JP2019044513A - パイプ打ち込み方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプを地中にスムーズ且つ真っ直ぐに打ち込んでいくことができる方法を提供する。【解決手段】パイプ1を地中に打ち込む方法であって、先端部に先端ビット2を備えたパイプ1の内側に打ち込みロッド3を挿入し、該打ち込みロッド3を前後に加振して、該打ち込みロッド3の先端部で先端ビット2の内面を打撃することによりパイプ1を地中に打ち込む。打ち込みロッド3をその軸線まわりに回転させながら前後に加振して先端ビット2を打撃する。【選択図】図8

Description

本発明は、種々のパイプを地中に打ち込む方法であって、特には、孔が予め空けられていない地表面からパイプを地中に直接打ち込んでいく方法に関する。
従来、パイプの後端部を打撃してパイプを地中に打ち込んでいた。しかしながら、パイプの後端部に打撃力を作用させているため、パイプの先端部に打撃力が伝わりにくく、打撃力のロスが大きいという問題があった。その結果、パイプの推進力が小さく、地中に岩石等の固い部分があると、それ以上パイプを打ち込むことができなかった。また、パイプの後端部を打撃するので、金槌で釘を叩く場合と似た現象で、パイプが斜めに打ち込まれやすく、パイプを真っ直ぐに打ち込むことが困難であるという問題があった。
特許第3789127号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、パイプを地中にスムーズ且つ真っ直ぐに打ち込んでいくことができる方法を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係るパイプ打ち込み方法は、パイプを地中に打ち込む方法であって、先端部に先端ビットを備えたパイプの内側に打ち込みロッドを挿入し、該打ち込みロッドを前後に加振して、該打ち込みロッドの先端部で先端ビットの内面を打撃することによりパイプを地中に打ち込むことを特徴とする。尚、前側とは打ち込み方向の先側である。
該構成のパイプ打ち込み方法では、パイプに挿入した打ち込みロッドの先端部で先端ビットの内面を打撃するので、パイプの先端部に打撃力を直接与えることができる。従って、大きな推進力を得ることができ、パイプを強力に打ち込んでいくことができる。また、先端ビットの内面を打撃するので、パイプを真っ直ぐに打ち込むことができる。
特に、打ち込みロッドをその軸線まわりに回転させながら前後に加振して先端ビットを打撃することが好ましく、先端ビットに前側への衝撃を加える際に同時に回転力も付与することができ、先端ビットが地中により強力に推進していくことになる。
その場合、更に、パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの先端部に右ネジ構成で螺着されていて、打ち込みロッドを後側から見て左回転させながら前後に加振することが好ましい。同様に、パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの先端部に左ネジ構成で螺着されていて、打ち込みロッドを後側から見て右回転させながら前後に加振することも好ましい。先端ビットがパイプに螺着されている構成では、先端ビットを打ち込みロッドで打撃しても先端ビットがパイプから外れにくい。そして、先端ビットが右ネジ構成でパイプに螺着されていて、打ち込みロッドを後側から見て左回転させる構成では、打ち込みロッドが先端ビットの内面を左回転しながら叩くことで先端ビットにはパイプに対して締め込む方向に回転力が付与されることになり、先端ビットとパイプとの締結がより一層強固となる。同様に、先端ビットが左ネジ構成でパイプに螺着されていて、打ち込みロッドを後側から見て右回転させる構成でも、打ち込みロッドが先端ビットの内面を右回転しながら叩くことで先端ビットにはパイプに対して締め込む方向に回転力が付与されることになり、先端ビットとパイプとの締結がより一層強固となる。
また、壁面に貫通した孔が多数形成されたパイプを排水用として打ち込む場合には、先端ビットはパイプとは別体の構成であって、先端ビットの外径はパイプの外径よりも大きいことが好ましい。先端ビットがパイプよりも先に地中に進んでいくことで、地中にはパイプよりも大径の孔が開けられていくことになり、パイプをスムーズ且つ速い速度で打ち込んでいくことができる。尚、パイプは排水用のパイプであるため、先端ビットによって先行して開けられた孔がパイプよりも大きくても、排水機能は確保される。
また、パイプと地中との間の摩擦力をパイプの固定力として利用する場合、例えばパイプを補強材や支柱として打ち込む場合には、先端ビットはパイプとは別体の構成であって、先端ビットの外径がパイプの外径と同じかそれよりも小さいことが好ましい。このように先端ビットの外径をパイプの外径と同じかそれよりも小さくしておくと、先端ビットによって先行して開けられた孔とパイプとの間に大きな摩擦力が生じることになり、パイプがしっかりと地中に固定される。
また、パイプの壁面には貫通した孔が形成されており、中空状の打ち込みロッドを使用し、該打ち込みロッドで先端ビットを打撃する際に、打ち込みロッドの内側に後側から空気を送り込み、送り込んだ空気を打ち込みロッドの先端部から排出させてパイプの内周面と打ち込みロッドの外周面との間の隙間に通すことが好ましい。壁面に孔が形成されたパイプは例えば排水用として地中に打設される。そのような壁面に孔が形成されたパイプを打ち込む場合には、打ち込みロッドとして中空状のものを使用して、その打ち込みロッドの内側に後側から空気を送り込むことが好ましい。打ち込みロッドに送り込んだ空気は打ち込みロッドの先端部から排出されてパイプと打ち込みロッドとの間の隙間を通過することになる。即ち、パイプに空気が供給されることでパイプ内の空気圧が高まる。パイプの壁面には孔が形成されているので、パイプの打設時に孔から土砂がパイプの内側に進入する可能性があるが、パイプと打ち込みロッドとの間の隙間を空気が後側に向けて通っているので、その空気の流れがエアーカーテンとなるうえに、パイプ内の空気圧が上昇し、しかも、パイプの孔から空気が外側に排出されることにもなる。そのため、パイプの孔から土砂がパイプ内に進入することを防止できる。
また、パイプの一端部側にはプレス加工によって雄ネジ部が形成されていて他端部側には一端部の雄ネジ部に対応した雌ネジ部がプレス加工によって形成されており、パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの雄ネジ部に螺着されていて、その先端ビット付きのパイプを地中に打ち込み、その先端ビット付きのパイプの雌ネジ部に別途のパイプの雄ネジ部を螺着することにより、先端ビット付きのパイプの後側に別途のパイプを継ぎ足すことが好ましい。このように、プレス加工によって雄ネジ部や雌ネジ部が形成されたパイプを用いることにより、ねじ切り加工のパイプに比してパイプの雄ネジ部や雌ネジ部の強度が高く、パイプ同士の連結強度が高くなる。また、パイプの一端部側の雄ネジ部と他端部側の雌ネジ部とが互いに対応関係にあるので、このパイプ同士を連結することで容易に継ぎ足してパイプを延長していくことができる。また、先頭のパイプも後続のパイプも同じものを使用することができ、先頭のパイプには別途形成された先端ビットを螺着させればよい。
また、先端ビットを備えたパイプを地中に打ち込んだ後、打ち込みロッドをパイプから引き抜かずに該打ち込みロッドの後側に別途の打ち込みロッドを継ぎ足すと共に、パイプの後側に別途のパイプを継ぎ足すことが好ましい。尚、打ち込みロッドの継ぎ足し工程とパイプの継ぎ足し工程は何れが先であってもよい。パイプに挿入している打ち込みロッドを一旦パイプから引き抜いて、引き抜いた打ち込みロッドの前側に別途の打ち込みロッドを継ぎ足して延長することもできるが、その場合には、地中に打ち込んだパイプの後端部よりもかなり後側に離間した位置まで打ち込みロッドを一旦後退させて、その打ち込みロッドの前側に別途の打ち込みロッドを継ぎ足して延長すると共に、パイプの後側にも別途のパイプを継ぎ足すことになる。従って、打ち込みロッドをパイプから引き抜く際に、後側に大きく退避させる必要があり、施工現場において打ち込み方向に長いスペースが必要になる。例えば山の斜面にパイプを横方向に打ち込む場合には山の斜面から後側にかなり離れた位置まで打ち込みロッドを後退させる必要があり、斜面に対して後側に大きな施工スペースが必要になる。これに対して、上述のように打ち込みロッドをパイプから引き抜かずにその打ち込みロッドの後側に別途の打ち込みロッドを継ぎ足して延長すると共に、既に打ち込んでいる先頭のパイプに別途のパイプを継ぎ足すようにすれば、施工現場において打ち込み方向のスペースを短縮できる。
以上のように、パイプに打ち込みロッドを挿入してその打ち込みロッドを前後に加振してパイプの先端部の先端ビットの内面を打ち込みロッドの先端部で叩くことにより、パイプを地中にスムーズ且つ真っ直ぐに打ち込んでいくことができる。
本発明の一実施形態におけるパイプ打ち込み方法に使用されるパイプであって、(a)は正面図、(b)は断面図。 同パイプ同士の連結構造を示す要部拡大図であって、(a)は連結前の状態を示す正面図、(b)は連結後の状態を示す正面図、(c)は(b)の断面図。 同パイプ打ち込み方法に使用される先端ビットであって、(a)は正面図、(b)は断面図。 同パイプ打ち込み方法に使用される先端ビットとパイプとの関係を示す断面図であって、(a)はパイプに先端ビットを装着する前の状態を示し、(b)はパイプに先端ビットを装着した状態を示す。 同パイプ打ち込み方法に使用される打ち込みロッドの要部断面図であって、(a)は打ち込みアダプタ装着前の状態を示し、(b)は打ち込みアダプタ装着後の状態を示す。 同パイプ打ち込み方法を示す一部破断線を含む正面図であって、パイプを打ち込む前の状態を示す。 同パイプ打ち込み方法におけるパイプの先端部近傍の要部拡大図であって、(a)は打ち込みロッドが前側に移動した状態を示し、(b)は打ち込みロッドが後側に移動した状態を示す。 同パイプ打ち込み方法を示す一部破断線を含む正面図であって、図6からパイプを所定長さ打ち込んだ状態を示す。 同パイプ打ち込み方法においてパイプを打ち込んでいるときの状態を示す要部拡大断面図。 同パイプ打ち込み方法を示す一部破断線を含む正面図であって、打ち込みロッドを継ぎ足した状態を示す。 同パイプ打ち込み方法を示す一部破断線を含む正面図であって、パイプを継ぎ足した状態を示す。 同パイプ打ち込み方法を示す一部破断線を含む正面図であって、継ぎ足したパイプを打ち込み始めるときの状態を示す。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法に使用される先端ビットとパイプとの関係を示す要部正面図であって、(a)はパイプに先端ビットを装着する前の状態を示し、(b)はパイプに先端ビットを装着した状態を示す。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。 本発明の他の実施形態におけるパイプ打ち込み方法の施工例を示す概略正面図。
以下、本発明の一実施形態に係るパイプ打ち込み方法について図1〜図12を参酌しつつ説明する。パイプ打ち込み方法は、各種のパイプを種々の用途に用いるために地中に打ち込む方法であるが、一例として、地中の水を外部に排出するための排水用のパイプ1を山の斜面100に打ち込む場合について説明する。
<パイプ1>
図1及び図2に排水用のパイプ1を示している。該パイプ1は、円筒状であって、例えば全長が数十cmのものであって金属製のものであり、好ましくはステンレス製である。パイプ1は一端部側に雄ネジ部10を有し、他端部側には雌ネジ部11を有していて、雄ネジ部10と雌ネジ部11との間には、ネジ部が形成されていない領域である非ネジ領域12を備えている。雄ネジ部10はパイプ1の一端部から所定長さに亘って形成されている。雌ネジ部11はパイプ1の他端部から僅かな長さ中央側によった位置から中央側に向けて所定長さに亘って形成されている。パイプ1の他端部には雌ネジ部11が形成されずに雌ネジ部11よりも径が若干大きく拡げられた受け口部13が設けられており、その受け口部13の中央側に雌ネジ部11が形成されている。
雄ネジ部10と雌ネジ部11は互いに対応関係にあって、複数のパイプ1同士の間で互いに螺合できるようになっている。即ち、図2のように一のパイプ1の雌ネジ部11に他のパイプ1の雄ネジ部10を螺合させることができ、それによってパイプ1同士を連結することができる。雄ネジ部10と雌ネジ部11はそれぞれねじ切り加工によって形成されたものではなくプレス加工によって形成されたものであり、従って、パイプ1の肉厚は雄ネジ部10においても雌ネジ部11においても元の肉厚がほぼ保たれていて略一定の肉厚となっている。従って、雄ネジ部10と雌ネジ部11においては、何れも外周面と内周面にそれぞれネジの山谷に対応した凹凸が形成されている。
雄ネジ部10の外径は、非ネジ領域12の外径よりも若干小さく、雌ネジ部11における外径は非ネジ領域12の外径と略等しい。また、受け口部13の外径は非ネジ領域12の外径よりも若干大きい。従って、パイプ1において受け口部13が最も大径となっていて雄ネジ部10が最も小径となっている。図2(b)及び図2(c)のように、左側のパイプ1の雌ネジ部11に右側のパイプ1の雄ネジ部10が螺合してパイプ1同士が連結した状態において、左側のパイプ1の受け口部13は右側のパイプ1の非ネジ領域12の径方向外側に位置する。
非ネジ領域12はパイプ1の全長のうちの大部分の長さ範囲を占めている。非ネジ領域12における壁面には、壁面を貫通する孔14が多数形成されている。該孔14は、例えば水抜き用として使用できるが、その用途は種々であってよい。孔14の形状や配置、個数は任意であるが、非ネジ領域12の全体に亘って分散して配置されていることが好ましく、本実施形態ではパイプ1の軸線方向に一定間隔毎に形成されていると共に千鳥状に配置されていて、その形状は丸形である。孔14の直径は例えば数mm程度とされる。
<先端ビット2>
パイプ1の先端部には先端ビット2が装着され、先端ビット2付きのパイプ1が地中に打設される。尚、上述したパイプ1を連結してパイプ1の全長を長くする場合には、先頭のパイプ1のみに先端ビット2が装着される。図3に先端ビット2を示している。先端ビット2は、前側の先部20とその後側の円筒部21とから構成される。先部20の形状は地中に進入しやすい形状とされ、種々のタイプであってよいが、本実施形態では先細り形状であって詳細には円錐形状となっている。円筒部21の外周面は全体が径略一定であってもよいが、本実施形態では前側に逆テーパ部21aが形成され、後側には径略一定部21bが設けられている。逆テーパ部21aにおいては後側に向けて縮径している。従って、先端ビット2は、先部20と円筒部21との境界部22において最大径となる。即ち、境界部22が最大径部となる。境界部22における外径は、パイプ1の非ネジ領域12の外径よりも大きく、パイプ1において最大径の部分である受け口部13の外径よりも大きい。尚、先端ビット2の円筒部21の外形も、パイプ1の非ネジ領域12の外径よりも大きいことが好ましく、パイプ1の受け口部13の外径よりも大きいことが好ましい。このように先端ビット2の外径はパイプ1の外径よりも大きいことが好ましく、先端ビット2の最大径部はパイプ1よりも大径であることが好ましい。
先端ビット2の円筒部21の内周面には雌ネジ部23が形成されている。該先端ビット2の雌ネジ部23には図4のようにパイプ1の雄ネジ部10が螺合する。先端ビット2の先部20は中実状である。先端ビット2の内面であって雄ネジ部10よりも前側の位置には、被打撃面24が形成されている。該被打撃面24は、軸線方向(中心線方向)に対して直交する面であって平面である。被打撃面24は、先部20と円筒部21との境界部22近傍に形成されている。先端ビット2はパイプ1の先端部に装着される。本実施形態ではパイプ1に先端ビット2を装着した状態において、先端ビット2の被打撃面24にパイプ1の端面が当接するが、離間していてもよい。尚、先端ビット2は例えば鋳鉄製とすることができる。
<打ち込みロッド3>
パイプ1の打ち込みには打ち込みロッド3が使用される。打ち込みロッド3はパイプ1の内側に挿入されて、その先端部で先端ビット2の被打撃面24を叩く。図5のように、打ち込みロッド3は外周面に雄ネジ部30が形成された円筒状のものであって、打ち込みロッド3の中心に形成された貫通孔31は打ち込みロッド3の両端において開口している。尚、打ち込みロッド3の外周面の雄ネジ部30は本実施形態では全長に亘って形成されているが、先端部のみに形成されていてもよく、全長のうち少なくとも先端部に形成されていればよい。
打ち込みロッド3の先端部には打ち込みアダプタ4が装着されることが好ましい。打ち込みアダプタ4は円筒形状のカップ状であって、打ち込みロッド3の先端部に被せられる。打ち込みアダプタ4の外径はパイプ1の内径よりも小さく、図7のようにパイプ1の内周面と打ち込みアダプタ4の外周面との間には隙間Sが形成される。打ち込みアダプタ4は、円板部40と該円板部40の周縁から軸線方向の後側に延びる筒状部41とから構成されており、打ち込みロッド3に装着された状態において、円板部40が打ち込みロッド3の前端面の前側に位置し、筒状部41が打ち込みロッド3の外周面の外側に位置する。円板部40の内面は好ましくは打ち込みロッド3の前端面に当接する。円板部40の外面(外側の端面)が先端ビット2の被打撃面24を打撃する打撃面となる。円板部40は好ましくは筒状部41よりも肉厚である。円板部40の中央部には貫通孔42が形成されていて、その貫通孔42は打ち込みロッド3の貫通孔31と同軸上となる。円板部40の貫通孔42は好ましくは打ち込みロッド3の貫通孔31と同一径である。打ち込みアダプタ4の筒状部41の内周面には雌ネジ部43が形成されており、打ち込みアダプタ4の雌ネジ部43は打ち込みロッド3の雄ネジ部30に螺合する。従って、打ち込みアダプタ4は打ち込みロッド3に対して着脱自在であって容易に交換可能である。打ち込みアダプタ4の材質は、打ち込みロッド3の材質よりも耐摩耗性に優れたものとすることが好ましく、例えば、ニッケルクロムモリブデン鋼(SNCM材)とすることができる。打ち込みロッド3の材質は、例えばS45Cとすることができ、汎用の全ネジボルトを用いることができる。
<施工>
一例として山の斜面100に排水用のパイプ1を打設する方法について説明する。尚、排水用のパイプ1の全長は施工現場の状況に応じて種々となるが、例えば2〜10mであり、従って、通常は上述のパイプ1を複数本連結して使用する。
まず、一本のパイプ1の雄ネジ部10に先端ビット2を装着する。この先端ビット2付きのパイプ1を先頭のパイプ1とする。該先頭のパイプ1には後側の開口部から打ち込みロッド3が挿入される。打ち込みロッド3の前端部には予め打ち込みアダプタ4を装着しておく。打ち込みアダプタ4を装着した打ち込みロッド3を他の打ち込みロッド3と区別する場合には先頭の打ち込みロッド3と称することにする。
図6のように打ち込みロッド3の後端部には空気供給機5と打設機6とが連結される。打設機6は打ち込みロッド3を前側に押しつつ前後に加振して、打ち込みロッド3を所定ストロークで前後に往復動させると共に軸線方向に常時回転させる。打ち込みロッド3の回転方法は、後側から軸線方向に見たときにおいて左回転である。尚、打設機6は図示しないレールの上に前後に移動可能に設置され、パイプ1も一箇所あるいは複数箇所において下側から図示しない支持部材によって支持される。空気供給機5は、いわゆるスイベルジョイントやロータリージョイントとも称される構造を有していて、内外二重構造となっており、内側部材50は打ち込みロッド3と打設機6との間に位置して打ち込みロッド3と共に前後に往復動すると共に回転する。外側部材51は筒状となっていて内側部材50に対して相対回転可能に設けられている。外側部材51にはホース52が接続され、図示しないコンプレッサからホース52を介して空気が供給される。ホース52から供給されてきた空気は外側部材51から内側部材50の図示しない内部通路を介して打ち込みロッド3の貫通孔31に送られる。尚、打設機6としては例えば削岩機を用いることができる。
打ち込みロッド3が前後に往復動することで打ち込みロッド3の先端部の打ち込みアダプタ4が先端ビット2の被打撃面24を打撃する。図7(a)は打ち込みロッド3が前進して打ち込みアダプタ4が先端ビット2の被打撃面24を叩いているときの状態であり、図7(b)は打ち込みロッド3が後退して打ち込みアダプタ4が先端ビット2の被打撃面24から後側に離れているときの状態である。打ち込みアダプタ4は図7(a)に示す前進位置と図7(b)に示す後退位置との間を前後に往復移動する。図7(b)のように打ち込みアダプタ4が先端ビット2の被打撃面24から後側に離間しているときに、打ち込みロッド3の貫通孔31を通って前側に送られてくる空気が打ち込みアダプタ4の円板部40の貫通孔31から前側に排出される。排出された空気は、図9のようにパイプ1の内周面と打ち込みアダプタ4の外周面との間の隙間Sを通って後側に流れていき、パイプ1の内周面と打ち込みロッド3の外周面との間の隙間Sを通ってパイプ1の内側を後側に向けて流れていく。そして、パイプ1の多数の孔14からパイプ1の外側に排出され、また、パイプ1の後端部からも外部に排出される。尚、打設機6に図示しないホースを繋いでそこから空気を供給してもよいが、打設機6とは別に空気供給機5を取り付けてそこから空気を供給することにより、空気の供給量を十分に確保できると共に高い空気圧が得られ、打ち込みロッド3の先端まで高い圧力で空気を送り込むことができる。
そのように空気を送り込みながら先端ビット2を叩いていくことにより、図8のように先端ビット2付きのパイプ1を山の斜面100にほぼ全長に亘って打ち込む。そこまで打ち込んだ状態で打設機6を一旦停止する。そして、打ち込みロッド3をパイプ1から引き抜かずに、打ち込みロッド3を打設機6と空気供給機5から一旦取り外す。即ち、打ち込みロッド3と打設機6及び空気供給機5との連結を解除する。そして、打設機6と空気供給機5を所定距離後退させて、図10のように、パイプ1の内側に挿入されている先頭の打ち込みロッド3の後側に別途の打ち込みロッド3を継ぎ足して延長する。継ぎ足す打ち込みロッド3は打ち込みアダプタ4を装着していないロッド単体のものである。先頭の打ち込みロッド3以外には打ち込みアダプタ4を取り付ける必要がない。尚、打ち込みロッド3同士の連結は筒状のカプラー7を用いる。カプラー7はパイプ1よりも小径のものである。但し、打ち込みロッド3同士の連結構造は任意である。
次に、図11のように継ぎ足した二番目の打ち込みロッド3に二番目のパイプ1を被せるようにして、先頭のパイプ1に二番目のパイプ1を継ぎ足す。先頭のパイプ1の雌ネジ部11に二番目のパイプ1の雄ネジ部10をねじ込むことによりパイプ1同士を容易に連結することができる。引き続き、二番目のパイプ1の後側に三番目のパイプ1を連結して、合計三本つなぎの状態とする。本実施形態では、打ち込みロッド3を一本継ぎ足すことで、二本のパイプ1を継ぎ足すことができるが、一本のパイプ1のみを継ぎ足してもよい。但し、打ち込みロッド3から後側にパイプ1がはみ出ない限りにおいてパイプ1を多く継ぎ足すことが好ましい。一回あたりに継ぎ足す打ち込みロッド3とパイプ1の本数は、打ち込みロッド3とパイプ1の長さ関係によって種々変化する。尚、打ち込みロッド3を継ぎ足す前に、先にパイプ1を継ぎ足してもよい。その場合、継ぎ足す打ち込みロッド3の先端部にはカプラー7を予め装着しておくと好ましく、カプラー7付きの打ち込みロッド3をパイプ1に挿入していって、先頭の打ち込みロッド3の後端部にカプラー7をねじ込むようにして打ち込みロッド3を継ぎ足すことができる。
そして、打ち込みロッド3とパイプ1を継ぎ足した後、後方に退避させていた打設機6と空気供給機5を前側に移動させて二番目の打ち込みロッド3の後端部に接続し、上述したのと同様にして再びパイプ1を斜面100に打ち込んでいく。この作業を順次繰り返して所定長さのパイプ1を斜面100に打ち込む。打ち込んだ後、パイプ1から打ち込みロッド3を引き出していくが、その際には、カプラー7を外しながら打ち込みロッド3を後側のものから一本ずつ取り外していくようにすることができる。
以上のように、本実施形態におけるパイプ打ち込み方法にあっては、パイプ1に打ち込みロッド3を挿入して、その打ち込みロッド3の先端部で先端ビット2の内面を後側から打撃するので、パイプ1の先端部に打撃力を直接与えることができる。従って、大きな推進力を得ることができ、パイプ1を地中に強力に打ち込んでいくことができる。そのため、地中に固い箇所が存在していても、その固い箇所にもパイプ1を打ち込んでいくことができ、深い所までパイプ1を打ち込んでいくことができる。また、先端ビット2の内面を打撃するので、パイプ1が斜めに逸れにくく、パイプ1を真っ直ぐに打ち込んでいくことができる。
また、打ち込みロッド3を回転させながら先端ビット2を打撃するので、先端ビット2に前側への衝撃と同時に回転力も付与することができ、先端ビット2の推進力がより一層向上する。しかも、打ち込みロッド3を後側から見て左回転させているので、パイプ1に右ネジ構成で螺着されている先端ビット2に、締め込み方向の回転力を付与することができ、先端ビット2とパイプ1との締結がより一層強固となる。尚、先端ビット2がパイプ1に左ネジ構成で螺着される構成であってもよい。その場合には、打ち込みロッド3を後側から見て右回転させればよい。
更に、パイプ1よりも大径の先端ビット2がパイプ1よりも先に地中に進入していくので、図9に二点鎖線で示しているように、地中にはパイプ1よりも大径の孔101が先行して開けられていくことになる。そのため、パイプ1をスムーズに打ち込むことができると共に速い速度で打ち込んでいくことができる。
また、打ち込みロッド3の内側に後側から空気を送り込むので、パイプ1内の空気圧が高まって、パイプ1の孔14から空気が外側に排出する。そのため、パイプ1の孔14から土砂がパイプ1内に進入することを防止することができ、パイプ1の詰まりが防止されて、高い排水効果が得られる。
また更に、パイプ1の雄ネジ部10と雌ネジ部11とが互いに対応関係となっているので、同じ仕様のパイプ1同士を容易に継ぎ足してパイプ1を延長していくことができる。しかも、先頭のパイプ1には別途形成された先端ビット2を螺着させればよいので、例えば、現場まで多数のパイプ1と先端ビット2をそれぞれ単体の状態で運んで、現場においてパイプ1に先端ビット2を取り付けることができる。
また、打ち込みロッド3をパイプ1から引き抜かずに該打ち込みロッド3の後側に別途の打ち込みロッド3を継ぎ足して延長したり、パイプ1の後側に別途のパイプ1を継ぎ足して延長したりすると、打ち込みロッド3を後側に大きく退避させる必要がなく、施工現場において打ち込み方向のスペースを短縮でき、特に足場の悪い山の斜面100において有効である。
尚、本実施形態では、先端ビット2をパイプ1の外周面の雄ネジ部10に装着すべく、先端ビット2の内周面に雌ネジ部23が形成された仕様であったが、図13のように先端ビット2の外周面に雄ネジ部26を形成し、先端ビット2をパイプ1の内周面の雌ネジ部11に装着する構成としてもよい。この場合、パイプ1の雌ネジ部11側が前側となり雄ネジ部10側が後側となる。また、パイプ1の雌ネジ部11に先端ビット2を螺着する構成では、先端ビット2を上述した構成よりも小径化することができる。例えば、図13のように、先端ビット2の外径をパイプ1の受け口部13の外径と略同一とすることができ、受け口部13の外径よりも小さい構成とすることも可能である。このように先端ビット2の外径をパイプ1の受け口部13の外径と略同一としたりそれよりも小さく形成したりすると、先端ビット2によって地中に空けられる孔101の大きさを最小限とすることができ、その孔101とパイプ1との間に隙間Sがほとんど存在しない状態とすることができる。そのため、パイプ1を打設した箇所の地面の高さが沈下しにくく、地面が安定しやすいという特徴がある。従って、パイプ1の打設前後において地面の高さ変化を抑制する必要のある箇所に適しており、例えば鉄道の軌道の下に打設する場合等に適している。このように先端ビット2の外径をパイプ1の外径と同径としてもよいしパイプ1の外径よりも小径としてもよい。先端ビット2をパイプ1と同径かそれよりも小径とすると、先端ビット2によって先行して開けられた孔101とパイプ1との間に強い摩擦力が生じることになる。そのため、パイプ1を補強材として利用する場合に効果が大きく、パイプ1がしっかりと地中に固定され、高い補強効果が得られる。尚、先端ビット2に雄ネジ部10を形成する場合、被打撃面24は雄ネジ部10の後端面としてもよいし、その雄ネジ部10の後端面から前側に凹部を形成してその凹部の前側の端面(底面)を被打撃面24としてもよい。
また、パイプ打ち込み方法は上述のような排水用としての用途の他、種々の用途に適用可能である。例えば、地中に打設したパイプ1を各種の支柱や補強材等として使用する用途にも適している。このようにパイプ1を支柱や補強材等に使用する用途においては、先端ビット2をパイプ1と同径かそれよりも小径としてパイプ1と地中との間に大きな摩擦力を発生させてパイプ1を強固に固定するようにしてもよい。但し、パイプ1の打ち込み時間を優先する場合には先端ビット2をパイプ1よりも大径とすることが好ましい。
例えば、落石防護柵やフェンス、植生階段等の支柱に好適である。図14のように、地面102に略垂直下方に向けて先端ビット2付きのパイプ1を打設して、そのパイプ1を支柱とすることができる。パイプ1には例えば地中に埋設する先端側の部分だけに孔14を形成しておいてよい。また、パイプ1の先端部、この先端部は下端部であって前端部でもあるが、そのパイプ1の一端部にのみ雄ネジ部10を形成してそこに先端ビット2を螺着する一方、パイプ1の基端部である他端部にはネジ部を設けないようにしてもよい。また、図15のように、必要に応じてグラウト103をパイプ1内に加圧注入してパイプ1の孔14からグラウト103を地中にしみ出させてパイプ1をより強固に固定してもよい。パイプ1の孔14から地中に漏れ出したグラウト103が基礎として機能することになり、コンクリートの基礎工程を省略できる。
そのようにして地中に打設したパイプ1を支柱とし、複数本のパイプ1同士の間に図16のようにネット104を掛け渡すことにより、落石防護柵として使用することができる。尚、図17のようにグラウト103を注入せずに使用してもよい。また、落石防護柵のみならず、フェンスや植生階段にも同様に適用でき、ガードレールにも適用可能である。
図18のように、地面102の上に舗装層105が設けられているような場合であっても適用可能であって、地中に打設したパイプ1を支柱として使用できる。例えば、地中に空洞部106がある場合にはパイプ1にセメント系固化剤107を加圧注入することによってその固化剤107をパイプ1の孔14からしみ出させて空洞部106を固化剤107で充填することも可能である。
また、斜面100の崩壊対策や表土の流出対策のための各種工法にも適用できる。例えば図19のように、ロックボルト工におけるロックボルトに代えてパイプ1を打設してそれを補強材として使用することもできる。パイプ1を地中のすべり面108よりも深い固定層109まで打設することによって、すべり面108よりも表層側の土砂の崩壊や流出を防止できる。パイプ1内にはグラウト103を加圧注入し、パイプ1の孔14から地中にグラウト103をしみ出させてパイプ1と斜面100とを固定することが好ましい。地表面にはネット110等を敷設してネット110等とパイプ1との協働によって崩壊等を防止することが好ましい。
また更に、各種の補修工にも適用可能である。例えば、図20のように石積み背面111の空洞補修にも適用できる。石積み背面111の地中に空洞部112が存在する場合に、石積み背面111を貫通するようにパイプ1を打設して、パイプ1にグラウト103やセメントミルク等を加圧注入してパイプ1の壁面の孔14からグラウト103等をしみ出させて空洞部112に充填することができる。また、図21のように老朽化したモルタル113の補修工にも適用できる。モルタル113の内部に空洞部113が存在している場合に、その空洞部113に向かってパイプ1をモルタル113に打設して、同様にパイプ1にグラウト103等を加圧注入してパイプ1の壁面の孔14からグラウト103等をしみ出させて空洞部114に充填できる。
尚、パイプ1の壁面には孔14が形成されていることが好ましいが、用途に応じて孔14の形成の有無を選択してよく、壁面に孔14が形成されていないパイプ1であってもよい。また、パイプ1を全て共通のものとして先頭に使用するパイプ1のみに先端ビット2を取り付けるようにしたが、先頭のパイプ1を専用品として準備しておいてもよい。例えば、パイプ1の先端部に別途形成した先端ビット2を溶接等によって固着しておいてもよい。また、先端ビット2をパイプ1とは別部材として構成するのではなく、パイプ1の先端部を加工することによって先端ビット2を一体的に形成してもよい。例えば、パイプ1の先端部を径方向に押し潰すして先端ビット2をパイプ1の先端部に一体的に形成してもよい。
1 パイプ
2 先端ビット
3 打ち込みロッド
4 打ち込みアダプタ
5 空気供給機
6 打設機
7 カプラー
10 雄ネジ部
11 雌ネジ部
12 非ネジ領域
13 受け口部
14 孔
20 先部
21 円筒部
21a 逆テーパ部
21b 径略一定部
22 境界部
23 雌ネジ部
24 被打撃面
26 雄ネジ部
30 雄ネジ部
31 貫通孔
40 円板部
41 筒状部
42 貫通孔
43 雌ネジ部
50 内側部材
51 外側部材
52 ホース
100 斜面
101 孔
102 地面
103 グラウト
104 ネット
105 舗装層
106 空洞部
107 固化剤
108 すべり面
109 固定層
110 ネット
111 石積み背面
112 空洞部
113 モルタル
114 空洞部
S 隙間

Claims (9)

  1. パイプを地中に打ち込む方法であって、
    先端部に先端ビットを備えたパイプの内側に打ち込みロッドを挿入し、該打ち込みロッドを前後に加振して、該打ち込みロッドの先端部で先端ビットの内面を打撃することによりパイプを地中に打ち込むことを特徴とするパイプ打ち込み方法。
  2. 打ち込みロッドをその軸線まわりに回転させながら前後に加振して先端ビットを打撃する請求項1記載のパイプ打ち込み方法。
  3. パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの先端部に右ネジ構成で螺着されており、打ち込みロッドを後側から見て左回転させながら前後に加振する請求項2記載のパイプ打ち込み方法。
  4. パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの先端部に左ネジ構成で螺着されており、打ち込みロッドを後側から見て右回転させながら前後に加振する請求項2記載のパイプ打ち込み方法。
  5. 壁面に貫通した孔が多数形成されたパイプを排水用として打ち込む方法であり、先端ビットはパイプとは別体の構成であって、先端ビットの外径はパイプの外径よりも大きい請求項1乃至4の何れかに記載のパイプ打ち込み方法。
  6. パイプと地中との間の摩擦力をパイプの固定力として利用する方法において、先端ビットはパイプとは別体の構成であって、先端ビットの外径はパイプの外径と同じかそれよりも小さい請求項1乃至4の何れかに記載のパイプ打ち込み方法。
  7. パイプの壁面には貫通した孔が形成されており、
    中空状の打ち込みロッドを使用し、該打ち込みロッドで先端ビットを打撃する際に、打ち込みロッドの内側に後側から空気を送り込み、送り込んだ空気を打ち込みロッドの先端部から排出させてパイプの内周面と打ち込みロッドの外周面との間の隙間に通す請求項1乃至6の何れかに記載のパイプ打ち込み方法。
  8. パイプの一端部側にはプレス加工によって雄ネジ部が形成されていて他端部側には一端部の雄ネジ部に対応した雌ネジ部がプレス加工によって形成されており、パイプとは別体構成の先端ビットがパイプの雄ネジ部に螺着されていて、その先端ビット付きのパイプを地中に打ち込み、その先端ビット付きのパイプの雌ネジ部に別途のパイプの雄ネジ部を螺着することにより、先端ビット付きのパイプの後側に別途のパイプを継ぎ足す請求項1乃至7の何れかに記載のパイプ打ち込み方法。
  9. 先端ビットを備えたパイプを地中に打ち込んだ後、打ち込みロッドをパイプから引き抜かずに該打ち込みロッドの後側に別途の打ち込みロッドを継ぎ足すと共に、パイプの後側に別途のパイプを継ぎ足す請求項1乃至8の何れかに記載のパイプ打ち込み方法。
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