JP2019035202A - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動制御部との間の接続線の数を増やすことなく、該駆動制御部に対する検知信号の出力及び被駆動部材の駆動を同時に行うことができる車両用ドアハンドル装置を提供する。【解決手段】駆動ECU60に第1及び第2の電線W1,W2を介して接続されたセンサIC30と、駆動ECU60に第1及び第2の電線W1,W2を介して接続され駆動ECU60から電流を引き込む定電流回路37と、定電流回路37に接続され定電流回路37が引き込む電流によって駆動されるLED40と、センサIC30のスイッチ制御部30bによりスイッチング制御され、検知信号をセンサIC30から駆動ECU60に出力するべく定電流回路37が引き込む電流を選択的に変動させる第1のスイッチ38と、スイッチ制御部30bによりスイッチング制御され、定電流回路37がLED40に引き込む電流を選択的に変動させる第2のスイッチ39とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ドアハンドル装置に関するものである。
従来、人の接近又は接触を検知可能な検知部材(センサIC)を備えた車両用ドアハンドル装置が知られている。
図10は、こうした車両用ドアハンドル装置の一例の電気的構成を示す回路ブロック図である。同図に示すように、車両用ドアハンドル装置が備えるモジュール90には、検知部材91が搭載されている。そして、駆動制御部としての駆動ECU95及びモジュール90は、検知部材91を駆動するべく直流信号を供給するための一対の接続線(電線)W91,W92で電気的に接続されている。また、駆動ECU95及びモジュール90は、人の接近又は接触の検知を表す検知信号(ここでは、ロック検知信号及びアンロック検知信号)を駆動ECU95に出力するための一対の接続線(電線)W93,W94で電気的に接続されている。モジュール90は、検知信号の論理に合わせて検知部材91が駆動ECU95から引き込む電流を変動させるかたちで検知信号を出力する。駆動ECU95は、検知部材91が引き込む電流の変動を監視することで、検知信号を検出する。
この場合、駆動ECU95及びモジュール90(車両用ドアハンドル装置)を接続する4本の接続線W91〜W94が必要になり、装置全体としての大型化・重量化を余儀なくされている。
なお、特許文献1には、検知部材91に対する直流信号の供給及び駆動ECU95に対する検知信号の出力を共通の2本の接続線で行うことが提案されている。この回路構成を採用すれば、駆動ECU95及びモジュール90(車両用ドアハンドル装置)を接続する接続線の本数が削減可能となる。
特開2012−154119号公報
ところで、図10に2点鎖線で示したように、モジュール90に直流駆動の被駆動部材(例えば発光部材など)92を搭載することが検討されている。この場合、駆動ECU95及びモジュール90を一対の接続線(電線)W95,W96で電気的に接続して駆動ECU95から被駆動部材92に直流信号を供給する必要があり、駆動ECU95及びモジュール90(車両用ドアハンドル装置)を接続する接続線の本数の増加を余儀なくされる。一方、特許文献1に準じて、駆動ECU95に対する検知信号の出力及び被駆動部材92の駆動を前述の2本の接続線で実現しようとすると、駆動ECU95に対して検知信号が出力できなくなってしまう。
本発明の目的は、駆動制御部との間の接続線の数を増やすことなく、該駆動制御部に対する検知信号の出力及び被駆動部材の駆動を同時に行うことができる車両用ドアハンドル装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用ドアハンドル装置は、駆動制御部に第1の接続線及び第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から供給される直流信号により駆動されて人の接近又は接触を検知可能な検知部材と、前記駆動制御部に前記第1の接続線及び前記第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して電流を引き込む出力部材と、前記出力部材に電気的に接続され、該出力部材が引き込む電流によって駆動される被駆動部材と、前記検知部材に設けられたスイッチ制御部と、前記スイッチ制御部によりスイッチング制御され、人の接近又は接触の検知を表す検知信号を前記検知部材から前記駆動制御部に出力するべく、前記出力部材が引き込む電流を選択的に変動させる第1のスイッチと、前記スイッチ制御部によりスイッチング制御され、前記出力部材が前記被駆動部材に引き込む電流を選択的に変動させる第2のスイッチとを備える。
この構成によれば、例えば前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に引き込む電流が皆無になるように前記第2のスイッチがスイッチング制御されれば、前記被駆動部材が駆動されることはない。このとき、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して引き込む電流が不変になるように前記第1のスイッチがスイッチング制御されれば、前記検知部材から前記駆動制御部に前記検知信号が出力されることはない。一方、前記スイッチ制御部により、前記検知信号に合わせて前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して引き込む電流が選択的に変動するように前記第1のスイッチがスイッチング制御されれば、前記検知部材から前記駆動制御部に前記検知信号が出力される。
また、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して引き込む電流が不変になるように前記第1のスイッチがスイッチング制御されているとき、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に電流を引き込むように前記第2のスイッチがスイッチング制御されれば、前記被駆動部材が駆動される。このとき、前記スイッチ制御部により、前記検知信号に合わせて前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に引き込む電流が選択的に変動するように前記第2のスイッチがスイッチング制御されれば、前記被駆動部材の駆動中であっても前記駆動制御部に前記検知信号が出力される。
以上により、前記駆動制御部との間の接続線の数を増やすことなく、該駆動制御部に対する前記検知信号の出力及び前記被駆動部材の駆動を同時に行うことができる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記被駆動部材に並列接続されたコンデンサを備えることが好ましい。
この構成によれば、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に引き込む電流が相対的に増加するように前記第2のスイッチがスイッチング制御されているとき、前記コンデンサに蓄電される。一方、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に引き込む電流が相対的に減少するように前記第2のスイッチがスイッチング制御されているとき、前記コンデンサから放電されて前記被駆動部材に供給される。従って、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が前記検知信号に合わせて前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して前記被駆動部材に引き込む電流が選択的に変動するように前記第2のスイッチがスイッチング制御されたとしても、前記被駆動部材に供給される電流をより安定化でき、ひいては該被駆動部材の駆動をより安定化できる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つは、前記検知部材に内蔵されることが好ましい。
この構成によれば、前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つが前記検知部材に内蔵されていることで、該検知部材の周辺における回路構成をより簡素化できる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つは、前記検知部材に外付けされることが好ましい。
この構成によれば、前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つが前記検知部材に外付けされていることで、該検知部材の回路構成をより簡素化でき、ひいては前記検知部材をより小型化できる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記出力部材は、前記第1のスイッチに電気的に接続された第1の定電流回路と、前記第2のスイッチに電気的に接続された前記第1の定電流回路とは独立の第2の定電流回路とを有することが好ましい。
この構成によれば、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチがそれぞれ前記第1の定電流回路及び前記第2の定電流回路に電気的に接続されている。このため、例えば前記第1の定電流回路の出力電流及び前記第2の定電流回路の出力電流を個別に設定でき、前記検知信号の出力レベル及び前記被駆動部材の駆動力を好適に設定できる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記検知部材と並列接続で前記駆動制御部に前記第1の接続線及び前記第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から供給される交流信号により駆動されるアンテナであって、直列接続された共振コンデンサ及びアンテナ用コイルを有するアンテナと、前記共振コンデンサ及び前記アンテナ用コイルの接続点にアノードが電気的に接続され、前記出力部材にカソードが電気的に接続されたダイオードとを備え、前記第2のスイッチは、前記スイッチ制御部によるスイッチング制御で、前記出力部材が前記接続点から前記ダイオードを介して前記被駆動部材に引き込む電流を選択的に変動させるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、前記アンテナは、前記第1の接続線及び前記第2の接続線を介して前記駆動制御部から交流信号が供給されることで駆動される。このとき、前記出力部材は、前記ダイオードを介して前記共振コンデンサ及び前記アンテナ用コイルの前記接続点に接続されていることで、前記アンテナの誘起信号を前記ダイオードで整流した電流を引き込むことが可能である。従って、前記スイッチ制御部により、前記出力部材が当該電流を引き込むように前記第2のスイッチがスイッチング制御されれば、前記被駆動部材が駆動される。このように、前記アンテナの駆動中であっても、前記被駆動部材を駆動できる。
上記車両用ドアハンドル装置について、前記被駆動部材は、受動部品であって、照明装置、音発生装置及び振動発生装置のうちの少なくとも一つであることが好ましい。
この構成によれば、前記照明装置による発光、前記音発生装置による音の発生及び前記振動発生装置による振動の発生のうちの少なくとも一つを行うことができる。
本発明は、駆動制御部との間の接続線の数を増やすことなく、該駆動制御部に対する検知信号の出力及び被駆動部材の駆動を同時にできる効果がある。
アウトサイドドアハンドルを示す斜視図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 (a)はセンサ出力の状態及びLEDの状態に対応するモードを示す一覧図であり、(b)、(c)は当該モード及びこれに対応する第1のスイッチ及び第2のスイッチの状態を示すタイムチャート。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 第1の実施形態の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。 従来形態の一例の車両用ドアハンドル装置についてその電気的構成を示す回路ブロック図。
(第1の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第1の実施形態について説明する。本実施形態は、車両のユーザが携帯する携帯機との無線通信にて車両ドアの施解錠を行うスマートエントリー(登録商標)システムを構成するものである。
図1に示すように、車両ドアを構成するドアアウタパネル1には、アウトサイドドアハンドル2が設けられている。このアウトサイドドアハンドル2は、車両の前後方向に延在しており、前後2箇所でドアアウタパネル1に取り付けられている。なお、ドアアウタパネル1には、アウトサイドドアハンドル2に対向して内側への凹部1aが形成されている。これは、人がその手でアウトサイドドアハンドル2の中央付近を容易に把持できるようにするためである。
アウトサイドドアハンドル2は、例えば樹脂材にて内部空間を有する中空形状に成形されている。そして、アウトサイドドアハンドル2の外壁面には、人の接近又は接触を検知可能な検知領域が設けられている。すなわち、アウトサイドドアハンドル2の前側部の外壁面には、車両ドアのロック(施錠)を意図する人の手の接近又は接触を検知可能なロック検知領域3が設けられている。また、アウトサイドドアハンドル2の把持部となる中間部の外壁面には、車両ドアのアンロック(解錠)を意図する人の手の接近又は接触を検知可能なアンロック検知領域4が設けられている。そして、アウトサイドドアハンドル2内には、例えば金属板からなる略短冊状のロックセンサ電極5がロック検知領域3に合わせてドアアウタパネル1から離れた表面寄りに収容されるとともに、例えば金属板からなる略短冊状のアンロックセンサ電極6がアンロック検知領域4に合わせてドアアウタパネル1寄りに収容されている。アンロックセンサ電極6は、ロックセンサ電極5よりも大きく成形されている。
なお、アウトサイドドアハンドル2内には、ロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6と電気的に接続されたモジュール10が収容されている。
次に、本実施形態の電気的構成について説明する。
図2に示すように、駆動制御部としての駆動ECU60は、例えばマイコンやインバータなどで構成されており、電源供給部60a及びロック・アンロック制御部60bを有する。この駆動ECU60は、第1制御部側端子T11において第1の接続線としての第1の電線W1の一端に接続されるとともに、該第1の電線W1の他端は、モジュール10の第1モジュール側端子T21に接続されている。また、駆動ECU60は、第2制御部側端子T12において第2の接続線としての第2の電線W2の一端に接続されるとともに、該第2の電線W2の他端は、モジュール10の第2モジュール側端子T22に接続されている。つまり、駆動ECU60及びモジュール10は、第1及び第2の電線W1,W2の2本で接続されている。
なお、電源供給部60aは、第1の電線W1及び第2の電線W2を正極の直流電源(例えばバッテリ+B)及びグランドにそれぞれ接続することで第1及び第2の電線W1,W2を介してモジュール10に直流信号としての直流電圧(バッテリ電圧)を供給する。
モジュール10には、検知部材としてのセンサIC30が設けられている。このセンサIC30は、例えばマイコンなどで構成されており、電源端子31と、グランド端子32と、ロック検知入力端子33と、アンロック検知入力端子34と、センサ出力端子35と、LED照明用端子36とを有する。
電源端子31は、第1モジュール側端子T21に接続されており、グランド端子32は、第2モジュール側端子T22に接続されている。従って、例えば電源供給部60aが第1の電線W1及び第2の電線W2を正極の直流電源及びグランドにそれぞれ接続すると、センサIC30は、電源端子31が当該直流電源に接続され、グランド端子32がグランドに接続されることで、駆動ECU60から直流電圧が供給されて駆動される。
ロック検知入力端子33及びアンロック検知入力端子34は、前記ロックセンサ電極5及び前記アンロックセンサ電極6にそれぞれ接続されている。センサIC30は、ロックセンサ電極5又はアンロックセンサ電極6と共に適宜の静電容量式センサ等を構成するロック・アンロック検知部30aを有しており、該ロック・アンロック検知部30aによりロック検知入力端子33及びアンロック検知入力端子34をそれぞれ介してロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6に電力供給する。そして、ロック・アンロック検知部30aは、これらロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6とドアアウタパネル1との間の静電容量の変化をそれぞれ検出することで、ロック検知領域3又はアンロック検知領域4への人の手の接近又は接触の有無を検知する。
センサ出力端子35は、第1モジュール側端子T21に接続されるとともに、出力部材としての定電流回路37の入力端子に接続されている。そして、定電流回路37の出力端子は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第1のスイッチ38のドレインに接続されるとともに、該第1のスイッチ38のソースはグランド端子32に接続されている。加えて、定電流回路37の出力端子は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第2のスイッチ39のドレインに接続されるとともに、該第2のスイッチ39のソースはLED照明用端子36に接続されている。定電流回路37、第1のスイッチ38及び第2のスイッチ39はセンサIC30に内蔵されている。
LED照明用端子36は、被駆動部材、受動部品及び照明装置としての照明用のLED40のアノードに接続されるとともに、該LED40のカソードは、第2モジュール側端子T22に接続されている。
センサIC30は、第1及び第2のスイッチ38,39のゲートに制御信号を出力することで導通状態及び非導通状態が切り替わるように第1及び第2のスイッチ38,39を個別にスイッチング制御するスイッチ制御部30bを有する。
スイッチ制御部30bは、例えば第1のスイッチ38の導通状態及び非導通状態を切り替えることで、定電流回路37によるセンサ出力端子35及び第1の電線W1を介した駆動ECU60からの電流の引き込みを選択的に動作させる。これにより、センサIC30から駆動ECU60に前述の接近又は接触の有無の検知結果を表すロック検知信号又はアンロック検知信号(以下、これらの区別を要しない場合には単に「検知信号」という)が出力される。つまり、センサIC30は、スイッチ制御部30bが検知信号の論理(コード)に合わせて第1のスイッチ38の導通状態及び非導通状態を切り替えて駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流を選択的に変動(オン・オフ)させることで駆動ECU60に検知信号を出力する。
なお、検知信号が第1の電線W1等を介して駆動ECU60に出力されると、該駆動ECU60側でその論理に応じた電圧降下が生じるようになっている。ロック・アンロック制御部60bは、その電圧降下に基づいて検知信号を検出する。つまり、ロック検知信号及びアンロック検知信号は、その論理(コード)に基づいて識別されている。そして、ロック・アンロック制御部60bは、ロック検知信号が検出されることで車両ドアのロック(施錠)指令を発するとともに、アンロック検知信号が検出されることで車両ドアのアンロック(解錠)指令を発する。
また、スイッチ制御部30bは、例えば第2のスイッチ39を導通状態に切り替えることで、定電流回路37によりセンサ出力端子35及び第1の電線W1を介して駆動ECU60からLED40に電流を引き込ませる。これにより、LED40が点灯するように駆動される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3(a)、(b)に示すように、例えばセンサIC30からの検知信号の出力(センサ出力)がなく、且つ、LED40が消灯している状態(モード1)では、図3(c)に示すように、スイッチ制御部30bにより、第1及び第2のスイッチ38,39が共に非導通状態(オフ)に切り替えられている。つまり、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が不変(皆無)になるように第1のスイッチ38がスイッチング制御されており、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力されることはない。同時に、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が皆無になるように第2のスイッチ39がスイッチング制御されており、LED40が駆動されることはない。
また、図3(a)、(b)に示すように、例えばセンサIC30からの検知信号の出力(センサ出力)がなく、且つ、LED40が点灯している状態(モード2)にあるとする。この場合、図3(c)に示すように、スイッチ制御部30bにより、第1のスイッチ38が非導通状態(オフ)に切り替えられており、且つ、第2のスイッチ39が導通状態(オン)に切り替えられている。つまり、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が不変(皆無)になるように第1のスイッチ38がスイッチング制御されており、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力されることはない。一方、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に電流を引き込むように第2のスイッチ39がスイッチング制御されており、LED40が駆動される。
さらに、図3(a)、(b)に示すように、例えばセンサIC30からの検知信号の出力(センサ出力)があり、且つ、LED40が消灯している状態(モード3)にあるとする。この場合、図3(c)に示すように、スイッチ制御部30bにより、第1のスイッチ38が導通状態(オン)に切り替えられており、且つ、第2のスイッチ39が非導通状態(オフ)に切り替えられている。なお、ここでの第1のスイッチ38の導通状態は、センサ出力可能な第1のスイッチ38の活性状態を便宜的に表すものであり、実際には検知信号の論理に合わせて第1のスイッチ38の導通状態・非導通状態が選択的に切り替えられている。つまり、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が選択的に変動(オン・オフ)するように第1のスイッチ38がスイッチング制御されており、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力される。一方、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が皆無になるように第2のスイッチ39がスイッチング制御されており、LED40が駆動されることはない。
さらにまた、図3(a)、(b)に示すように、例えばセンサIC30からの検知信号の出力(センサ出力)があり、且つ、LED40が点灯している状態(モード4)にあるとする。この場合、図3(c)に示すように、スイッチ制御部30bにより、第1のスイッチ38が非導通状態(オフ)に切り替えられており、且つ、第2のスイッチ39が導通状態(オン)に切り替えられている。なお、ここでの第2のスイッチ39の導通状態は、センサ出力可能な第2のスイッチ39の活性状態を便宜的に表すものであり、実際には検知信号の論理に合わせて第2のスイッチ39の導通状態・非導通状態が選択的に切り替えられている。つまり、スイッチ制御部30bにより、検知信号の論理に合わせて定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が選択的に変動(オン・オフ)するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されることで、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力される。同時に、スイッチ制御部30bにより、検知信号の論理に合わせて第2のスイッチ39が導通状態にされるときに、駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に電流が引き込まれることで、LED40が駆動される。
なお、図3(c)から明らかなように、第1及び第2のスイッチ38,39が同時に導通状態(活性状態)になることはない。つまり、センサIC30は、駆動ECU60に対するセンサ出力のみを行う経路(第一経路)と、駆動ECU60に対するセンサ出力及びLED40の駆動を同時に行う前記経路とは別の経路(第二経路)とを有している。そして、第一経路では、LED40の消灯中にセンサ出力可能である。一方、第二経路では、LED40の駆動のみも可能である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、例えばスイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が皆無になるように第2のスイッチ39がスイッチング制御されれば、LED40が駆動されることはない。このとき、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が不変になるように第1のスイッチ38がスイッチング制御されれば、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力されることはない。一方、スイッチ制御部30bにより、検知信号に合わせて定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が選択的に変動するように第1のスイッチ38がスイッチング制御されれば、センサIC30から駆動ECU60に検知信号が出力される。
また、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して駆動ECU60から前記第1の接続線を介して引き込む電流が不変になるように前記第1のスイッチがスイッチング制御されているとき、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に電流を引き込むように第2のスイッチ39がスイッチング制御されれば、LED40が駆動される。このとき、スイッチ制御部30bにより、検知信号に合わせて定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が選択的に変動するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されれば、LED40の駆動中であっても駆動ECU60に検知信号が出力される。
以上により、駆動ECU60との間の接続線の数を増やすことなく、該駆動ECU60に対する検知信号の出力及びLED40の駆動を同時に行うことができる。
(2)本実施形態では、定電流回路37、第1のスイッチ38及び第2のスイッチ39がセンサIC30に内蔵されていることで、該センサIC30の周辺における回路構成をより簡素化できる。
(3)本実施形態では、定電流回路37が駆動ECU60に対する検知信号の出力及びLED40の駆動に共用されていることで、センサIC30の回路構成をより簡素化でき、ひいてはセンサIC30をより小型化できる。
(4)本実施形態では、駆動ECU60との接続において、センサIC30の電源供給に係るセンサ電源線と、センサ出力に係るセンサ機能線と、LED40の駆動に係るLED照明線とを共通にして省線化を実現したことで、電気的構成をより簡素化できる。そして、例えば駆動ECU60に対するセンサ出力のみを行う経路(第一経路)と、駆動ECU60に対するセンサ出力及びLED40の駆動を同時に行う経路(第二経路)との切替えを低コストで行うことができる。
(5)本実施形態では、例えばLED40の点灯中であってもこれを中断することなくセンサ出力が可能であることで、ロック・アンロック検知部30aによる人の手の接近又は接触の有無の検知からセンサ出力を開始するまでの応答性をより向上できる。
(6)本実施形態では、LED40による発光を行うことができる。
(第2の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のモジュールを変更した構成であるため、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図4に示すように、本実施形態のモジュール110は、第1モジュール側端子T21に一端の接続された出力部材としての抵抗141を有する。抵抗141の他端は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第1のスイッチ142のドレインに接続されるとともに、該第1のスイッチ142のソースは第2モジュール側端子T22に接続されている。加えて、抵抗141の他端は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第2のスイッチ143のドレインに接続されるとともに、該第2のスイッチ143のソースは被駆動部材としての照明用のLED140のアノードに接続され、更に該LED140のカソードは、第2モジュール側端子T22に接続されている。
一方、モジュール110に設けられた検知部材としてのセンサIC130は、第1のスイッチ142のゲートに接続されたセンサ出力端子135を有するとともに、第2のスイッチ143のゲートに接続されたLED照明用端子136を有する。つまり、抵抗141、第1のスイッチ142及び第2のスイッチ143は、センサIC130に外付けされている。
ここで、センサIC130のスイッチ制御部30bは、センサ出力端子135及びLED照明用端子136から第1及び第2のスイッチ142,143のゲートに制御信号をそれぞれ出力することで導通状態及び非導通状態が切り替わるように第1及び第2のスイッチ142,143を個別にスイッチング制御する。スイッチ制御部30bは、例えば第1のスイッチ142の導通状態及び非導通状態を切り替えることで、抵抗141による第1の電線W1を介した駆動ECU60からの電流の引き込みを選択的に動作させる。これにより、センサIC130から駆動ECU60に前述の検知信号が出力される。つまり、センサIC130は、スイッチ制御部30bが検知信号の論理に合わせて第1のスイッチ142の導通状態及び非導通状態を切り替えて抵抗141が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流を選択的に変動(オン・オフ)させることで駆動ECU60に検知信号を出力する。
また、スイッチ制御部30bは、例えば第2のスイッチ143を導通状態に切り替えることで、抵抗141により第1の電線W1を介して駆動ECU60からLED140に電流を引き込ませる。これにより、LED140が点灯するように駆動される。このとき、スイッチ制御部30bにより、検知信号に合わせて抵抗141が駆動ECU60から第1の電線W1及び抵抗141を介してLED140に引き込む電流が選択的に変動するように第2のスイッチ143がスイッチング制御されれば、LED140の駆動中であっても駆動ECU60に検知信号が出力される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)、(4)〜(6)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、抵抗141、第1のスイッチ142及び第2のスイッチ143がセンサIC130に外付けされていることで、該センサIC130の回路構成をより簡素化でき、ひいてはセンサIC130をより小型化できる。
(2)本実施形態では、抵抗141が駆動ECU60に対する検知信号の出力及びLED140の駆動に共用されていることで、センサIC130の周辺における回路構成をより簡素化できる。
(第3の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態のモジュールを変更した構成であるため、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図5に示すように、本実施形態のモジュール210に設けられた検知部材としてのセンサIC230は、センサ出力端子35及び第1のスイッチ38のドレインに入力端子及び出力端子がそれぞれ接続された第1の定電流回路245を有する。加えて、センサIC230は、センサ出力端子35及び第2のスイッチ39のドレインに入力端子及び出力端子がそれぞれ接続された第2の定電流回路246を有する。第1及び第2の定電流回路245,246の出力電流は、互いに異なるように設定されている。つまり、駆動ECU60に検知信号を出力するべく駆動ECU60から引き込む電流量と、LED40を駆動するべく駆動ECU60からLED140に引き込む電流量とが互いに異なるように設定されている。第1及び第2の定電流回路245,246は出力部材を構成する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)、(2)、(4)〜(6)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、第1のスイッチ38及び第2のスイッチ39がそれぞれ第1の定電流回路245及び第2の定電流回路246に電気的に接続されている。このため、例えば第1の定電流回路245の出力電流及び第2の定電流回路246の出力電流を個別に設定でき、検知信号の出力レベル及びLED40の駆動力を好適に設定できる。
(第4の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態は、第1の実施形態のモジュールを変更した構成であるため、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図6に示すように、本実施形態のモジュール310は、LED照明用端子36に一端の接続された電流調整用の抵抗351を有する。抵抗351の他端はコンデンサ352の一端に接続されるとともに、該コンデンサ352の他端は第2モジュール側端子T22に接続されている。つまり、LED40には、直列接続の抵抗351及びコンデンサ352が並列接続されている。
ここで、既述のように、スイッチ制御部30bにより、検知信号の論理に合わせて定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流が選択的に変動(オン・オフ)するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されると、LED40の駆動中であっても駆動ECU60に検知信号が出力される。この際、スイッチ制御部30bにより、検知信号の論理に合わせて第2のスイッチ39が導通状態にされるときに、コンデンサ352に蓄電される。一方、スイッチ制御部30bにより、検知信号の論理に合わせて第2のスイッチ39が非導通状態にされるときに、コンデンサ352から放電され抵抗351で調整された電流がLED40に供給される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が相対的に増加(オン)するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されているとき、コンデンサ352に蓄電される。一方、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が相対的に減少(オフ)するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されているとき、コンデンサ352から放電されてLED40に供給される。従って、スイッチ制御部30bにより、検知信号に合わせて定電流回路37が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED40に引き込む電流が選択的に変動(オン・オフ)するように第2のスイッチ39がスイッチング制御されたとしても、LED40に供給される電流をより安定化でき、ひいては該LED40の駆動をより安定化できる。そして、例えば検知信号に合わせてLED40が点滅したり、LED40が通常よりも暗くなったりすることを抑制でき、見栄えを向上できる。
(第5の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態は、第1の実施形態のモジュールを変更した構成であるため、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図7に示すように、本実施形態のモジュール410は、第1モジュール側端子T21にアノードが接続されるとともに、モジュール410に設けられた検知部材としてのセンサIC430のLED照明用端子36にカソードが接続された被駆動部材としての照明用のLED440を有する。一方、センサIC430のセンサ出力端子35は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第1のスイッチ455のドレインに接続されるとともに、該第1のスイッチ455のソースは出力部材としての定電流回路457の入力端子に接続されている。また、センサIC430のLED照明用端子36は、例えばNチャネルのMOSFETからなる第2のスイッチ456のドレインに接続されるとともに、該第2のスイッチ456のソースは定電流回路457の入力端子に接続されている。そして、定電流回路457の出力端子は、グランド端子32に接続されている。第1のスイッチ455、第2のスイッチ456及び定電流回路457はセンサIC30に内蔵されている。
ここで、センサIC430のスイッチ制御部30bは、第1及び第2のスイッチ455,456のゲートに制御信号をそれぞれ出力することで導通状態及び非導通状態が切り替わるように第1及び第2のスイッチ455,456を個別にスイッチング制御する。スイッチ制御部30bは、例えば第1のスイッチ455の導通状態及び非導通状態を切り替えることで、定電流回路457による第1の電線W1を介した駆動ECU60からの電流の引き込みを選択的に動作させる。これにより、センサIC430から駆動ECU60に前述の検知信号が出力される。つまり、センサIC430は、スイッチ制御部30bが検知信号の論理に合わせて第1のスイッチ455の導通状態及び非導通状態を切り替えて定電流回路457が駆動ECU60から第1の電線W1を介して引き込む電流を選択的に変動(オン・オフ)させることで駆動ECU60に検知信号を出力する。
また、スイッチ制御部30bは、例えば第2のスイッチ143を導通状態に切り替えることで、定電流回路457により第1の電線W1を介して駆動ECU60からLED440に電流を引き込む。これにより、LED440が点灯するように駆動される。このとき、スイッチ制御部30bにより、検知信号に合わせて定電流回路457が駆動ECU60から第1の電線W1を介してLED440に引き込む電流が選択的に変動するように第2のスイッチ456がスイッチング制御されれば、LED440の駆動中であっても駆動ECU60に検知信号が出力される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果が得られるようになる。
(第6の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第6の実施形態について説明する。なお、第6の実施形態は、送信用のアンテナを設けたことが第1の実施形態とは異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。なお、本実施形態において、駆動ECU60の電源供給部60aは、第1及び第2の電線W1,W2を介してモジュール510に共振周波数f1に一致する周波数の交流信号としての交流電圧(矩形波電圧)を供給する。
図8に示すように、モジュール510には、第1モジュール側端子T21に一端の接続された共振コンデンサとしてのアンテナ用共振コンデンサ561が設けられるとともに、該アンテナ用共振コンデンサ561の他端に一端の接続されたアンテナ用コイル562が設けられている。アンテナ用コイル562の他端は、第2モジュール側端子T22に接続されている。これらアンテナ用共振コンデンサ561及びアンテナ用コイル562はアンテナとしてのLFアンテナ560を構成するもので、共振周波数f1のLC直列共振回路を構成する。
従って、電源供給部60aが第1の電線W1及び第2の電線W2を介して共振周波数f1に一致する周波数の交流電圧(矩形波電圧)を供給すると、アンテナ用コイル562(LFアンテナ560)が駆動されて該アンテナ用コイル562から無線信号が出力される。なお、無線信号は、例えば車両ユーザが携帯する携帯機への問い合わせ信号(リクエスト信号)であって、該問い合わせ信号を受信した携帯機は固有のIDコードをもつ信号を送信する。
センサIC30の電源端子31は、抵抗564の一端に接続されるとともに、該抵抗564の他端は、負電圧防止用の第1ダイオード563のカソードに接続されている。そして、第1ダイオード563のアノードは、第1モジュール側端子T21に接続されている。
従って、例えば電源供給部60aが第1の電線W1及び第2の電線W2を正極の直流電源及びグランドにそれぞれ接続すると、センサIC30は、電源端子31が抵抗564及び第1ダイオード563を介して当該直流電源に接続され、グランド端子32がグランドに接続されることで、駆動ECU60から直流電圧が供給されて駆動される。つまり、LFアンテナ560及びセンサIC30は、並列接続の状態で駆動ECU60に電気的に接続されている。
また、センサ出力端子35は、抵抗566の一端に接続されるとともに、該抵抗566の他端は、負電圧防止用の第2ダイオード565のカソードに接続されている。そして、第2ダイオード565のアノードは、第1モジュール側端子T21に接続されている。
従って、例えばスイッチ制御部30bが第1のスイッチ38の導通状態及び非導通状態を切り替えると、抵抗566、第2ダイオード565及び第1の電線W1を介して駆動ECU60からの電流が選択的に引き込まれる。これにより、センサIC30から駆動ECU60に前述の検知信号が出力される。また、スイッチ制御部30bが第2のスイッチ39の導通状態及び非導通状態を切り替えると、抵抗566、第2ダイオード565及び第1の電線W1を介して駆動ECU60からの電流がLED140に引き込まれる。これにより、LED40が点灯するように駆動される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、駆動ECU60及びセンサIC30の間の接続線の数を増やすことなく、交流電圧によるLFアンテナ560の駆動を行うことができる。
(2)本実施形態では、第2ダイオード565により、LFアンテナ560の駆動中に負電圧がセンサ出力端子35にかかることを防止できる。
(第7の実施形態)
以下、車両用ドアハンドル装置の第7の実施形態について説明する。なお、第7の実施形態は、LFアンテナの駆動中であってもセンサIC及びLEDに直流電圧を供給可能であることが第6の実施形態とは異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態のモジュール610において、センサIC30の電源端子31は、抵抗672の一端に接続されるとともに、該抵抗672の他端は、負電圧防止用の第3ダイオード671のカソードに接続されている。そして、第3ダイオード671のアノードは、アンテナ用共振コンデンサ561及びアンテナ用コイル562の接続点CNに接続されている。また、電源端子31及びグランド端子32間には、平滑用のコンデンサ673が接続されている。
加えて、センサIC30のセンサ出力端子35は、抵抗675の一端に接続されるとともに、該抵抗675の他端は、ダイオードとしての負電圧防止用の第4ダイオード674のカソードに接続されている。そして、第4ダイオード674のアノードは、同じく接続点CNに接続されている。また、センサ出力端子35及びグランド端子32間には、平滑用のコンデンサ676が接続されている。
従って、電源供給部60aが交流電圧(矩形波電圧)を供給しているとき、センサIC30は、抵抗672によりアンテナ用コイル562から引き込まれた電流が第3ダイオード671で整流され、コンデンサ673において平滑化されるかたちで電源端子31及びグランド端子32に直流電圧が供給されて駆動される。つまり、LFアンテナ560の駆動中(駆動状態にあるとき)には、該LFアンテナ560の誘起電圧(共振電圧)を利用することでセンサIC30が駆動されるようになっている。
一方、電源供給部60aが交流電圧(矩形波電圧)を供給しているとき、第2のスイッチ39が導通状態であれば、LED40は、定電流回路37によりアンテナ用コイル562から抵抗675を介して引き込まれた電流が第4ダイオード674で整流され、コンデンサ676において平滑化されるかたちでLED照明用端子36及びグランド端子32に直流電圧が供給されて駆動される。つまり、LFアンテナ560の駆動中(駆動状態にあるとき)には、該LFアンテナ560の誘起電圧(共振電圧)を利用することでLED40が駆動されるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第6の実施形態の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、LFアンテナ560は、第1及び第2の電線W1,W2を介して駆動ECU60から交流信号が供給されることで駆動される。このとき、定電流回路37は、第4ダイオード674を介してアンテナ用共振コンデンサ561及びアンテナ用コイル562の接続点CNに接続されていることで、LFアンテナ560の誘起信号を第4ダイオード674で整流した電流を引き込むことが可能である。従って、スイッチ制御部30bにより、定電流回路37が当該電流を引き込むように第2のスイッチ39がスイッチング制御されれば、LED40が駆動される。このように、LFアンテナ560の駆動中であっても、LED40を駆動できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記第1、第3〜第7の実施形態において、LED40,440を複数設けてもよい。この場合、全てのLED40,440を定電流回路37,246,457及び第2のスイッチ39,456の1組で駆動してもよいし、複数のLED40,440を複数組の定電流回路37,246,457及び第2のスイッチ39,456で個別に駆動してもよい。
・前記第2の実施形態において、LED140を複数設けてもよい。この場合、全てのLED140を抵抗141及び第2のスイッチ143の1組で駆動してもよいし、複数のLED140を複数組の抵抗141及び第2のスイッチ143で個別に駆動してもよい。
・前記第1、第3〜第7の実施形態において、定電流回路37,457、第1及び第2の定電流回路245,246に代えて、定電圧回路やプルアップ抵抗を採用してもよい。
・前記第2の実施形態において、抵抗141(プルアップ抵抗)に代えて、定電流回路や定電圧回路を採用してもよい。
・前記第1、第3〜第7の実施形態において、定電流回路37,457、第1及び第2の定電流回路245,246、第1のスイッチ38,455、並びに第2のスイッチ39,456の一部をセンサIC30,230,430に外付けしてもよい。
・前記第2の実施形態において、抵抗141、第1のスイッチ142及び第2のスイッチ143の一部をセンサIC130に内蔵してもよい。
・前記第4〜第7の実施形態において、定電流回路37,457に代えて、第1のスイッチ38,455及び第2のスイッチ39,456に個別に接続される一対の定電流回路を採用してもよい。この場合、要求される検知信号の出力レベル及びLED40の駆動力に合わせて両定電流回路の出力電流を互いに異なるように設定してもよい。
・前記第2の実施形態において、抵抗141に代えて、第1のスイッチ142及び第2のスイッチ143に個別に接続される一対の抵抗(プルアップ抵抗)を採用してもよい。この場合、要求される検知信号の出力レベル及びLED40の駆動力に合わせて両抵抗の抵抗値を互いに異なるように設定してもよい。
・前記第7の実施形態において、図9に2点鎖線で描いたように、LED40に、前記第4の実施形態に準じて直列接続の抵抗351及びコンデンサ352を並列接続してもよい。
・前記第2、第3、第5、第6の実施形態において、LED40,140,440にコンデンサ等を並列接続してもよい。
・前記第7の実施形態において、コンデンサ673,676の少なくとも一方を省略してもよい。
・前記第6、第7の実施形態において、LFアンテナ560の駆動中、センサIC30は、スイッチ制御部30bによる駆動ECU60に対する検知信号の出力を停止させることが好ましい。従って、センサIC30に、LFアンテナ560の駆動状態を検出するアンテナ駆動検出部を設けるとともに、LFアンテナ560の駆動状態が検出されたときに検知信号の出力を停止させる停止制御部を設けてもよい。
・前記第6、第7の実施形態において、LFアンテナ560は、モジュール510,610に実装されていてもよいし、アウトサイドドアハンドル2内に収容されるのであればモジュール510,610に外付けされていてもよい。
・前記各実施形態において、例えば第2のスイッチ39,143,456の通電時間をPWM制御して、LED40,140,440の明るさを変更してもよい。特に、前記第7の実施形態では、LFアンテナ560の駆動中であっても第2のスイッチ39の通電時間をPWM制御することで容易にLED40の明るさを変更できる。
・前記各実施形態において、LED40,140,440を複数設けてもよい。この場合、それら複数のLED40,140,440による照明は、同一箇所であってもよいし、互いに異なる箇所であってもよい。
・前記各実施形態において、LED40,140,440に代えて、若しくは加えて、被駆動部材、受動部品及び照明装置としての電球、OLED(Organic Light Emitting Diode)、LEP(Light Emitting Polymer)等を採用してもよい。
・前記各実施形態において、LED40,140,440に代えて、若しくは加えて、音を発生する被駆動部材、受動部品及び音発生装置としてのブザー、スピーカ等を採用してもよい。この場合、音発生装置による音の発生を行うことができる。
・前記各実施形態において、LED40,140,440に代えて、若しくは加えて、振動を発生する被駆動部材及び受動部品としての振動発生装置を採用してもよい。この場合、振動発生装置による振動の発生を行うことができる。
・前記各実施形態において、第2の電線W2を省略して、第2制御部側端子T12及び第2モジュール側端子T22の各々を適宜の電線でそのまま接地(車両ボデーによる筐体接地)してもよい。つまり、第2の接続線は、駆動ECU60及びセンサIC30,130,230,430を接地する筐体であってもよい。この場合、モジュール10,110,210,310,410,510,610及び駆動ECU60間の全体に亘って配索する第2の電線W2が不要になる分、装置全体としていっそう小型化・軽量化を図ることができる。
・前記各実施形態においては、ロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6に接続される2チャンネルのセンサIC30,130,230,430を採用した。これに対し、ロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6のいずれか一方のみに接続される1チャンネルのセンサICを採用してもよいし、ロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6に加えて別のセンサ電極に接続される3チャンネル以上のセンサICを採用してもよい。
・前記各実施形態において、第1のスイッチ38,142及び第2のスイッチ39,143の少なくとも一方は、PチャネルのMOSFETやIGBT、N形又はP形のバイポーラトランジスタ、リレーであってもよい。
・前記各実施形態においては、ロック検知信号及びアンロック検知信号の識別を、駆動ECU60側から引き込む電流の有無で表される論理(コード)に基づいて行うようにした。これに対し、ロック検知信号及びアンロック検知信号の識別を、駆動ECU60側から引き込む電流レベル等に基づいて行ってもよい。
・前記各実施形態において、センサIC30,130,230,430は、レギュレータやトランジスタ等のアナログ素子とマイコン等で製作してもよい。
・前記各実施形態において、アウトサイドドアハンドル2におけるロック検知領域3及びアンロック検知領域4の配置、並びにそれらに対応するロックセンサ電極5及びアンロックセンサ電極6の配置・形状を適宜変更してもよい。
・前記各実施形態において、ロック・アンロック検知部30aによるロック検知領域3への人の手の接近又は接触の検知及びアンロック検知領域4への人の手の接近又は接触の検知のいずれか一方の機能を省略してもよい。
・前記各実施形態において、センサIC30,130,230,430は、静電容量式センサ、ショックセンサ、焦電センサ、圧力センサ、赤外線センサ、RFID等の接触・近接センサの単独又はそれらの任意の組合せで人の接近又は接触を検知するものであってもよい。
CN…接続点、W1…第1の電線(第1の接続線)、W2…第2の電線(第2の接続線)、30,130,230,430…センサIC(検知部材)、30b…スイッチ制御部、37,457…定電流回路(出力部材)、38,142,455…第1のスイッチ、39,143,456…第2のスイッチ、40,140,440…LED(被駆動部材、受動部品、照明装置)、60…駆動ECU(駆動制御部)、141…抵抗(出力部材)、142,455…第1のスイッチ、245…第1の定電流回路(出力部材)、246…第2の定電流回路(出力部材)、352…コンデンサ、560…LFアンテナ(アンテナ)、561…アンテナ用共振コンデンサ(共振コンデンサ)、562…アンテナ用コイル、674…第4ダイオード(ダイオード)。

Claims (7)

  1. 駆動制御部に第1の接続線及び第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から供給される直流信号により駆動されて人の接近又は接触を検知可能な検知部材と、
    前記駆動制御部に前記第1の接続線及び前記第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から前記第1の接続線を介して電流を引き込む出力部材と、
    前記出力部材に電気的に接続され、該出力部材が引き込む電流によって駆動される被駆動部材と、
    前記検知部材に設けられたスイッチ制御部と、
    前記スイッチ制御部によりスイッチング制御され、人の接近又は接触の検知を表す検知信号を前記検知部材から前記駆動制御部に出力するべく、前記出力部材が引き込む電流を選択的に変動させる第1のスイッチと、
    前記スイッチ制御部によりスイッチング制御され、前記出力部材が前記被駆動部材に引き込む電流を選択的に変動させる第2のスイッチとを備えた、車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記被駆動部材に並列接続されたコンデンサを備えた、車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つは、前記検知部材に内蔵された、車両用ドアハンドル装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記出力部材、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチの少なくとも一つは、前記検知部材に外付けされた、車両用ドアハンドル装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記出力部材は、
    前記第1のスイッチに電気的に接続された第1の定電流回路と、
    前記第2のスイッチに電気的に接続された前記第1の定電流回路とは独立の第2の定電流回路とを有した、車両用ドアハンドル装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記検知部材と並列接続で前記駆動制御部に前記第1の接続線及び前記第2の接続線を介して電気的に接続され、前記駆動制御部から供給される交流信号により駆動されるアンテナであって、直列接続された共振コンデンサ及びアンテナ用コイルを有するアンテナと、
    前記共振コンデンサ及び前記アンテナ用コイルの接続点にアノードが電気的に接続され、前記出力部材にカソードが電気的に接続されたダイオードとを備え、
    前記第2のスイッチは、前記スイッチ制御部によるスイッチング制御で、前記出力部材が前記接続点から前記ダイオードを介して前記被駆動部材に引き込む電流を選択的に変動させるように構成された、車両用ドアハンドル装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用ドアハンドル装置において、
    前記被駆動部材は、受動部品であって、照明装置、音発生装置及び振動発生装置のうちの少なくとも一つである、車両用ドアハンドル装置。
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