JP2019043010A - 端材分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】輪郭用スクライブラインによって脆性材料基板から機能領域を含む製品基板を分断する際に補助スクライブラインを最小の本数とすること。【解決手段】脆性材料基板30の表面に閉曲線の輪郭用スクライブライン31と外周部より輪郭用スクライブライン31に近接する2本の補助スクライブライン32,33を形成する。分断する際にまず補助スクライブライン32,33を折り曲げて亀裂を進展させ、輪郭用スクライブライン31に沿って亀裂を進展させて端材片30B1を分離し、次いで外周に残った端材片30B2をブレイクすることで、脆性材料基板30より製品基板30Aを損傷なく取り出すことができる。【選択図】図12

Description

本発明は閉曲線で囲まれた領域を分断し端材を分離して脆性材料基板の製品部分を取り出す端材分離方法に関するものである。
脆性材料基板をスクライブする場合には主として直線に沿って行われ、このスクライブラインに沿って曲げモーメントを与えることによってブレイクするようにしていた。しかし切断すべき形状が円形や楕円形状等の場合には、切断すべき形状に沿って閉曲面を形成する必要があり、その場合にスクライブラインに沿ってブレイクすることが難しいという問題点があった。
特許文献1には、基板から製品基板を切り出すため円形の閉曲線で形成される輪郭用スクライブラインを形成し、更にそのスクライブラインの周囲からスクライブラインに接触することなく接線方向に向けた補助スクライブラインを形成することが示されている。
又特許文献2にも輪郭用スクライブラインと外周の補助スクライブラインとを直交させることなく斜め方向に補助スクライブラインを形成することにより、輪郭用スクライブラインの内側にまで亀裂が達するのを防止するスクライブ方法が示されている。
特許第5171522号 特開2014−217982号公報
このように補助スクライブラインを脆性材料基板に形成する場合に、補助スクライブラインの数が多ければ製品の取り出しが容易になるが、加工に時間がかかり、切断すべき輪郭用スクライブラインの内側にも亀裂が達してしまうなど、補助スクライブラインやその延長線と輪郭用スクライブラインが接続する部分では、製品の損傷や品質の低下が生じることがあった。
又特許文献2に示されるように補助スクライブラインを輪郭用スクライブラインに対して傾けるように形成すると、基板に形成する輪郭用スクライブラインの配置によっては、輪郭用スクライブラインに沿ってブレイクすることが難しい場合があった。
本発明はこのような従来の欠点を解消するものであり、補助スクライブラインの本数を最小限として補助スクライブラインを用いて分断時に損傷なく周囲の端材を除去し、製品基板を分離できるようにすることを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の端材分離方法は、脆性材料基板に形成された閉曲線からなり内側に製品基板を含む輪郭用スクライブラインと、前記輪郭用スクライブラインの外側より前記輪郭用スクライブラインに近接する位置まで脆性材料基板に形成された補助スクライブラインと、を有する脆性材料基板から前記製品基板を除いた端材を分離する端材分離方法であって、前記補助スクライブラインを折り曲げて前記補助スクライブラインに亀裂を進展させ、前記端材を前記製品基板から離れる方向へ開き、前記補助スクライブラインから前記輪郭用スクライブラインに沿って亀裂を進展させることにより端材を分離するものである。ここで、前記輪郭用スクライブラインは少なくとも1つの曲線部分を含む形状であればよい。
ここで前記補助スクライブラインは、夫々前記脆性材料基板の外周部より形成された2本の補助スクライブラインであり、前記補助スクライブラインを折り曲げて前記輪郭用スクライブラインの一部と前記2本の補助スクライブラインに囲まれた端材片を分離させるステップを更に有するようにしてもよい。
ここで前記輪郭用スクライブラインの内側の前記製品基板を吸着固定するステップを更に有するようにしてもよい。
このような特徴を有する本発明によれば、脆性材料基板に閉曲線の輪郭用スクライブラインを形成し、その周囲に最小限の補助スクライブラインを形成している。そして補助スクライブラインから分断を開始して閉曲線に囲まれた製品基板を切り出す際に、製品基板に割れ等が生じることなく、所望の形状に分断することができるという効果が得られる。
図1は本発明の第1の実施の形態による端材分離方法に用いられる脆性材料基板に形成されたスクライブラインを示す平面図である。 図2はスクライブラインが形成された脆性材料基板とテーブルを示す平面図である。 図3はスクライブラインが形成された脆性材料基板とテーブルを示す斜視図である。 図4は本実施の形態による端材分離方法の第1ステップを示す斜視図である。 図5は本実施の形態による端材分離方法の第2ステップを示す斜視図である。 図6は本実施の形態による端材分離方法の第3ステップを示す斜視図である。 図7は本実施の形態による端材分離方法の第4ステップを示す斜視図である。 図8は本発明の第2の実施の形態による端材分離方法に用いられる脆性材料基板に形成されたスクライブラインを示す平面図である。 図9はスクライブラインが形成された脆性材料基板とテーブルを示す平面図である。 図10はスクライブラインが形成された脆性材料基板とテーブルを示す斜視図である。 図11は本実施の形態による端材分離方法の第1ステップを示す側面図である。 図12は本実施の形態による端材分離方法の第2ステップを示す斜視図である。 図13は本実施の形態による端材分離方法の第3ステップを示す斜視図である。 図14は本実施の形態の変形例による脆性材料基板とテーブルを示す斜視図である。 図15は本実施の形態の他の変形例による脆性材料基板とテーブルを示す斜視図である。 図16は本実施の形態の他の変形例による脆性材料基板とテーブルを示す斜視図である。 図17は他の変形例による端材分離方法の分離過程を示す斜視図である。
本発明の端材分離方法の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態では図1に示すように脆性材料基板10を1枚の単板の基板とする。図1に示すようにまず脆性材料基板10の中央部分に、四隅を円弧状の曲線とし、それらの間に直線部分を有した機能領域を含むほぼ長方形の製品基板10Aを切り出すため、輪郭用の閉曲線となるスクライブライン11を形成する。
次いで脆性材料基板10を輪郭用スクライブライン11の内側の製品基板10Aと外側の端材10Bとに分断するために、製品基板10Aの外側に1本の補助スクライブライン12を形成する。補助スクライブライン12は輪郭用スクライブライン11に接することなく、しかも近接する輪郭用スクライブライン11に対して垂直に脆性材料基板10の外周部近傍からスクライブライン11の1つの辺に近接する位置まで形成されている。この実施の形態では補助スクライブライン12は外周部とは接しない内切りとしているが、外周部と接する外切りであってもよい。また、輪郭用スクライブライン11と補助スクライブラインは、脆性材料基板10の上面に形成されていてもよく、後述するテーブル20に接する下面に形成されていてもよい。
次にこの脆性材料基板10から端材を分離して製品基板を取り出す端材分離方法について図2〜図7を用いて説明する。まず図2に示すように脆性材料基板10をテーブル20上に保持する。ここで輪郭用スクライブライン11に囲まれた製品基板10Aのみを吸着等によってテーブル20に固定する。又補助スクライブライン12が形成された外周部分はテーブル20の外側となるように配置する。
次いで図3に示すように補助スクライブライン12が形成された部分を矢印Aに示すようにわずかに持ち上げる。そうすればテーブル20に吸着されていない部分が上向きに湾曲し、補助スクライブライン12に近い輪郭用スクライブライン11の一部分がブレイクされる。図4ではブレイクされた部分13を太い線で示している。
更に図5に示すように補助スクライブライン12の左右の2箇所の部分を持ち上げ、矢印B,Cに示すように左右を互いに逆方向、ここでは谷折りの方向に力を加える。こうすれば脆性材料基板10の外周部は補助スクライブライン12に沿って分離されることとなる。ここで補助スクライブライン12に沿って分断するとき亀裂は輪郭用のスクライブライン11に到達するが、そのとき輪郭用スクライブライン11の補助スクライブライン12近傍は既にブレイクされたブレイク部分13であるため、製品の内側まで破断されてしまうことはない。
更に図6に示すように補助スクライブライン12の左右の2箇所の部分を更に徐々に上方に持ち上げるとともに製品基板10Aから離れる方向へ押し開き、ブレイク部分13を起点として輪郭用スクライブライン11に沿って左右より四隅の曲線部分を超えて亀裂を進展させていく。そして輪郭用スクライブライン11の両側より進展した亀裂がつながれば、図7に示すように周囲の端材10Bを分離することができ、製品基板10Aを容易に取り出すことができる。
このようにしてスクライブしておけば、補助スクライブラインを1本のみとしておいても輪郭用スクライブラインの曲線部分に沿って分断を進めることができ、損傷なく機能領域を分断することができる。
次に本発明の端材分離方法の第2の実施の形態について説明する。この実施の形態では脆性材料基板30は長方形の2枚の基板を図示しないシール部によって貼り合せた貼り合わせ基板とする。そして図8に示すようにまず脆性材料基板30の中央部分に、2箇所の湾曲部分31a,31bを有するほぼ長方形の製品基板30Aを切り出すため、輪郭用の閉曲線となるスクライブライン31を形成する。次いで脆性材料基板30より製品基板30Aと端材30Bとに分断するために、周囲に2本の補助スクライブライン32,33を形成する。補助スクライブライン32,33は輪郭用スクライブライン31の湾曲部でない頂点31c,31dに近接し、しかも輪郭用スクライブライン31の2本の直線部分の延長線上に位置するように、脆性材料基板30の外周の端材となる部分に形成する。ここでは補助スクライブライン32,33は脆性材料基板30の短辺に平行となるように形成している。補助スクライブライン32,33は輪郭用スクライブライン31に連続していてもよく、連続していなくてもよい。又脆性材料基板30の外周部と接する外切りであってもよく、接しない内切りであってもよい。輪郭用スクライブライン31,補助スクライブライン32,33は脆性材料基板30の両面から形成する。
次にこの脆性材料基板30から端材を分離して製品基板を取り出す端材分離方法について図9〜図13を用いて説明する。まず図9に示すように製品部分をテーブル40上に保持する。ここでテーブル40は吸着部分を自由に選択できるものとし、閉曲線のスクライブライン31に囲まれた製品部分のみを吸着等によってテーブル40に固定する。そして補助スクライブライン32,33が形成された端材部分はテーブル40の外側となるように配置する。
次いで図10に黒点A,Bで示す部分を保持し、図10,図11に矢印で示すように上向きに折り曲げて補助スクライブライン32,33をブレイクする。
更に図12に示すように保持した部分を左右に少し開いて徐々に上方に押し上げながら製品基板30Aから離れるように端材30Bを押し広げ、輪郭用スクライブライン31に沿って亀裂を進展させていく。そして輪郭用スクライブライン31の2箇所の湾曲部分31a,31bを越えて両側より進展した亀裂がつながれば、図13に示すように端材30Bのうちコ字状となった端材片30B1を分離することができる。
更に図13に示すように端材30Bのうち補助スクライブライン32,33の間に残った端材片30B2を下向きに折り曲げて分離する。こうすれば脆性材料基板30の外周部の全ての端材30Bは除去され、輪郭用スクライブライン31に沿って製品基板30Aが分離されることとなる。
このようにしてスクライブしておけば、補助スクライブラインを2本のみとしておいても輪郭に沿って分断を進めることができ、損傷なく機能領域を分断することができる。
又前述した各実施の形態ではテーブル20及び40は脆性材料基板10及び30より大きな長方形状のものを用いているが、いずれも分断する脆性材料基板に製品部分の形状に合わせた形状のテーブルを用いて製品部分のみを吸着固定するようにしてもよい。図14は第2の実施の形態の変形例であり、脆性材料基板30を輪郭用スクライブライン31の内側の製品基板30Aとほぼ同一の形状で、製品基板30Aよりも小さなテーブル41に配置する直前の状態を示す図である。この変形例では輪郭用スクライブライン31がテーブル41の外側に配置されるよう脆性材料基板30を配置する。分離の手順については前述した実施の形態と同様である。なお、前述した実施の形態においては外周端材30Bを除去する際にテーブル40に接触しないよう上向きに押し広げていたが、本実施の形態においては外周端材30Bを下向きに押し広げて亀裂を伸展させてもよい。外周端材30Bに加えられる力の方向は、脆性材料基板30の厚さや、輪郭用スクライブライン31が脆性材料基板30のどちらの面に形成されたかにより、適宜決定することができる。
又第2の実施の形態において、補助スクライブライン32,33は図8に示すように基板の短辺に平行なものとしているが、図15に示すように基板の長辺に平行な補助スクライブライン34,35を形成するようにしてもよい。この場合、輪郭用スクライブライン31の1つの直線部分と補助スクライブライン34,35が一直線状となる。この変形例でも、分断時には製品基板30Aとほぼ同一形状で製品基板30Aより小さいテーブル41を用いる。そして端材30Bの両側を下向きに押し下げて輪郭用スクライブライン31の一部と2本の補助スクライブライン34,35に囲まれた端材30Bの一部である端材片30B4を分離する。次いで端材30Bの残りの端材片30B3の両端を徐々に上向きに押し上げつつ左右に押し広げ、輪郭用スクライブライン31に沿って亀裂を進展させる。そして輪郭用スクライブライン31の両側より進展した亀裂がつながれば、端材片30B3を分離し、製品基板30Aを取り出すことができる。
上記の実施の形態においては、直線部分を含み少なくとも2つの角が曲線とされた輪郭用スクライブラインの脆性材料基板を例に説明したが、円や楕円など直線部分を有さない閉曲線の輪郭用スクライブ方法に対しても同様に分離することができる。この場合、補助スクライブラインは曲線の法線方向に沿って形成することが好ましい。
さらに、図16に示すように、脆性材料基板50及び輪郭用スクライブライン51の一部に製品基板側に窪んだ曲線からなる凹部が形成されていてもよい。この変形例では、脆性材料基板50は単板の基板とする。脆性材料基板50には輪郭用スクライブライン51が形成され、その内側が製品基板50A、外側が枠状の端材50Bとなっている。輪郭用スクライブライン51は凹部51aを有し、その凹部51aに対応して脆性材料基板50にも凹部50aが形成されている。言いかえれば、輪郭用スクライブラインの凹部51aの外側に所定の幅の端材片が形成されており、凹部51aの外側の端材片の幅は、例えば2〜5mmとされている。
この場合、補助スクライブラインは凹部51aを避けて形成することが好ましく、凹部51aを挟むように2箇所に補助スクライブライン52,53を設けてもよい。分断時には輪郭用スクライブライン51の凹部51aがテーブルの外側となるように、凹部51aを除く部分と同一形状の、製品基板50Aよりやや小さい長方形のテーブル60を用いる。
さてブレイク時には第1の実施の形態と同様に、補助スクライブライン52,53に夫々近接する輪郭用スクライブライン51の一部分をブレイクし、ブレイク部分54,55を形成する。続いて第2の実施の形態と同様に、補助スクライブライン52を挟んで端材片50B1となる部分の黒丸Aと端材片50B2となる部分の白丸Bの示す部分に互いに逆方向に力を加えて補助スクライブライン52をブレイクする。補助スクライブライン53についても同様に、端材片50B1となる部分の黒丸Cと端材片50B2となる部分の白丸Dの位置に互いに逆方向に力を加えて補助スクライブライン53をブレイクする。次に、2本の補助スクライブライン52,53の外側へ離れるように端材50Bを押し広げ、輪郭用スクライブライン51に沿って亀裂を進展させていく。そして輪郭用スクライブライン51の両側より進展した亀裂がつながれば、図17に示すように端材50Bのうちコ字状となった端材片50B1を分離することができる。更に端材50Bのうち、補助スクライブライン52,53の間に残った、凹部51aの外側の端材片50B2を製品基板50Aから離れる方向、すなわち凹部の内側に引っ張るように力を加えて分離する。こうすれば脆性材料基板50の外周部の全ての端材50Bは除去され、凹部を含む輪郭用スクライブライン51に沿って製品基板50Aが分離されることとなる。
尚この変形例では2本の補助スクライブラインを形成しているが、凹部の大きさ、形状によっては補助スクライブライン52,53のどちらか一方のみを形成するようにしても良い。
本発明は閉曲線を輪郭とするスクライブラインを形成し、外周部の端材を除去する場合において損傷なく機能領域を分断することができ、基板の分断に広く利用することができる。
10,30,50 脆性材料基板
10A,30A,50A 製品基板
10B,30B,50B 端材
11,31,51 輪郭用スクライブライン
12,32,33,34,35,52,53 補助スクライブライン
13,54,55 ブレイク部分
20,40,41,60 テーブル
30B1,30B2,30B3,30B4,50B1,50B2 端材片

Claims (4)

  1. 脆性材料基板に形成された閉曲線からなり内側に製品基板を含む輪郭用スクライブラインと、
    前記輪郭用スクライブラインの外側より前記輪郭用スクライブラインに近接する位置まで脆性材料基板に形成された補助スクライブラインと、を有する脆性材料基板から製品基板を除いた端材を分離する端材分離方法であって、
    前記補助スクライブラインにおいて前記脆性材料基板を折り曲げて前記補助スクライブラインに沿って亀裂を進展させ、
    前記端材を前記製品基板から離れる方向に開き、前記補助スクライブラインから前記輪郭用スクライブラインに沿って亀裂を進展させることにより前記端材を分離する端材分離方法。
  2. 前記補助スクライブラインは、夫々前記脆性材料基板の外周部より形成された2本の補助スクライブラインであり、
    前記補助スクライブラインを折り曲げて前記輪郭用スクライブラインの一部と前記2本の補助スクライブラインに囲まれた端材片を分離させるステップを更に有する請求項1記載の端材分離方法。
  3. 前記輪郭用スクライブラインの内側の前記製品基板を吸着固定するステップを更に有する請求項1又は2記載の端材分離方法。
  4. 前記製品基板を吸着固定するステップでは、前記製品基板の形状に対応した形状を有するテーブルによって前記製品を吸着固定する請求項3記載の端材分離方法。
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