JP2019028714A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RAM及びROM内の処理データの誤りを検出しても一度もリセットさせないことによって、誤り検出とリセットとの繰り返しを抑制し、システムの通常動作を継続させる技術を提供することを目的とする。【解決手段】RAM及びROM内の処理データに誤りを検出してもリセットを発行させないアドレス領域を、システム起動前にROM内のリセット対象外アドレス格納部に保存し、システム起動以降、リセット発行部はそれらのアドレス領域については、誤り検出部から誤り検出に伴うリセット要求がある場合にもリセットを発行しない仕組みとする。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用制御装置に関する。
マイコンには、メモリ内の処理データに誤りを検出した場合に、マイコン内をリセットし再起動させる機能を有するものがある。
このような機能を使用する場合、メモリ内の処理データに誤りがある状況下においては、誤り検出とリセットが繰り返されることによってシステムの通常動作を継続できなくなるおそれがある。
また、メモリ内の処理データには、誤りを検出してもリセットさせずにシステムの通常動作を継続させたい種類のものが存在する場合がある。
特開2016−99797号公報
特許文献1に記載の技術は、RAM内の処理データの誤りを検出後に一度マイコン内をリセットし、再起動直後にリセット直前の誤り検出情報を元にRAM内のデータを書き換えることによって誤りを解消し、それ以降はリセットを発行させないようにしている。
このことによって、RAM内の処理データの誤り検出とリセットとの繰り返しの抑制を行う技術である。
しかしながら、メモリ内の処理データには誤りを検出しても一度もリセットさせずにシステムの通常動作を継続させたい種類のものも存在し、また、その処理データはRAMではなくROMに格納されており書き換えが不可能な場合も想定される。 そこで、本発明では、RAM及びROM内の処理データの誤りを検出しても一度もリセットさせないことによって、誤り検出とリセットとの繰り返しを抑制し、システムの通常動作を継続させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、RAM及びROM内の処理データに誤りを検出してもリセットを発行させないアドレス領域を、システム起動前にROM内のリセット対象外アドレス格納部に保存し、システム起動以降、リセット発行部はそれらのアドレス領域については、誤り検出部から誤り検出に伴うリセット要求がある場合にもリセットを発行しない仕組みとする。
本発明によれば、RAM及びROM内の処理データについて、誤り検出後のリセットを一度も行わないことによって、誤り検出とリセットとの繰り返しを抑制し、システムの通常動作を継続させ車両用制御装置が動作不良となることを回避することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1から第3の実施形態における車両用制御装置のシステム構成を示すブロック図 本発明の第1から第3の実施形態におけるマイコンの構成を示すブロック図 本発明の第1から第3の実施形態におけるRAMまたはROMに格納されている処理データを示す図表 本発明の第1の実施形態におけるROMに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表 本発明の第1から第3の実施形態におけるシステム起動前のROMへの書き込みのフローチャート 本発明の第1から第3の実施形態におけるRAMまたはROMからの処理データ読出し時のフローチャート 本発明の第1から第3の実施形態におけるリセット要求がある場合のフローチャート 本発明の第2の実施形態におけるROMに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表 本発明の第3の実施形態におけるROMに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1から第3の実施形態における車両用制御装置2のシステム構成例を示すブロック図である。
車載センサ1から各種のセンサ情報としてスイッチ入力、エンジン回転数、吸入空気量などを示す情報が、車両用制御装置2に入力される。
車両用制御装置2は、エンジン、トランスミッション、インバータなどを制御するために使用される装置であり、入力回路4、マイコン6、出力ドライバ5から構成されている。
入力回路4は、入力フィルタやADコンバータなどから構成されており、デジタル入力信号やアナログ入力信号をマイコン6に入力できる信号レベルやデジタル値に変換することを行っている。
マイコン6は、入力回路4からの各種の入力信号を元に制御量を演算し、出力ドライバ5への出力信号を生成している。
出力ドライバ5は、マイコン6の出力信号に従いアクチュエータ3が駆動できる信号の形態への変換や電圧増幅をし、オンオフ出力、パルス出力、PWM出力などを行っている。
アクチュエータ3は、ソレノイドバルブ、モータ、リレーなどの部品であり、燃料噴射装置や点火装置などを駆動させることを行っている。
図2は、本発明の第1から第3の実施形態におけるマイコン6の構成を示すブロック図である。
マイコン6は、リセット発行部7、論理部8、ROM9、RAM10を有している。
リセット発行部7は、論理部8内の誤り検出部8dから誤り検出に伴うリセット要求がある場合に、ROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aから取得したリセット対象外アドレスに起因するリセット要求でないと判断した場合には、マイコン内にリセットを発行する。ROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aから取得したリセット対象外アドレスに起因するリセット要求であると判断した場合には、マイコン内にリセットを発行しない。
論理部8は、CPU8a、データ処理部8b、割り込みコントローラ8c、誤り検出部8dを有している。
CPU8aは、ROM9から動作プログラム9bを取得し実行する。
データ処理部8bは、入力回路4からの各種の入力信号や、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cを元に制御量を演算し出力ドライバ5への出力信号を生成している。データ処理部8bは、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cを読みだした際に、誤り検出部8dから1ビット誤り検出信号が出力された場合には、誤りを検出したデータに対して1ビット誤り訂正を行った後のデータを使用し処理を行う。また、誤り検出部8dから2ビット以上誤り検出信号が出力された場合には、そのアドレスからのデータを使用せずに、代わりにROM9内のバックアップデータ9dからデータを読出し、処理を行う。
割り込みコントローラ8cは、誤り検出部8dからの割り込み要求がある場合には、他の割り込み要求との優先順位設定などに従いCPU8aに対する割り込み信号を発行する。
割り込みコントローラ8cから割り込みが発行された場合には、CPU8aは実行している処理を一時中断してその割り込み要因に応じた処理を実行する。割り込み処理内では後述の誤り検出部8d内に有する4つレジスタの値を参照し所望の処理を行う。その処理を終了後は、一時中断していた処理を再開し通常のプログロム実行に移行する。
誤り検出部8dは、データ処理部8bが読みだしたRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの誤り検出を行う。
誤りの検出には、ECC(Error Check and Correct)機能を用いており、1ビット誤りと2ビット以上誤りを検出できる。
また、誤り検出部8dは、誤り検出フラグ1レジスタ8d1、誤り検出フラグ2レジスタ8d2、誤り検出アドレス1レジスタ8d3、誤り検出アドレス2レジスタ8d4を有する。
誤り検出フラグ1レジスタ8d1は、1ビット誤りを検出した時にセットされる。
誤り検出フラグ2レジスタ8d2は、2ビット以上誤りを検出した時にセットされる。
誤り検出アドレス1レジスタ8d3は、1ビット誤りを検出したアドレス値に更新される。
誤り検出アドレス2レジスタ8d4は、2ビット以上誤りを検出したアドレス値に更新される。
誤り検出部8dは、リセット発行部7に対してリセット要求を出力するか、割り込みコントローラ8cに対して割り込み要求を出力するか、マイコン6の出力信号である誤り検出出力信号11を出力するかによって、誤りの検出を報告できる。 ROM9は、リセット対象外アドレス格納部9a、動作プログラム9b、処理データ9c、バックアップデータ9dを有する。
リセット対象外アドレス格納部9aは、誤り検出部8dによってRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cに誤りが検出された場合に、リセットを発行させないアドレス領域を保存するためのエリアである。
リセット対象外アドレス格納部9aへのリセット対象外アドレスの保存は、システム起動前に実施され、システム起動後はリセット発行部7によって参照される。
指定できるリセット対象外アドレス領域は、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの任意のアドレスである。
例えば、システム起動直後に実施される誤り検出機能の診断において、誤り注入を行うアドレスや、データ処理に用いられるハードウェア固有情報のアドレスを指定することによって、リセットを発行しないようにすることができる。
動作プログラム9bは、CPU8aによって取得し実行されるプログラムを保存する領域である。
処理データ9cは、システム起動前に各種のパラメータ値が保存される領域であり、システム起動後はデータ処理部8bによって読み出され誤り検出部8dによって誤り検出される。
バックアップデータ9dは、システム起動前にROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aに保存されたアドレス領域のデータの代替データが保存されるバックアップ領域である。システム起動後はRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cに誤りが検出された際に、データ処理部8bによって代わりのデータとして読み出され使用される。
RAM10は、処理データ10aを有している。
処理データ10aは、データ処理中のデータが保存される領域でありデータ処理部8bによって読み出され、その際に誤り検出部8dによって誤り検出される。
図3は、本発明の第1から第3の実施形態におけるRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cを示す図表である。
図3に示すように、処理データが書き込まれる際に1つあるいは複数の処理データ毎に誤り訂正コードが付加され、データ処理部8bによる読み出し時に誤り検出部8dによる誤り検出とデータ処理部8bによる1ビット誤り訂正に使用される。
図4は、本発明の第1の実施形態におけるROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表である。
誤り検出部8dによって、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cに誤りが検出された場合に、リセットを発行させないアドレス領域のSTARTアドレスとENDアドレスをシステム起動前に保存する。
図5は、本発明の第1から第3の実施形態におけるシステム起動前のROM9への書き込みのフローチャートである。
ステップS501:処理データ9cに書き込みを行う。
ステップS502:リセット対象外アドレスをリセット対象外アドレス格納部9aに書き込む。
ステップS503:バックアップデータ9dに書き込みを行う。
ステップS504:動作プログラム9bに書き込みを行う。なお、本フローチャートで示した各データの書き込み順序は一例であり、ここに示す限りではない。
図6は、本発明の第1から第3の実施形態におけるRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの読出し時のフローチャートである。
ステップS601:データ処理部8bは、RAM10内の処理データ10aの読出し、またはROM9内の処理データ9cの読出しを行う。
ステップS602:誤り検出部8dはステップS601において読みだしたデータの誤り検出を行う。
誤りが検出された場合にはステップS603の処理に移行し、誤りが検出されなかった場合にはステップS606の処理に移行する。
ステップS603:誤り検出部8dは、1ビット誤りを検出した場合、誤り検出フラグ1レジスタ8d1をセットするとともに、誤り検出アドレス1レジスタ8d3のアドレスを更新する。2ビット以上誤りを検出した場合、誤り検出フラグ2レジスタ8d2をセットするとともに、誤り検出アドレス2レジスタ8d4のアドレスを更新する。
ステップS604:誤り検出部8dによって検出された誤りが1ビット誤りの場合にはステップS605の処理に移行し、2ビット以上誤りの場合にはステップS607の処理に移行する。
ステップS605:データ処理部8bは1ビット誤りが検出されたデータに対して誤りの訂正を行う。
ステップS606:データ処理部8bはステップS601で読出したデータまたはステップS605において誤り訂正されたデータを用いてデータ処理を行うか、ステップS607の処理後のデータ処理を行う。
ステップS607:誤り検出部8dは、2ビット以上誤りを検出した場合に、リセット発行部7に対してリセット要求を出力するか、割り込みコントローラ8cに対して割り込み要求を出力するか、マイコン6の出力信号である誤り検出出力信号11を出力することによって、2ビット以上誤りが検出されたことを報告する。
図7は、本発明の第1から第3の実施形態におけるリセット要求がある場合のフローチャートである。図6のステップS607において誤り検出部8dがリセット発行部7に対してリセット要求を出力した場合の、リセット発行部7とデータ処理部8bの動作を示している。
ステップS701:リセット発行部7は論理部8内の誤り検出部8dがリセット要求を出力した場合にはステップS702の処理に移行し、リセット要求を出力しなかった場合にはステップS701にてリセット要求が出力されるのを待つ。
ステップS702:リセット発行部7は、ROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aから取得したリセット対象外アドレスに起因するリセット要求であると判断した場合には、ステップS703の処理に移行する。ROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aから取得したリセット対象外アドレスに起因するリセット要求でないと判断した場合にはステップS704の処理に移行する。
ステップS703:データ処理部8bは、誤りを検出したデータの代わりに、バックアップデータ9d領域に保存されたデータを使用してデータ処理を継続する。
ステップS704:リセット発行部7はマイコン内にリセットを発行する。
以上説明した本実施形態によれば、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9c内の任意のアドレスについて、誤り検出後のリセットの発行を1度も行わないことによって、誤り検出とリセットとの繰り返しを抑制し、システムの通常動作を継続させ車両用制御装置の動作不良となることを回避することができる。
本実施例をまとめると以下のようになる。
RAMと、リセット対象外アドレス格納部を有するROMと、リセット発行部と、前記RAM内及び前記ROMの処理データに誤りを検出する誤り検出部を備えた車両用制御装置において、前記ROMは前記リセット対象外アドレス格納部を有し、前記車両制御装置の起動以降に、前記リセットを発行させないアドレス領域に対して前記誤り検出部からの誤り検出に伴うリセット要求がある場合においても、
前記リセット発行部はリセットを発行しないことを特徴とする。
前記ROM内に前記リセット対象外アドレス格納部に保存された前記アドレス領域のデータの代替データを保存するバックアップデータ領域と、データ処理部を有し、前記車両用制御装置の起動以降に、前記データ処理部は誤りを検出した前記RAM及び前記ROM内の処理データの代わりに、前記バックアップデータ領域に保存されたデータを使用してデータ処理を継続することを特徴とする。
前記誤り検出部が誤りを検出した場合には、前記誤り検出部は誤り検出フラグ1レジスタまたは誤り検出フラグ2レジスタをセットし、誤りを検出したアドレスを前記誤り検出アドレス1レジスタもしくは前記誤り検出アドレス2レジスタに保存することで、誤り検出情報を参照することを特徴とする。
前記誤り検出部は前記リセット発行部に対してリセット要求を出力するか、割り込みコントローラに対して割り込み要求を出力するか、マイコン出力である誤り検出出力信号を出力することによって誤りの検出を報告できることを特徴とする。
前記誤り検出部はECC機能により、前記RAM内及び前記ROM内の処理データの誤りを検出することを特徴とする。
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態におけるROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表である。
本発明の第1の実施形態との相違点は、図4に示すリセット対象外アドレス格納部9aのリセット対象外アドレス毎に、ROM9内のバックアップデータ9dを使用するかどうかの選択機能を追加したことである。
リセット対象外アドレス格納部9aに格納されたリセット対象外アドレス領域が非常に多く、また広い場合には、ROM9の容量によってはすべてのバックアップデータをバックアップデータ9dに用意することが困難となる可能性がある。
そこで、図8に示したバックアップデータ使用設定を未使用:0にした場合には、データ処理部8bは、RAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの代わりにROM9内のバックアップデータ9dのデータを使用せずに、代わりにオール0やオール1などのデフォルト値のデータを使用し処理を行う。
デフォルト値のデータを使用した処理を行えるかどうかは、データの種類に依存しており、そのため、リセット対象外アドレス毎に、ROM9内のバックアップデータ9dを使用するかどうかの選択機能が必要となる。
例えば、システム起動直後に実施される誤り検出機能の診断において、誤り注入対象となるデータの場合には誤り検出時のリセットの対象外として扱うが、その後のデータ処理に使用されることがないため、バックアップデータとして固定値を用意する必要はなくこの機能を使用できる。
以上説明した本実施形態によれば、ROM9の使用容量を削減することができる。
以下に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態におけるROM9内のリセット対象外アドレス格納部9aに格納されているリセット対象外アドレスを示す図表である。
本発明の第1の実施形態との相違点は、図4に示すリセット対象外アドレス格納部9aのリセット対象外アドレス毎に誤り検出出力信号11を使用するかどうかの選択機能を追加したことである。
誤り検出出力信号11は、誤り検出部8dがRAM10内の処理データ10a及びROM9内の処理データ9cの誤りを検出した際に誤り検出部8dによってマイコンの外に出力される。この信号を使用することによって、例えばエンジン用の車両用制御装置2であればエンジンへの燃料供給を制御する回路を停止させフューエルカットの処理を行う。
そのため、誤り検出出力信号11をマイコンの外に出力することは、車両用制御装置2の動作に大きな影響を与えることになり、可能であれば出力することを回避しシステム全体の正常動作を継続させることが望ましい。
そこで、図9に示した誤り検出出力使用設定を未使用:0にした場合には、誤り検出部8dは誤り検出出力信号11を出力しない機能が用いられる。
誤り検出出力信号11を出力する必要があるかどうかは、データの種類に依存しており、そのため、リセット対象外アドレス毎に誤り検出出力信号11を使用するかどうかの選択機能が必要となる。
例えば、データ処理に用いられるハードウェア固有情報の場合には誤り検出時のリセットの対象外として扱うが、上述したような車両用制御装置2の動作に大きな影響を与えるほど重要なものではなく、割り込みなどの他の手段でも誤り検出を報告できるためこの機能を使用できる。
以上説明した本実施形態によれば、誤り検出出力信号11の不要な出力を抑制し車両用制御装置2の動作に大きな影響を与えることを回避し、システム全体の正常動作を継続させることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…車載センサ
2…車両用制御装置
3…アクチュエータ
4…入力回路
5…出力ドライバ
6…マイコン
7…リセット発行部
8…論理部
8a…CPU
8b…データ処理部
8c…割り込みコントローラ
8d…誤り検出部
8d1…誤り検出フラグ1レジスタ
8d2…誤り検出フラグ2レジスタ
8d3…誤り検出アドレス1レジスタ
8d4…誤り検出アドレス2レジスタ
9…ROM
9a…リセット対象外アドレス格納部
9b…動作ブログラム
9c…ROM内の処理データ
9d…バックアップデータ
10…RAM
10a…RAM内の処理データ
11…誤り検出出力信号

Claims (5)

  1. RAMと、
    ROMと、リセット発行部と、前記RAM内及び前記ROMの処理データに誤りを検出する誤り検出部を備えた車両用制御装置において、
    前記ROMはリセット対象外アドレス格納部を有し、
    前記車両制御装置の起動以降に、前記リセット対象外アドレス格納部に保存されたアドレス領域に対して前記誤り検出部からの誤り検出に伴うリセット要求がある場合においても、
    前記リセット発行部はリセットを発行しないことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記ROM内に前記リセット対象外アドレス格納部に保存された前記アドレス領域のデータの代替データを保存するバックアップデータ領域と、データ処理部を有し、
    前記車両用制御装置の起動以降に、前記データ処理部は誤りを検出した前記RAM及び前記ROM内の処理データの代わりに、前記バックアップデータ領域に保存されたデータを使用してデータ処理を継続することを特徴とする車両用制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両用制御装置において、
    前記誤り検出部が誤りを検出した場合には、前記誤り検出部は誤り検出フラグ1レジスタまたは誤り検出フラグ2レジスタをセットし、
    誤りを検出したアドレスを前記誤り検出アドレス1レジスタもしくは前記誤り検出アドレス2レジスタに保存することで、誤り検出情報を参照することを特徴とする車両用制御装置。
  4. 請求項1に記載の車両用制御装置において、
    前記誤り検出部は前記リセット発行部に対してリセット要求を出力するか、割り込みコントローラに対して割り込み要求を出力するか、マイコン出力である誤り検出出力信号を出力することによって誤りの検出を報告できることを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用制御装置において、
    前記誤り検出部はECC機能により、前記RAM内及び前記ROM内の処理データの誤りを検出することを特徴とする車両用制御装置。
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