JP2019043464A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルトのウェビングがサイドシールドに形成された凹状部内に設けられたレバーとの間の隙間内に押し込まれにくくなるようにすること。【解決手段】シートクッションの外側部を覆うアウタシールド10と、アウタシールド10に形成されたシート幅方向に凹む凹状部11内に設けられるリクライニングレバー20と、を有するシートである。アウタシールド10が、凹状部11より後側の領域にシートベルトS/BのウェビングWBがシート幅方向の外側から押し付けられる被押圧部13を有する。リクライニングレバー20が、凹状部11から被押圧部13のシート幅方向の内側の領域を通って後側へと延びる延長部位21Cを有し、延長部位21Cに被押圧部13に向かって張り出す張出部材23が設けられている。【選択図】図7

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートクッションの側部を覆うサイドシールドと、サイドシールドに形成されたシート幅方向に凹む凹状部内に設けられるレバーと、を有する乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、シートベルトの装着時に着座者の腰部を横切るウェビングが、シートクッションの外側部を覆う樹脂製のサイドシールド上に掛かる構成とされたものが知られている(特許文献1)。上記サイドシールドのウェビングの掛かる部位の前側領域には、引き上げ操作式のレバーを内部に収める凹状部が形成されている。
特開2015−209076号公報
上記従来技術では、乗物の前面衝突の発生時に、ウェビングが、着座者より受けるテンションによりサイドシールドに外側から押し付けられながら前側に摺動して凹状部内に押し込まれることがある。その際、サイドシールドがウェビングにより内側に押し撓まされることがあると、ウェビングがレバーの樹脂製の取っ手部にではなく凹状部内に潜むアーム部に押し付けられて何らかの不具合を生じさせるおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートベルトのウェビングがサイドシールドに形成された凹状部内に設けられたレバーとの間の隙間内に押し込まれにくくなるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートクッションの側部を覆うサイドシールドと、サイドシールドに形成されたシート幅方向に凹む凹状部内に設けられるレバーと、を有する乗物用シートである。サイドシールドが、凹状部より後側の領域にシートベルトのウェビングがシート幅方向の外側から押し付けられる被押圧部を有する。レバーが、凹状部から被押圧部のシート幅方向の内側の領域を通って後側へと延びる延長部位を有し、延長部位に被押圧部に向かって張り出す張出部材が設けられている。
この第1の発明によれば、乗物の前面衝突時や急ブレーキ時等の際に、シートベルトのウェビングが着座者より受けるテンションによりサイドシールドの被押圧部にシート幅方向の外側から押し付けられながら凹状部に向かって前側に摺動していくことがあっても、被押圧部が張出部材による裏支えによってシート幅方向の内側に押し撓まされにくくなっていることにより、シートベルトのウェビングを凹状部内に入り込ませにくい形に保持することができる。したがって、シートベルトのウェビングが凹状部内に設けられたレバーとの間の隙間内に押し込まれにくくなるようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。被押圧部のシート幅方向の内側面に、張出部材とシート幅方向に対向する形に突出するリブが設けられている。
この第2の発明によれば、リブによる補強により被押圧部の剛性をより高めることができ、シートベルトのウェビングを凹状部内により入り込ませにくくすることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。リブが、被押圧部に一体成形されている。
この第3の発明によれば、リブをサイドシールドの成形に合わせて被押圧部に簡便かつ強固に一体的に接合した状態に設けることができる。
第4の発明は、上述した第2又は第3の発明において、次の構成とされているものである。レバーが、シート高さ方向に動かされる操作構造とされている。リブが、シート前後方向に板状に延びる横板部とシート高さ方向に板状に延びる縦板部とを有し、縦板部が横板部よりシート幅方向の内側に突出している。
この第4の発明によれば、リブを、シート高さ方向に動かされるレバーとの引掛りを生じない形に設けることができる。
第5の発明は、上述した第1から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。張出部材が、延長部位にシート高さ方向の両側の縁部にて取り付けられる各取付部位と、各取付部位の間の中間箇所からシート幅方向の外側へと張り出す張出部位と、を有する略ハット型断面形状とされている。
この第5の発明によれば、張出部材を厚肉化することなく、張出部材を延長部位との取り付け箇所からシート幅方向に大きく張り出させた形に設けることができると共に、張出部材を曲げ剛性の高い構成とすることができる。
第6の発明は、上述した第1から第5のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。張出部材が、延長部位よりもシート高さ方向の両側に張り出して延長部位のシート高さ方向の両側の縁部と溶接される溶接部位を有する。
この第6の発明によれば、延長部位に張出部材との溶接代を長く取ることができなくても、張出部材側に長い溶接代を確保することができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 乗物の前面衝突の発生時にシートベルトのウェビングがアウタシールドに押し付けられながら前側へ摺動した状態を表した斜視図である。 アウタシールドの分解斜視図である。 図3を反対側から見た斜視図である。 リクライニングレバーのアーム部から張出部材を取り外した分解斜視図である。 図5を反対側から見た斜視図である。 アウタシールドの側面図である。 図7を反対側から見た側面図である。 図7のIX-IX線断面図である。 図7のX-X線断面図である。 図10から乗物の前面衝突の発生によりシートベルトのウェビングがアウタシールドに押し付けられながら前側へ摺動した状態を表した断面図である。 実施例2の乗物用シートの概略構成を表した分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《シート1の概略構成について》
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図11を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1の左右方向を指し、「シート高さ方向」と示す場合には、シート1の上下方向を指し、「シート前後方向」と示す場合には、シート1の前後方向を指すものとする。
本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の左側座席として構成されており、着座者の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、不図示のリクライナを介してシートクッション3の左右両サイドの後端部に連結されている。また、シートクッション3は、車両のフロア上に、図示しない左右一対のスライドレールを間に介してシート前後方向の位置を調節することができる状態に連結されている。
《アウタシールド10の構成について》
上述したシートクッション3の車両の乗降ドアに近い左側の側部には、同側部を左側から覆う樹脂製板状のアウタシールド10が組み付けられている。上述したアウタシールド10は、シートクッション3の左側の側部をシート前後方向の広い領域に亘って左側から覆うクッション被覆領域10Aと、クッション被覆領域10Aの後部領域から上向きに膨らむ形に延びて上述した不図示のリクライナによるシートバック2とシートクッション3との左側の連結部を左側から覆うバック被覆領域10Bと、を有する側面視略逆L字状を成す形に形成されている。
詳しくは、上述したアウタシールド10は、概ね、全体がシート幅方向に面を向ける板形状とされて、その前後上下の各周縁部がそれぞれ右側へ庇状に張り出す形に延ばされた形状とされている。ここで、上述したアウタシールド10が本発明の「サイドシールド」に相当する。
上述したアウタシールド10のクッション被覆領域10Aには、そのバック被覆領域10Bより前側の領域に、引き上げ操作式のリクライニングレバー20の取っ手部22を内部に収める凹状部11が形成されている。上述した凹状部11は、図3〜図7に示すように、上述したアウタシールド10のクッション被覆領域10Aの左側に面を向ける一般面部12よりも右側に凹み、かつ、上側にも開口した凹形状に形成されており、その内部に上述したリクライニングレバー20の取っ手部22を左側と上側とに露出させた状態として収める構成とされている。図3に示すように、上述した凹状部11内の後側の壁面部には、上述したリクライニングレバー20のアーム部21を後側から前側へと通す縦長状の通し孔11Aが形成されている。ここで、上述したリクライニングレバー20が本発明の「レバー」に相当する。
上述した通し孔11Aは、その内部に通されたリクライニングレバー20のアーム部21を操作前の初期の高さ位置から引き上げ操作することができるよう、シート高さ方向に延びる縦長な孔形状に形成されている。また、図1及び図7〜図8に示すように、上述したアウタシールド10のクッション被覆領域10Aにおける凹状部11より後側に外れた領域には、シートベルトS/Bの装着時に着座者の腰部を横切ってアウタシールド10の左斜め後下側へと延びるウェビングWBが左側から押し付けられるように位置する被押圧部13が形成されている。
上述した被押圧部13は、図3及び図7に示すように、上述したアウタシールド10のクッション被覆領域10Aにおけるバック被覆領域10Bよりも前側に外れた領域に形成されている。上述した被押圧部13は、図3、図7及び図10に示すように、その左側面(外側面)上の凹状部11に臨む前端部位に、シート高さ方向に筋状に延びる形となって突出する筋状突起13Aが形成された構成とされている。また、上述した被押圧部13は、図4、図8及び図10に示すように、その右側面(内側面)上の面内方向の所々の箇所からシート高さ方向やシート前後方向に筋状に延びる形となって突出するリブ13Bが形成された構成とされている。
上述した被押圧部13は、図10に示すように、その左側面(外側面)が、上述した凹状部11内に収められたリクライニングレバー20の取っ手部22よりも左側に張り出した位置にて左側に略真っ直ぐに面を向けた形となって形成されている。そして、上記被押圧部13の左側面(外側面)上の凹状部11に臨む前端部位には、上述した筋状突起13Aが、上述した凹状部11の後側の壁面部に形成された縦長状の通し孔11Aの形成領域全体とシート高さ方向の配置が重なる長尺な高さ幅を有した形となって形成されている。
また、図4に示すように、上述した被押圧部13の右側面(内側面)上に形成されたリブ13Bは、シート前後方向に板状に延びる複数の横板部13B1と、横板部13B1の上側領域や下側領域をシート高さ方向に板状に延びる複数の縦板部13B2と、によって構成されている。上述した複数の縦板部13B2は、上述した複数の横板部13B1から上側や下側に向かってシート高さ方向に真っ直ぐ延びる形状とされたものや、横板部13B1から上斜め前向きや下斜め前向きに真っ直ぐ延びる形状とされたもの、それにそれぞれの延びた先から上斜め前向きや下斜め前向き又は上斜め後ろ向きや下斜め後ろ向きに真っ直ぐ延びる形状とされたものが組み合わされて構成されている。
上述した被押圧部13は、上記のようにその右側面(内側面)上にリブ13Bが形成されていることにより、図10に示すように、上述したシートベルトS/Bの装着時にウェビングWBが左側から押し付けられる押圧力を受けても、右側(内側)に押し撓まされにくくなっている。上記構成により、被押圧部13は、図2及び図11に示すように、車両の前面衝突時や急ブレーキ時等、着座者に前側への大きな慣性作用力が掛けられて、上述したシートベルトS/BのウェビングWBが着座者より受けるテンションによりアウタシールド10に左側から押し付けられながら前側へと摺動する動きをとることがあっても、上述したリブ13Bにより補強された高い面剛性によって右側(内側)に押し撓まされにくい状態を維持すると共にその前端部位の筋状突起13Aによる案内によって、ウェビングWBを被押圧部13の前側へ抜け出る時に凹状部11内に入り込ませることなくリクライニングレバー20の取っ手部22の左側の領域へと導くことができるようになっている。
ところで、上述したリブ13Bは、図4に示すように、上述した複数の横板部13B1と複数の縦板部13B2とが互いにひと繋がり状に連続した一体形状とされて、各々の板形状が略起伏のない滑らかな形でシート前後方向やシート高さ方向に板状に延びる形となって形成されている。しかし、上述したリブ13Bは、上述した各横板部13B1よりも各縦板部13B2の方が右側(内側)へ長く突出する形となって形成されている。このような構成とされていることにより、上述したリブ13Bは、上述した被押圧部13にシートベルトS/BのウェビングWBから右側(内側)への押圧力が掛けられた状態で、上述したリブ13Bとシート幅方向に並ぶリクライニングレバー20のアーム部21がシート高さ方向に操作されても、上述したアーム部21やアーム部21に取り付けられた張出部材23に対して、各横板部13B1ではなく各縦板部13B2が先行して当てられるようになっている。それにより、各縦板部13B2のシート高さ方向に延びる形状の案内によって、リクライニングレバー20のアーム部21を、各横板部13B1に引掛けることなく、シート高さ方向にスムーズに動かすことができるようになっている。
《リクライニングレバー20の構成について》
リクライニングレバー20は、図3〜図4及び図7〜図8に示すように、上述したアウタシールド10の凹状部11に形成された通し孔11A内に後側から通されて設けられる金属製のアーム部21と、アーム部21の凹状部11内に通された先の前端部分に装着された把持部となる樹脂製の取っ手部22と、アーム部21の凹状部11から後側へ延び出る延長部位21Cの左側面(外側面)に一体的に取り付けられた張出部材23と、を有する構成となっている。
上述したアーム部21は、シート幅方向に面を向けてシート前後方向に延びる板状部材によって形成されている。上述したアーム部21は、上述したアウタシールド10の通し孔11A内に後側から通されることで、同通し孔11Aから前側へ延び出る部分がアウタシールド10の凹状部11内に通されて外側(左側)に露出した状態として設けられ、通し孔11Aから後側へ延び出る部分(延長部位21C)がアウタシールド10の内側(右側)に隠された状態として設けられるようになっている。
そして、上述したアーム部21は、その凹状部11内に通された先の前端部分に上述した樹脂製の取っ手部22が装着され、凹状部11から後側へ延び出る部分(延長部位21C)の後端部位が、不図示のシートクッション3の左側のフレーム構造に対してシート高さ方向に回転可能となる状態に軸連結されている(回転中心21A)。上記連結により、アーム部21は、その凹状部11内に露出する前端部分に装着された取っ手部22が把持されて引き上げ操作されることにより、回転中心21Aの回りに引き上げられて、その後端部分に連結された不図示のリクライナの操作部を操作して、同リクライナによるシートバック2の背凭れ角度の固定状態を解除するようになっている。
上述したアーム部21は、上述した引き上げ操作が行われる前の初期状態では、上述した不図示のフレーム構造との間に掛着されたバネの付勢力により、初期位置に押し下げられた状態として保持されるようになっている。具体的には、アーム部21は、上述した延長部位21Cの上縁箇所から内側(右側)に折り曲げられて形成された天板部位21Dが上記不図示のフレーム構造に上側から当てられて係止される位置まで押し下げられた状態として保持されるようになっている。
上述したアーム部21は、そのアウタシールド10の通し孔11A内に通される通し部位21Bから、一旦下側へ落ち込んで後側へ延び出る形状とされた延長部位21Cにかけて、シート高さ方向の中間部位が内側(右側)へ膨らむ形に絞られたビード21Eを有する形に形成されている。上記ビード21Eにより、アーム部21は、一枚の板状部材から成る構成でありながらも、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。
取っ手部22は、上述したアーム部21の凹状部11内に通された前端部分に前側から差し込まれて一体的に装着されている。上述した取っ手部22は、上述したアーム部21の凹状部11内に通された全体部分を外部に対して露出させないようにアーム部21の前端部分に深く差し込まれて装着されている。詳しくは、上述した取っ手部22は、上述したアーム部21の凹状部11内に通された部分を覆う形状に加え、同アーム部21のアウタシールド10の通し孔11A内を通って後側へと抜ける通し部位21Bも左側(外側)から連続した形で覆えるように通し孔11A内に入り込む被覆部位22Aを有した形状とされている。
上述した取っ手部22は、図7及び図10に示すように、上述したアーム部21の前端部分に装着されて凹状部11内にセットされた状態では、凹状部11内に収められた状態、すなわち、アウタシールド10の一般面部12や被押圧部13よりも形状を左側(外側)に張り出させることなく、また、アウタシールド10の上側の庇面よりも形状を上側に張り出させることなく、凹状部11内に形状を引込めた状態として設けられるようになっている。
上記構成の取っ手部22は、上述した初期状態から使用者により把持されて引き上げ操作されることにより、上述したアーム部21の回転中心21Aのまわりに凹状部11を上側に越える位置まで後側に引き上げられるようになっている。そして、上述した取っ手部22は、上述した引き上げ操作が戻されることにより、上述した不図示のバネの付勢力により操作前の初期位置の状態へと戻されるようになっている。
上記構成の取っ手部22は、図7及び図10に示すように、その凹状部11の後側の壁面部との間にシート前後方向の僅かな隙間T1が設定されており、この隙間T1の設定により凹状部11の後側の壁面部と干渉することなくスムーズにシート高さ方向に移動操作されるようになっている。しかし、上記の隙間T1は、取っ手部22と凹状部11の後側の壁面部との間に左側(外側)と上側とに開口する形となって形成されるために、そのどちらかの開口から上述したシートベルトS/BのウェビングWBが何らかの拍子に後側から入り込みうる構成となっている。
しかしながら、上述した取っ手部22は、その上述した隙間T1に臨む左後側の角面が、シート高さ方向の全域に亘って左後側に膨らむ凸曲面状に面取りされた丸面22Bとして形成されている。上記の丸面22Bは、上述した取っ手部22の後上側の角面も連続的に丸める形となるようにシート高さ方向に連続的に延びて形成されている。上記丸面22Bにより、取っ手部22は、図11に示すように、上述したシートベルトS/BのウェビングWBが車両の前面衝突時や急ブレーキ時等の際に後側から凹状部11内に入り込んで後側の角部に当てられることがあったとしても、同ウェビングWBを丸面22Bの形状に沿って左前側(外前側)に導くように移動案内して、凹状部11の後側の壁面部との間の隙間T1内に入り込ませにくくすることができるようになっている。
張出部材23は、図3〜図6に示すように、上述したアーム部21と同様に、シート幅方向に面を向けて設けられる金属製の板状部材により構成されている。上述した張出部材23は、図9に示すように、上述したアーム部21の延長部位21Cの左側面(外側面)に一体的に溶接された状態に取り付けられて、同アーム部21の延長部位21Cから左側(外側)に張り出すことで、上記アーム部21の延長部位21Cと前述したリブ13Bとの間のシート幅方向の隙間T2を詰めて、同リブ13Bの左側(外側)の被押圧部13がシートベルトS/BのウェビングWBから右側へ押圧された時に、被押圧部13が右側へ撓むことを抑制する裏支えとして機能するようになっている。
具体的には、上述した張出部材23は、図5〜図6及び上述したアーム部21の延長部位21Cよりシート高さ方向の両側に張り出して延長部位21Cの上縁箇所と下縁箇所とにアーク溶接(溶接部位23C:図9参照)されて取り付けられる各取付部位23Aと、各取付部位23Aの間の中間箇所から左側(外側)へ張り出す形に折り曲げられた張出部位23Bと、を有する略ハット型断面の形状を持つ構成とされている。
上述した各取付部位23Aは、それぞれ、上述したアーム部21の延長部位21Cにおけるビード21Eを間に挟む上下側の各左側面に面当接した状態に当てられた状態として、これら延長部位21Cの上下側の各左側面から上側と下側とに真っ直ぐ平板状に張り出した形となってセットされるようになっている。そして、上記各取付部位23Aは、それらの延長部位21Cから上下側に張り出す各面部の右側面が、同右側面に当てられている延長部位21Cの上下側の各縁箇所とそれぞれアーク溶接されて強固に一体的に取り付けられた状態とされている(溶接部位23C)。
詳しくは、上述した張出部材23は、図3〜図4に示すように、上述したアーム部21の延長部位21Cに対して、上述した天板部位21Dとシート前後方向の配置が重なる前側領域から天板部位21Dを後側に越える後側領域に至るところまでシート前後方向の広い範囲に亘って左側から当てられた状態にセットされるようになっている。しかし、上述した張出部材23は、上述した上側の取付部位23Aが、上述した天板部位21Dを後側に越えた領域部分でのみ、延長部位21Cから上側に張り出した形状とされて、同延長部位21Cの天板部位21Dより後側に位置する上縁箇所とアーク溶接されて一体的に結合された状態とされている(溶接部位23C:図9参照)。このような構成とされていることにより、張出部材23は、その上側の取付部位23Aが、同取付部位23Aとは溶接できない右側への折り曲げによるアールの付いた天板部位21Dとのシート前後方向の重複領域には形状を持たない、合理化された形状に形成された構成とされている。
張出部位23Bは、図5〜図6に示すように、上述した張出部材23のシート前後方向の全域におけるシート高さ方向の中間箇所から左側へ平板状に押し出される形となって張り出す形に折り曲げられて形成されている。上述した張出部位23Bは、図9に示すように、上述したアーム部21の延長部位21Cに左側から面当接した状態に当てられた状態とされた各取付部位23Aの間の中間箇所から左側に張り出して、その張り出した先の平板面を上述したリブ13Bとシート幅方向に対向させた状態として設けられるようになっている。上記構成により、張出部位23Bは、上述したアーム部21の延長部位21Cとリブ13Bとの間のシート幅方向の隙間T2を詰めて、同リブ13Bの左側(外側)の被押圧部13がシートベルトS/BのウェビングWBから右側へ押圧された時に、上述したアーム部21の延長部位21Cを支えとして、被押圧部13が右側へ撓むことを抑制するようになっている。
以上の構成により、上述したシートベルトS/BのウェビングWBが、車両の前面衝突の発生等によりアウタシールド10の被押圧部13に左側から押し付けられながら前側へと摺動する動きをとることがあっても、前述したアウタシールド10の被押圧部13が右側へ撓みにくくなっている作用と、被押圧部13の前端部位に形成された筋状突起13Aによる外側(左側)への案内作用と、取っ手部22の左後側の角面の丸面22Bによる外側(左側)への案内作用と、によって、凹状部11内に入り込みにくくなるように取っ手部22の外側(左側)を通って前側へと移動していくように導かれるようになっている。それにより、上述したウェビングWBは、上述した取っ手部22と凹状部11の後側の壁面部との間の隙間T1内に入り込んでリクライニングレバー20のアーム部21と干渉するような事態が生じにくくなっている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、シートクッション(3)の側部を覆うサイドシールド(10)と、サイドシールド(10)に形成されたシート幅方向に凹む凹状部(11)内に設けられるレバー(20)と、を有する乗物用シート(1)である。サイドシールド(10)が、凹状部(11)より後側の領域にシートベルト(S/B)のウェビング(WB)がシート幅方向の外側(左側)から押し付けられる被押圧部(13)を有する。レバー(20)が、凹状部(11)から被押圧部(13)のシート幅方向の内側(右側)の領域を通って後側へと延びる延長部位(21C)を有し、延長部位(21C)に被押圧部(13)に向かって張り出す張出部材(23)が設けられている。
このような構成とされていることにより、乗物の前面衝突時や急ブレーキ時等の際に、シートベルト(S/B)のウェビング(WB)が着座者より受けるテンションによりサイドシールド(10)の被押圧部(13)にシート幅方向の外側(左側)から押し付けられながら凹状部(11)に向かって前側に摺動していくことがあっても、被押圧部(13)が張出部材(23)による裏支えによってシート幅方向の内側(右側)に押し撓まされにくくなっていることで、シートベルト(S/B)のウェビング(WB)を凹状部(11)内に入り込ませにくい形に保持することができる。したがって、シートベルト(S/B)のウェビング(WB)が凹状部(11)内に設けられたレバー(20)との間の隙間(T1)内に押し込まれにくくなるようにすることができる。
また、被押圧部(13)のシート幅方向の内側面(右側面)に、張出部材(23)とシート幅方向に対向する形に突出するリブ(13B)が設けられている。このような構成とされていることにより、リブ(13B)による補強により被押圧部(13)の剛性をより高めることができ、シートベルト(S/B)のウェビング(WB)を凹状部(11)内により入り込ませにくくすることができる。
また、リブ(13B)が、被押圧部(13)に一体成形されている。このような構成とされていることにより、リブ(13B)をサイドシールド(10)の成形に合わせて被押圧部(13)に簡便かつ強固に一体的に接合した状態に設けることができる。
また、レバー(20)が、シート高さ方向に動かされる操作構造とされている。リブ(13B)が、シート前後方向に板状に延びる横板部(13B1)とシート高さ方向に板状に延びる縦板部(13B2)とを有し、縦板部(13B2)が横板部(13B1)よりシート幅方向の内側(右側)に突出している。このような構成とされていることにより、リブ(13B)を、シート高さ方向に動かされるレバー(20)との引掛りを生じない形に設けることができる。
また、張出部材(23)が、延長部位(21C)にシート高さ方向の両側の縁部にて取り付けられる各取付部位(23A)と、各取付部位(23A)の間の中間箇所からシート幅方向の外側(左側)へと張り出す張出部位(23B)と、を有する略ハット型断面形状とされている。このような構成とされていることにより、張出部材(23)を厚肉化することなく、張出部材(23)を延長部位(21C)との取り付け箇所(23A)からシート幅方向に大きく張り出させた形に設けることができると共に、張出部材(23)を曲げ剛性の高い構成とすることができる。
また、張出部材(23)が、延長部位(21C)よりもシート高さ方向の両側に張り出して延長部位(21C)のシート高さ方向の両側の縁部と溶接される溶接部位(23C)を有する。このような構成とされていることにより、延長部位(21C)に張出部材(23)との溶接代を長く取ることができなくても、張出部材(23)側に長い溶接代を確保することができる。
続いて、実施例2のシート1(乗物用シート)の構成について、図12を用いて説明する。本実施例では、アウタシールド10の被押圧部13の右側面(内側面)上に設けられて被押圧部13の右側(内側)への撓みを抑制すると共に張出部材23の張出部位23Bとシート幅方向に対面するリブが、アウタシールド10に別体で構成されて組み付けられた補強パネル14によって構成されている。ここで、上述した補強パネル14が本発明の「リブ」に相当する。上述した補強パネル14は、そのアウタシールド10の右側面部と対面する左側面部の略一帯に、形状全体の面剛性を高めるハニカム構造14Aが形成された構成とされている。上記以外の構成については、実施例1で示したシート1の構成と略同一となっているため、これらと同一の符号を付して説明を省略することとする。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートは、自動車の左側座席以外のシートにも適用することができる他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、サイドシールドは、シートクッションのアウタ側部を覆うアウタシールドの他、シートクッションのインナ側部を覆うインナシールドにも適用可能である。また、上記サイドシールドに形成される凹状部は、シート幅方向に凹む形状から成るものであればよく、必ずしも上側にも開口する形状とされたものでなくてもよい。また、サイドシールドは、金属等の樹脂以外の材料から成るものであってもよい。
また、上記凹状部内に収められて設けられるレバーは、上記実施例で示した引き上げ操作式のリクライニングレバーの他、リフタレバーやスライドレバー等の他のシート機構の操作を行うためのレバーであってもよい。また、レバーは、回転による引き上げ操作式の構造から成るものの他、シート高さ方向やシート前後方向やシート高さ方向への回転操作式やスライド操作式の構造から成るものであってもよい。また、シート幅方向への押し引き操作式の構造から成るものであってもよい。
また、張出部材は、必ずしもレバーの延長部位への取付箇所からシート幅方向の外側へ向かって平板状の形となって張り出すものに限らず、山状や波打ち状、凸湾曲状等のどのような形で張り出すものであってもよい。リブの突出形状も同様である。上記張出部材と被押圧部又はリブとの当たりは、面状の当たりの他、線状や点状の当たりであってもよい。
また、張出部材は、金属材のプレス曲げにより張出部位が形成されるものの他、鍛造品や樹脂成形品から成るものであってもよい。また、張出部材のレバーの延長部位への取り付けは、アーク溶接やスポット溶接等の溶接によるものの他、ボルトや螺子の差込み式の締結によるものや、かしめ、圧入、接着、爪嵌合等の様々な取付手段によるものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
10 アウタシールド(サイドシールド)
10A クッション被覆領域
10B バック被覆領域
11 凹状部
11A 通し孔
12 一般面部
13 被押圧部
13A 筋状突起
13B リブ
13B1 横板部
13B2 縦板部
14 補強パネル(リブ)
14A ハニカム構造
20 リクライニングレバー(レバー)
21 アーム部
21A 回転中心
21B 通し部位
21C 延長部位
21D 天板部位
21E ビード
22 取っ手部
22A 被覆部位
22B 丸面
23 張出部材
23A 取付部位
23B 張出部位
23C 溶接部位
S/B シートベルト
WB ウェビング
T1 隙間
T2 隙間

Claims (6)

  1. シートクッションの側部を覆うサイドシールドと、該サイドシールドに形成されたシート幅方向に凹む凹状部内に設けられるレバーと、を有する乗物用シートであって、
    前記サイドシールドが、前記凹状部より後側の領域にシートベルトのウェビングがシート幅方向の外側から押し付けられる被押圧部を有し、
    前記レバーが、前記凹状部から前記被押圧部のシート幅方向の内側の領域を通って後側へと延びる延長部位を有し、該延長部位に前記被押圧部に向かって張り出す張出部材が設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記被押圧部のシート幅方向の内側面に、前記張出部材とシート幅方向に対向する形に突出するリブが設けられている乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記リブが、前記被押圧部に一体成形されている乗物用シート。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の乗物用シートであって、
    前記レバーが、シート高さ方向に動かされる操作構造とされ、
    前記リブが、シート前後方向に板状に延びる横板部とシート高さ方向に板状に延びる縦板部とを有し、前記縦板部が前記横板部よりシート幅方向の内側に突出している乗物用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記張出部材が、前記延長部位にシート高さ方向の両側の縁部にて取り付けられる各取付部位と、当該各取付部位の間の中間箇所からシート幅方向の外側へと張り出す張出部位と、を有する略ハット型断面形状とされている乗物用シート。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記張出部材が、前記延長部位よりもシート高さ方向の両側に張り出して前記延長部位のシート高さ方向の両側の縁部と溶接される溶接部位を有する乗物用シート。
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