JP2019032053A - 逆止弁 - Google Patents

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JP2019032053A JP2017154284A JP2017154284A JP2019032053A JP 2019032053 A JP2019032053 A JP 2019032053A JP 2017154284 A JP2017154284 A JP 2017154284A JP 2017154284 A JP2017154284 A JP 2017154284A JP 2019032053 A JP2019032053 A JP 2019032053A
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祥正 久野
Sachimasa Kuno
祥正 久野
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Abstract

【課題】流体の逆流リークを抑制可能な逆止弁を提供することを課題とする。【解決手段】逆止弁1は、流体が流れる貫通孔201を有する弁座部材2と、貫通孔201の出口201bを下流側から覆い、弁座部材2に対して弾性的に離座、着座可能な傘部31を有する弁体部材3と、を備える。流体の流れを遮断する閉弁状態において、出口201bの径方向外側には、傘部31が弁座部材2に着座することによりシール界面Bが形成される。逆止弁1は、さらに、出口201bからの流体の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、案内する流出方向ガイド部Dを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばポンプの吸気通路等に、流体の逆流を規制するために配置される逆止弁に関する。
図5に、従来の逆止弁(特許文献1の逆止弁)の軸方向断面図を示す。図5に示すように、逆止弁100は、弁座部材101と、弁体部材102と、を備えている。弁座部材101は、複数の貫通孔101aと、弁軸孔101bと、を備えている。複数の貫通孔101aと、弁軸孔101bと、は互いに平行に延在している。流体は、貫通孔101aを、下側(上流側)から上側(下流側)に向かって、流動する。弁体部材102は、例えばゴム製であって、傘部102aと、弁軸102bと、を備えている。弁軸102bは、弁軸孔101bに固定されている。傘部102aは、弁軸102bの上端から、径方向外側に拡がっている。傘部102aは、複数の貫通孔101aを、上側から覆っている。
図5に実線で示すように、閉弁状態において、傘部102aは、弁座部材101に着座している。傘部102aと弁座部材101との間には、シール界面103が形成されている。このため、流体の流動が禁止される。図5に一点鎖線で示すように、開弁状態において、傘部102aは、弁座部材101から離座している。傘部102aと弁座部材101との間には、隙間104が形成されている。このため、流体の流動が許容される。
特開2017−44285号公報
しかしながら、従来の逆止弁100によると、開弁状態における、弁座部材101に対する傘部102aのリフト量(隙間104の軸方向幅)が大きかった。このため、開弁状態から閉弁状態に切り替わる際の、流体の逆流リーク量が多かった。そこで、本発明は、流体の逆流リークを抑制可能な逆止弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の逆止弁は、流体が流れる貫通孔を有する弁座部材と、前記貫通孔の出口を下流側から覆い、前記弁座部材に対して弾性的に離座、着座可能な傘部を有する弁体部材と、を備え、前記流体の流れを遮断する閉弁状態において、前記出口の径方向外側には、前記傘部が前記弁座部材に着座することによりシール界面が形成され、さらに、前記出口からの前記流体の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、案内する流出方向ガイド部を備えることを特徴とする。
本発明の逆止弁の流出方向ガイド部は、貫通孔の出口からの流体の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、案内することができる。このため、貫通孔の出口から流出した流体は、一旦、径方向内側の部分(例えば、傘部の径方向内側部分)に衝突してから、径方向外側のシール界面に向かうことになる。したがって、開弁状態における傘部のリフト量(傘部と弁座部材との間に形成される隙間の軸方向幅)を小さくすることができる。よって、流体の逆流リーク(当該隙間を介して、下流側から上流側に流体が漏出すること)を抑制することができる。
第一実施形態の逆止弁の軸方向断面図である。 図1のII−II方向断面図である。 同逆止弁の分解斜視断面図である。 第二実施形態の逆止弁の軸方向断面図である。 従来の逆止弁の軸方向断面図である。
以下、本発明の逆止弁の実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
[逆止弁の構成]
まず、本実施形態の逆止弁の構成について説明する。図1に、本実施形態の逆止弁の軸方向断面図を示す。図2に、図1のII−II方向断面図を示す。図3に、同逆止弁の分解斜視断面図を示す。
図1〜図3に示すように、本実施形態の逆止弁1は、弁座部材2と、弁体部材3と、を備えている。逆止弁1は、車両のベーンポンプとブレーキ装置の倍力装置との間を連結する、吸気通路に配置されている。逆止弁1は、上側の倍力装置から下側のベーンポンプに向かう方向だけに、空気の流れを許容している。空気は、本発明の「流体」の概念に含まれる。
弁座部材2は、樹脂製であって、隔壁部20と、大筒部21と、小筒部22と、を備えている。隔壁部20は、円板状であって、弁軸孔200と、複数の貫通孔201と、弁座側シート面202と、を備えている。弁軸孔200は、隔壁部20を上下方向に貫通している。弁軸孔200は、上下方向に延在している。複数の貫通孔201は、隔壁部20を上下方向に貫通している。複数の貫通孔201は、弁軸孔200を中心とする環状に配置されている。貫通孔201の入口201aは、隔壁部20の上面に開口している。貫通孔201の出口201bは、隔壁部20の下面に開口している。図1に示すように、貫通孔201には、全長に亘って傾斜部Dが配置されている。傾斜部Dの軸Eと、弁軸30の軸A方向と、の間の挟角(軸Eよりも上側の挟角)θ1は、90°を上回っている。傾斜部Dは、弁軸30の軸Aに対して、挟角θ1だけ、傾斜する方向に延在している。傾斜部Dは、上側(上流側)から下側(下流側)に向かって、軸Aに近づく方向(縮径する方向)に延在している。弁座側シート面202は、隔壁部20の下面であって、複数の貫通孔201の出口201bの径方向(弁軸30の軸A方向に対して直交する方向)外側(軸Aを径方向中心とする径方向外側)に配置されている。図2に示すように、弁座側シート面202は、無端環状を呈している。図1、図3に示すように、大筒部21は、上下方向に延在する円筒状を呈している。大筒部21は、隔壁部20の下側に連なっている。小筒部22は、大筒部21よりも小径の、上下方向に延在する円筒状を呈している。小筒部22は、隔壁部20の上側に連なっている。
弁体部材3は、ゴム製であって、弁軸30と、傘部31と、を備えている。弁軸30は、上下方向に延在する円柱状を呈している。弁軸30は、弁軸孔200に挿通、固定されている。
傘部31は、弁軸30の下端(軸A方向両端のうち、空気の流動方向の下流側の端)に連なっている。傘部31は、弁軸30の軸Aを中心に、径方向外側に拡がっている。傘部31は、複数の貫通孔201の出口201bを、下側から覆っている。傘部31は、弁体側シート面310を備えている。弁体側シート面310は、傘部31の外周縁に配置されている。弁体側シート面310は、無端環状を呈している。弁体側シート面310は、弁座側シート面202に対して、弾性的に離座、着座可能である。
[逆止弁の動き]
次に、本実施形態の逆止弁の動きについて説明する。図1に示すように、傘部31の上面(内面)には、上側(一次側)から一次側圧力(荷重)P1が加わる。一方、傘部31の下面(外面)には、下側(二次側)から二次側圧力(荷重)P2が加わる。なお、ここでは省略するが、傘部31には、自身の弾性変形量に応じた弾性力、自重(重力)も加わる。
閉弁状態においては、一次側圧力P1が二次側圧力P2以下である。このため、図1に実線で示すように、弁体側シート面310が弁座側シート面202に着座している。当該着座により、弁体側シート面310と弁座側シート面202との間には、図2に一点鎖線ハッチングで示すように、無端環状のシール界面Bが形成されている。シール界面Bは、貫通孔201の出口201bから大筒部21内部への空気の流れを、遮断している。
一次側圧力P1が二次側圧力P2を上回ると、図1に一点鎖線で示すように、傘部31が弾性的に変形し、弁体側シート面310が弁座側シート面202から離座する。すなわち、逆止弁1が、閉弁状態から開弁状態に切り替わる。当該離座により、開弁状態においては、弁体側シート面310と弁座側シート面202との間に、無端環状の隙間Cが形成されている。隙間Cは、貫通孔201の出口201bから大筒部21内部への空気の流れを、許容している。
再び、一次側圧力P1が二次側圧力P2以下になると、図1に実線で示すように、傘部31が弾性的に変形し、弁体側シート面310が弁座側シート面202に着座する。すなわち、逆止弁1が、開弁状態から閉弁状態に切り替わる。このように、逆止弁1は、一次側圧力P1と二次側圧力P2との差圧に応じて、開弁状態または閉弁状態に切り替わる。
[作用効果]
次に、本実施形態の逆止弁の作用効果について説明する。図1に示すように、本実施形態の逆止弁1の傾斜部Dは、貫通孔201の出口201bからの空気の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、案内することができる。このため、図1に矢印Y1で模式的に示すように、出口201bから流出した空気は、一旦、径方向内側の部分(例えば、傘部31の径方向内側部分や弁軸30など)に衝突し、勢いを弱めてから、径方向外側のシール界面Bに向かうことになる。したがって、開弁状態における傘部31のリフト量(隙間Cの上下方向幅)を小さくすることができる。よって、開弁状態から閉弁状態に切り替わる際の、空気の逆流リーク(当該隙間Cを介して、下流側から上流側に空気が漏出すること)を抑制することができる。
また、図1に示すように、本実施形態の逆止弁1によると、貫通孔201は、傾斜部Dを備えている。このため、本発明の流出方向ガイド部と貫通孔201とを一体化することができる。したがって、本発明の流出方向ガイド部と貫通孔201とが別体である場合と比較して、逆止弁1の構成が簡単になる。また、より簡単に、空気の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、配向することができる。また、図1に示すように、傾斜部Dは、貫通孔201の全長に亘って配置されている。このため、より確実に、空気の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、配向することができる。
<第二実施形態>
本実施形態の逆止弁と第一実施形態の逆止弁との相違点は、弁座部材の貫通孔が途中で屈曲している点である。また弁座部材が隔壁部のみにより構成されている点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。
図4に、本実施形態の逆止弁の軸方向断面図を示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。図4に示すように、弁座部材2は、隔壁部20からなる。貫通孔201の出口201b付近には、傾斜部Dが配置されている。傾斜部Dの軸Eと、弁軸30の軸A方向と、の間の挟角(軸Eよりも上側の挟角)θ2は、90°を上回っている。傾斜部Dは、上側から下側に向かって、軸Aに近づく方向に延在している。
本実施形態の逆止弁1と第一実施形態の逆止弁とは、構成が共通する部分に関しては、同様の作用効果を有する。本実施形態のように、弁座部材2は、隔壁部20を備えていればよい。また、傾斜部Dが、貫通孔201の一部(出口201bを含む一部)に配置されていてもよい。
<その他>
以上、本発明の逆止弁の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
上記実施形態においては、本発明の流出方向ガイド部として、貫通孔201に傾斜部Dを配置した。しかしながら、流出方向ガイド部は、貫通孔201と別々に配置してもよい。例えば、流出方向ガイド部として、図5に示す直管状の貫通孔101aの出口に、径方向内向きのノズルを取り付けてもよい。本発明の逆止弁における流体の逆流リーク量は、0であってもよい。また、リーク量が少量発生してもよい。
逆止弁1の用途は特に限定しない。例えば、ポンプの吸入通路、排出通路において、流体の流動方向を一方向に規制するために、逆止弁1を配置してもよい。貫通孔201の配置数は特に限定しない。例えば、180°ずつ離間して2つ、120°ずつ離間して3つ、90°ずつ離間して4つ、45°ずつ離間して8つなどであってもよい。弁座部材2の材質は特に限定しない。例えば、樹脂、金属などであってもよい。同様に、弁体部材3の材質は特に限定しない。例えば、ゴム、エラストマーなどであってもよい。傘部31が、弾性的に変形可能であればよい。流体の種類は特に限定しない。気体(例えば、空気、水素、排気ガス)、液体(例えば、冷却水、潤滑油)などであってもよい。
1:逆止弁、2:弁座部材、3:弁体部材、20:隔壁部、21:大筒部、22:小筒部、30:弁軸、31:傘部、θ1、θ2:挟角、200:弁軸孔、201:貫通孔、201a:入口、201b:出口、202:弁座側シート面、310:弁体側シート面、A:軸、B:シール界面、C:隙間、D:傾斜部、E:軸、P1:一次側圧力、P2:二次側圧力

Claims (3)

  1. 流体が流れる貫通孔を有する弁座部材と、
    前記貫通孔の出口を下流側から覆い、前記弁座部材に対して弾性的に離座、着座可能な傘部を有する弁体部材と、
    を備え、
    前記流体の流れを遮断する閉弁状態において、前記出口の径方向外側には、前記傘部が前記弁座部材に着座することによりシール界面が形成され、
    さらに、前記出口からの前記流体の流出方向を、径方向内向きを含む方向に、案内する流出方向ガイド部を備えることを特徴とする逆止弁。
  2. 前記弁体部材は、前記弁座部材に固定される弁軸を有し、
    前記貫通孔は、前記弁軸の軸方向に対して傾斜する方向であって、前記流体の流動方向の上流側から下流側に向かって前記弁軸に近づく方向に延在する傾斜部を有し、
    前記流出方向ガイド部は、前記傾斜部である請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記傾斜部は、前記貫通孔の全長に亘って配置されている請求項2に記載の逆止弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021021428A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 トヨタ紡織株式会社 逆止弁

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