JP2019042792A - 熱切断加工機及び熱切断加工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような熱切断加工機においては、板状ワークに対して切り出す複数の製品を効率良く配置するネスティングを行い、そのネスティングレイアウトで複数枚のワークを連続加工することが日常的に行われる。
しかしながら、同一ネスティングの熱切断加工を繰り返し実行すると、特定の尖塔部に他の尖塔部よりも著しい熱損傷が生じる可能性がある。
具体的には、尖塔部が溶け落ちる、逆に溶融物が尖塔部に顕著に付着する(ここでは溶融物付加も便宜的に熱損傷に含める)などである。
従って、熱損傷は、特定の尖塔部に集中させず全体の尖塔部に分散させてメンテナンス頻度を少なくすることが望まれている。
また、特許文献1及び特許文献2に記載された技術においては、尖塔部の形状や位置(座標)を正確に把握できていることを前提にしている。
しかしながら、実際には、スキッド板は湾曲して設置され、切断による熱の影響で歪みが生じて湾曲状態が変化し、メンテナンス等でユーザによって交換される際に選択される材料によって厚みが異なる、などの理由により、尖塔部の位置(座標)は定まらない場合がある。
そのため、スキッド板及びその尖塔部の位置を正確に把握することは困難であり、特許文献1及び特許文献2に記載された技術は、必ずしも現実的なものではない。
1) ワークを支持するための複数の尖塔部を、複数のスキッド板又は剣山ピンのワーク支持部として有するワークテーブルと、
前記ワークテーブルの前記複数の尖塔部の上にワークを載置する載置ユニットと、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、前記ワークを、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置に載置する基本モードと、前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、を少なくとも1回ずつ実行するよう制御する制御部と、
を備えた熱切断加工機である。
2) 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記所定方向は、前記第1の方向であることを特徴とする1)に記載の熱切断加工機である。
3) 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記制御部は、ネスティングレイアウトにおける、前記第1の方向に切断する第1切断経路長と前記第1の方向に直交する第2の方向に切断する第2切断経路長とを求め、前記第1切断経路長と前記第2切断経路長との長短に応じて前記所定方向を設定することを特徴とする1)に記載の熱切断加工機である。
4) 前記複数のワーク支持部は、所定のピッチで並設されており、
前記所定の距離は、前記所定のピッチ未満であることを特徴とする2)又は3)記載の熱切断加工機である。
5) ワークを支持するための複数の尖塔部を、所定のピッチで並設された複数のスキッド板又は剣山ピンのワーク支持部として有するワークテーブルと、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、前記複数枚のワークの内の1枚を前記ワークテーブルの第1の位置に載置すると共に、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置を前記ネスティングレイアウトの原点として熱切断加工する基本モードと、前記複数枚のワークの内の他の1枚を前記ワークテーブルの前記第1の位置に載置すると共に、前記ネスティングレイアウトの原点を、前記基本位置に対し所定方向に前記所定のピッチ未満の所定の距離ずれたシフト位置にして熱切断加工するシフトモードと、を、少なくとも1回ずつ実行するように制御する制御部と、
を備えた熱切断加工機である。
6) 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記所定方向は、前記第1の方向であることを特徴とする4)に記載の熱切断加工機である。
7) 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記制御部は、ネスティングレイアウトにおける、前記第1の方向に切断する第1切断経路長と前記第1の方向に直交する第2の方向に切断する第2切断経路長とを求め、前記第1切断経路長と前記第2切断経路長との長短に応じて前記所定方向を設定することを特徴とする5)に記載の熱切断加工機である。
8) 前記制御部は、前記所定の距離を、前記複数枚の数に応じて設定することを特徴とする1)〜7)のいずれか一つに記載の熱切断加工機である。
9) ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを、一枚ずつ複数のスキッド板の上に載置して熱切断加工する熱切断加工方法であって、
前記ワークを、予め設定した基本位置に載置する基本モードと、
前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、を、
少なくとも1回ずつ実行して熱切断加工を行うことを特徴とする熱切断加工方法である。
10) ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを、一枚ずつ所定のピッチでワークテーブルに並設された複数の尖塔部の上に載置して熱切断加工する熱切断加工方法であって、
前記複数枚のワークの内の1枚を前記複数の尖塔部上の第1の位置に載置すると共に、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置を前記ネスティングレイアウトの原点として熱切断加工する基本モードと、
前記複数枚のワークの内の他の1枚を前記複数の尖塔部上の前記第1の位置に載置すると共に、前記ネスティングレイアウトの原点を、前記基本位置に対し所定方向に前記所定のピッチ未満の所定の距離ずれたシフト位置にして熱切断加工するシフトモードと、を、
少なくとも1回ずつ実行して熱切断加工を行うことを特徴とする熱切断加工方法である。
11) ワークを支持するための複数の尖塔部を有するワークテーブルと、
前記ワークテーブルの前記複数の尖塔部の上にワークを載置する載置ユニットと、
を備え、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、
前記ワークを、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置に載置する基本モードと、
前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、
を少なくとも1回ずつ実行することを特徴とする熱切断加工機である。
フレーム3は、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能なレーザ加工ヘッド5を備えている。レーザ加工ヘッド5は、下方先端のノズル5aから下方にレーザ光を照射する。
載置ユニット12は、加工機本体51Aからベース基台11上に移動してきたワークテーブル2(二点鎖線)のワーク支持部2aに対し、外部から搬送され吸着支持したワークWを、所定の位置に載置する。また、載置ユニット12は、加工後のスケルトンの吸着搬出も行うようになっている。
ワークテーブル2は、ワークを支持するための細長い板状の支持部材であるスキッド板7が、上下左右方向に延びる姿勢で複数枚並設されている。
詳しくは、複数のスキッド板7は、前後方向(第1の方向とも称する)に、所定のピッチPtbで離隔並設されている。
図2において、スキッド板7は、次に説明する尖塔部7cに対応した破線で示されている。
スキッド板7は、金属の薄板状であって、ワークテーブル2に着脱可能に装着される基部7aと、基部7aの上方に形成された鋸歯状の尖塔群部7bと、を有する。
尖塔群部7bは、細長い二等辺三角形形状を呈しその対称軸を上下方向とするる尖塔部7cが、左右方向に所定のピッチPta(例えば16mm)で複数成された部位である。尖塔部7cの先端部位7c1は、R付(例えばR=1mm)されている。
スキッド板7は、ワークテーブル2に装着された状態で、先端部位7c1の先端高さがパスラインPL位置に揃うようになっている。
スキッド板7は、全長に対し厚さが薄いため、上面視で若干湾曲した状態で設置されている、
これは、例えばスキッド板が直状に設置されていると、切断経路が左右方向の直線状とされた切断加工で、スキッド板の位置と切断経路とが完全に重なってしまう場合が生じ、重なったスキッド板の尖塔部の熱損傷が顕著に生じる。
この熱損傷を極力避けるために、スキッド板は湾曲設置されるのが一般的である。図2では、スキッド板の湾曲程度を誇張して記載してある。
そして、ワークテーブル2には、NC制御部6によって、ワークを載置支持する領域として、原点位置P1を前右の角部とするX軸−Y軸で囲まれた長方形のワーク支持領域ARaが設定されている。
ここにおいてワークWは、長方形の外形を有し、予め切り出す6個の製品Mをネスティングしたものとする(製品Mの切断経路が一点鎖線で示されている)。
製品Mは、隣接する2角がC面取りされた略長方形の外形を有し、二つの丸孔を有するものである。
製品Mのネスティングレイアウト上の姿勢は、その外形辺がワークWの外形辺に平行とされている。
NC制御部6は、ワークWの一つの角部を、ワーク原点位置WP1として認識する。
以下の説明の便宜のため、図4における左下の製品Mを、特定のため製品M1とも称する。
基本載置モードは、ワークWの各辺をX軸又はY軸に平行とし、ワーク原点位置WP1を、ワーク支持領域ARaの原点位置P1と合致させて載置するモードである。この基本載置モードにおいて、製品M1の切断経路とスキッド板7とが交差する位置に黒丸を付してある。
シフト載置モードは、ワークWの各辺をX軸又はY軸に平行とし、ワーク原点位置WP1を、ワーク支持領域ARaの原点位置P1に対し、X軸の後方に所定のシフト距離dだけずらして載置するモードである。
このシフト載置モードにおいて、製品M1の切断経路とスキッド板7とが交差する位置に図5と同様に黒丸を付してある。
これら全ての黒丸の位置が、スキッド板7において基本載置モードとシフト載置モードとで完全に一致する可能性は小さく、ほとんどの場合で異なる。
例えば、ワークWが大型サイズの場合、ワーク支持領域ARaからのはみ出しを防ぐ意味でシフト距離dがピッチPtb未満であることが望ましい。
また、ワークWが小型サイズの場合は、シフト距離dをピッチPtbを越える値にして、ワーク支持領域ARa全体で尖塔部7cの熱損傷の分散化を図ることが望まれる。
また、シフト距離dがピッチPtbと等しいと、切断経路とスキッド板7との交差位置が同じになってしまうので、それは避ける必要がある。
また、NC制御部6は、シフト載置モードを実行すると判断した場合に、加工枚数Nに応じてシフト距離dを設定するものであってよい。
載置モードを決定する具体的手順の手順例1を、図7及び図8に示されるフローにより説明する。
まず、図7に示されるように、NC制御部6は、同一ネスティングでの加工枚数Nが2以上か否かを判定し(S1)、否でNが1枚のときは、基本載置モードでワークWを載置する、と判定し(S2)、Nが複数枚のとき(Yes)は、手順Aを実行するよう判定する(S3)。
NC制御部6は、次に加工するワークWが、全体の加工枚数Nの何枚目か、に対応するkについて、まず1枚目としてk=1とする(SA1)。
ここでkは、1≦k≦N(k:整数)である。
kがNを越えていない場合、kが偶数か否か(奇数か)を判定し(SA3)、偶数(Yes)の場合にシフト載置モードとし(SA4)、奇数(No)の場合に基本載置モードを選択するよう判定する(SA5)。
次いで、k=k+1とし(SA6)、ステップ(SA2)へ戻る。
そして、製品M1における、特にY軸に平行な切断経路は、スキッド板7との位置が基本載置モードとシフト載置モードとの一方で仮に重なっていても、他方ではずれるようになる。
従って、スキッド板7の尖塔部7cの熱損傷は分散化される。そのため、特定の尖塔部7cに熱損傷が集中する可能性は低下する。
そのため、スキッド板7において熱損傷を受ける尖塔部7cの数は、約半分になる。
まず手順例2を、説明する。
加工枚数Nが比較的大きくない場合(例えば5枚程度)であれば、NC制御部6は、シフト距離dを次のように設定する。
そして、k枚目の加工におけるシフト距離d(k)を、
d(k)=d1×(k−1)=(Ptb/N)×(k−1)
と設定する。これにより、尖塔部7cの熱損傷の分散化が最大限に図れる。
加工枚数Nが比較的大きい場合、手順例2を用いると、基本シフト距離d1が小さくなりすぎて、載置精度的に追従できなくなる虞がある。
そこで、NC制御部6は、同一のシフト距離を複数回(Q回)実施することを許容する手順例3を実行してもよい。
ここでは、繰り返し回数Q(1≦Q≦Nなる正の整数)は、NC制御部6に予め設定しておくものとし、また、作業者が変更設定可能なものとする。
d2=Ptb/〔INT(N/Q)〕・・・(式1)
と設定する。INT(N/Q)は、加工枚数Nを繰り返し回数Qで除したときの商に相当する。
そして、k枚目のワークWの加工におけるシフト距離d(k)を、kをINT(N/Q)で除したときの余りを示すk%INT(N/Q)を用いて、
k1=k%INT(N/Q)とし、
d(k)=d2×(k1−1)
=〔Ptb×(k%INT(N/Q)−1〕・・・(式2)
と設定する。
ここでは、スキッド板7の並設のピッチPtbが110mm、加工枚数Nが22枚で、繰り返し回数Qを4と設定した場合を説明する。
(式1)から、基本シフト距離d2は、
d2=110/5=22mmとなる。
(式2)から、
d(1)=22×(1−1)=0
d(2)=22×(2−1)=22(mm)
d(3)=22×(3−1)=44(mm)
d(4)=22×(4−1)=66(mm)
d(5)=22×(5−1)=88(mm)
d(6)=22×(1−1)=0(mm)
・・・
d(22)=22×(2−1)=22(mm)
となる。
シフト載置モードにおけるシフト方向を、これらのいずれの方向にするかの判定を、NC制御部6は、切り出す製品Mの切断経路における、X軸に平行な直線長Lx,Y軸に平行な直線長Ly,及びX軸Y軸に斜交する直線及び曲線の斜交線長Lxyの長短に基づいて設定する。
NC制御部6は、切り出す製品Mの切断経路における、X軸に平行な直線長Lx,Y軸に平行な直線長Ly,及びX軸Y軸に斜交する直線及び曲線の斜交線長Lxyを、加工プログラムから求める。
そして、直線長Lx,直線長Ly,及び斜交線長Lxyを比較し、長さが最大(1位)とその次(2位)となるものを求める。
そして、図11に示されるように、求めた1位と2位の組み合わせから、シフト方向を設定する。
直線長Lyが最大となる製品Myの形状例は、図12(b)に示されている。
斜交線長Lxyが最大となる製品Mxyの形状例は、図12(c)に示されている。
また、1位が斜交線長Lxyの場合(No.5,6)は、2位の方向ではない方向にシフトする。
また、2位が斜交線長Lxyの場合(No.2,4)は、1位の方向ではない方向にシフトする。
上述のように基本モード(基本載置モード)とシフトモード(シフト載置モード)とを選択的に実行する場合、加工プログラム上の原点位置PP1を、ワーク支持領域ARaの原点位置P1と一致して設定したならば、基本モードにおいて、加工プログラム上の原点位置PP1は、ワークWの原点位置WP1とも一致して切断が実行される(図5の原点位置PP1参照)。
一方、シフトモードにおいては、加工プログラム上の原点位置PP1とワークWの原点位置WP1とを一致させ、加工プログラム上の原点位置PP1及びワークWの原点位置WP1を、ワーク支持領域ARaの原点位置P1に対しシフト距離dだけずらして設定する(図6の原点位置PP1参照)。
これにより、加工プログラム上の原点位置PP1は、ワーク支持領域ARaの原点位置P1に対してシフト距離dだけずれるので、加工プログラム上の切断経路全体が、ワーク支持領域ARaの原点位置P1に対し、シフト距離dだけずれ、そのずれた経路で切断が実行される。
また、この変形例に対しても、実施例で説明した手順例1〜3は、ワークWのシフトの代わりにプログラム上の原点位置PP1を含む切断経路全体のシフト(シフト距離及びシフト方向)とすることで適用できるのは言うまでもない。
複数の尖塔部7cは、例えば、先行技術文献1に記載されたような複数の剣山ピンによるものであってもよい。
すなわち、複数の尖塔部7cは、スキッド板7によるものではなく、X軸方向にピッチPtbで、かつY軸方向にピッチPtaで設置された複数の剣山ピンによるものに置き換えることができる。
2 ワークテーブル、 2a ワーク支持部
3 フレーム
5 レーザ加工ヘッド、 5a ノズル
6 NC制御部
7 スキッド板
7a 基部、 7b 尖塔群部、 7c 尖塔部、 7c1 先端部位
11 ベース基台
12 載置ユニット
51 レーザ加工機(熱切断加工機)
51A 加工機本体、 51B テーブルベース
ARa ワーク支持領域
d シフト距離、 d1,d2 基本シフト距離
Lx,Ly 直線長、 Lxy 斜交線長
M,M1,Mx,My,Mxy 製品、 Ma 切断経路
N 加工枚数
PL パスライン、 Pta,Ptb ピッチ、 P1 原点位置
Q 繰り返し回数
W ワーク、 WP1 ワーク原点位置
Claims (11)
- ワークを支持するための複数の尖塔部を、複数のスキッド板又は剣山ピンのワーク支持部として有するワークテーブルと、
前記ワークテーブルの前記複数の尖塔部の上にワークを載置する載置ユニットと、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、前記ワークを、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置に載置する基本モードと、前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、を少なくとも1回ずつ実行するよう制御する制御部と、
を備えた熱切断加工機。 - 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記所定方向は、前記第1の方向であることを特徴とする請求項1記載の熱切断加工機。 - 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記制御部は、ネスティングレイアウトにおける、前記第1の方向に切断する第1切断経路長と前記第1の方向に直交する第2の方向に切断する第2切断経路長とを求め、前記第1切断経路長と前記第2切断経路長との長短に応じて前記所定方向を設定することを特徴とする請求項1に記載の熱切断加工機。 - 前記複数のワーク支持部は、所定のピッチで並設されており、
前記所定の距離は、前記所定のピッチ未満であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の熱切断加工機。 - ワークを支持するための複数の尖塔部を、所定のピッチで並設された複数のスキッド板又は剣山ピンのワーク支持部として有するワークテーブルと、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、前記複数枚のワークの内の1枚を前記ワークテーブルの第1の位置に載置すると共に、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置を前記ネスティングレイアウトの原点として熱切断加工する基本モードと、前記複数枚のワークの内の他の1枚を前記ワークテーブルの前記第1の位置に載置すると共に、前記ネスティングレイアウトの原点を、前記基本位置に対し所定方向に前記所定のピッチ未満の所定の距離ずれたシフト位置にして熱切断加工するシフトモードと、を、少なくとも1回ずつ実行するように制御する制御部と、
を備えた熱切断加工機。 - 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記所定方向は、前記第1の方向であることを特徴とする請求項4記載の熱切断加工機。 - 前記複数のワーク支持部は、第1の方向に並設されており、
前記制御部は、ネスティングレイアウトにおける、前記第1の方向に切断する第1切断経路長と前記第1の方向に直交する第2の方向に切断する第2切断経路長とを求め、前記第1切断経路長と前記第2切断経路長との長短に応じて前記所定方向を設定することを特徴とする請求項5に記載の熱切断加工機。 - 前記制御部は、前記所定の距離を、前記複数枚の数に応じて設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱切断加工機。
- ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを、一枚ずつ複数の尖塔部の上に載置して熱切断加工する熱切断加工方法であって、
前記ワークを、予め設定した基本位置に載置する基本モードと、
前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、を、
少なくとも1回ずつ実行して熱切断加工を行うことを特徴とする熱切断加工方法。 - ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを、一枚ずつ所定のピッチでワークテーブルに並設された複数の尖塔部の上に載置して熱切断加工する熱切断加工方法であって、
前記複数枚のワークの内の1枚を前記複数の尖塔部上の第1の位置に載置すると共に、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置を前記ネスティングレイアウトの原点として熱切断加工する基本モードと、
前記複数枚のワークの内の他の1枚を前記複数の尖塔部上の前記第1の位置に載置すると共に、前記ネスティングレイアウトの原点を、前記基本位置に対し所定方向に前記所定のピッチ未満の所定の距離ずれたシフト位置にして熱切断加工するシフトモードと、を、
少なくとも1回ずつ実行して熱切断加工を行うことを特徴とする熱切断加工方法。 - ワークを支持するための複数の尖塔部を有するワークテーブルと、
前記ワークテーブルの前記複数の尖塔部の上にワークを載置する載置ユニットと、
を備え、
ネスティングレイアウトが同一の複数枚のワークを一枚ずつ熱切断加工する際に、
前記ワークを、前記ワークテーブルに対して予め設定した基本位置に載置する基本モードと、
前記ワークを、前記基本位置に対し所定方向に所定の距離ずれたシフト位置に載置するシフトモードと、
を少なくとも1回ずつ実行することを特徴とする熱切断加工機。
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