JP2019028042A - 磁気センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】オイル等が存在する環境における磁気センサの信頼性を従来よりも向上させる。
【解決手段】磁気を検出するセンサ素子2と、そのセンサ素子2を収容するハウジング10と、そのハウジング10に設けられ外部コネクタに接続されるコネクタ部11と、を備えた磁気センサ1。ハウジング10は、コネクタ部11に設けられた開口11aを除いてセンサ素子2を包囲する接合界面を有しない隔壁14を有する。コネクタ部11は、開口11aの内側にセンサ素子2に接続された接続端子3を有し、その接続端子3と外部コネクタの端子との接続時に、外部コネクタによって開口11aが閉塞される。
【選択図】図5
【解決手段】磁気を検出するセンサ素子2と、そのセンサ素子2を収容するハウジング10と、そのハウジング10に設けられ外部コネクタに接続されるコネクタ部11と、を備えた磁気センサ1。ハウジング10は、コネクタ部11に設けられた開口11aを除いてセンサ素子2を包囲する接合界面を有しない隔壁14を有する。コネクタ部11は、開口11aの内側にセンサ素子2に接続された接続端子3を有し、その接続端子3と外部コネクタの端子との接続時に、外部コネクタによって開口11aが閉塞される。
【選択図】図5
Description
本発明は、磁気を検出する磁気センサに関する。
従来から自動車のエンジンやミッション等に用いられるギヤの回転数を検出する回転検出用半導体式ピックアップセンサ等の回転検出センサに関する発明が知られている(下記特許文献1を参照)。
特許文献1に記載された回転検出センサは、有底筒状のセンサケースと、回転検出手段が組み付けられたセンサハウジングと、このセンサハウジングが所定位置に収容されたセンサケース内を封止するセンサカバーとを備えている。センサカバーは、その内面に突設された押圧突起によってセンサハウジングを挿入方向へ押圧付勢しながら、センサケースの挿入用開口部に溶着される(同文献、請求項1等を参照)。
この従来の回転検出センサによれば、センサハウジングをセンサケース内の所定位置に収容した後、押圧突起によってセンサハウジングを挿入方向へ押圧付勢しながら、センサカバーがセンサケースの挿入用開口部に溶着されて、センサケース内を封止する。そこで、センサケース内の所定部位に当接して所定位置に位置決めされたセンサハウジング自体は、センサケースに対して溶着される部位が存在せず、センサケースに対する位置決め位置がばらつきを生じない(同文献、第0040段落等を参照)。
また、センサケース内の所定位置に収容されたセンサハウジングは、センサカバーの押圧突起によって挿入方向へ押圧付勢された状態で保持されるのでガタツキを生じることもない。そこで、センサケースの底部とセンサハウジングに組み付けた回転検出手段の先端部との隙間は、センサケースおよびセンサカバー相互の溶融量のバラツキに関係なく、常に正常値に維持されるので、安定した検出精度を得ることができる(同文献、第0041段落等を参照)。
前記従来の回転検出センサのように、非接触で測定対象物の変位や距離を計測することができる磁気センサは、センサ素子を収容するハウジングを備え、多くの場合、オイルに浸漬されたり、オイルの飛沫や蒸気にさらされたりする。このような環境で使用される磁気センサには、オイル等に対する高いシール性が要求される。しかし、前記従来の回転検出センサは、センサケースとセンサカバーとの接合界面を介してオイルが浸透するおそれがあり、オイル等が存在する環境における信頼性に課題がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、オイル等が存在する環境における磁気センサの信頼性を従来よりも向上させることを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の磁気センサは、磁気を検出するセンサ素子と、該センサ素子を収容するハウジングと、該ハウジングに設けられ外部コネクタに接続されるコネクタ部と、を備えた磁気センサであって、前記ハウジングは、前記コネクタ部に設けられた開口を除いて前記センサ素子を包囲する接合界面を有しない隔壁を有し、前記コネクタ部は、前記開口の内側に前記センサ素子に接続された接続端子を有し、該接続端子と前記外部コネクタの端子との接続時に、前記外部コネクタによって前記開口が閉塞される。
本発明の磁気センサは、ハウジングに設けられたコネクタ部に外部コネクタを接続することで、ハウジング内のセンサ素子に接続された接続端子が、外部コネクタの端子に接続され、センサ素子の検出結果が接続端子および外部コネクタを介して出力可能になる。また、外部コネクタによってハウジングのコネクタ部に設けられた開口が閉塞されることで、ハウジングの内部へのオイルのミストや蒸気等の侵入が防止される。
また、センサ素子を収容するハウジングは、コネクタ部に設けられた開口を除いてセンサ素子を包囲する隔壁を有し、この隔壁は、接合界面を有しない。したがって、本発明の磁気センサによれば、ハウジングに接合界面を有する従来の磁気センサと比較して、ハウジングへのオイルの浸透をより確実に防止し、オイル等が存在する環境における信頼性を従来よりも向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る磁気センサの実施形態を説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る磁気センサ1を備えた自動車のエンジンEGの概略構成を示す断面図である。本実施形態の磁気センサ1は、磁気を検出することにより、たとえば、測定対象物の変位や距離を測定するセンサである。図1に示す例において、磁気センサ1は、クランク軸、カム軸の回転検出を行なう回転センサ、すなわち、クランク角センサ、カム角センサとして用いられている。
図1は、本発明の実施形態1に係る磁気センサ1を備えた自動車のエンジンEGの概略構成を示す断面図である。本実施形態の磁気センサ1は、磁気を検出することにより、たとえば、測定対象物の変位や距離を測定するセンサである。図1に示す例において、磁気センサ1は、クランク軸、カム軸の回転検出を行なう回転センサ、すなわち、クランク角センサ、カム角センサとして用いられている。
図1に示すように、カム角センサとしての磁気センサ1は、ハウジング10のフランジ部12を、たとえばエンジンEGまたはその周辺の構造体ESに固定することで、ハウジング10に収容されたセンサ素子2が、排気バルブEVを開閉させるカムのロータR1に対向して配置される。突起を有するロータR1が回転すると、ロータR1とセンサ素子2との距離が変化し、センサ素子2が受ける磁束が変化する。
カム角センサとしての磁気センサ1は、この磁束の変化を、たとえば短形波のパルス信号に変換して出力する。また、カム角センサとしての磁気センサ1は、気筒判別信号として、各気筒を判別する信号を出力する。この磁気センサ1の出力により、各気筒のロータR1の位置および回転角度を検出することができる。磁気センサ1のコネクタ部11には、信号線SLに接続された外部コネクタFCが接続される。磁気センサ1の出力は、外部コネクタFCに接続された信号線SLを介して、たとえば、図示を省略する車両制御装置等に入力される。
同様に、クランク角センサとしての磁気センサ1は、ハウジング10のフランジ部12を、たとえばエンジンEGまたはその周辺の構造体ESに固定することで、ハウジング10に収容されたセンサ素子2が、クランクシャフトCSのロータR2に対向して配置される。ピストンPSとコネクティングロッドCRによって動力が伝達され、クランクシャフトCSの突起を有するロータR2が回転すると、ロータR2とセンサ素子2との距離が変化し、センサ素子2が受ける磁束が変化する。
クランク角センサとしての磁気センサ1は、この磁束の変化をパルス信号に変換して出力する。この磁気センサ1の出力により、クランクシャフトCSの基準位置と回転角およびエンジンEGの回転数を検出することができる。クランク角センサとしての磁気センサ1の出力は、ハウジング10のコネクタ部11に接続された外部コネクタFCおよび信号線SLを介して、たとえば、図示を省略する車両制御装置等に入力される。
このように、自動車のエンジンEGに用いられる回転センサとしての磁気センサ1の出力信号は、たとえば自動車のエンジンEGの電子燃料噴射システムにおいて、燃料噴射制御、点火時期制御のベース信号となる。
図2は、本実施形態の磁気センサ1の外観斜視図である。図3は、図2に示す磁気センサ1の正面図である。図4は、図2に示す磁気センサ1の側面図である。図5は、図4に示す磁気センサ1のV−V線に沿う断面図である。
本実施形態の磁気センサ1は、主に、磁気を検出するセンサ素子2と、このセンサ素子2を収容するハウジング10と、このハウジング10に設けられて外部コネクタFCに接続されるコネクタ部11と、を備えている。
ハウジング10は、たとえば樹脂材料を用いて一体成形することによって製作された内部に空洞を有する筐体である。ハウジング10は、接合界面を有しないシームレス構造である。なお、接合界面は、接着や溶着等の接合によって形成される継ぎ目や、異なる部材同士を密着させたときの界面を含む。
本実施形態において、ハウジング10は、一方向に延びる有底筒状に形成されている。ハウジング10は、長手方向すなわち延在方向の一端から他端へ、外部コネクタFCに接続されるコネクタ部11と、エンジンEGまたはエンジンEG周辺の構造体ES等に固定されるフランジ部12と、センサ素子2を収容する収容部13と、を有している。
図6は、図3に示す磁気センサ1のハウジング10のVI−VI線に沿う断面図である。図7は、図2に示す磁気センサ1の上面図である。図8は、図7に示すコネクタ部11の拡大図である。なお、図5は、図7に示すV−V線に沿う磁気センサ1の断面図であり、図6は、図7のVI−VI線に沿うハウジング10の断面図である。
コネクタ部11は、一端に開口11aを有する筒状に形成され、上面視で角部が円弧状の概ね長方形の形状を有している。なお、コネクタ部11の形状は、コネクタ部11に接続される外部コネクタFCの形状および寸法に合わせて任意の形状および寸法に変更することができる。図示の例において、コネクタ部11の外周面に、外部コネクタFCを案内する突条部11bと、外部コネクタFCに係合する係合突起11cと、が設けられている。コネクタ部11は、開口11aの内側にセンサ素子2に接続された接続端子3を有している。コネクタ部11の開口11aは、図1に示すように、コネクタ部11に外部コネクタFCを接続し、磁気センサ1の接続端子3と、外部コネクタFCの図示を省略する端子とを接続することで、外部コネクタFCによって閉塞される。
フランジ部12は、ハウジング10の延在方向の一端に設けられた収容部13と、ハウジング10の延在方向の他端に設けられたコネクタ部11との間に設けられ、ハウジング10の延在方向と交差する方向に突出している。フランジ部12は、たとえば、磁気センサ1を構造体ESに固定するためのネジ孔12aを有している。フランジ部12の形状および突出する方向は、たとえばエンジンEGおよびその周辺の構造体ESに対する磁気センサ1の取り付け位置に応じて適宜変更することができる。なお、ハウジング10にねじ部を設けて構造体ESのねじ部に締結する場合など、ハウジング10を構造体ESに直接的に固定する場合には、フランジ部12を省略することができる。
収容部13は、ハウジング10の隔壁14によって包囲された空間にセンサ素子2と、そのセンサ素子2のリード2aに接合された接続端子3を収容している。ハウジング10は、コネクタ部11に設けられた開口11aを除いて、センサ素子2を包囲する接合界面を有しない隔壁14を有し、この隔壁14によってハウジング10にセンサ素子2を収容する収容部13が形成されている。ハウジング10の隔壁14は、延在方向の一端の底壁14bとその周囲の側壁14aによって、延在方向の他端を除いてセンサ素子2を包囲している。
ハウジング10は、フランジ部12の近傍の収容部13の外周面に、Oリング6を係合させるOリング溝15を有している。図1に示すように、磁気センサ1をエンジンEGまたはその周辺の構造体ESにフランジ部12を介して取り付けた状態で、ハウジング10の外周面のOリング溝15に係合したOリング6は、ハウジング10と構造体ESの間を封止する。
図1に示す例において、磁気センサ1のコネクタ部11は、エンジンEGの外側に配置され、オイルのミストや蒸気が少ない比較的穏やかな環境に置かれ、開口11aが外部コネクタFCによって閉鎖されている。一方、磁気センサ1のハウジング10のフランジ部12よりも底壁14b側、より詳細には、Oリング6よりも底壁14b側、すなわちハウジング10の先端側の部分は、エンジンEGの内部に挿入されてオイルに浸漬され、またはオイルのミストや蒸気が多い比較的厳しい環境に置かれている。
ハウジング10に収容されるセンサ素子2は、磁気を検出する素子であれば特に限定されないが、たとえば、ホール効果を利用して磁界を検出するホール素子を用いることができる。より具体的には、センサ素子2は、たとえば、ホール素子と信号変換回路を1つのパッケージに組み込んだホールICであってもよい。センサ素子2のリード2aには、たとえばレーザ溶接や抵抗溶接によって、接続端子3が接続されている。センサ素子2は、たとえばハウジング10の隔壁14に当接している。
図5に示すように、本実施形態の磁気センサ1は、接続端子3に固定され、コネクタ部11の開口11aの内側で隔壁14に係合する固定部材4を備えることができる。固定部材4は、たとえば熱硬化性樹脂を素材として接続端子3をインサート成形することによって、接続端子3のコネクタ部11側の端部に設けられている。本実施形態の磁気センサ1では、センサ素子2と接続端子3と固定部材4とによって、磁気センサ1の内部構造体であるセンサアッセンブリ5が構成されている。
図9は、図5に示すセンサアッセンブリ5の正面図である。図10は、図9に示すセンサアッセンブリ5の側面図である。センサアッセンブリ5は、磁気センサ1の内部構造体であり、センサ素子2と接続端子3と固定部材4とによって構成されている。図5に示すように、ハウジング10は、コネクタ部11と隔壁14の底壁14bとの間にフランジ部12を有する有底筒状に形成され、センサアッセンブリ5は、ハウジング10の軸方向である長手方向に延びている。センサアッセンブリ5は、接続端子3の先端側に接合されたセンサ素子2が、ハウジング10の長手方向の一端のコネクタ部11の開口11aから挿入され、ハウジング10の長手方向の他端の底壁14bに当接している。
この状態で、接続端子3の基端側に固定された固定部材4は、コネクタ部11の開口11aの内側でハウジング10の隔壁14の内壁面に係合している。これにより、固定部材4に固定されコネクタ部11の開口11aの内側で固定部材4の上面から突出した接続端子3と、この接続端子3に接合され収容部13に収容されたセンサ素子2とが、それぞれ、ハウジング10に対して位置決めされて固定されている。また、固定部材4の上面は、コネクタ部11の開口11aの内側において、コネクタ部11の底面を構成している。
さらに、隔壁14および固定部材4は、図6から図8および図10に示すように、一方向に沿って相互にスライド可能に係合するガイド部7を有することができる。図示の例において、ガイド部7は、隔壁14と固定部材4のうち、一方の固定部材4に設けられたガイド溝7aと、他方の隔壁14に設けられた係合部7bとによって構成されている。固定部材4のガイド溝7aは、センサアッセンブリ5の挿入方向でありハウジング10の延在方向である一方向に沿って延びている。係合部7bは、図示の例において、ガイド溝7aと同一の方向に延びる半円柱状の凸部であり、ガイド溝7aの延在方向である一方向に沿ってスライド可能にガイド溝7aに係合するスライドレールである。
本実施形態の磁気センサ1は、図5に示すように、隔壁14と固定部材4とによって包囲されてセンサ素子2が収容された収容部13に、充填材8が充填されていてもよい。充填材8は、センサアッセンブリ5の固定部材4よりも先端側、すなわち、センサ素子2、接続端子3のセンサ素子2側の部分、およびこれらの接合部を、外部環境から封止してハウジング10に固定する。
充填材8の素材としては、たとえば、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いることができる。充填材8は、たとえば、センサアッセンブリ5をコネクタ部11の開口11aからハウジング10の収容部13に挿入し、接続端子3の先端に接続されたセンサ素子2を収容部13に配置した後に、流動性を有する状態で充填され、充填後に硬化させることによって形成されている。
図8および図9に示すように、本実施形態の磁気センサ1は、固定部材4をハウジング10に係合させたときに、収容部13とコネクタ部11の開口11aとを連通させる切欠き4aが、固定部材4の側面に設けられている。この固定部材4の側面の切欠き4aは、上面視で概ね長方形の固定部材4の長辺部分の中央部に、ハウジング10の延在方向に沿って固定部材4の上面から下面まで連続的に設けられている。
充填材8は、前述のように、流動性を有する状態で、センサアッセンブリ5をコネクタ部11の開口11aから挿入して固定部材4をハウジング10の隔壁14に係合させた後に、固定部材4の切欠き4aを介して収容部13に充填される。
図11は、図2に示す磁気センサ1の底面図である。図12は、図6に示すXII−XII線に沿うハウジング10の断面図である。図11に示すように、ハウジング10の収容部13は、下面視で角部が円弧状の概ね矩形の形状を有し、一辺を除く三辺の中央部に凹部13aが形成されている。このように、矩形柱状の収容部13を形成する隔壁14のうち三方の側壁14aの外表面に設けられた凹部13aに対応して、三方の側壁14aの内表面には、図6および図12に示すように、センサ素子2に向けて突出してセンサ素子2に当接する当接部13bが形成されている。
当接部13bは、図6に示すように、たとえば、ハウジング10の延在方向、すなわちセンサアッセンブリ5の挿入方向に沿って、ハウジング10の底壁14bからフランジ部12の近傍まで連続的に形成されている。また、当接部13bは、図12に示すように、矩形のセンサ素子2のリード2aが設けられた面を除く三方の面に当接し、センサアッセンブリ5をハウジング10に挿入するときに、センサ素子2に当接してセンサ素子2を案内する。また、当接部13bは、ハウジング10の底壁14bに当接した矩形のセンサ素子2のリード2aが設けられた面を除く三方の面に当接し、センサ素子2をハウジング10の底壁14bの所定の位置に位置決めする。
以下、本実施形態の磁気センサ1の作用について説明する。
本実施形態の磁気センサ1は、前述のように、磁気を検出するセンサ素子2と、該センサ素子2を収容するハウジング10と、該ハウジング10に設けられ外部コネクタFCに接続されるコネクタ部11と、を備えている。このような磁気センサ1は、前述のように、たとえば自動車のエンジンEGの排気バルブEVを開閉させるカムのロータR1の回転や、クランクシャフトCSのロータR2の回転を検出する回転センサとして用いることができる。
この場合、磁気センサ1のハウジング10の先端側の部分は、前述のように、エンジンEGの内部に挿入されてオイルに浸漬され、またはオイルのミストや蒸気が多い比較的厳しい環境に置かれている。たとえば、特許文献1に記載された従来の回転検出センサは、センサケースとセンサカバーとの間に接合界面を有しているため、接合界面を介してセンサケースの内部にオイルが浸透するおそれがあり、このような厳しい環境における信頼性に課題がある。
これに対し、本実施形態の磁気センサ1のハウジング10は、コネクタ部11に設けられた開口11aを除いてセンサ素子2を包囲する接合界面を有しない隔壁14を有している。そのため、本実施形態の磁気センサ1は、前記従来の回転検出センサのように接合界面を介してハウジング10にオイルが浸透することがない。したがって、本実施形態の磁気センサ1によれば、外部環境に露出する接合界面を有する従来の磁気センサ1と比較して、ハウジング10へのオイルの浸透をより確実に防止し、オイル等が存在する環境における信頼性を向上させることができる。また、本実施形態の磁気センサ1によれば、従来の回転検出センサと比較して、接合界面に用いるオイルシール部品の削減が可能になる。
また、本実施形態の磁気センサ1のハウジング10は、前述のように、コネクタ部11がエンジンEGの外部に配置され、オイルのミストや蒸気が少ない比較的穏やかな環境に置かれている。また、コネクタ部11は、コネクタ部11の開口11aの内側にセンサ素子2に接続された接続端子3を有し、コネクタ部11に設けられたハウジング10の唯一の開口11aは、接続端子3と外部コネクタFCの端子との接続時に、外部コネクタFCによって閉塞される。これにより、ハウジング10のコネクタ部11の開口11aを介したハウジング10の内部へのオイルのミストや蒸気等の侵入が防止される。
また、本実施形態の磁気センサ1は、接続端子3に固定され、コネクタ部11の開口11aの内側でハウジング10の隔壁14に係合する固定部材4を備えている。これにより、接続端子3をハウジング10に対して位置決めおよび固定し、外部コネクタFCの端子に確実に接続することができる。また、接続端子3をハウジング10に対して位置決めおよび固定することで、接続端子3に接合されたセンサ素子2をハウジング10の収容部13の所定の位置に位置決めして配置することができる。
また、本実施形態の磁気センサ1において、ハウジング10の隔壁14および固定部材4は、一方向に沿って相互にスライド可能に係合するガイド部7を有している。これにより、固定部材4をハウジング10の隔壁14に係合させるときにガイド部7を係合させた状態で固定部材4をハウジング10の隔壁14に対してスライドさせて固定位置まで案内することができ、固定部材4をハウジング10の所定の位置に容易かつ確実に係合させることができる。
また、本実施形態の磁気センサ1において、ガイド部7は、固定部材4に設けられて一方向に沿って延びるガイド溝7aと、ハウジング10の隔壁14に設けられて一方向に沿ってスライド可能にガイド溝7aに係合する係合部7bと、を有している。これにより、固定部材4とハウジング10の成形時に、簡単な構成の凹状のガイド溝7aと凸状の係合部7bとを形成するだけで、前述のガイド部7を形成することができ、製作が容易であり、コストの増加を回避することができる。
また、本実施形態の磁気センサ1は、ハウジング10の内部に挿入される内部構造体として、センサ素子2と、このセンサ素子2のリード2aに接合された接続端子3と、この接続端子3に固定された固定部材4とによって構成されたセンサアッセンブリ5を有している。これにより、磁気センサ1の組立時に、予め組み立てたセンサアッセンブリ5をハウジング10のコネクタ部11に設けられた開口11aから挿入して、接続端子3およびセンサ素子2を所定の位置に配置することができ、磁気センサ1の組立を容易にすることができる。
また、本実施形態の磁気センサ1は、ハウジング10の隔壁14と固定部材4とによって包囲されてセンサ素子2が収容された収容部13に充填材8が充填されている。これにより、ハウジング10の内側の収容部13において、充填材8によって、センサ素子2、接続端子3のセンサ素子2側の部分、およびこれらの接合部を封止し、センサ素子2および接続端子3を所定の位置に固定することができ、磁気センサ1の信頼性をさらに向上させることができる。
また、充填材8とハウジング10との接合界面は、ハウジング10の内部に形成され、コネクタ部11に外部コネクタFCが接続されてコネクタ部11の開口11aが閉塞されることで、外部環境から隔離される。そのため、充填材8とハウジング10との接合界面がオイルに浸漬されたり、オイルのミストや蒸気が多い厳しい環境にさらされたりすることがなく、磁気センサ1の信頼性を低下させることはない。
また、本実施形態の磁気センサ1において、収容部13とコネクタ部11の開口11aを連通させる切欠き4aが固定部材4に設けられている。これにより、固定部材4をハウジング10のコネクタ部11の開口11aに挿入して隔壁14に係合させた後に、固定部材4の切欠き4aを介して充填材8を収容部13に充填することができる。これにより、ハウジング10の隔壁14と固定部材4とによって包囲された収容部13だけでなく、ハウジング10と固定部材4との間に充填材8を隙間なく充填し、各部材の封止性と固定性を向上させ、磁気センサ1の信頼性をより向上させることができる。
なお、本実施形態の磁気センサ1において、ハウジング10の収容部13に充填材8を充填した後に、センサアッセンブリ5をハウジング10のコネクタ部11の開口11aから挿入するようにしてもよい。この場合、固定部材4に設けられた切欠き4aを、空気排出口として機能させることができる。
また、本実施形態の磁気センサ1において、センサ素子2は、ハウジング10の隔壁14に当接している。これにより、ハウジング10の隔壁14によってセンサ素子2を支持し、位置決めおよび固定をより確実に行うことが可能になる。
また、本実施形態の磁気センサ1において、ハウジング10の隔壁14は、センサ素子2に向けて突出してセンサ素子2に当接する当接部13bを有している。これにより、当接部13bによってセンサ素子2を案内および支持することで、センサ素子2の位置決めおよび固定をより確実に行うことが可能になる。
また、本実施形態の磁気センサ1において、ハウジング10は、コネクタ部11と隔壁14の底壁14bとの間にフランジ部12を有する有底筒状に形成され、センサ素子2は、ハウジング10の底壁14bに当接している。この構成により、センサ素子2を測定対象により近接させて配置することが可能になり、センサ素子2の検出精度を向上させることが可能になる。また、磁気センサ1の組立時に、センサ素子2の位置決めおよび固定をより確実かつ容易に行うことができる。
さらに、センサ素子2のリード2aと、このリード2aに接合される接続端子3を、ハウジング10の長手方向に延びる形状とし、または、途中に屈曲部を設けるなどして、センサ素子2の挿入方向に弾性を持たせてもよい。これにより、センサ素子2をリード2a及び接続端子3の弾性により、ハウジング10の底壁14bに押し付けた状態で支持することができる。これにより、磁気センサ1の組立時に、センサ素子2の位置決めが容易になり、磁気センサ1の組立を容易にすることができる。
[実施形態2]
以下、図1から図7および図9から図12を援用し、図13を用いて本発明の実施形態2に係る磁気センサを説明する。図13は、前述の実施形態1において説明した磁気センサ1の図8に対応する本実施形態の磁気センサのコネクタ部11の拡大上面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、図1から図7および図9から図12を援用し、図13を用いて本発明の実施形態2に係る磁気センサを説明する。図13は、前述の実施形態1において説明した磁気センサ1の図8に対応する本実施形態の磁気センサのコネクタ部11の拡大上面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態の磁気センサにおいて、ガイド部7は、ハウジング10の隔壁14と固定部材4のうち、隔壁14に設けられて一方向に沿って延びるガイド溝7aと、固定部材4に設けられて一方向に沿ってスライド可能にガイド溝7aに係合する係合部7bと、を有する。すなわち、前述の実施形態1の磁気センサ1は、図8に示すように、固定部材4にガイド溝7aが設けられていたが、本実施形態の磁気センサは、ハウジング10の隔壁14にガイド溝7aが設けられている。また、前述の実施形態1の磁気センサ1は、ハウジング10の隔壁14に係合部7bが設けられていたが、本実施形態の磁気センサは、固定部材4に係合部7bが設けられている。
本実施形態の磁気センサのガイド部7によれば、前述の実施形態1の磁気センサ1のガイド部7と同様の効果を得ることができる。すなわち、ガイド部7は、隔壁14と固定部材4のうち、一方に設けられて一方向に沿って延びるガイド溝7aと、他方に設けられて一方向に沿ってスライド可能に前記ガイド溝7aに係合する係合部7bと、によって構成することができる。
また、本実施形態の磁気センサは、収容部13とコネクタ部11の開口11aを連通させる貫通孔4bが固定部材4に設けられ、収容部13とコネクタ部11の開口11aを連通させる切欠き14cがハウジング10の隔壁14に設けられている。これにより、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様に、固定部材4の貫通孔4bとハウジング10の隔壁14の切欠き14cを介して収容部13に充填材8を充填することができる。なお、収容部13とコネクタ部11の開口11aとを連通させる貫通孔4bまたは切欠き14cは、隔壁14と固定部材4の少なくとも一方に設けられていればよい。
[実施形態3]
以下、図1から図5、図7から図8、および図10から図12を援用し、図14および図15を用いて本発明の実施形態3に係る磁気センサを説明する。図14は、実施形態1の磁気センサ1の図6に対応する本実施形態の磁気センサのハウジング10の断面図である。図15は、実施形態1の磁気センサ1の図9に対応する本実施形態の磁気センサのセンサアッセンブリ5の正面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、図1から図5、図7から図8、および図10から図12を援用し、図14および図15を用いて本発明の実施形態3に係る磁気センサを説明する。図14は、実施形態1の磁気センサ1の図6に対応する本実施形態の磁気センサのハウジング10の断面図である。図15は、実施形態1の磁気センサ1の図9に対応する本実施形態の磁気センサのセンサアッセンブリ5の正面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の磁気センサは、図14に示すように、ハウジング10の隔壁14の固定部材4に対向する面に、ハウジング10の延在方向、すなわちセンサアッセンブリ5の挿入方向である一方向に対して傾斜する傾斜部14dを有している。ハウジング10の隔壁14に設けられた傾斜部14dは、前記一方向に交差する横方向の寸法が、前記一方向に沿って漸次増加している。この傾斜部14dは、図10に示すように、前記横方向の寸法が一様な固定部材4を前記一方向に沿ってハウジング10の内側へ向けてスライドさせたときに、固定部材4と隔壁14とが前記横方向に押圧し合うように傾斜している。これにより、固定部材4をハウジング10の隔壁14の間に圧入し、固定部材4とハウジング10の隔壁14とを強固に係合させることができる。
さらに、本実施形態の磁気センサは、図15に示すように、センサアッセンブリ5の正面視で固定部材4の左右両側の側面に、ハウジング10の延在方向、すなわちセンサアッセンブリ5の挿入方向である一方向に対して傾斜する傾斜部4cを有している。固定部材4の側壁に設けられた傾斜部4cは、前記一方向に交差する横方向の寸法が、前記一方向に沿って漸次減少している。この傾斜部4cは、図5に示すように、前記横方向の寸法が一様な前記一方向に対する傾斜を有しない隔壁14に対し、固定部材4を前記一方向に沿ってハウジング10の内側へ向けてスライドさせたときに、固定部材4と隔壁14とが前記横方向に押圧し合うように傾斜している。これにより、固定部材4をハウジング10の隔壁14の間に圧入し、固定部材4とハウジング10の隔壁14とを強固に係合させ、精度よく位置決めすることができる。
このように、ハウジング10の隔壁14と固定部材4の少なくとも一方は、一方向に対して傾斜する傾斜部14d,4cを有することができる。そして、傾斜部14d,4cは、一方向に交差する横方向の寸法が一方向に沿って漸次増加または減少し、固定部材4を一方向に沿ってハウジング10の内側へ向けてスライドさせたときに固定部材4と隔壁14とが横方向に押圧し合うように傾斜させることができる。これにより、固定部材4をハウジング10の隔壁14の間に圧入し、固定部材4とハウジング10の隔壁14とを強固に係合させ、精度よく位置決めすることができる。
また、図15に示すように、センサアッセンブリ5の正面視で固定部材4の左右両側の側面に傾斜部4cを設ける以外に、図10に示す固定部材4のガイド溝7aの深さを、センサアッセンブリ5の挿入方向に向かって徐々に深くなるよう傾斜させて傾斜部としてもよい。逆に、図6に示す係合部7bの高さを、センサアッセンブリ5の挿入方向に向かって徐々に高くなるよう傾斜させて傾斜部としてもよい。これにより、固定部材4のガイド溝7aと隔壁14の係合部7bとの間で、固定部材4と隔壁14とが横方向に押圧し合い、固定部材4とハウジング10の隔壁とを強固に係合させ、精度よく位置決めすることができる。
[実施形態4]
以下、図1から図4、図7から図11を援用し、図16〜および図18を用いて本発明の実施形態4に係る磁気センサを説明する。図16は、実施形態1の磁気センサ1の図6に対応する本実施形態の磁気センサのハウジング10の断面図である。図17は、実施形態1の磁気センサ1の図12に対応する本実施形態の磁気センサのハウジングのXII−XII線に沿う断面図である。図18は、実施形態1の磁気センサ1の図5に対応する本実施形態の磁気センサのV-V線に沿う断面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
以下、図1から図4、図7から図11を援用し、図16〜および図18を用いて本発明の実施形態4に係る磁気センサを説明する。図16は、実施形態1の磁気センサ1の図6に対応する本実施形態の磁気センサのハウジング10の断面図である。図17は、実施形態1の磁気センサ1の図12に対応する本実施形態の磁気センサのハウジングのXII−XII線に沿う断面図である。図18は、実施形態1の磁気センサ1の図5に対応する本実施形態の磁気センサのV-V線に沿う断面図である。本実施形態の磁気センサは、以下に説明する構成以外の構成については、前述の実施形態1の磁気センサ1と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の磁気センサは、図16、17に示すようにハウジング10の底壁14bに、センサ素子2と当接するための突起14eが設けられている。図18に示すように充填材8をハウジング10の収容部13に充填する際に、センサ素子2と突起14eが当接することで、センサ素子2と底壁14bの間に隙間が生まれ、底壁14bへの樹脂の回り込みを容易にするとともに、所定の厚みに樹脂の回り込みをコントロールすることができる。これにより、センサ素子2の位置決めおよび固定をより確実に行うことが可能になる。また、仮に異物等が底壁14bに付着した場合でも、突起14eが存在することで所定の寸法に位置決めを可能にする。
突起14eの形状は、四角、丸、三角錐など接点が確保できる形であればよく、また、1つでも複数個あってもよい。
センサ素子2の底面部が、ハウジング10の底壁14bに対して水平性を保つようにするためには、突起は3点以上あった方がより効果的である。樹脂の回り込み確保や、小型化を考慮すると、3点が好ましく、また、二等辺三角形の頂点となるように配置するとよい。より好ましくは正三角形となるように配置する。
センサ素子2の底面部が、ハウジング10の底壁14bに対して水平性を保つようにするためには、突起は3点以上あった方がより効果的である。樹脂の回り込み確保や、小型化を考慮すると、3点が好ましく、また、二等辺三角形の頂点となるように配置するとよい。より好ましくは正三角形となるように配置する。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1 磁気センサ
2 センサ素子
2a リード
3 接続端子
4 固定部材
4a 切欠き
4b 貫通孔
4c 傾斜部
5 センサアッセンブリ
7 ガイド部
7a ガイド溝
7b 係合部
8 充填材
10 ハウジング
11 コネクタ部
11a 開口
12 フランジ部
13 収容部
13b 当接部
14 隔壁
14b 底壁
14c 切欠き
14d 傾斜部
14e 突起
FC 外部コネクタ
2 センサ素子
2a リード
3 接続端子
4 固定部材
4a 切欠き
4b 貫通孔
4c 傾斜部
5 センサアッセンブリ
7 ガイド部
7a ガイド溝
7b 係合部
8 充填材
10 ハウジング
11 コネクタ部
11a 開口
12 フランジ部
13 収容部
13b 当接部
14 隔壁
14b 底壁
14c 切欠き
14d 傾斜部
14e 突起
FC 外部コネクタ
Claims (11)
- 磁気を検出するセンサ素子と、該センサ素子を収容するハウジングと、該ハウジングに設けられ外部コネクタに接続されるコネクタ部と、を備えた磁気センサであって、
前記ハウジングは、前記コネクタ部に設けられた開口を除いて前記センサ素子を包囲する接合界面を有しない隔壁を有し、
前記コネクタ部は、前記開口の内側に前記センサ素子に接続された接続端子を有し、該接続端子と前記外部コネクタの端子との接続時に、前記外部コネクタによって前記開口が閉塞され、
前記ハウジングの底壁は、前記センサ素子に向けて突出して前記センサ素子に当接する当接部を有することを特徴とする磁気センサ。 - 前記接続端子に固定され、前記開口の内側で前記隔壁に係合する固定部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
- 前記隔壁および前記固定部材は、一方向に沿って相互にスライド可能に係合するガイド部を有することを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
- 前記ガイド部は、前記隔壁と前記固定部材のうち、一方に設けられて前記一方向に沿って延びるガイド溝と、他方に設けられて前記一方向に沿ってスライド可能に前記ガイド溝に係合する係合部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の磁気センサ。
- 前記隔壁と前記固定部材の少なくとも一方は、前記一方向に対して傾斜する傾斜部を有し、
前記傾斜部は、前記一方向に交差する横方向の寸法が前記一方向に沿って漸次増加または減少し、前記固定部材を前記一方向に沿って前記ハウジングの内側へ向けてスライドさせたときに前記固定部材と前記隔壁とが前記横方向に押圧し合うように傾斜していることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の磁気センサ。 - 前記センサ素子と、該センサ素子のリードに接合された前記接続端子と、該接続端子に固定された前記固定部材とによって構成されたセンサアッセンブリを有することを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
- 前記隔壁と前記固定部材とによって包囲されて前記センサ素子が収容された収容部に充填材が充填されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
- 前記隔壁と前記固定部材の少なくとも一方に、前記収容部と前記開口とを連通させる貫通孔または切欠きが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の磁気センサ。
- 前記センサ素子は、前記隔壁に当接していることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
- 前記隔壁は、前記センサ素子に向けて突出して前記センサ素子に当接する当接部を有することを特徴とする請求項9に記載の磁気センサ。
- 前記ハウジングは、前記コネクタ部と前記隔壁の底壁との間にフランジ部を有する有底筒状に形成され、
前記センサ素子は、前記底壁に当接していることを特徴とする請求項9に記載の磁気センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151216A JP2019028042A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 磁気センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017151216A JP2019028042A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 磁気センサ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019028042A true JP2019028042A (ja) | 2019-02-21 |
Family
ID=65478319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017151216A Pending JP2019028042A (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 磁気センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019028042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021047307A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 住友化学株式会社 | 偏光板の製造方法及び偏光板 |
-
2017
- 2017-08-04 JP JP2017151216A patent/JP2019028042A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021047307A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | 住友化学株式会社 | 偏光板の製造方法及び偏光板 |
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