JP2019032947A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019032947A
JP2019032947A JP2017151945A JP2017151945A JP2019032947A JP 2019032947 A JP2019032947 A JP 2019032947A JP 2017151945 A JP2017151945 A JP 2017151945A JP 2017151945 A JP2017151945 A JP 2017151945A JP 2019032947 A JP2019032947 A JP 2019032947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable contact
piece
side terminal
fixed
contact piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017151945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6922534B2 (ja
JP2019032947A5 (ja
Inventor
弘一郎 松島
Koichiro Matsushima
弘一郎 松島
裕二 小材
Yuji Kozai
裕二 小材
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2017151945A priority Critical patent/JP6922534B2/ja
Priority to PCT/JP2018/028085 priority patent/WO2019026756A1/ja
Publication of JP2019032947A publication Critical patent/JP2019032947A/ja
Publication of JP2019032947A5 publication Critical patent/JP2019032947A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6922534B2 publication Critical patent/JP6922534B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/54Contact arrangements
    • H01H50/56Contact spring sets

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

【課題】各可動接点部の対応する固定接点部に対する接触信頼性を向上できる複数極の電磁継電器を提供すること。
【解決手段】電磁継電器が、第1可動接触片(31)および第2可動接触片(51)を備える。第1可動接触片(31)が、第1可動接点部(32)が設けられた第1面(311)と、第1面(311)に相対しかつ第2可動接触片(51)および第2可動接点側端子(50)の少なくともいずれかに対向する第2面(312)とを有する。第2可動接触片(51)が、第1可動接触片(31)および第1可動接点側端子(30)の少なくともいずれかに対向する第3面(511)と、第3面(511)に相対しかつ第2可動接点部(52)が設けられた第4面(512)とを有している。また、第1可動接触片(31)および第2可動接触片(51)を流れる電流の向きが相互に異なるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数極の電磁継電器に関する。
特許文献1に開示されている電磁継電器は、内部に収容部を有する矩形箱形のハウジングと、このハウジングに固定された2つの固定接点側端子および2つの可動接点側端子とを備えている。この電磁継電器の収容部には、各固定接点側端子に設けられた2つの固定接点部と、各可動接点側端子に設けられた2つの可動接触片と、各可動接触片に設けられかつ各固定接点部に対向するように配置された2つの可動接点部と、供給された電流の方向により極性が反転する電磁石部と、電磁石部の極性に応じて異なる方向に回動する1つの回動ブロックとを備えている。
前記電磁継電器では、固定接点側端子、可動接点側端子および可動接触片で構成され、可動接触片が、ベース内で可動接点部が固定接点部に対して接触または開離する方向に並んで対向配置されている2つの回路が形成されている。各可動接触片は、相互に接近する方向に弾性変形することで、可動接点部を対向する固定接点部に接触させ、相互に離れる方向に弾性変形することで、可動接点部を対向する固定接点部から開離させるように配置されている。
US2009/0033446A1
しかし、前記電磁継電器では、固定接点側端子および可動接点側端子のいずれから電流が供給された場合であっても、2つの可動接触片を流れる電流の方向が相互に異なるため、各可動接触片に対して相互に離れる方向に電磁反発力が発生する。すなわち、通電時に各可動接点部が対応する固定接点部から開離する方向に電磁反発力が働き、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接触信頼性が低下する場合がある。
そこで、本発明は、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接触信頼性を向上できる複数極の電磁継電器を提供することを課題とする。
本発明の一態様の電磁継電器は、
内部に収容部を有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する第1固定接点部を有する板状の第1固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第1可動接点側端子と、
前記収容部に配置され、前記第1可動接点側端子から前記第1固定接点側端子に向かって延びかつ前記第1可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第1固定接点部に対向する第1可動接点部を有し、前記第1可動接点部が前記第1固定接点部に対して接触または開離する接離方向に弾性変形する板状の第1可動接触片と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びかつ前記第1固定接点側端子および前記第1可動接点側端子に対して電気的に独立して配置されていると共に、前記収容部に位置する第2固定接点部を有する板状の第2固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子、前記第1可動接点側端子、および、前記第2固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第2可動接点側端子と、
前記第1可動接触片の板厚方向で前記第1可動接触片と隣接して前記収容部に配置され、前記第2可動接点側端子から前記第2固定接点側端子に向かって延びかつ前記第2可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第2固定接点部に対向する第2可動接点部を有し、前記第2可動接点部が前記第2固定接点部に対して前記接離方向に弾性変形する板状の第2可動接触片と、
を備え、
前記第1可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接点部が設けられた第1面と、前記第1面に相対しかつ前記第2可動接触片および第2可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第2面とを有し、
前記第2可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接触片および前記第1可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第3面と、前記第3面に相対しかつ前記第2可動接点部が設けられた第4面とを有しており、
前記第1可動接触片に対して、前記接離方向に交差する前記第1可動接触片の延在方向の一方側に配置されている前記第1固定接点側端子または前記第1可動接点側端子が、電流が供給される端子であると共に、前記第2可動接触片に対して、前記第1可動接触片の延在方向の他方側に配置されている前記第2固定接点側端子または前記第2可動接点側端子が、電流が供給される端子である。
前記態様の電磁継電器によれば、第1可動接触片および第2可動接触片を備え、第1可動接触片が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接点部が設けられた第1面と、その板厚方向において第1面に相対しかつ第2可動接触片および第2可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第2面とを有し、第2可動接触片が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接触片および第1可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第3面と、その板厚方向において第3面に相対しかつ第2可動接点部が設けられた第4面とを有している。また、第1可動接触片および第2可動接触片を流れる電流の向きが相互に異なっている。このため、通電時に、第1可動接触片および第2可動接触片に対して、各可動接点部が対応する固定接点部に接近する方向に電磁反発力が働き、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接圧を高めることができる。その結果、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
本発明の一実施形態の電磁継電器の斜視図。 図1の電磁継電器の平面図。 図2のIII-III線に沿った断面図。 図1の電磁継電器の第2集磁片および第2補助集磁片を説明するための斜視図。 図1の電磁継電器の第2集磁片および第2補助集磁片を説明するための図4とは異なる方向から見た斜視図。 図1の電磁継電器の駆動ユニットを説明するための平面図。 図1の電磁継電器の第1の変形例を示す側面図。 図1の電磁継電器の第2の変形例を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
本発明の一実施形態の電磁継電器1は、図1に示すように、箱形の絶縁性のハウジング10と、このハウジング10にそれぞれ固定された第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50を備えている。
第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50は、それぞれ長手方向の中間部が屈曲した略L字の矩形板状で導電性を有している。また、第1固定接点側端子20および第1可動接点側端子30の間に、第2固定接点側端子40および第2可動接点側端子50が配置されていると共に、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、第2固定接点側端子40、および、第2可動接点側端子50のハウジング10の外部側の端部が、略一直線に並んでいる。
ハウジング10は、図1に示すように、略矩形箱状のベース11と略矩形板状のカバー12とで構成され、図2に示すように、その内部に収容部13を有している。すなわち、収容部13は、ベース11とカバー12とで覆われている。
第1固定接点側端子20は、図2に示すように、ベース11の長手方向(すなわち、図2の左右方向)に対向する第1側壁111および第2側壁112のうちの第1側壁111に固定され、ハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1固定接点側端子20は、ハウジング10の外部をベース11の第1側壁111からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向(すなわち、図2の下向き)に延びる外端子201と、外端子201の第1側壁111側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第1側壁111からベース11の長手方向に沿って第2側壁112に向って延びる内端子202とで構成されている。内端子202の第4側壁114に対向する面には、第1固定接点部21が固定されている。第1固定接点部21は、ベース11の第1側壁111近傍に配置されている。
第1可動接点側端子30は、図2に示すように、ベース11の第2側壁112の第1固定接点側端子20よりも第4側壁114側に固定され、第1固定接点側端子20に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1可動接点側端子30は、ハウジング10の外部をベース11の第2側壁112からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる外端子301と、外端子301の第2側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第2側壁112からベース11の長手方向に沿って第1側壁111に向って延びる内端子302とで構成されている。
図2に示すように、第1可動接点側端子30の内端子302の第1側壁111側の端部303には、第1可動接触片31が設けられている。第1可動接触片31は、収容部13に配置され、第1可動接点側端子30の端部303から第1固定接点側端子20に向かって延びている。また、第1可動接触片31は、一例として3枚の導電性を有する弾性変形可能な矩形の板部材をその板厚方向に重ねた板状積層体で構成され、その長手方向の一端部の板面が第1可動接点側端子30の内端子302の端部303の板面に接触した状態で固定されている。第1可動接触片31の長手方向の他端部のベース11の第3側壁113に対向する面には、第1可動接点部32が固定され、第1可動接触片31の第4側壁114に対向する面は、後述する第2可動接点側端子50の内端子502および第2可動接触片51に対向している。すなわち、第1可動接触片31は、その板厚方向(すなわち、ベース11の短手方向)に配置されかつ第1可動接点部32が設けられた第1面311と、第1可動接触片31の板厚方向における第1面311の反対側に配置されかつ第2可動接触片51および第2可動接点側端子50の内端子502に対向する第2面312とを有している。第1可動接点部32は、第1固定接点部21に対して対向するように配置され、第1可動接触片31が弾性変形することにより、第1固定接点部21に対してベース11の短手方向沿いに接触または開離するようになっている。
なお、第1面311における第1可動接触片31の第1可動接点部32と第1可動接点側端子30の端部303との間には、ベース11の第3側壁113に向かってU字状に突出した湾曲部33が設けられている。この湾曲部33により、第1可動接触片31が弾性変形したときの第1可動接触片31の撓み量を吸収および緩和し、円滑な動作特性を確保することができる。
図2に示すように、第1可動接点側端子30には、第1可動接触片31からの磁束を集める第1集磁片80と、第1可動接点側端子30の内端子302からの磁束を集める第1補助集磁片83とが設けられている。第1集磁片80は、一例として鉄で構成されており、図3に示すように、第1可動接触片31との間に隙間801を有するように配置されて第1可動接触片31の第1面311の少なくとも一部を覆っている。
詳しくは、第1集磁片80は、第1可動接触片31の第1面311の一部を覆う板状の横板部81と、第1面311および第2面312に交差(例えば、直交)しかつ第1可動接触片31の延在方向(すなわち、ベース11の短手方向)に延びる両側面の一部をそれぞれ覆う2つの板状の縦板部82とを有している。各縦板部82は、図3に示すように、横板部81の幅方向(すなわち、図3の左右方向)の両端部にそれぞれ接続され、ベース11の第4側壁114に向かって延びている。なお、図3では、ハウジング10を省略している。
また、第1補助集磁片83は、一例として鉄で構成された板状を有し、図2に示すように、横板部81の第2側壁112側の端部に接続され、第1可動接点側端子30の内端子302の第3側壁113に対向する面の一部を覆っている。
第2固定接点側端子40は、図2に示すように、ベース11の第2側壁112の第1可動接点側端子30よりも第4側壁114側に固定され、第1固定接点側端子20および第1可動接点側端子30に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第2固定接点側端子40は、ハウジング10の外部をベース11の第2側壁112からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる外端子401と、外端子401の第2側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部をベース11の第2側壁112からベース11の長手方向に沿って第1側壁111に向かって延びる内端子402とで構成されている。内端子402の第3側壁113に対向する面には、第2固定接点部41が固定されている。第2固定接点部41は、ベース11の第2側壁112近傍に配置されている。
第2可動接点側端子50は、図2に示すように、ベース11の第4側壁114の第1側壁111側の端部に固定され、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第2固定接点側端子40に対して電気的に独立した状態でハウジング10の外部から収容部13まで延びている。
詳しくは、第1可動接点側端子30は、ハウジング10の外部をベース11の第4側壁114からベース11の短手方向に沿って第3側壁113から離れる方向に延びる外端子501と、外端子501の第4側壁112側の端部に接続され、ハウジング10の内部を第4側壁114からベース11の長手方向に沿って第1側壁111から第2側壁112に向かう方向に延びる内端子502とで構成されている。
図2に示すように、第2可動接点側端子50の内端子502の第2側壁111側の端部503には、第2可動接触片51が設けられている。第2可動接触片51は、第1可動接触片31の板厚方向(すなわち、ベース11の短手方向)で第1可動接触片31と隣接して収容部13に配置され、第2可動接点側端子50の端部503から第2固定接点側端子40に向かって延びている。また、第2可動接触片51は、一例として、第1可動接触片31と同様に、3枚の導電性を有する弾性変形可能な矩形の板部材をその板厚方向に重ねた板状積層体で構成され、その長手方向の一端部の板面が第2可動接点側端子50の内端子502の端部503の板面に接触した状態で固定されている。第2可動接触片51の長手方向の他端部のベース11の第4側壁114に対向する面には、第2可動接点部52が固定され、第2可動接触片51の第3側壁113に対向する面は、第1可動接点側端子30の内端子302および第1可動接触片31に対向している。すなわち、第2可動接触片51は、その板厚方向(すなわち、ベース11の短手方向)に配置されかつ第1可動接触片31および第1可動接点側端子30の内端子302に対向する第3面511と、第2可動接触片51の板厚方向における第3面511の反対側に配置されかつ第2可動接点部52が設けられた第4面512とを有している。第2可動接点部52は、第2固定接点部41に対して対向するように配置され、第2可動接触片51が弾性変形することにより、第2固定接点部41に対してベース11の短手方向沿いに接触または開離するようになっている。
なお、第4面512における第2可動接触片51の第2可動接点部52と第2可動接点側端子50の端部503との間には、ベース11の第4側壁114に向かってU字状に突出した湾曲部53が設けられている。この湾曲部53により、第2可動接触片51が弾性変形したときの第2可動接触片51の撓み量を吸収および緩和し、円滑な動作特性を確保することができる。
また、図2に示すように、第2可動接点側端子50には、第2可動接触片51および第2可動接点側端子50の内端子502からの磁束を集める第2集磁片180と、第2可動接点側端子50の内端子502からの磁束を集める第2補助集磁片183とが設けられている。第2集磁片180は、この集磁片80は、一例として鉄で構成されており、第2可動接触片51との間に隙間802(図4および図5に示す)を有するように配置されて第2可動接触片51の第4面512の少なくとも一部を覆っている。
詳しくは、第2集磁片180は、第1集磁片80と同様の構成を有している。すなわち、第2集磁片180は、図4および図5に示すように、第2可動接触片51の第4面512の一部を覆う板状の横板部181と、第3面511および第4面512に交差(例えば、直交)しかつ第2可動接触片51の延在方向(すなわち、ベース11の短手方向)に延びる両側面の一部をそれぞれ覆う2つの板状の縦板部182とを有している。各縦板部182は、横板部181の幅方向(すなわち、図4のX方向)の両端部にそれぞれ接続され、図2に示すように、ベース11の第3側壁113に向かって延びている。
また、第2補助集磁片183は、一例として鉄で構成された板状を有し、図2に示すように、横板部81の第1側壁111側の端部に接続され、第2可動接点側端子50の内端子502の第4側壁114に対向する面の一部を覆っている。
また、電磁継電器1は、図2に示すように、電磁石部60、回動ブロック70、絶縁性の第1可動部材90、および、絶縁性の第2可動部材100を有する駆動ユニット2を備えている。この駆動ユニット2は、ハウジング10の収容部13に収容されている。
電磁石部60は、図2に示すように、収容部13の第2側壁112に隣接する位置に配置されている。この電磁石部60は、ベース11の長手方向に延びる巻回中心軸CLを中心に巻回されたコイル61と、巻回中心軸CLが延びる電磁石部60の軸方向の両端からコイル61の外面に沿ってそれぞれ延びている板状の第1ヨーク62および板状の第2ヨーク63とを有している。第1ヨーク62および第2ヨーク63は、第1可動接触片31および第2可動接触片51と電磁石部60との間に配置されている。なお、図示していないが、電磁石部60にはコイル端子が設けられており、このコイル端子を介して、電磁石部60に2つの異なる方向の電流を選択的に供給可能になっている。
第1ヨーク62は、図6に示すように、電磁石部60の軸方向における第1側壁111側の端部からベース11の第1側壁111に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向(すなわち、図6の下向き)に延びる接続部621と、この接続部621の電磁石部60から遠い方の先端部から巻回中心軸CLの延在方向に沿って第1側壁111から第2側壁112に向かう方向(すなわち、図6の右向き)に延びる吸着部622とで構成されている。
第2ヨーク63は、図6に示すように、電磁石部60の軸方向における第2側壁112側の端部からベース11の第2側壁112に沿って第3側壁113から第4側壁114に向かう方向に延びる接続部631と、この接続部631の電磁石部60から遠い方の先端部から巻回中心軸CLの延在方向に沿って第2側壁112から第1側壁111に向かう方向(すなわち、図6の左向き)に延びる吸着部632とで構成されている。
第1ヨーク62の吸着部622と第2ヨーク63の吸着部632とは、ベース11の高さ方向(すなわち、図6の紙面貫通方向)に沿った平面視において、巻回中心軸CLの延在方向に沿って延びる中心線が相互に一致するように配置されている。すなわち、第1ヨーク62の吸着部622の先端面と第2ヨーク63の吸着部632の先端面とは、相互に対向しており、その間に回動ブロック70を配置可能な回動ブロック配置空間64が設けられている。
図2に示すように、第1ヨーク62の吸着部622および第2ヨーク63の吸着部632には、ベース11の高さ方向に突出する突起部625、635がそれぞれ設けられている。各突起部625、635は、後述する固定板66の貫通孔661、662に嵌合可能になっている。
回動ブロック70は、図6に示すように、ハウジング10のベース11に対して、ベース11の高さ方向に延びる回動軸71周りに回動可能に収容部13の回動ブロック配置空間64に配置されて、電磁石部60に供給された電流の方向に応じてハウジング10のベース11に対して異なる方向に回動する。詳しくは、回動ブロック70は、ブロックハウジング72(図2に示す)と、ブロックハウジング72の内部に設けられた永久磁石73と、この永久磁石73を挟んで対向するようにブロックハウジング72にそれぞれ固定された板状の第1鉄片74および板状の第2鉄片75とを有している。また、ブロックハウジング72の第4側壁114側かつ第1側壁111側の端部には、ベース11の第1側壁111に向かって延びる第1腕部721が設けられ、ブロックハウジング72の第4側壁114側かつ第2側壁112側の端部には、ベース11の第2側壁112に向かって延びる第2腕部722が設けられている。
ている。
第1鉄片74は、永久磁石73から第1ヨーク63に向かって突出する第1端部741と、永久磁石73から第2ヨーク63に向かって突出する第2端部742とを有しており、第1ヨーク62の吸着部622および第2ヨーク63の吸着部632に対して第3側壁113側に配置されている。
第2鉄片75は、永久磁石73から第1ヨーク63に向かって突出する第1端部751と、永久磁石73から第2ヨーク63に向かって突出する第2端部752とを有しており、第1ヨーク62の吸着部622および第2ヨーク63の吸着部632に対して第4側壁114側に配置されている。
第1鉄片74および第2鉄片75の第1端部741、751間には、第1ヨーク62が配置されて、第1鉄片74および第2鉄片75のいずれかの第1端部741、751が、回動ブロック70の回動方向で第1ヨーク62に接触するように構成されている。また、第1鉄片74および第2鉄片75の第2端部742、752間には、第2ヨーク63が配置されて、第1鉄片74および第2鉄片75のいずれかの第2端部742、752が、回動ブロック70の回動方向で第2ヨーク63に接触するように構成されている。
また、回動ブロック70は、ハウジング10のベース11と、電磁石部60の第1ヨーク62および第2ヨーク63に固定された固定板66とに回動可能に支持されている。固定板66は、図2に示すように、略矩形の板状で、長手方向の両端部にそれぞれ板厚方向に貫通する貫通孔661、662を有している。各貫通孔661、662は、それぞれ第1ヨーク62の突起部625および第2ヨーク63の突起部635に嵌合されている。また、固定板66の中央には、回動ブロック70の回動軸71を構成するブロックハウジング72の回動軸部76を挿入可能な軸孔部663が設けられている。
第1可動部材90は、図2に示すように、第1可動接触片31と回動ブロック70の第1腕部721とに接続されていると共に、回動ブロック70の回動方向に応じて移動して第1可動接触片31を弾性変形させて第1可動接点部32を第1固定接点部21に対して接触または開離させる。
詳しくは、第1可動部材90は、回動ブロック70の回動を第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向(すなわち、ベース11の短手方向(図2の上下方向))の直線運動に変換可能であり、かつ、回動ブロック70の第1腕部721の先端部に回動ブロック70の回動を許容しつつ接続されていると共に、第1可動接触片31の延在方向における第1側壁111側の端部(すなわち、図2の左側の端部)に接続されている。すなわち、第1可動部材90は、回動ブロック70の回動により接離方向に移動して、第1可動接触片31の延在方向における第1側壁111側の端部を第1可動接点部32が第1固定接点部21に対して接触または開離する接離方向に移動させる。
第2可動部材100は、図2に示すように、第2可動接触片51と回動ブロック70の第2腕部722とに接続されていると共に、回動ブロック70の回動方向に応じて移動して第2可動接触片51を弾性変形させて第2可動接点部52を第2固定接点部41に対して接触または開離させる。
詳しくは、第2可動部材100は、回動ブロック70の回動を第2可動接点部52が第2固定接点部41に対して接触または開離する接離方向(すなわち、図2の上下方向)の直線運動に変換可能であり、かつ、回動ブロック70の第2腕部722の先端部に回動ブロック70の回動を許容しつつ接続されていると共に、第2可動接触片51の延在方向における第2側壁112側の端部(すなわち、図2の右側の端部)に接続されている。すなわち、第2可動部材100は、回動ブロック70の回動により接離方向に移動して、第2可動接触片51の延在方向における第2側壁112側の端部を第2可動接点部52が第2固定接点部41に対して接触または開離する接離方向に移動させる。
前記電磁継電器1では、図2に示す動作状態(すなわち、回動ブロック70の第2鉄片75の第1端部751が、第1ヨーク62の吸着部622に接触し、回動ブロック70の第1鉄片74の第2端部742が、第2ヨーク63の吸着部632に接触して、第1可動接点部32と第1固定接点部21とが接触し、第2可動接点部52と第2固定接点部41とが接触した状態)の電磁継電器1の電磁石部60に所定方向(例えば、図2のA方向)の電流を供給して、回動ブロック70を回動ブロック70の回動軸71の延在方向から見て時計回りに回転させる。すると、回動ブロック70の回転に伴って、各腕部721、722も時計回りに回転し、第1可動部材90をベース11の第4側壁114に向かって移動させて、第1可動接点部32を第1固定接点部21から開離させると共に、第2可動部材100をベース11の第3側壁113に向かって移動させて、第2可動接点部52を第2固定接点部41から開離させる。これにより、電磁継電器1は、動作状態から復帰状態(すなわち、回動ブロック70の第1鉄片74の第1端部741が、第1ヨーク62の吸着部622に接触し、回動ブロック70の第2鉄片75の第2端部752が、第2ヨーク63の吸着部632に接触して、第1可動接点部32が第1固定接点部21から開離し、第2可動接点部52が第2固定接点部41から開離接触した状態)になる。
動作状態の電磁継電器1では、第1可動接触片31に対して、接離方向に交差する第1可動接触片31の延在方向の一方側(例えば、図2の左側)に配置されている第1固定接点側端子20または第1可動接点側端子30(ここでは、第1固定接点側端子20)が、電流が供給される端子である。また、第2可動接触片51に対して、第1可動接触片31の延在方向の他方側(例えば、図2の右側)に配置されている第2固定接点側端子40または第2可動接点側端子50(ここでは、第2固定接点側端子40)が、電流が供給される端子である。すなわち、前記電磁継電器1では、通電時において、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第1可動接触片31で構成される第1導電部3と、第2固定接点側端子40、第2可動接点側端子50、および、第2可動接触片51で構成される第2導電部4とに、相互に反対方向の電流が流れる(図2に、第1導電部3を流れる電流の方向を矢印Cで示し、第2導電部4を流れる電流の方向を矢印Dで示す)。
また、復帰状態の電磁継電器1の電磁石部60に所定方向とは異なる方向(例えば、図2のB方向)の電流を供給して、回動ブロック70を回動ブロック70の回動軸71の延在方向から見て反時計回りに回転させる。すると、回動ブロック70の回転に伴って、各腕部721、722も反時計回りに回転し、第1可動部材90をベース11の第3側壁113に向かって移動させて、第1可動接点部32を第1固定接点部21に対して接触させると共に、第2可動部材100をベース11の第4側壁114に向かって移動させて、第2可動接点部52を第2固定接点部41に対して接触させる。
前記電磁継電器1では、第1可動接触片31および第2可動接触片51を備え、第1可動接触片31が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接点部32が設けられた第1面311と、その板厚方向において第1面311に相対しかつ第2可動接触片51および第2可動接点側端子50の内端子502に対向する第2面312とを有し、第2可動接触片51が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接触片31および第1可動接点側端子30の内端子302に対向する第3面511と、その板厚方向において第3面511に相対しかつ第2可動接点部52が設けられた第4面512とを有している。また、第1可動接触片31および第2可動接触片51を流れる電流が相互に反対方向に流れる。このため、通電時に、第1可動接触片31および第2可動接触片51に対して、各可動接点部32、52が対応する固定接点部21、41に接近する方向に電磁反発力が働き、各可動接点部32、52の対応する固定接点部21、41に対する接圧を高めることができる。その結果、各可動接点部32、52の対応する固定接点部21、41に対する接触信頼性を向上できる。
また、第1可動接触片31との間に隙間を有するように配置されて第1可動接触片31の第1面311の少なくとも一部を覆い、第1可動接触片31からの磁束を集める第1集磁片80を備えている。この第1集磁片80により、第1可動接触片31からその周囲に広がる磁束を集め、第1可動接触片31と第2可動接触片51および第2可動接点側端子50との間に発生する電磁反発力を高めて、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接圧を高めることができる。その結果、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接触信頼性を向上できる。
さらに、前記電磁継電器1では、第2可動接触片51との間に隙間を有するように配置されて第2可動接触片51の第4面512の少なくとも一部を覆い、第2可動接触片51からの磁束を集める第2集磁片180を備えている。この第2集磁片180により、第2可動接触片51からその周囲に広がる磁束を集め、第2可動接触片51と第1可動接触片31および第1可動接点側端子30との間に発生する電磁反発力を高めて、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接圧を高めることができる。その結果、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接触信頼性を向上できる。
また、第1集磁片80が、第1可動接触片31の第1面311の少なくとも一部を覆う横板部81と、横板部81に接続され、第1面311および第2面312に交差しかつ第1可動接触片31の延在方向に延びる側面の少なくとも一部を覆い、第1可動接触片31からの磁束を集める縦板部82とを有している。このため、第1可動接触片31からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接触信頼性を向上できる。
さらに、前記電磁継電器1では、第2可動接触片51の第4面512の少なくとも一部を覆う横板部181と、横板部181に接続され、第3面511および第4面512に交差しかつ第2可動接触片51の延在方向に延びる側面の少なくとも一部を覆い、第2可動接触片51からの磁束を集める縦板部182とを有している。このため、第2可動接触片51からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接触信頼性を向上できる。
また、第1可動接点側端子30の少なくとも一部を覆って第1可動接点側端子30からの磁束を集める第1補助集磁片83をさらに備えている。この第1補助集磁片83により、第1可動接点側端子30の内端子302からその周囲に広がる磁束を集め、第1可動接点側端子30と第2可動接触片51および第2可動接点側端子50との間に発生する電磁反発力を高めて、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接圧を高めることができる。その結果、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接触信頼性を向上できる。
さらに、第2可動接点側端子50の少なくとも一部を覆って第2可動接点側端子50からの磁束を集める第2補助集磁片183をさらに備えている。この第2補助集磁片183により、第2可動接点側端子50の内端子502からその周囲に広がる磁束を集め、第2可動接点側端子50と第1可動接触片31および第1可動接点側端子30との間に発生する電磁反発力を高めて、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接圧を高めることができる。その結果、第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接触信頼性を向上できる。
なお、前記電磁継電器1では、第1固定接点側端子20、第1可動接点側端子30、および、第1可動接触片31で構成された回路と、第2固定接点側端子40、第2可動接点側端子50、および、第2可動接触片51で構成された回路とが設けられているが、これに限らない。回路数は、複数であればよく、3以上の回路を有するように構成してもよい。
また、第1可動接触片31は、第2可動接点接触片51および第2可動接点側端子50の内端子502の少なくともいずれかに対向するように構成されていればよく、また、第2可動接触片51は、第1可動接触片31および第1可動接点端子30の内端子302の少なくともいずれかに対向するように構成されていればよい。
また、前記電磁継電器1では、第1可動接触片31に第1集磁片80を設け、第1可動接点側端子30に第1補助集磁片83を設けていると共に、第2可動接触片51に第2集磁片180を設け、第2可動接点側端子50に第2補助集磁片183を設けているが、これに限らない。第1集磁片80および第1補助集磁片83または第2集磁片180および第2補助集磁片183のいずれか一方のみを設けてもよい。また、可動接触片および可動接点側端子が3以上設けられている場合は、設けられている可動接触片および可動接点側端子のいずれか1組に集磁片および補助集磁片を設けてもよいし、設けられている可動接触片および可動接点側端子のいずれか複数組に集磁片および補助集磁片を設けてもよいし、設けられている可動接触片および可動接点側端子の全ての組に集磁片および補助集磁片を設けてもよい。さらに、第1集磁片80および/または第2集磁片180のみ設けてもよいし、第1補助集磁片83および/または第2補助集磁片183のみ設けてもよい。なお、第1集磁片80および/または第2集磁片180のみを設ける場合、例えば、ハウジング10に第1集磁片80および/または第2集磁片180を保持する保持部を設ければよい。
また、第1集磁片80は、横板部81と縦板部82とを有する場合に限らない。例えば、図7に示すように、横板部81のみ有するように構成してもよい。なお、図示していないが、第2集磁片180についても同様に、横板部181のみ有するように構成してもよい。
また、図8に示すように、第1集磁片80は、横板部81および縦板部82に加えて、第1可動接触片31の第2面312の少なくとも一部を覆う補助横板部84を有してもよい。補助横板部84は、横板部81に対向するように配置され、その幅方向(図8のX方向)の両端部にそれぞれ各縦板部82が接続されている。すなわち、第1集磁片80は、横板部81、2つの縦板部82、および、補助横板部84により、第1可動接触片31の延在方向(すなわち、図8のY方向)における第1可動接触片31の周囲を隙間801を空けた状態で取り囲んでいる。これにより、第1可動接触片31からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接触信頼性を向上できる。なお、図示していないが、第2集磁片180についても同様に、補助横板部のみ有するように構成してもよい。
また、第1補助集磁片83により、第1可動接点側端子30の内端子302の延在方向における第1可動接点側端子30の周囲を取り囲むように構成してもよいし、第2補助集磁片183により、第2可動接点側端子50の延在方向における第2可動接点側端子50の周囲を取り囲むように構成してもよい。これにより、第1可動接点側端子30および/または第2可動接点側端子50からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接圧および/または第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第1可動接点部32の第1固定接点部21に対する接触信頼性および/または第2可動接点部52の第2固定接点部41に対する接触信頼性を向上できる。なお、第1補助集磁片83および第2補助集磁片183は、第1可動接点側端子30および第2可動接点側端子50に接触するように設けてもよいし、隙間を空けて設けてもよい。
以上、図面を参照して本発明における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様の電磁継電器は、
内部に収容部を有する箱形の絶縁性のハウジングと、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する第1固定接点部を有する板状の第1固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第1可動接点側端子と、
前記収容部に配置され、前記第1可動接点側端子から前記第1固定接点側端子に向かって延びかつ前記第1可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第1固定接点部に対向する第1可動接点部を有し、前記第1可動接点部が前記第1固定接点部に対して接触または開離する接離方向に弾性変形する板状の第1可動接触片と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びかつ前記第1固定接点側端子および前記第1可動接点側端子に対して電気的に独立して配置されていると共に、前記収容部に位置する第2固定接点部を有する板状の第2固定接点側端子と、
前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子、前記第1可動接点側端子、および、前記第2固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第2可動接点側端子と、
前記第1可動接触片の板厚方向で前記第1可動接触片と隣接して前記収容部に配置され、前記第2可動接点側端子から前記第2固定接点側端子に向かって延びかつ前記第2可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第2固定接点部に対向する第2可動接点部を有し、前記第2可動接点部が前記第2固定接点部に対して前記接離方向に弾性変形する板状の第2可動接触片と、
を備え、
前記第1可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接点部が設けられた第1面と、前記第1面に相対しかつ前記第2可動接触片および第2可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第2面とを有し、
前記第2可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接触片および前記第1可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第3面と、前記第3面に相対しかつ前記第2可動接点部が設けられた第4面とを有しており、
前記第1可動接触片に対して、前記接離方向に交差する前記第1可動接触片の延在方向の一方側に配置されている前記第1固定接点側端子または前記第1可動接点側端子が、電流が供給される端子であると共に、前記第2可動接触片に対して、前記第1可動接触片の延在方向の他方側に配置されている前記第2固定接点側端子または前記第2可動接点側端子が、電流が供給される端子である。
第1態様の電磁継電器によれば、第1可動接触片および第2可動接触片を備え、第1可動接触片が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接点部が設けられた第1面と、第1面に相対しかつ第2可動接触片および第2可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第2面とを有し、第2可動接触片が、その板厚方向に交差する方向に延びかつ第1可動接触片および第1可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第3面と、第3面に相対しかつ第2可動接点部が設けられた第4面とを有している。また、第1可動接触片および第2可動接触片を流れる電流の向きが相互に異なっている。このため、通電時に、第1可動接触片および第2可動接触片に対して、各可動接点部が対応する固定接点部に接近する方向に電磁反発力が働き、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接圧を高めることができる。その結果、各可動接点部の対応する固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
本発明の第2態様の電磁継電器は、
前記収容部に設けられ、前記第1可動接触片との間に隙間を有するように配置されて前記第1可動接触片の前記第1面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める集磁片をさらに備える。
第2態様の電磁継電器によれば、集磁片により、第1可動接触片からその周囲に広がる磁束を集め、第1可動接触片と第2可動接触片および第2可動接点側端子との間に発生する電磁反発力を高めて、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接圧を高めることができる。その結果、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
本発明の第3態様の電磁継電器は、
前記集磁片が、
前記第1可動接触片の前記第1面の少なくとも一部を覆う横板部と、
前記横板部に接続され、前記第1面および前記第2面に交差しかつ前記第1可動接触片の延在方向に延びる側面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める縦板部と
を有している。
第3態様の電磁継電器によれば、第1可動接触片からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
本発明の第4態様の電磁継電器は、
前記集磁片が、前記縦板部に接続され、前記第1可動接触片の前記第2面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める補助横板部を有している。
第4態様の電磁継電器によれば、第1可動接触片31が、横板部、縦板部、および、補助横板部により、取り囲まれている。これにより、第1可動接触片からその周囲に広がる磁束をより多く集めて、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接圧を確実に高めることができる。その結果、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
本発明の第5態様の電磁継電器は、
前記第1可動接点側端子の少なくとも一部を覆って前記第1可動接点側端子からの磁束を集める補助集磁片をさらに備える。
第5態様の電磁継電器によれば、補助集磁片により、第1可動接点側端子からその周囲に広がる磁束を集め、第1可動接点側端子と第2可動接触片および第2可動接点側端子との間に発生する電磁反発力を高めて、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接圧を高めることができる。その結果、第1可動接点部の第1固定接点部に対する接触信頼性を向上できる。
なお、前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の電磁継電器は、例えば、スマートメータに適用できる。
1 電磁継電器
2 駆動ユニット
10 ハウジング
11 ベース
111 第1側壁
112 第2側壁
113 第3側壁
114 第4側壁
12 カバー
13 収容部
20 第1固定接点側端子
201 外端子
202 内端子
21 第1固定接点部
30 第1可動接点側端子
301 外端子
302 内端子
303 端部
31 第1可動接触片
32 第1可動接点部
33 湾曲部
40 第2固定接点側端子
401 外端子
402 内端子
41 第2固定接点部
50 第2可動接点側端子
501 外端子
502 内端子
503 端部
51 第2可動接触片
52 第2可動接点部
53 湾曲部
60 電磁石部
61 コイル
62 第1ヨーク
621 接続部
622 吸着部
63 第2ヨーク
631 接続部
632 吸着部
64 回動ブロック配置空間
66 固定板
70 回動ブロック
71 回動軸
72 ブロックハウジング
721 第1腕部
722 第2腕部
73 永久磁石
74 第1鉄片
741 第1端部
742 第2端部
75 第2鉄片
751 第1端部
752 第2端部
80 第1集磁片
81 横板部
82 縦板部
83 第1補助集磁片
84 補助横板部
180 第2集磁片
181 横板部
182 縦板部
183 第2補助集磁片
90 第1可動部材
100 第2可動部材
CL 巻回中心軸

Claims (5)

  1. 内部に収容部を有する箱形の絶縁性のハウジングと、
    前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記収容部に位置する第1固定接点部を有する板状の第1固定接点側端子と、
    前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第1可動接点側端子と、
    前記収容部に配置され、前記第1可動接点側端子から前記第1固定接点側端子に向かって延びかつ前記第1可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第1固定接点部に対向する第1可動接点部を有し、前記第1可動接点部が前記第1固定接点部に対して接触または開離する接離方向に弾性変形する板状の第1可動接触片と、
    前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びかつ前記第1固定接点側端子および前記第1可動接点側端子に対して電気的に独立して配置されていると共に、前記収容部に位置する第2固定接点部を有する板状の第2固定接点側端子と、
    前記ハウジングに固定され、前記ハウジングの外部から前記収容部まで延びていると共に、前記第1固定接点側端子、前記第1可動接点側端子、および、前記第2固定接点側端子に対して電気的に独立して配置されている板状の第2可動接点側端子と、
    前記第1可動接触片の板厚方向で前記第1可動接触片と隣接して前記収容部に配置され、前記第2可動接点側端子から前記第2固定接点側端子に向かって延びかつ前記第2可動接点側端子と電気的に接続されていると共に、前記第2固定接点部に対向する第2可動接点部を有し、前記第2可動接点部が前記第2固定接点部に対して前記接離方向に弾性変形する板状の第2可動接触片と、
    を備え、
    前記第1可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接点部が設けられた第1面と、前記第1面に相対しかつ前記第2可動接触片および第2可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第2面とを有し、
    前記第2可動接触片は、その板厚方向に交差する方向に延びかつ前記第1可動接触片および前記第1可動接点側端子の少なくともいずれかに対向する第3面と、前記第3面に相対しかつ前記第2可動接点部が設けられた第4面とを有しており、
    前記第1可動接触片に対して、前記接離方向に交差する前記第1可動接触片の延在方向の一方側に配置されている前記第1固定接点側端子または前記第1可動接点側端子が、電流が供給される端子であると共に、前記第2可動接触片に対して、前記第1可動接触片の延在方向の他方側に配置されている前記第2固定接点側端子または前記第2可動接点側端子が、電流が供給される端子である、電磁継電器。
  2. 前記収容部に設けられ、前記第1可動接触片との間に隙間を有するように配置されて前記第1可動接触片の前記第1面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める集磁片をさらに備える、請求項1の電磁継電器。
  3. 前記集磁片が、
    前記第1可動接触片の前記第1面の少なくとも一部を覆う横板部と、
    前記横板部に接続され、前記第1面および前記第2面に交差しかつ前記第1可動接触片の延在方向に延びる側面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める縦板部と
    を有している、請求項2の電磁継電器。
  4. 前記集磁片が、前記縦板部に接続され、前記第1可動接触片の前記第2面の少なくとも一部を覆い、前記第1可動接触片からの磁束を集める補助横板部を有している、請求項3の電磁継電器。
  5. 前記第1可動接点側端子の少なくとも一部を覆って前記第1可動接点側端子からの磁束を集める補助集磁片をさらに備える、請求項1から4のいずれか1つの電磁継電器。
JP2017151945A 2017-08-04 2017-08-04 電磁継電器 Active JP6922534B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017151945A JP6922534B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 電磁継電器
PCT/JP2018/028085 WO2019026756A1 (ja) 2017-08-04 2018-07-26 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017151945A JP6922534B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 電磁継電器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019032947A true JP2019032947A (ja) 2019-02-28
JP2019032947A5 JP2019032947A5 (ja) 2020-04-09
JP6922534B2 JP6922534B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=65233510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017151945A Active JP6922534B2 (ja) 2017-08-04 2017-08-04 電磁継電器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6922534B2 (ja)
WO (1) WO2019026756A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019117802A1 (de) * 2019-07-02 2021-01-07 Johnson Electric Germany GmbH & Co. KG Schaltkontaktsystem einer durch elektrischen Strom betriebenen Schalteinrichtung

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032131A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 接点機構およびそれを用いるパワーリレー
JP2012517093A (ja) * 2009-02-04 2012-07-26 クロディ エルエルシー 電磁リレーアセンブリ
JP2013041815A (ja) * 2011-07-18 2013-02-28 Anden 継電器
JP2014505345A (ja) * 2011-02-11 2014-02-27 クロディ エルエルシー X型駆動モータ搭載の双安定型電磁式リレー
JP2015018767A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 オムロン株式会社 接点機構部

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006032131A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 接点機構およびそれを用いるパワーリレー
JP2012517093A (ja) * 2009-02-04 2012-07-26 クロディ エルエルシー 電磁リレーアセンブリ
JP2014505345A (ja) * 2011-02-11 2014-02-27 クロディ エルエルシー X型駆動モータ搭載の双安定型電磁式リレー
JP2013041815A (ja) * 2011-07-18 2013-02-28 Anden 継電器
JP2015018767A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 オムロン株式会社 接点機構部

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019026756A1 (ja) 2019-02-07
JP6922534B2 (ja) 2021-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102891040B (zh) 继电器
CN102891039B (zh) 继电器
JP5991778B2 (ja) 電磁継電器
CN109727817A (zh) 电磁继电器
EP3021341B1 (en) Contact mechanism
JP2019032945A (ja) 電磁継電器
JP2019032947A (ja) 電磁継電器
CN109427508B (zh) 电磁继电器
JP6897408B2 (ja) 電磁継電器
WO2018159060A1 (ja) 電磁継電器およびスマートメータ
WO2018043159A1 (ja) 電磁継電器
JP2019032944A (ja) 電磁継電器およびスマートメータ
JP6897409B2 (ja) 電磁継電器
JP6011267B2 (ja) 電磁継電器
JP5853223B2 (ja) リレー装置
JP2012199195A (ja) 電磁リレー
WO2016143180A1 (ja) リレー
US10304647B2 (en) Relay
JP6830259B2 (ja) 電磁継電器
CN110520957A (zh) 触点装置和电磁继电器
JP6673184B2 (ja) 接点構造および電磁継電器
EP2854150B1 (en) Electromechanical relay

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6922534

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150