JP2019029054A - 照光式操作機器 - Google Patents

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Atsushi Nakatani
篤史 中谷
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Abstract

【課題】低コストにて、複数箇所の出光を実現可能な照光式操作機器を提供する。【解決手段】本発明は、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、少なくとも1つの光源21と、光源21からの光を導くためのライトガイド24と、ライトガイド24の光路上に配置され光源より多い複数の照光部25,26と、照光部25,26を覆う部材であって複数の照光部25,26の内の少なくとも一部の照光部25から外に出光させる出光部35を備える第一部材3aと、を備える照光式操作機器1に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、照光機能を有する操作機器に関する。
従来から、内部に備えられる光源から発光する機能と、キーなどを操作して表示あるいは動作などを行わせる操作機能とを併せ持った照光式操作機器は数多く知られている。照光式操作機器の一例としては、携帯式通信機器、車載用若しくは家庭用の音響機器、テレビに代表される受像機器、パーソナルコンピュータ、冷蔵庫に代表される家電機器、自動車若しくはハウス用のキーなどを例示できる。
例えば、自動車内のオーディオあるいはナビゲーションシステム等の車載用電子機器において、機器表面に配置される各種キーの内方に光源を配置し、当該光源から複数のキーを照光する技術が知られている。そのような技術の中には、厚みの異なる複数のキーをほぼ同じ照度で発光させるために、複数個の光源の照度を変える方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2014−063680号公報
しかし、複数箇所の出光を実現するために、当該箇所の数だけ光源を設けると、照光機能を備えた機器のコストアップは避けられない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、低コストにて、複数箇所の出光を実現できる照光式操作機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施形態に係る照光式操作機器は、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、少なくとも1つの光源と、光源からの光を導くためのライトガイドと、ライトガイドの光路上に配置され光源より多い複数の照光部と、照光部を覆う部材であって、複数の照光部の内の少なくとも一部の照光部から外に出光させる出光部を備える第一部材と、を備える。
別の実施形態に係る照光式操作機器では、さらに、第一部材は、複数の照光部の内の一部からのみ出光させる位置に出光部を備えても良い。
別の実施形態に係る照光式操作機器は、光源、ライトガイドおよび複数の照光部の内の少なくとも複数の照光部を保持する第二部材を、さらに備えても良い。
別の実施形態に係る照光式操作機器は、また、ライトガイドには1つの光路を備え、その1つの光路に複数の照光部を配置していても良い。
別の実施形態に係る照光式操作機器は、また、ライトガイドには複数の光路を備え、複数の光路のそれぞれに1または複数の照光部を配置していても良い。
別の実施形態に係る照光式操作機器は、また、複数の照光部の内の少なくとも1つを、ライトガイド内を進行する光を拡散させる光拡散部あるいは当該光を反射させる光反射部としても良い。
別の実施形態に係る照光式操作機器は、また、複数の照光部の内の少なくとも1つを、ライトガイド内を進行する光をライトガイドから外に出射可能な窓部としても良い。
本発明によれば、低コストにて、複数箇所の出光を実現可能な照光式操作機器を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る照光式操作機器の平面図(1A)および該平面図におけるA−A線で切断したときの断面図(1B)をそれぞれ示す。 図2は、図1の照光式操作機器のカバー部材を別のカバー部材に代えたときの平面図(2A)および該平面図におけるB−B線で切断したときの断面図(2B)をそれぞれ示す。 図3は、図1のベース部材をカバー部材側から見た平面図(3A)および該平面図の側の裏側から見た背面図(3B)をそれぞれ示す。 図4は、図1のライトガイド(4A)およびその変形例(4B〜4D)を示す。 図5は、第2実施形態に係る照光式操作機器の平面図(5A)および該照光式操作機器のカバー部材のみを付け替えた照光式操作機器の平面図(5B)をそれぞれ示す。 図6は、図5(5A,5B)の照光式操作機器に共通して使用されるベース部材をカバー部材側から見た平面図(6A)および該平面図の側の裏側から見た背面図(6B)をそれぞれ示す。 図7は、図6のライトガイドの詳細を説明するための図を示す。
次に、本発明に係る照光式操作機器の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る照光式操作機器の平面図(1A)および該平面図におけるA−A線で切断したときの断面図(1B)をそれぞれ示す。
第1実施形態に係る照光式操作機器1は、車載用操作機器であって、さらに具体的には、自動車のドアの開閉を非接触で実行可能なリモートエントリーキーである。照光式操作機器1は、上記リモートエントリーキーに限定されず、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、外部に照光可能な機器であれば、如何なる種類の機器でも良い。好適な照光式操作機器1としては、家屋のドアの開閉をリモート式で実行可能な電子キー; オーディオ機器、テレビ受像機、PC、空調機、加湿機、乾燥機等を操作可能なリモートコントローラ; 携帯通信機器、プリンタ、複合機、掃除機等の電子・電気機器を例示できる。
照光式操作機器1は、第二部材としてのベース部材2と、ベース部材2と固定される第一部材としてのカバー部材3aと、を備える。照光式操作機器1は、好適には、カバー部材3aの表面に露出して、カバー部材3aの上から操作可能な操作キー31,32を備える。この実施形態では、操作キー31は、自動車のドアをロックするロックキーである。また、操作キー32は、自動車のドアを開けるアンロックキーである。カバー部材3aは、ベース部材2の方向から外方向に出光させる出光部35を備える。出光部35は、この実施形態では、カバー部材3aをその肉厚方向に貫通する貫通孔であるが、上記貫通孔に透明な板材を固定した部分、あるいは透明なカバー部材3aの一部分であってカバー部材3aの大部分を覆う遮光性の塗膜を欠いた領域であっても良い。本願でいう「出光部」は、ライトガイドの照光部からの光を第一部材の外に出光させる部分をいう。
この実施形態において、ベース部材2およびカバー部材3aの各一部若しくは全部には、樹脂、ゴム、金属、セラミックスあるいは木材などの形状保持に十分な硬度を有する材料であれば特に制約なく用いることができる。ベース部材2およびカバー部材3aに樹脂を用いる場合には、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のいずれでも用いることができる。当該樹脂の一例としては、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ABS樹脂などを好適に例示できる。
また、ベース部材2およびカバー部材3aの各一部若しくは全部にゴムを用いる場合には、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ニトリルゴム(NBR)あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系、フッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等を好適に用いることができる。
照光式操作機器1は、少なくとも1つの光源と、その光源からの光を導くためのライトガイド24と、ライトガイド24の光路上に配置され光源より多い複数の照光部としての光拡散部25,26と、を備える。本願でいう「照光部」は、ライトガイドを進行する光をライトガイドから外に出射させる機能を有する部分をいう。この実施形態では、照光式操作機器1は、光源として、1個のLED21を備えている。ただし、光源は、LED21に限定されず、電熱発光型の電球、有機EL、無機EL等の他種類の発光体でも良い。また、光源の数は、1個に限定されず、2個以上でも良い。
ライトガイド24は、LED21から発せられた光を導く機能を有する導光部材である。ライトガイド24は、この実施形態では、ベース部材2と別個の部品である。ライトガイド24は、別部材としてベース部材2に接着若しくは嵌合可能である。ただし、ライトガイド24は、ベース部材2の一部(すなわち、ベース部材2と一体化された部分)であっても良い。その場合、ライトガイド24は、二色成形あるいはインサート成形によってベース部材2と一体化可能である。また、ベース部材2をライトガイド24そのものとしても良い。
ライトガイド24は、透明性に優れ、鏡面を有する部材であるのが好ましい。この実施形態では、ライトガイド24の形状は、直線状に延びる多角柱若しくは円柱である。ライトガイド24の材料としては、好適には、透明性に優れた樹脂、ゴムあるいはガラスを用いることができる。その好適な材料の一例として、PMMA、シリコーンゴム、クリスタルガラスを挙げることができる。
光拡散部25,26は、この実施形態では、ライトガイド24の一部に形成された部分であって、ライトガイド24を進行する光の一部を拡散(「散乱」と称しても良い)させてカバー部材3aに向けて照光させる機能を持つ部分である。光拡散部25,26は、好ましくは、ライトガイド24の数よりも多い。この実施形態では、1つのライトガイド24に対して、2つの光拡散部25,26が形成若しくは配置されている。2つの光拡散部25,26は、ライトガイド24の1本の光路上に配置されている。また、この実施形態では、光拡散部25,26は、ライトガイド24の表面若しくは/および内部に形成される結晶化された部位、あるいは微小なドットの集合部位などである。光拡散部25,26の形成方法は、特に制約されないが、例えば、光拡散部25,26を形成したい領域に対して、レーザを照射する方法、サンドブラストに代表されるような高硬度の微粒子を衝突させる方法、あるいは加熱する方法を好適に例示できる。なお、照光部のその他の形態およびその形成方法については、後述する。
この実施形態では、ライトガイド24の一端にLED21が配置されている。光拡散部25,26は、LED21に近い方から、光拡散部26、光拡散部25の順に、ライトガイド24の側面近傍に形成されている。図1(1B)において、光拡散部25の真上には、カバー部材3aの出光部35が位置する。一方、光拡散部26の真上には、出光部は存在しない。このため、ライトガイド24内を進行する光は、光拡散部25,26からライトガイド24の外に出射されるが、光拡散部25の真上に位置する出光部35からしか外には出光されない。このように、カバー部材3aは、光拡散部25,26を覆うようにしてベース部材2と固定され、光拡散部25,26の内の光拡散部25(少なくとも一部の照光部に相当)からカバー部材3aの外に出光させる1個の出光部35を備えている。
この実施形態では、LED21、ライトガイド24、光拡散部25,26の全てがベース部材2に保持されている。また、ベース部材2のカバー部材3aとの対向面に、光拡散部25,26が露出している。なお、LED21は必ずしもベース部材2に保持されていなくても良い。加えて、ライトガイド24も必ずしもベース部材2に保持されていなくても良い。例えば、分岐状のライトガイドがベース部材2の面に垂直に配置され、そのライトガイドの分岐した2つの端面に光拡散部25,26が形成されているような場合には、そのライトガイドをベース部材2以外の別の部材に保持することができる。
照光式操作機器1は、操作キー31をカバー部材3aの上方から指等で押圧した際に、スイッチがオンとなり、自動車のドアをロックさせる特定周波数の電波を発信すると同時に、LED21を発光させて、出光部35から出光するようにしている。このように、照光式操作機器1は、車載用操作機器の一種であるリモートエントリーキーであって、カバー部材3a上から操作可能な1または2以上の操作キー31,32を備えると共に、出光部35を操作キー31の外周域に配置している。より具体的には、出光部35は、操作キー31の外周域であって操作キー32よりも操作キー31に近い位置に形成されている。この結果、使用者は、自動車のドアをロックする機能が正常に働いたことを視覚的に認識できる。もし、出光部35を操作キー32の外周域であって操作キー31よりも操作キー32に近い位置に形成されている場合には、自動車のドアをアンロック(オープン)するために操作キー32を押圧したときに出光部35から出光されるため、使用者は、自動車のドアをアンロックする機能が正常に働いたことを視覚的に認識できる。
図2は、図1の照光式操作機器のカバー部材を別のカバー部材に代えたときの平面図(2A)および該平面図におけるB−B線で切断したときの断面図(2B)をそれぞれ示す。
図2に示す照光式操作機器1は、図1のベース部材2に、出光部の位置だけが異なり、図1のカバー部材3aと同形のカバー部材3bを固定した機器である。図2(2B)に示すように、カバー部材3bは、光拡散部26の真上に出光部36を備えるが、光拡散部25の真上には出光部を備えていない。出光部36は、図1の出光部35よりもわずかに操作キー32の方向に移動した位置にある。このように、出光部の位置の異なる複数種のカバー部材3a,3bを同一のベース部材2に付け替えることによって、照光位置の異なる照光式操作機器1を容易に製造できる。これを可能にしているのは、複数の光拡散部25,26を備えたライトガイド24を有するベース部材2を1種類だけ用意し、光拡散部25,26のいずれか一方のみから外に出光可能とするように出光部35,36の位置を変えたカバー部材3a、3bを用意したことである。なお、光拡散部を3個以上形成したベース部材を用意し、出光部の位置を光拡散部の位置に合わせて変更した3個以上のカバー部材を用意しても良い。
図3は、図1のベース部材をカバー部材側から見た平面図(3A)および該平面図の側の裏側から見た背面図(3B)をそれぞれ示す。
図3に示すように、ベース部材2は、カバー部材3a,3bの上から操作キー31,32を押圧した際にカバー部材3a,3bの裏側に配置する基板に備わるスイッチをオンにする押圧部71,72を備える。操作キー31,32は、ベース部材2の表側の面に設けられており、カバー部材3a(又は3b)の貫通孔から外方向に突出可能である。なお、カバー部材3a(又は3b)に別部材として操作キー31,32が押圧操作可能に構成されており、ベース部材上の押圧部71,72を押圧するようにしても良い。後述の第2実施形態でも同様である。押圧部71,72の先端は導電性を有していてもよい。押圧部71,72は、基板上の電極(不図示)を導通させる部材、あるいはメタルドーム等のスイッチ部材を別に備えた場合において、その部材を押圧するための絶縁性の突出部であっても良い。ベース部材2は、その内部にライトガイド24を配置しており、光拡散部25,26のみをベース部材2の表側の面(すなわち、カバー部材3a,3bと対向する面)に露出させている。これによって、ライトガイド24内を透過する光はベース部材2の表側の面から視認できず、光拡散部25,26の両位置でのみ照光を視認可能である。
図4は、図1のライトガイド(4A)およびその変形例(4B〜4D)を示す。なお、LED21は、図1中のLED21の形状とは異なり、図4では矩形で示す。図4中、光の進路は、一点鎖線で示される。
(4A)のライトガイド24は、既に説明したように、その長さ方向の異なる側面位置に、2つの光拡散部25,26を備える。光拡散部25,26は、ライトガイド24の側面から内方途中までの表面近傍に形成される。光拡散部25は、光拡散部26に比べてLED21から遠い位置に形成されている。このため、光拡散部25と光拡散部26との照度を同一にする若しくは同一に近くするため、光拡散部25の光拡散レベルを光拡散部26の光拡散レベルより高める方が好ましい。ライトガイド24を進行する光の内、光拡散部25,26に入光した光は、光拡散部25,26にて拡散され、ライトガイド24の外へと出射される。図1のカバー部材3aをベース部材2に固定した場合には、出光部35からのみ外に出光する。一方、図2のカバー部材3bをベース部材2に固定した場合には、出光部36からのみ外に出光する
(4B)のライトガイド24は、光拡散部25,26の各位置にてライトガイド24の内部全域を照光部の一例とした光拡散部45,46を備える。このように、ライトガイド24の内部全域を光拡散部としても、(4A)と同様の効果を得ることができる。なお、光拡散部45は、光拡散部46に比べてLED21から遠い位置に形成されているため、(4A)と同様、光拡散部45の光拡散レベルを光拡散部46の光拡散レベルより高める方が好ましい。
(4C)のライトガイド24は、光ファイバーと同様の構造、すなわち、コアの外周にクラッド層58を形成して、クラッド層58から外方向に漏光させずにライトガイド24の長さ方向に光を進行させる構造を有する。このライトガイド24は、(4A)の光拡散部25,26と同様の位置に、クラッド層58を欠いた2つの窓部55,56を有する。これら2つの窓部55,56は、コアからの光を外に出射可能な照光部の一例である。このように、ライトガイド24をコア/クラッドの二層構造とし、2以上の箇所にクラッド層58を設けないようにしても、(4A)および(4B)と同様の機能を持つライトガイド24を構築できる。
また、上記コア/クラッド構造に代えて、ライトガイド24の表面に遮光層(印刷、成膜等により形成可能)58を形成し、当該遮光層58の一部に複数個の窓部55,56を設けても良い。これによっても、窓部55,56は、照光部として機能する。
(4D)のライトガイド24は、(4A)のライトガイド24の光拡散部25,26と同様の位置であってライトガイド24の内部に光反射部65,66を形成したものである。これら2つの光反射部65,66は、ライトガイド24の内部を進行する光の方向を変化させて、ライトガイド24の外に出射させる照光部の一例である。なお、光反射部65は、光反射部66に比べてLED21から遠い位置に形成されているため、光反射部65の光反射レベルを光反射部66の光反射レベルより高める方が好ましい。具体的には、光反射部65の光反射面積を、光反射部66の光反射面積よりも大きくする方が好ましい。また、光反射面積の大小に代えて、光反射率の高低を採用しても良い。例えば、光反射部65の光反射面の平滑度を、光反射部66の同平滑度より高めても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る照光式操作機器の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と共通する部分については、図面中において、極力、同じ符号を用いる。
図5は、第2実施形態に係る照光式操作機器の平面図(5A)および該照光式操作機器のカバー部材のみを付け替えた照光式操作機器の平面図(5B)をそれぞれ示す。図6は、図5(5A,5B)の照光式操作機器に共通して使用されるベース部材をカバー部材側から見た平面図(6A)および該平面図の側の裏側から見た背面図(6B)をそれぞれ示す。
図5に示すように、(5A)に示されるカバー部材90aは、操作キー32の近傍に出光部95を備える。また、(5B)に示されるカバー部材90bは、操作キー32の近傍であってカバー部材90aの出光部95と異なる位置に出光部96を備える。第2実施形態に係る照光式操作機器70は、カバー部材90a,90bのいずれを用いても、出光部95,96のいずれか一方からのみ出光させることができる。これは、(6A)に示すように、ベース部材80に2つの照光部の一例である光反射部85,86が備えられており、カバー部材90aを用いたときには光反射部85から出光部95を通じて出光される一方、カバー部材90bを用いたときには光反射部86から出光部96を通じて出光されるためである。
(6B)に示すように、この実施形態の照光式操作機器70は、2本に光路を分岐させた形状を持つライトガイド84をベース部材80に保持する。ライトガイド84の一端に対向配置されるLED(不図示)から入光した光は、ライトガイド84の2本の光路に分岐して進行し、各光路の終端近傍の光反射部85,86から出射し、カバー部材90aの出光部95またはカバー部材90bの出光部96から外に出光する。
図7は、図6のライトガイドの詳細を説明するための図を示す。図7において、下方の図は、上方の図の点線で囲まれた部分Cをその光路に沿って切断したときの簡易断面図である。
ライトガイド84は、一本の光路から二本の光路84a,84bに分岐する。光路84a,84bの各終端部は、照光部の一例である光反射部85,86をそれぞれ備える。光反射部85,86は、ライトガイド84の光路84a,84bを進行する光をカバー部材90a,90bの出光部95,96から出光可能な方向に変更させるように傾斜する部位である。この実施形態では、光路84a,84bを進行する光の方向を略直角に変更させるために、光反射部85,86の傾斜角度を、光路84a,84bを進行する光の方向に対して略45度としている。ただし、当該傾斜角度は、光の進行方向を変更する角度に応じて種々変更可能である。
(各実施形態の作用・効果)
上述の第1実施形態に係る照光式操作機器1は、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、少なくとも1つのLED21と、LED21からの光を導くためのライトガイド24と、ライトガイド24の光路上に配置されLED21より多い光拡散部25,26、光拡散部45,46、窓部55,56若しくは光反射部65,66(適宜、「光拡散部25等」という。)と、光拡散部25等を覆う部材であって光拡散部25等の内の少なくとも一部から外に出光させる出光部35,36を備えるカバー部材3a(又は3b)と、を備える。同様に、第2実施形態に係る照光式操作機器70は、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、少なくとも1つのLED21と、LED21からの光を導くためのライトガイド84と、ライトガイド84の光路上に配置されLED21より多い光反射部85,86(適宜、「光反射部85等」という。)と、光反射部85等を覆う部材であって光反射部85等の内の少なくとも一部から外に出光させる出光部95,96を備えるカバー部材90a(又は90b)と、を備える。このため、LED21を出光部35,36(又は95,96)より少なくしても、複数の出光を実現できる。
また、カバー部材3a(又は90a)は、複数の光拡散部25等(又は光反射部85等)の内の一部からのみ出光させる位置に出光部35(又は95)を備える。同様に、カバー部材3b(又は90b)は、複数の光拡散部25等(又は光反射部85等)の内の一部からのみ出光させる位置に出光部36(又は96)を備える。このため、LED21とライトガイド24と光拡散部25等とを共通の部材として、カバー部材3aとカバー部材3bとの取り替えだけで、光拡散部25等からの出光位置の異なる複数種の照光式操作機器1を構成できる。同様に、LED21とライトガイド84と光反射部85等とを共通の部材として、カバー部材90aとカバー部材90bとの取り替えだけで、光反射部85等からの出光位置の異なる複数種の照光式操作機器70を構成できる。したがって、複数種の照光式操作機器1(又は70)の各構成部品をそれぞれ用意する必要は無く、カバー部材3a,3b(又はカバー部材90a,90b)だけを用意すれば良いので、照光式操作機器1(又は70)のコストダウンを図ることができ、また、在庫削減と短納期化を実現できる。
このようなカバー部材3a(又は90a)をカバー部材3b(又は90b)に交換可能な構成にする目的は、以下のような市場の要請に基づくものである。照光式操作機器の中には、操作機器自体若しくは操作対象となる別の機器のグレードまたはユーザの趣向等に対応させて、照光位置を変えたい場合がある。例えば、自動車あるいはハウス用のリモートキーにおいて、メーカ側における設計上、ユーザの性別、国籍、自動車等のグレードに応じて照光位置を変えたい場合がある。しかし、その場合、照光位置の数の分、構造の異なる照光式操作機器を作製しなければならず、一部の操作機器の在庫が増え、あるいは操作機器内の部品を個別に製造することによるコストアップを招くという問題がある。また、複数の照光位置にそれぞれ光源を設け、光源の点灯を制御する方法も考えられるが、光源の増加及び制御の必要性面の面で、操作機器のコストアップは避けられないからである。
また、LED21、ライトガイド24(又は84)および複数の光拡散部25等(又は光反射部85等)の内の少なくとも複数の光拡散部25等(又は光反射部85等)を保持するベース部材2(又は80)を、さらに備えるようにしているので、ベース部材2(又は80)を照光式操作機器1(又は70)の共通部材とし、カバー部材3aとカバー部材3b、あるいはカバー部材90aとカバー部材90bとを変更しさえすれば、上記と同様の作用・効果が得られる。
ライトガイド24は、第1実施形態に示すように、1つの光路を備えるようにして、その1つの光路に複数の光拡散部25等を配置し、あるいは第2実施形態に示すように、複数の光路を備えるようにして、それら複数の光路のそれぞれに1または複数の光反射部85等を配置しても良い。カバー部材3a,3b,90a,90bの裏側の空間の状況に応じて、ライトガイド24(又は84)の形態を自由自在に選択できる。
また、複数の照光部の内の少なくとも1つは、ライトガイド24(又は84)内を進行する光を拡散させる光拡散部25,26,45,46(又は当該光を反射させる光反射部65,66,85,86)とし、あるいはライトガイド24内を進行する光をライトガイド24から外に出射可能な窓部55,56とすることもできる。
また、1つのライトガイド24(又は84)に形成される2以上の照光部の種類を変えても良い。例えば、光拡散部25と光拡散部46との組み合わせ、窓部55と光拡散部46との組み合わせ、光反射部65と窓部56との組み合わせ、光拡散部45と光反射部86との組み合わせ等の任意の組み合わせが可能である。出光部35,36(又は95,96)から出光する光の強度や明るさの設計に応じて、ライトガイド24(又は84)の各照光部の形態を種々選択できる。
(その他実施形態)
以上、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されず、種々変形実施可能である。
上記第1実施形態では、照光部(光拡散部25,26)の数より少ない出光部35をカバー部材3aに設けて、一部の照光部(光拡散部26)からの出光を遮るようにした照光式操作機器1について説明した。また、上記第2実施形態では、照光部(光反射部85,86)の数より少ない出光部95をカバー部材90aに設けて、一部の照光部(光反射部86)からの出光を遮るようにした照光式操作機器70について説明した。しかし、照光部の数と同数の出光部をカバー部材3a(又は90a)に設けて、例えば、1個のLED21を用いて2箇所の照光部を通じて、2箇所の出光部から外部に出光させても良い。その場合、照光部を3箇所以上にして、出光部も照光部と同数とすることもできる。また、2個のLED21を用いて3箇所の照光部を通じて、3箇所の出光部から外部に出光させても良い。その場合、照光部を4箇所以上にして、出光部も照光部と同数とすることもできる。
また、ベース部材2(又は80)の片面の一部に、当該片面から突出する形態のライトガイド24(又は84)を形成して、ベース部材2(又は80)におけるライトガイド24(又は84)の領域若しくは照光部以外を遮光しても良い。また、ベース部材2(又は80)は、回路基板を兼ねても、あるいは回路基板とは別個の基板でも良い。
また、上述の各実施形態における各構成部分は、互いに組み合わせ不能な場合を除き、自由に組み合わせ可能である。例えば、第2実施形態における分岐形状のライトガイド84を第1実施形態に使用しても良い。同様に、第1実施形態における一本の細長いライトガイド24を、第2実施形態に使用しても良い。図4(4A〜4D)に示す光拡散部25,26、光拡散部45,46、窓部55,56あるいは光反射部65,66は、第2実施形態における分岐形状のライトガイド84にも適用可能である。
本発明に係る照光式操作機器は、自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器に利用することができる。
1,70・・・照光式操作機器、2,80・・・ベース部材(第二部材の一例)、3a,3b,90a,90b・・・カバー部材(第一部材の一例)、21・・・LED(光源の一例)、24,84・・・ライトガイド、84a,84b・・・光路、25,26・・・光拡散部(照光部の一例)、35,36,95,96・・・出光部、45,46・・・光拡散部(照光部の一例)、55,56・・・窓部(照光部の一例)、65,66,85,86・・・光反射部(照光部の一例)。

Claims (7)

  1. 自己の若しくは他の機器を操作する機能を持つ操作機器であって、
    少なくとも1つの光源と、
    前記光源からの光を導くためのライトガイドと、
    前記ライトガイドの光路上に配置され前記光源より多い複数の照光部と、
    前記照光部を覆う部材であって、前記複数の照光部の内の少なくとも一部の照光部から外に出光させる出光部を備える第一部材と、
    を備える照光式操作機器。
  2. 前記第一部材は、前記複数の照光部の内の一部からのみ出光させる位置に前記出光部を備える請求項1に記載の照光式操作機器。
  3. 前記光源、前記ライトガイドおよび前記複数の照光部の内の少なくとも前記複数の照光部を保持する第二部材を、さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の照光式操作機器。
  4. 前記ライトガイドは1つの光路を備え、当該1つの光路に複数の前記照光部を配置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照光式操作機器。
  5. 前記ライトガイドは複数の光路を備え、当該複数の光路のそれぞれに1または複数の前記照光部を配置していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照光式操作機器。
  6. 複数の前記照光部の内の少なくとも1つは、前記ライトガイド内を進行する光を拡散させる光拡散部あるいは当該光を反射させる光反射部であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の照光式操作機器。
  7. 複数の前記照光部の内の少なくとも1つは、前記ライトガイド内を進行する光を前記ライトガイドから外に出射可能な窓部であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の照光式操作機器。
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