JP2019028714A - 車両用制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このことによって、RAM内の処理データの誤り検出とリセットとの繰り返しの抑制を行う技術である。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
割り込みコントローラ8cから割り込みが発行された場合には、CPU8aは実行している処理を一時中断してその割り込み要因に応じた処理を実行する。割り込み処理内では後述の誤り検出部8d内に有する4つレジスタの値を参照し所望の処理を行う。その処理を終了後は、一時中断していた処理を再開し通常のプログロム実行に移行する。
誤りの検出には、ECC(Error Check and Correct)機能を用いており、1ビット誤りと2ビット以上誤りを検出できる。
誤り検出フラグ1レジスタ8d1は、1ビット誤りを検出した時にセットされる。
誤り検出フラグ2レジスタ8d2は、2ビット以上誤りを検出した時にセットされる。
誤り検出アドレス1レジスタ8d3は、1ビット誤りを検出したアドレス値に更新される。
誤り検出アドレス2レジスタ8d4は、2ビット以上誤りを検出したアドレス値に更新される。
リセット対象外アドレス格納部9aへのリセット対象外アドレスの保存は、システム起動前に実施され、システム起動後はリセット発行部7によって参照される。
指定できるリセット対象外アドレス領域は、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの任意のアドレスである。
例えば、システム起動直後に実施される誤り検出機能の診断において、誤り注入を行うアドレスや、データ処理に用いられるハードウェア固有情報のアドレスを指定することによって、リセットを発行しないようにすることができる。
図3に示すように、処理データが書き込まれる際に1つあるいは複数の処理データ毎に誤り訂正コードが付加され、データ処理部8bによる読み出し時に誤り検出部8dによる誤り検出とデータ処理部8bによる1ビット誤り訂正に使用される。
誤り検出部8dによって、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cに誤りが検出された場合に、リセットを発行させないアドレス領域のSTARTアドレスとENDアドレスをシステム起動前に保存する。
誤りが検出された場合にはステップS603の処理に移行し、誤りが検出されなかった場合にはステップS606の処理に移行する。
以上説明した本実施形態によれば、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9c内の任意のアドレスについて、誤り検出後のリセットの発行を1度も行わないことによって、誤り検出とリセットとの繰り返しを抑制し、システムの通常動作を継続させ車両用制御装置の動作不良となることを回避することができる。
前記リセット発行部はリセットを発行しないことを特徴とする。
前記ROM内に前記リセット対象外アドレス格納部に保存された前記アドレス領域のデータの代替データを保存するバックアップデータ領域と、データ処理部を有し、前記車両用制御装置の起動以降に、前記データ処理部は誤りを検出した前記RAM及び前記ROM内の処理データの代わりに、前記バックアップデータ領域に保存されたデータを使用してデータ処理を継続することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態との相違点は、図4に示すリセット対象外アドレス格納部9aのリセット対象外アドレス毎に、ROM9内のバックアップデータ9dを使用するかどうかの選択機能を追加したことである。
そこで、図8に示したバックアップデータ使用設定を未使用:0にした場合には、データ処理部8bは、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの代わりにROM9内のバックアップデータ9dのデータを使用せずに、代わりにオール0やオール1などのデフォルト値のデータを使用し処理を行う。
デフォルト値のデータを使用した処理を行えるかどうかは、データの種類に依存しており、そのため、リセット対象外アドレス毎に、ROM9内のバックアップデータ9dを使用するかどうかの選択機能が必要となる。
例えば、システム起動直後に実施される誤り検出機能の診断において、誤り注入対象となるデータの場合には誤り検出時のリセットの対象外として扱うが、その後のデータ処理に使用されることがないため、バックアップデータとして固定値を用意する必要はなくこの機能を使用できる。
以上説明した本実施形態によれば、ROM9の使用容量を削減することができる。
そのため、誤り検出出力信号11をマイコンの外に出力することは、車両用制御装置2の動作に大きな影響を与えることになり、可能であれば出力することを回避しシステム全体の正常動作を継続させることが望ましい。
誤り検出出力信号11を出力する必要があるかどうかは、データの種類に依存しており、そのため、リセット対象外アドレス毎に誤り検出出力信号11を使用するかどうかの選択機能が必要となる。
2…車両用制御装置
3…アクチュエータ
4…入力回路
5…出力ドライバ
6…マイコン
7…リセット発行部
8…論理部
8a…CPU
8b…データ処理部
8c…割り込みコントローラ
8d…誤り検出部
8d1…誤り検出フラグ1レジスタ
8d2…誤り検出フラグ2レジスタ
8d3…誤り検出アドレス1レジスタ
8d4…誤り検出アドレス2レジスタ
9…ROM
9a…リセット対象外アドレス格納部
9b…動作ブログラム
9c…ROM内の処理データ
9d…バックアップデータ
10…RAM
10a…RAM内の処理データ
11…誤り検出出力信号
Claims (5)
- RAMと、
ROMと、リセット発行部と、前記RAM内及び前記ROMの処理データに誤りを検出する誤り検出部を備えた車両用制御装置において、
前記ROMはリセット対象外アドレス格納部を有し、
前記車両制御装置の起動以降に、前記リセット対象外アドレス格納部に保存されたアドレス領域に対して前記誤り検出部からの誤り検出に伴うリセット要求がある場合においても、
前記リセット発行部はリセットを発行しないことを特徴とする車両用制御装置。 - 請求項1に記載の車両制御装置において、
前記ROM内に前記リセット対象外アドレス格納部に保存された前記アドレス領域のデータの代替データを保存するバックアップデータ領域と、データ処理部を有し、
前記車両用制御装置の起動以降に、前記データ処理部は誤りを検出した前記RAM及び前記ROM内の処理データの代わりに、前記バックアップデータ領域に保存されたデータを使用してデータ処理を継続することを特徴とする車両用制御装置。 - 請求項1に記載の車両用制御装置において、
前記誤り検出部が誤りを検出した場合には、前記誤り検出部は誤り検出フラグ1レジスタまたは誤り検出フラグ2レジスタをセットし、
誤りを検出したアドレスを前記誤り検出アドレス1レジスタもしくは前記誤り検出アドレス2レジスタに保存することで、誤り検出情報を参照することを特徴とする車両用制御装置。 - 請求項1に記載の車両用制御装置において、
前記誤り検出部は前記リセット発行部に対してリセット要求を出力するか、割り込みコントローラに対して割り込み要求を出力するか、マイコン出力である誤り検出出力信号を出力することによって誤りの検出を報告できることを特徴とする車両制御装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用制御装置において、
前記誤り検出部はECC機能により、前記RAM内及び前記ROM内の処理データの誤りを検出することを特徴とする車両用制御装置。
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JP2012146111A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Nec Corp | 情報処理装置 |
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JP2016099797A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2016223372A (ja) * | 2015-06-01 | 2016-12-28 | 三菱電機株式会社 | 車載電子制御装置 |
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