JP2019040529A - 補正装置、補正方法及び補正プログラム - Google Patents

補正装置、補正方法及び補正プログラム Download PDF

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【課題】目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御すること。【解決手段】本願に係る補正装置は、取得部と補正部とを有する。取得部は、広告コンテンツの配信実績を取得する。補正部は、取得部によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する。また、取得部は、広告コンテンツの配信実績として、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価を取得し、補正部は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価との誤差を小さくするように入札単価を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、補正装置、補正方法及び補正プログラムに関する。
近年、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、広告媒体(ウェブページ)に設定された広告枠に、企業や商品等の広告コンテンツを表示し、かかる広告コンテンツがクリックされた場合に、広告主のウェブページへ遷移させる広告配信が行われている。
また、このような広告配信では、広告コンテンツを掲載する対価として、広告主に課金する課金額である入札単価が使用される場合がある。
ここで、広告コンテンツに対して設定する入札単価を制御する技術が提案されている。例えば、検索キーワードに基づいて、広告コンテンツのコンバージョン率(CVR:Conversion Rate)に対応した入札単価を広告コンテンツに対して設定する技術が提案されている。
特開2006−350668号公報
しかしながら、上記の従来技術では、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、広告コンテンツに対応する登録キーワードと検索キーワードとの一致度に基づく重みを、出力した広告コンテンツの入札単価に乗じたものを最終的な入札単価とするにすぎず、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができるとは限らない。なお、目標コンバージョン単価とは、所定の広告コンテンツから商品購入や会員登録等の利益につながる成果を1件獲得するのにかかるコストであるコンバージョン単価(CPA:Cost Per Action)の目標値である。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができる補正装置、補正方法及び補正プログラムを提供することを目的とする。
本願にかかる補正装置は、広告コンテンツの配信実績を取得する取得部と、前記取得部によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、前記広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する補正部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができるといった効果を奏する。
図1は、実施形態に係る補正処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る補正システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る補正装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る広告配信履歴記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るモデル記憶部の構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る補正処理の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る第1モデル生成処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る第2モデル生成処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る広告配信処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る補正処理手順を示すフローチャートである。 図12は、補正装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る補正装置、補正方法、補正プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る補正装置、補正方法、補正プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.補正処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る補正処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る補正処理の一例を示す図である。図1では、広告配信装置(補正装置)100が、広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて広告コンテンツAD1が配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する例を示す。
広告配信装置100は、広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する補正装置である。
以下、図1を用いて、補正処理の一例を説明する。図1に示す例では、広告配信装置100は、第1モデルM11に広告配信対象のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを入力することにより、広告配信対象のユーザの第1指標値を算出する(ステップS1)。第1指標値は、広告コンテンツAD1をクリックしたか否かに関わらず、ユーザが広告コンテンツAD1の広告主にとって利益につながる行動を起こす度合いを示す数値である。また、広告主にとって利益につながる行動とは、商品購入や資料請求などの行動を指す。
続いて、広告配信装置100は、第2モデルM12に広告配信対象のユーザの第1指標値を入力することにより、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)を算出する(ステップS2)。第2指標値は、ユーザが広告コンテンツをクリックする行動に連動して広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こす確率(コンバージョン率)である。
続いて、広告配信装置100は、広告配信対象のユーザの入札単価を決定する(ステップS3)。広告配信装置100は、広告コンテンツAD1の広告主によって設定された目標コンバージョン単価に第2指標値(コンバージョン率)を乗じた値を広告配信対象のユーザの入札単価として決定する。
続いて、広告配信装置100は、広告配信対象のユーザに配信する広告コンテンツを決定する入札に参加する(ステップS4)。ここで、入札の結果、広告コンテンツAD1は配信対象として選択されたものとする。
続いて、広告配信装置100は、入札に勝った場合、広告コンテンツAD1を広告配信対象のユーザの端末に配信する(ステップS5)。
続いて、広告配信装置100は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差をフィードバックする(ステップS6)。具体的には、広告配信装置100は、広告コンテンツAD1の配信実績として、配信実績に基づくコンバージョン単価と各ユーザの課金額を取得する。
ここで、各ユーザの課金額について説明する。広告配信装置100は、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択された場合は、広告コンテンツAD1を配信対象のユーザに配信する。そして、広告コンテンツAD1を配信されたユーザが広告コンテンツAD1をクリックした場合、広告主にそのユーザの課金額として入札単価が課金される。この場合、広告配信装置100は、そのユーザの課金額として入札単価を取得する。
なお、広告コンテンツAD1を配信されたユーザが広告コンテンツAD1をクリックしなかった場合、広告主に入札単価は課金されない。この場合、広告配信装置100は、そのユーザの課金額として0円を取得するものとする。また、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択されなかった場合は、広告配信装置100は、そのユーザの課金額として0円を取得するものとする。
続いて、広告配信装置100は、広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて広告コンテンツAD1が配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する(ステップS7)。
上述したように、広告配信装置100は、広告コンテンツAD1の配信実績を取得し、取得した広告コンテンツAD1の配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツAD1が配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する。
このように、広告配信装置100は、広告コンテンツの配信実績に基づいて入札単価を補正することにより、配信時に予測したコンバージョン率に基づいて算出された入札単価と現実の課金額との乖離を補正することができる。したがって、広告配信装置100は、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができる。
なお、図1では、ユーザが広告コンテンツを選択する行動としてユーザが広告コンテンツをクリックする例を示したが、ユーザが広告コンテンツを選択する行動であれば、クリックに限られない。例えば、ユーザがスマートフォンを用いている場合は、ユーザが広告コンテンツを選択する行動は、タップなど任意の操作が行われることに相当する。
〔2.補正システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態にかかる補正装置100が含まれる補正システム1の構成について説明する。図2は、実施形態にかかる補正システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態にかかる補正システム1には、ユーザ端末10と、アクセスログサーバ20と、広告主端末30と、広告配信装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークN(例えば、インターネット)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した補正システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台のアクセスログサーバ20や、複数台の広告主端末30が含まれてもよい。また、本実施形態では、アクセスログサーバ20および広告配信装置100は、事業者T1によって管理されているものとする。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される端末装置である。例えば、ユーザ端末10は、タブレット型端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等である。例えば、ユーザ端末10は、所定のウェブサーバにアクセスすることで、所定のウェブサーバからウェブページを取得し、取得したウェブページを表示画面に表示する。
また、ユーザ端末10は、ウェブページに広告枠が含まれる場合には、広告配信装置100にアクセスすることで、広告配信装置100から広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツを、かかる広告枠に表示する。
アクセスログサーバ20は、ユーザの検索クエリやユーザの訪問ページといったアクセスログを保持している。また、アクセスログサーバ20は、ショッピングサービスを提供する所定のサーバ装置から、ショッピングサービスを利用しているユーザの購入履歴に関する情報を取得する。具体的には、アクセスログサーバ20は、ショッピングサービスを提供する所定のサーバ装置から、ショッピングサービスを利用しているユーザが広告主にとって利益につながる行動(例えば、広告コンテンツの広告対象商品の購入等)を起こしたか否かに関する情報を取得する。
広告主端末30は、広告主によって利用される端末装置である。例えば、広告主端末30は、タブレット型端末、PC、携帯電話機、PDA等である。また、広告主端末30は、広告主の操作に従って、広告コンテンツを広告配信装置100に入稿する。
例えば、広告主端末30は、静止画像、動画像、テキストデータ等に該当する広告コンテンツを広告配信装置100に入稿する。また、例えば、広告主端末30は、広告コンテンツが選択操作(例えば、クリックやタップ)された場合に、遷移させる遷移先コンテンツのURL(Uniform Resource Locator)に該当する広告コンテンツを広告配信装置100に入稿してもよい。
さらに、広告主端末30は、広告主の操作に従って、広告コンテンツから商品購入や会員登録等の利益につながる成果を1件獲得するのにかかるコストであるコンバージョン単価の目標値である目標コンバージョン単価を対応する広告コンテンツに設定するよう広告配信装置100に指示する。
広告配信装置100は、図1で説明した補正処理を行うサーバ装置である。また、広告配信装置100は、広告主端末30から入稿された広告コンテンツを配信するサーバ装置である。
広告配信装置100は、広告コンテンツを配信したユーザに関する情報を保持している。具体的には、広告配信装置100は、広告コンテンツを配信したユーザが広告コンテンツをクリックしたか否かに関する情報や、広告コンテンツを配信したユーザがコンバージョンに至ったか否かに関する情報を保持している。
なお、図2では、補正システム1の構成例として、アクセスログを集約して保持するアクセスログサーバ20から補正装置100がユーザのアクセスログを取得する例を示したが、検索サーバ装置やショッピングサーバ装置といったそれぞれのサーバ装置から補正装置100がユーザのアクセスログを取得してもよい。
〔3.補正装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態にかかる広告配信装置(補正装置)100について説明する。図3は、実施形態にかかる広告配信装置(補正装置)100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信装置(補正装置)100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、ユーザ端末10、アクセスログサーバ20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、図3に示すように、広告情報記憶部121と、広告配信履歴記憶部122と、モデル記憶部123とを有する。
(広告情報記憶部121)
広告情報記憶部121は、広告主端末30から受け付けた広告コンテンツと目標コンバージョン単価に関する各種情報を記憶する。図4に、実施形態に係る広告情報記憶部121の一例を示す。図4に示す例では、広告情報記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「目標コンバージョン単価」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主端末30の広告主を識別するための識別情報を示す。
「広告コンテンツID」は、広告主端末30から受け付けた広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。また、例えば、広告コンテンツID「AD1」により識別される広告コンテンツを適宜「広告コンテンツAD1」と呼ぶことにする。
「目標コンバージョン単価」は、広告コンテンツにより1件のコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値を示す。
図4に示す例では、1レコード目は、広告主ID「C1」により識別される広告主から、広告コンテンツID「AD1」により識別される広告コンテンツと広告コンテンツAD1により1件のコンバージョンを得るために費やす広告費の目標値「15,000」を受け付けたことを示している。
(広告配信履歴記憶部122)
広告配信履歴記憶部122は、広告コンテンツの配信履歴に関する各種情報を記憶する。図5に、実施形態に係る広告配信履歴記憶部122の一例を示す。図5に示す例では、広告配信履歴記憶部122は、「広告コンテンツID」、「ユーザID」、「広告クリックの有無」、「コンバージョンの有無」、「広告配信日時」といった項目を有する。
「広告コンテンツID」は、配信した広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。また、例えば、広告コンテンツID「AD1」により識別される広告コンテンツを適宜「広告コンテンツAD1」と呼ぶことにする。
「ユーザID」は、広告コンテンツの配信先のユーザを識別するための識別情報を示す。
「広告クリックの有無」は、配信した広告コンテンツが配信先のユーザによってクリックされたか否かの情報を示す。図5に示す例では、配信先のユーザが広告コンテンツをクリックした場合を1、クリックしなかった場合を0で示す。
「コンバージョンの有無」は、広告コンテンツをクリックしたユーザがコンバージョンに至ったか否かの情報を示す。図5に示す例では、広告コンテンツをクリックしたユーザがコンバージョンに至った場合を1、コンバージョンに至らなかった場合を0で示す。
「広告配信日時」は、広告コンテンツを配信した日時の情報を示す。
図5に示す例では、1レコード目は、広告配信日時「2017年7月7日16:10」にユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)に広告コンテンツID「AD1」により識別される広告コンテンツが配信されたことを示している。そして、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、広告コンテンツAD1をクリックせず、コンバージョンに至らなかったことを示す。
(モデル記憶部123)
モデル記憶部123は、広告コンテンツ毎に生成された第1モデルと第2モデルを広告コンテンツ毎に記憶する。図6に、実施形態に係るモデル記憶部123の一例を示す。図6に示す例では、モデル記憶部123は、「広告コンテンツID」、「第1モデルID」、「第2モデルID」といった項目を有する。
「広告コンテンツID」は、広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。
「第1モデルID」は、第1モデルを識別するための識別情報を示す。
「第2モデルID」は、第2モデルを識別するための識別情報を示す。
図6に示す例では、1レコード目は、広告コンテンツID「AD1」により識別される広告コンテンツについて、第1モデルID「M11」により識別される第1モデルと第2モデルID「M12」により識別される第2モデルが格納されていることを示している。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
また、制御部130は、モデル記憶部123に記憶されている第1モデルに従った情報処理により、入力層に入力された所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログに対し、出力層以外の各層に属する各要素を第1要素として、第1要素と第1要素の重みとに基づく演算を行うことにより、所定のユーザが第2行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
また、制御部130は、モデル記憶部123に記憶されている第2モデルに従った情報処理により、入力層に入力された所定のユーザの第1指標値に対し、出力層以外の各層に属する各要素を第1要素として、第1要素と第1要素の重みとに基づく演算を行うことにより、所定のユーザが第1行動に連動して第2行動を起こすか否かに関する第2指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
図3に示すように、制御部130は、受付部131と、第1生成部132と、第2生成部133と、第1算出部134と、第2算出部135と、配信部136と、取得部137と、補正部138とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部131)
受付部131は、広告主端末30から広告コンテンツの入稿と目標コンバージョン単価を受け付ける。例えば、受付部131は、広告主端末30から広告コンテンツAD1の入稿と目標コンバージョン単価(目標CPA)を受け付ける。
また、受付部131は、ユーザ端末10から広告コンテンツの配信要求を受け付ける。
(第1生成部132)
第1生成部132は、広告コンテンツをクリックしていないユーザの情報を用いて、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログから、所定のユーザが広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値を予測する第1モデルを生成する。
例えば、第1生成部132は、受付部131が広告主端末30から広告コンテンツの入稿を受け付けると、広告コンテンツをクリックしていないユーザの情報として、広告コンテンツをクリックしていないユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログをアクセスログサーバ20から取得する。
また、第1生成部132は、広告コンテンツをクリックしていないユーザの情報として、広告コンテンツをクリックしていないユーザが広告主にとって利益につながる行動(商品購入等)を起こしたか否かに関する情報をアクセスログサーバ20から取得する。
そして、第1生成部132は、広告コンテンツをクリックしていないユーザの情報を用いて、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログから、所定のユーザが広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値を予測する第1モデルを生成する。
第1生成部132は、第1モデルを生成すると、生成した第1モデルをモデル記憶部123に格納する。
なお、第1生成部132は、いかなる学習アルゴリズムを用いて第1モデルを生成してもよい。例えば、第1生成部132は、ニューラルネットワーク(neural network)、サポートベクターマシン(support vector machine)、クラスタリング、強化学習等の学習アルゴリズムを用いて第1モデルを生成する。一例として、第1生成部132がニューラルネットワークを用いて第1モデルを生成する場合、第1モデルは、一以上のニューロンを含む入力層と、一以上のニューロンを含む中間層と、一以上のニューロンを含む出力層とを有する。
第1モデルは、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログが入力される入力層と、出力層と、入力層から出力層までのいずれかの層であって出力層以外の層に属する第1要素と、第1要素と第1要素の重みとに基づいて値が算出される第2要素と、を含み、入力層に入力された所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログに応じて、所定のユーザが広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
第1モデルは、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログが入力される入力層と、出力層と、入力層から出力層までのいずれかの層であって出力層以外の層に属する第1要素と、第1要素と第1要素の重みとに基づいて値が算出される第2要素と、を含み、入力層に入力された所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログに対し、出力層以外の各層に属する各要素を第1要素として、第1要素と第1要素の重みとに基づく演算を行うことにより、所定のユーザが広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
ここで、第1モデルが「y=a1*x1+a2*x2+・・・+ai*xi」で示す回帰モデルで実現されるとする。この場合、第1モデルが含む第1要素は、x1やx2等といった入力データ(xi)に対応する。また、第1要素の重みは、xiに対応する係数aiに対応する。ここで、回帰モデルは、入力層と出力層とを有する単純パーセプトロンと見做すことができる。各モデルを単純パーセプトロンと見做した場合、第1要素は、入力層が有するいずれかのノードに対応し、第2要素は、出力層が有するノードと見做すことができる。
また、第1モデルがDNN(Deep Neural Network)等、1つまたは複数の中間層を有するニューラルネットワークで実現されるとする。この場合、第1モデルが含む第1要素は、入力層または中間層が有するいずれかのノードに対応する。また、第2要素は、第1要素と対応するノードから値が伝達されるノードである次段のノードに対応する。また、第1要素の重みは、第1要素と対応するノードから第2要素と対応するノードに伝達される値に対して考慮される重みである接続係数に対応する。
広告配信装置100は、上述した回帰モデルやニューラルネットワーク等、任意の構造を有する第1モデルを用いて、第1指標値の算出を行う。具体的には、第1モデルは、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログが入力された場合に、所定のユーザが第2行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力するように係数が設定される。広告配信装置100は、このような第1モデルを用いて、第1指標値を算出する。
なお、上記例では、第1モデルが、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログが入力された場合に、所定のユーザが第2行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力する第1モデル(モデルM1Xとする)である例を示した。しかし、実施形態に係る第1モデルは、モデルM1Xにデータの入出力を繰り返すことで得られる結果に基づいて生成されるモデルであってもよい。例えば、第1モデルは、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを入力とし、モデルM1Xが出力する所定のユーザが第2行動を起こすか否かに関する第1指標値を出力とするよう学習されたモデル(モデルM1Y)であってもよい。または、第1モデルは、所定のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを入力とし、モデルM1Yの出力値を出力とするよう学習されたモデルであってもよい。
また、広告配信装置100がGAN(Generative Adversarial Networks)を用いた算出処理を行う場合、第1モデルは、GANの一部を構成するモデルであってもよい。
(第2生成部133)
第2生成部133は、広告コンテンツをクリックしたユーザの情報を用いて、所定のユーザの第1指標値から、所定のユーザが広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値(コンバージョン率)を予測する第2モデルを生成する。
例えば、第2生成部133は、第1生成部132が第1モデルを生成すると、広告コンテンツをクリックしたユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログをアクセスログサーバ20から取得する。
そして、第2生成部133は、第1生成部132が生成した第1モデルに広告コンテンツをクリックしたユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを入力することにより、広告コンテンツをクリックしたユーザの第1指標値を算出する。
また、第2生成部133は、広告コンテンツをクリックしたユーザが広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こしたか否かに関する情報を広告配信履歴記憶部122から取得する。
例えば、第2生成部133が、広告コンテンツをクリックしたユーザの第1指標値を算出したところ、第1指標値が0.1であるユーザが10人いたとする。そして、第1指標値が0.1であるユーザ10人のうち、広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こしたユーザは1人であったとする。言い換えると、第1指標値が0.1であるユーザ10人のうち、広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こさなかったユーザは9人であったとする。この場合、第2生成部133は、第1指標値が0.1であるユーザが、広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値(コンバージョン率)は10%であると予測する第2モデルを生成する。なお、第2生成部133が第2モデルを生成する例は、この例に限られない。
また、第2生成部133は、第2モデルを生成すると、生成した第2モデルをモデル記憶部123に格納する。
なお、第2生成部133は、いかなる学習アルゴリズムを用いて第2モデルを生成してもよい。例えば、第2生成部133は、ニューラルネットワーク(neural network)、サポートベクターマシン(support vector machine)、クラスタリング、強化学習等の学習アルゴリズムを用いて第2モデルを生成する。一例として、第2生成部133がニューラルネットワークを用いて第2モデルを生成する場合、第2モデルは、一以上のニューロンを含む入力層と、一以上のニューロンを含む中間層と、一以上のニューロンを含む出力層とを有する。
第2モデルは、広告コンテンツをクリックすることなく広告主にとって利益につながる行動を起こしたユーザの情報に基づいて生成された第1モデルを用いて算出された第1指標値であって、所定のユーザが広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値が入力される入力層と、出力層と、入力層から出力層までのいずれかの層であって出力層以外の層に属する第1要素と、第1要素と第1要素の重みとに基づいて値が算出される第2要素と、を含み、入力層に入力された第1指標値に応じて、所定のユーザが広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
第2モデルは、広告コンテンツをクリックすることなく広告主にとって利益につながる行動を起こしたユーザの情報に基づいて生成された第1モデルを用いて算出された第1指標値であって、所定のユーザが広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値が入力される入力層と、出力層と、入力層から出力層までのいずれかの層であって出力層以外の層に属する第1要素と、第1要素と第1要素の重みとに基づいて値が算出される第2要素と、を含み、入力層に入力された第1指標値に対し、出力層以外の各層に属する各要素を第1要素として、第1要素と第1要素の重みとに基づく演算を行うことにより、所定のユーザが広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値を出力層から出力するよう、コンピュータを機能させる。
ここで、第2モデルが「y=1/(1+exp(-t))、t=a0+a1*x1+a2*x2+・・・+ai*xi」で示すロジスティック回帰モデルで実現されるとする。この場合、第1モデルが含む第1要素は、x1やx2等といった入力データ(xi)に対応する。ここで、入力データ(xi)は所定のユーザの第1指標値である。また、yは予測確率(0〜1の値)である第2指標値である。例えば、yは、所定のユーザが広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値(コンバージョン率)である。また、第1要素の重みは、xiに対応する係数aiに対応する。ここで、ロジスティック回帰モデルは、標準シグモイド関数σを用いると「y=σ(t)=σ(a1*x1+a2*x2+・・・+ai*xi)」のように表せる。したがって、ロジスティック回帰モデルは、入力層と出力層とを有する単純パーセプトロンと見做すことができる。各モデルを単純パーセプトロンと見做した場合、第1要素は、入力層が有するいずれかのノードに対応し、第2要素は、出力層が有するノードと見做すことができる。なお、ロジスティック回帰では、最尤法によりパラメータ(係数ai)を推定する。具体的には、最尤法では、モデルのパラメータ(係数ai)を推定する尤度関数を導出する。そして、負の対数尤度関数が最小になるように反復解法を繰り返すことにより、パラメータ(係数ai)を推定する。
広告配信装置100は、上述したロジスティック回帰モデル等、発生確率を予測するために用いられるモデルであって、任意の構造を有する第2モデルを用いて、第2指標値(コンバージョン率)の算出を行う。具体的には、第2モデルは、広告コンテンツをクリックすることなく広告主にとって利益につながる行動を起こしたユーザの情報に基づいて生成された第1モデルを用いて算出された第1指標値であって、所定のユーザが広告主にとって利益につながる行動を起こすか否かに関する第1指標値が入力された場合に、所定のユーザが広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こすか否かに関する第2指標値(コンバージョン率)を出力するように係数が設定される。広告配信装置100は、このような第2モデルを用いて、第2指標値を算出する。
(第1算出部134)
第1算出部134は、第1生成部132が生成した第1モデルを用いて、第1指標値を算出する。
第1算出部134は、受付部131がユーザ端末10から広告コンテンツの配信要求を受け付けると、配信候補の広告コンテンツを選択する。例えば、第1算出部134は、配信要求元のユーザの直近の検索クエリが「ノートパソコン」である場合、広告コンテンツに設定されたキーワードに「ノートパソコン」が含まれる広告コンテンツを配信候補の広告コンテンツとして選択する。例えば、第1算出部134は、広告コンテンツAD1と広告コンテンツAD2を配信候補の広告コンテンツとして選択する。
続いて、第1算出部134は、配信候補の広告コンテンツ毎に、当該広告コンテンツの第1指標値を算出する。具体的には、第1算出部134は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツの広告コンテンツIDに対応する第1モデルを選択する。例えば、第1算出部134は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツAD1の広告コンテンツID「AD1」に対応する第1モデルM11を選択する。例えば、広告配信装置100は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツAD2の広告コンテンツID「AD2」に対応する第1モデルM21を選択する。
そして、第1算出部134は、広告配信対象のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを選択した第1モデルに入力することにより、広告配信対象のユーザの第1指標値を算出する。例えば、第1算出部134は、広告コンテンツAD1については、広告配信対象のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを選択した第1モデルM11に入力することにより、広告配信対象のユーザの第1指標値F11を算出する。例えば、第1算出部134は、広告コンテンツAD2については、広告配信対象のユーザの検索クエリや訪問ページといったアクセスログを選択した第1モデルM21に入力することにより、広告配信対象のユーザの第1指標値F21を算出する。
(第2算出部135)
第2算出部135は、第2生成部133が生成した第2モデルを用いて、第2指標値(コンバージョン率)を算出する。具体的には、第2算出部135は、広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を起こす度合いを示す数値である第1指標値を、広告コンテンツをクリックする行動に続けて広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動(コンバージョン)を起こす確率である第2指標値(コンバージョン率)に変換する。
また、第2算出部135は、第2行動である広告コンテンツの広告主にとって利益につながる行動を得るためにかかる広告コンテンツにおける広告費の目標値と、第2算出部135により算出された第2指標値であるコンバージョン率とに基づいて、広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を算出してもよい。
第2算出部135は、第1算出部134が第1指標値を算出すると、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)を算出する。
第2算出部135は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツの広告コンテンツIDに対応する第2モデルを選択する。例えば、第2算出部135は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツAD1の広告コンテンツID「AD1」に対応する第2モデルM12を選択する。例えば、第2算出部135は、モデル記憶部123の広告コンテンツIDを参照して、配信候補の広告コンテンツAD2の広告コンテンツID「AD2」に対応する第2モデルM22を選択する。
そして、第2算出部135は、算出した第1指標値を選択した第2モデルに入力することにより、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)を算出する。例えば、第2算出部135は、広告コンテンツAD1については、算出した第1指標値F11を選択した第2モデルM12に入力することにより、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)「0.125」を算出する。例えば、第2算出部135は、広告コンテンツAD2については、算出した第1指標値F21を選択した第2モデルM22に入力することにより、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)「0.225」を算出する。
(配信部136)
配信部136は、配信候補の広告コンテンツの入札単価を算出する。また、配信部136は、抽出した広告コンテンツを配信要求元のユーザ端末10に配信する。
配信部136は、第2算出部135が第2指標値(コンバージョン率)を算出すると、広告主端末30から受け付けた目標コンバージョン単価(目標CPA)と第2算出部135が算出した第2指標値(コンバージョン率)を乗じることにより、配信候補の広告コンテンツの入札単価を算出する。
例えば、広告コンテンツAD1には、目標CPA「15,000」が設定され、また、広告コンテンツAD2には、目標CPA「20,000」が設定されているものとする。この場合、配信部136は、広告コンテンツAD1については、広告コンテンツAD1の目標CPA「15,000」と第2算出部135が第2指標値(コンバージョン率)「0.125」を乗じることにより、広告コンテンツAD1の入札単価「1,875」を算出する。また、配信部136は、広告コンテンツAD2については、広告コンテンツAD2の目標CPA「20,000」と第2算出部が第2指標値(コンバージョン率)「0.225」を乗じることにより、広告コンテンツAD2の入札単価「4,500」を算出する。
続いて、配信部136は、配信候補の広告コンテンツのなかから、配信する広告コンテンツを抽出する。具体的には、配信部136は、算出した入札単価とクリック率(CTR:Click Through Rate)とを乗じたeCPM(effective Cost Per Mill)に基づいて、配信対象の広告コンテンツを抽出する。
例えば、広告コンテンツAD1のCTRが「0.05」、広告コンテンツAD2のCTRが「0.03」であるとする。この場合、配信部136は、広告コンテンツAD1の入札単価「1,875」と広告コンテンツAD1のCTR「0.05」とを乗じることにより、広告コンテンツAD1のeCPM「94」を算出する。また、配信部136は、広告コンテンツAD2の入札単価「4,500」と広告コンテンツAD2のCTR「0.03」とを乗じることにより、広告コンテンツAD2のeCPM「135」を算出する。そして、配信部136は、上記のように算出した2つのeCPMのうち、値の大きいeCPMが算出された広告コンテンツAD2を配信対象の広告コンテンツとして抽出する。
続いて、配信部136は、抽出した広告コンテンツAD2を配信要求元のユーザ端末10に配信する。
(取得部137)
取得部137は、広告コンテンツの配信実績を取得する。具体的には、取得部137は、広告コンテンツの配信実績として、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価を取得する。
例えば、取得部137は、広告コンテンツの配信実績として、ある時刻におけるコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差を取得する。例えば、取得部137は、広告コンテンツの配信実績として、ある時刻における各ユーザの課金額を取得する。
(補正部138)
補正部138は、取得部137によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する。具体的には、補正部138は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価との誤差を小さくするように入札単価を補正する。
例えば、補正部138は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて入札単価を補正するためにとるべき行動を学習し、強化学習を用いて学習した行動をとることにより、入札単価を補正する。
また、補正部138は、入札単価を算出するために用いる算出関数に入札単価を補正する補正関数を乗じることにより、入札単価を補正してもよい。具体的には、補正部138は、入札単価を算出するために用いる算出関数として、広告主端末30から受け付けた目標コンバージョン単価に第2算出部135が算出した第2指標値(コンバージョン率)を乗じる関数を用いてもよい。そして、補正部138は、強化学習を用いて入札単価を補正する補正関数を学習することにより、入札単価を補正してもよい。
図7を用いて、実施形態に係る補正処理の一例について具体的に説明する。図7は、実施形態に係る補正処理の一例を示す図である。図7では、広告配信装置100が、広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて入札単価を補正するためにとるべき行動を学習し、強化学習を用いて学習した行動をとることにより、入札単価を補正する例を示す。
具体的には、強化学習のエージェントは、広告配信装置100である。そして、環境の状態S(t)は、ある時刻tにおける広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価および各ユーザの課金額である。また、報酬R(t)は、広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差である。また、行動A(t)は、環境の状態S(t)と報酬R(t)を考慮した方策Π(t)に基づいて行われる。具体的には、行動A(t)は、入札単価が同じグループ毎に広告配信装置100が入札単価を上げたり下げたりする行動である。
したがって、図7では、広告配信装置100が、環境の状態S(t)である「広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価および各ユーザの課金額」と報酬R(t)である「広告コンテンツAD1の配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差」を考慮した方策Π(t)に基づいて行動A(t)である「入札単価が同じグループ毎に入札単価を上げたり下げたりする行動」を取り、環境は広告配信装置100の行動A(t)によって状態を変え、その状態S(t+1)を知らせることにより、強化学習を用いて入札単価を補正するためにとるべき行動を学習する例を示す。
はじめに、取得部137は、広告コンテンツAD1の配信実績として、ある時刻tにおける配信実績に基づくコンバージョン単価(260円)と各ユーザの課金額を取得する。ここで、ある時刻tにおける環境の状態を状態S(t)とすると、補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻tにおけるコンバージョン単価と各ユーザの課金額を状態S(t)として観測する(ステップS11)。
ここで、各ユーザの課金額について説明する。配信部136は、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択された場合は、広告コンテンツAD1を配信対象のユーザに配信する。そして、広告コンテンツAD1を配信されたユーザが広告コンテンツAD1をクリックした場合、広告主にそのユーザの課金額として入札単価が課金される。この場合、取得部137は、そのユーザの課金額として入札単価を取得する。
例えば、ユーザU1については、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択されたので、配信部136は、広告コンテンツAD1をユーザU1のユーザ端末10に配信する。そして、広告コンテンツAD1を配信されたユーザU1は、広告コンテンツAD1をクリックしたので、広告主にユーザU1の課金額として入札単価である20円が課金される。この場合、取得部137は、ユーザU1の課金額として20円を取得する。
なお、広告コンテンツAD1を配信されたユーザが広告コンテンツAD1をクリックしなかった場合、広告主に入札単価は課金されない。この場合、取得部137は、そのユーザの課金額として0円を取得する。
また、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択されなかった場合は、取得部137は、そのユーザの課金額として0円を取得する。例えば、ユーザU2については、入札の結果、広告コンテンツAD1が配信対象として選択されなかったので、取得部137は、ユーザU2の課金額として0円を取得する。
続いて、補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻tにおける配信実績に基づくコンバージョン単価(260円)と目標コンバージョン単価(100円)に誤差があるか否かを判定する。補正部138は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差(160円)があると判定する(ステップS12)。
続いて、補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻tにおけるコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差(160円)があるので、誤差を小さくする方策Π(t)に従って、入札単価を補正する行動A(t)を実行する。補正部138は、行動A(t)を実行することにより、入札単価が同じグループ毎に入札単価を補正する(ステップS13)。
例えば、入札単価が20円のグループ(ユーザU1〜ユーザU5のグループ)をグループG1とすると、補正部138は、グループG1については行動a1(t)を実行する。例えば、入札単価が33円のグループ(ユーザU6〜ユーザU8のグループ)をグループG2とすると、補正部138は、グループG2については、行動a2(t)を実行する。例えば、入札単価が50円のグループ(ユーザU9〜ユーザU10のグループ)をグループG3とすると、補正部138は、グループG3については、行動a3(t)を実行する。このように、補正部138は、方策Π(t)に従って、行動a1(t)と行動a2(t)と行動a3(t)からなる行動A(t)を実行する
例えば、グループG1のメンバー5人のうち、ユーザU2とユーザU5については、課金額が0円である。すなわち、ユーザU2とユーザU5については、入札単価が低すぎたため、入札単価が20円よりも高い他の広告コンテンツに入札で競り負けたことがわかる。そこで、補正部138は、グループG1については、入札で競り負けないよう、入札単価を20円から1円上げる行動a1(t)を実行する。このように、補正部138は、行動a1(t)を実行することにより、入札単価が20円のグループG1の入札単価を補正する。
例えば、グループG3のメンバー2人のうち、ユーザU9とユーザU10については、課金額が50円であるが、いずれもコンバージョンを起こさなかった。すなわち、グループG3については、当初コンバージョン率を50%と予測したが、予測に反してコンバージョンを起こさなかったことがわかる。言い換えると、グループG3については、入札単価を高く設定しすぎたことがわかる。そこで、補正部138は、グループG3については、入札単価を低くするよう、入札単価を50円から15円下げる行動a3(t)を実行する。このように、補正部138は、行動a3(t)を実行することにより、入札単価が50円のグループG3の入札単価を補正する。
例えば、グループG2のメンバー3人は、課金額が33円であり、3人のうちユーザU8がコンバージョンを起こした。すなわち、グループG2ついては、当初コンバージョン率を33%と予測したが、予測したとおりコンバージョンを起こしたことがわかる。しかしながら、補正部138は、時刻tにおけるコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差が160円であり、目標コンバージョン単価を大幅に上回っていることから、グループG2については、全体のコンバージョン単価を下げるために、入札単価を33円から8円下げる行動a2(t)を実行する。このように、補正部138は、行動a2(t)を実行することにより、入札単価が33円のグループG2の入札単価を補正する。
このように、補正部138は、行動A(t)を実行することにより、入札単価が同じグループ毎に入札単価を補正する。そして、補正部138は、行動A(t)を実行することにより、環境の状態を状態S(t)から状態S(t+1)に変化させる。
続いて、取得部137は、広告コンテンツAD1の配信実績として、ある時刻t+1における配信実績に基づくコンバージョン単価(125円)と各ユーザの課金額を取得する。補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻t+1におけるコンバージョン単価と各ユーザの課金額を状態S(t+1)として観測する(ステップS14)。
続いて、補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻t+1における配信実績に基づくコンバージョン単価(125円)と目標コンバージョン単価(100円)に誤差があるか否かを判定する。補正部138は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差(25円)があると判定する(ステップS15)。
続いて、補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻t+1におけるコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差(25円)があるので、誤差を小さくする方策Π(t+1)に従って、入札単価を補正するための行動A(t+1)を実行する。補正部138は、行動A(t+1)を実行することにより、入札単価が同じグループ毎に入札単価を補正する(ステップS16)。
補正部138は、取得部137によって取得されたある時刻におけるコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差が0に近い値に収束するまで、上記のステップS11〜ステップS16を繰り返す。
〔4.第1モデル生成処理のフロー〕
次に、図8を用いて、実施形態に係る第1モデル生成処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る第1モデル生成処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、広告配信装置100は、広告コンテンツをクリックしていないユーザの検索クエリ、訪問ページ等のアクセスログを取得する(ステップS101)。
続いて、広告配信装置100は、広告コンテンツをクリックしていないユーザが、広告主にとって利益につながる行動を起こしたか否かに関する情報を取得する(ステップS102)。
続いて、広告配信装置100は、第1モデルを生成する(ステップS103)。
〔5.第2モデル生成処理のフロー〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る第2モデル生成処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る第2モデル生成処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、広告配信装置100は、広告コンテンツをクリックしたユーザの第1指標値を算出する(ステップS201)。
続いて、広告配信装置100は、広告コンテンツをクリックしたユーザが、コンバージョンに至ったか否かに関する情報を取得する(ステップS202)。
続いて、広告配信装置100は、第2モデルを生成する(ステップS203)。
〔6.広告配信処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る広告配信処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る広告配信処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、広告配信装置100は、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS301)。広告配信装置100は、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けていない場合(ステップS301;No)、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けるまで待機する。
広告配信装置100は、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けた場合(ステップS301;Yes)、配信候補の広告コンテンツを選択する(ステップS302)。
続いて、広告配信装置100は、広告配信対象のユーザの検索クエリ、訪問ページ等のアクセスログを取得する(ステップS303)。
続いて、広告配信装置100は、広告配信対象のユーザの第1指標値を算出する(ステップS304)。
続いて、広告配信装置100は、広告配信対象のユーザの第2指標値(コンバージョン率)を算出する(ステップS305)。
続いて、広告配信装置100は、配信候補の広告コンテンツの入札単価を算出する(ステップS306)。
続いて、広告配信装置100は、配信候補の広告コンテンツのなかから、配信する広告コンテンツを決定する(ステップS307)。
続いて、広告配信装置100は、決定した広告コンテンツを配信要求元のユーザ端末10に配信する(ステップS308)。
〔7.補正処理のフロー〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る補正処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る補正処理手順を示すフローチャートである。
図11に示すように、広告配信装置100は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価を取得する(ステップS401)。
続いて、広告配信装置100は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差があるか否かを判定する(ステップS402)。広告配信装置100は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差がない場合(ステップS402;No)、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差を観測するまで待機する。
広告配信装置100は、配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価に誤差がある場合(ステップS402;Yes)、コンバージョン単価と目標コンバージョン単価との誤差を小さくするように入札単価を補正する(ステップS403)。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る補正装置100は、取得部137と補正部138とを有する。取得部137は、広告コンテンツの配信実績を取得する。補正部138は、取得部137によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する。
これにより、実施形態に係る補正装置100は、広告コンテンツの配信実績に基づいて入札単価を補正することにより、配信時に予測したコンバージョン率に基づいて算出された入札単価と現実の課金額との乖離を補正することができる。したがって、補正装置100は、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができる。
また、取得部137は、広告コンテンツの配信実績として、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価を取得し、補正部138は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価との誤差を小さくするように入札単価を補正する。
これにより、実施形態に係る補正装置100は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価との乖離を補正することができる。したがって、補正装置100は、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができる。
また、補正部138は、広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて入札単価を補正するためにとるべき行動を学習し、強化学習を用いて学習した行動をとることにより、入札単価を補正する。
これにより、実施形態に係る補正装置100は、強化学習を用いることにより、配信前後のコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差だけでなく、最初の配信から直近の配信までの広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差を踏まえて、適切に入札単価を補正する行動を学習することができる。すなわち、補正装置100は、配信前後のコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差だけでなく、最初の配信から直近の配信までの広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と目標コンバージョン単価の誤差を踏まえて、適切に入札単価を補正することができる。したがって、補正装置100は、目標コンバージョン単価に応じて適切に入札単価を制御することができる。
また、補正部138は、入札単価を算出するために用いる算出関数に入札単価を補正する補正関数を乗じることにより、入札単価を補正する。また、補正部138は、強化学習を用いて入札単価を補正する補正関数を学習することにより、入札単価を補正する。
これにより、実施形態に係る補正装置100は、入札単価を算出するために用いる算出関数と入札単価を補正する補正関数のそれぞれについて、それぞれの精度を高めるように学習させることができる。したがって、補正装置100は、目標コンバージョン単価に応じてより適切に入札単価を制御することができる。
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る補正装置100は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、補正装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る補正装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムまたはデータ(例えば、第1モデル、第2モデル)を実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムまたはデータ(例えば、第1モデル、第2モデル)を記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムまたはデータ(例えば、第1モデル、第2モデル)を取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、補正部は、補正手段や補正回路に読み替えることができる。
1 補正システム
10 ユーザ端末
20 アクセスログサーバ
30 広告主端末
100 補正装置
121 広告情報記憶部
122 広告配信履歴記憶部
123 モデル記憶部
131 受付部
132 第1生成部
133 第2生成部
134 第1算出部
135 第2算出部
136 配信部
137 取得部
138 補正部

Claims (7)

  1. 広告コンテンツの配信実績を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、前記広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する補正部と、
    を備えることを特徴とする補正装置。
  2. 前記取得部は、
    前記広告コンテンツの配信実績として、前記広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価を取得し、
    前記補正部は、
    前記広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と前記目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、前記広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と前記目標コンバージョン単価との誤差を小さくするように前記入札単価を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の補正装置。
  3. 前記補正部は、
    前記広告コンテンツの配信実績に基づくコンバージョン単価と前記目標コンバージョン単価とに誤差がある場合、強化学習を用いて前記入札単価を補正するためにとるべき行動を学習し、前記強化学習を用いて学習した行動をとることにより、前記入札単価を補正する
    ことを特徴とする請求項2に記載の補正装置。
  4. 前記補正部は、
    前記入札単価を算出するために用いる算出関数に前記入札単価を補正する補正関数を乗じることにより、前記入札単価を補正する
    ことを特徴とする請求項3に記載の補正装置。
  5. 前記補正部は、
    強化学習を用いて前記入札単価を補正する補正関数を学習することにより、前記入札単価を補正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の補正装置。
  6. コンピュータが実行する補正方法であって、
    広告コンテンツの配信実績を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、前記広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する補正工程と、
    を含むことを特徴とする補正方法。
  7. 広告コンテンツの配信実績を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された広告コンテンツの配信実績と目標コンバージョン単価に基づいて、前記広告コンテンツが配信対象として選択される基準となる入札単価を補正する補正手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする補正プログラム。
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