JP2019032258A - 内径測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置が容易であって、且つ測定精度の高い内径測定装置を提供する。【解決手段】開口部内径dを測定する内径測定装置1。レーザ光を照射する照射部31a〜31d、レーザ光の反射光を検出する検出部32a〜32dを備えた4つのレーザ変位センサ33a〜33d、4つのレーザ変位センサを互いに直交する2直線である第1基準線L1及び第2基準線L2上の4つの端部37a〜37dに配置し、第1基準線及び第2基準線の外側開口部の内壁面にレーザ光を照射するよう保持する基板体34、基板体を一端部に保持し基板体と交差する方向に延びるアーム部材40、アーム部材の他端部を保持しアーム部材を長手方向に位置決め移動する位置決め移動手段50、第1基準線の両方向外側開口部の相対向する内壁面間距離である第1距離、第2基準線の両方向外側の開口部の相対向する内壁面間距離である第2距離から開口部の内径dを算出するデータ処理手段を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、円形の開口部を有する管体等の内径を測定する内径測定装置に関する。
従来、管体の内径の測定を行う場合には、シリンダーゲージ等の接触式の内径測定器を用いていたが、測定した接触角度等の精度は測定者の熟練度に依存し誤差が大きいという問題が生じていた。そこで、測定精度の向上を図るために、非接触式のレーザ変位センサ(例えば特許文献1参照)や、このようなセンサを適用した内径測定装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特許文献1に記載のレーザ変位センサは、光軸が同一の点を共有し、外側に向かってビーム光を照射する3つの発光素子と、被測定対象で乱反射した光の一部を受ける3つの受光素子のそれぞれを対となし、それらをセンサヘッド部に組込んだものである。特許文献1では、3対の発光素子と受光素子とが1つのセンサヘッド部に収納されたレーザ変位センサを管体に挿入し、各受光素子で検出された測定対象物の3つの位置から、三角形の正弦定理や余弦定理に基づいて、管体の内径寸法を演算する。
特許文献1のレーザ変位センサによれば、センサヘッド部を管体に挿入して任意の断面位置に設定し、センサヘッド部の中心から管体の内面までの3方向の距離を測定することで、管体の内径寸法を演算することができ、容易に内径を測定することができる。
また、特許文献2に記載の内径測定装置は、先端側が管体に挿入されるアームの基端側に、周方向の3箇所でレーザ光を管体の軸方向に管体内へ向けて発射する発光部と、管体内から戻る反射光を受光する受光部を備えたレーザ変位センサを取り付け、アームの先端側に、各レーザ変位センサと同じ周方向で、各発光部から発射されたレーザ光を、外方の管体の内径面に向けて直角に方向転換し、外方に向けられたレーザ光の管体の内径面での反射光の一部をアームの基端側へ向けて方向転換するプリズムを取り付け、各レーザ変位センサの検出値から管体の内径面でのレーザ光の反射位置を求め、求めた3点の反射位置から管体の内径を演算する演算手段を設けたものである。
特許文献2の内径測定装置によれば、3対の発光素子と受光素子とを有する変位レーザがアームの基端側に配置され、当該アームの先端側にミラーが配置されていることから、発光素子から照射されたレーザ光をミラーで管体の内面に反射させ、受光素子で反射光を受光してアームの中心から管体の内面の3方向の距離を測定し、三角形の正弦定理や余弦定理に基づいて、管体の内径を測定することができる。
実用新案登録第3078078号公報 特開2011−196899号公報
しかしながら、特許文献1に記載のレーザ変位センサや特許文献2に記載の内径測定装置は、3つの発光素子の光軸が同一の点を共有する必要があるため、軸合わせが困難である。また、特許文献2に記載の内径測定装置は、測定対象の中心軸と測定装置の中心軸とが傾いたか測定対象が変形したかを区別ができないため、これらの中心軸が傾かないように、即ちレーザ光の光軸と管体の軸とが平行になるように調節する必要があるため、設置が容易でないといった問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて提案するものであり、設置が容易であって、且つ測定精度の高い内径測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様は、開口部の内径を測定する内径測定装置であって、レーザ光を照射する照射部及び前記レーザ光の反射光を検出する検出部を備えた4つのレーザ変位センサと、前記4つのレーザ変位センサを互いに直交する2直線である第1基準線及び第2基準線上の4つの端部に配置し、前記第1基準線及び前記第2基準線のそれぞれ両方向外側の前記開口部の内壁面に向かって前記レーザ光を照射するように保持する基板体と、前記基板体を一端部に保持し、前記基板体と交差する方向に延びるアーム部材と、前記アーム部材の他端部を保持し、前記アーム部材をその長手方向に位置決め移動する位置決め移動手段と、前記第1基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である第1の距離と、前記第2基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である第2の距離と、から前記開口部の内径を算出するデータ処理手段と、を有することを特徴とする内径測定装置にある。
本発明の第2の態様は、前記アーム部材が、一端部に前記基板体が固定されると共に、他端部が前記位置決め移動手段により片持ち梁状態で保持されることを特徴とする第1の態様の内径測定装置にある。
本発明の第3の態様は、前記基板体の前記第1基準線の方向の前記第2基準線回りの傾き及び前記第2基準線の方向の前記第1基準線回りの傾きを調節する調節手段を、前記基板体と前記アーム部材との取付け部に有することを特徴とする第1の態様又は第2の態様の内径測定装置にある。
本発明の第4の態様は、前記調節手段が、前記第1基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である前記第1の距離が最小となるように第1の傾きを調節し、前記第2基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である前記第2の距離が最小となるように第2の傾きを調節することを特徴とする第3の態様の内径測定装置にある。
本発明の第5の態様は、前記基板体を一端部に保持し、前記基板体と交差する方向に延びる1組の補助アーム部材と、前記1組の補助アーム部材の他端部を保持し、前記1組の補助アーム部材のその長手方向への移動を補助する1組の補助移動手段と、を有し、前記1組の補助アーム部材は、一端部に前記基板体が取付け部材を介して固定されると共に、他端部が前記1組の補助移動手段により片持ち梁状態で保持され、前記1組の補助アーム部材の一端部と、前記アーム部材の一端部と、が前記取付け部材に固定され、前記1組の補助アーム部材が前記アーム部材に連動することを特徴とする第1の態様から第4の態様の何れかの内径測定装置にある。
本発明によれば、設置が容易であって、且つ測定精度の高い内径測定装置を提供することができる。
本実施形態に係る内径測定装置を示す斜視図である。 本実施形態に係る内径測定装置を示す平面図である。 本実施形態に係る内径測定装置を示す背面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの位置決め移動前の状態を示す側面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの位置決め移動後の状態を示す側面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの位置決め移動前の補助アーム部材及び補助移動手段の状態を示す側面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの位置決め移動後の補助アーム部材及び補助移動手段の状態を示す側面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの調節前後の状態を示した側面図である。 本実施形態に係る測定ヘッドの調節前後の状態を示した平面図である。 本実施形態に係る内径測定装置の測定ヘッドに設けた4つのレーザ変位センサの管体に対する配置を模式的に示した図である。 本実施形態に係る内径測定装置のデータ処理部における内径の算出方法を説明するための図である。
以下、各図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明は、本発明の一態様を示すものであって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で任意に変更可能である。なお、各図面において、同じ符号を付したものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。また、X,Y及びZは、互いに直交する3つの空間軸を表している。本明細書では、これらの軸に沿った方向を、それぞれ第1の方向X(X方向)、第2の方向Y(Y方向)及び第3の方向Z(Z方向)として説明する。また、各図面の矢印の向かう方向を正(+)方向、矢印の向かう方向の反対方向を負(−)方向として説明する。なお、各図面において示す構成要素、即ち、各部の形状や大きさ或いは厚さ、相対的な位置関係等は、本発明を説明する上で誇張して示されている場合がある。
(内径測定装置)
本発明の実施形態に係る内径測定装置は、円形の開口部を有する管体等の内径を測定するものである。より詳細には、測定ヘッドにより測定されたレーザ光の基準点から管体の内壁面までの距離に基づいて、管体の内径を算出するものである。本実施形態では、測定対象として管体の内径を測定する内径測定装置を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されない。本発明を用いて、例えば管体以外の開口部等の内径を測定することも可能である。
図1は、本実施形態に係る内径測定装置を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る内径測定装置を示す平面図である。図3は、本実施形態に係る内径測定装置を示す背面図である。図1から図3に示すように、内径測定装置1は、12本のフレーム部材が直方体に組み立てられてなる架台10の上面11に台座20が設けられている。また、架台10の底面12の四隅には、4つのキャスターがそれぞれ設けられており、自在に移動できるようになっている。
台座20上には、管体200の内径dを測定する測定ヘッド30と、測定ヘッド30と交差する方向、即ち本実施形態では直交する方向(+X方向)に延びるアーム部材40と、アーム部材40をその長手方向(±X方向)に位置決め移動する位置決め移動手段50と、が設けられている。内径測定装置1は、測定ヘッド30をアーム部材40の一端部41に保持し、アーム部材40の他端部42を位置決め移動手段50により保持している。即ち、アーム部材40は、一端部41に測定ヘッド30が固定されると共に、他端部42が位置決め移動手段50により片持ち梁状態(図4及び図5参照)で保持されている。これにより、内径測定装置1は、位置決め移動手段50によりアーム部材40を位置決め移動することができ、アーム部材40に連動して測定ヘッド30を管体200の所定位置に配置することができる。
台座20は、位置決め移動手段50を設置するための土台となる金属板であり、架台10の上面11に載置・固定されている。内径測定装置1や作業者の安全性を確保する観点から、台座20は、架台10の上面11からはみ出さない程度であって、位置決め移動手段50を載置可能なスペースが確保できるサイズであればよい。なお、台座20の表面には、短手方向(+Y方向)に一定の間隔を置いて、且つ長手方向(−X方向)に亘って溝部21a,21bが凹設されている。
測定ヘッド30は、位置決め移動手段50により位置決め移動したアーム部材40に連動して、管体200内の所定位置に配置されることで、管体200の内径dを測定することが可能なものである。測定ヘッド30は、レーザ光を照射する照射部31a〜31d及びレーザ光の反射光を検出する検出部32a〜32dを備えた4つのレーザ変位センサ33a〜33dと、4つのレーザ変位センサ33a〜33dを保持する基板体34と、を具備している。
基板体34は、十字形状の金属板からなり、一方側(−X方向側)の一方面35がアーム部材40の一端部41に固定され、他方側(+X方向側)の他方面36の4つの端部37a〜37dに、4つのレーザ変位センサ33a〜33dがそれぞれ配置・固定されている。基板体34のサイズは、測定対象である管体200の内径dに応じて適宜設計されるものである。具体的には、基板体34の最長幅が管体200の内径dよりも小さくなるように構成されている。また、基板体34の形状は、後述する内径測定装置1の測定原理に基づいた各位置に、4つのレーザ変位センサ33a〜33dをそれぞれ配置することができれば特に限定されず、必要に応じて適宜設計することができる。本実施形態では、基板体34である金属板を十字状に成形したが、例えば円形状や矩形状等であってもよい。
4つのレーザ変位センサ33a〜33dは、変位信号(signal of displacement)や反射光強度信号(signal of reflection intensity)等に基づいて、管体200の内径dを測定する光学式変位計(optical displacement meter)である。
これらのレーザ変位センサ33a〜33dは、測長方向が、基板体34の他方面36と平行であり、互いに直交する2直線である第1基準線L及び第2基準線Lに沿うように、4つの端部37a〜37dに配置・固定され、測長方向が第1基準線L及び第2基準線Lの各方向に向くようになっている。具体的には、1対の第1レーザ変位センサであるレーザ変位センサ33a,33cが、第1基準線L上の両方向外側の管体200の内壁面201に向かってレーザ光を照射することが可能となるように、第1基準線L上の基板体34の端部37a,37cにそれぞれ配置されている。一方で、1対の第2レーザ変位センサであるレーザ変位センサ33b,33dが、第2基準線L上の両方向外側の管体200の内壁面201の位置を測定することが可能となるように、第2基準線L上の基板体34の端部37b,37dにそれぞれ配置されている。このような配置により、1対の第1レーザ変位センサであるレーザ変位センサ33a,33cの測長方向(±Z方向)が第1基準線Lに一致し、1対の第2レーザ変位センサであるレーザ変位センサ33b,33dの測長方向(±Y方向)が第2基準線Lに一致する。
測定ヘッド30は、上述した4つのレーザ変位センサ33a〜33dの配置により、測定ヘッド30により測定されたレーザ光の基準点から管体200の内壁面201までの距離X′〜X′(図10参照)を測定することができる。本実施形態の内径測定装置1は、直角三角形のピタゴラスの定理(「三平方の定理」や「勾股弦の定理」ともいう。)に基づき、測定された距離X′〜X′を用いて管体200の内径dを演算することができる。
なお、管体200の内径dを演算するには、第1基準線L上及び第2基準線L上にそれぞれ配置される1対のレーザ変位センサ33a,33c及び1対のレーザ変位センサ33b,33dの位置が必要となる。この各レーザ変位センサ33a〜33dの位置は、第1基準線L及び第2基準線Lの交点O′から各レーザ変位センサ33a〜33dのレーザ光の基準点までの距離に基づき決定される。即ち、管体200の内径dに応じて適宜設計される基板体34の形状やサイズ、或いは4つのレーザ変位センサ33a〜33dの種別等によって決定される任意の定値である。この定値は、後述する制御部100内の図示しない記憶手段に記憶されており、管体200の内径dを演算する際に用いられる。
アーム部材40は、測定ヘッド30と交差する方向、即ち本実施形態では直交する方向(+X方向)に延びた、所定の長さを有する金属板である。金属板(アーム部材40)の長さは、管体200との離間距離や位置決め移動手段50のストローク等に応じて適宜設定することができる。
図4は、本実施形態に係る内径測定装置を用いた測定ヘッドの位置決め移動前後におけるアーム部材及び位置決め移動手段の位置決め移動前の状態を示す側面図である。図5は、本実施形態に係る内径測定装置を用いた測定ヘッドの位置決め移動前後におけるアーム部材及び位置決め移動手段の位置決め移動後の状態を示す側面図である。図4及び図5に示すように、アーム部材40の一端部41側(+X方向側)には測定ヘッド30が保持され、他端部42側(−X方向側)が位置決め移動手段50に連結されて片持ち梁状に固定されている。アーム部材40が片持ち梁状に固定されることにより、アーム部材40の撓み量はアーム部材40の位置決め移動前後において一定となり、測定精度の高い内径測定装置1を実現することができる。
位置決め移動手段50は、台座20の表面に凹設された溝部21a,21bの間に載置・固定されている(図1等参照)。本実施形態では、内径測定装置1の測定ヘッド30を管体200に向かって直線的に移動する位置決め移動手段50として、電動モータ(サーボモータ)からの回転入力を、ボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換する電動アクチュエータ(産業用ロボット)を用いた。この電動アクチュエータ(位置決め移動手段50)は、内部に電動モータ51やボールねじ機構(ボールねじ52や直動ガイド53)を配した筐体54と、筐体54上を直線方向(±X方向)に滑動する滑動部55とを有している。直動ガイド53に連結された滑動部55は、電動モータ51により駆動軸であるボールねじ52が回転し、直動ガイド53が軸方向(±X方向)に直線運動すると、それに連動して筐体54上を滑動するように構成されている。
アーム部材40の他端部42側(−X方向側)は、この滑動部55に連結されている。滑動部55が筐体54上を長手方向(±X方向)に滑動することで、これに連動してアーム部材40も移動する。その結果、アーム部材40に保持された測定ヘッド30の移動が可能となる。ただし、位置決め移動手段50は、アーム部材40を介して測定ヘッド30を所定位置に移動することができれば、上述の構成に限定されない。例えば、シリンダ機構を有する電動アクチュエータ等を適用してもよい。なお、位置決め移動手段50の駆動態様については後述する。
図2及び図3に示すように、本実施形態の内径測定装置1は、アーム部材40を補助する1組の補助アーム部材60a,60bと、1組の補助アーム部材60a,60bの長手方向(±X方向)への移動を補助する1組の補助移動手段70a,70bと、を有している。
1組の補助アーム部材60a,60bは、測定ヘッド30と交差する方向、即ち本実施形態では直交する方向(+X方向)に延びた、所定の長さを有する1組の金属フレームである。1組の金属フレーム(1組の補助アーム部材60a,60b)の長さは、アーム部材40の長さに応じて適宜設定することができる。また、1組の補助アーム部材60a,60bは、アーム部材40の軸方向(±X方向)の両縁端部43a,43bに沿って延設されている。
図6は、本実施形態に係る内径測定装置を用いた測定ヘッドの位置決め移動前における補助アーム部材及び補助移動手段の状態を示す側面図である。図7は、本実施形態に係る内径測定装置を用いた測定ヘッドの位置決め移動後における補助アーム部材及び補助移動手段の状態を示す側面図である。図6及び図7に示すように、1組の補助アーム部材60a,60bの一端部61a,61b側(+X方向側)には、測定ヘッド30が保持され、他端部62a,62b側(−X方向側)が1組の補助移動手段70a,70bにそれぞれ連結されて片持ち梁状に固定されている。1組の補助アーム部材60a,60bが片持ち梁状にそれぞれ固定されることにより、1組の補助アーム部材60a,60bの撓み量は、アーム部材40の位置決め移動位置が変化しても一定である。即ち、本実施形態の内径測定装置1全体の撓み量は、アーム部材40の位置決め移動によらず一定であり、内径測定装置1に1組の補助アーム部材60a,60bを設けたとしても、その測定精度は低減されない。
1組の補助移動手段70a,70bは、台座20の表面に凹設された溝部21a,21b上に載置・固定されている(図1等参照)。本実施形態では、アーム部材40(図1等参照)に連動する1組の補助アーム部材60a,60bを補助する1組の補助移動手段70a,70bとして、直動ガイド装置が用いられている。本実施形態では、直動ガイド装置(1組の補助移動手段70a,70b)として、1組の案内レール部71a,71bと、1組のガイド部72a,72bと、1組の滑動部73a,73bと、を備えたものを適用した。1組の補助移動手段70a,70bは、1組のガイド部72a,72b上に1組の滑動部73a,73bが配置(対向配置)され、1組の滑動部73a,73bが1組の案内レール部71a,71bに対して直線運動する(±X方向に滑動する)ことができるように、両者は噛合して構成されている。
1組の補助アーム部材60a,60bの他端部62a,62b側(−X方向側)は、この1組の滑動部73a,73bにそれぞれ連結されている。詳細は後述するが、1組の補助アーム部材60a,60bはアーム部材40に連動するため、アーム部材40の直線運動により、1組の補助アーム部材60a,60bに連動して1組の滑動部73a,73bが1組の案内レール部71a,71b上を直線方向(±X方向)に移動する。即ち、1組の補助移動手段70a,70bは、アーム部材40に連動する1組の補助アーム部材60a,60bの動きをスムーズにして補助することが可能となる。ただし、1組の補助移動手段70a,70bは、補助アーム部材60a,60bの動きを補助することができれば、上述の構成に限定されない。例えば、複数の転動体(ボール)を有するボールリテーナ付きの直動ガイド装置等を適用してもよい。なお、1組の補助アーム部材60a,60b及び1組の補助移動手段70a,70bの駆動態様については後述する。
図4及び図6に示すように、測定ヘッド30を管体200の開口部202に配置して測定ヘッド30の管体200に対する傾斜を調節し、図5及び図7に示すように、測定ヘッド30を管体200内に挿入して管体200の内径dを測定する際には、位置決め移動手段50の筐体54に内蔵された電動モータ51により滑動部55を駆動し、滑動部55に固定されたアーム部材40が管体200の方向(+X方向)に移動する。このとき、1組の補助アーム部材60a,60bは、アーム部材40に連動して管体200の方向(+X方向)に移動する。
図4から図7に示すように、アーム部材40と補助アーム部材60a,60bは、1つの取付け部材80に固定されている。取付け部材80は、所定長さを有する金属板であり、アーム部材40及び1組の補助アーム部材60a,60bに測定ヘッド30を取り付けることができると共に、これらを連動させることが可能な取付け治具である。取付け部材80の測定ヘッド30の反対側(−X方向側)の一方面81には、長手方向(+Y方向)に亘って補助アーム部材60a,60bの間にアーム部材40が配置され(図1等参照)、これらの一端部41,61a,61b側(+X方向側)が固定されている。これにより、位置決め移動手段50を用いてアーム部材40が管体200の軸方向(±X方向)に移動した際には、これに連動して補助アーム部材60a,60bも管体200の軸方向(±X方向)に移動することができる。
図8及び図9は、本実施形態に係る内径測定装置の調節手段による測定ヘッドの調節前後の状態を示した側面図及び平面図である。図8及び図9に示すように、取付け部材80の測定ヘッド30側(+X方向側)の他方面82には、その中央部に、測定ヘッド30の管体200に対する傾斜を調整する調節手段90が配置・固定されている。調節手段90は、測定ヘッド30と取付け部材80の取付け部に配置されており、2つの傾斜ステージ91,92を組み合わせて構成されている。傾斜ステージ91,92は、それぞれステージ面上の空中に回転中心を持ち、これを中心にした円弧に沿ってステージ上面を駆動させる1軸の傾斜ステージである。
傾斜ステージ91,92は共に1軸の傾斜ステージであるが、本実施形態では、傾斜ステージ91がY軸上に回転中心を持ち、傾斜ステージ92がZ軸上に回転中心を持つように、それぞれ配置した。傾斜ステージ91の回転中心であるY軸は、互いに直交する2直線である第1基準線L及び第2基準線Lのうち、第2基準線Lに一致している。また、傾斜ステージ92の回転中心であるZ軸は、第1基準線Lに一致している。即ち、測定ヘッド30の管体200に対する傾斜は、Z軸(第1基準線L)に対して固定されたY軸(第2基準線L)を中心に回転して傾斜する傾斜ステージ91に連動すると共に、Y軸(第2基準線L)に対して固定されたZ軸(第1基準線L)を中心に回転して傾斜する傾斜ステージ92に連動することにより、Y軸及びZ軸に対する傾きを変更することで調整される。傾斜ステージ91,92の傾斜を変更する際には傾斜ハンドル93,94を回し、傾斜を固定する際にはクランプねじ95,96を閉める。
なお、本実施形態では、傾斜ステージ91,92の傾斜の調整を手動で行うように構成したが、例えば、制御部100(図1等参照)に電気的に接続するように構成し、自動で傾斜の調整を行うようにしてもよい。また、調節手段90として、2つの1軸の傾斜ステージ(傾斜ステージ91,92)を組み合わせて用いたが、その構成に限定されず、例えば、それぞれ異なる回転中心を持つ2軸の傾斜ステージを適用してもよい。更に、測定ヘッド30から取付け部材80の方向(−X方向)に向かって、傾斜ステージ91及び傾斜ステージ92の順に配置したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で測定ヘッド30の傾斜を調整することができれば、特に配置は限定されない。例えば、傾斜ステージ91及び傾斜ステージ92の配置を逆にしてもよく、必要に応じて適宜設計することができる。
図1から図3に示すように、12本のフレーム部材が直方体に組み立てられてなる架台10内には、制御部100が設けられている。図示しないが、制御部100は、測定ヘッド30及び位置決め移動手段50と電気的に接続されている。制御部100の一方側(−Y方向側)の一方側面101には、測定ヘッド30及び位置決め移動手段50を制御するための指示を入出力する制御盤(表示・指示入出力装置:タッチパネル等)102が設けられている。これにより、測定ヘッド30及び位置決め移動手段50を制御して、管体200の内径dを測定することができる。
制御部100内には、図示しないが、測定ヘッド30により測定されたレーザ光の基準点から管体200の内壁面201までの距離X′〜X′(図10参照)に基づいて管体200の内径dを算出するデータ処理手段や、互いに直交する第1基準線L及び第2基準線Lの交点O′から基準点までの距離(任意の定値)を記憶する記憶手段等を有している。
なお、制御部100のデータ処理手段で行われる演算処理において、管体200の内径dの演算方式は特に限定されないが、例えば、Phase−Shift法、TOF(Time−of−Flight)法、FMCW(Frequency−modulated Continuous−wave)法等を用いることができる。
本実施形態の内径測定装置1は、上述の通りに構成することで、位置決め移動手段50を用いて測定ヘッド30を測定対象である管体200の開口部202に移動して(図4及び図6参照)、この管体200に対する軸方向(±X方向)の位置決めを、容易且つ確実に行うことができる。また、測定ヘッド30を管体200内に挿入する前に(図4及び図6参照)、調節手段90を用いて位置決めした測定ヘッド30の管体200に対する傾斜を微調整し(図8及び図9参照)、後述する本実施形態の測定原理に基づいて、管体200の開口部202の内径dを測定することで、測定精度を高めることができる。このような内径測定装置1は、簡易な構成であるので、装置の省スペース化及び低コスト化を実現することもできる。
(内径の測定方法)
次に、上述の内径測定装置1を用いて管体200の内径dを測定する方法について説明する。
まず、測定対象である管体200の開口部202に測定ヘッド30を対峙させて内径測定装置1を設置し、位置決め移動手段50を駆動させてアーム部材40を管体200に向かって移動させて、アーム部材40の一端部41側(+X方向側)に設けられた測定ヘッド30を管体200の開口部202に配置する(図4及び図6参照)。次に、調節手段90を用いて、管体200の開口部202に配置した測定ヘッド30の、管体200に対する傾斜を調節する(図8及び図9参照)。具体的な調節方法は後述の通りである。
図10は、本実施形態に係る内径測定装置の測定ヘッドに設けた4つのレーザ変位センサの管体に対する配置を模式的に示した図である。位置決め移動手段50を用いて測定ヘッド30を測定対象である管体200の開口部202に配置した後(図4及び図6参照)、図10に示すように、4つのレーザ変位センサ33a〜33dから管体200の内壁面201に向かってレーザ光を照射して、レーザ光の基準点から管体200の内壁面201までの距離X′〜X′を測定する。
次に、図示しない記憶手段から、互いに直交する2直線である第1基準線L及び第2基準線Lの交点O′から基準点までの距離(任意の定値)を読み出し、図示しないデータ処理手段において、測定した距離X′〜X′及び上記任意の定値から、第1基準線Lの方向の両方向(±Z方向)外側の管体200の開口部202の相対向する内壁面201間の距離である第1の距離Xaと、第2基準線Lの方向の両方向(±Y方向)外側の管体200の開口部202の相対向する内壁面201間の距離である第2の距離Xbと、を演算処理により算出する。
次に、得られた第1の距離Xaと第2の距離Xbが最小値をとるように、基板体34の第1基準線Lの方向の第2基準線L回りの傾き及び第2基準線Lの方向の第1基準線L回りの傾きを調整することにより測定ヘッド30の傾斜を調節し、この状態でクランプねじ95,96を閉めて傾斜ステージ91,92の傾斜を固定する(図8及び図9参照)。
次に、位置決め移動手段50を用いて傾斜を調節した測定ヘッド30を管体200内に挿入し(図5及び図7参照)、第1基準線L及び第2基準線Lの交点O′から管体200の内壁面201までの4点の距離X′〜X′を測定する。その後、図示しないデータ処理手段により、後述する直角三角形のピタゴラスの定理に基づいて、管体200の内径dを演算する。これにより、管体200の開口部202の内径dが得られる。
次に、内径測定装置1を用いて管体200の内径dを測定する際の測定原理について説明する。
図11は、本実施形態に係る内径測定装置のデータ処理部における内径の算出方法を説明するための図である。図10及び図11に示すように、管体200の開口部202を円とし、管体200の内径dを当該円の直径2R(半径R)とし、当該円の中心をOとし、当該円内にあって互いに直交する第1基準線L及び第2基準線Lの交点をO′とし、交点O′から内壁面201までの距離をX〜X(線分AO′〜DO′)とし、円の中心Oから線分BDに対して垂線を引いたときの交点をE、円の中心Oから線分ACに対して垂線を引いたときの交点をFとする。
ここで、交点O′から内壁面201までの距離X〜Xは、4つのレーザ変位センサ33a〜33dのレーザ光の基準点から管体200の内壁面201までの4点の距離X′〜X′と、図示しない記憶手段に記憶された交点O′からレーザ光の基準点までの距離(任意の定値)との合計値である。従って、上述の通り4点の距離X′〜X′を、適正な位置に配置された測定ヘッド30によりそれぞれ測定することができれば、図示しないデータ処理手段により交点O′から内壁面201までの距離X〜Xを算出することができる。本実施形態では、この交点O′から内壁面201までの距離X〜Xを用いて、後述する測定原理に基づき管体200の内径dが得られる。具体的な測定原理は後述の通りである。
△AFOについて、直角三角形のピタゴラスの定理より、下記式(1)が得られる。
=(AF)+(FO) ・・・(1)
△AFOをなす3辺のうちの2辺AF及びFOは、下記式(2)及び(3)のようにそれぞれ表される。
AF=(AC)/2=(X+X)/2 ・・・(2)
FO=EO′=DE−DO′={(DB)/2}−DO′={(X+X)/2}−X=(X−X)/2 ・・・(3)
上記式(1)に上記式(2)及び(3)を代入することにより、Rは下記式(4)のように表される。
=(X +X +X +X +2X−2X)/4 ・・・(4)
同様に、△BEOについて、直角三角形のピタゴラスの定理より、下記式(5)が得られる。
=(BE)+(EO) ・・・(5)
△BEOをなす3辺のうちの2辺BE及びEOは、下記式(6)及び(7)のようにそれぞれ表される。
BE=(BD)/2=(X+X)/2 ・・・(6)
EO=FO′=AF−AO′={(AC)/2}−AO′={(X+X)/2}−X=(X−X)/2 ・・・(7)
上記式(5)に上記式(6)及び(7)を代入することにより、Rは下記式(8)のように表される。
=(X +X +X +X −2X+2X)/4 ・・・(8)
上記式(4)及び(8)より、下記式(9)が得られる。
(X +X +X +X +2X−2X)/4=(X +X +X +X −2X+2X)/4
∴−2X+2X=0 ・・・(9)
上記式(1)及び(9)より、Rは下記式(10)のように表される。
=(X +X +X +X )/4 ・・・(10)
ここで、管体200の内径dは円の直径2R(d=2R)であるから、上記式(10)を用いて、内径dは下記式(11)のように表される。
d=√(X +X +X +X ) ・・・(11)
従って、交点O′から内壁面201までの距離X〜Xを測定することで、この距離X〜Xを用いて、測定原理である上記式(11)に基づき管体200の内径dを算出することができる。
(内径測定装置の変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の基本的構成は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の内径測定装置は、手動により調節手段を用いて測定ヘッドの管体に対する傾斜を調節したが、かかる構成に限定されず、例えば、調節手段を制御部で制御し自動で測定ヘッドの傾斜を調整してもよい。
また、本発明の内径測定装置は、管体の設置状態に応じて台座を昇降する昇降手段等、例えばリフト機構を設けてもよい。これにより、内径測定装置の上下方向の位置を調節することができる。
更に、本発明の内径測定装置は、管体の内径を測定する用途に限らず、例えば、測定ヘッドを回転する回転機構を設けて細かく管体の内径を測定し、管体の内壁面の形状を測定することも可能である。
本発明は、円形の開口部を有する管体等の内径を測定する内径測定装置に適用することができ、特に、遠心成型機のドラム測定、大径Oリング金型内径測定、大径管体製作時の内径検査等に用いられる内径測定装置に好適である。
1 内径測定装置
10 架台
11 上面
12 底面
20 台座
21a,21b 溝部
30 測定ヘッド
31a〜31d 照射部
32a〜32d 検出部
33a〜33d レーザ変位センサ
34 基板体
35 一方面
36 他方面
37a〜37d 端部
40 アーム部材
41 一端部
42 他端部
43a,43b 縁端部
50 位置決め移動手段
51 電動モータ
52 ボールねじ
53 直動ガイド
54 筐体
55 滑動部
60a,60b 補助アーム部材
61a,61b 一端部
62a,62b 他端部
70a,70b 補助移動手段
71a,71b 案内レール部
72a,72b ガイド部
73a,73b 滑動部
80 取付け部材
81 一方面
82 他方面
90 調節手段
91,92 傾斜ステージ
93,94 傾斜ハンドル
95,96 クランプねじ
100 制御部
101 一方側面
102 制御盤
200 管体
201 内壁面
202 開口部

Claims (5)

  1. 開口部の内径を測定する内径測定装置であって、
    レーザ光を照射する照射部及び前記レーザ光の反射光を検出する検出部を備えた4つのレーザ変位センサと、
    前記4つのレーザ変位センサを互いに直交する2直線である第1基準線及び第2基準線上の4つの端部に配置し、前記第1基準線及び前記第2基準線のそれぞれ両方向外側の前記開口部の内壁面に向かって前記レーザ光を照射するように保持する基板体と、
    前記基板体を一端部に保持し、前記基板体と交差する方向に延びるアーム部材と、
    前記アーム部材の他端部を保持し、前記アーム部材をその長手方向に位置決め移動する位置決め移動手段と、
    前記第1基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である第1の距離と、前記第2基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である第2の距離と、から前記開口部の内径を算出するデータ処理手段と、を有することを特徴とする内径測定装置。
  2. 前記アーム部材は、一端部に前記基板体が固定されると共に、他端部が前記位置決め移動手段により片持ち梁状態で保持されることを特徴とする請求項1に記載の内径測定装置。
  3. 前記基板体の前記第1基準線の方向の前記第2基準線回りの傾き及び前記第2基準線の方向の前記第1基準線回りの傾きを調節する調節手段を、前記基板体と前記アーム部材との取付け部に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内径測定装置。
  4. 前記調節手段は、前記第1基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である前記第1の距離が最小となるように第1の傾きを調節し、前記第2基準線の方向の両方向外側の前記開口部の相対向する内壁面間の距離である前記第2の距離が最小となるように第2の傾きを調節することを特徴とする請求項3に記載の内径測定装置。
  5. 前記基板体を一端部に保持し、前記基板体と交差する方向に延びる1組の補助アーム部材と、
    前記1組の補助アーム部材の他端部を保持し、前記1組の補助アーム部材のその長手方向への移動を補助する1組の補助移動手段と、を有し、
    前記1組の補助アーム部材は、一端部に前記基板体が取付け部材を介して固定されると共に、他端部が前記1組の補助移動手段により片持ち梁状態で保持され、
    前記1組の補助アーム部材の一端部と、前記アーム部材の一端部と、が前記取付け部材に固定され、前記1組の補助アーム部材が前記アーム部材に連動することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の内径測定装置。
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