JP2019038724A - 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 - Google Patents
高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019038724A JP2019038724A JP2017163098A JP2017163098A JP2019038724A JP 2019038724 A JP2019038724 A JP 2019038724A JP 2017163098 A JP2017163098 A JP 2017163098A JP 2017163098 A JP2017163098 A JP 2017163098A JP 2019038724 A JP2019038724 A JP 2019038724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- basic magnesium
- magnesium carbonate
- highly dispersed
- carbonate powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L29/00—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/19—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F5/00—Compounds of magnesium
- C01F5/24—Magnesium carbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/24—Acids; Salts thereof
- C08K3/26—Carbonates; Bicarbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L101/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D201/00—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/40—Additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D7/00—Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
- C09D7/40—Additives
- C09D7/60—Additives non-macromolecular
- C09D7/61—Additives non-macromolecular inorganic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Geology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
Description
(沈降容積の測定条件)
前記塩基性炭酸マグネシウム粉末5gを100mLの蓋付きメスシリンダーに投入し、次いで純水を100mLまで量り取って混合し、20℃で2時間静置した後の粉末分散相と純水相との分離相における粉末分散相の占める容積を沈降容積(mL)として測定する。
分散度=(dL/d50)×100
(式中、dLはSEM写真を用いて得られる一次粒子の平均長径(μm)であり、d50はレーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積50%径(μm)である。)
沈降容積が60mL未満の原料塩基性炭酸マグネシウム粉末が分散媒に分散した原料分散液を準備する準備工程、及び
前記原料分散液を150℃以下の温度で水熱処理して処理分散液を得る水熱工程
を含む高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法に関する。
本実施形態の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末では、以下の測定条件で測定して得られる沈降容積が60mL以上である。
(沈降容積の測定条件)
塩基性炭酸マグネシウム粉末5gを100mLの蓋付きメスシリンダーに投入し、次いで純水を100mLまで量り取って混合し、20℃で2時間静置した後の粉末分散相と純水相との分離相における粉末分散相の占める容積を沈降容積(mL)として測定する。
分散度=(dL/d50)×100
(式中、dLはSEM写真を用いて得られる一次粒子の平均長径(μm)であり、d50はレーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積50%径(μm)である。)
標準偏差=(d84−d16)/2
(式中、d84はレーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積84%径であり、d16はレーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積16%径である。)
アスクペクト比=一次粒子の平均長径(μm)/一次粒子の平均厚み(μm)
一次粒子のアスペクト比を上記範囲とすることで、高分散粉末の分散性や増粘性を向上させることができる。
xMgCO3・Mg(OH)2・yH2O
(式中、xは3〜5の整数であり、yは3〜8の整数である。)
本実施形態の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法は、沈降容積が60mL未満の原料塩基性炭酸マグネシウム粉末が分散媒に分散した原料分散液を準備する準備工程、及び前記原料分散液を150℃以下の温度で水熱処理して処理分散液を得る水熱工程を含む。さらに、水熱工程の後、前記処理分散液を濾過し、濾取した粉末を乾燥させる乾燥工程を含むことが好ましい。以下、各工程について説明する。
原料粉末としては、公知の方法によって得られる塩基性炭酸マグネシウムを広く用いることができる。また、市販品を用いることもできる。市販品を含め、従来の方法により得られる塩基性炭酸マグネシウムの沈降容積は60mL未満であることが多く、一次粒子の凝集度が高くなっている。原料粉末の製造方法としては、上述のように公知の方法を採用することができ、例えば、水酸化マグネシウムと炭酸ガスとの反応を利用したガス法、マグネシウム塩と炭酸ナトリウムとの反応を利用したソーダ法、マグネシウム塩と炭酸アンモニウムとの反応を利用した炭安法等が挙げられる。
本水熱工程では、原料分散液を150℃以下の温度で水熱処理して処理分散液を得る。水熱処理を行うことにより、原料粉末の所望でない分解反応(無水炭酸マグネシウム及び水酸化マグネシウムへの分解)を抑制しつつ、原料粉末中の一次粒子の凝集が徐々にほぐれ、一次粒子が個別に分散した状態を得ることができる。さらに、水熱処理を経ることで、一次粒子における結晶成長を促進させることができ、結晶子径を増大させることができる。
水熱工程の後、高分散粉末を含む処理分散液を濾過し、濾取した粉末を乾燥させる乾燥工程を行ってもよい。濾過の際、公知のフィルタープレス機により加圧しながら濾過・脱水を行ってもよい。脱水の際の圧力は適宜設定することができ、一般的に0.5〜10MPa程度であり、1〜6MPaが好ましく、1.5〜4MPaがより好ましい。次いで、濾取した粉末を乾燥機中で乾燥させる。乾燥機は公知のものを用いることができ、例えば、熱風乾燥機、赤外線乾燥機、真空乾燥機等が挙げられる。乾燥温度は50〜150℃が好ましく、70〜140℃がより好ましく、80〜130℃がさらに好ましく、90〜120℃が特に好ましい。乾燥時間は1〜20時間程度、好ましくは3〜18時間、より好ましくは6〜15時間である。必要に応じて、乾燥工程後、粉砕処理を行ってもよい。水熱処理を経ない従来の粉砕処理と比較して、水熱処理を経た後の粉砕処理を行うことで一次粒子の状態を安定して維持することができる。以上の工程により、一次粒子の凝集が抑制された高分散塩基性炭酸マグネシウムを製造することができる。
攪拌翼付きの反応容器内にて、MgO濃度40g/Lの水酸化マグネシウムスラリー80Lを70℃に加熱し、攪拌しながらガス流速30L/minで炭酸ガスを吹き込み炭酸化反応を行った。スラリーにフェノールフタレインを加えておき、ピンク色から無色になったときを反応の終点とし、終点に達した時点で炭酸ガスの吹き込みを停止した。これにより原料塩基性炭酸マグネシウム粉末のスラリーを得た。その後、水を加えて塩基性炭酸マグネシウムの濃度をMgO濃度で35g/Lに調整して原料分散液を得た。
水熱処理の温度を140℃としたこと以外は、実施例1と同様に高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末を製造した。
水熱処理の温度を120℃としたこと以外は、実施例1と同様に高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末を製造した。
水熱処理の温度を100℃としたこと以外は、実施例1と同様に高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末を製造した。
原料分散液の脱水及び乾燥を行い、水熱処理を行わなかったこと以外は、実施例1と同様に塩基性炭酸マグネシウム粉末を製造した。
水熱処理の温度を80℃としたこと以外は、実施例1と同様に塩基性炭酸マグネシウム粉末を製造した。
実施例及び比較例で得られた塩基性炭酸マグネシウム粉末について、以下のような分析を行った。各評価結果を表1に示す。
塩基性炭酸マグネシウム粉末5gを100mLの蓋付きメスシリンダーに投入し、純水を注ぎ入れて100mLとなるようにメスアップした。メスシリンダーの蓋を閉じて振り幅約20cmで1分間左右に振って均質に混合し、分散液を調製した。その後、20℃で2時間静置した。粉末分散相と純水相との分離相における粉末分散相の占める容積を読み取り、これを沈降容積(mL)として測定した。
アルミ試料台上に両面テープを貼り付け、その上から試料粉末をスパチュラのヘラでなぞるように塗布した。金蒸着を行った後、試料粉末の粒子像を走査電子顕微鏡(FE−SEM:日立製作所株式会社製S−4700)を用いて5000倍の倍率で写真を撮影した。図1及び2に実施例1及び比較例1の塩基性炭酸マグネシウム粉末のSEM写真をそれぞれ示す。
エタノール50mLを100mL容量のビーカーに採り、約0.2gの試料粉末を入れ、3分間の超音波処理(トミー精工社製 UD−201)を施して分散液を調製した。この分散液についてレーザー回折法−粒度分布計(日機装株式会社製 Microtrac HRA Model 9320−X100)を用いて測定を行い、得られた粒度分布における体積基準での累積50%径(d50)(μm)を求めた。
標準偏差=(d84−d16)/2
SEM写真を用いて得られた一次粒子の平均長径(dL)(μm)及びレーザー回折式粒度分布計で得られた粒度分布における体積基準での累積50%径(d50)(μm)を用い、下記式に従って分散度を求めた。
分散度=(dL/d50)×100
8連式プリヒートユニット(MOUNTECH社製)を用いて窒素ガス雰囲気下、約130℃、約30分間で前処理した試料粉末を、BET比表面積測定装置としてMacsorb HM Model−1208(MOUNTECH社製)を用いて、窒素ガス吸着法で、BET比表面積(m2/g)を測定した。
一次粒子における平均結晶子径の測定は、以下の手順で行った。X線回折装置(株式会社リガク製、RINT−2500)によりCu線源(40kV、30mA)の条件で測定してX線回折パターンを得た。統合粉末X線解析ソフトウェア「PDXL2」を用いてScherrer法により結晶子径を算出した。
高分散粉末の見掛け比重の測定方法をJIS K6220?1:2001に準じて測定した。
高分散粉末の耐熱性は、TG測定での減量を測定することにより評価した。TG測定での減量が小さいほど耐熱性が高いといえる。TG測定は、セイコーインスツルメンツ株式会社製「TG/DTA6300」を用いて行った。測定条件は以下のとおりであった。昇温速度:20℃/min、測定雰囲気:Air 200ml/min、リファレンス:Al2O3、サンプル重量:8.0mg、測定容器:Pt製、測定温度範囲:40〜300℃。
減量分(%)={(初期重量−各温度での重量)/初期重量}×100
摩擦感テスターKES−SE(カトーテック社製)を用い、スライドガラス表面に貼り付けた両面テープ(幅15mm)上にパフで塩基性炭酸マグネシウム粉末0.1gを塗り広げ、荷重25g、移動速度H(当該テスターにおける既定の移動速度)で平均摩擦係数を測定した。センサーは10mm角シリコンセンサーを使用した。平均摩擦係数が1.3以上であれば滑らかであると判断した。
塩基性炭酸マグネシウム粉末を用いて10wt%、20℃の水スラリーを調製した(撹拌棒で液が均一になるように混合した)。BL II型粘度計(東機産業(株)製)を用いロータNo.3、回転速度60rpmの条件で、測定開始から1分後の値を読み取り、粘度(cP)の値を算出した。粘度が150以上であれば増粘性が良好であると判断した。
a.曲げ弾性率測定用成型体の作製
ポリプロピレン樹脂(PP、日本ポリプロ社製、BC6D)100質量部に対して塩基性炭酸マグネシウム粉末10質量部を配合した後に、ラボプラストミル(東洋精機株式会社)を用いて、180℃で5分間、回転数50rpmで溶融混練した後、溶融混練物をシュレッダーで径が約5mm以下にカットしてペレットを作製した。ペレットを射出成型機(株式会社日本製鋼所製、J−50E2)を用いて、出口温度210℃で射出成型し、80×10×4mmの試験片を得た。
b.曲げ弾性率の測定
得られた試験片の曲げ弾性率(GPa)をJIS K7171に基づいて測定した。具体的には、インストロン社製3382型を用い、試験法としてひずみ速度を変更しないA法を採用し、試験片は長さ80mm×幅10mm×厚み4mm、支点間距離64mm、試験速度2mm/min、圧子の半径R1=5mm、支持台の半径R2=5mmの条件で行った。曲げ弾性率が1.33GPa以上であれば補強性が良好であると判断した。
Claims (12)
- 以下の測定条件で測定して得られる沈降容積が60mL以上である高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末。
(沈降容積の測定条件)
前記塩基性炭酸マグネシウム粉末5gを100mLの蓋付きメスシリンダーに投入し、次いで純水を100mLまで量り取って混合し、20℃で2時間静置した後の粉末分散相と純水相との分離相における粉末分散相の占める容積を沈降容積(mL)として測定する。 - 下記式で表される分散度が6以上である請求項1に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末。
分散度=(dL/d50)×100
(式中、dLはSEM写真を用いて得られる一次粒子の平均長径(μm)であり、d50はレーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積50%径(μm)である。) - レーザー回折式粒度分布計で得られる粒度分布における体積基準での累積50%径(d50)が7μm以下である請求項1又は2に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末。
- BET比表面積が50m2/g以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法であって、
沈降容積が60mL未満の原料塩基性炭酸マグネシウム粉末が分散媒に分散した原料分散液を準備する準備工程、及び
前記原料分散液を150℃以下の温度で水熱処理して処理分散液を得る水熱工程
を含む高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法。 - 前記水熱処理を100℃以上150℃以下の温度で行う請求項6に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法。
- 前記水熱工程の後、前記処理分散液を濾過し、濾取した粉末を乾燥させる乾燥工程をさらに含む請求項6又は7に記載の高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末の製造方法。
- 溶媒100質量部に対し、請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分散塩基性マグネシウム粉末を0.1〜100質量部配合した粉末懸濁組成物。
- 前記粉末懸濁組成物は、化粧品、食品又は塗料として用いられる請求項8に記載の粉末懸濁組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分散塩基性マグネシウム粉末を0.5重量%以上80重量%以下の配合量で含む粉末状化粧品。
- 高分子材料100質量部に対し、請求項1〜4のいずれか1項に記載の高分散塩基性マグネシウム粉末を1〜500質量部配合した高分子組成物。
- 前記高分子材料が、樹脂、ゴム又は紙である請求項11に記載の高分子組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017163098A JP6976773B2 (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 |
PCT/JP2018/022917 WO2019044121A1 (ja) | 2017-08-28 | 2018-06-15 | 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017163098A JP6976773B2 (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019038724A true JP2019038724A (ja) | 2019-03-14 |
JP6976773B2 JP6976773B2 (ja) | 2021-12-08 |
Family
ID=65525305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017163098A Active JP6976773B2 (ja) | 2017-08-28 | 2017-08-28 | 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6976773B2 (ja) |
WO (1) | WO2019044121A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003306325A (ja) * | 2002-02-13 | 2003-10-28 | Nittetsu Mining Co Ltd | 塩基性炭酸マグネシウム及びその製造方法、並びに該塩基性炭酸マグネシウムを含有する組成物又は構造体 |
JP2005154158A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Ube Material Industries Ltd | 多孔質粒状塩基性炭酸マグネシウム及びその製造方法 |
JP2005220082A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Nippon Shikizai Inc | 粉末状クレンジング化粧料 |
JP2017088424A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | ナイカイ塩業株式会社 | 塩基性炭酸マグネシウムの製造方法 |
-
2017
- 2017-08-28 JP JP2017163098A patent/JP6976773B2/ja active Active
-
2018
- 2018-06-15 WO PCT/JP2018/022917 patent/WO2019044121A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003306325A (ja) * | 2002-02-13 | 2003-10-28 | Nittetsu Mining Co Ltd | 塩基性炭酸マグネシウム及びその製造方法、並びに該塩基性炭酸マグネシウムを含有する組成物又は構造体 |
JP2005154158A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Ube Material Industries Ltd | 多孔質粒状塩基性炭酸マグネシウム及びその製造方法 |
JP2005220082A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Nippon Shikizai Inc | 粉末状クレンジング化粧料 |
JP2017088424A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | ナイカイ塩業株式会社 | 塩基性炭酸マグネシウムの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019044121A1 (ja) | 2019-03-07 |
JP6976773B2 (ja) | 2021-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Arkhireeva et al. | Synthesis of sub-200 nm silsesquioxane particles using a modified Stöber sol–gel route | |
EP2455339B1 (en) | Magnesium oxide particles, method for producing same, heat dissipating filler, resin composition, heat dissipating grease, and heat dissipating coating composition | |
KR100255465B1 (ko) | 화변상 다공질 히드록시아파타이트 미립자 및 그 제조방법 | |
US5437720A (en) | Spheroidal aggregate of platy synthetic hydrotalcite | |
JP6474137B2 (ja) | 樹脂用炭酸カルシウム填料及び該填料を含む樹脂組成物 | |
JP2004156030A (ja) | 難燃性ポリマー組成物 | |
JP2008111114A (ja) | コアシェル型金属酸化物微粒子分散液の製造方法及びその分散液 | |
KR102173253B1 (ko) | 마그네슘 아다만탄 카복실산염 및 산화물 나노복합체의 합성 | |
CA2741218A1 (en) | Zinc oxide particle, method for producing it, exoergic filler, exoergic resin composition, exoergic grease and exoergic coating composition | |
CN112236397B (zh) | 经表面处理含氢氧化镁材料的开发 | |
JP2008517866A (ja) | コントロールされた凝集の状態を示す炭酸カルシウム粒子を含む懸濁液 | |
US20110081548A1 (en) | Zinc oxide particle, method for producing it, exoergic filler, exoergic resin composition, exoergic grease and exoergic coating composition | |
Qiu et al. | Morphology-dependent performance of Mg 3 Al–CO 3 layered double hydroxide as a nanofiller for polypropylene nanocomposites | |
CN113365941A (zh) | 磷酸钛粉体、化妆品用白色颜料 | |
JPWO2014058057A1 (ja) | 樹脂用炭酸カルシウム填料及び該填料を含む樹脂組成物 | |
EP3638625B1 (en) | Hydrophobic surface modified aluminas and method for making thereof | |
JP2020033240A (ja) | 粒子状シリカ及びその製造方法 | |
JP2002541051A (ja) | 表面処理された硫酸バリウム及びその調製方法 | |
JP2019038724A (ja) | 高分散塩基性炭酸マグネシウム粉末及びその製造方法 | |
JP5568705B2 (ja) | 顔料分散組成物、コーティング組成物及び分散安定剤 | |
JP6282908B2 (ja) | 酸化亜鉛の製造方法 | |
WO2024210054A1 (ja) | 窒化アルミニウム粉末 | |
Esthappan et al. | Influence of Titanium dioxide on Melt Flow Index, Mechanical and Thermal Properties of Polypropylene. | |
Siahpoosh et al. | Preparation and Characterization of High Specific Surface Area γ-Alumina Nanoparticles Via Sol-Gel Method | |
JP2024518918A (ja) | 含水量が低減されたヒュームドアルミナ粉末 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210312 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210812 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211022 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6976773 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |