JP2019041360A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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謙一郎 河▲崎▼
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Abstract

【課題】イメージセンサーの静電破壊を低コストで抑制可能な画像読取装置を提供すること。
【解決手段】画像読取装置2において、コンタクト部22は透光性を有する。センサーユニット25は、コンタクト部22の第1面から離れて配置されている光源255及びイメージセンサー253を含み、コンタクト部22の第2面上の原稿を光学的に読み取る。当接部257は、センサーユニット25に設けられ、第1面A1,B1に当接する第1端部G1〜G4を有する。第1端部G1〜G4は導電性を有すると共に接地される。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンタクト部上の原稿画像を光学的に読み取り、前記原稿画像を表す画像データを生成する画像読取装置、及び前記画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
画像読取装置の読取方式としては、等倍光学系タイプがある。
前記等倍光学系タイプでは、例えば発光ダイオードの出射光は、導光体を介して、コンタクト部上の原稿画像上に照射される。前記原稿画像における反射光は、ロッドレンズアレイを介して、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーに結像される。
前記画像読取装置において、ADF(Automatic Document Feeder)等により、複数の原稿が、ADF用コンタクト部上を連続的に搬送されることがある。また、原稿セットのために原稿台用コンタクト部の原稿台カバーが繰り返し開閉されることもある。その結果、前記コンタクト部の表面及び裏面には静電気が発生する。
また、前記等倍光学系タイプでは、前記CMOSイメージセンサーは前記コンタクト部に近い。したがって、前記コンタクト部の裏面と、前記CMOSイメージセンサーとの間で絶縁破壊が起こりやすい。前記絶縁破壊により、前記CMOSイメージセンサーは静電破壊されることがある。
そこで、従来、前記コンタクト部に導電性膜を接触させると共に、前記導電性膜を接地するという対策が採られることがある(例えば特許文献1を参照)。
特開平10−112771号公報
しかし、前記静電気対策のためだけに前記導電性膜等の部品が追加されると、前記画像読取装置の製造コストが高くなる。
本発明の目的は、イメージセンサーの静電破壊を低コストで抑制可能な画像読取装置、及び画像形成装置を提供することである。
本発明の一の局面に係る画像読取装置は、コンタクト部と、センサーユニットと、当接部と、を備える。前記コンタクト部は透光性を有する。前記センサーユニットは、前記コンタクト部の第1面から離れて配置されている光源及びイメージセンサーを含み、前記コンタクト部の第2面上の原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。前記当接部は、前記センサーユニットに設けられ、前記第1面に当接する第1端部を有しており、前記第1端部が導電性を有すると共に接地される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記センサーユニットにより生成される前記画像データに基づき画像を形成する。
本発明によれば、低コストでイメージセンサーの静電破壊を抑制可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及びこれを備える画像形成装置の構成を示す模式図である。 図2は、図1に示される画像読取装置の詳細な構成を示す模式図である。 図3は、図2に示される原稿台カバーが取り外されている画像読取装置の詳細な構成を示す模式図である。 図4は、図2,図3に示されるセンサーユニットを左右方向に平行な仮想平面で切断した時の断面図である。 図5は、図1〜図3に示されるセンサーユニットを左右方向から見たとの平面形状を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の各実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1〜図5において、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交し、画像形成装置1及び画像読取装置2の左右方向、前後方向及び上下方向を示す。
[実施形態]
図1において、画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ又は複合機である。前記複合機は、コピー機能、印刷機能及びファクス機能等、複数の機能を有する。
画像形成装置1は、画像読取装置2と、本体装置3と、を備える。
画像読取装置2は、本体装置3の上部に設けられている。なお、画像読取装置2は、画像形成装置1とは独立しているスキャナー等であってもよい。
画像読取装置2は、図2,図3に示すように、筐体21、コンタクト部22、ADF(Automatic Document Feeder)23、原稿台カバー24、センサーユニット25、キャリッジ26、複数の付勢部27及び送り機構28等を備える。
また、画像読取装置2は、CPU、ROM、及びRAM等を含む制御部(図示せず)を備える。前記CPUは、ROMに予め格納されているプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行する。これにより、前記CPUは画像形成装置1を統括的に制御し、画像読取処理又は画像形成処理等の各種の処理を実行する。
なお、前記制御部は、本体装置3に設けられていてもよい。また、前記制御部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はDSP(Digital Signal Processor)などの電子回路であってもよい。
筐体21には、センサーユニット25、キャリッジ26、付勢部27及び送り機構28等が収容される。
コンタクト部22は、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222を有する。
第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222はいずれも、透光性を有するガラス又は樹脂から作製されている平板である。第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222は、筐体21の上面に、互いに電気的に絶縁されている状態で取り付けられている。具体的には、第1コンタクト部221は筐体21の左端側に、第2コンタクト部222は、第1コンタクト部221に対して右方向に離れた位置に取り付けられている。
第1コンタクト部221は、第1面A1及び第2面A2を有している。第2面A2は、第1面A1と上方向において平行に対向する。
第1面A1及び第2面A2のそれぞれは、前記前後方向に延在する矩形状の面である。
第2面A2上を、ADF13により搬送される前記原稿が通過する。また、第2面A2上には、前記前後方向に平行な読取位置A3が予め定められている。読取位置A3は、センサーユニット25が前記原稿を読み取り可能な領域である読取領域の一例である。
第1面A1には、センサーユニット25から出射される線状光(詳細は後述)が下方から入射される。前記線状光は、第1コンタクト部221を透過し読取位置A3から出射される。
また、第2コンタクト部222は、第1面B1及び第2面B2を有している。
第1面B1及び第2面B2のそれぞれは、前記前後方向に平行な辺と、前記左右方向に平行な2辺とを有する矩形状の面である。第2面B2は、第1面B1と上方向において平行に対向する。
第2面B2上には、前記原稿が載置される。
第2面B2上には、前記前後方向に平行な読取開始位置B3及び読取終了位置B4が予め定められている。読取開始位置B3は、第2面B2の左端辺寄りの位置である。また、読取終了位置B4は、読取開始位置B3を基準として右方向に所定距離だけ離れている位置である。前記所定距離は、例えば、画像読取装置2が読み取り可能な最大の前記原稿の長辺の長さに整合している。また、第2コンタクト部222に載置されている原稿の前記左右方向の幅が予め検出可能な構成では、その検出される幅に応じて前記所定距離が変更されてもよい。
また、前記左右方向において読取開始位置B3から読取終了位置B4までのエリアは、読取領域の他の例である矩形エリアB5として予め定められている。
第1面B1には、センサーユニット25からの線状光が下方から入射される。前記線状光は、第2コンタクト部222を透過し第2面B2から出射される。センサーユニット25は前記左右方向に搬送されるので、前記線状光は、矩形エリアB5から順次出射される。
ADF23は、原稿搬送装置であって、筐体21の上面に取り付けられている。ADF23は、原稿セット部231と、原稿ガイド232と、複数のローラー対233と、原稿排出部234と、を備える。
原稿セット部231は、原稿トレイ等である。原稿セット部231には、複数の前記原稿が載置可能である。
原稿ガイド232は、前記前後方向に延在する板状の部材である。原稿ガイド232は、読取位置A3の上方に、読取位置A3に対して予め定められている間隔をあけて設けられている。
複数のローラー対233は、前記制御部の制御下で、図示しないモーターから伝達される駆動力により回転する。複数のローラー対233は、原稿セット部231に載置された原稿を一枚ずつ、原稿ガイド232と読取位置A3との間を順次通過させて原稿排出部234まで搬送する。
これにより、ADF23は、原稿セット部231にセットされている原稿を、第1コンタクト部221が有する第2面A2の読取位置A3上に搬送する。
原稿排出部234は、排出トレイ等である。原稿排出部234には、読取位置A3を通過した前記原稿が排出される。
原稿台カバー24は、ユーザー操作により開閉可能であり、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222を上方から覆う。
センサーユニット25は、等倍光学系タイプのCIS(Contact Image Sensor)であって、第2面A2上又は第2面B2上の前記原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する装置である。
なお、センサーユニット25は、縮小光学系タイプであってもよい。
センサーユニット25は、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222の直下で、前記左右方向に移動可能である。
キャリッジ26は、樹脂材料等で作製される。キャリッジ26は、前記前後方向に延在する。キャリッジ26は、筐体11の底面において前記左右方向に延在するガイドレール111により支持されながら、ガイドレール111上を前記左右方向に摺動する。
キャリッジ26の上面には、複数の付勢部27を介してセンサーユニット25が搭載されている。
付勢部27は、コイルスプリング等であり、センサーユニット25の底面に上方への力F1を加える。これにより、センサーユニット25は、第1面A1,B1に押し付けられる。
送り機構28は、モーター及びボールねじの組合せ、又は、モーター及びエンドレスベルトの組合せを含む。送り機構28は、前記制御部の制御の下、前記センサーユニット25を前記左右方向に搬送する。
具体的には、ADF23により搬送される前記原稿から画像データがセンサーユニット25により生成される場合、送り機構28は、第1コンタクト部221の第1面A1側にセンサーユニット25を送って停止させる。より詳細には、後述の光軸面E1が読取位置A3の真下となる位置でセンサーユニット25は停止させられる。具体的に、前記制御部は、前記原稿セット部231に原稿がセットされた状態で画像読取処理のスタート操作が行われた場合に、送り機構28を制御してセンサーユニット25を第1コンタクト部221側に移動させて前記原稿の画像を読み取る。
センサーユニット25は、前記停止の後、ADF23により搬送される読取位置A3上を通過する前記原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する。
一方、第2コンタクト部222の第2面B2に載置される前記原稿から画像データがセンサーユニット25により生成される場合、送り機構28は、第2コンタクト部222の第1面B1側で前記センサーユニット25を前記左右方向に移動させる。具体的に、前記制御部は、前記原稿セット部231に原稿がセットされていない状態で画像読取処理のスタート操作が行われた場合に、送り機構28を制御してセンサーユニット25を第2コンタクト部222側に移動させて前記原稿の画像を読み取る。
より詳細には、後述の光軸面E1が読取開始位置B3の真下となる位置でセンサーユニット25は一旦停止する。その後、センサーユニット25は、読取終了位置B4に向かった、前記左右方向に移動させられる。
前記左右方向に移動中、センサーユニット25は、矩形エリアB5内に載置されている前記原稿を読み取り、画像データを生成する。
なお、センサーユニット25は、筐体11の内部だけでなく、ADF23の内部に固定的に配置されていてもよい。具体的には、センサーユニット25は、ADF23における前記原稿の搬送経路上であって、読取位置A3の真下以外の場所に固定的に配置される。この場合、センサーユニット25は、ADF23内の配置位置にて、前記搬送経路上の搬送される前記原稿を読み取る。
再度図1を参照する。本体装置3は、画像形成部31及び給紙カセット32等を備える。
画像形成部31は、給紙カセット32から供給されるシートに、前記画像データが表す画像を形成する。具体的に、画像形成部31は、不図示のレーザースキャニングユニット(LSU)、感光体ドラム311、帯電器312、現像器313、転写器314、定着ローラー315及び加圧ローラー316等を備える電子写真方式の画像形成部である。また、画像形成部31は、モノクロ画像を形成するものでもよいが、例えばタンデム方式によりカラー画像を形成してもよい。なお、画像形成部31は、例えばインクジェット方式の画像形成部であってもよい。
次に、センサーユニット25の詳細な構成例について説明する。
センサーユニット25は、図4,図5に示すように、筐体251、回路基板252、イメージセンサー253、導光部254、光源255、レンズアレイ256及び当接部257を備える。
筐体251は、樹脂等で作製されている。筐体251の内部空間C1は、前記上方向からの平面視で、大略的には、前記前後方向に延在する矩形形状を有している。
内部空間C1には、イメージセンサー253、導光部254、光源255、レンズアレイ256及び当接部257が収容される。
回路基板252は、内部空間C1における下端寄りの位置に固定的に配置されている。
回路基板252は、第3面D1及び第4面D2を有する。第3面D1及び第4面D2はそれぞれ、前記前後方向に延在する矩形状の面である。第3面D1及び第4面D2は、上下方向において互いに平行に対向する。第4面D2は、第3面D1よりも第2面A2及び第2面B2に近い側の面である。
また、第4面D2上には、接地電極D3が形成されている。接地電極D3は、上方からの平面視で、矩形状の第4面C2の四隅に設けられる。
接地電極D3は、前記四隅に独立的に形成されていてもよい。他にも、1つの線状の接地電極D3が前記四隅を通過するように形成されていてもよい。
接地電極D3は、筐体21等に設けられている基準電位点に電気的に接続されている。
第4面D2上には他にも、イメージセンサー253の周辺回路等が形成されている。
イメージセンサー253は、例えばCMOSラインセンサーであって、ライン状に配列されている複数の撮像素子を含む。以下、前記複数の撮像素子の各光軸を含む面を光軸面E1という。
イメージセンサー253は、第1面A1,B1から離れて配置されている。イメージセンサー253は、光軸面E1が前記前後方向に平行となるよう第4面D2に実装されている。
イメージセンサー253は、接地端子T1を含む各種端子を有する。接地端子T1は、接地電極D3と電気的に接続される。
導光部254は、2本の導光体2541,2542を含む。導光体2541,2542は、内部空間C1において回路基板252の上方に設けられており、前記前後方向に沿って延在する。また、導光体2541,2542は、光軸面E1を基準として互いに対称な形状である。
光源255は、2個の発光素子2551,2552を含む。なお、導光部254及び光源255各々が有する導光体及び発光素子の数はこれに限らない。
発光素子2551,2552は、例えば発光ダイオードである。発光素子2551,2552は、第1面A1,B1から離れて配置されている。発光素子2551,2552は、導光体2541,2542の前記前後方向における端面にそれぞれ取り付けられる。
導光体2541,2542の端面には、発光素子2551,2552の出射光がそれぞれ入射される。導光体2541,2542の内部において入射光は全反射を繰り返しながら前記前後方向に伝搬される。
また、各導光体2541,2542内の下端には、複数の反射部が形成されている。前記反射部はプリズム又は反射シート等である。前記複数の反射部への入射光は反射されて、導光体2541,2542の上端から、前記前後方向に延在する線状光として出射される。
各導光体2541,2542から出射された線状光は、第1コンタクト部221又は第2コンタクト部222を透過し、第1コンタクト部221又は第2コンタクト部222上の前記原稿にて反射される。
レンズアレイ256は、例えばグリンレンズアレイである。レンズアレイ256は、前記前後方向に延在しており、前記光軸面E1上に配置される。また、レンズアレイ256の下端面は、前記イメージセンサー253の各撮像素子から離れていてもよいし、当該撮像素子と当接していてもよい。
レンズアレイ256の上端面から、前記原稿での反射光が入射される。入射光は、レンズアレイ256の内部における屈折率分布により、レンズアレイ256の内部で屈折させられながら下端面から出射され、イメージセンサー253にて結像する。
イメージセンサー253において、複数の撮像素子は、自身への入射光の光量を示す電気信号を順次出力する。これにより、前記前後方向における1ライン分の画像データが生成される。
なお、導光部254は1本の導光体を含み、光源255は1個の発光素子を含んでいてもよい。また、導光部254及び光源255は、前記前後方向に延在する蛍光ランプに置換されてもよい。
また、イメージセンサー253に迷光が入射されないように、内部空間C1において光源255とイメージセンサー253の間には、不透光性の樹脂等で作製される光遮蔽部が設けられる。
レンズアレイ256の出射光がイメージセンサー253に正確に結像するには、センサーユニット25の搬送にかかわらず、光源255及びイメージセンサー253等の前記上下方向における位置が、第1面A1,B1に対して一定に維持される必要がある。
前記位置を一定に保つために当接部257が設けられている。当接部257は、4個の当接部材2571〜2574を含む。
当接部材2571〜2574は樹脂等で作製される。当接部材2571〜2574は、筐体251の上端面を基準として上方向に突出している。
当接部材2571,2572は、前記左右方向からの平面視で、光軸面E1を挟む位置に設けられる。当接部材2573,2574は、当接部材2571,2572を基準として前記左右方向に離れた位置に設けられる。
当接部材の個数は4個以外でも構わない。当接部257は、前記左右方向からの平面視で、光軸面E1を挟む位置に設けられる2個又は3個の当接部材を含んでいてもよい。他にも、当接部257は、前記左右方向からの平面視で、光軸面E1から離れて設けられていてもよい。
当接部材2571〜2574の上端部は、第1端部G1〜G4である。当接部材2571〜2574は、前記読取領域外に設けられている。
第1端部G1〜G4は、第4面D2を基準として、前記上下方向において互いに同じ高さを有する。また、第1端部G1〜G4は、前記左右方向からの平面視で、例えば円弧形状等を有する。
上記構成により、第1端部G1〜G4は、前記画像読み取りの際、第2面A2,B2に対する光源255及びイメージセンサー253の位置を保ちつつ、付勢部27が筐体251に加える力F1により、第1面A1上の前記原稿が読み取られる際、第1コンタクト部221の第1面A1側の位置において第1面A1と当接し、第1面B1上の前記原稿が読み取られる際、第2コンタクト部222の第1面B1側の位置において第1面B1に当接する。特に、第1面B1上の前記原稿が読み取られる際、第1端部G1〜G4は、第2面B2に当接しつつ第2面B2の直下を摺動する。
前記画像読み取りの際、前記複数の原稿が、第1面A1上を連続的に搬送されることがある。また、第2コンタクト部222上への原稿セットのために、原稿台カバー24が繰り返し開閉されることもある。その結果、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222には静電気が発生する。
また、特に、前記等倍光学系タイプでは、イメージセンサー253の位置は、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222に近い。したがって、第2面A2及び第2面B2と、イメージセンサー253との間で絶縁破壊が起こりやすい。前記絶縁破壊により、イメージセンサー253は静電破壊されることがある。
前記静電破壊を防止すべく、従来、コンタクト部に導電性膜を接触させると共に、前記導電性膜を接地するという対策が採られることがある。
しかし、静電気対策のためだけに前記導電性膜等の部品が追加されると、画像読取装置2の製造コストが高くなる。
そこで、第1端部G1〜G4は、導電性を有しており、接地される。
具体的には、当接部材2571〜2574は導電性樹脂で作製される。
また、当接部材2571〜2574の下端部は、第2端部H1〜H4である。第2端部H1〜H4は、第4面C2の四隅に設けられている接地電極D3上に設けられ、接地電極D3と当接する。
筐体251には、付勢部27により前記上方向への力F1を加えられているため、第1端部G1〜G4が第1面A1,B1に押し付けられるだけでなく、接地電極D3は第2端部H1〜H4に押し付けられる。
当接部材2571〜2574は、第1端部G1〜G4及び第2端部H1〜H4を含む柱状体であって、内部空間C1に設けられる。
なお、当接部材2571〜2574は、内部空間C1内に限らず、筐体251を上下方向に貫通していてもよい。他にも、当接部材2571〜2574は、筐体251の外周面に沿って設けられていてもよい。
ここで、筐体251は、前記左右方向における長さに関し、第1コンタクト部材221よりも小さい。また、当接部材2571〜2574は、前記左右方向における位置について、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222を基準として、光軸面E1寄りに設けられている。また、当接部材2571〜2574は、筐体251から上方向に突出するため、前記上下方向からの平面視で、従来の対策と比較して、光軸面E1に近接させることができる。
前記従来の対策、即ち、コンタクト部に導電性膜を接触させると共に、前記導電性膜を接地するという対策では、前記導電性膜は、前記コンタクト部の外縁に配置されている。
当接部材2571〜2574は、全体が導電性樹脂で作製されることで、第1端部G1〜G4と、第2端部H1〜H4との間において導電性を有している。これにより、第1端部G1〜G4が接地電極D3と電気的に接続される。しかし、これに限らず、第1端部G1〜G4だけが導電性を有する場合には、第1端部G1〜G4が、導線又は導体パターンにより接地電極D3と電気的に接続されてもよい。
また、第1端部G1〜G4は、当接部材2571〜2574の上端部に形成される金属膜であってもよい。
上記構成により、第1端部G1〜G4は、前記画像読み取りの際に、第2面A2又は第2面B2に当接する。したがって、第1コンタクト部221又は第2コンタクト部222に発生する静電気は、第1端部G1〜G4から第2端部H1〜H4をそれぞれ経由して、回路基板252の接地電極D3に移動する。
これにより、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222の帯電量を低減できるため、イメージセンサー253の静電破壊を抑制することができる。
より具体的には、イメージセンサー253は、ADF23により搬送される前記原稿から画像データを生成する場合、第1コンタクト部221の読取位置A3のほぼ直下に配置される。第1コンタクト部221において、特に、読取位置A3の周囲は、ADF23により搬送されるシートにより帯電する。
しかし、複数個の当接部材2571〜2574は、前記上下方向からの平面視で光軸面E1に近接しているため、読取位置A3の近傍において第1コンタクト部221と当接する。したがって、第1コンタクト部221における線状光の照射位置及びその近傍において、帯電電位を低く抑えることが可能となり、静電気が発生しにくくなる。その結果、イメージセンサー253の静電破壊を、前記従来の対策よりも抑制することができる。
イメージセンサー253は、第2コンタクト部222上に載置される前記原稿から画像データを生成する場合、第2コンタクト部222の直下で前記左右方向に搬送されることになる。この場合も、複数個の当接部材2571〜2574が光軸面E1に近接しているため、第2コンタクト部222において線状光の照射位置及びその近傍において帯電電位を低く抑えることが可能となる。
したがって、本画像読取装置2のように、導電性を有する当接部材2571〜2574を接地させる手法は、従来の対策よりも、イメージセンサー253の静電破壊を抑制できるという効果を奏する。
また、当接部材2571〜2574だけに静電気対策を施すことにより、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222のそれぞれに、前記導電性膜等の部品を追加する必要がなくなるため、画像読取装置2の製造コストを抑制することができる。
なお、前記画像読取処理が実行されない時、センサーユニット25は、前記左右方向において予め定められている初期位置にて待機する。
センサーユニット25の待機中、当接部材2571〜2574の少なくとも1個は第1コンタクト部221に当接し、他の少なくとも1個は第2コンタクト部222に当接していてもよい。
これにより、前記画像読取処理の前に原稿台カバー24が開閉されたとしても、第1コンタクト部221及び第2コンタクト部222の帯電電位を低く抑えることが可能となる。
1 画像形成装置
2 画像読取装置
22 コンタクト部
221 第1コンタクト部
222 第2コンタクト部
A1,B1 第1面
A2,B2 第2面
25 センサーユニット
253 イメージセンサー
255 光源
257 当接部
G1〜G4 第1端部
H1〜H4 第2端部
252 回路基板
C1 内部空間
D1 第3面
D2 第4面
D3 接地電極
23 ADF(原稿搬送装置)
231 原稿セット部
28 送り機構
3 本体装置
31 画像形成部

Claims (6)

  1. 透光性を有するコンタクト部と、
    前記コンタクト部の第1面から離れて配置されている光源及びイメージセンサーを含み、前記コンタクト部の第2面上の原稿を光学的に読み取って画像データを生成するセンサーユニットと、
    前記センサーユニットに設けられ、前記第1面に当接する第1端部を有しており、前記第1端部が導電性を有すると共に接地される当接部と、
    を備える画像読取装置。
  2. 前記センサーユニットは、前記第1端部と電気的に接続されている接地電極が形成されている基板を含む、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記基板は、第3面と、前記第3面よりも前記第1面に近い第4面と、を有し、
    前記接地電極は前記第4面に形成されており、
    前記当接部は、前記接地電極に当接する第2端部を有しており、前記第1端部及び前記第2端部の間で導電性を有する、
    請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記コンタクト部は、電気的に絶縁されている第1コンタクト部及び第2コンタクト部を含み、
    前記画像読取装置は、
    原稿セット部にセットされる原稿を、前記第1コンタクト部の前記第2面上に搬送する原稿搬送装置と、
    前記原稿搬送装置により搬送される前記原稿から画像データが生成される場合、前記第1コンタクト部の前記第1面側に前記センサーユニットを送って停止させ、前記第2コンタクト部の前記第2面に載置される前記原稿から画像データが生成される場合、前記第2コンタクト部の前記第1面側で前記センサーユニットを移動させる送り機構と、
    を備え、
    前記第1端部は、前記第1コンタクト部の前記第1面側の位置において当該第1面に当接し、前記第2コンタクト部の前記第1面側の位置において当該第1面に当接する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記コンタクト部には、前記センサーユニットが前記原稿を読み取り可能な領域である読取領域が定められており、
    前記第1端部は、前記読取領域外に設けられている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記センサーユニットにより生成される前記画像データに基づき画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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