JP2019038207A - 液体収容体、液体噴射装置 - Google Patents

液体収容体、液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる液体収容体、液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体噴射装置11に装着可能な液体収容体19において、液体を収容するための収容部と、液体収容体19に関する情報を記憶する収容体側記憶部42と、を備え、収容体側記憶部42は、第1ユニークIDから第nユニークIDで構成される複数のユニークIDと、複数のユニークIDに紐付けられ、第1検証用データから第n検証用データで構成される複数の検証用データと、を含み、複数のユニークIDと複数の検証用データは、収容部に収容された液体の消費量が規定値に達する毎に、第1ユニークIDと第1検証用データから、第nユニークIDと第n検証用データまで順次切り替わる。【選択図】図3

Description

本発明は、インクなどの液体を収容する液体収容体、液体収容体が装着されるプリンターなどの液体噴射装置に関する。
液体噴射装置の一例として、インクカートリッジ(液体収容体)に収容されたインク(液体)を消費(噴射)して印刷するインクジェット式のプリンターがある。(例えば特許文献1)。インクカートリッジは、収容するインクが消費されて減った場合に、新たなインクをリフィルして再度使用することがある。
インクカートリッジにインクをリフィル場合、リフィルした回数(リフィル回数)が多くなるとデバイスに悪影響を与える虞がある。そのため、プリンターでは、インクカートリッジを識別するための識別情報やリフィル回数などのインクカートリッジに関する情報をサーバーで管理していた。
特開2005−284571号公報
インクカートリッジに関する情報をサーバーで管理する場合、プリンターをネットワークに接続する必要がある。そのため、ネットワークに接続されていないプリンターでは、インクカートリッジに関する情報を管理することができなかった。
こうした課題は、リフィル可能なインクカートリッジ及びインクカートリッジを装着可能なプリンターに限らず、リフィル可能な液体収容体及び液体収容体を装着可能な液体噴射装置においては、概ね共通している。
本発明の目的は、繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる液体収容体、液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
液体噴射装置に装着可能な液体収容体において、液体を収容するための収容部と、前記液体収容体に関する情報を記憶する記憶部と、を備え、前記記憶部は、第1ユニークIDから第nユニークIDで構成される複数のユニークIDと、前記複数のユニークIDに紐付けられ、第1検証用データから第n検証用データで構成される複数の検証用データと、を含み、前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データは、前記収容部に収容された前記液体の消費量が規定値に達する毎に、前記第1ユニークIDと前記第1検証用データから、前記第nユニークIDと前記第n検証用データまで順次切り替わる。
この構成によれば、記憶部は、ユニークIDと、ユニークIDに紐付けられた検証用データと、を含む。すなわち、ユニークIDは、検証用データにより検証できるため、ユニークIDの信頼性を高めることができる。したがって、ユニークIDと検証用データが切り替わった回数によりリフィル回数を管理でき、液体収容体に液体をリフィルしてこの液体収容体を繰り返し使用する場合でも、繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる。
上記液体収容体において、前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データは、前記第1ユニークIDと前記第1検証用データから順次切り替わって前記第nユニークIDと前記第n検証用データに達した後は、前記消費量が前記規定値に達しても切り替わらないことが好ましい。
この構成によれば、複数のユニークIDと複数の検証用データは、第nユニークIDと第n検証用データまで達した後は切り替わらない。そのため、記憶部が記憶するユニークIDと検証用データの数によりリフィル回数の上限を規定できる。
上記液体収容体において、前記記憶部は、前記液体の消費に関する消費量データを含み、前記消費量データは、前記消費量が前記規定値に達する毎に初期化されることが好ましい。
この構成によれば、記憶部が含む消費量データは、消費量が規定値に達する毎に初期化される。そのため、ユニークIDと検証用データが切り替わる度に消費量データを初期化できる。
上記液体収容体は、前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データの切り替えを行う制御部を備えることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体が備える制御部がユニークIDと検証用データを切り替える。そのため、リフィル回数の管理を液体収容体で行うことができる。
液体を収容する収容部を備える液体収容体を装着可能な液体噴射装置において、前記液体噴射装置を制御する制御部と、前記液体収容体に関する情報を記憶する装置側記憶部と、を備え、前記制御部は、前記液体収容体が装着されると、前記液体収容体が備える収容体側記憶部に含まれるユニークID、リフィルカウンタ、及び前記ユニークIDと前記リフィルカウンタに紐付く検証用データを読み込み、前記検証用データにより前記ユニークID及び前記リフィルカウンタを検証し、検証された前記ユニークID及び前記リフィルカウンタを前記装置側記憶部に記憶する。
この構成によれば、制御部は、ユニークIDとリフィルカウンタを検証用データにより検証するため、ユニークIDとリフィルカウンタの信頼性を高めることができる。したがって、リフィルした液体収容体を再度使用する場合でも、繰り返し使用する回数をリフィルカウンタにより管理でき、繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる。
上記液体噴射装置において、前記制御部は、前記収容部に収容された前記液体の消費量が規定値に達する毎に前記収容体側記憶部に含まれる前記リフィルカウンタをインクリメントし、インクリメントした前記リフィルカウンタと前記ユニークIDに紐付く検証用データを生成して前記収容体側記憶部に記憶することが好ましい。
この構成によれば、制御部は、収容部に収容された液体の消費量が規定値に達する毎にリフィルカウンタをインクリメントし、インクリメントしたリフィルカウンタとユニークIDに紐付く検証用データを生成して収容体側記憶部に記憶する。ユニークIDとリフィルカウンタは、検証用データにより検証できるため、ユニークIDとリフィルカウンタの信頼性を高めることができる。
液体噴射装置の第1実施形態の概略斜視図。 液体収容体の模式断面図。 液体噴射装置と液体収容体の電気的構成を示すブロック図。 収容体側記憶部が含むデータ構造を示す模式図。 検証ルーチンを示すフローチャート。 切替ルーチンを示すフローチャート。 第2実施形態の液体噴射装置と液体収容体の電気的構成を示すブロック図。 収容体側記憶部が含むデータ構造を示す模式図。 装置側記憶部が含むデータ構造を示す模式図。 リフィル管理ルーチンを示すフローチャート。 リフィル管理ルーチンを示すフローチャート。 収容体側記憶部に検証用データが追加された場合を示す模式図。 収容体側記憶部にm回検証用データが追加された場合を示す模式図。
以下、液体噴射装置の一実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の液体噴射装置は、用紙などの媒体に対して液体の一例であるインクを噴射して媒体に文字や画像等を印刷(記録)するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、液体噴射装置11は、略矩形箱状をなすフレーム12を備える。フレーム12内には、媒体13を支持する支持部14と、支持部14の上方に位置するガイド軸15と、が設けられている。フレーム12の背面下部には、媒体13を搬送する搬送機構(図示略)を駆動するための搬送モーター16が設けられている。媒体13は、支持部14に支持された状態で搬送機構によって搬送される。
図1では、ガイド軸15が延びる方向をX軸、支持部14に支持された媒体13が搬送される方向をY軸、鉛直方向をZ軸で示す。X軸、Y軸、及びZ軸は、相互に交差(好ましくは直交)する。以下の説明では、X軸に沿う方向を幅方向、Y軸に沿う方向を奥行方向ともいう。
ガイド軸15には、キャリッジ18が支持されている。キャリッジ18には、インクなどの液体を収容した液体収容体19と、液体収容体19から供給された液体を噴射する液体噴射ヘッド20と、が搭載されている。液体収容体19は、キャリッジ18に着脱可能に装着される。
フレーム12には、駆動プーリー22及び従動プーリー23が回転自在な状態で支持されている。駆動プーリー22には、キャリッジ18を移動させる際の動力源となるキャリッジモーター24の出力軸が連結されている。駆動プーリー22と従動プーリー23には、無端状のタイミングベルト25が掛装されている。
キャリッジ18は、タイミングベルト25に接続され、キャリッジモーター24の駆動力がタイミングベルト25を通じて伝達されると、ガイド軸15にガイドされながら幅方向(走査方向)に往復移動する。キャリッジ18と共に移動する液体噴射ヘッド20は、液体を噴射して媒体13に印刷(記録)する。
液体噴射装置11は、液体噴射ヘッド20のメンテナンスを行うメンテナンス部27を備える。メンテナンス部27は、液体噴射ヘッド20から強制的に液体を排出させるクリーニングを行うキャップ28と、液体噴射ヘッド20を払拭するワイピングを行う払拭部材29と、を備える。
図2に示すように、液体噴射装置11に装着可能な液体収容体19は、液体を収容するための収容部31を備える。液体収容体19には、収容部31に液体を注入可能な注入口32が形成されている。注入口32は、着脱可能な栓33により塞がれている。液体収容体19は、栓33が外されることで注入口32が外部に開放され、注入口32から収容部31に液体を注入するリフィルが可能となる。
液体収容体19は、収容体側端子35を備える。液体噴射装置11は、キャリッジ18に設けられた装置側端子36を備える。収容体側端子35と装置側端子36は、液体収容体19がキャリッジ18に装着された場合に電気的に接続する。
次に、液体噴射装置11と液体収容体19の電気的な構成について説明する。
図3に示すように、液体噴射装置11は、液体噴射装置11を制御する制御部の一例である装置側制御部38と、ユーザーに情報を報知する報知部39と、を備える。装置側制御部38は、装置側端子36と、報知部39と、に接続されている。報知部39は、例えば情報を表示可能な液晶パネルなどの表示部、音や音声を発するスピーカーなどの音源などである。
液体収容体19は、制御部の一例である収容体側制御部41と、液体収容体19に関する情報を記憶する記憶部の一例である収容体側記憶部42と、を備える。収容体側記憶部42は、収容体側端子35及び収容体側制御部41と接続され、収容体側制御部41及び装置側制御部38と情報の伝達が可能とされている。
図4に示すように、収容体側記憶部42は、読取専用領域Rと、書換可能領域RWと、を有する。読取専用領域Rは、記録された情報の読み取りはできるが書き換えができない領域である。書換可能領域RWは、記録された情報の読み取りと書き換えが可能な領域である。
読取専用領域Rと書換可能領域RWは、複数の領域に区分けされて構成されている。読取専用領域Rは、第1読取領域R1〜第n読取領域Rnを有し、書換可能領域RWは、第1書換領域RW1〜第4書換領域RW4を有する。
収容体側記憶部42は、第1ユニークIDから第nユニークIDで構成される複数のユニークIDと、複数のユニークIDに紐付けられ、第1検証用データから第n検証用データで構成される複数の検証用データと、を含む。本実施形態では、互いに紐付けられたユニークID及び検証用データを1組のユニークID及び検証用データともいう。
複数のユニークIDと複数の検証用データは、第1読取領域R1〜第n読取領域Rnに1組ずつ格納されている。具体的には、第1読取領域R1には、第1ユニークIDと、第1ユニークIDに紐付けられた第1検証用データが格納されている。第2読取領域R2には、第2ユニークIDと、第2ユニークIDに紐付けられた第2検証用データが格納されている。第3読取領域R3には、第3ユニークIDと、第3ユニークIDに紐付けられた第3検証用データが格納されている。第n読取領域Rnには、第nユニークIDと、第nユニークIDに紐付けられた第n検証用データが格納されている。
ユニークIDとは、互いに異なって重複しない識別子であり、異なる液体収容体19同士でも重複しないことが好ましい。検証用データとは、紐付けられたユニークIDを検証するためのデータである。検証用データは、検証用データを生成するための生成アルゴリズム(図示略)にユニークIDを入力することで生成されたデータである。そのため、収容体側記憶部42に記憶されているユニークIDを生成アルゴリズムに入力して得られたデータと、ユニークIDに紐付く検証用データとを比較することで、ユニークIDが適切であるか否かを検証できる。
収容体側記憶部42に含まれるユニークIDと検証用データの数は、リフィル可能な回数に応じて設定されている。例えば、リフィル回数の上限を1回とする場合には、収容体側記憶部42は、ユニークIDと検証用データを2つずつ(2組)含む。換言すると、収容体側記憶部42が第1ユニークIDから第nユニークID、及び第1検証用データから第n検証用データのn組のユニークIDと検証用データを含む場合には、n−1回のリフィルが可能である。
収容体側制御部41は、複数組のユニークIDと検証用データのうち、1組のユニークIDと検証用データを有効とする。有効なユニークIDと検証用データは切り替え可能である。
第1書換領域RW1には、収容部31に収容されて消費可能な液体が消費された割合を示す消費量が記憶されている。第2書換領域RW2には、エンドフラグが記憶されている。第3書換領域RW3には、液体収容体19の種類が記憶されている。第4書換領域RW4には、収容部31に収容可能な量を示す液体容量が記憶されている。収容体側記憶部42は、収容部31に収容された液体の消費に関する消費データの一例として消費量及びエンドフラグを含む。
消費量が0%とは、液体容量と同量の液体が収容され、液体が消費されていない状態を示す。エンドフラグがオフとは、印刷やメンテナンスに必要な液体が収容部31に収容されている状態を示す。消費量が100%、及びインクエンドフラグがオンとは、収容部31内の液体が空もしくは空に近い状態になり、印刷やメンテナンスに差し障る虞のある状態を示す。
次に、図5に示すフローチャートを参照し、装置側制御部38が行う検証ルーチンについて説明する。装置側制御部38は、液体噴射装置11の電源が投入された場合、及び液体噴射装置11に液体収容体19が装着された場合に検証ルーチンを実行する。
図5に示すように、ステップS101において、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶された収容体情報を取得する。本実施形態の収容体情報には、有効とされているユニークID及び検証用データ、消費量、及びエンドフラグが含まれる。
装置側制御部38は、ステップS102において、収容体情報を検証し、ステップS103において、液体収容体19が使用可能であるか否かを判断する。検証結果に誤りがあり、液体収容体19を使用できない場合には(ステップS103:NO)、ステップS104において、装置側制御部38は、報知部39にエラーを報知させ、検証ルーチンを終了する。
検証結果が正しく液体収容体19が使用可能な場合には(ステップS103:YES)、ステップS105において、装置側制御部38は、印刷が開始されたか否かを判断する。印刷が開始されていない場合には(ステップS105:NO)、装置側制御部38は、印刷が開始されるまで待機する。
印刷が開始されると(ステップS105:YES)、装置側制御部38は、ステップS106において、印刷に伴って消費された液体の量を加味して消費量を更新する。ステップS107において、装置側制御部38は、更新した消費量が規定値(例えば100%)に達したか否かを判断する。消費量が規定値未満の場合には(ステップS107:NO)、装置側制御部38は、消費量が規定値に達していないと判断し、ステップS108において、印刷が終了したか否かを判断する。
印刷が終了していない場合には(ステップS108:NO)、装置側制御部38は、その処理をステップS106に移行する。印刷が終了した場合には(ステップS108:YES)、装置側制御部38は、ステップS109において収容体側記憶部42に消費量を書き込み、その処理をステップS105に移行する。
ステップS107において、消費量が規定値以上の場合には(ステップS107:YES)、装置側制御部38は、消費量が規定値に達したと判断し、ステップS110において、収容体側記憶部42に記憶されたエンドフラグをオンに書き換える。エンドフラグがオンに書き換えられると収容体側制御部41は、切替ルーチン(図6参照)を実行し、リフィル不可情報、リフィル可能情報、最終リフィル情報などの情報を出力する。
ステップS111において、装置側制御部38は、所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間とは、収容体側制御部41は、切替ルーチン(図6参照)を実行するのに要する時間であり、装置側制御部38が収容体側制御部41から情報を取得するのに要する時間である。所定時間が経過していない場合には(ステップS111:NO)、装置側制御部38は、所定時間が経過するまで待機する。
所定時間が経過すると(ステップS111:YES)、装置側制御部38は、ステップS112において、取得した情報にリフィル可能情報が含まれるか否かを判断する。リフィル可能情報が含まれる場合(ステップS112:YES)、装置側制御部38は、ステップS113において、取得した情報に最終リフィル情報が含まれるか否かを判断する。
リフィル可能情報のみを取得し、最終リフィル情報を取得していない場合には(ステップS112:YES、ステップS113:NO)、装置側制御部38は、ステップS114において、液体収容体19のリフィルが可能であることを報知部39に報知させる。
リフィル可能情報及び最終リフィル情報を取得した場合には(ステップS112:YES、ステップS113:YES)、ステップS115において、装置側制御部38は、最終リフィルが可能であることを報知部39に報知させる。すなわち、装置側制御部38は、リフィルは可能であるもののリフィル可能な残り回数が1回であることを報知させる。
リフィル可能情報を取得せず、リフィル不可情報を取得した場合には(ステップS112:NO)、ステップS116において、装置側制御部38は、リフィルが不可であることを報知部39に報知させる。
ステップS117において、装置側制御部38は、液体収容体19が液体噴射装置11から取り外されたか否かを判断する。液体収容体19が取り外されていない場合には(ステップS117:NO)、装置側制御部38は、液体収容体19が取り外されるまで待機する。液体収容体19が取り外された場合には(ステップS117:YES)、検証ルーチンを終了する。
次に、図6に示すフローチャートを参照し、収容体側制御部41が行う切替ルーチンについて説明する。切替ルーチンは、装置側制御部38がエンドフラグをオンに書き換えたタイミングで実行される。すなわち、切替ルーチンは、液体の消費量が規定値に達する毎に実行される。
図6に示すように、ステップS201において、収容体側制御部41は、有効なユニークIDが第nユニークIDであるか否かを判断する。第nユニークIDが有効である場合には(ステップS201:YES)、ステップS202において、収容体側制御部41は、リフィル不可情報を出力し、切替ルーチンを終了する。
第nユニークIDとは異なるユニークIDが有効である場合には(ステップS201:NO)、ステップS203において、収容体側制御部41は、有効とされているユニークIDと検証用データを、次のユニークIDと検証用データに切り替える。例えば、第1ユニークIDと第1検証用データが有効とされている場合には、収容体側制御部41は、第1ユニークIDと第1検証用データを無効とし、第2ユニークIDと第2検証用データを有効とする。このように収容体側制御部41は、複数のユニークIDと複数の検証用データの切り替えを行う。
収容体側制御部41は、ステップS204において、消費量を初期化し、ステップS205において、エンドフラグを初期化(オフ)する。消費量とエンドフラグは、消費量が規定値に達する毎に実行される切替ルーチンにおいて初期化される。
ステップS206において、収容体側制御部41は、リフィル可能情報を出力する。ステップS207において、収容体側制御部41は、有効なユニークIDが第nユニークIDであるか否かを判断する。第nユニークIDとは異なるユニークIDが有効である場合には(ステップS207:NO)、切替ルーチンを終了する。第nユニークIDが有効である場合には(ステップS207:YES)、ステップS208において、最終リフィル情報を出力し、切替ルーチンを終了する。
次に、液体噴射装置11と液体収容体19の作用について説明する。
液体噴射装置11に液体収容体19が装着されると、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶されている収容体情報を検証する。装置側制御部38は、例えばユニークIDが適切でない場合や、エンドフラグがオンになっている場合にはエラーを報知する。
印刷などにより液体が消費され、液体収容体19に収容された液体の消費量が規定値に達すると、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶されたエンドフラグをオンにする。収容体側制御部41は、エンドフラグがオフからオンに切り替えられたことをトリガーとして有効なユニークIDと検証用データを切り替える。
複数のユニークIDと複数の検証用データは、収容部31に収容された液体の消費量が規定値に達する毎に、有効なユニークIDと検証用データが第1ユニークIDと第1検証用データから、第nユニークIDと第n検証用データまで順次切り替わる。複数のユニークIDと複数の検証用データは、第1ユニークIDと第1検証用データから順次切り替わって第nユニークID及び第n検証用データに達した後は、収容部31の液体の消費量が規定値に達しても切り替わらない。
装置側制御部38は、ユニークIDと検証用データが切り替え可能であるうちは、消費量が規定値に達する毎に液体収容体19のリフィルを促す。リフィルは、液体収容体19を液体噴射装置11から外して行われる。
装置側制御部38は、有効なユニークIDにより液体収容体19を識別する。そのため、リフィルされた液体収容体19が液体噴射装置11に装着されると、装置側制御部38は、リフィルされる前の液体収容体19とは異なるユニークIDを有する別の液体収容体19が装着されたと認識する。
第nユニークIDと第n検証用データが有効となると、装置側制御部38は、リフィル回数が上限まで達したことを報知する。このとき、消費量とエンドフラグは初期化されない。そのため、リフィル回数が上限まで達した液体収容体19が液体噴射装置11に装着もしくは脱着されても、装置側制御部38は、使用に適さない液体収容体19が装着されたとしてエラーを報知する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1−1)収容体側記憶部42は、ユニークIDと、ユニークIDに紐付けられた検証用データと、を含む。すなわち、ユニークIDは、検証用データにより検証できるため、ユニークIDの信頼性を高めることができる。したがって、ユニークIDと検証用データが切り替わった回数によりリフィル回数を管理でき、液体収容体19に液体をリフィルしてこの液体収容体19を繰り返し使用する場合でも、繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる。
(1−2)複数のユニークIDと複数の検証用データは、第nユニークIDと第n検証用データまで達した後は切り替わらない。そのため、収容体側記憶部42が記憶するユニークIDと検証用データの数によりリフィル回数の上限を規定できる。また、液体収容体19の耐久品質を担保することができる。
(1−3)収容体側記憶部42が含む消費量及びエンドフラグは、消費量が規定値に達する毎に初期化される。そのため、ユニークIDと検証用データが切り替わる度に消費量及びエンドフラグを初期化できる。
(1−4)液体収容体19が備える収容体側制御部41がユニークIDと検証用データを切り替える。そのため、リフィル回数の管理を液体収容体19で行うことができる。
(1−5)収容体側記憶部42は、ユニークIDと検証用データを含むため、リフィル回数の上限を越えて使用に適さない液体収容体19を、使用に適した液体収容体19だと判断してしまう虞を低減できる。
(1−6)リフィル回数は、液体収容体19により管理される。そのため、リフィル回数を管理するためのシーケンスを持たない液体噴射装置11にリフィル可能な液体収容体19を装着する場合でも、リフィル回数を管理できる。液体収容体19を別の液体噴射装置11に装着する場合でも、リフィル回数を管理できる。
(第2実施形態)
次に、液体噴射装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、液体噴射装置11と液体収容体19の電気的構成が第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図7に示すように、液体噴射装置11は、液体収容体19に関する情報を記憶する装置側記憶部44を備える。液体収容体19が液体噴射装置11に装着されると、液体収容体19が備える収容体側記憶部42は、装置側制御部38と接続され、情報の伝達が可能とされる。
図8に示すように、収容体側記憶部42は、書換可能領域RWと、読取専用領域Rと、書込可能領域Wと、を有する。書込可能領域Wは、情報の記憶及び記憶された情報の読み取りはできるが書き換えができない領域である。すなわち、書き換えができない領域のうち、工場出荷時に情報が記憶されている領域が読取専用領域Rであり、情報が記憶されていない領域が書込可能領域Wである。
書換可能領域RWは、リフィルカウンタが格納された第1書換領域RW1と、消費量が格納された第2書換領域RW2と、を有する。読取専用領域Rは、ユニークIDが格納された第1読取領域R1と、検証用データ=A0が格納された第2読取領域R2と、を有する。書込可能領域Wは、第1書込領域W1〜第m書込領域Wmを有する。
検証用データ=A0は、リフィルカウンタ=0及びユニークID=Aと紐付けられた検証用データである。検証用データは、検証用データを生成するための生成アルゴリズムにリフィルカウンタ=0及びユニークID=Aを入力することで生成されたデータである。
図9に示すように、装置側記憶部44は、検証用データを生成するための生成アルゴリズム46と、使用履歴リスト47と、を有する。使用履歴リスト47には、液体噴射装置11に装着されたことのある液体収容体19のユニークID、リフィルカウンタ、及び消費量が互いに紐付けられて記録されている。
次に、図10,図11に示すフローチャートを参照し、装置側制御部38が行うリフィル管理ルーチンについて説明する。装置側制御部38は、液体噴射装置11の電源が投入された場合、及び液体噴射装置11に液体収容体19が装着された場合にリフィル管理ルーチンを実行する。
図10に示すように、ステップS301において、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶されたリフィルカウンタ、ユニークID、及び消費量を取得する。ステップS302において、装置側制御部38は、取得したリフィルカウンタとユニークIDに紐付けられた検証用データを取得する。
ステップS303において、装置側制御部38は、リフィルカウンタとユニークIDを検証用データにより検証する。ステップS304において、装置側制御部38は、液体収容体19が使用可能であるか否かを判断する。検証結果に誤りがあり、液体収容体19を使用できない場合には(ステップS304:NO)、ステップS305において、装置側制御部38は、報知部39にエラーを報知させ、リフィル管理ルーチンを終了する。
検証結果が正しく液体収容体19が使用可能な場合には(ステップS304:YES)、ステップS306において、装置側制御部38は、リフィルカウンタ、ユニークID、消費量を装置側記憶部44に記憶する。
ステップS307において、装置側制御部38は、印刷が開始されたか否かを判断する。印刷が開始されていない場合には(ステップS307:NO)、装置側制御部38は、印刷が開始されるまで待機する。
印刷が開始されると(ステップS307:YES)、装置側制御部38は、ステップS308において、印刷に伴って消費された液体の量を加味して消費量を更新する。ステップS309において、装置側制御部38は、更新した消費量が規定値(例えば100%)に達したか否かを判断する。消費量が規定値未満の場合には(ステップS309:NO)、装置側制御部38は、消費量が規定値に達していないと判断し、ステップS310において、印刷が終了したか否かを判断する。
印刷が終了していない場合には(ステップS310:NO)、装置側制御部38は、その処理をステップS308に移行する。印刷が終了した場合には(ステップS310:YES)、装置側制御部38は、ステップS311において収容体側記憶部42及び装置側記憶部44に記憶された消費量を書き換え、その処理をステップS307に移行する。
ステップS309において、消費量が規定値以上の場合には(ステップS309:YES)、装置側制御部38は、消費量が規定値に達したと判断する。ステップS312において、装置側制御部38は、装置側記憶部44に記憶された消費量を規定値に書き換え、その処理をステップS401に移行する。
図11に示すように、ステップS401において、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶されたリフィルカウンタをインクリメントする。ステップS402において、装置側制御部38は、書込可能領域Wに情報が記憶されていない空き領域があるか否かを判断する。
第1書込領域W1〜第m書込領域Wmの全てに情報が記憶され、空きがない場合には(ステップS402:NO)、ステップS403において、装置側制御部38は、リフィルが不可であることを報知部39に報知させる。
書込可能領域Wに空き領域がある場合には(ステップS402:YES)、ステップS404において、装置側制御部38は、インクリメントしたリフィルカウンタとユニークIDに紐付く検証用データを生成する。ステップS405において、装置側制御部38は、生成した検証用データを収容体側記憶部42の書込可能領域Wに記憶する。
ステップS406において、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に記憶された消費量を初期化する。ステップS407において、装置側制御部38は、書込可能領域Wに情報が記憶されていない空き領域があるか否かを判断する。
書込可能領域Wに空きがある場合には(ステップS407:YES)、ステップS408において、装置側制御部38は、液体収容体19のリフィルが可能であることを報知部39に報知させる。書込可能領域Wに空きがない場合には(ステップS407:NO)、ステップS409において、装置側制御部38は、最終リフィルが可能であることを報知部39に報知させる。すなわち、装置側制御部38は、リフィルは可能であるもののリフィル可能な残り回数が1回であることを報知させる。
ステップS410において、装置側制御部38は、液体収容体19が液体噴射装置11から取り外されたか否かを判断する。液体収容体19が取り外されていない場合には(ステップS410:NO)、装置側制御部38は、液体収容体19が取り外されるまで待機する。液体収容体19が取り外された場合には(ステップS410:YES)、リフィル管理ルーチンを終了する。
次に、液体噴射装置11と液体収容体19の作用について説明する。
図7,図8に示すように、液体噴射装置11に液体収容体19が装着されると、装置側制御部38は、収容体側記憶部42に含まれるユニークID、リフィルカウンタ、及びユニークIDとリフィルカウンタに紐付く検証用データ、を読み込む。具体的には、装置側制御部38は、まずリフィルカウンタを読み取り、このリフィルカウンタに基づいて検証用データを読み取る。例えば装置側制御部38は、リフィルカウンタ=0の場合には、0番地である第2読取領域R2に格納された検証用データ=A0を読み取る。このように装置側制御部38は、リフィルカウンタによりアドレス指定された検証用データを読み取ってもよいし、最後に格納された検証用データを読み取ってもよい。
図8,図9に示すように、装置側制御部38は、検証用データによりユニークIDとリフィルカウンタを検証する。装置側制御部38は、リフィルカウンタ=0とユニークID=Aを生成アルゴリズム46に入力して検証用データを生成し、生成した検証用データと収容体側記憶部42に記憶された検証用データ=A0が一致するか否かを判断する。
ユニークIDやリフィルカウンタが適切でなく、検証用データが一致しない場合には、装置側制御部38は、検証結果に誤りがあるとしてエラーを報知する。検証用データが一致して検証結果が正しい場合には、装置側制御部38は、検証されたユニークID及びリフィルカウンタと、消費量と、を装置側記憶部44に記憶する。このとき使用履歴リスト47にユニークID=Aとリフィルカウンタ=0が一致する情報が既に記憶されている場合には、装置側制御部38は、記憶されているユニークIDとリフィルカウンタに紐付く消費量を書き換える。
印刷などにより液体が消費され、液体収容体19に収容された液体の消費量が規定値に達すると、装置側制御部38は、使用履歴リスト47に記憶されているユニークID=A、リフィルカウンタ=0と紐付く消費量を規定値(例えば100%)とする。
図12に示すように、装置側制御部38は、収容部31に収容された液体の消費量が規定値に達する毎に収容体側記憶部42に含まれるリフィルカウンタをインクリメントする。さらに、装置側制御部38は、インクリメントしたリフィルカウンタとユニークIDに紐付く検証用データを生成して収容体側記憶部42に記憶する。
具体的には、装置側制御部38は、第1書換領域RW1に記憶されていたリフィルカウンタ=0をインクリメントとしてリフィルカウンタ=1に書き換える。装置側制御部38は、リフィルカウンタ=1、ユニークID=Aを生成アルゴリズム46に入力し、リフィルカウンタ=1に紐付く検証用データ=A1を生成する。装置側制御部38は、生成した検証用データ=A1を第1書込領域W1(例えば1番地)に格納する。装置側制御部38は、検証用データを生成すると書込可能領域Wに第1書込領域W1から順に書き込み、収容体側記憶部42に記憶された消費量を初期化(0%)する。
液体収容体19におけるリフィル可能な回数は、工場出荷時における書込可能領域Wが区分けされた数によって規定される。本実施形態では、書込可能領域Wがm個に区分けされているため、m回のリフィルが可能である。装置側制御部38は、生成した検証用データを書込可能領域Wに書込可能であるうちは、消費量が規定値に達する毎に液体収容体19のリフィルを促す。
図13に示すように、消費量が規定値にm回達すると、装置側制御部38は、第m書込領域Wm(例えばm番地)に検証用データ=Amを書き込む。第1書込領域W1〜第m書込領域Wmの全ての領域に検証用データが書き込まれている状態で消費量が規定値に達すると、装置側制御部38は、リフィルカウンタをインクリメントし、第1書換領域RW1にリフィルカウンタ=m+1を書き込む。しかし、書込可能領域Wには空きがないため、リフィルカウンタ=m+1と紐付く検証用データを書き込むことができず装置側制御部38は、エラーを報知する。
リフィルカウンタ=m+1の液体収容体19が液体噴射装置11に装着された場合には、リフィルカウンタ=m+1と紐付く検証用データが収容体側記憶部42に記憶されていないため、装置側制御部38は、使用に適さない液体収容体19が装着されたとしてエラーを報知する。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(2−1)装置側制御部38は、ユニークIDとリフィルカウンタを検証用データにより検証するため、ユニークIDとリフィルカウンタの信頼性を高めることができる。したがって、リフィルした液体収容体19を再度使用する場合でも、繰り返し使用する回数をリフィルカウンタにより管理でき、繰り返しの使用に伴うデバイスへの影響を抑制できる。
(2−2)装置側制御部38は、収容部31に収容された液体の消費量が規定値に達する毎にリフィルカウンタをインクリメントし、インクリメントしたリフィルカウンタとユニークIDに紐付く検証用データを生成して収容体側記憶部42に記憶する。ユニークIDとリフィルカウンタは、検証用データにより検証できるため、ユニークIDとリフィルカウンタの信頼性を高めることができる。
上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。上記実施形態と下記変更例とは、任意に組み合わせてもよい。下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・液体噴射装置11は、キャリッジ18とは異なる位置に液体収容体19を装着可能としてもよい。例えば、液体噴射装置11は、液体収容体19を装着可能な装着部と、装着部に装着された液体収容体19から液体噴射ヘッド20に液体を供給するための供給部と、を備えてもよい。
・液体噴射装置11と液体収容体19は、装置側端子36と収容体側端子35とを備えない構成としてもよい。例えば、液体噴射装置11と液体収容体19は、無線通信によって情報の伝達をしてもよい。
・装置側制御部38は、印刷以外の動作により液体が消費された場合にも消費量を更新し、消費量が規定値に達したか否かを判断してもよい。例えば、装置側制御部38は、液体噴射ヘッド20のメンテナンスに伴って液体が消費された場合にも消費量を更新してもよい。
・装置側制御部38は、リフィル可能を報知する場合に、リフィル可能な残り回数を報知してもよい。
・上記第1実施形態において、収容体側端子35と収容体側記憶部42とを接続しなくてもよい。収容体側記憶部42と装置側制御部38における情報の伝達は、収容体側制御部41を介して行ってもよい。収容体側制御部41は、装置側制御部38からの要求に応じてユニークID、検証用データ、消費量などの収容体情報を出力してもよい。収容体側記憶部42に記憶された消費量は、装置側制御部38から出力された消費量情報に基づいて、収容体側制御部41が書き換えてもよい。
・上記第1実施形態において、液体噴射装置11は、装置側記憶部44を備えてもよい。
・上記第2実施形態において、液体収容体19は、収容体側制御部41を備えてもよい。
・上記第2実施形態において、装置側制御部38は、検証用データを生成しなくてもよい。収容体側記憶部42には、1つのユニークIDと変数であるリフィルカウンタの複数の組み合わせに紐付く複数の検証用データを予め記憶しておいてもよい。装置側制御部38は、収容部31に収容された液体の消費量が規定値に達する毎にリフィルカウンタをインクリメントし、インクリメントしたリフィルカウンタと紐付く検証用データを用いてユニークIDとリフィルカウンタを検証してもよい。
・上記第1実施形態において、収容体側記憶部42は、リフィルカウンタを含んでもよい。収容体側記憶部42は、複数のユニークIDとリフィルカウンタに紐付けられた複数の検証用データを含んでもよい。
・上記第1実施形態において、収容体側制御部41を備えない構成としてもよい。切替ルーチンは、装置側制御部38が実行してもよい。すなわち、装置側制御部38が複数のユニークIDと複数の検証用データの切り替えを行ってもよい。
・収容体側記憶部42は、消費量データを含まなくてもよい。すなわち、上記第1実施形態において、収容体側記憶部42は、消費量とエンドフラグのうち、少なくとも一方を記憶しなくてもよい。収容体側制御部41は、装置側制御部38からの実行命令により切替ルーチンを実行してもよい。上記第2実施形態において、収容体側記憶部42は、消費量を記憶しなくてもよい。
・液体噴射装置11と液体収容体19は、収容部31に収容される液体の残量を検出する検出部を備えてもよい。装置側制御部38は、検出部により検出された液体の残量が閾値よりも少なくなった場合に、消費量が規定値に達したと判断してもよい。収容体側記憶部42は、収容部31に収容された液体の残量を記憶してもよい。
・複数のユニークIDと複数の検証用データは、第nユニークID及び第n検証用データに達した後も切り替え可能としてもよい。
・液体噴射装置11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…液体噴射装置、12…フレーム、13…媒体、14…支持部、15…ガイド軸、16…搬送モーター、18…キャリッジ、19…液体収容体、20…液体噴射ヘッド、22…駆動プーリー、23…従動プーリー、24…キャリッジモーター、25…タイミングベルト、27…メンテナンス部、28…キャップ、29…払拭部材、31…収容部、32…注入口、33…栓、35…収容体側端子、36…装置側端子、38…装置側制御部、39…報知部、41…収容体側制御部、42…収容体側記憶部、44…装置側記憶部、46…生成アルゴリズム、47…使用履歴リスト、R…読取専用領域、R1〜Rn…第1読取領域〜第n読取領域、RW…書換可能領域、RW1〜RW4…第1書換領域〜第4書換領域、W…書込可能領域、W1〜Wm…第1書込領域〜第m書込領域。

Claims (6)

  1. 液体噴射装置に装着可能な液体収容体において、
    液体を収容するための収容部と、
    前記液体収容体に関する情報を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記記憶部は、
    第1ユニークIDから第nユニークIDで構成される複数のユニークIDと、
    前記複数のユニークIDに紐付けられ、第1検証用データから第n検証用データで構成される複数の検証用データと、
    を含み、
    前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データは、前記収容部に収容された前記液体の消費量が規定値に達する毎に、前記第1ユニークIDと前記第1検証用データから、前記第nユニークIDと前記第n検証用データまで順次切り替わることを特徴とする液体収容体。
  2. 前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データは、前記第1ユニークIDと前記第1検証用データから順次切り替わって前記第nユニークIDと前記第n検証用データに達した後は、前記消費量が前記規定値に達しても切り替わらないことを特徴とする請求項1に記載の液体収容体。
  3. 前記記憶部は、前記液体の消費に関する消費量データを含み、
    前記消費量データは、前記消費量が前記規定値に達する毎に初期化されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体収容体。
  4. 前記複数のユニークIDと前記複数の検証用データの切り替えを行う制御部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体収容体。
  5. 液体を収容する収容部を備える液体収容体を装着可能な液体噴射装置において、
    前記液体噴射装置を制御する制御部と、
    前記液体収容体に関する情報を記憶する装置側記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記液体収容体が装着されると、
    前記液体収容体が備える収容体側記憶部に含まれるユニークID、リフィルカウンタ、及び前記ユニークIDと前記リフィルカウンタに紐付く検証用データを読み込み、
    前記検証用データにより前記ユニークID及び前記リフィルカウンタを検証し、
    検証された前記ユニークID及び前記リフィルカウンタを前記装置側記憶部に記憶することを特徴とする液体噴射装置。
  6. 前記制御部は、
    前記収容部に収容された前記液体の消費量が規定値に達する毎に前記収容体側記憶部に含まれる前記リフィルカウンタをインクリメントし、
    インクリメントした前記リフィルカウンタと前記ユニークIDに紐付く検証用データを生成して前記収容体側記憶部に記憶することを特徴とする請求項5に記載の液体噴射装置。
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