JP2019035687A - 反射性能測定装置 - Google Patents

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【課題】大規模な設備を用いずに遠方界におけるバイスタティック性能を測定すること。【解決手段】反射性能測定装置10は、試料Sの電波反射性能を測定する装置である。試料支持部12は、試料Sを支持する。送信部14は、試料Sに向けて平面波W1を送信する。受信部16は、試料Sで反射された反射波W2を受信する。算出部18は、受信部16で受信された反射波W2に基づいて、試料Sの電波反射性能を算出する。受信部16は、試料支持部12に支持された状態の試料Sを中心とした円弧状の軌道上を移動する移動部1602と、移動部1602に搭載された第1の受信アンテナ1604とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、試料の電波反射性能を測定する反射性能測定装置に関する。
従来、試料(測定対象物)の電波反射性能、特にRCS(Radar cross−section)を測定する測定装置では、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとが同位置に配置されたモノスタティックレーダを用いて測定を行うのが一般的である(例えば下記特許文献1参照)。
一方、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとが異なる位置に配置されたバイスタティックレーダの研究が進んでおり、試料のバイスタティック性能(バイスタティックレーダに対する電波反射性能)を測定するための装置の開発が望まれている。従来、バイスタティック性能測定装置として、近傍界測定を行う小規模な装置は存在しているが、遠方界測定を行うためには大規模な設備が必要となる。
また、例えば下記特許文献2には、回転する試料に平面波を照射し、近傍界においてプローブアンテナで試料からの反射波を受信し、それをアレイファクタを用いて近傍界から遠方界に変換してRCSを測定する技術が開示されている。
特開2013−113611号公報 特開2012−68222号公報
RCSは、試料を中心とした周方向における電波反射強度分布として示される。
上述した特許文献2では、受信用アンテナの位置が固定されているため、試料角度を変更しながら複数回測定を行った結果からRCSを算出することになり、測定作業が煩雑であるという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、大規模な設備を用いずに遠方界におけるバイスタティック性能を測定することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1の発明にかかる反射性能測定装置は、試料の電波反射性能を測定する反射性能測定装置であって、前記試料を支持する試料支持部と、前記試料に向けて平面波を送信する送信部と、前記試料で反射された反射波を受信する受信部と、前記受信部で受信された前記反射波に基づいて、前記試料の前記電波反射性能を算出する算出部と、を備え、前記受信部は、前記試料支持部に支持された状態の前記試料を中心とした円弧状の軌道上を移動する移動部と、前記移動部に搭載された第1の受信アンテナと、を備える、ことを特徴とする。
請求項2の発明にかかる反射性能測定装置は、前記移動部は、前記円弧状に形成されたレールと、前記レール上を自走するとともに前記第1の受信アンテナを載置する自走式の移動機構と、を備える、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる反射性能測定装置は、前記試料支持部は、前記試料を支持した状態で前記試料を前記平面波の送信方向に対して回転させる回転機構を備え、前記回転機構の駆動により前記試料に対する前記平面波の入射角度を変更可能である、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかる反射性能測定装置は、前記移動部は、前記円弧状に形成されたレールと、前記レール上を自走する移動機構と、を備え、前記試料支持部は、前記試料を支持した状態で前記試料を回転させる回転機構を備え、前記移動機構および前記回転機構の移動状態を制御する移動制御部を更に備え、前記移動制御部は、予め設定された前記移動機構および前記回転機構の移動手順に基づいて、前記移動機構および前記回転機構の移動状態を制御する、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる反射性能測定装置は、前記送信部は、球面波を送信する送信アンテナと、前記球面波を平面波に変換するリフレクタと、を備える、ことを特徴とする。
請求項6の発明にかかる反射性能測定装置は、前記送信アンテナと略同位置に前記試料で反射された前記反射波を受信する第2の受信アンテナを更に備え、前記算出部は、前記第2の受信アンテナで受信された前記反射波に基づく前記電波反射性能と、前記第1の受信アンテナで受信された前記反射波に基づく前記電波反射性能と、を切り替えて算出可能である、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、送信部から平面波を送信することにより遠方界を模擬した測定を行うことができるとともに、試料を中心とした円弧状の軌道上を受信アンテナが移動するので、遠方界におけるバイスタティック性能を、大規模な設備を用いることなく測定することができる。
請求項2の発明によれば、円弧状に形成されたレールと、レール上を自走する移動機構とを備えるので、第1の受信アンテナを予め定められた軌道上を確実に移動させる上で有利となる。
請求項3の発明によれば、試料に対する平面波の入射角度を任意の角度に変更して電波反射性能を測定する上で有利となる。
請求項4の発明によれば、予め設定された移動機構および回転機構の移動手順に基づいて、移動機構および回転機構の移動状態を制御するので、測定者の作業量を低減するとともに、測定位置を精度よく調整する上で有利となる。
請求項5の発明によれば、球面波を送信する送信アンテナと、球面波を平面波に変換するリフレクタとを備えるので、コンパクトレンジにより遠方界を模擬した測定を行うことができる。
請求項6の発明によれば、送信アンテナと略同位置に第2の受信アンテナを設けたので、第1の受信アンテナ1604を用いたバイスタティック測定に加えて、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとが同位置に配置されたモノスタティック測定を行うことができる。
実施の形態にかかる反射性能測定装置10の構成を示す図である。 試料支持部12の構成を示す図である。 送信部14の構成を示す図である。 受信部16の構成を示す図である。 算出部18の構成を示す図である。 反射性能測定装置10における座標を示す図である。 測定実行時における表示画面の一例を示す説明図である。 電波反射性能の計算値と実測値との比較を示すグラフである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる反射性能測定装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる反射性能測定装置10の構成を示す図であり、反射性能測定装置10を上方から見た図である。
反射性能測定装置10は、試料Sの電波反射性能(RCS)を測定するための装置であり、試料支持部12、送信部14、受信部16、算出部18(図5参照)を備える。
本実施の形態では、試料Sは板状の部材であるものとする。
本実施の形態では、図6に示すように、試料支持部12で支持された状態の試料Sの中心点O1に座標中心を取り、中心点O1を通って鉛直方向に延びる軸心R1(試料支持部12の支柱1204の軸心R1)方向に沿ってZ軸を、送信部14から送信された平面波W1の進行方向A1に沿ってX軸を、X軸と直交する方向にY軸を、それぞれ設定している。
また、中心点O1を中心としたXY平面上の回転量をθとし、受信部16が設置された側(+Y座標)への回転を0°〜+180°、受信部16が設置されていない側(−Y座標)への回転を0°〜−180°とする。
後述する第1の受信アンテナ1604の移動可能区間は、Y軸上の点(+90°)を中心に±θ1(本実施の形態ではθ1=45°)とする。
試料支持部12は、図2に示すように、基台1202、支柱1204、載置台1206、挟持部1208を備える。
基台1202は、床面等の平坦な場所に配置される。
支柱1204は、一端を基台1202に接続し、基台1202から鉛直に起立するとともに、他端を載置台1206に接続する。
載置台1206は、支柱1204によって支持されており、上面側が水平面を形成する。
挟持部1208は、載置台1206上に配置されており、板状の試料Sをばね部材等で付勢された2枚の板材で挟持することにより試料Sを支持する。本実施の形態では、挟持部1208で挟持された状態の試料Sの中心点O1が、支柱1204の軸心R1を通るように設置するものとする。
ここで、試料支持部12は、試料Sを支持した状態で、後述する送信部14による平面波W1の送信方向(図中矢印A1)に対して試料Sを回転させる回転機構1210(図5参照)を備える。回転機構1210の駆動により試料Sに対する平面波W1の入射角度を変更可能となる。
回転機構1210は、例えばモータ等の駆動機構や操作部等により構成されており、測定者による操作または後述するコントローラ1820の制御により、試料Sに対する平面波W1の入射角度を任意に変更可能である。
回転機構1210は、例えば支柱1204を、その軸心R1を中心に回転可能とする。これにより、試料Sが矢印α方向(Z軸回り)に回転可能となる。
また、回転機構1210は、例えば挟持部1208を、試料Sの延在方向に沿った軸R2を中心に揺動可能とする。これにより、試料Sが矢印β方向に回転(揺動)可能となる。
また、この他、支柱1204を伸縮させる伸縮機構(図示なし)を設け、後述する受信部16との相対角度を変更できるようにしてもよい。
これら回転機構1210および伸縮機構の構成は、従来公知の様々な機構を適用可能である。
送信部14は、図3に示すように、台座1401、送信アンテナ1402およびリフレクタ1404を備えるコンパクトレンジシステムであり、リフレクタ1404を用いて球面波を平面波に変換することにより、限られた空間内で遠方界測定を実現する。
台座1401は、床面Gに配置され、送信アンテナ1402を支持する。
送信アンテナ1402は、リフレクタ1404に向けて球面波W0を送信する。
リフレクタ1404は、例えば床面Gから起立する壁面Mに取付けられている。リフレクタ1404は、送信アンテナ1402から送信された球面波W0を平面波W1に変換する。リフレクタ1404で反射された平面波W1の進行方向(矢印A1)上には、試料支持部12が配置されており、試料Sに平面波W1が照射されることとなる。
なお、このような測定系において、受信アンテナ(後述する第1の受信アンテナ1604または第2の受信アンテナ1406)の開口直径をD、試料Sと受信アンテナとの間の距離をR、平面波W1の波長をλとすると、R≧2D/λを満足したときに遠方界測定と見なせるが、これより近接では、厳密には近傍界・遠方界変換処理が必要である。ただし、コンパクトレンジにより一様な電磁界が放射されている為、一般な近傍界より電磁界の乱れは少なくなっている。
ここで、送信アンテナ1402は、送受信兼用アンテナであり、試料Sに反射された反射波W2(図1参照)を受信する受信アンテナ(第2の受信アンテナ)1406としても機能する。これにより、送信アンテナ1402と同位置に第2の受信アンテナ1406が配置されることとなり、後述するようにモノスタティック測定が可能となる。
第2の受信アンテナ1406は、送信アンテナ1402と略同位置に設けられていればよく、例えば台座1401上に送信アンテナ1402と別体の第2の受信アンテナ1406を配置してもよい。
受信部16は、図4に示すように、移動部1602と、第1の受信アンテナ1604と、を備え、試料Sで反射された反射波W2を受信する。
移動部1602は、試料支持部12に支持された状態の試料Sを中心とした円弧状の軌道上を移動する。
より詳細には、移動部1602は、レール1606、移動機構1608、支柱1610を備える。
レール1606は、試料支持部12の支柱1204の軸心R1を中心点とする円弧に沿って形成されている。
移動機構1608は、筐体内にモータや車輪等が収容されており、ピンドライブユニットを使用してレール1606上を任意の方向(矢印A2方向または矢印A3方向)に自走可能である。なお、移動機構1608の移動方向や移動速度などは、後述するコントローラ1820により制御する。
支柱1610は、移動機構1608の筐体から鉛直に起立する。支柱1610の先端には、第1の受信アンテナ1604が取り付けられている。なお、支柱1610には伸縮機構1612(図5参照)が設けられており、その長さを変更可能である。伸縮機構1612の稼働により、試料Sと第1の受信アンテナ1604との相対角度が変更可能である。
第1の受信アンテナ1604は、試料Sで反射された反射波W2を受信する。第1の受信アンテナ1604は、プローブアンテナであり、その先端を試料支持部12の支柱1204の軸心R1に向けて配置されている。
第1の受信アンテナ1604を移動機構1608に取付けた状態で、移動機構1608がレール1606上を移動することにより、試料支持部12に支持された状態の試料Sに対して等距離を保ちながら第1の受信アンテナ1604を移動することが可能となる。
なお、本実施の形態では、支柱1204の軸心R1と床面Gとの交点から、レール1606までの距離を2m程度とした。
算出部18は、受信部16(第1の受信アンテナ1604)で受信された反射波に基づいて、試料Sの電波反射性能を算出する。第1の受信アンテナ1604で受信された反射波を用いることによって、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとを異なる位置に配置したバイスタティックレーダに対する電波反射性能(バイスタティック性能)を算出することができる。
また、算出部18は、第2の受信アンテナ1406で受信された反射波に基づいて、試料Sの電波反射性能を算出することも可能である。第2の受信アンテナ1406で受信された反射波を用いることによって、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとを同位置に配置したモノティックレーダに対する電波反射性能(モノスタティック性能)を算出することができる。
すなわち、算出部18は、第2の受信アンテナ1406で受信された反射波に基づく電波反射性能と、第1の受信アンテナ1604で受信された反射波に基づく電波反射性能と、を切り替えて算出可能である。
図5に示すように、算出部18は、パーソナルコンピュータで構成され、CPU1802と、不図示のインターフェース回路およびバスラインを介して接続されたROM1804、RAM1806、ハードディスク装置1808、キーボード1810、マウス1812、ディスプレイ1814、インターフェース1816などを有している。
ROM1804は制御プログラムなどを格納し、RAM1806はワーキングエリアを提供するものである。
ハードディスク装置1808は、送信アンテナ1402や受信アンテナ1604、1406での電波の送受信を制御する測定制御プログラム、第1の受信アンテナ1604および第2の受信アンテナ1406で受信した反射波W2に基づいて試料Sの電波反射性能を算出する電波反射性能算出プログラムなどを格納している。
キーボード1810およびマウス1812は、操作者による操作入力を受け付けるものである。
ディスプレイ1814はデータを表示出力するものである。
インターフェース1816は、外部機器とデータや信号の授受を行うためのものであり、本実施の形態では、インターフェース1816は、第1の受信アンテナ1604、第2の受信アンテナ1406、コントローラ1820(移動制御部)と接続されている。
コントローラ1820は、試料支持部12の回転機構1210、受信部16の支柱1610の伸縮機構1612、移動機構1608の移動方向や移動速度などを制御する。
コントローラ1820は、例えば予め設定された移動機構1608および回転機構1210の移動手順、すなわちこれらの機構の制御プログラムに基づいて、移動機構1608および回転機構1210の移動状態を制御する。
また、コントローラ1820に、操作者による指示操作を受け付ける指示入力部を設け、指示入力部への指示操作に基づいて移動機構1608および回転機構1210の移動状態を制御してもよい。
また、コントローラ1820と算出部18とを同一の装置で構成してもよい。
図7は、測定実行時における算出部18の表示画面の一例を示す説明図である。
図7に示す表示画面700は、第1の受信アンテナ1604を用いて試料Sのバイスタティック性能を測定する場合の画面である。なお、表示画面700は、算出部18のディスプレイ1814に表示される。
表示画面700には、試料名702、走査範囲角度704、ステップ角706、測定開始角度708、測定待ち時間710、データ保存先712、現在角度714、位相グラフ716、振幅グラフ718が表示されている。
試料名702には、今回測定対象とする試料Sを識別する識別子を入力する。
走査範囲角度704には、第1の受信アンテナ1604の移動範囲を入力する。上述のように、本実施の形態では、第1の受信アンテナ1604の移動可能区間は、Y軸上の点(+90°)を中心に±45°、すなわち、45°から135°の区間なので、走査範囲角度の最大値は90°となる。
ステップ角706には、上記走査範囲角度を移動する間に、反射波W2の測定を行う間隔を入力する。ステップ角が小さいほど、走査範囲角度中における測定密度が大きくなる。
測定開始角度708には、第1の受信アンテナ1604における測定開始位置を入力する。
測定待ち時間710には、測定の終了までに要する時間が表示される。
データ保存先712には、測定結果のグラフや数値等を保存する保存先を入力する。
現在角度714は、第1の受信アンテナ1604の現在位置を示す角度が表示される。
位相グラフ716は、第1の受信アンテナ1604で受信した電波の位相が表示されており、縦軸が位相、横軸が周波数となっている。
振幅グラフ718は、第1の受信アンテナ1604で受信した電波の振幅が表示されており、縦軸が位相、横軸が周波数となっている。
図8は、計算により算出した遠方界における電波反射性能(RCS)と、反射性能測定装置10で測定した電波反射性能との比較を示すグラフである。
図8は、回転機構1210を用いて、平面波W1の進行方向A1に対して−45°方向に傾斜させた金属平板(300mm四方)の電波反射性能であり、計算値を点線、測定値を実線で示している。なお、測定は、+90°±45°(45°から135°)の範囲で行った。
送信部14をコンパクトレンジとしたことで試料S上の位相分布は一様となり、第1の受信アンテナ1604が遠方界基準(R≧2D/λ)を満足していないにも関わらず、遠方界での計算値とほぼ同じ測定結果が得られた。
以上説明したように、実施の形態にかかる反射性能測定装置10は、送信部14から平面波W1を送信することにより遠方界を模擬した測定を行うことができるとともに、試料Sを中心とした円弧状の軌道上を第1の受信アンテナ1604が移動するので、遠方界におけるバイスタティック性能を、大規模な設備を用いることなく測定することができる。
また、反射性能測定装置10は、円弧状に形成されたレール1606と、レール1606上を自走する移動機構1608とを備えるので、第1の受信アンテナ1604を予め定められた軌道上を確実に移動させる上で有利となる。
また、反射性能測定装置10は、試料Sを支持した状態で試料Sを平面波W1の進行方向A1に対して回転させる回転機構1210を備えるので、試料Sに対する平面波W1の入射角度を任意の角度に変更して電波反射性能を測定する上で有利となる。
また、反射性能測定装置10は、予め設定された移動機構1608および回転機構1210の移動手順に基づいて、移動機構1608および回転機構1210の移動状態を制御するので、測定者の作業量を低減するとともに、測定位置を精度よく調整する上で有利となる。
また、反射性能測定装置10は、球面波を送信する送信アンテナ1402と、球面波を平面波に変換するリフレクタ1404とを備えるので、コンパクトレンジにより遠方界を模擬した測定を行うことができる。
また、反射性能測定装置10は、送信アンテナ1402と略同位置に第2の受信アンテナ1406を設けたので、第1の受信アンテナ1604を用いたバイスタティック測定に加えて、電波送信用アンテナと電波受信用アンテナとが同位置に配置されたモノスタティック測定を行うことができる。
10 反射性能測定装置
12 試料支持部
1202 基台
1204 支柱
1206 載置台
1208 挟持部
1210 回転機構
14 送信部
1401 台座
1402 送信アンテナ
1404 リフレクタ
1406 第2の受信アンテナ
16 受信部
1602 移動部
1604 第1の受信アンテナ
1606 レール
1608 移動機構
1610 支柱
1612 伸縮機構
18 算出部
S 試料
W0 球面波
W1 平面波
W2 反射波
A1 平面波の進行方向
O1 中心点
R1 軸心

Claims (6)

  1. 試料の電波反射性能を測定する反射性能測定装置であって、
    前記試料を支持する試料支持部と、
    前記試料に向けて平面波を送信する送信部と、
    前記試料で反射された反射波を受信する受信部と、
    前記受信部で受信された前記反射波に基づいて、前記試料の前記電波反射性能を算出する算出部と、を備え、
    前記受信部は、前記試料支持部に支持された状態の前記試料を中心とした円弧状の軌道上を移動する移動部と、前記移動部に搭載された第1の受信アンテナと、を備える、
    ことを特徴とする反射性能測定装置。
  2. 前記移動部は、前記円弧状に形成されたレールと、前記レール上を自走するとともに前記第1の受信アンテナを載置する自走式の移動機構と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の反射性能測定装置。
  3. 前記試料支持部は、前記試料を支持した状態で前記試料を前記平面波の送信方向に対して回転させる回転機構を備え、前記回転機構の駆動により前記試料に対する前記平面波の入射角度を変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の反射性能測定装置。
  4. 前記移動部は、前記円弧状に形成されたレールと、前記レール上を自走する移動機構と、を備え、
    前記試料支持部は、前記試料を支持した状態で前記試料を回転させる回転機構を備え、
    前記移動機構および前記回転機構の移動状態を制御する移動制御部を更に備え、
    前記移動制御部は、予め設定された前記移動機構および前記回転機構の移動手順に基づいて、前記移動機構および前記回転機構の移動状態を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の反射性能測定装置。
  5. 前記送信部は、球面波を送信する送信アンテナと、前記球面波を平面波に変換するリフレクタと、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の反射性能測定装置。
  6. 前記送信アンテナと略同位置に前記試料で反射された前記反射波を受信する第2の受信アンテナを更に備え、
    前記算出部は、前記第2の受信アンテナで受信された前記反射波に基づく前記電波反射性能と、前記第1の受信アンテナで受信された前記反射波に基づく前記電波反射性能と、を切り替えて算出可能である、
    ことを特徴とする請求項5記載の反射性能測定装置。
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