JP2019032056A - 逆止弁 - Google Patents

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祥正 久野
Sachimasa Kuno
祥正 久野
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【課題】閉弁状態におけるシール性を向上させることができる逆止弁を提供することを課題とする。【解決手段】逆止弁1は、流体が流れる貫通孔201を有する弁座部材2と、貫通孔201の出口201bを下流側から覆い、弁座部材2に対して弾性的に離座、着座可能な傘部31を有する弁体部材3と、を備える。流体の流れを遮断する閉弁状態において、出口201bの径方向外側には、傘部31が弁座部材2に着座することによりシール界面Bが形成される。シール界面Bは、曲面部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばポンプの吸気通路等に、流体の逆流を規制するために配置される逆止弁に関する。
図5に、従来の逆止弁(特許文献1の逆止弁)の軸方向断面図を示す。図5に示すように、逆止弁100は、弁座部材101と、弁体部材102と、を備えている。弁座部材101は、複数の貫通孔101aと、弁軸孔101bと、を備えている。複数の貫通孔101aと、弁軸孔101bと、は互いに平行に延在している。流体は、貫通孔101aを、下側(上流側)から上側(下流側)に向かって、流動する。弁体部材102は、例えばゴム製であって、傘部102aと、弁軸102bと、を備えている。弁軸102bは、弁軸孔101bに固定されている。傘部102aは、弁軸102bの上端から、径方向外側に拡がっている。傘部102aは、複数の貫通孔101aを、上側から覆っている。
図5に実線で示すように、閉弁状態において、傘部102aは、弁座部材101に着座している。傘部102aと弁座部材101との間には、シール界面103が形成されている。このため、流体の流動が禁止される。図5に一点鎖線で示すように、開弁状態において、傘部102aは、弁座部材101から離座している。傘部102aと弁座部材101との間には、隙間104が形成されている。このため、流体の流動が許容される。
特開2017−44285号公報
しかしながら、従来の逆止弁100によると、閉弁状態における傘部102aと弁座部材101との接触面積、すなわちシール界面103の面積が狭かった。このため、閉弁状態における逆止弁100のシール性が低かった。そこで、本発明は、閉弁状態におけるシール性を向上させることができる逆止弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の逆止弁は、流体が流れる貫通孔を有する弁座部材と、前記貫通孔の出口を下流側から覆い、前記弁座部材に対して弾性的に離座、着座可能な傘部を有する弁体部材と、を備え、前記流体の流れを遮断する閉弁状態において、前記出口の径方向外側には、前記傘部が前記弁座部材に着座することによりシール界面が形成され、前記シール界面は、曲面部を有することを特徴とする。
本発明の逆止弁のシール界面は、曲面部を備えている。このため、閉弁状態におけるシール界面の面積(傘部と弁座部材との接触面積)を広くすることができる。したがって、閉弁状態におけるシール性を向上させることができる。
本発明の逆止弁の一実施形態の逆止弁の軸方向断面図である。 図1のII−II方向断面図である。 図1の円III内の拡大図である。 (A)〜(D)は、その他の実施形態(その1〜その4)の逆止弁の軸方向拡大断面図である。 従来の逆止弁の軸方向断面図である。
以下、本発明の逆止弁の実施の形態について説明する。
[逆止弁の構成]
まず、本実施形態の逆止弁の構成について説明する。図1に、本実施形態の逆止弁の軸方向断面図を示す。図2に、図1のII−II方向断面図を示す。図3に、図1の円III内の拡大図を示す。
図1〜図3に示すように、本実施形態の逆止弁1は、弁座部材2と、弁体部材3と、を備えている。逆止弁1は、車両のベーンポンプとブレーキ装置の倍力装置との間を連結する、吸気通路に配置されている。逆止弁1は、上側の倍力装置から下側のベーンポンプに向かう方向だけに、空気の流れを許容している。空気は、本発明の「流体」の概念に含まれる。
弁座部材2は、樹脂製であって、隔壁部20と、大筒部21と、小筒部22と、を備えている。隔壁部20は、円板状であって、弁軸孔200と、複数の貫通孔201と、弁座側シート面202と、を備えている。複数の貫通孔201は、隔壁部20を上下方向に貫通している。複数の貫通孔201は、弁軸孔200を中心とする環状に配置されている。貫通孔201の入口201aは、隔壁部20の上面に開口している。貫通孔201の出口201bは、隔壁部20の下面に開口している。弁軸孔200は、隔壁部20を上下方向に貫通している。弁軸孔200は、上下方向に延在している。弁座側シート面202は、隔壁部20の下面であって、複数の貫通孔201の出口201bの径方向(弁軸30の軸A方向に対して直交する方向)外側(軸Aを径方向中心とする径方向外側)に配置されている。図2に示すように、弁座側シート面202は、無端環状を呈している。図3に示すように、弁座側シート面202には、全面的に凹部202aが配置されている。凹部202aは、隔壁部20の下面に凹設されている。図1に示すように、大筒部21は、上下方向に延在する円筒状を呈している。大筒部21は、隔壁部20の下側に連なっている。小筒部22は、大筒部21よりも小径の、上下方向に延在する円筒状を呈している。小筒部22は、隔壁部20の上側に連なっている。
弁体部材3は、ゴム製であって、弁軸30と、傘部31と、を備えている。弁軸30は、上下方向に延在する円柱状を呈している。弁軸30は、弁軸孔200に挿通、固定されている。
傘部31は、弁軸30の下端(軸A方向両端のうち、空気の流動方向の下流側の端)に連なっている。傘部31は、弁軸30の軸Aを中心に、径方向外側に拡がっている。傘部31は、複数の貫通孔201の出口201bを、下側から覆っている。傘部31は、弁体側シート面310を備えている。弁体側シート面310は、傘部31の外周縁に配置されている。弁体側シート面310は、無端環状を呈している。弁体側シート面310は、弁座側シート面202に対して、弾性的に離座、着座可能である。図3に示すように、弁体側シート面310には、全面的に凸部310aが配置されている。凸部310aは、傘部31の外周縁に突設されている。凸部310aの表面の形状と、凹部202aの表面の形状と、は互いに型対称である。閉弁状態において、凸部310aは凹部202aに収容されている。凸部310aと凹部202aとが全面的に接触することにより、シール界面Bには、全面的に曲面部bが配置されている。
[逆止弁の動き]
次に、本実施形態の逆止弁の動きについて説明する。図1に示すように、傘部31の上面(内面)には、上側(一次側)から一次側圧力(荷重)P1が加わる。一方、傘部31の下面(外面)には、下側(二次側)から二次側圧力(荷重)P2が加わる。なお、ここでは省略するが、傘部31には、自身の弾性変形量に応じた弾性力、自重(重力)も加わる。
閉弁状態においては、一次側圧力P1が二次側圧力P2以下である。このため、図1に実線で示すように、弁体側シート面310が弁座側シート面202に着座している。当該着座により、弁体側シート面310と弁座側シート面202との間には、図2に一点鎖線ハッチングで示すように、無端環状のシール界面Bが形成されている。シール界面Bは、貫通孔201の出口201bから大筒部21内部への空気の流れを、遮断している。
一次側圧力P1が二次側圧力P2を上回ると、図1に一点鎖線で示すように、傘部31が弾性的に変形し、弁体側シート面310が弁座側シート面202から離座する。すなわち、逆止弁1が、閉弁状態から開弁状態に切り替わる。当該離座により、開弁状態においては、弁体側シート面310と弁座側シート面202との間に、無端環状の隙間Cが形成されている。隙間Cは、貫通孔201の出口201bから大筒部21内部への空気の流れを、許容している。
再び、一次側圧力P1が二次側圧力P2以下になると、図1に実線で示すように、傘部31が弾性的に変形し、弁体側シート面310が弁座側シート面202に着座する。すなわち、逆止弁1が、開弁状態から閉弁状態に切り替わる。このように、逆止弁1は、一次側圧力P1と二次側圧力P2との差圧に応じて、開弁状態または閉弁状態に切り替わる。
[作用効果]
次に、本実施形態の逆止弁の作用効果について説明する。図3に示すように、本実施形態の逆止弁1のシール界面Bには、全面的に曲面部bが配置されている。このため、図3に一点鎖線Hで示すように、シール界面Bが隔壁部20の下面と同じ高度(上下方向(軸A方向)における位置)であり、かつシール界面Bが全面的に平面状を呈している場合と比較して、シール界面Bの面積(弁体側シート面310と弁座側シート面202との接触面積)を広くすることができる。
また、本実施形態の逆止弁1によると、図3に一点鎖線Hで示すように、シール界面Bが隔壁部20の下面と同じ高度であり、かつシール界面Bが全面的に平面状を呈している場合と比較して、シール界面Bの径方向幅Kは同一のまま、シール界面Bの面積を広くすることができる。また、本実施形態の逆止弁1によると、閉弁状態において凸部310aが凹部202aに収容されることにより、簡単にシール界面Bの面積を広くすることができる。
[その他]
以上、本発明の逆止弁の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図4(A)〜図4(D)に、その他の実施形態(その1〜その4)の逆止弁の軸方向拡大断面図を示す。なお、図3と対応する部位については同じ符号で示す。図4(A)に示すように、弁体側シート面310の一部(径方向内側部分)に凹部310bを、弁座側シート面202の一部(径方向内側部分)に凸部202bを、各々配置してもよい。凹部310bに凸部202bの一部を収容することにより、シール界面Bの一部(径方向内側部分)に曲面部bを配置してもよい。
図4(B)に示すように、弁体側シート面310の一部(径方向外側部分)に凸部310aを、他部(径方向内側部分)に凹部310bを、各々配置してもよい。並びに、弁座側シート面202の一部(径方向外側部分)に凹部202aを、他部(径方向内側部分)に凸部202bを、各々配置してもよい。凹部202aに凸部310aを、凹部310bに凸部202bの一部を、各々収容することにより、シール界面Bに波線状(正弦波状)の曲面部bを配置してもよい。
図4(C)に示すように、凸部310aの一部が凹部202aに収容されていてもよい。反対に、図4(D)に示すように、凸部310aが、凹部202aの一部に収容されていてもよい。すなわち、凸部310aと凹部202aとの大小関係は特に限定しない。
図3、図4(A)〜図4(D)に示す一点鎖線Hは、シール界面Bの径方向内端と径方向外端とを結ぶ直線である。図3、図4(B)〜図4(D)に示す凹部202aは、一点鎖線Hに対して、上側に没入していればよい。反対に、図4(A)、図4(B)に示す凸部202bは、一点鎖線Hに対して、下側に突出していればよい。また、図3、図4(B)〜図4(D)に示す凸部310aは、一点鎖線Hに対して、上側に突出していればよい。反対に、図4(A)、図4(B)に示す凹部310bは、一点鎖線Hに対して、下側に没入していればよい。このように、軸方向断面図において、曲面部bは、一点鎖線Hと重複しなければよい。また、弁座部材2は、隔壁部20だけで構成されていてもよい。
逆止弁1の用途は特に限定しない。例えば、ポンプの吸入通路、排出通路において、流体の流動方向を一方向に規制するために、逆止弁1を配置してもよい。貫通孔201の配置数は特に限定しない。例えば、180°ずつ離間して2つ、120°ずつ離間して3つ、90°ずつ離間して4つ、45°ずつ離間して8つなどであってもよい。弁座部材2の材質は特に限定しない。例えば、樹脂、金属などであってもよい。同様に、弁体部材3の材質は特に限定しない。例えば、ゴム、エラストマーなどであってもよい。傘部31が、弾性的に変形可能であればよい。流体の種類は特に限定しない。気体(例えば、空気、水素、排気ガス)、液体(例えば、冷却水、潤滑油)などであってもよい。
1:逆止弁、2:弁座部材、3:弁体部材、20:隔壁部、21:大筒部、22:小筒部、30:弁軸、31:傘部、200:弁軸孔、201:貫通孔、201a:入口、201b:出口、202:弁座側シート面、202a:凹部、202b:凸部、310:弁体側シート面、310a:凸部、310b:凹部、A:軸、B:シール界面、C:隙間、P1:一次側圧力、P2:二次側圧力、b:曲面部

Claims (2)

  1. 流体が流れる貫通孔を有する弁座部材と、
    前記貫通孔の出口を下流側から覆い、前記弁座部材に対して弾性的に離座、着座可能な傘部を有する弁体部材と、
    を備え、
    前記流体の流れを遮断する閉弁状態において、前記出口の径方向外側には、前記傘部が前記弁座部材に着座することによりシール界面が形成され、
    前記シール界面は、曲面部を有することを特徴とする逆止弁。
  2. 前記傘部は、弁体側シート面を有し、
    前記弁座部材は、弁座側シート面を有し、
    前記シール界面は、前記弁体側シート面が前記弁座側シート面に着座することにより形成され、
    前記曲面部は、前記弁体側シート面および前記弁座側シート面のうち、一方に突設される凸部と、他方に凹設され前記凸部の少なくとも一部が収容される凹部と、により形成される請求項1に記載の逆止弁。
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