとの間で近距離無線通信によって、データの送受信が行われる。測定器13が血糖計の場合、血糖計13を置くクレードルとクライアント端末14とは、通常有線接続されており、血糖計13からのデータが近距離無線通信によりクレードルに送られ、このクレードル経由でクライアント端末14に送られる。
[クライアント端末14の構成と機能]
クライアント端末14は、各病棟10等に設置されるデータ入力及び閲覧用のPC、PDA(Personal Digital Assistant)等であり、サーバー通信部14a、出力部14b、設定部14c、操作部14d、表示部14e、NFC通信部14fを備える。
サーバー通信部14aは、検査室20に設置されるサーバー端末21のクライアント通信部21aと無線または有線による通信を行う。
出力部14bは、血糖計等の測定器13から取り込んだQC点検情報等をCSV形式のデータとして出力する。ユーザは、このCSVデータをエクセルデータ等に変換するとともに、これらのデータを自由に加工して、見やすい形式で表示することができる。
設定部14cは、各測定器13のニックネームや使用状況等の変更を行う。また、設定部14cは、クライアント端末14の表示部14eに、後述する図7に示す概要画面を表示(以下、「概要表示」)させるか、あるいは図8に示すQC点検履歴を表示(以下、「QC点検履歴表示」)させるかの設定を行う。
操作部14dは、入力等の操作を行うPCのキーボードやマウス(不図示)、及びPCと接続したバーコード読取部等を含む。表示部14eは、PCのモニタまたはPDAの表示部を含む。表示部14eには、設定部14cで設定された概要画面の表示(概要表示)またはQC点検履歴の画面の表示(QC点検履歴表示)がなされる。NFC通信部14fは、測定器13のNFC通信部13fと近距離無線通信によりデータ通信を行う。
[サーバー端末21の構成と機能]
サーバー端末21は、病院内の様々なデータを総合管理するPC端末であり、主に検査室20に設置されているPC端末が用いられる。サーバー端末21は、クライアント通信部21a、記憶部21b、出力部21c、設定部21d、操作部21e、表示部21fを備える。
クライアント通信部21aは、病棟10等に設置されるクライアント端末14と無線または有線による通信を行う。
記憶部21bには、複数ある病棟10等のクライアント端末14から送られる全てのデータが記憶され、保存される。すなわち、サーバー端末21には、全ての病棟10等で使われる測定器13で測定した結果が集積され、記憶部21bの決められた領域に区分けされて、保存される。出力部21cは、クライアント端末14の出力部14bと同様の機能を有し、病棟10等のクライアント端末14から送信されたQC点検情報等をCSV出力する。
設定部21dは、クライアント端末14の設定部14cとほぼ同様な機能を持ち、各測定器13のニックネームや使用状況等の変更を設定する。クライアント端末14とサーバー端末21との間では、全ての情報が共有(情報共有)されている。操作部21e及び表示部21fは、クライアント端末14の操作部14d及び表示部14eと同様な機能を持つ。つまり、本例の機器管理システムにおける操作または表示は、クライアント端末14上で行うこともできるし、サーバー端末21上で行うこともできる。
<測定器13、クライアント端末14、サーバー端末21のハードウェア構成>
図4Aは、測定器13のハードウェア構成、図4Bは、病棟10等のクライアント端末14、及び検査室20のサーバー端末21のハードウェア構成を示す。
図4Aに示すように、測定器13は、バス30に接続されたCPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、操作部34(図3の13d)、表示部35(図3の13e)、及び記憶部36(図3の13c)を備える。また、病棟10等のクライアント端末14との通信を行うためのNFC通信部37(図3の13f)を備える。
図4Aに示す記憶部36は、スマートフォン等が備えるSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリで構成される。この記憶部36には、上述したCPU31が動作するために必要なプログラムや測定器13で測定したデータ等が、半永久的に記憶され、格納される。NFC通信部37(図3の13f)は、クライアント端末14との近距離無線通信を行う。
操作部34は、操作者が必要な情報を入力する入力部として機能する。また、表示部35は、測定器13で測定したデータに基づいた表示画面を生成する。
図4Bは、クライアント端末14及びサーバー端末21のハードウェア構成を示す。図4Bにおいても、図4Aと同様に、バス40に接続されたCPU41、ROM42、RAM43、操作部44(図3の14d、21e)、表示部45(図3の14e、21f)、及び記憶部46(図3の21b)を備える。また、外部との通信を行うためのNFC通信部47(図3の14f)及び通信インターフェース(通信IF)48(図3の14a、21a)を備える。
図4Bにおいて、記憶部46を点線で示したのは、検査室20のサーバー端末21では不可欠な構成である記憶部46が、病棟10等に設置されるクライアント端末14では必ずしも必要とはされないからである。記憶部46は、SSD等のメモリで構成され、CPU41が動作するために必要なプログラムやデータ等が、半永久的に記憶され、格納される。
通信IF48は、クライアント端末14の場合は、図3に示すサーバー通信部14aに相当し、検査室20のサーバー端末21ではクライアント通信部21aがこれに当たる。いずれの通信IF48も、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、有線または無線ネットワークを介して外部との通信を行うインターフェースである。図4Bで、NFC通信部47を点線で示したのは、病棟10等のクライアント端末14に必須のNFC通信部47も、検査室20のサーバー端末21では必ずしも必要とされるものではないからである。
操作部44は、クライアント端末14またはサーバー端末21における、データ及び種々の操作情報の入力を行い、表示部45は、後述するように各測定器13の最新の状況及びQC点検履歴を表示する。
<サーバー端末21の記憶部21bに記憶されるデータ構造>
図5Aは、サーバー端末21の記憶部21b(図4Bでは記憶部46)に登録される登録機器テーブル50のデータ構造を示し、図5Bは、同じくサーバー端末21の記憶部21bに記憶される点検履歴テーブル51のデータ構造を示している。
登録機器テーブル50は、シリアルIDフィールド50a、ニックネームフィールド50b及び使用状況フィールド50cを備える。
シリアルIDフィールド50aには、血糖計等の測定器13がシリアル番号として登録され、記憶される。
ニックネームフィールド50bには、各測定器13に対応するニックネームが格納される。例えば、シリアルIDが「1000000001」の測定器13に対しては、「ヒガシ7F−a」というニックネームが付けられて保存される。
使用状況フィールド50cには、各測定器13の使用状況が格納される。すなわち、当該測定器13が、稼働中であるか、メンテナンス中であるか、あるいは使用停止になっているかが、QC点検後の測定器13毎に格納される。測定器13が稼働中ということは、その測定器13が使用可能であることを意味し、メンテナンス中とは故障が発生して現在測定器13が整備室等において整備中であることを示す。また、使用停止とは、当該測定器13が壊れて使用できない状況にあることを示している。
図5Bに示す点検履歴テーブル51は、シリアルIDフィールド51a、点検日時フィールド51b、濃度フィールド51c、判定フィールド51d、点検値フィールド51e、合格範囲フィールド51f、及び誤差フィールド51gを備える。
更に、点検履歴テーブル51は、チップロットナンバー(チップLot No.)フィールド51h、コントロール液ロットナンバー(コントロール液Lot No.)フィールド51i、実施者フィールド51j、及び端末情報フィールド51kを備える。
図5BのシリアルIDフィールド51aは、図5AのシリアルIDフィールド50aと共通のフィールドである。
図5Bから、例えば、シリアルIDが「1000000001」の測定器13は、2017年1月1日の8時21分11秒に濃度Mの検査液12を用いてQC点検が行われたことが分かる。そして、その点検値の138が合格範囲「120±25」の範囲内であるため、判定は合格(○)であるとされた。誤差フィールド51g欄の数字18は、点検値138と合格範囲の基準値120との差である。
チップLot No.フィールド51hには、製造時の条件に応じた検査子(測定チップ)11のID番号が格納される。また、コントロール液Lot No.フィールド51iには、製造時の条件に応じた検査液12のID番号が格納される。検査子(測定チップ)11及び検査液(コントロール液)12は、使用期限があるので、ロット管理をすることがQC点検の信頼性維持のために重要になる。なお、検査子11のロットの切替時には、使用前にQC点検を行うことが推奨されている。また、検査液(コントロール液)12のID番号としては、例えば「100213M」に示されるように、数字にプラスして、検査液12の濃度情報(濃度S、H、M、Lの記号)が付加されている。
また、実施者フィールド51jには、QC点検の実施者を特定するための情報、例えば「Aさん」が格納されている。端末情報フィールド51kには、このQC点検がどの端末で収集されたかを示すデータが格納される。例えば、シリアルIDが「1000000001」の測定器13の場合、東7F(東病棟の7階)のクライアント端末14で収集されたことが分かる。
<本例の機器管理システムの特長(1)〜(4)の説明>
[本例の機器管理システムの第一の特長(1)の説明]
図6は、本例の機器管理システムの特長(1)を説明するためのフローチャートである。特長(1)は、利用用途に合わせた2画面構成を可能としたことである。
まず、表示更新のための処理を開始すると(ステップS1)、概要画面(概要表示)またはQC点検履歴(QC点検履歴表)の2種類の表示形式のどちらを表示するかが選定される(ステップS2)。
ステップS2で、概要画面の表示が選定された場合には、各測定器13の最新データが取得され(ステップS3)、取得された全ての測定器13の最新データが表示される(ステップS4)。
ここで、概要画面とは、測定器13で測定した最新のQC点検情報のみを表示する画面をいい、具体例を図7に示している。図7に示すように、概要画面には、各測定器13(登録機器)に1行が割り当てられて、登録されている測定器13のリストが表示される。その内容は、左側の欄にシリアルNo、ニックネーム、使用状況が表示され、右側の欄に最新の点検日時、QC点検に用いた検査液の濃度、判定結果(○×情報)、QC点検の実施者のID番号及びクライアント端末14のある場所(病棟)のニックネームが表示される。
なお、図7の右側画面の上段には、「概要画面(概要表示)」を示す「概要」という文字と、QC点検履歴表示画面を示す「QC点検履歴」の文字が表示され、この文字をクリックすることで、2種類の画面の変更を操作者が任意にできるようになっている。図7では概要が選択され、「概要」が強調表示されている。
この概要画面(概要表示)により、各測定器13の最新の使用状況が分かること、複数の測定器13の全体状況が把握できること、及び各測定器の状況確認を簡単に行うことが可能である。
また、ステップS2で、QC点検履歴が選定された場合には、まず測定器13の選択状態が取得される(ステップS5)。続いて、選択された測定器13の過去から現在に至る全てのデータが取得され(ステップS6)、表示される(ステップS7)。ステップS4の概要画面の表示(概要表示)またはステップS7のQC点検履歴の表示(QC点検履歴表示)により、表示更新の処理が終了する(ステップS8)
図8に、QC点検履歴の画面を示す。登録機器リストの項目は、図7と同じであるが、右側画面の上段に示されるように、「QC点検履歴」が選択され強調表示されている。
図8の点検履歴画面が図7の概要画面と異なる点は、右側の欄の表示である。図8の右側欄の太い実線の枠で示すように、選択されたシリアルNo「1111122222」の測定器13に関する過去から現在に至る全データがQC点検を実施した日時でソートされて表示される。
このQC点検履歴画面の特長は、各測定器13が個別に全ての点検状態が表示されること、測定器13毎に、過去を含めた詳細な情報が確認できること、そしてCSV出力が可能となり、カスタマイズが可能となること等である。カスタマイズとはユーザが専用ソフトを用いなくてもエクセルデータ等を用いてグラフ化したりして、表示画面を自由に編集することが可能となることを意味している。
なお、上述した表示画面は、クライアント端末14の表示部14eまたはサーバー端末21の表示部21fに表示される。そして、ステップS2の選択処理は、クライアント端末14又はサーバー端末21でも行うことができる。
[本例の機器管理システムの第二の特長(2)の説明]
図9は、本例の機器管理システムの特長(2)を説明するためのフローチャートである。特長(2)は、各測定器13の点検結果を見やすくするために、表示の順番を任意に変えて表示できることである。
図9に示すように、表示の更新を開始すると(ステップS11)、複数ある各測定器13の最新データが取得される(ステップS12)。次に、各測定器13を、各測定器13の最新のQC点検を実施した日時順にソートする(ステップS13)。そして、各測定器13はソートされた順に表示され(ステップS14)、更新表示が終了する(ステップS15)。
図10は、図9のフローチャートの処理に従って、QC点検の実施日時順にソートされた複数の測定器13を表示したものである。QC点検の実施日時順にソートして各測定器13を表示したので、QC点検をしている測定器13は上に表示され、QC点検をしていない測定器13は下に表示されることになる。なお、各測定器13で実施されたQC点検により得られるQC点検情報は、データの信頼性を確保するために、データの加工ができないようになっている。つまり、正常値から外れている点検値を除いたり、点検値の数値を改ざんしたりすることはできない。
また、測定器13をシリアルNo.順に表示すると、利用していない測定器13が上位を占めて、閲覧性が低下するが、各測定器13をQC点検の実施日時の新しいものから順に表示するので、閲覧し易くなる(閲覧性が向上する)。
つまり、「利用している測定器」は、「点検を行っている測定器」であるから、最新の点検日時順にソートして表することで、利用されている測定器が上位に表示され、利用していない測定器は下位に表示される。したがって、使用する測定器13を選定する際にも有用であり、使用可能な測定器を容易に判別できる。QC点検情報の改ざん防止とQC点検情報の適切な管理、使用可能な測定器の容易な判別、を同時に実現可能となる。
なお、上述した表示画面は、クライアント端末14の表示部14eまたはサーバー端末21の表示部21fに表示される。
[本例の機器管理システムの第三の特長(3)の説明]
図11は、本例の機器管理システムの特長(3)を説明するためのフローチャートである。特長(3)は、どのクライアント端末14のアプリケーションから取り込まれたデータかを分からせるために、病棟10等に設置されたクライアント端末14のニックネームを更新できるようにしたことである。
クライアント端末14のアプリケーションニックネーム(以下、「Appニックネーム」という)の更新処理が開始されると(ステップS21)、最初に新しいAppニックネームがクライアント端末14に入力される(ステップS22)。クライアント端末14に入力された情報は、サーバー通信部14aを介してクライアント通信部21aに出力される。
次に、サーバー端末21の設定部21dによって、この入力されたAppニックネームを更新するか否かが判定される(ステップS23)。ステップS23で、Appニックネームを更新すると判定された場合(ステップS23のYES)は、新しいAppニックネームを記憶部21bに保存する(ステップS24)。そして、設定部21dは、新しいAppニックネームを表示して(ステップS25)、Appニックネームの更新処理を終了する(ステップS26)。
ステップS23で、Appニックネームを更新しないと判定された場合(ステップS23のNO)には、設定部21dは、次に入力される新しいAppニックネームを待つ。
図12は、Appニックネームを更新するために、クライアント端末14またはサーバー端末21に表示される画面を示している。
一般に、測定器13もその存在場所が分かるようなニックネームが付けられるが、それとは別にどの病棟10等のクライアント端末14でデータが取り込まれたかが分かるように、クライアント端末14にもAppニックネームが付けられる。測定器13のニックネームだけだと、その測定器13が他の階の病棟に回されたり、外科病棟から内科病棟に回されたりすると、どの病棟で取り込まれたデータなのかを判別しにくくなる。そこで測定器13のニックネームとは別に、クライアント端末14にニックネームを付与している。このクライアント端末14に付けられたニックネームがAppニックネームである。
図12Aは、図7の概要画面に相当するものであるが、太い黒枠で示すように、「ナースステーション:西5F」と明記されている。この「ナースステーション:西5F」がAppニックネームである。すなわち、この概要画面は、「ナースステーション:西5F」のクライアント端末14で取り込まれたデータに基づいて作成された画面であることを意味する。
図12Bは、Appニックネームを更新するためのシステム設定画面である。サーバー端末21のIPアドレス情報の欄と、クライアント端末14のAppニックネームを記載する端末情報の欄が設けられている。端末情報の欄に「ナースステーション:西5F」と入力することにより、このクライアント端末14が、西5F(西病棟の5階)にあるクライアント端末14であることが分かる。例えば、このクライアント端末14が西病棟の5階から東病棟の8階のナースステーションに移動すると仮定した場合には、ニックネームを「ナースステーション:東8F」と変更すればよい。
測定器13を利用する前にQC点検をして、データを取り込むクライアント端末14の場所を特定できれば、測定器13のニックネームが変更された場合でも、その違いをクライアント端末14のニックネームでカバーすることができる。また、測定器13のニックネームの運用をしなくても、クライアント端末14のAppニックネームを運用するだけで、測定器13の管理をすることも可能となる。したがって、使用開始時の機器設定時間を短縮しつつも、測定器管理が容易に実施できる。
[本例の機器管理システムの第四の特長(4)の説明]
図13は、本例の機器管理システムの特長(4)を説明するためのフローチャートである。特長(4)は、測定器13のニックネームを変更したことが分かる更新表示を可能としたことである。
まず、測定器13のニックネーム(以下、「Devニックネーム」という)の更新処理が開始される(ステップS31)と、最初に新しいDevニックネームの入力が、クライアント端末14又はサーバー端末21を介して行われる(ステップS32)。そして、この入力された新しいDevニックネームが強調表示される(ステップS33)。
次に、この入力されたDevニックネームを更新するか否かをサーバー端末21の設定部21dが判定する(ステップS34)。ステップS34で、Devニックネームを更新すると判定した場合(ステップS34のYES)は、新しいDevニックネームをサーバー端末21の記憶部21bに保存する(ステップS35)。ステップS34の判定で、Devニックネームを更新しないと判定した場合(ステップS34のNO)は、ステップS32に戻り、設定部21dは、新たなDevニックネームが入力されるのを待つ。
次に、対象となる測定器13に対して、サーバー端末21の設定部21dは、ニックネームを更新した旨を伝える通信を行ったか否かを判定する(ステップS36)。ステップS36の判定で、対象となる測定器13と通信が行われたと判定された場合(ステップS36のYES)には、続いてDevニックネームの更新に成功したか否かを判定する(ステップS37)。ステップS37で、Devニックネームの更新に成功したと判定された場合(ステップS37のYES)には、表示画面上における、新しいDevニックネームの強調表示を終了し(ステップS38)、更新処理を終了する(ステップS39)。
ステップS36で、対象となる測定器13と通信が行われていないと判定された場合(ステップS36のNO)には、サーバー端末21の設定部21dは、通信が行われるまで待機する。同様に、ステップS37で、Devニックネームの更新に成功していないと判定された場合(ステップS37のNO)には、Devニックネームの更新に成功するまで待機する。
なお、上記説明ではサーバー端末21の設定部21cで図13に示す各処理を行う旨の説明をしたが、上記の各処理をクライアント端末14の設定部14cで行うことも可能である。
図14は、図13のフローチャートで説明した測定器13のニックネームの更新処理が行われたことを明示したクライアント端末14またはサーバー端末21の概要画面(概要表示)である。図14の左側の画面は、ステップS32で新しいDevニックネームが入力されて、ステップS33でニックネームが強調表示された概要画面である。シリアルNo.「1111122222」の測定器13のDevニックネーム「ニシ5F−1」が強調表示されている。
一方、図14の右側の画面は、図13のステップS37でDevニックネームの更新に成功した後の概要画面である。強調表示されていたDevニックネームが通常の表示に戻ったことを示している。
図13及び図14で説明したように、クライアント端末14またはサーバー端末21のアプリケーションで測定器13のニックネームを変更することができるが、測定器13本体のニックネームを更新するためには、クライアント端末14から測定器13に通信して、測定器13の記憶部13cに記憶されている情報を更新する必要がある。すなわち、このニックネームの更新が完了するまでは、アプリケーション側で付けられた測定器13のニックネームと、測定器本体のニックネームが異なる状況が存在する。そこで、測定器13本体とクライアント端末14の間で測定器13のニックネームが異なる状況が発生した場合には、アプリケーション側でこの旨を示す強調表示を行い、通信により更新が完了して両者で同じニックネームになった時点で、強調表示をさせないようにしている。
本実施形態例では、検査する測定器13の例として、病棟で用いられる血糖計を用いて説明したが、本例は血糖計を用いた検査結果を管理するシステムに限定されるものではない。血糖計以外にも、病棟用の血圧計、体温計、パルスオキシメータを用いた測定結果を管理するシステムとしても適応可能である。
また、病棟用以外にも、家庭においても生活指導のために、体組成、歩行強度あるいは血糖データ等をカルテ管理する場合もある。このような場合には、家庭で用いられる血糖計、血圧計、体温計、体組成計(体重計を含む)、歩行強度計(活動量計、万歩計(登録商標)等を含む)及びデータ転送時に使用されるデータカードにも本例の機器管理システムを適用することができる。
以上、本発明の各実施形態の例について説明したが、本発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
10…病棟または家庭、11…検査子(測定チップ)、12…検査液(コントロール液)、13…測定器(例:血糖計)、14…クライアント端末、20…検査室、21…サーバー端末、13a…測定部、13b…計算部、13c…記憶部、13d、34・・・操作部、13e、35…表示部、13f、14f…NFC通信部、14a…サーバー通信部、21a…クライアント通信部、14b、21c…出力部、14c、21d…設定部、14d、21e、44…操作部、14e、21f、45…表示部、

Claims (9)

  1. 異なるID情報を有し、病棟または家庭で用いることにより被験者の生体情報を取得する、病棟用または家庭用の複数の測定器と、
    前記病棟または家庭に備えられ、前記複数の測定器のそれぞれのID情報と、前記測定器で実施されたQC点検情報を収集して一画面上に表示するクライアント端末と、
    前記測定器のID情報及び前記測定器によって取得された前記QC点検情報を前記クライアント端末と共有して、前記クライアント端末と同じ画面を表示可能としたサーバー端末と、を備え、
    前記クライアント端末及び前記サーバー端末は、
    前記複数の測定器から取得した最新の前記QC点検情報のみを表示する概要表示と、
    前記複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての前記QC点検情報の履歴を取得して表示するQC点検履歴表示と、を任意に切り替えて表示可能とする、機器管理システム。
  2. 前記概要表示では、複数の測定器の最新のQC点検情報のみを取得し、最新のQC点検の実施日時順に前記複数の測定器をソートして表示する、
    請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記クライアント端末は、他のクライアント端末と区別するための更新可能なアプリケーションニックネームを有する、
    請求項1または2に記載の機器管理システム。
  4. 前記複数の測定器は、他と区別するためのデバイスニックネームを持ち、前記クライアント端末は、前記複数の測定器の中から選択された一つの測定器との通信を行うことにより、前記一つの測定器のデバイスニックネームを変更可能とした
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  5. 前記測定器のデバイスニックネームを変更する際には、前記クライアント端末における変更する前記測定器のデバイスニックネームが強調表示され、前記クライアント端末から前記測定器に通信することにより、前記デバイスニックネームの変更が完了し、前記クライアント端末上の強調表示が定常の表示に切り替わる、
    請求項4に記載の機器管理システム。
  6. 前記複数の測定器は血糖計であり、前記測定器は、複数種類の濃度を持った検査液から選択された1の検査液を用いて検査した点検値に基づいてQC点検の合否の判定を行う、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器管理システム。
  7. 病棟または家庭に配置された複数の測定器から、近距離無線通信により前記複数の測定器ID情報及び前記複数の測定器により測定される被験者の生体情報を取得するNFC通信部と、
    サーバー端末との送受信を行うサーバー通信部と、
    前記複数の測定器から取得したQC点検情報を、CSV形式のデータとして出力する出力部と、
    前記複数の測定器のデバイスニックネームの変更を行うとともに、前記複数の測定器の点検状況を設定する設定部と、
    前記設定部で設定した前記複数の測定器のデバイスニックネーム及び前記複数の測定器の使用状況に関するデータを表示する表示部と、を備え、
    前記表示部は、前記複数の測定器から取得した最新の前記QC点検情報のみを表示する概要表示と、
    前記複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての前記QC点検情報の履歴を取得して表示するQC点検履歴表示と、を任意に切り替えて表示可能とする、機器管理装置。
  8. 複数の測定器、複数のクライアント端末及びサーバー端末を用いた機器管理方法であって、
    異なるID情報を有する、病棟用または家庭用の複数の測定器により、QC点検を実施したQC点検情報を取得するステップと、
    前記複数の測定器のそれぞれのID情報及び前記QC点検情報の判定の合否をクライアント端末の一画面上に表示するステップと、
    前記クライアント端末で獲得し、表示した情報をサーバー端末に送信し、サーバー端末とデータの共有を図るステップと、
    前記複数の測定器の最新の前記QC点検情報を取得し、クライアント端末またはサーバー端末で前記取得した最新の前記QC点検情報のみを表示する概要表示を行うステップと、
    前記複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての前記QC点検情報の履歴を取得して、前記クライアント端末またはサーバー端末にQC点検履歴の表示を行うステップと、を含み、
    前記クライアント端末またはサーバー端末における概要表示とQC点検履歴の表示は、操作者により、任意に切り替えて表示可能である
    ことを特徴とする機器管理方法。
  9. 異なるID情報を有する、病棟用または家庭用の複数の測定器により、QC点検を実施したQC点検情報を取得する機能と、
    前記複数の測定器のそれぞれのID情報及び前記QC点検情報の判定の合否をクライアント端末の一画面上に表示する機能と、
    前記クライアント端末で獲得し、表示した情報をサーバー端末に送信し、サーバー端末とデータの共有を図る機能と、
    前記複数の測定器の最新の前記QC点検情報を取得し、クライアント端末またはサーバー端末で前記取得した最新の前記QC点検情報のみを表示する概要表示を行う機能と、
    前記複数の測定器の中の1の測定器を選択し、選択した1の測定器の過去から現在に至る全ての前記QC点検情報の履歴を取得して、前記クライアント端末またはサーバー端末にQC点検履歴の表示を行う機能と、
    前記クライアント端末またはサーバー端末における前記概要表示と前記QC点検履歴の表示を操作者により任意に切り替える機能と、
    をコンピュータに実現させる機器管理プログラム。
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