JP2014072118A - 導光シート - Google Patents
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Abstract
【課題】主に各種電子機器の操作や照光に使用される導光シートに関し、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】基材11下面に形成された発光部12A〜12Cを、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成すると共に、基材11下面の所定箇所に調光部13A〜13Cを設けることで、発光部12A〜12Cの静電容量の変化によって操作を検出できると共に、調光部13A〜13Cによって発光部12A〜12Cを明るく均等に発光させることができるため、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シート15を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】基材11下面に形成された発光部12A〜12Cを、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成すると共に、基材11下面の所定箇所に調光部13A〜13Cを設けることで、発光部12A〜12Cの静電容量の変化によって操作を検出できると共に、調光部13A〜13Cによって発光部12A〜12Cを明るく均等に発光させることができるため、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シート15を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に各種電子機器の操作や照光に用いられる導光シートに関するものである。
近年、各種電子機器、特に携帯電話や電子カメラ等の携帯端末機器においては、周囲が暗い場合でも、押釦や表示シート等の識別や操作が容易に行えるように、発光ダイオードやEL素子等を発光させて操作部の照光を行うものが増えており、これらの機器に用いられる導光シートやスイッチにも、見易く確実な操作を行えるものが求められている。
このような従来の導光シートやスイッチについて、図4を用いて説明する。
なお、この図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
図4は従来のスイッチの断面図であり、同図において、1はフィルム状で光透過性の基材で、この基材1下面の所定箇所には、凸状の複数の発光部2が設けられて、導光シート3が形成されている。
また、4はフィルム状のベースシート、5は同じくスペーサで、スペーサ5上面にベースシート4が接着剤(図示せず)等によって貼付されると共に、発光部2下方のスペーサ5には複数の開口孔が形成され、ベースシート4下面にはカーボンや銀等の可動接点6が設けられている。
さらに、7は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基板で、この上面にスペーサ5下面が貼付されると共に、配線基板7上面には可動接点6と所定の間隙を空けて対向する、複数の固定接点8が設けられている。
また、9は発光ダイオード等の発光素子で、複数の発光素子9が導光シート3側方の配線基板7上面に実装され、基材1の端面に発光面を向けて配置されている。
さらに、10はフィルム状で光透過性の表示シートで、下面に印刷等によって形成された塗装部10Aの所定箇所が、文字や記号等の形状にくり抜かれて複数の表示部10Bが形成され、この表示部10Bが導光シート3の複数の発光部2上方に配置されて、スイッチが構成されている。
そして、このように構成されたスイッチが、携帯電話等の電子機器の操作面に装着されると共に、複数の固定接点8や発光素子9が配線パターン等を介して、機器の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、表示シート10の所定の表示部10Bを下方へ押圧操作すると、この下方の導光シート3やベースシート4が撓んで、ベースシート4下面の可動接点6が複数の固定接点8に接触することによって、複数の固定接点8が可動接点6を介して電気的に接続された状態となる。
また、表示シート10への押圧力を解除すると、弾性復帰力によってベースシート4が元の状態に戻り、可動接点6が固定接点8から離れて、複数の固定接点8が電気的に切断された状態となる。
そして、このような固定接点8の電気的接離に応じて、機器の様々な機能の切換えが行われると共に、機器の電子回路から発光素子9に電源が供給されると、複数の発光素子9が発光し、この光が右端面から導光シート3内に入射して、基材1内を反射しながら左内方へ進む。
さらに、この光が基材1下面の複数の発光部2で拡散または反射して、これらの上方の表示シート10の表示部10Bを下方から照光し、複数の表示部10Bが照光されることによって、周囲が暗い場合でも、これらの表示部10Bの文字や記号等の表示が識別でき、操作を容易に行うことが可能なようになっている。
つまり、表示シート10を押圧操作することによって導光シート3上面を押圧し、下面に可動接点6が形成されたベースシート4を弾性変形させて、複数の固定接点8の電気的接離を行うと共に、発光素子9の光を端面から導光シート3内に導入し、複数の発光部2を発光させることによって、表示シート10の複数の表示部10Bを照光するように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上記従来のスイッチにおいては、導光シート3や表示シート10等に加え、スペーサ5を介してベースシート4と配線基板7を貼り合わせ、ベースシート4下面の可動接点6によって複数の固定接点8の電気的接離を行っているため、構成部品数が多くなると共に、全体の厚さも大きなものになってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、基材下面に形成された発光部を、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成すると共に、基材下面の所定箇所に調光部を設けて導光シートを構成したものであり、発光部の静電容量の変化によって操作を検出できると共に、調光部によって発光部を明るく均等に発光させることができるため、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シートを得ることができるという作用を有するものである。
以上のように本発明によれば、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シートを実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
また、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるスイッチの断面図、図2は同平面図であり、同図において、11はフィルム状でポリウレタンやポリカーボネート、シリコーン等の可撓性を有する光透過性の基材で、この基材11下面には同じ幅と長さ、同じ本数と間隔に形成された、略帯状の複数の発光部12Aと12B、12Cが、印刷等によって設けられている。
図1は本発明の一実施の形態によるスイッチの断面図、図2は同平面図であり、同図において、11はフィルム状でポリウレタンやポリカーボネート、シリコーン等の可撓性を有する光透過性の基材で、この基材11下面には同じ幅と長さ、同じ本数と間隔に形成された、略帯状の複数の発光部12Aと12B、12Cが、印刷等によって設けられている。
そして、これらの発光部12A〜12Cは、粒径0.1〜5μm、好ましくは粒径0.2〜1μmで、屈折率1.8〜2.8前後の白色や乳白色のチタン酸バリウムや酸化チタン、酸化亜鉛等の無機酸化物粒子、またはアルミニウム等の金属粒子である光拡散粒子が分散された、面積抵抗500Ω〜1.5kΩのポリチオフェンやポリアニリン等の光透過性の導電性樹脂から形成されている。
また、13A〜13Cは発光部12A〜12Cと同様の調光部で、これらが基材11下面の所定箇所、例えば発光部12Aの右端近傍の上下に複数の調光部13Aが、発光部12Bの間にはやや細幅の略帯状の複数の調光部13Bが、発光部12Cの間と左端近傍にはやや太幅の略帯状の複数の調光部13Cが、印刷等によって設けられている。
さらに、14A〜14Cは銀やカーボン等が分散されたポリエステルやエポキシ等の電極で、面積抵抗が10Ω〜300Ωに形成されると共に、これらの一端が複数の発光部12A〜12Cを連結し、他端が基材11右端に延出して、導光シート15が構成されている。
また、7はポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等のフィルム状、または紙フェノールやガラス入りエポキシ等の板状の配線基板で、上下面には銅等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、この複数の配線パターンに電極14A〜14Cが接続されている。
そして、9は発光ダイオード等の発光素子で、複数の発光素子9が導光シート15側方の配線基板7上面に実装され、基材11の右端面に発光面を向けて配置されている。
さらに、10はフィルム状で光透過性の表示シートで、下面に印刷等によって形成された塗装部10Aの所定箇所が、文字や記号等の形状にくり抜かれて複数の表示部10Bが形成され、この表示部10Bが導光シート15の複数の発光部12A〜12C上方に配置されて、スイッチが構成されている。
そして、このように構成されたスイッチが、携帯電話等の電子機器の操作面に装着されると共に、複数の電極14A〜14Cや発光素子9が配線パターン等を介して、機器の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、電子回路から複数の電極14A〜14Cへ順次電圧が印加された状態で、表示シート10の所定の表示部10Bを指で触れて接触操作すると、この操作した箇所の発光部12A〜12Cの間の静電容量が変化するため、これによってどの発光部12A〜12Cが操作されたかを電子回路が検出し、操作した箇所に応じた機器の様々な機能の切換えが行われる。
そして、この時、略帯状の複数の発光部12A〜12Cは、同じ幅と長さ、同じ本数と間隔で形成されているため、どの発光部を接触操作しても、ほぼ同じ感度で操作した箇所を電子回路が検出できるようになっている。
また、機器の電子回路から複数の発光素子9に電源が供給されると、発光素子9が発光し、この光が右端面から導光シート15内に入射して、基材11内を反射しながら左内方へ進む。
そして、この光が基材11下面の複数の発光部12A〜12Cや、調光部13A〜13Cで拡散または反射して、これらの上方の操作体10の表示部10Bを下方から照光し、複数の表示部10Bが照光されることによって、周囲が暗い場合でも、これらの表示部10Bの文字や記号等の表示が識別でき、操作を容易に行うことが可能なようになっている。
つまり、表示シート10上面を指で接触操作することによって、この下方の発光部12A〜12Cの静電容量の変化から、電子回路が操作箇所を検出すると共に、発光素子9の光を端面から導光シート15の基材11内に導入し、複数の発光部12A〜12Cを発光させることによって、表示シート10の複数の表示部10Bを照光するように構成されている。
そして、本発明においては、基材11下面に形成された発光部12A〜12Cを、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成し、表示シート10上面を指で接触操作した際、この下方の発光部12A〜12Cの静電容量の変化によって操作箇所を検出するようになっているため、複数の可動接点や固定接点等を設ける必要はなく、一つの導光シート15でスイッチを形成することが可能となり、全体の薄型化を図ることができるようになっている。
また、発光部12A〜12Cの近傍や間に設けた調光部13A〜13Cによって、基材11右端面の発光素子9に近い箇所に配置された発光部12Aも、離れた箇所に配置された発光部12Bや12Cも、明るく均等に発光させることができるため、これらの上方の複数の表示部10Bの明るく見易い照光が行えるようになっている。
すなわち、発光素子9に近い箇所に配置された発光部12Aは明るく発光するが、基材11右端面から入射した発光素子9の光は、基材11内を左内方へ進むほど光量が減じるため、左内方の発光部12Bや12Cの発光は、発光部12Aに比べやや暗いものとなる。
しかし、本発明においては、発光部12Bの間には略帯状の複数の調光部13Bが、これよりも発光素子9から離れた発光部12Cの間と左端近傍には、調光部13Bよりも太幅の複数の調光部13Cが設けられ、これらが発光部12Bや12Cと共に発光することで、発光部12Bや12Cの明るさを補い、上方の複数の表示部10Bを均等な明るさで照光できるようになっている。
なお、発光素子9に近い発光部12Aは明るく発光するが、発光素子9の中心からずれた上下端はやや暗くなってしまうため、発光部12Aの右端近傍の上下に複数の調光部13Aを設け、この発光によって均等な明るさで照光を行えるように形成されている。
つまり、本発明においては、基材11下面に形成された発光部12A〜12Cを、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成することによって、一つの導光シート15で表示シート10の操作箇所の検出も、上方の複数の表示部10Bの照光も行えると共に、調光部13A〜13Cによって、均等な照光が可能なように構成されている。
また、この調光部13A〜13Cは、発光部12A〜12Cと同一の材料で形成されているため、印刷等によって一回で同時に基材11下面に設けることができる。
なお、以上の説明では、調光部13Bや13Cを、発光部12Bや12Cと同様の略帯状に形成した構成について説明したが、図3(a)の部分平面図に示すように、調光部13Aのような形状の複数の調光部13Dを設けた構成や、図3(b)に示すように、ドット状の複数の調光部13Eや13Fを設けた構成としても、本発明の実施は可能である。
さらに、以上の説明では、複数の発光部12A〜12Cを略帯状に形成した構成について説明したが、図3(c)に示すように、複数の孔部が形成された略円形状の発光部12Dを設け、この周囲の必要な箇所に、ドット状の複数の調光部13Eや13Fを設けた構成としてもよい。
このように本実施の形態によれば、基材11下面に形成された発光部12A〜12C等を、光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成すると共に、基材11下面の所定箇所に調光部13A〜13C等を設けることで、発光部12A〜12C等の静電容量の変化によって操作を検出できると共に、調光部13A〜13C等によって発光部12A〜12C等を明るく均等に発光させることができるため、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能な導光シートを得ることができるものである。
本発明による導光シートは、薄型化が図れ、明るく見易い照光が可能なものを得ることができるという有利な効果を有し、主に各種電子機器の操作や照光用として有用である。
7 配線基板
9 発光素子
10 表示シート
10A 塗装部
10B 表示部
11 基材
12A、12B、12C、12D 発光部
13A、13B、13C、13D、13E、13F 調光部
14A、14B、14C 電極
15 導光シート
9 発光素子
10 表示シート
10A 塗装部
10B 表示部
11 基材
12A、12B、12C、12D 発光部
13A、13B、13C、13D、13E、13F 調光部
14A、14B、14C 電極
15 導光シート
Claims (1)
- フィルム状で光透過性の基材と、この基材下面に形成された発光部からなり、上記発光部を光拡散粒子が分散された導電性樹脂で形成すると共に、上記基材下面の所定箇所に調光部を設けた導光シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219118A JP2014072118A (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 導光シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219118A JP2014072118A (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 導光シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014072118A true JP2014072118A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50747133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012219118A Pending JP2014072118A (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 導光シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014072118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019029054A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | 信越ポリマー株式会社 | 照光式操作機器 |
-
2012
- 2012-10-01 JP JP2012219118A patent/JP2014072118A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019029054A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-21 | 信越ポリマー株式会社 | 照光式操作機器 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20150225 |