JP2019043316A - Tバールーフ型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】展開長が比較的短く、迅速に展開可能なエアバッグを備えたTバールーフ型車両を提供する。【解決手段】車幅方向に沿って延びているフロントルーフ3及びリヤルーフの少なくとも一方の車幅方向略中央部から車両前後方向に沿って延びているセンタールーフ4を備えたTバールーフ型車両1において、前記センタールーフはフレーム及びカバー42を備えており、前記フレームの車幅方向側面には、車幅方向外側へ向かって展開可能に収納された第1エアバッグ5が設けられ、前記フレームと前記第1エアバッグとを覆うように前記カバーが取り付けられている。【選択図】図2
Description
本発明はTバールーフ型車両に関する。
特許文献1に、ルーフが一時的又は常時解放される車両の乗員保護装置が記載されている。この乗員保護装置は、乗員の頭部の上方を覆うように展開されるエアバッグと、上記エアバッグに気体を供給して展開させる気体供給手段と、上記エアバッグを折り畳んだ状態に収納可能なエアバッグ収納部と、上記エアバッグへ気体を供給して展開させる展開タイミングを判定する展開タイミング判定手段とを備え、上記エアバッグが乗員の頭部の上方において後方から前方へ向かって展開するように構成されている。
本発明は、展開長が比較的短く、迅速に展開可能なエアバッグを備えたTバールーフ型車両を提供することを目的とする。
車幅方向に沿って延びているフロントルーフ及びリヤルーフの少なくとも一方の車幅方向略中央部から車両前後方向に沿って延びているセンタールーフを備えた、本発明に係るTバールーフ型車両において、前記センタールーフはフレーム及びカバーを備えており、前記フレームの車幅方向側面には、車幅方向外側へ向かって展開可能に収納された第1エアバッグが設けられ、前記フレームと前記第1エアバッグとを覆うように前記カバーが取り付けられている。
本発明によれば、エアバッグを備えたTバールーフ型車両を提供することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
図において、矢印Fは車両前後方向の前方を示し、矢印Bは車両前後方向の後方を示し、矢印Lは車両前方へ向かって車幅方向左側の方向を示し、矢印Rは車両前方へ向かって車幅方向右側の方向を示す。
図1〜図4に、Tバールーフ型車両(以下、「車両」とも呼ぶ)1を示す。Tバールーフ型車両1は、車両前方へ向かって車幅方向左側の車両側面に設けられた左サイドドア2と、車幅方向に沿って延びるフロントルーフ3と、フロントルーフ3の車幅方向略中央部から車両後方に延びているセンタールーフ4とを備えている。フロントルーフ3とセンタールーフ4とにより、T字形状のTバールーフが構成されている。
センタールーフ4は、フロントルーフ3の車幅方向略中央部から車両後方に延びているフレーム41とカバー42とを備えている(図4)。フレーム41の車幅方向左側面には、車幅方向外側へ向かって展開可能に折り畳まれて収納された上部エアバッグ5が設けられている(図2)。カバー42は、フレーム41と上部エアバッグ5とを覆うように取り付けられている。フレーム41とカバー42との間であって、上部エアバッグ5の下方には、車両下方へ向かって展開可能に折り畳まれて収納されたファーサイドエアバッグ6が配置されている(図3)。ファーサイドエアバッグは、車両の側面衝突時に、衝撃の加わった側面部から遠い側の車両用シートに着座している乗員を衝撃から保護するためのエアバッグである。
上部エアバッグ5及びファーサイドエアバッグ6の展開時にカバー42が脱落することを防ぐために、テザークリップ等(不図示)を用いてカバー42をフレーム41に取り付けることが好ましい。
ドアウインドウのない左サイドドア2のドア本体21には、ドアトリム22が取り付けられている。ドア本体21の上部とドアトリム22の上部との間には、車両上方へ向かって展開可能に折り畳まれて収納されたサイドドアエアバッグ7が配置されている(図1)。
続いて、上部エアバッグ5、ファーサイドエアバッグ6及びサイドドアエアバッグ7の展開について図5〜図8を参照しながら説明する。車両1に搭載されたECU等の制御ユニット(不図示)によりエアバッグを作動させる必要があると判断されると、インフレータ(不図示)からガスの供給を受け、上部エアバッグ5とファーサイドエアバッグ6とサイドドアエアバッグ7とが膨らみ始める。
上部エアバッグ5及びファーサイドエアバッグ6の膨張により、カバー42が車幅方向外側に押されてフレーム41から外れ、フレーム41とカバー42との間に間隙が生まれる。
上部エアバッグ5は、フレーム41とカバー42との間の車両上方の間隙から車幅方向外側(車幅方向左側)へ、センタールーフ4の車幅方向左側にある車両1の開口部を覆うようにさらに膨らみ、上部エアバッグ5の展開が完了する(図5)。このとき、上部エアバッグ5の基端部51は、フレーム41の車幅方向左側面をフレーム41の上下から抱え込んでいる(図6)。
ファーサイドエアバッグ6は、フレーム41とカバー42との間の車両下方の間隙から車両下方へ向かって展開する(図7、図8)。
サイドドアエアバッグ7の膨張により、ドアトリム22が車室側に押され、ドア本体部21とドアトリム22との間に間隙が生まれる。サイドドアエアバッグ7は、この間隙から車両上方へ向かって展開する(図6)。このとき、上部エアバッグ5の先端部52と、サイドドアエアバッグ7の先端部71とが当接し、上部エアバッグ5とサイドドアエアバッグ7とが互いに支え合う。
[効果]
以上のような実施形態によれば、センタールーフを上部エアバッグの収納部として利用することができる。さらに、上部エアバッグを車幅方向外側に展開する構成とすることで上部エアバッグの展開長を、車両後方から車両前方へ向かって展開する従来のエアバッグに比べて短くすることができる。したがって、上部エアバッグを迅速に展開することができる。Tバールーフ型車両に適したエアバッグの収納構造及び展開構成を提供することができる。
以上のような実施形態によれば、センタールーフを上部エアバッグの収納部として利用することができる。さらに、上部エアバッグを車幅方向外側に展開する構成とすることで上部エアバッグの展開長を、車両後方から車両前方へ向かって展開する従来のエアバッグに比べて短くすることができる。したがって、上部エアバッグを迅速に展開することができる。Tバールーフ型車両に適したエアバッグの収納構造及び展開構成を提供することができる。
上部エアバッグの基端部が展開時にセンタールーフのフレームを抱え込むことにより、展開時の上部エアバッグの車両上下方向のぶれを抑えることができる。
上部エアバッグとサイドドアエアバッグとが当接し、互いに支持し合うことにより、展開状態を安定化させることができる。
センタールーフを、上部エアバッグの収納部としてだけではなく、ファーサイドエアバッグの収納部としても利用することができる。
[他の形態]
センタールーフのフレームは、フロントルーフ3及び車幅方向に沿って延びているリヤルーフ(不図示)の少なくとも一方の車幅方向略中央部から車両前後方向に延びている形状とすることができる。フロントルーフ及びリヤルーフの一方とセンタールーフとにより、T字形状のTバールーフが構成されていればよい。
センタールーフのフレームは、フロントルーフ3及び車幅方向に沿って延びているリヤルーフ(不図示)の少なくとも一方の車幅方向略中央部から車両前後方向に延びている形状とすることができる。フロントルーフ及びリヤルーフの一方とセンタールーフとにより、T字形状のTバールーフが構成されていればよい。
フレームの車幅方向左側だけではなく車幅方向右側にもカバーを取り付けることができる。そして、このカバーとフレームとの間にも上部エアバッグ及びファーサイドエアバッグを収納することができる。この上部エアバッグは車幅方向外側(車幅方向右側)に展開するように構成することができる。さらに、車幅方向右側の右サイドドアにもサイドドアエアバッグを設けることができる。
上部エアバッグ、サイドドアエアバッグ及びファーサイドドアエアバッグの展開のタイミングについては、車両の衝突又はロールオーバーの発生を予知するシステム(不図示)を用いて制御することも可能である。
上部エアバッグ、サイドドアエアバッグ及びファーサイドエアバッグをそれぞれ、第1エアバッグ、第2エアバッグ及び第3エアバッグと呼ぶこともできる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
1 Tバールーフ型車両
2 左サイドドア
21 ドア本体
22 ドアトリム
3 フロントルーフ
4 センタールーフ
41 フレーム
42 カバー
5 上部エアバッグ
51 基端部
52 先端部
6 ファーサイドエアバッグ
7 サイドドアエアバッグ
71 先端部
2 左サイドドア
21 ドア本体
22 ドアトリム
3 フロントルーフ
4 センタールーフ
41 フレーム
42 カバー
5 上部エアバッグ
51 基端部
52 先端部
6 ファーサイドエアバッグ
7 サイドドアエアバッグ
71 先端部
Claims (4)
- 車幅方向に沿って延びているフロントルーフ及びリヤルーフの少なくとも一方の車幅方向略中央部から車両前後方向に沿って延びているセンタールーフを備えたTバールーフ型車両において、
前記センタールーフはフレーム及びカバーを備えており、前記フレームの車幅方向側面には、車幅方向外側へ向かって展開可能に収納された第1エアバッグが設けられ、前記フレームと前記第1エアバッグとを覆うように前記カバーが取り付けられている、Tバールーフ型車両。 - 前記第1エアバッグは、展開時に前記フレームの車幅方向側面を前記フレームの上下から抱え込む基端部を有する、請求項1に記載のTバールーフ型車両。
- サイドドアのドア本体と前記ドア本体に取り付けられたドアトリムとの間には、車両上方へ向かって展開可能に収納された第2エアバッグが配置され、
前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグの展開時に、前記第1エアバッグの先端部と前記第2エアバッグの先端部とが当接するように構成されている、請求項1又は2に記載のTバールーフ型車両。 - 前記フレームと前記カバーとの間であって、前記第1エアバッグの下方には、車両下方へ向かって展開可能に収納された第3エアバッグが配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のTバールーフ型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017167221A JP2019043316A (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | Tバールーフ型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017167221A JP2019043316A (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | Tバールーフ型車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019043316A true JP2019043316A (ja) | 2019-03-22 |
Family
ID=65813587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017167221A Pending JP2019043316A (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | Tバールーフ型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019043316A (ja) |
-
2017
- 2017-08-31 JP JP2017167221A patent/JP2019043316A/ja active Pending
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