JP2019029043A - ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスク装置の軽量化およびコストダウンを図りつつ、カバーの共振および共鳴を抑制する。【解決手段】ディスク装置1は、ディスク10を駆動する駆動部3と、上面が開口し内部に駆動部3を収容する筐体2と、駆動部3の上に配置されて駆動部3の動作を制御する回路基板4と、回路基板4を直接覆うL字形状のカバー6とを備える。【選択図】図1
Description
この発明は、車両に搭載されるディスク装置に関するものである。
従来のディスク装置は、ディスクを駆動する駆動部が収容される筐体の上面全体がカバーで覆われ、駆動部から発生するノイズをグラウンドへ逃がす構造であった。このカバーには、軽量化のために板厚の薄いものが使用されていた。しかしながら、カバーの板厚を薄くするとカバーの剛性が下がり、振動および音圧等の外力の影響を受けやすくなり、カバー自身が共振および共鳴しやすくなる。その対策として、特許文献1に係るディスク装置は、カバーに開口を開け、この開口をカバーとは共振周波数が異なるプレートで覆うことによって、カバーとプレートの共振を抑制していた。
特許文献1に係るディスク装置は、駆動部が収容される筐体の上面全体がカバーとプレートで覆われている構成であるので、軽量化およびコストダウンは不十分であるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ディスク装置の軽量化およびコストダウンを図りつつ、カバーの共振および共鳴を抑制することを目的とする。
この発明に係るディスク装置は、ディスクを駆動する駆動部と、上面が開口し内部に駆動部を収容する筐体と、駆動部の上に配置されて駆動部の動作を制御する回路基板と、回路基板を直接覆うL字形状のカバーとを備えるものである。
この発明によれば、L字形状のカバーを備えるようにしたので、筐体の上面全体が被覆される構成に比べて、ディスク装置を軽量化およびコストダウンすることができる。また、カバーの剛性が高くなり、共振および共鳴を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るディスク装置1の構成例を示す平面図である。ディスク装置1は、ディスク10に記録されているデータを読み出す再生機能、またはディスク10にデータを記録する記録機能の少なくとも一方を実現可能である。ディスク10は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、またはBD(Blu−ray Disc、「Blu−ray」は登録商標)等である。
図1は、実施の形態1に係るディスク装置1の構成例を示す平面図である。ディスク装置1は、ディスク10に記録されているデータを読み出す再生機能、またはディスク10にデータを記録する記録機能の少なくとも一方を実現可能である。ディスク10は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、またはBD(Blu−ray Disc、「Blu−ray」は登録商標)等である。
ディスク装置1は、ディスク10を駆動する駆動部3と、上面が開口し駆動部3を収容する筐体2と、駆動部3の上に配置されて駆動部3の動作を制御する回路基板4と、回路基板4を直接覆うL字形状のカバー6とを備える。このディスク装置1は、車両等に搭載される。
駆動部3は、ディスク10を駆動して再生または記録するための構成を備える。例えば、駆動部3は、ディスク10を駆動部3の内外へ搬送する搬送ローラ、ディスク10を回転させるスピンドルモータ、またはディスク10のデータを読み書きする光ピックアップ等を備える。
駆動部3は、上面が開口した箱状の筐体2に収容される。また、筐体2の側面には、ディスク10を内部へ挿入および外部へ排出するための開口が形成される。筐体2の四隅には、ねじ締結用の筐体舌片2a〜2dが形成される。筐体舌片2a〜2cは、後述するカバー舌片6d〜6fと共にねじで車両側の被締結部に締結される。筐体舌片2dはねじで上記被締結部に締結される。なお、筐体舌片2cとカバー舌片6fは、車両側のグラウンドに電気的に接続される。
回路基板4は、駆動部3の搬送ローラ駆動用モータ、スピンドルモータ、または光ピックアップ駆動用モータ等の動作を制御する。この回路基板4と駆動部3との間は、FPC(Flexible Printed Circuit)5により接続される。また、回路基板4は、駆動部3の上に配置される。図示例では、回路基板4が駆動部3の上面における右側に配置される。
カバー6は、第1ストレート部6a、第2ストレート部6b、および第1ストレート部6aと第2ストレート部6bとを接続するコーナー部6cを有するL字形状である。このカバー6は、回路基板4の少なくとも一部を直接覆っており、カバー6と回路基板4との間に他の部材はない。第1ストレート部6aの先端部には、外部へ伸びる、ねじ締結用のカバー舌片6dが形成される。同様に、第2ストレート部6bの先端部には、外部へ伸びる、ねじ締結用のカバー舌片6fが形成される。また、コーナー部6cには、外部へ伸びる、ねじ締結用のカバー舌片6eが形成される。さらに、カバー6の内側には絞り形状6gが形成される。
図2は、実施の形態1に係るディスク装置1の理解を助けるための参考例のディスク装置1aを示す外観斜視図である。参考例のディスク装置1aは、筐体2の上面全体を覆うカバー60を備える。カバー中央部60aは、カバー60の周縁部に比べて剛性が低い。そのため、カバー中央部60aは、車両の振動を受けて共振しやすい。また、カバー中央部60aは、車室内のスピーカからの音圧を受けて共鳴しやすい。
これに対し実施の形態1のカバー6は、参考例のカバー60に比べて面積が小さくなる。そのため、カバー6は軽量化およびコストダウンされる。
また、実施の形態1のカバー6はL字形状であるため、剛性の低いカバー中央部60aに相当する部分が取り除かれた形状である。そのため、カバー6は、参考例のカバー60に比べて剛性が高くなる。また、実施の形態1のカバー6は、図1に4つの矢印で示されるように、幅が不均一である。このように、カバー6の幅に変化を与えることで、カバー6の幅が均一である場合に比べてカバー6の剛性が高くなる。カバー6の剛性が高くなることにより、カバー6の共振周波数が車両の振動等の周波数より高くなり、カバー6の共振および共鳴が抑制される。
さらに、実施の形態1のカバー6は、カバー6の内側に絞り形状6gが形成されている。そのため、カバー6の剛性がより高くなる。なお、カバー6においてカバー中央部60aに相当する部分に近い位置に絞り形状6gが形成されることで、カバー6の剛性がより高くなる。
このように、実施の形態1のカバー6は、参考例のカバー60に比べて剛性が高いので、共振対策用の別部品を追加する必要がなく、別部品追加によるコストアップもない。なお、共振対策用の別部品とは、カバー60にテンションをかけるための、クッション等の部品である。
次に、駆動部3から発生するノイズを逃がす経路を説明する。
図3は、実施の形態1に係るディスク装置1におけるノイズの経路を示す平面図である。図4は、実施の形態1におけるカバー6の変形例であるカバー61を示す平面図である。図4に示されるカバー61は、幅が均一のL字形状である。駆動部3から発生するノイズは、カバー6,61を流れ、グラウンドに接続されたカバー舌片6fへ逃げる。図3および図4に矢印で示されるように、カバー6,61においてノイズが流れる経路のうちの最も長い経路は、カバー舌片6dからカバー舌片6fへ流れる経路である。ノイズはカバー6,61を流れるため、回路基板4はノイズの影響を受けない。
図3は、実施の形態1に係るディスク装置1におけるノイズの経路を示す平面図である。図4は、実施の形態1におけるカバー6の変形例であるカバー61を示す平面図である。図4に示されるカバー61は、幅が均一のL字形状である。駆動部3から発生するノイズは、カバー6,61を流れ、グラウンドに接続されたカバー舌片6fへ逃げる。図3および図4に矢印で示されるように、カバー6,61においてノイズが流れる経路のうちの最も長い経路は、カバー舌片6dからカバー舌片6fへ流れる経路である。ノイズはカバー6,61を流れるため、回路基板4はノイズの影響を受けない。
ここで、ノイズを逃がす経路の距離を出来る限り短くすることに着目する。
図4に示されるカバー61は、L字形状の幅が均一であるため、ノイズを逃がす最短経路も図4の矢印のようなL字形状になる。
図4に示されるカバー61は、L字形状の幅が均一であるため、ノイズを逃がす最短経路も図4の矢印のようなL字形状になる。
これに対し、図3に示されるカバー6における第1ストレート部6aは、コーナー部6cから遠い部分、つまりカバー舌片6d側の幅に比べてコーナー部6cに近い部分、つまりカバー舌片6e側の幅が広い。同様に、第2ストレート部6bは、コーナー部6cから遠い部分、つまりカバー舌片6fの幅に比べてコーナー部6cに近い部分の幅が広い。このように、コーナー部6cの幅が広くなっていることで、ノイズを逃がす最短経路は図3の矢印のようにコーナー部6cの内側の縁を通る経路になる。そのため、図3のカバー6は、図4のカバー61に比べてノイズを逃がす経路の距離を短くすることができる。
また、実施の形態1では、ノイズを逃がしやすくするために、カバー6が電気抵抗率の小さい材料を用いて構成される。例えば、筐体2は電気抵抗率が相対的に大きい鉄で構成され、カバー6は電気抵抗率が相対的に小さいアルミで構成される。これにより、ノイズは筐体2ではなくカバー6を流れやすい。
以上のように、実施の形態1に係るディスク装置1は、ディスク10を駆動する駆動部3と、上面が開口し内部に駆動部3を収容する筐体2と、駆動部3の上に配置されて駆動部3の動作を制御する回路基板4と、回路基板4を直接覆うL字形状のカバー6またはカバー61とを備える。これにより、図2の参考例に示されるような筐体2の上面全体がカバー60により被覆される構成に比べて、ディスク装置1を軽量化およびコストダウンすることができる。また、カバー6,61はL字形状であるため、参考例のカバー60に比べて剛性が高く、共振および共鳴を抑制することができる。
また、カバー6の幅を不均一にすることで、カバー6の剛性がより高くなり、共振および共鳴等をより抑制することができる。
また、カバー6の第1ストレート部6aおよび第2ストレート部6bの、コーナー部6cから遠い部分に比べてコーナー部6cに近い部分の幅を広くすることで、カバー6がノイズを逃がす経路の距離を短くすることができる。
また、カバー6またはカバー61に絞り形状6gを形成することで、カバー6,61の剛性がより高くなり、共振および共鳴等をより抑制することができる。
また、カバー6またはカバー61を、筐体2を構成する材料よりも電気抵抗率が小さい材料で構成することで、カバー6,61はノイズを逃がしやすくなる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1,1a ディスク装置、2 筐体、2a〜2d 筐体舌片、3 駆動部、4 回路基板、5 FPC、6,60,61 カバー、6a 第1ストレート部、6b 第2ストレート部、6c コーナー部、6d,6e,6f カバー舌片、6g 絞り形状、10 ディスク、60a カバー中央部。
Claims (6)
- ディスクを駆動する駆動部と、
上面が開口し内部に前記駆動部を収容する筐体と、
前記駆動部の上に配置されて前記駆動部の動作を制御する回路基板と、
前記回路基板を直接覆うL字形状のカバーとを備えるディスク装置。 - 前記カバーは、幅が不均一であることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
- 前記カバーは、第1ストレート部、第2ストレート部、および前記第1ストレート部と前記第2ストレート部とを接続するコーナー部を有するL字形状であり、
前記第1ストレート部および前記第2ストレート部は、前記コーナー部から遠い部分に比べて前記コーナー部に近い部分の幅が広いことを特徴とする請求項2記載のディスク装置。 - 前記カバーは、絞り形状を有することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のディスク装置。
- 前記カバーは、前記筐体を構成する材料よりも電気抵抗率が小さい材料で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のディスク装置。
- 車両に搭載されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のディスク装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017143538A JP2019029043A (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | ディスク装置 |
CN201820332180.7U CN207800142U (zh) | 2017-07-25 | 2018-03-12 | 盘片装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017143538A JP2019029043A (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | ディスク装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2017143538A Pending JP2019029043A (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | ディスク装置 |
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- 2017-07-25 JP JP2017143538A patent/JP2019029043A/ja active Pending
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- 2018-03-12 CN CN201820332180.7U patent/CN207800142U/zh active Active
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