JP2019043299A - 車両用空調装置 - Google Patents

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佐藤 誠二
Seiji Sato
誠二 佐藤
弘道 梁島
Hiromichi Yanajima
弘道 梁島
清水 隆行
Takayuki Shimizu
隆行 清水
慶典 川西
Yoshinori Kawanishi
慶典 川西
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Abstract

【課題】組付性を向上することができる車両用空調装置を提供する。【解決手段】内部に送風通路3が形成されたケース5と、ケース5に収容され送風通路3を交差する方向にスライドするスライドドア7と、スライドドア7にスライド方向に沿って設けられたラックギヤ9と、ケース5に設けられた孔部11に端部13がスライドドア7のスライド方向と直交する方向に向けて挿入されケース5に回転自在に軸支されたシャフト15と、このシャフト15に設けられラックギヤ9と噛み合うピニオンギヤ17とを備えた車両用空調装置1において、ピニオンギヤ17に、他の歯19より回転方向の歯幅が異なる少なくとも1つの目印歯21を設け、ラックギヤ9の目印歯21と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯23,23に、孔部11へのシャフト15の端部13の挿入方向に向けて延設され目印歯21と係合可能なガイド溝25を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に適用される車両用空調装置に関する。
従来、車両用空調装置としては、内部に送風通路が形成されたケースと、このケースに収容され送風通路を交差する方向にスライドするスライドドアと、このスライドドアにスライド方向に沿って設けられたラックギヤと、ケースに設けられた孔部に端部がスライドドアのスライド方向と直交する方向に向けて挿入されケースに回転自在に軸支されたシャフトと、このシャフトに設けられラックギヤと噛み合うピニオンギヤとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用空調装置では、ピニオンギヤに、他の歯より回転方向の歯幅が異なる厚歯が設けられ、この厚歯を、ラックギヤの最も外側に位置する歯に当接させることによって、ラックギヤとピニオンギヤとの噛み合い位置を規定している。
このような車両用空調装置では、ラックギヤとピニオンギヤとの噛み合い位置が規定された状態で、シャフトの端部をケースの孔部に挿入することによって、シャフトがケースに回転自在に軸支される。
特開2013−199209号公報
しかしながら、上記特許文献1のような車両用空調装置では、シャフトの端部をケースの孔部に挿入する際に、ピニオンギヤの厚歯とラックギヤの最も外側に位置する歯との当接を保持しつつ、シャフトをケースに組付ける必要があり、組付性が低下していた。
そこで、この発明は、組付性を向上することができる車両用空調装置の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、内部に送風通路が形成されたケースと、このケースに収容され前記送風通路を交差する方向にスライドするスライドドアと、このスライドドアにスライド方向に沿って設けられたラックギヤと、前記ケースに設けられた孔部に端部が前記スライドドアのスライド方向と直交する方向に向けて挿入され前記ケースに回転自在に軸支されたシャフトと、このシャフトに設けられ前記ラックギヤと噛み合うピニオンギヤとを備えた車両用空調装置であって、前記ピニオンギヤには、他の歯より回転方向の歯幅が異なる少なくとも1つの目印歯が設けられ、前記ラックギヤの前記目印歯と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯には、前記孔部への前記シャフトの端部の挿入方向に向けて延設され前記目印歯と係合可能なガイド溝が設けられていることを特徴とする。
この車両用空調装置では、ラックギヤの目印歯と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯に、孔部へのシャフトの端部の挿入方向に向けて延設され目印歯と係合可能なガイド溝が設けられているので、目印歯とガイド溝とを係合させた状態で、シャフトの端部をケースの孔部に挿入することができる。
従って、このような車両用空調装置では、目印歯とガイド溝との係合により、ラックギヤとピニオンギヤとの噛み合い位置を保持したまま、シャフトをケースに組付けることができ、組付性を向上することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用空調装置であって、前記目印歯の回転方向の歯幅は、前記ピニオンギヤの他の歯間の1.5ピッチに設定されていることを特徴とする。
この車両用空調装置では、目印歯の回転方向の歯幅が、ピニオンギヤの他の歯間の1.5ピッチに設定されているので、ピニオンギヤの複数の歯のうち1つの歯を回転方向に広げたり、ラックギヤの複数の歯のうち1つの歯を抜かすことで、容易に目印歯と一対の対向歯とを設けることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用空調装置であって、前記ガイド溝は、前記スライドドアの端面まで延設されていることを特徴とする。
この車両用空調装置では、ガイド溝が、スライドドアの端面まで延設されているので、ラックギヤがスライドドアの端面から離れている場合であっても、スライドドアの端面から目印歯とガイド溝とを係合させることができ、さらに組付性を向上することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用空調装置であって、前記ラックギヤと前記ピニオンギヤとは、前記スライドドアと前記シャフトとに複数設けられ、前記ガイド溝は、複数の前記ラックギヤを連結して設けられていることを特徴とする。
この車両用空調装置では、ガイド溝が、複数のラックギヤを連結して設けられているので、複数のラックギヤ間に目印歯が位置している場合であっても、目印歯とガイド溝とを係合させることができ、さらに組付性を向上することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用空調装置であって、前記ガイド溝は、延設方向にわたって同一の幅に設定されていることを特徴とする。
この車両用空調装置では、ガイド溝が、延設方向にわたって同一の幅に設定されているので、目印歯と回転方向に隣り合う歯とガイド溝とが干渉することがなく、ガイド溝の延設方向にわたって目印歯とガイド溝とを安定して係合させることができ、孔部へのシャフトの端部の挿入を安定化することができる。
本発明によれば、組付性を向上することができる車両用空調装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のシャフトをケースに組付けるときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のラックギヤにピニオンギヤを噛み合わせたときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のラックギヤにピニオンギヤを噛み合わせたときの側面図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のシャフトの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る車両用空調装置のスライドドアの斜視図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係る車両用空調装置について説明する。
本実施の形態に係る車両用空調装置1は、内部に送風通路3が形成されたケース5と、このケース5に収容され送風通路3を交差する方向にスライドするスライドドア7と、このスライドドア7にスライド方向に沿って設けられたラックギヤ9と、ケース5に設けられた孔部11に端部13がスライドドア7のスライド方向と直交する方向に向けて挿入されケース5に回転自在に軸支されたシャフト15と、このシャフト15に設けられラックギヤ9と噛み合うピニオンギヤ17とを備えている。
また、ピニオンギヤ17には、他の歯19より回転方向の歯幅が異なる少なくとも1つの目印歯21が設けられている。
そして、ラックギヤ9の目印歯21と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯23,23には、孔部11へのシャフト15の端部13の挿入方向に向けて延設され目印歯21と係合可能なガイド溝25が設けられている。
また、目印歯21の回転方向の歯幅は、ピニオンギヤ17の他の歯19間の1.5ピッチに設定されている。
さらに、ガイド溝25は、スライドドア7の端面まで延設されている。
また、ラックギヤ9とピニオンギヤ17とは、スライドドア7とシャフト15とに複数設けられ、ガイド溝25は、複数のラックギヤ9を連結して設けられている。
さらに、ガイド溝25は、延設方向にわたって同一の幅に設定されている。
図1に示すように、車両用空調装置1は、ケース5と、エバポレータ27と、ヒータコア29と、スライドドア7などから構成されている。
ケース5は、送風機(不図示)の下流側に配置され、内部に送風機からの送風空気が流れる送風通路3が設けられている。
この送風通路3を流通する送風空気は、デフ吹出口31と、ベント吹出口33と、フット吹出口35とに導かれ、車室内に向けて流れる。
デフ吹出口31は、車両の窓ガラスを指向する流通路(不図示)に接続され、ケース5の内部に開閉可能に設けられたデフドア37によって流量などが調整される。
ベント吹出口33は、車室内の上部空間、すなわち乗員の上半身側を指向する流通路(不図示)に接続され、ケース5の内部に開閉可能に設けられたベントフットドア39によって流量などが調整される。
フット吹出口35は、車室内の下部空間、すなわち乗員の下半身側を指向する流通路(不図示)に接続され、開閉可能に設けられたベントフットドア39によって流量などが調整される。
エバポレータ27は、ケース5内の送風通路3における送風空気流れの最上流側に配置されている。
このエバポレータ27は、送風機から流れる送風空気を全て冷却して冷風とさせる。
ヒータコア29は、ケース5内の送風通路3における送風空気流れのエバポレータ27の下流側で下方に配置されている。
このヒータコア29は、エバポレータ27を通過し、下方に分岐した冷風を暖めて温風とさせる。
このようなエバポレータ27やヒータコア29が配置された送風通路3は、冷風バイパス通路41と、冷風通路43と、温風通路45と、ミックス通路47とを備えている。
冷風バイパス通路41は、送風通路3において、エバポレータ27の送風空気流れの下流側に送風空気流れに沿って設けられ、エバポレータ27を通過し、ヒータコア29をバイパス、すなわちヒータコア29を通過しない冷風が流れる流通路となっている。
冷風通路43は、送風通路3において、エバポレータ27の送風空気流れの下流側で、ヒータコア29に向けて送風空気流れに沿って設けられ、エバポレータ27を通過し、ヒータコア29を通過しようとする冷風が流れる流通路となっている。
温風通路45は、送風通路3において、ヒータコア29の送風空気流れの下流側に上方に向けて設けられ、ヒータコア29を通過した温風が流れる流通路となっている。
ミックス通路47は、送風通路3において、冷風バイパス通路41と温風通路45との送風空気流れの下流側に設けられ、冷風バイパス通路41を流れた冷風と、温風通路45を流れた温風とが合流して混合される流通路となっている。
このミックス通路47で混合された冷風と温風とは、所定温度に調整された調整風となり、デフ吹出口31と、ベント吹出口33と、フット吹出口35とを選択的に流れる。
このようなミックス通路47に流れる冷風と温風とは、冷風バイパス通路41と冷風通路43とに跨って配置され、送風空気の流れ方向と交差する方向、すなわち送風空気を遮蔽する方向にスライドするスライドドア7によって混合率が調整される。
以下、図1〜図6を用いて車両用空調装置1におけるスライドドア7近傍の詳細な構成について説明する。
図1〜図6に示すように、スライドドア7は、断面円弧状の板状に形成され、幅方向の両側面に複数(ここでは片側の側面にスライド方向の両端に2つ設けられ全体として4つ)のスライド突起49が設けられている。
このスライドドア7は、ケース5の冷風バイパス通路41と冷風通路43とに跨ってスライドドア7のスライド軌跡に沿って設けられたスライド溝51(片側のみ図示)に、複数のスライド突起49が係合され、スライドドア7のスライドが案内される。
このようなスライドドア7の一面には、ラックギヤ9が設けられている。
ラックギヤ9は、スライドドア7の一面に、スライドドア7のスライド方向の両端にわたって設けられた複数の歯53からなり、スライドドア7の幅方向に複数列(ここでは2列)が並列に配置されている。
このラックギヤ9は、シャフト15に設けられたピニオンギヤ17と噛み合い、シャフト15の回転によりスライドドア7をスライドさせる。
シャフト15は、それぞれの端部13,13を、ケース5に設けられた孔部11(片側のみ図示)に、スライドドア7のスライド方向と直交する方向(ここではスライドドア7の幅方向)に挿入することによって、ケース5に回転自在に軸支される。
このシャフト15は、いずれか一方の端部13側にリンク機構(不図示)を介して電動モータなどの駆動源(不図示)に接続され、駆動源の作動によって回転される。
このようなシャフト15には、ピニオンギヤ17が一体回転可能に設けられている。
ピニオンギヤ17は、シャフト15と一体回転可能にシャフト15と一体的に設けられ、ラックギヤ9と噛み合い可能に周方向に設けられた複数の歯19からなり、シャフト15のラックギヤ9と対応する位置に複数(ここでは2つ)配置されている。
このピニオンギヤ17は、シャフト15の端部13をケース5の孔部11に挿入し、シャフト15をケース5に組付けることにより、スライドドア7のラックギヤ9と噛み合う。
このようなピニオンギヤ17は、シャフト15の回転により回転し、ラックギヤ9との噛み合いにより、所望温度の調整風となるように、スライドドア7を冷風バイパス通路41と冷風通路43との間でスライドさせる。
このような車両用空調装置1において、ラックギヤ9とピニオンギヤ17との噛み合い位置を規定するために、ピニオンギヤ17には目印歯21が設けられ、ラックギヤ9には一対の対向歯23,23が設けられている。
目印歯21は、ピニオンギヤ17を構成する複数の歯19のうち少なくとも1つを、回転方向の歯幅を他の歯19より広くすることによって形成されている。
この目印歯21は、複数のピニオンギヤ17にそれぞれ設けられ、複数のピニオンギヤ17をシャフト15の端部13からシャフト15の軸方向に見たときに、それぞれの目印歯21が、重なり合うようにピニオンギヤ17の回転方向の同一位置に位置するように配置されている。
このような目印歯21は、ラックギヤ9とピニオンギヤ17とが噛み合うときに、ラックギヤ9に設けられた一対の対向歯23,23間に噛み合う。
一対の対向歯23,23は、ラックギヤ9を構成する複数の歯53のうち目印歯21に噛み合う回転方向の両側に位置する歯53,53間の回転方向の幅を、他の歯53,53間の回転方向の幅より広くすることによって形成されている。
この一対の対向歯23,23は、複数のラックギヤ9にそれぞれ設けられ、複数のラックギヤ9をスライドドア7の側面からスライドドア7の幅方向に見たときに、それぞれの一対の対向歯23,23が、重なり合うようにラックギヤ9の同一位置に位置するように配置されている。
このような目印歯21を一対の対向歯23,23間に位置させることにより、スライドドア7に対してシャフト15が傾斜し、ラックギヤ9の配列方向に対してピニオンギヤ17が傾斜して配置されることがなく、ラックギヤ9とピニオンギヤ17との噛み合い位置を規定することができる。
このような目印歯21の回転方向の歯幅は、ピニオンギヤ17の他の歯19,19間の1.5ピッチに設定されている。
このように目印歯21の歯幅を設定することにより、ピニオンギヤ17に目印歯21を形成させる際に、複数の歯19のうち1つの歯19の回転方向の歯幅を回転方向に広がるように潰すことによって容易に設けることができ、ピニオンギヤ17の大幅な設計変更を伴うことがない。
これに対して、一対の対向歯23,23は、ラックギヤ9に形成される際に、複数の歯53のうち目印歯21と噛み合う部分の歯53を抜かすことで容易に設けることができ、ラックギヤ9の大幅な設計変更を伴うことがない。
このようにラックギヤ9とピニオンギヤ17との噛み合い位置を規定する目印歯21と一対の対向歯23,23とは、シャフト15をケース5に組付ける、すなわちシャフト15の端部13をケース5の孔部11に挿入する際に、噛み合わされる。
この孔部11に対するシャフト15の端部13の挿入方向は、シャフト15の回転方向と直交する方向、すなわちシャフト15の軸方向となっている。
このため、ケース5にシャフト15を組付ける際には、目印歯21と一対の対向歯23,23との噛み合い位置を保持するために、シャフト15の回転を規制しつつ、シャフト15の端部13をケース5の孔部11に挿入しなければならなかった。
そこで、ケース5にシャフト15を組付ける際に、目印歯21と一対の対向歯23,23との噛み合い位置を保持するために、一対の対向歯23,23には、ガイド溝25が設けられている。
ガイド溝25は、一対の対向歯23,23の幅方向の端面から孔部11へのシャフト15の端部13の挿入方向(ここではスライドドア7の幅方向)に向けて延設された一対のリブ55,55間に設けられている。
このガイド溝25は、目印歯21と係合可能な幅を有しており、ピニオンギヤ17がラックギヤ9上に位置していない場合であっても、すなわちケース5へのシャフト15の組付過程であっても、目印歯21と噛み合うことができる。
このようなガイド溝25を設けることにより、ケース5にシャフト15を組付ける際に、目印歯21をガイド溝25に噛み合わせ、目印歯21とガイド溝25とを係合させつつ、ガイド溝25に沿ってシャフト15の端部13をケース5の孔部11に挿入することができる。
このとき、目印歯21がガイド溝25と係合しているので、シャフト15が回転することがなく、目印歯21と一対の対向歯23,23との噛み合い位置が保持されたまま、目印歯21を一対の対向歯23,23間に向けて移動させることができる。
このようにガイド溝25を設けることにより、ラックギヤ9とピニオンギヤ17との噛み合い位置を保持しつつ、ケース5にシャフト15を組付けることができ、組付性を向上することができる。
このようなガイド溝25は、スライドドア7の幅方向の端面まで延設されている。すなわち、ガイド溝25を構成する一対のリブ55,55は、スライドドア7の幅方向の端面まで延設されている。
このようにガイド溝25をスライドドア7の端面まで延設することにより、目印歯21をスライドドア7の端面側で一対の対向歯23,23間に配置させることができ、さらに組付性を向上することができる。
加えて、ガイド溝25は、複数のラックギヤ9を連結して設けられている。すなわち、ガイド溝25を構成する一対のリブ55,55は、複数のラックギヤ9を連結して設けられている。
このようにガイド溝25を複数のラックギヤ9を連結して設けることにより、ピニオンギヤ17が複数のラックギヤ9間に位置されている場合であっても、目印歯21をガイド溝25に係合させることで、目印歯21を複数のラックギヤ9間で一対の対向歯23,23間に配置させることができ、さらに組付性を向上することができる。
ここで、ガイド溝25は、延設方向にわたって同一の幅に設定されている。すなわち、ガイド溝25を構成する一対のリブ55,55は、延設方向に向けて平行に配置されている。
例えば、目印歯21のガイド溝25への挿入性を向上させるために、ガイド溝25のスライドドア7の端面に位置する開口をテーパ面を有するように広げることが考えられる。
しかしながら、この場合、目印歯21のみがピニオンギヤ17に設けられている場合には有効であるが、目印歯21の回転方向の隣には他の歯19が位置しており、他の歯19がガイド溝25の開口の端部に干渉してしまい、目印歯21をガイド溝25に挿入することができない。
そこで、ガイド溝25を延設方向にわたって同一の幅に設定することにより、ガイド溝25とピニオンギヤ17の他の歯19とが干渉することがなく、目印歯21を一対の対向歯23,23間に安定して配置させることができる。
このような車両用空調装置1では、ラックギヤ9の目印歯21と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯23,23に、孔部11へのシャフト15の端部13の挿入方向に向けて延設され目印歯21と係合可能なガイド溝25が設けられているので、目印歯21とガイド溝25とを係合させた状態で、シャフト15の端部13をケース5の孔部11に挿入することができる。
従って、このような車両用空調装置1では、目印歯21とガイド溝25との係合により、ラックギヤ9とピニオンギヤ17との噛み合い位置を保持したまま、シャフト15をケース5に組付けることができ、組付性を向上することができる。
また、目印歯21の回転方向の歯幅は、ピニオンギヤ17の他の歯19間の1.5ピッチに設定されているので、ピニオンギヤ17の複数の歯19のうち1つの歯19を回転方向に広げたり、ラックギヤ9の複数の歯53のうち1つの歯53を抜かすことで、容易に目印歯21と一対の対向歯23,23とを設けることができる。
さらに、ガイド溝25は、スライドドア7の端面まで延設されているので、ラックギヤ9がスライドドア7の端面から離れている場合であっても、スライドドア7の端面から目印歯21とガイド溝25とを係合させることができ、さらに組付性を向上することができる。
また、ガイド溝25は、複数のラックギヤ9を連結して設けられているので、複数のラックギヤ9間に目印歯21が位置している場合であっても、目印歯21とガイド溝25とを係合させることができ、さらに組付性を向上することができる。
さらに、ガイド溝25は、延設方向にわたって同一の幅に設定されているので、目印歯21と回転方向に隣り合う歯19とガイド溝25とが干渉することがなく、ガイド溝25の延設方向にわたって目印歯21とガイド溝25とを安定して係合させることができ、孔部11へのシャフト15の端部13の挿入を安定化することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置では、ピニオンギヤに目印歯が1つ設けられているが、これに限らず、ピニオンギヤに目印歯を2つ以上設け、ラックギヤの目印歯と対応する位置に一対の対向歯を2箇所以上設けてもよい。
この場合には、ラックギヤの一対の対向歯が設けられた部分にガイド溝を設けることにより、目印歯とガイド溝とを係合することができる。
また、ラックギヤとピニオンギヤとは、それぞれ2つ設けられているが、これに限らず、ラックギヤとピニオンギヤとを1つ、或いは3つ以上設けてもよい。
1…車両用空調装置
3…送風通路
5…ケース
7…スライドドア
9…ラックギヤ
11…孔部
13…端部
15…シャフト
17…ピニオンギヤ
19…歯
21…目印歯
23…対向歯
25…ガイド溝

Claims (5)

  1. 内部に送風通路(3)が形成されたケース(5)と、このケース(5)に収容され前記送風通路(3)を交差する方向にスライドするスライドドア(7)と、このスライドドア(7)にスライド方向に沿って設けられたラックギヤ(9)と、前記ケース(5)に設けられた孔部(11)に端部(13)が前記スライドドア(7)のスライド方向と直交する方向に向けて挿入され前記ケース(5)に回転自在に軸支されたシャフト(15)と、このシャフト(15)に設けられ前記ラックギヤ(9)と噛み合うピニオンギヤ(17)とを備えた車両用空調装置(1)であって、
    前記ピニオンギヤ(17)には、他の歯(19)より回転方向の歯幅が異なる少なくとも1つの目印歯(21)が設けられ、
    前記ラックギヤ(9)の前記目印歯(21)と噛み合う回転方向の両側に位置する一対の対向歯(23,23)には、前記孔部(11)への前記シャフト(15)の端部(13)の挿入方向に向けて延設され前記目印歯(21)と係合可能なガイド溝(25)が設けられていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  2. 請求項1記載の車両用空調装置(1)であって、
    前記目印歯(21)の回転方向の歯幅は、前記ピニオンギヤ(17)の他の歯(19)間の1.5ピッチに設定されていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  3. 請求項1又は2記載の車両用空調装置(1)であって、
    前記ガイド溝(25)は、前記スライドドア(7)の端面まで延設されていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用空調装置(1)であって、
    前記ラックギヤ(9)と前記ピニオンギヤ(17)とは、前記スライドドア(7)と前記シャフト(15)とに複数設けられ、
    前記ガイド溝(25)は、複数の前記ラックギヤ(9)を連結して設けられていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用空調装置(1)であって、
    前記ガイド溝(25)は、延設方向にわたって同一の幅に設定されていることを特徴とする車両用空調装置(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080009385A (ko) * 2006-07-24 2008-01-29 한라공조주식회사 차량용 공조장치의 온도조절도어 조립구조
US20090197517A1 (en) * 2006-07-24 2009-08-06 Yoonho Wang Assembling structure of temperature-adjusting door
JP2009274708A (ja) * 2008-04-15 2009-11-26 Denso Corp 空気通路開閉装置

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