JP2019043730A - シート処理装置およびこれを用いた画像形成システム - Google Patents

シート処理装置およびこれを用いた画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】シートに吹き付けるエアの吹き付け角度を変更可能とし、シートの積載性の向上あるいはシート同士の貼り付きの抑制を図ることができるシート処理装置およびこれを用いた画像形成システムを提供する。【解決手段】シートを排出する排出部600と、前記排出部により排出されたシートを積載する積載部と、前記排出部と前記積載部の間に設けられた送風口100cからシート排出方向に向けてエアを吹き出す送風部と、前記送風部から吹き出すエアの吹き出し方向を切り替える切替部と、少なくとも前記切替部を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、エアの吹き出し方向をエア吹き出し方向設定条件により、排出されるシートの下面方向から前記積載部に積載されたシートの上面方向までの間の所定の方向となるように決定し、前記切替部を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、シートをシート積載部に排出する際、シートにエアを吹き付けながら排出するシート処理装置およびこれを用いた画像形成システムに関する。
従来、ファンにより、排紙ローラによって排出されるシートの下方に向けてエアを吹き出し、排出されるシートの積載性を向上させるシート処理装置が提案されている(特許文献1)。
特開2012−101942号公報
しかしながら、特許文献1のシート処理装置のシート排出方法では、排出されるシートの積載性を向上することはできたが、排出されトレイ上に積載されたシートに蓄積された画像形成装置の定着部によって加えられた熱を取り除くことができなかった。このため、シート上に形成された画像の濃度によっては、積載されたシート同士が貼り付いてしまう可能性があった。
本発明の目的は、シートに吹き付けるエアの吹き付け角度を変更可能とし、シートの積載性の向上あるいはシート同士の貼り付きの抑制を図ることができるシート処理装置およびこれを用いた画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るシート処理装置は、シートを排出する排出部と、前記排出部により排出されたシートを積載する積載部と、前記排出部と前記積載部の間に設けられた送風口からシート排出方向に向けてエアを吹き出す送風部と、前記送風部から吹き出すエアの吹き出し方向を切り替える切替部と、少なくとも前記切替部を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、エアの吹き出し方向をエア吹き出し方向設定条件により、排出されるシートの下面方向から前記積載部に積載されたシートの上面方向までの間の所定の方向となるように決定し、前記切替部を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る別のシート処理装置は、シートを排出する排出部と、前記排出部により排出されたシートを積載する積載部と、前記排出部と前記積載部の間に設けられた送風口からシート排出方向に向けてエアを吹き出す送風部と、前記送風部から吹き出すエアの吹き出し方向を切り替える切替部と、少なくとも前記切替部を制御する制御部と、前記積載部へのシートの積載性を優先するモード、前記積載部に積載されたシート間の貼り付き防止を優先するモードを選択可能な設定手段と、を有し、前記制御部は、前記積載部へのシートの積載性を優先するモードを設定した場合は、排出されるシート下面へより多くエアが当たるようにエアを吹き出し、前記積載部に積載されたシート間の貼り付き防止を優先するモードを設定した場合は、前記積載部に積載されたシート上面へより多くエアが当たるようにエアを吹き出すことを特徴とする。
本発明によれば、シートに吹き付けるエアの吹き付け角度を変更可能とし、シートの積載性の向上あるいはシート同士の貼り付きの抑制を図ることができるシート処理装置およびこれを用いた画像形成システムを提供することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置の構成を説明する図 本発明の実施形態における画像形成装置のシート処理装置の構成を説明する図 シート処理装置のシート排出部構成及びシート排出動作を説明する図 シート処理装置を制御する制御部のブロック図 シート処理装置のCPUのフローチャート 第2の実施形態のシート処理装置のCPUのフローチャート シート処理装置のエア吹き出し方向設定条件を説明する図
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態における画像形成装置の概略を、図1を用いて説明する。図1において、画像形成システムは、シート給送装置304、画像形成装置300、操作部4、リーダスキャナ303、シート処理装置100により構成される。ユーザーにより操作部4あるいは不図示外部ホストPCにてシート処理設定がされ、リーダスキャナ303あるいは外部ホストPCより送られる画像情報に基づき、シートの給紙搬送、画像形成、後処理が実施され、出力された成果物がユーザーへ提供される。
この画像形成システムにおける一連の処理を、以下に説明する。シート給送装置304は、2段の給紙部311、312より構成されており、各給紙部に構成される複数枚のシートを積載する積載手段である収納庫11、372にシート束を格納し、ここから順次シート給紙を行う。
シート給送装置304の天面には、重送紙を排出するエスケープトレイ391が備えられている。満載検知センサ392は、エスケープトレイ391への排出紙の満載を検知するために設けられている。給紙動作は、各給紙部に設けられた吸着搬送部361、362により行われる。本実施形態では、エア給紙制御のため吸着搬送部361,362には不図示ファンが複数配置されている。給紙動作時には収納庫11、372内のシートに対して、搬送方向上流から、シート間にエアを送り込むようにファンが制御される。シートが捌かれると、無端ベルト内部に配置されたシート吸引用のファンにより、無端ベルトに吸い付けられて給紙搬送される。
搬送後のシートは、上給紙部311であれば上部搬送部317にて継続して搬送される。下給紙部312であれば下部搬送部318にて継続して搬送され、上部搬送部317と合流する合流搬送部319にそれぞれ継続して搬送可能に構成されている。
各搬送部には図示していないが、それぞれ搬送用のステッピングモータを有している。それらモータを搬送制御部が制御し、各搬送部に設けられたステッピングモータの駆動は機械的に伝達され各部の搬送ローラを回転させることでシート搬送を行っている。また合流搬送部319には、搬送路を挟んで対向して重送検知センサ6及び7が配置される。6が重送検知センサの発信素子であり、7が受信素子である。シート給送装置304は、画像形成装置300からのシート要求情報に従い、各収納庫のシートを順次給紙搬送する。
シート給送装置304は、画像形成装置300との受け渡し部にある搬送センサ350までシートを搬送し、シート給送装置304から画像形成装置へ受け渡し準備完了を通知する。画像形成装置300は、シート給送装置304からの準備完了を受け、受け渡し要求を通知する。シート給送装置304は、受け渡し要求の通知ごとに、順次画像形成装置へシートを1枚ずつ搬送する。シート給送装置304から繰り出されたシート先端が、画像形成装置300の最上流の搬送ローラニップに到達した時点で、画像形成装置300の搬送ローラにより引き抜かれて排出される。シート給送装置304は、画像形成装置300により要求されたシート枚数の搬送を行った時点で給紙動作を終了する。そして、シートを画像形成装置300により引き抜き排出後に動作を終了し、スタンバイ状態となる。
画像形成装置300は、前述のシート給送装置304に対して、受け渡し要求を通知すると共に、1枚ずつシートをシート給送装置304より引き抜き、順次画像形成を行う。また、画像形成装置300は、画像形成装置300内に配置された左右の収納庫373、374からもシートを1枚ずつ引き抜き、順次画像形成を行う。ユーザーにより画像形成装置に対して動作設定を行うための操作部4と、原稿画像を読み取るためのリーダスキャナ303が画像形成装置300の上部に配置されている。画像形成装置300に接続されているシート給送装置304または画像形成装置内の左右の収納庫373、374からシートを受けとった後、各搬送部を制御しシート搬送を行う。
フラッパー310は、シート給送装置304内の重送検知センサ6、7にてシートの重送を検知した場合はエスケープトレイ391へ、シートが重送していなかった場合は作像部307へと搬送路を選択する。シートが重送していた場合は、エスケープトレイ391へシートが排紙される。シートが重送していなかった場合は、画像基準センサ305でのシート検知を起点として、作像部307にて受信した画像データに基づく画像形成動作を行う。
また、エスケープトレイ391はシートのジャム発生時に給送装置304内に残留したシートの排出先としても利用される。本実施形態では、エスケープトレイ391へシートを排出するエスケープ搬送部333を画像形成装置300内に持ったが、シート給送装置304内に持っても問題は無い。また、画像形成装置300内にも搬送路を挟んで対向して重送検知センサ61及び71が配置される。61が重送検知センサの発信素子であり、71が受信素子である。本実施形態では、画像形成装置300内でシートの重送を検知した場合はエスケープトレイ391への排紙ができないので、重送ジャムとしてシートを停止させる。
画像形成部では、レーザスキャナユニット354内の半導体レーザの点灯、光量制御が実施されると共に、不図示ポリゴンミラーを回転制御するスキャナモータが制御され、画像データに基づいたレーザ光により感光体ドラム353上に潜像画像を形成する。トナーボトル351からトナーが給送される現像部352により、感光体ドラム353上の潜像画像にトナーを現像し、現像されたトナー画像を中間転写ベルト355へ感光体ドラム353より1次転写を行う。
中間転写ベルト355上に転写されたトナー画像は、シートに2次転写されることでシート上にトナー画像を形成する。2次転写位置の直前にレジ制御部306があり、転写位置直前のシートに対してシートの持つ斜行補正や、中間転写ベルト355に形成されたトナー画像とシート先端位置を微調整して合せるシート搬送制御を、シートを停止させることなく行っている。
2次転写後のシートは定着部308に搬送され、定着部308では熱と圧力とをシートに加え、トナーを溶融しシートに定着させる。定着後のシート搬送は、裏面を継続して印字する、又はシートの表裏反転が必要な場合は反転搬送部309及び両面搬送部370へ、印字終了であれば下流のシート処理装置100へシートを継続搬送する。
シート処理装置100は、画像形成装置300の下流側に接続され、画像形成後のシートに対して、操作部4にてユーザーにより設定された所望の後処理(折り、ステイプル、パンチ)を実施し、成果物が排紙トレイ136、137のいずれかへ順次出力されてユーザーへ提供される。
図2は、シート処理装置100の構成を説明する図である。図2を用いて、シート処理装置100の処理動作を説明する。シート処理装置100は、画像形成装置300から排出されたシートを順次取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、不図示の穿孔部により取り込んだシートの後端付近に孔をあけるパンチ処理を行うようになっている。
また、シート処理装置100は、シート束をステイプルするステイプル処理、製本処理等の処理を行うようになっており、シートをステイプルするステイプル処理部700及びシート束を二つ折りにして製本する中綴じ製本処理部800を備えている。
シート処理装置100は、シートを装置内部に取り込むための入口ローラ対102を備えており、画像形成装置300から排出されたシートは、入口ローラ対102に受け渡される。なお、この時、入口センサ101によりシートの受渡しタイミングも同時に検知される。
この後、入口ローラ対102により搬送されたシートは搬送パス103を通過しながら、シートの端部位置を横レジ検知センサ104により検知され、シート処理装置100のセンター(中央)位置に対してどの程度、幅方向のずれが生じているかが検知される。また、このように幅方向のずれ(以下、横レジ誤差という)が検知された後、シートはシフトローラ対105a,105bに搬送されている途中で不図示のシフトユニットが手前方向、或は奥方向に所定量移動することにより、シートのシフト動作が実施される。次に、シートは搬送ローラ対110により搬送され、バッファローラ対115に達する。
この後、上トレイ136に排出される場合は、上パス切換部材118が後述する図4に示す第1ソレノイド701aにより、シートを上パス搬送路117に導くように切り換えられる。これにより、シートは上パス搬送路117に導かれ、シート排出部600に設けられた上排紙ローラ120により上トレイ136に排出される。なお、上トレイ136に排出されるシートは、後述する中間処理トレイ138におけるステイプル処理が必要のないものであり、上述したパンチ処理を施したシート等もステイプル処理の必要がない場合には上トレイ136に排出される。
上トレイ136に排出されない場合は、上パス切換部材118が後述する図4に示す第1ソレノイド701aにより、シートを束搬送パス121に導くように切り換えられる。バッファローラ対115により搬送されたシートは、束搬送パス121に導かれ、この後、搬送ローラ122、束搬送ローラ対124により順次搬送パス内を通過していく。
次に、搬送されてきたシートを下方の積載トレイ137に排出する場合は、サドルパス切換部材125が後述する図4に示す第2ソレノイド701bにより、シートを下パス126に導くように切り換えられる。シートは下パス126に搬送され、この後、下排紙ローラ対128により中間処理トレイ138に排出される。そして、排出されたシートを、パドル131やベルトローラ129等の戻し部材により、順次積載しながら整合することにより、整合積載されたシート束に対して処理を施すためのシート積載部としての中間処理トレイ上で所定枚数のシートが整合処理される。
次に、このように中間処理トレイ上で整合処理されたシート束は、必要に応じてステイプラ132により綴じ処理が施され、この後、束排出ローラ対130により下方の積載トレイ137に排出される。
一方、シートをサドル(中綴じ)処理する場合には、サドルパス切換部材125が後述する図4に示す第2ソレノイド701bにより、シートをサドルパス133に導くように切り換えられる。これにより、シートがサドルパス133に搬送され、サドル入口ローラ対134により中綴じ製本処理部800に導かれる。
図3は、シート処理装置100のシート排出部600の構成を説明する図である。図3を用いてシート排出部600の構成を説明する。シート排出部600は、シートを排出する上排紙ローラ120と、シート排出方向下流側が高くなるように傾斜し、上排紙ローラ120により排出されたシートを積載するシート積載部である上トレイ136を備えている。なお、本実施形態において、上トレイ136のシート排出方向下流側には屈曲部136aが設けられている。
シート排出部600は、上排紙ローラ120と上トレイ136の間に設けられた送風口100cから、シート排紙方向にエアを吹き付けるための送風部である排紙ファン702とエアの吹き付け方向を不図示のルーバーモータによって切り替えるルーバー703を備えている。そして、ルーバー703の角度によりエア吹き付け方向を、排出されるシートの下面(図中A方向)とするか、シート積載部に積載されたシートの上面(図中B方向)とするか、A方向とB方向の間の任意の方向とするか切り替え可能としている。
なお、図3において、301は紙面センサであり、後述するシート処理装置100の制御部210は、紙面センサ301からの信号に基づいて上トレイ136を下降させ、上トレイ136上にある既積載シートの紙面高さを一定に保つようにしている。なお、本実施の形態では、紙面センサ301はシート積載部の上流側端部におけるシートの有無を検知する透過センサであり、図手前奥方向におけるセンサの透過、遮光でシートの有無を検知している。
そして、シート積載後、後述する図4に示す上トレイモータ302を駆動して上トレイ136を下降させ、紙面センサ301がシート無しを検知した後、上トレイモータ302を停止させることにより、最上位シートが紙面センサ301の位置で停止する。これにより、上トレイ136上にある既積載シートの紙面高さを一定に保つことができる。
図4は、シート処理装置100を制御する制御部を説明する図である。図4を用いて、シート処理装置100の制御部を説明する。シート処理装置100を駆動制御する制御部210は、図4に示すようにCPU850、ROM851、RAM852等で構成されている。制御部210は、通信IC854を介して画像形成装置300のCPU回路部206と通信してデータ交換を行い、CPU回路部206からの指示に基づきROM851に格納されている各種プログラムを実行してシート処理装置100の駆動制御を行う。
画像形成装置300のCPU回路部206は同様に、画像形成装置300に接続される全ての処理装置と通信することで画像形成システムの装置構成を認識する。さらに、画像形成装置300のCPU回路部206には図1で示した操作部4が繋がっており、シート給送装置の収納庫11、372及び画像形成装置300の収納庫373、374に格納されたシートの種類、表面性、坪量等がそれぞれ設定可能となっている。また、画像形成装置300のCPU回路部206には装置の設置環境をモニタする温湿度センサ205が接続される。
駆動制御を行う際には、制御部210に各種センサからの検出信号が取り込まれる。この各種センサとしては、既述した図2に示す入口センサ101、横レジ検知センサ104、シートを検知して搬送制御に用いられるタイミングセンサ106,109,119,123,127、紙面センサ301がある。また、制御部210にはドライバ部853が接続され、ドライバ部853は制御部210からの信号に基づき第1ソレノイド701a、第2ソレノイド701b、排紙ファン702、上トレイモータ302、ルーバー703の角度を変えるルーバーモータ704等を駆動している。
図5は、本実施形態の制御手段であるCPU850のフローチャートである。これを用いて、シート排紙方向に吹き付けるエアの吹き出し方向を、エア吹き出し方向設定条件により決定し、エアの吹き出し方向を切り替えるルーバー703を駆動するルーバーモータ704を制御するCPU850の制御方法を説明する。
まず、ジョブが開始されたか確認する(S501)。ジョブが開始されたら、画像形成システムが設置された環境の温湿度を温湿度センサ205で検出した情報を画像形成装置300から取得する(S502)。ここで画像形成システムの設置環境の温度が所定条件、図7で後述するように27℃以上且つ湿度が60%以上であればS503に進み、27℃以上且つ60%以上でなければS510に進む。
続いてS503で、シート処理装置100の上トレイ136に排出されるシートが予め設定された種類(サイズ、表面性、坪量等)のシートであるか判断する。ここでシートが予め設定された種類のシートである場合はS504に進み、そうでなければS510に進む。S504では画像形成システムを構成する装置を確認し、画像形成装置300とシート処理装置100間に他の処理装置が入っているかを確認する。ここで画像形成装置300とシート処理装置100間に他の処理装置が入っていなければS505に進み、他の処理装置が入っている場合はS510に進む。
S505に進んだ場合は、シート処理装置100の上トレイ136に排出される画像形成されたシート同士が、画像形成装置300の定着部308にて加えられた定着熱によって互いに貼り付いてしまう可能性が非常に高い。よって、シートを冷却するために上トレイ136に積載されたシートP’の上面に向かって図3中B方向にエアを吹き付けるようにルーバー703の角度を、ルーバーモータ704を駆動して切り替える。
ここで、上トレイ136に積載されたシートP’の積載高さが所定値以上になった場合にシートの貼り付きが起こるので、積載高さが所定値、例えば40mm以上になったかを上トレイ136の下降量から検出する(S506)。S506にて上トレイ136に積載されたシートP’の積載高さが40mm以上になったらS507に進み、排紙ファン702をオンして上トレイ136に積載されたシートP’を冷却する。
排紙ファン702はジョブ終了までオンし続け、ジョブが終了したら(S508)、S509にて排紙ファン702をオフして終了する。ここで、排紙ファン702はジョブ終了までオンし続けたが、上トレイ136に排紙する際の積載性が著しく劣化する場合は、シートが上排紙ローラ120により上トレイ136に排出される間はオフし、次シートが来るまでの紙間のみオンするようにしても良い。
S510に進んだ場合は、シート処理装置100の上トレイ136に排出される画像形成されたシート同士が、画像形成装置300の定着部308にて加えられた定着熱によって互いに貼り付いてしまう可能性が低い。よって、上トレイ136上への積載性を優先し、排出されるシートPの下面に向かって図3中A方向にエアを吹き付けるようにルーバー703の角度を、ルーバーモータ704を駆動して切り替える。
続いて排紙ファン702をオンして排出されるシートPの下面に、排紙ファン702からのエアを吹き付ける(S511)。これにより、シートPは、既に上トレイ136に積載されたシートP’から図3中記載のtだけ浮上した状態で、既積載シートP’に接することなく排紙口100bから排出され、積載トレイ上でのシートの整列性の低下を防ぐことができる。排紙ファン702はジョブ終了までオンし続け、ジョブが終了したら(S512)、S513にて排紙ファン702をオフして終了する。
本実施形態では、排紙ファン702からのエアの吹き付け方向を図3中A方向かB方向の2通りとしたが、A方向とB方向の間の任意の方向にエアを吹き付け可能に構成されるので、装置の設置環境、排紙されるシートの種類、画像形成システムの装置構成によってA方向とB方向の間の任意の方向を選択しても問題はない。
図7は、本実施形態の制御手段であるCPU850が、図6で説明したフローチャートで判断したエア吹き出し方向設定条件の一例を示す。これを用いて、シート排紙方向に吹き付けるエアの吹き出し方向の設定条件を説明する。図7では、画像形成システムの設置環境の温湿度が27℃以上且つ湿度が60%以上であり、シートサイズがB4以上である坪量250gsm以上のコート紙または300gsm以上の非コート紙であり、画像形成装置とシート処理装置間に他の処理装置が入っていない構成である場合のみ、エア吹き出し方向を図3中B方向とすることを示している。また、それ以外の場合は、エア吹き出し方向を図3中A方向とすることを示している。
本実施形態によるシート処理装置では、装置の設置環境、排紙されるシートの種類、画像形成システムの装置構成によってシートに吹き付けるエアの吹き付け角度を変更するので、トレイ上に排出されたシート同士の貼り付きも防止できるだけでなく、シートの積載性を向上できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図6は、本実施形態の制御手段であるCPU850のフローチャートである。これを用いてシート排紙方向に吹き付けるエアの吹き出し方向を、エア吹き出し方向設定条件により決定し、エアの吹き出し方向を切り替えるルーバー703を駆動するルーバーモータ704を制御するCPU850の制御方法を説明する。
まず、ジョブが開始されたか確認する(S601)。ジョブが開始されたら、シート処理装置100から排紙されるシートが互いに貼り付くことを防止するのを優先するのか、上トレイ136上への積載性を優先するのかを確認する(S602)。ここで、貼り付き防止を優先するか、積載性を優先するかは画像形成装置300の操作部4にて予めユーザーから設定される。貼り付き防止優先の場合はS603に進み、積載性優先の場合はS608へ進む。
S603は、シート処理装置100の上トレイ136に排出される画像形成されたシート同士が、画像形成装置300の定着部308にて加えられた定着熱によって互いに貼り付くことを防止するのを優先した状態である。よって、シートを冷却するために上トレイ136に積載されたシートP’の上面に向かって図3中B方向にエアを吹き付けるように、ルーバー703の角度をルーバーモータ704を駆動して切り替える。
ここで、上トレイ136に積載されたシートP’の積載高さが所定値以上になった場合にシートの貼り付きが起こるので、積載高さが所定値、例えば40mm以上になったかを上トレイ136の下降量から検出する(S604)。S604にて上トレイ136に積載されたシートP’の積載高さが40mm以上になったらS605に進み、排紙ファン702をオンして上トレイ136に積載されたシートP’を冷却する。
排紙ファン702はジョブ終了までオンし続け、ジョブが終了したら(S606)、S607にて排紙ファン702をオフして終了する。ここで、排紙ファン702はジョブ終了までオンし続けたが、上トレイ136に排紙する際の積載性が著しく劣化する場合は、シートが上排紙ローラ120により上トレイ136に排出される間はオフし、次シートが来るまでの紙間のみオンするようにしても良い。
S608は、排紙されるシートの上トレイ136上への積載性を優先した状態である。よって、排出されるシートPの下面に向かって図3中A方向にエアを吹き付けるようにルーバー703の角度を、ルーバーモータ704を駆動して切り替える。続いて排紙ファン702をオンして排出されるシートPの下面に、排紙ファン702からのエアを吹き付ける(S609)。
これにより、シートPは、既に上トレイ136に積載されたシートP’から図3中記載のtだけ浮上した状態で、既積載シートP’に接することなく排紙口100bから排出され、積載トレイ上でのシートの整列性の低下を防ぐことができる。排紙ファン702はジョブ終了までオンし続け、ジョブが終了したら(S610)、S611にて排紙ファン702をオフして終了する。
本実施形態では、排紙ファン702からのエアの吹き付け方向を図3中A方向かB方向の2通りとしたが、A方向とB方向の間の任意の方向にエアを吹き付け可能に構成されるので、装置の設置環境、排紙されるシートの種類、画像形成システムの装置構成によってA方向とB方向の間の任意の方向を選択しても問題はない。
第2の実施形態による画像形成装置では、シート同士の貼り付き防止を優先するか、シートの積載性を優先するかを予め設定してシートに吹き付けるエアの吹き付け角度を変更するので、効果的にトレイ上に排出されたシート同士の貼り付き防止とシートの積載性の向上を図ることができる。
100… シート処理装置
100c… 送風口
136… 上トレイ
210… 制御部
600… シート排出部
702… 排紙ファン
703… ルーバー
850… CPU

Claims (5)

  1. シートを排出する排出部と、
    前記排出部により排出されたシートを積載する積載部と、
    前記排出部と前記積載部の間に設けられた送風口からシート排出方向に向けてエアを吹き出す送風部と、
    前記送風部から吹き出すエアの吹き出し方向を切り替える切替部と、
    少なくとも前記切替部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、エアの吹き出し方向をエア吹き出し方向設定条件により、排出されるシートの下面方向から前記積載部に積載されたシートの上面方向までの間の所定の方向となるように決定し、前記切替部を制御することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記エア吹き出し方向設定条件は、排出されるシートの種類、前記排出されるシートに予め画像形成を行う画像形成システムが設置された環境の温湿度、前記画像形成システムの設置構成の少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. シートを排出する排出部と、
    前記排出部により排出されたシートを積載する積載部と、
    前記排出部と前記積載部の間に設けられた送風口からシート排出方向に向けてエアを吹き出す送風部と、
    前記送風部から吹き出すエアの吹き出し方向を切り替える切替部と、
    少なくとも前記切替部を制御する制御部と、
    前記積載部へのシートの積載性を優先するモード、前記積載部に積載されたシート間の貼り付き防止を優先するモードを選択可能な設定手段と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記積載部へのシートの積載性を優先するモードを設定した場合は、排出されるシート下面へより多くエアが当たるようにエアを吹き出し、
    前記積載部に積載されたシート間の貼り付き防止を優先するモードを設定した場合は、前記積載部に積載されたシート上面へより多くエアが当たるようにエアを吹き出すことを特徴とするシート処理装置。
  4. 前記制御部は、前記排出部、前記積載部、前記送風部および前記切替部を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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