JP2019031999A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

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直泰 池田
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Abstract

【課題】コースト走行中のベルト挟持力の増加を抑え、燃費の悪化を防止することができる無段変速機の制御装置を提供すること。【解決手段】プライマリプーリ42とセカンダリプーリ43とによりプーリベルト44を挟み込む力であるベルト挟持力を制御するCVTコントロールユニット7は、アクセル足離し状態でのコースト走行中、自動的に緊急ブレーキを作動させる緊急ブレーキシステムが作動可能な車速域(車速<EB閾値車速)では、緊急ブレーキが作動不可能な車速域(車速≧EB閾値車速)よりも、ベルト挟持力を低くする構成とした。【選択図】図3

Description

本発明は、アクセル足離し状態でのコースト走行時、ベルト式無段変速機に供給される油圧の制御を行う無段変速機の制御装置に関するものである。
従来、運転者による急ブレーキ操作が生じたときにベルト滑りが生じないよう、アクセル足離し状態でのコースト走行時、現在の入力トルクに基づく必要ベルト挟持力よりも、ベルト挟持力を所定値増大させる無段変速機の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-261518号公報
しかしながら、従来の無段変速機の制御装置では、発生の有無やタイミングが予測できない急ブレーキに対応するため、コースト走行状態では常にベルト挟持力を増大させる。そのため、必要なベルト挟持力を超えて増大させた油圧の分だけ、燃費が悪化するという問題がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、コースト走行中のベルト挟持力の増加を抑え、燃費の悪化を防止することができる無段変速機の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無段変速機の制御装置は、走行駆動源と駆動輪との間に介装され、プライマリプーリとセカンダリプーリに掛け渡されたベルトを有するベルト式無段変速機と、自車両が障害物に衝突する可能性が高い場合に、自動的に緊急ブレーキを作動させる緊急ブレーキシステムと、プライマリプーリとセカンダリプーリとによりベルトを挟み込む力であるベルト挟持力を制御する油圧制御部と、を備えている。
そして、油圧制御部は、アクセル足離し状態でのコースト走行中、緊急ブレーキが作動可能な車速域では、緊急ブレーキが作動不可能な車速域よりも、ベルト挟持力を低くする。
よって、本発明では、コースト走行中のベルト挟持力の増加を抑え、燃費の悪化を防止することができる。
実施例1の無段変速機の制御装置が適用されたエンジン車の駆動系と制御系を示す全体システム図である。 実施例1のCVTコントロールユニットにて実行される変速制御時の変速スケジュールを示す変速線図の一例である。 実施例1のCVTコントロールユニットで実行されるベルト挟持力制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動しないときのアクセル開度、ブレーキスイッチ、作動事前信号、加速度、車速、変速比、ライン圧の各特性を示すタイムチャートである。 実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動しないときのセカンダリ圧、プライマリ圧、エンジン回転数、チェーンノイズの各特性を示すタイムチャートである。 実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動したときのアクセル開度、作動事前信号、加速度、車速、変速比、目標変速比固定指令の各特性を示すタイムチャートである。 実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動したときのライン圧、セカンダリ圧、プライマリ圧、ロックアップクラッチの各特性を示すタイムチャートである。
以下、本発明の無段変速機の制御装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
先ず、構成を説明する。
実施例1における無段変速機の制御装置は、プライマリプーリとセカンダリプーリに掛け渡されたベルトを有するベルト式無段変速機と、自車両の衝突可能性が高いとき自動的に緊急ブレーキを作動させる緊急ブレーキシステムと、を搭載するエンジン車に適用したものである。以下、実施例1の構成を「エンジン車の駆動系構成」、「エンジン車の制御系構成」、「バリエータの変速制御構成」、「ベルト挟持力制御処理構成」に分けて説明する。
[エンジン車の駆動系構成]
図1は、実施例1の無段変速機の制御装置が適用されたエンジン車の駆動系と制御系を示す全体システム図である。以下、図1に基づいて、実施例1のエンジン車の駆動系構成を説明する。
エンジン車の駆動系は、図1に示すように、走行駆動源であるエンジン1と、トルクコンバータ2と、前後進切換機構3と、バリエータ4(ベルト式無段変速機)と、終減速機構5と、左右の駆動輪57,57(ここでは前輪)と、を備えている。
エンジン1は、スロットルアクチュエータによる吸入空気量とインジェクタによる燃料噴射量と、点火プラグによる点火時期の制御により、エンジントルクが指令値と一致するようにトルク制御される。また、エンジン1は、コースト走行時にコーストストップ信号(CS信号)が出力されたとき、フューエルカット状態(燃料供給停止)で、ピストンとシリンダー内壁との摩擦摺動抵抗等によりエンジンフリクショントルクを発生する。このエンジン1には、フューエルカット動作等によりエンジン1を停止するコーストストップ制御アクチュエータ10を有する。
トルクコンバータ2は、トルク増大機能を有する発進要素である。このトルクコンバータ2は、エンジン出力軸11(=トルクコンバータ入力軸)とトルクコンバータ出力軸21を直結可能なロックアップクラッチ20を有する。ロックアップクラッチ20は、トルク増大機能を必要としないときに、エンジン出力軸11とトルクコンバータ出力軸21を直結する。また、このトルクコンバータ2は、ポンプインペラ23と、タービンランナ24と、ステータ26と、を構成要素とする。ここで、ポンプインペラ23は、コンバータハウジング22を介してエンジン出力軸11に連結されている。タービンランナ24は、トルクコンバータ出力軸21に連結されている。ステータ26は、ワンウェイクラッチ25を介してケースに設けられている。
前後進切換機構3は、バリエータ4への入力回転方向を前進走行時の正転方向と後進走行時の逆転方向で切り替える機構である。この前後進切換機構3は、ダブルピニオン式遊星歯車30と、複数枚のクラッチプレートによるフォワードクラッチ31と、複数枚のブレーキプレートによるリバースブレーキ32と、を有する。フォワードクラッチ31は、シフトレバーがDレンジ位置のときにフォワードクラッチ圧Pfcにより油圧締結される。リバースブレーキ32は、シフトレバーがRレンジ位置のときにリバースブレーキ圧Prbにより油圧締結される。なお、フォワードクラッチ31とリバースブレーキ32は、シフトレバーがNレンジ位置のときにいずれも解放される。
バリエータ4は、プライマリプーリ42と、セカンダリプーリ43と、プーリベルト44と、を有している。このバリエータ4は、ベルト接触径の変化により変速比(バリエータ入力回転速度とバリエータ出力回転速度の比)を無段階に変化させる無段変速機能を備える。プライマリプーリ42は、バリエータ入力軸40の同軸上に配された第1固定プーリ42aと第1スライドプーリ42bにより構成されている。第1スライドプーリ42bは、プライマリ圧室45に導かれるプライマリ圧Ppriによりスライド動作する。セカンダリプーリ43は、バリエータ出力軸41の同軸上に配された第2固定プーリ43aと第2スライドプーリ43bにより構成されている。第2スライドプーリ43bは、セカンダリ圧室46に導かれるセカンダリ圧Psecによりスライド動作する。プーリベルト44は、プライマリプーリ42のV字形状をなすシーブ面と、セカンダリプーリ43のV字形状をなすシーブ面に掛け渡されている。このプーリベルト44は、プーリ進行方向に多数配列したチェーンエレメントを、プーリ軸方向に貫通するロッカーピンを介して連結して形成された無端チェーンである。このチェーン式のプーリベルト44では、ロッカーピンのピン端面がシーブ面に摩擦接触する。
終減速機構5は、バリエータ出力軸41からのバリエータ出力回転速度を減速すると共に差動機能を与えて左右の駆動輪57,57に伝達する機構である。この終減速機構5は、減速ギア機構として、バリエータ出力軸41に設けられた第1ギア52と、アイドラ軸50に設けられた第2ギア53及び第3ギア54と、デフケースの外周位置に設けられた第4ギア55と、を有する。そして、差動ギア機構として、左右のドライブ軸51,51に介装されたディファレンシャルギア56を有する。
次に、液圧ブレーキシステムについて説明する。
液圧ブレーキシステム9は、ブレーキペダル90と、負圧ブースタ91と、マスタシリンダ92と、ブレーキ液圧アクチュエータ93と、ホイールシリンダ94と、を備えている。
この液圧ブレーキシステム9では、ブレーキペダル90が踏込操作されたとき、マスタシリンダ圧に基づいて4輪のホイールシリンダ圧を独立に制御する。一方、ブレーキペダル90の踏込操作なしのときには、外部からの制御指令(緊急ブレーキ指令)により作動する電動オイルポンプからのポンプ圧に基づいて4輪のホイールシリンダ圧を独立に制御する。
なお、ブレーキ液圧アクチュエータ93は、電動オイルポンプ(不図示)と、4輪それぞれに設けられた減圧ソレノイドバルブ及び増圧ソレノイドバルブと、を有して構成されている。ホイールシリンダ94は、左右の前輪(駆動輪57,57)及び図示しない左右の後輪のそれぞれのタイヤの位置に設けられている。
そして、この液圧ブレーキシステム9は、ブレーキ液圧の制御を要するABS(Anti−lock Brake System)機能、TCS(Traction Control System)機能、VDC(Vehicle Dynamics Control)機能、緊急ブレーキ機能、クルーズコントロール機構等の各種機能を担う。
[エンジン車の制御系構成]
以下、図1に基づいて、実施例1のエンジン車の制御系構成を説明する。
エンジン車の制御系は、図1に示すように、油圧制御系である油圧制御ユニット6と、電子制御系であるCVTコントロールユニット7(油圧制御部、CVTCU)と、エンジンコントロールモジュール8(ECM)と、運転支援コントローラ95(ADAS)と、を備えている。
油圧制御ユニット6は、油圧源コントロールバルブ60と、変速機コントロールバルブ61と、を有する。
油圧源コントロールバルブ60は、エンジン1により回転駆動されるメカオイルポンプ67からの吐出油を制御する。ここで、メカオイルポンプ67は、エンジン出力軸11に対してチェーンベルトやスプロケット等を介して設けられている。油圧源コントロールバルブ60は、変速機コントロールバルブ61に対して固定されている。
変速機コントロールバルブ61は、油圧源コントロールバルブ60からの吐出圧に基づいて各種の変速機制御圧を調圧する。調圧バルブとして、ライン圧ソレノイドバルブ62と、プライマリ圧ソレノイドバルブ63と、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64と、クラッチ/ブレーキ圧ソレノイドバルブ65と、ロックアップ圧ソレノイドバルブ66と、を有する。
ライン圧ソレノイドバルブ62は、CVTコントロールユニット7から出力されるライン圧指令値に応じ、油圧源コントロールバルブ60からの吐出圧を、指令されたライン圧PLに調圧する。このライン圧PLは、各種の変速機制御圧を調圧する際の元圧であり、駆動系の伝達トルクに対してベルト滑りやクラッチ滑りを抑える油圧とされる。
プライマリ圧ソレノイドバルブ63は、プライマリ圧室45へ供給されるプライマリ圧Ppriを調圧する。セカンダリ圧ソレノイドバルブ64は、セカンダリ圧室46へ供給されるセカンダリ圧Psecを調圧する。クラッチ/ブレーキ圧ソレノイドバルブ65は、フォワードクラッチ31へ供給されるフォワードクラッチ圧Pfcと、リバースブレーキ32へ供給されるリバースブレーキ圧Prbを調圧する。ロックアップ圧ソレノイドバルブ66は、トルクコンバータ2に内蔵されたロックアップクラッチ20へ供給されるロックアップ圧Pluを調圧する。なお、各ソレノイドバルブ62,63,64,65,66は、CVTコントロールユニット7から出力される指令値によって調圧される。
すなわち、この実施例1では、変速機コントロールバルブ61と各ソレノイドバルブ62,63,64,65,66によりメインコントロールバルブユニットが構成される。そして、油圧源コントロールバルブ60とメカオイルポンプ67により、メインコントロールバルブユニットに固定されるサブコントロールバルブユニットが構成される。
CVTコントロールユニット7は、ライン圧制御やバリエータ4の変速制御及びベルト挟持力制御、前後進切換機構3の前後進切換制御等を行う。ライン圧制御では、スロットルバルブ開度等に応じて決まる目標ライン圧を得るライン圧指令値をライン圧ソレノイドバルブ62に出力する。変速制御では、まず、目標変速比(目標プライマリ回転速度Npri)を決める。そして、この決めた目標変速比を得る油圧指令値をプライマリ圧ソレノイドバルブ63に出力する。
また、ベルト挟持力制御では、アクセル踏込状態でのドライブ走行時には、バリエータ4への入力トルク(主にエンジントルク)に基づき、ベルト滑りが生じないベルト挟持力を得る油圧指令値をセカンダリ圧ソレノイドバルブ64に出力する。一方、アクセル足離し状態でのコースト走行時であって、高車速域(緊急ブレーキ作動不可能車速域)のときは、急ブレーキが発生してもベルト滑りが生じないベルト挟持力を得る油圧指令値をセカンダリ圧ソレノイドバルブ64に出力する。また、低車速域(緊急ブレーキ作動可能車速域)のときは、高車速域よりも低いベルト挟持力を得る油圧指令値をセカンダリ圧ソレノイドバルブ64に出力する。
さらに、緊急ブレーキが作動可能な車速域でのコースト走行中、緊急ブレーキが作動するときに出力される作動事前信号が入力されたら、ベルト挟持力を上昇させる油圧指令値をセカンダリ圧ソレノイドバルブ64に出力する。このとき、目標変速比を固定し、変速比を維持させる油圧指令値をプライマリ圧ソレノイドバルブ63に出力する。
前後進切換制御では、シフトレバーがDレンジ位置のとき、フォワードクラッチ31を締結する指令値をクラッチ/ブレーキ圧ソレノイドバルブ65に出力する。また、シフトレバーがRレンジ位置のとき、リバースブレーキ32を締結する指令値をクラッチ/ブレーキ圧ソレノイドバルブ65に出力する。
CVTコントロールユニット7には、アクセル開度センサ70、アイドルスイッチ71、ブレーキスイッチ72、車速センサ73、スロットルバルブ開度センサ74、タービン回転数センサ75、プライマリ圧センサ76、セカンダリ圧センサ77、インヒビタスイッチ78、前後Gセンサ79等からのセンサ情報やスイッチ情報が入力される。また、このCVTコントロールユニット7には、図示しないCAN通信線を介して、エンジンコントロールモジュール8に入力されたエンジン回転数センサ80からのセンサ情報や、運転支援コントローラ95(ADAS)から出力された緊急ブレーキ作動フラグ信号が入力される。
なお、アクセル開度センサ70は、アクセルペダルの踏込量を検出するセンサである。アクセル開度は、アクセルペダルが踏み込まれていないとき(アクセル足離し状態のとき)に「ゼロ」になる。ブレーキスイッチ72は、ブレーキペダルの踏込状態を検出するスイッチである。このブレーキスイッチ72は、ブレーキペダルが踏み込まれるとONされ、ブレーキペダルが踏み込まれていないとき(ブレーキ足離し状態のとき)にOFFされる。インヒビタスイッチ78は、シフトレバーによって選択されているレンジ位置(Dレンジ位置,Nレンジ位置,Rレンジ位置等)を検出し、選択されたレンジ位置に応じたレンジ位置信号を出力する。
エンジンコントロールモジュール8は、エンジン1の制御を行うコントローラである。このエンジンコントロールモジュール8には、エンジン回転数センサ80からの情報が入力される。さらに、このエンジンコントロールモジュール8は、車速、スロットルバルブ開度、アイドルスイッチ情報等が入力され、これらの情報に基づいてコーストストップ条件の成立の有無を判断する。そして、このエンジンコントロールモジュール8では、コーストストップ条件が成立したとき、コーストストップ信号を出力してエンジン1を停止する。
運転支援コントローラ95は、緊急ブレーキ等の運転支援制御を行うコントローラである。この運転支援コントローラ95と液圧ブレーキシステム9により、緊急ブレーキシステムが構成されている。ここで、「緊急ブレーキシステム」とは、運転支援コントローラ95からの制御指令により、液圧ブレーキシステム9のブレーキ液圧アクチュエータ93を自動的に駆動して車速を低減し、自車両と障害物との衝突を回避する制御である。この緊急ブレーキシステムは、運転支援コントローラ95によって衝突の可能性の有無を判断可能な低車速域で作動が可能である。
この運転支援コントローラ95には、フロントカメラユニット96からの情報と、車速、スロットルバルブ開度、ブレーキスイッチ、アイドルスイッチ、ブレーキ液圧、シフトポジション、ステアリング角、ステアリング角速度、加速度、ヨーレート、システムON/OFF状態等の自車両情報が入力される。そして、この運転支援コントローラ95では、フロントカメラユニット96等からの情報に基づいて、車両前方の所定範囲内に車両や歩行者等の障害物の存在を検知したとき、作動事前信号を出力する。この作動事前信号は、CVTコントロールユニット7に入力される。また、ディスプレイ表示とブザーで運転者に衝突回避操作を促す。具体的には、コンビネーションメータに対してブザー出力信号とメータディスプレイ信号を送信する。
衝突回避操作を促した後、運転者の衝突回避操作が不十分で、衝突の危険性が高まったときには、この運転支援コントローラ95は、ブレーキ液圧アクチュエータ93に対して緊急ブレーキ指令を送信し、自動的にブレーキを作動させる。なお、このとき、自車両から障害物までの距離が所定距離以上の場合では、軽くブレーキを作動させる「予備制動」を行う。この「予備制動」実行後、自車両から障害物までの距離が所定距離未満となった場合に、強くブレーキを作動させる「本制動」を行う。また、予備制動や本制動を行うときには、ブレーキホールドリレーに対してストップランプ駆動信号を送信する。
なお、運転支援コントローラ95は、「ADASコントロールユニット」と呼ばれているもので、緊急ブレーキを含む複数の運転操作を総合的に支援するコントローラ機能を持つ。緊急ブレーキ以外の運転支援制御機能としては、例えば、オートクルーズ制御機能、レーンキープ制御機能、車両挙動制御機能、等がある。なお、「ADAS」は、「Advanced Driver Assistance System」の略称である。
[バリエータの変速制御構成]
図2は、実施例1の変速制御時の変速スケジュールを示す変速線図の一例である。以下、図2に基づいて、実施例1のバリエータの変速制御構成を説明する。
CVTコントロールユニット7で実行されるバリエータ4の変速制御は、アクセル開度センサ70により検出されたアクセル開度(APO)と、車速センサ73により検出された車速(VSP)とにより特定される運転点(VSP,APO)の、図2の変速スケジュール上での位置により、目標変速比となる目標プライマリ回転速度Npriを決めることで行われる。
また、変速スケジュール(変速目標)は、図2に示すように、車速とアクセル開度にて示される運転点(VSP,APO)に応じて、最Low変速比と最High変速比による変速比幅の範囲内で変速比を無段階に変更するように設定されている。例えば、車速が一定のときは、アクセル踏み込み操作を行うと目標プライマリ回転速度Npriが上昇し、運転点(VSP,APO)は最Low変速比に向かって移動するため、ダウンシフトとなる。一方、車速が一定のときにアクセル戻し操作を行うと目標プライマリ回転速度Npriが低下し、運転点(VSP,APO)は最High変速比に向かって移動してアップシフトとなる。さらに、アクセル開度が一定のときは、車速が上昇するとアップシフトになり、車速が低下するとダウンシフトになる。
ここで、図2における太線特性は、コーストストップ制御中の目標変速比を示すコースト変速線である。このコーストストップ制御中に車速が所定の第1車速VSP1から第2車速VSP2のとき、車速の低下にしたがって、最Low変速比に向かって変速比が変化するLow戻し制御が行われる。このLow戻し制御を行うことで、通常、車速=0(停車状態)のときに変速比は最Low変速比に戻される。
さらに、バリエータ4の変速制御では、目標プライマリ回転速度Npriが決められると、実プライマリ回転速度Npriとの偏差を無くすように、プライマリ圧Ppriとセカンダリ圧Psecとの差圧をフィードバック制御することで行われる。なお、実プライマリ回転速度Npriは、タービン回転数センサ75から取得される。
[ベルト挟持力制御処理構成]
図3は、実施例1のベルト挟持力制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、図3に基づいて、実施例1のベルト挟持力制御処理構成を説明する。なお、このベルト挟持力制御処理は、イグニッションスイッチがONされている間は継続して実行され続ける。
ステップS1では、アクセル開度がゼロであるか否かを判断する。YES(アクセル開度=ゼロ)の場合はステップS2へ進む。NO(アクセル開度≠ゼロ)の場合はステップS16へ進む。
ここで、アクセル開度は、アクセル開度センサ70からのセンサ情報に基づいて判断する。また、アクセル開度=ゼロでの走行とは、アクセル足離し状態のコースト走行である。
ステップS2では、ステップS1でのアクセル開度=ゼロとの判断に続き、アクセル足離し状態のコースト走行中であるとして、車速が予め設定した「EB作動閾値」未満であるか否かを判断する。YES(車速<EB作動閾値)の場合はステップS3へ進む。NO(車速≧EB作動閾値)の場合はステップS10に進む。
ここで、「EB作動閾値」とは、運転支援コントローラ95によって衝突の可能性の有無を判断可能な低車速域(緊急ブレーキシステムが作動可能な車速域)の上限値であり、例えば20km/hに設定される。
また、車速は、車速センサ73からのセンサ情報に基づいて判断する。
ステップS3では、ステップS2での車速<EB作動閾値との判断に続き、エンジン車が緊急ブレーキシステムの作動可能な車速域にて走行しているとして、運転支援コントローラ95から作動事前信号が出力されたか否かを判断する。YES(作動事前信号あり)の場合はステップS4へ進む。NO(作動事前信号なし)の場合はステップS8へ進む。
ここで、作動事前信号は、フロントカメラユニット96からの情報に基づいて、車両前方の所定範囲内に車両や歩行者等の障害物の存在を検知したときに出力される。
ステップS4では、ステップS3での作動事前信号ありとの判断に続き、衝突の可能性があり、緊急ブレーキの作動が生じるとして、第1セカンダリ圧Psecαを算出し、ステップS5へ進む。
ここで、第1セカンダリ圧Psecαは、通常減速度よりも高い減速度(例えば1.0G)が作用してもベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である。
ステップS5では、ステップS4での第1セカンダリ圧の算出に続き、バリエータ4の目標変速比を、作動事前信号が出力されたタイミングでの目標変速比に固定する目標変速比固定指令を出力し、ステップS6へ進む。
ステップS6では、ステップS5での目標変速比の固定に続き、バリエータ4の実変速比を固定した目標変速比に維持可能なプライマリ圧Ppriを算出し、ステップS7へ進む。
ここで、「目標変速比に維持可能なプライマリ圧Ppri」とは、セカンダリ圧Psec(第1セカンダリ圧Psecα)によって決まるベルト挟持力に対し、変速比を固定できるプーリ差推力を得る値である。
ステップS7では、ステップS6でのプライマリ圧の算出に続き、ロックアップクラッチ20を解放する解放指令を出力し、ステップS12へ進む。
ステップS8では、ステップS3での作動事前信号なしとの判断に続き、衝突の可能性がなく、緊急ブレーキを作動する必要がないとして、予め設定した第2セカンダリ圧Psecβを算出し、ステップS9へ進む。
ここで、第2セカンダリ圧Psecβは、通常減速度(例えば0.6G)までであればベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である。
ステップS9では、ステップS5での第2セカンダリ圧の算出に続き、目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppriを算出し、ステップS12へ進む。
ここで、「目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppri」とは、セカンダリ圧Psec(第2セカンダリ圧Psecβ)によって決まるベルト挟持力に対し、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値である。
ステップS10では、ステップS2での車速≧EB作動閾値との判断に続き、エンジン車が緊急ブレーキシステムの作動不可能な車速域にて走行しているとして、ドライバーの操作による急ブレーキの発生に備えるため、第1セカンダリ圧Psecαを算出し、ステップS11へ進む。
ここで、第1セカンダリ圧Psecαは、ステップS4と同様、通常減速度よりも高い減速度(例えば1.0G)が作用してもベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である。これにより、コースト走行中、緊急ブレーキが作動可能な車速域(車速<EB作動閾値のとき)では、緊急ブレーキが作動不可能な車速域(車速≧EB作動閾値のとき)よりも、ベルト挟持力は低くなる(第1セカンダリ圧Psecα>第2セカンダリ圧Psecβ)。
ステップS11では、ステップS10での第1セカンダリ圧の算出に続き、目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppriを算出し、ステップS12へ進む。
ここで、「目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppri」とは、ステップS9と同様、セカンダリ圧Psec(第1セカンダリ圧Psecα)によって決まるベルト挟持力に対し、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値である。
ステップS12では、ステップS7でのロックアップクラッチの解放、又は、ステップS9或いはステップS11でのプライマリ圧の算出に続き、必要なライン圧PLを算出し、ステップS13へ進む。
ここで、「必要なライン圧PL」とは、ベルト挟持力の確保と変速制御の実行を両立するために必要な油圧を得る値である。
ステップS13では、ステップS12での必要ライン圧の算出に続き、算出したライン圧PL、プライマリ圧Ppri、セカンダリ圧Psecを実現する油圧指令値を、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64にそれぞれ出力し、ステップS14へ進む。
なお、ロックアップクラッチ20の解放指令が出力されているときには、ロックアップクラッチ20を解放する指令値をロックアップ圧ソレノイドバルブ66に出力する。
ステップS14では、ステップS13での油圧指令値の出力に続き、車速がゼロ未満であるか否かを判断する。YES(車速<ゼロ)の場合はステップS15へ進む。NO(車速≧ゼロ)の場合はリターンへ進む。
ここで、車速がゼロ未満とは、車速センサ73によって車速が検出不可能になったこととする。
ステップS15では、ステップS14での車速<ゼロとの判断に続き、停車としたとして目標変速比を固定する指令が出力されていれば、この目標変速比固定指令を解除し、リターンへ進む。
ここで、目標変速比固定指令が出力されていない場合には、そのままリターンへ進む。
ステップS16では、ステップS1でのアクセル開度≠ゼロとの判断に続き、バリエータ4への入力トルクに応じたセカンダリ圧Psecを算出し、ステップS17へ進む。
ここで、「バリエータ入力トルク応じたセカンダリ圧Pesc」とは、バリエータ4に入力するトルクを伝達可能なベルト挟持力を得る値である。
ステップS17では、ステップS16でのセカンダリ圧の算出に続き、目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppriを算出し、ステップS18へ進む。
ここで、「目標変速比を実現可能なプライマリ圧Ppri」とは、ステップS9及びステップS11と同様、セカンダリ圧Psecによって決まるベルト挟持力に対し、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値である。
ステップS18では、ステップS17でのプライマリ圧の算出に続き、必要なライン圧PLを算出し、ステップS19へ進む。
ここで、「必要なライン圧PL」とは、ステップS12と同様、ベルト挟持力の確保と変速制御の実行を両立するために必要な油圧を得る値である。
ステップS19では、ステップS18での必要ライン圧の算出に続き、算出したライン圧PL、プライマリ圧Ppri、セカンダリ圧Psecを実現する油圧指令値を、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64に出力し、リターンへ進む。
次に、作用を説明する。
まず、比較例のベルト挟持力制御の課題を説明し、続いて、実施例1の無段変速機の制御装置における作用を、「コースト走行時ベルト挟持力制御作用」、「緊急ブレーキ作動時ベルト挟持力制御作用」に分けて説明する。
[比較例のベルト挟持力制御の課題]
通常、プライマリプーリとセカンダリプーリとの間に掛け渡されたベルトを有するベルト式無段変速機におけるベルトを挟み込む力であるベルト挟持力は、アクセルペダルを踏み込んだドライブ走行時には、無段変速機に入力するトルクに基づいてベルト滑りが生じない大きさに設定されている。
一方、アクセル足離し状態のコースト走行時のベルト挟持力は、ドライバーによる急ブレーキ操作が生じたときにベルト滑りが発生しないように、現在の入力トルクに基づいて設定される必要挟持力に対して所定値増大する。つまり、コースト走行時には、急ブレーキに対応する分のベルト挟持力が上乗せされる。なお、このベルト挟持力は、上乗せされた結果、例えば1.0Gの減速度が作用してもベルト滑りの発生防止を保障する値に設定される。
しかしながら、ドライバーによる急ブレーキ操作がいつ生じるのかを事前に検出することができないため、コースト走行中はベルト挟持力を常時高くしておく必要がある。また、ブレーキペダルを踏まれてからベルト挟持力を上昇したのでは、油圧応答遅れが生じるおそれがある。そのため、結果的にブレーキペダルが踏まれる前から、ベルト挟持力を上げておく必要がある。
従って、必要油圧が高くなるので、エンジン1によってメカオイルポンプ67を回転駆動するためにフェールカットリカバーのタイミングが早まり、燃費が悪化する。
さらに、停車直前の低車速領域(約10〜20km/h)では、ベルト式無段変速機の変速比を最Low変速比へと変速(Low戻り制御)する必要がある。しかしながら、ベルト挟持力を過剰にしているために変速に必要な差推力を得ることが難しくなり、最Low変速比に戻れない懸念もある。
これに対し、運転支援コントローラ95による緊急ブレーキは、停車直前の低車速領域(約20km/h以下)にて作動が可能になっている。これは、ベルト式無段変速機においてLow戻り制御を実施する車速域と合致する。
また、緊急ブレーキは、一般的にブレーキ作動前に、障害物の存在を検知した段階で作動事前信号を出力する。つまり、緊急ブレーキシステムを搭載した車両では、急制動の発生を事前に検知することができる。そして、ドライバー操作による予測不能な急ブレーキが生じるシーンとは、運転支援コントローラ95によって検知した障害物に接触するのを回避する場合と同じシーン等が多い。さらに、ドライバー操作による急ブレーキよりも先に、運転支援コントローラ95による緊急ブレーキを作動させることが可能である。
すなわち、Low戻り制御を実施する車速域では、急制動の発生を運転支援コントローラ95によって高精度に予測し、ドライバー操作による急ブレーキが発生する以前に、自動的に緊急ブレーキを作動させることが可能である。また、運転支援コントローラ95による緊急ブレーキ作動時には、車両の停車が最優先されるため、ベルト式無段変速機におけるLow戻り性の確保(最Low変速比にすること)は不要になる。
このことから、運転支援コントローラ95による緊急ブレーキが作動可能な車速域では、ドライバーによる急ブレーキ操作が生じることがなく、また緊急ブレーキの作動自体は事前に検知可能であるため、ベルト挟持力を低下させておくことが可能になることがわかる。さらに、運転支援コントローラ95による緊急ブレーキが作動するときには、変速比のLow戻りよりもベルト滑りの発生防止を優先することができるため、変速比を固定することが可能である。
[コースト走行時ベルト挟持力制御作用]
図4A及び図4Bは、実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動しないときのアクセル開度、ブレーキスイッチ、作動事前信号、加速度、車速、変速比、ライン圧、セカンダリ圧、プライマリ圧、エンジン回転数、チェーンノイズの各特性を示すタイムチャートである。以下、図4A,4Bに基づいて、実施例1の無段変速機の制御装置におけるコースト走行時ベルト挟持力制御作用を説明する。
エンジン車の走行中にアクセル足離し状態でのコースト走行に伴い、車速が低下していく場合を考える。
すなわち、図4Aに示す時刻t時点において、アクセルペダルを踏み戻したことでアクセル開度がゼロに向かって低下を開始する。続いて、時刻t時点において、アクセル足離しが行われ、アクセル開度がゼロ状態になる。さらに、時刻t時点において、ブレーキペダルが踏み込まれ、ブレーキスイッチ72がON状態になる。
このような一連の動作により、時刻t時点から車速が低下していき、ブレーキペダルが踏み込まれた時刻t時点からは、さらに大きなマイナスの加速度(以下、「減速度」という)が作用する。なお、この時のブレーキペダルの操作は通常操作(急ブレーキではない操作)であるため、減速度は0.6G未満になる。
しかしながら、この時刻t時点では、車速がEB作動閾値以上であり、緊急ブレーキシステムが作動可能な車速域ではない。そのため、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS10→ステップS11へと進む。
つまり、通常減速度よりも高い減速度(例えば1.0G)が作用してもベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である第1セカンダリ圧Psecαを算出する。また、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値であるプライマリ圧Ppriを算出する。
そして、ステップS12→ステップS13へと進み、第1セカンダリ圧Psecα及び変速可能なプライマリ圧Ppriを得るために必要なライン圧PLを算出し、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64に油圧指令値を出力する。これにより、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriはそれぞれ上昇していく。
そして、時刻t時点において、車速が第1車速VSP1まで低下したら、車速の低下にしたがって、最Low変速比に向かってバリエータ4の変速比を変化させるLow戻し制御が開始される。このとき、ベルト挟持力は高いままである。
時刻t時点において、車速がEB作動閾値以下であると判断されたら、ステップS2→ステップS3へと進む。この時刻t時点では作動事前信号は出力されていないため、ステップS8→ステップS9へと進む。
これにより、通常減速度(例えば0.6G)までであればベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である第2セカンダリ圧Psecβを算出する。また、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値であるプライマリ圧Ppriを算出する。
そして、ステップS12→ステップS13へと進み、第2セカンダリ圧Psecβ及びプライマリ圧Ppriを得るために必要なライン圧PLを算出し、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64に油圧指令値を出力する。これにより、一点鎖線で示すベルト挟持力を高いままに維持した場合と比べて、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriはいずれも低くなる。
このように、ドライバーによる急ブレーキが生じる可能性があるシーン(緊急ブレーキ作動不可能車速域)と、ドライバーによる急ブレーキが生じる可能性がないシーン(緊急ブレーキシステムで衝突回避可能なシーン、緊急ブレーキ作動可能車速域)とを、車速(EB閾値車速)を基準にして区別する。
そして、ドライバーによる急ブレーキが生じる可能性がないシーン(緊急ブレーキ作動可能車速域)では、ベルト挟持力を低下させることで、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriを低くでき、必要油圧を抑制することができる。そして、コースト走行中のベルト挟持力の増加を抑え、燃費の悪化を防止することができる。
さらに、緊急ブレーキ作動可能車速域では、セカンダリ圧Psec及びプライマリ圧Ppriを過剰に設定することがないため、変速に必要な差推力を確保することができる。これにより、図4Aに示すように、ベルト挟持力を高くしたままでは、一点鎖線で示すようにLow戻り性が低下し、例えば時刻t時点でライン圧PLが上限値に達して変速が不可能になり、最Low変速比まで変速することができないが、実施例1の場合では、実線で示すように円滑に変速し、停車前の時刻t時点で最Low変速比へと変速することができる。
また、ベルト挟持力を高くしたままでは、図4Bに示すように、一点鎖線で示すように時刻t時点からのエンジン回転数の低下が緩和されず、時刻t時点において、エンジン回転数はFCR閾値を下回る。ここで、「FRC閾値」とは、フェールカットリカバー閾値であり、フェールカットを継続した場合エンストや油圧不足の発生が懸念される回転数である。そのため、ベルト挟持力を高くしたままでは、この時刻t時点でフェールカットが解除され、燃料供給が再開されてしまう。
これに対し、実施例1では、バリエータ4におけるLow戻り性が向上することで、エンジン回転数の低下が緩和される。そのため、エンジン回転数がFCR閾値を下回り、フェールカットが解除されるタイミングが、時刻t以降の時刻t時点となる。これにより、フェールカット制御の解除タイミングを遅らせることができ、さらに燃費の向上を図ることができる。
しかも、ベルト挟持力を低下することで、プライマリプーリ42及びセカンダリプーリ43のシーブ面と、プーリベルト44のピン端面との接触圧を低下させることができる。これにより、チェーンノイズを抑制することができる。つまり、図4Bにおいて一点鎖線で示すように、ベルト挟持力を高くしたままでは車速の低下に伴って増加していくチェーンノイズが停車前に目標レベルを上回る。しかし、実施例1では、ベルト挟持力を低くしたことで、実線で示すようにチェーンノイズが目標レベルを超えることを防止できる。
[緊急ブレーキ作動時ベルト挟持力制御作用]
図5A及び図5Bは、実施例1の無段変速機の制御装置において、コースト走行中に緊急ブレーキが作動したときのアクセル開度、作動事前信号、加速度、車速、変速比、変速比固定指令、ライン圧、セカンダリ圧、プライマリ圧、ロックアップクラッチの各特性を示すタイムチャートである。以下、図5A,5Bに基づいて、実施例1の無段変速機の制御装置における緊急ブレーキ作動時ベルト挟持力制御作用を説明する。
実施例1のエンジン車において、アクセル足離しのコースト走行中、車両前方に他車両の割り込み等が生じ、緊急ブレーキが作動する場合を考える。
すなわち、図5Aに示す時刻t11時点においてアクセル開度がゼロに向かって低下を開始し、時刻t12時点において、アクセル足離しが行われ、アクセル開度がゼロ状態になる。このとき、時刻t11以前の車速が低いことでブレーキペダルの操作は行われないが、エンジンブレーキの影響により時刻t11時点で0.6G未満減速度が生じる。
一方、この時刻t12時点では、車速がEB作動閾値以上であり、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS10→ステップS11へと進む。
そして、通常減速度よりも高い減速度(例えば1.0G)が作用してもベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である第1セカンダリ圧Psecαを算出する。また、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値であるプライマリ圧Ppriを算出する。
さらに、ステップS12→ステップS13へと進み、第1セカンダリ圧Psecα及びプライマリ圧Ppriを得るために必要なライン圧PLを算出し、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64に油圧指令値を出力する。これにより、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriはそれぞれ上昇していく。
そして、時刻t13時点において、車速が第1車速VSP1まで低下したら、車速の低下にしたがって、最Low変速比に向かってバリエータ4の変速比を変化させるLow戻し制御が開始される。このとき、ベルト挟持力は高いままである。
その後、時刻t14時点において、車速がEB作動閾値以下であると判断されたら、ステップS2→ステップS3へと進む。この時刻t14時点では作動事前信号は出力されていないため、ステップS8→ステップS9→ステップS12→ステップS13へと進む。
これにより、通常減速度(例えば0.6G)までであればベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である第2セカンダリ圧Psecβを算出する。また、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値であるプライマリ圧Ppriを算出する。そして、必要ライン圧PLを算出し、油圧指令値を出力する。これにより、ベルト挟持力を高いままに維持した場合と比べて、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriは低くなる。
このように、ベルト挟持力を低くした後、時刻t15時点において運転支援コントローラ95によって車両前方の障害物が検出されたら、緊急ブレーキの作動事前信号が出力される(図5B参照)。これにより、ステップS3→ステップS4へと進む。このため、緊急ブレーキの作動が生じるとして、通常減速度よりも高い減速度(例えば1.0G)が作用してもベルト滑りの発生防止を保障するベルト挟持力を得る値である第1セカンダリ圧Psecαを算出する。
第1セカンダリ圧Psecαを算出したら、ステップS5へと進み、変速比固定指令が出力され、バリエータ4の目標変速比は、図5Aに示すように、作動事前信号が出力された時刻t15時点の値に固定される。そして、ステップS6へと進み、実変速比を目標変速比に維持可能なプライマリ圧Ppriを算出する。
そして、さらにステップS7へと進み、作動事前信号が出力された時刻t15時点でロックアップクラッチ20を解放する。その後、ステップS12→ステップS13へと進み、第1セカンダリ圧Psecα及び変速比を維持するプライマリ圧Ppriを得るために必要なライン圧PLを算出し、油圧指令値を出力する。
これにより、ライン圧PL、セカンダリ圧Psec、プライマリ圧Ppriはそれぞれ急増し、緊急ブレーキに備えてベルト挟持力が高くなる。その後、時刻t16時点において緊急ブレーキが作動し、減速度が0.6Gを超えて1.0G近くまで高まる。しかしながら、このときには、すでにベルト挟持力が高くなっているので、ベルト滑りを防止することができる。
そして、時刻t17時点において、車速がゼロになり停車したと判断されたら、ステップS14→ステップS15へと進み、目標変速比固定指令が解除される。しかし、バリエータ4の実変速比は、時刻t15時点で固定されているので、時刻t17時点の停車時には、変速比は最Low変速比よりもHigh側の変速比となっている。
しかしながら、この実施例1では、緊急ブレーキの作動事前信号が出力された時点(時刻t15)において、変速を禁止している。このため、ベルト挟持力を確保するために油圧を用いることができ、ベルト挟持力を速やかに上昇させて、ベルト滑りを適切に防止することができる。
特に、この実施例1では、時刻t15時点において作動事前信号が出力されたことに基づいてベルト挟持力を上昇させている。これにより、実際に緊急ブレーキが作動してエンジン車に強い減速度が作用する前に、予めベルト挟持力を高めておくことができる。このため、ベルト滑りをさらに適切に防止することができる。
また、ロックアップクラッチ20は、一般的に発進時には解放されており、車速が増加して予め設定された締結閾値車速を超えたら締結される。一方、このロックアップクラッチ20は、一旦締結されたら、車速が低下して予め設定された解放閾値車速を下回るまで解放されない。しかも、解放閾値車速は、締結閾値車速よりも低い値であり、ロックアップクラッチ20は、停車直前(例えば5km/h程度)まで締結状態を維持することが通常である。
これに対し、実施例1では、作動事前信号が出力されたら、車速に拘らずロックアップクラッチ20を即時解放する。これにより、緊急ブレーキが作動してエンジン車に強い減速度が作用する前に、ロックアップクラッチ20を解放することができるので、緊急ブレーキによる過激な減速があってもエンジンストールが発生するのを防止することができる。
なお、非コースト走行時、つまりアクセルペダルを踏み込んだドライブ走行時には、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS16→ステップS17→ステップS18→ステップS19へと進む。
これにより、バリエータ4に入力するトルクを伝達可能なベルト挟持力を得る値であるセカンダリ圧Psecを算出する。また、目標変速比を実現できるプーリ差推力を得る値であるプライマリ圧Ppriを算出する。さらに、ベルト挟持力の確保と変速制御の実行を両立するために必要なライン圧PLを算出する。そして、ライン圧ソレノイドバルブ62、プライマリ圧ソレノイドバルブ63、セカンダリ圧ソレノイドバルブ64に対し、油圧指令値を出力する。
この結果、ドライブ走行時には、バリエータ4の入力トルクに応じてベルト挟持力に制御される。
次に、効果を説明する。
実施例1の無段変速機の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 走行駆動源(エンジン1)と駆動輪57,57との間に介装され、プライマリプーリ42とセカンダリプーリ43に掛け渡されたベルト(プーリベルト44)を有するベルト式無段変速機(バリエータ4)と、
自車両が障害物に衝突する可能性が高い場合に、自動的に緊急ブレーキを作動させる緊急ブレーキシステム(運転支援コントローラ95,液圧ブレーキシステム9)と、
前記プライマリプーリ42と前記セカンダリプーリ43とにより前記ベルト(プーリベルト44)を挟み込む力であるベルト挟持力を制御する油圧制御部(CVTコントロールユニット7)と、を備え、
前記油圧制御部(CVTコントロールユニット7)は、アクセル足離し状態でのコースト走行中、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域(車速<EB閾値車速)では、前記緊急ブレーキが作動不可能な車速域(車速≧EB閾値車速)よりも、前記ベルト挟持力を低くする構成とした。
これにより、コースト走行中のベルト挟持力の増加を抑え、燃費の悪化を防止することができる。
(2) 前記油圧制御部(CVTコントロールユニット7)は、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域(車速<EB閾値車速)でのコースト走行中、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ベルト挟持力を上昇させる構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、緊急ブレーキの作動に伴って強い減速度が作用しても、ベルト滑りの発生を適切に防止することができる。
(3) 前記緊急ブレーキシステム(運転支援コントローラ95,液圧ブレーキシステム9)では、前記緊急ブレーキが作動するとき、作動事前信号を出力した後、前記自車両に制動力を作用させ、
前記油圧制御部(CVTコントロールユニット7)は、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域(車速<EB閾値車速)でのコースト走行中、前記作動事前信号が入力したとき、前記ベルト挟持力を上昇させる構成とした。
これにより、(2)の効果に加え、車両に強い減速度が作用する前に予めベルト挟持力を上昇させることができ、ベルト滑りをさらに適切に防止することができる。
(4) 前記油圧制御部(CVTコントロールユニット7)は、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ベルト式無段変速機(バリエータ4)の変速比を、前記緊急ブレーキが作動を開始する時点の変速比に維持する構成とした。
これにより、(1)〜(3)のいずれかの効果に加え、ベルト挟持力の確保に油圧を用いることができ、ベルト滑りをさらに適切に防止することができる。
(5) 前記走行駆動源(エンジン1)と前記ベルト式無段変速機(バリエータ4)との間に配置されたロックアップクラッチ20を有するトルクコンバータ2を備え、
前記油圧制御部(CVTコントロールユニット7)は、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ロックアップクラッチ20を解放する構成とした。
これにより、車輪に作用するエンジンフリクショントルクを抑制し、ABS機能の作動性向上を図ることができる。
以上、本発明の無段変速機の制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、緊急ブレーキステムが、作動事前信号を出力した後、液圧ブレーキシステム9を制御して自車両に制動力を作用させるものであり、作動事前信号が入力したときにベルト挟持力を上昇させる例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、液圧ブレーキシステム9を制御するタイミング(つまり、制動力を作用させるタイミング)で、ベルト挟持力を上昇させてもよい。
また、実施例1では、プーリベルト44として無端チェーンからなるチェーン式ベルトとする例を示したが、これに限定されない。例えば、環状リングを内から外へ多数重ね合わせた2組の積層リングと、2組の積層リングに沿って挟み込まれて環状に積層して取り付けられた多数のエレメントにより構成されたベルトであってもよい。
さらに、この実施例1では、走行駆動源をエンジン1としたエンジン車に適用する例を示したが、これに限らない。走行駆動源にエンジンと電動モータを有するハイブリッド車両や、電動モータのみを走行駆動源とする電気自動車であっても適用することができる。また、ベルト式無段変速機であるバリエータ4としては、副変速機付CVTであってもよい。
1 エンジン(走行駆動源)
4 バリエータ(ベルト式無段変速機)
57 駆動輪
7 CVTコントロールユニット(油圧制御部)
9 液圧ブレーキシステム(緊急ブレーキユニット)
95 運転支援コントローラ(緊急ブレーキユニット)
96 フロントカメラユニット

Claims (5)

  1. 走行駆動源と駆動輪との間に介装され、プライマリプーリとセカンダリプーリに掛け渡されたベルトを有するベルト式無段変速機と、
    自車両が障害物に衝突する可能性が高い場合に、自動的に緊急ブレーキを作動させる緊急ブレーキシステムと、
    前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとにより前記ベルトを挟み込む力であるベルト挟持力を制御する油圧制御部と、を備え、
    前記油圧制御部は、アクセル足離し状態でのコースト走行中、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域では、前記緊急ブレーキが作動不可能な車速域よりも、前記ベルト挟持力を低くする
    ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
  2. 請求項1に記載された無段変速機の制御装置において、
    前記油圧制御部は、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域でのコースト走行中、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ベルト挟持力を上昇させる
    ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
  3. 請求項2に記載された無段変速機の制御装置において、
    前記緊急ブレーキは、前記緊急ブレーキが作動するとき、作動事前信号を出力した後、前記自車両に制動力を作用させ、
    前記油圧制御部は、前記緊急ブレーキが作動可能な車速域でのコースト走行中、前記作動事前信号が入力したとき、前記ベルト挟持力を上昇させる
    ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された無段変速機の制御装置において、
    前記油圧制御部は、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ベルト式無段変速機の変速比を、前記緊急ブレーキが作動を開始する時点の変速比に維持する
    ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された無段変速機の制御装置において、
    前記走行駆動源と前記ベルト式無段変速機との間に配置されたロックアップクラッチを有するトルクコンバータを備え、
    前記油圧制御部は、前記緊急ブレーキが作動するとき、前記ロックアップクラッチを解放する
    ことを特徴とする無段変速機の制御装置。
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