JP2019027880A - ウェアラブル機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯性を向上することができるウェアラブル機器を提供する。【解決手段】ウェアラブル機器は、図8に示すように、光源と、複数のタクタイルスイッチとを有する。そして、図8に示す平面図は、基板312を、ディスプレイの法線方向から平面視した際の図となる。光源は、複数のタクタイルスイッチと重ならないように配置される。このため、ウェアラブル機器のZ軸方向の薄型化が可能になり、ウェアラブル機器の携帯性を向上させることが可能になる。【選択図】図8
Description
本発明は、ウェアラブル機器に関する。
近年、ユーザーが携帯して使用するウェアラブル機器が普及している。ディスプレイを備えたウェアラブル機器は、バックライトを備えることにより、暗い環境であっても視認性を向上させることがある。例えば、特許文献1には、ディスプレイの裏面側に、導光板と導光板の側面に配置されたLED(Light Emitting Diode)とを含むバックライトを配置することが開示されている。
ところで、従来のバックライトにおいて、LEDは導光板の外側であって、導光板の表面を含む平面と交差するように配置されていた。導光板は表示部に対して光を照射するので、表示部の法線方向から表示部と導光板とを平面視すると、導光板と表示部とは、ほぼ重なる。LEDは導光板より外側に張り出して配置されるので、LEDは表示部より外側に配置されることになる。この結果、従来のウェアラブル機器が大型化してしまい、携帯性が損なわれるといった問題がある。
本発明は、ウェアラブル機器の携帯性を向上することを解決課題の一つとする。
本発明の一態様は、光源と、前記光源からの光を拡散する拡散部と、前記拡散部からの光が照射される表示部と、前記光源、前記拡散部および前記表示部を格納するケース部と、を備え、前記表示部の法線と直交する方向からの投影視において、前記表示部は、前記光源と前記拡散部との間に配置されている、ことを特徴とする、ウェアラブル機器に関係する。
本発明の一態様では、表示部が、光源と拡散部との間に配置されている、すなわち、光源は、拡散部とは異なる平面上にあるため、拡散部、光源が同一の平面にある場合と比較して、ウェアラブル機器を表示部の側面方向に大型化せずに、表示部の表示領域をより大きくすることが可能になる。この結果、ウェアラブル機器の携帯性を向上させることが可能になる。また、拡散部は、複数の部材によって構成されてもよいし、1つの部材によって構成されてもよい。
また本発明の一態様では、前記ケース部に格納され、操作を受け付ける複数の操作スイッチ部を備え、前記表示部の法線方向からの平面視において、前記光源から前記ケース部の内周側面までの距離は、前記複数の操作スイッチ部のいずれかから前記ケース部の内周側面までの距離より短いことが好ましい。
この態様によれば、光源がケース部内の端に配置されることになり、ウェアラブル機器の中央部分に光源以外の他のデバイスを配置することが可能になるため、他のデバイスを配置する領域を広く確保することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記表示部の法線方向からの平面視において、前記光源は、前記表示部の端部と前記ケース部の内周側面との間に位置することが好ましい。
この態様によれば、光源が、表示部の外側からケース部の内周側面までの空きスペースに位置することになり、スペースを有効に利用することができる。
また本発明の一態様では、前記表示部の法線方向からの平面視において、前記表示部は複数の直線部を有する多角形からなり、前記光源は前記直線部と前記ケース部との間に位置することが好ましい。
この態様によれば、多角形の直線部とケース部の内周側面との距離は、前述した多角形の頂点とケース部の内周側面との距離よりも長い。よって、前述した位置関係により、より広い空間に光源を配置することができる。
また本発明の一態様では、前記ケース部に固定され、前記表示部の法線方向からの平面視において、内側の少なくとも一部が多角形の一部または全部の形状をしたフレームを備え、前記平面視において、前記光源は前記多角形の辺と前記ケース部の内周側面との間に位置することが好ましい。
この態様によれば、多角形の辺とケース部の内周側面との間の距離は、多角形の頂点とケース部の内周側面との間の距離よりも長い。よって、前述した位置関係により、より広い空間に光源を配置することが可能になる。
また本発明の一態様では、光源を複数有することが好ましい。
この態様によれば、1つの光源を有する場合と比較して、輝度ムラを抑制し、かつ輝度を高くして視認性を向上させることが可能になる。
また本発明の一態様では、前記光源からの光を前記拡散部に導光する導光部を備えることが好ましい。
この態様によれば、導光部によって、拡散部を含む平面上に光源を配置する必要がなくなる。このため、光源の配置位置の自由度を増すことが可能になる。
また本発明によれば、脈拍を測定する脈拍センサーを備え、前記脈拍センサーは、前記基板の他方の面側に位置することが好ましい。
この態様によれば、脈拍センサーと光源との間には、基板が存在するため、光源から照射される光に起因する迷光が脈拍センサーに入射することを低減することが可能になる。
また本発明によれば、前記脈拍センサーは、前記基板の他方の面に固定されることが好ましい。
この態様によれば、脈拍センサーと光源とを同一の基板に配置しつつ、脈拍センサーと光源との間には、基板が存在するため、光源から照射される光が脈拍センサーに入射することを低減するとともに、部品点数の削減による低コスト化が可能になる。
また本発明によれば、前記光源を2つ有し、前記表示部の法線方向からの平面視において、前記脈拍センサーは、前記2つの光源を最短で結ぶ線分の中心と重なることが好ましい。
この態様によれば、脈拍センサーを、2つの光源のそれぞれから遠ざけることができるため、光源から照射される光が脈拍センサーに入射することを低減することが可能になる。
また本発明によれば、前記光源を複数有し、前記平面視において、前記脈拍センサーは、前記表示部の中心と重なり、前記複数の光源は、前記表示部の中心を通る軸に対して軸対称に位置することが好ましい。
この態様によれば、表示部に対して複数の光源のそれぞれを均等に配置できる。これにより、脈拍センサーから各光源を遠ざけることができる。また、複数の光源からの光を拡散部に導光する場合、各光源を均等に配置することによって、拡散部の内部で光を均一に拡散することが可能となる。この結果、表示部に照射する光ムラを低減することが可能になる。
また本発明によれば、バッテリーを備え、前記脈拍センサーは、前記基板とは異なる他の基板に固定され、前記投影視において、前記基板と前記他の基板との間に前記バッテリーが位置することが好ましい。
この態様によれば、脈拍センサーと光源との間にはバッテリーが存在し、一般的にバッテリーは基板よりも厚いため、脈拍センサーと光源との間に基板がある場合と比較して、光源から照射される光が脈拍センサーに入射することをより低減することが可能になる。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
A.実施形態
図1は、ウェアラブル機器100の斜視図である。ウェアラブル機器100は、ユーザーの身体に装着する機器である。図1に示すウェアラブル機器100は、バンド部102と、ボタン104−1〜3と、表示面106と、ケース部300とを備える。例えば、ウェアラブル機器100は、ユーザーの手首に装着するリスト機器である。また、図1で示すように、ウェアラブル機器100は、腕時計と同様な外観を有する。同図において、表示部の表示面106の側を表面とした場合、裏面から表面へと向かう方向をZ軸正方向とする。そして、Z軸に直交する2軸をXY軸とし、表示面106の中心からボタン104−2への方向をX軸正方向とする。あるいは、表示部の表示面106の法線方向をZ軸とし、表示面の中心からバンドへの方向をY軸、Z軸およびY軸と直交する軸をX軸とすることもできる。
図1は、ウェアラブル機器100の斜視図である。ウェアラブル機器100は、ユーザーの身体に装着する機器である。図1に示すウェアラブル機器100は、バンド部102と、ボタン104−1〜3と、表示面106と、ケース部300とを備える。例えば、ウェアラブル機器100は、ユーザーの手首に装着するリスト機器である。また、図1で示すように、ウェアラブル機器100は、腕時計と同様な外観を有する。同図において、表示部の表示面106の側を表面とした場合、裏面から表面へと向かう方向をZ軸正方向とする。そして、Z軸に直交する2軸をXY軸とし、表示面106の中心からボタン104−2への方向をX軸正方向とする。あるいは、表示部の表示面106の法線方向をZ軸とし、表示面の中心からバンドへの方向をY軸、Z軸およびY軸と直交する軸をX軸とすることもできる。
図2に、ウェアラブル機器100のデバイス構成図を示す。図2で示すように、ウェアラブル機器100は、MCU(Micro Control Unit)200と、メモリー202と、クロック生成回路204と、バッテリー206と、光源208とを有し、これらはバスを介して電気的に接続している。さらに、ウェアラブル機器100は、センサー部として、脈拍センサー(光電センサー)210と、方位センサー212と、気圧センサー214と、GPS(Global Positioning System)モジュール216と、加速度センサー218と、温度センサー220とを有する。さらに、ウェアラブル機器100は、ユーザーインターフェースとして、タクタイルスイッチ222と、振動モーター224と、ブザー226と、ディスプレイ228とを有する。さらに、ウェアラブル機器100は、通信部として、USB(Universal Serial Bus)インターフェース230と、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)インターフェース232と、ANT+インターフェース234とを有する。
ここで、本実施形態において、タクタイルスイッチ222は、「操作スイッチ部」の一例である。また、本実施形態において、ディスプレイ228は、「表示部」の一例である。
MCU200は、ウェアラブル機器100を制御する制御装置である。具体的には、MCU200は、内部にプログラムを記憶するメモリーを備えており、時刻情報の生成処理、ユーザーの運動状態の記憶処理、および、移動速度算出処理などを実行する。メモリー202は、ウェアラブル機器100のファームウェアを記憶する不揮発性メモリー、およびMCU200が使用するワーキングメモリーを含む。
クロック生成回路204は、一定の周波数のクロック信号を生成し、MCU200に供給する。バッテリー206は、MCU200、メモリー202等に駆動電力を供給する。光源208は、ディスプレイ228に光を照射する光源である。
脈拍センサー210は、脈拍信号を出力する。例えば、脈拍センサー210は、発光部240(図3参照)、受光部242(図3参照)、遮光部244(図3参照)、透明部材246(図3参照)、バンドパスフィルター、およびAD変換器を備える。脈拍センサー210は、センサー基板248(図3参照)によって支持される。発光部240から照射された光は血管等の人体の組織で反射して受光部242に入射される。受光部242は光電変換した信号、つまり脈拍信号を生成する。AD変換器は受光部242が出力する信号をAD変換して脈信号データを生成し、生成した脈信号データをMCU200に出力する。生体の血管を流れる血液に含まれるヘモグロビン等による発光部240からの光の吸光量が、心臓の拍動と連動して変化するため、受光部242に入射する光量は、心臓の拍動の伝搬、つまり脈拍に応じたものになる。MCU200は、脈拍センサー210から出力される脈拍信号、あるいは脈拍信号をデジタル変換した脈信号データに基づいてユーザーの脈拍数、脈拍間隔(R−R間隔)、脈拍変動(HRV:Heart Rate Variability)等を算出する。遮光部244は、発光部240から照射された光が受光部242に直接入射しないようにする部材である。透明部材246は、発光部240から照射された光を外部に透過しつつ、ケース部300への異物の流入を抑制する透明の部材である。なお、同様の原理に基づいて、発光部240の光の波長を適宜選択することにより、血圧、血中酸素濃度の少なくともいずれか一つを測定することもできるので、脈拍センサー210は、光電センサー部と称してもよい。
方位センサー212は、ウェアラブル機器100の向いている方角を測定する。気圧センサー214は、ウェアラブル機器100周囲の大気圧を測定する。GPSモジュール216は、衛星からの電波を受信するアンテナと、アンテナの出力信号に基づいて位置を示す位置情報またはGPS時刻情報を生成す生成回路とを備える。加速度センサー218は、ウェアラブル機器100の加速度を測定する。温度センサー220は、ウェアラブル機器100周囲の温度を測定する。
タクタイルスイッチ222は、ユーザーの押下操作を検出する。振動モーター224は、例えば、通過ラップを測定した際に、モーターが振動することによりユーザーに通過ラップを測定したことを通知する。ディスプレイ228は、センサーで測定した測定データに基づく画像を表示する。また、ディスプレイ228は、光源208からの光が照射される平板状の部材である。ディスプレイ228は、例えば、反射型液晶パネル、電気泳動法(EPD:electrophoretic deposition)による表示装置を採用することができる。
USBインターフェース230は、USB規格に従ったインターフェースである。BLEインターフェース232は、BLE規格に従ったインターフェースである。ANT+インターフェース234は、ANT+規格に従ったインターフェースである。
図3に、ウェアラブル機器100をZ軸および光源208を含む平面で切断した断面図を示す。図3は、ディスプレイ228の法線方向、すなわちZ方向と直交する方向から投影視した図に相当する。
図3に示すように、ウェアラブル機器100は、ケース部300と、サイドカバー302と、ベゼル304とを有する。さらに、ウェアラブル機器100は、テープ310と、バッテリー206と、タクタイルスイッチ222と、基板312と、フレーム314と、ディスプレイ228と、フロントライト316と、ソーラーモジュール318と、を格納する。さらに、ウェアラブル機器100は、ケース部300の開口をふさぐカバー320およびガスケット322を有する。さらに、ウェアラブル機器100は、タクタイルスイッチ222と連動するボタントップ324とを有する。さらに、ウェアラブル機器100は、脈拍センサー210と、センサー基板248とを有する。
ケース部300は、開口部を有するウェアラブル機器100の筐体であり、ケース部300内に、光源208、タクタイルスイッチ222、フロントライト316、ディスプレイ228、および、基板312といった各種構成要素を格納する。サイドカバー302は、ケース部300の側面についているカバーであり、ケースの強度の補強や修飾といった機能を有する。ケース部300とサイドカバー302とは、ウェアラブル機器100の胴部を構成する。胴部はケース部300の側面となる。ベゼル304は、ディスプレイ228およびケース部300の保護、補強をする部品である。バッテリー206は、接着性のテープ310を介してケース部300内に固着される。基板312には、MCU200等のハードウェアデバイスや通信部、メモリー202、クロック生成回路204、GPSモジュール216、加速度センサー218などが配置されている。また、図3に示すように、基板312には、光源208が配置される。図3に示すデバイス領域330および332内に、ハードウェアデバイスが配置される。フレーム314は、ディスプレイ228、フロントライト316、およびソーラーモジュール318を支持し、基板312とカバー322とによってケース部300内に固定されている。
フロントライト316は、光源208からの光をディスプレイ228に照射する。フロントライト316から照射された光によってディスプレイ228を照らすため、ユーザーは、暗い環境であってもディスプレイ228の表示内容を視認し易くすることが可能になる。
また、図3に示すように、フロントライト316と光源208との間にディスプレイ228が位置する。Z軸の座標位置が小さい方から順に、光源208、ディスプレイ228、フロントライト316という位置関係になる。この位置関係が示すように、フロントライト316と光源208とが同一のXY平面にない、つまり異なる平面に配置されているため、ウェアラブル機器100は、ケース部300の側面方向に大型化することなく、光源208を備えることが可能になる。フロントライト316は、導光可能且つ透明な部材により構成される。例えば、フロントライト316の材料として、例えばPMMA(Polymethyl Methacrylate:ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル樹脂)やPET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)、PC(polycarbonate:ポリカーボネート)等を用いることができる。
ソーラーモジュール318は、太陽等の光のエネルギーを用いて電気を発生させる。カバー320は、外部からウェアラブル機器100内部への異物の流入を抑制するとともに、外部からウェアラブル機器100に加わる衝撃を緩和する機能を有する。カバー320は、腕時計における風防ガラスに相当する。例えば、カバー320の材料は、ガラスやアクリル樹脂、ポリカーボネート等を用いることができる。ガスケット322は、気密性、液密性を持たせるために用いる固定用シール材である。ボタントップ324は、ユーザーから押下されるとタクタイルスイッチ222を押下する部材である。センサー基板248には、Z軸負方向に脈拍センサー210が配置される。基板312とセンサー基板248とは、不図示のフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)、またはフレキシブルケーブル等により、電気的に接続される。
図3に示すように、脈拍センサー210は、基板312とは異なる他の基板として、センサー基板248に固定される。この場合、バッテリー206と基板312とセンサー基板248とを、Z軸と直交する方向から投影視したときに、基板312とセンサー基板248との間にバッテリー206が位置する。図3に示すように、センサー基板248は、バッテリー206とケース部300の底面との間に位置する。換言すれば、センサー基板248は、ケース部300の底面と基板312との間に配置されている。あるいは、センサー基板248は、ケース部300の底面とバッテリー206との間に配置されている。ここでケース部の底面とは、ケース部300の内壁面の一部分であり、ケース部300のユーザーの体と接触する接触面と向かい合う面であり、例えばX−Y平面と略平行な面である。あるいは、ケース部300のユーザーの体と接触する接触面と略平行な内壁面である。一般的に、Z軸方向において、バッテリー206は、基板312よりも厚い。これにより、脈拍センサー210と光源208との間にバッテリー206が存在する場合は、脈拍センサー210と光源208との間に基板312がある場合と比較して、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することをより低減することが可能になる。また、バッテリー206は、ケース部300の底面、あるいはセンサー基板248にテープ310で固定している。
図4に、フロントライト316の構造の一例を示す。図4の左に示すフロントライト316は、光源208からの光を表示部228へ照射する拡散部400と、光源208からの光を拡散部に導く導光部406とを備える。拡散部400は、第1拡散部402と、第2拡散部404とを有し、導光部406は、第1導光部406−1、および第2導光部406−2とを有する。以下の説明では、同種の要素を区別する場合には、「第1導光部406−1」、「第2導光部406−2」のように参照符号を使用し、同種の要素を区別しない場合には、「導光部406」のように参照符号のうちの共通番号だけを使用することがある。
第1拡散部402は、光源208からの光を拡散する環状の部材である。「環状」とは、環が閉じていればよく、その形状は問わない。従って、第1拡散部402の内周と外周とが四角形である場合も「環状」に含まれる。図4に示すように、本実施形態における第1拡散部402の内周と外周とは、円形である。さらに、第1拡散部402を形成する複数の面のうち第2拡散部404と向かい合う面(以下、「第1拡散部402の内周面」と称する)は、前述の複数の面のうち他の面よりも表面粗度が高い。ここで、表面粗度とは、表面の粗さを示す度合いである。表面粗度は、度合いが高い程表面が粗いことを示す。また、第1拡散部402を形成する複数の面のうちケース300と向かい合う面(以下、「第1拡散部402の外周面」と称する)は、鏡面加工が施され、光を全反射させ、光を外部に逃がさない構造になっている。
図4の左のフロントライト316内に示す矢印は、光源208から照射される光の経路の一例を示す。第1拡散部402が環状であるため、第1導光部406−1、および第2導光部406−2からの光は、第1拡散部402内で反射しながら周回し、第1拡散部402の中で光が均一化される。また、第1拡散部402の内周面の表面粗度が他の面よりも高いため、他の面よりも多く光が散乱することになる。散乱した光の中には、第2拡散部404の方に向かうものがある。結果的に、第1拡散部402の内周面では、表面粗度が他の面よりも高いため、反射光が減って屈折光が多くなり、屈折光が第2拡散部404に導かれることになる。このような第1拡散部402の構造により、導光部406からの光は、第2拡散部404に直接導光されずに第1拡散部402の中で均一化されてから第2拡散部404に導かれるため、ディスプレイ228の輝度ムラを生じにくくすることが可能になる。
第1拡散部402の内周面は、表面粗度を高くするため、表面処理として梨地処理、凹凸処理等が施される。
第2拡散部404は、ディスプレイ228の法線方向からの平面視で、周長が第1拡散部402の内周面の周長よりも短く、第1拡散部402の中心を含むように構成されている。換言すれば、第2拡散部404は、第1拡散部402の環の内部に備えられ、第1拡散部402が拡散した光をディスプレイ228に照射する部材である。以下、単に「平面視」と記載した場合には、ディスプレイ228の法線方向からの平面視であるとする。
導光部406は、光源208からの光を第1拡散部402に導光する。導光部406を用いることによって、第1拡散部402および第2拡散部404を含む平面上に光源208を配置する必要がなくなる。このため、第1拡散部402、第2拡散部404、光源208が同一の平面にある場合と比較して、ウェアラブル機器100をディスプレイ228の側面方向に大型化せずに、ディスプレイ228の表示領域をより大きくすることが可能になる光源208の配置位置の自由度が増す。この結果、光源208を含むデバイスの配置位置が調整し易くなり、デバイスの配置間隔を狭くすることが可能になって、デバイスを高密度に配置することが可能になる。
図4の右に示す断面410は、図4の左におけるA−a線で破断した断面である。第2拡散部404に導光された光をディスプレイ228に照射するため、第2拡散部404を形成する複数の面のうち、ディスプレイ228に向かい合う第1面412と、第1面412と向かい合う第2面414との少なくとも一方に凹凸がある。第1面412は、ディスプレイ228の表示面と向かい合うフロントライト316の面である。また、第1面412は、拡散部400面であると換言することもできる。第2面414は、第1面と向かい合う面である。また、第2面は、ソーラーモジュール318側の面であると換言することもできるし、第1面412とカバー320との間に配置されたフロントライト316の面であると換言することもできるし、または拡散部400の面であると換言することもできる。この構造により、凹凸による散乱光がディスプレイ228に照射されるため、ユーザーは、ディスプレイ228の表示内容を視認し易くすることが可能になる。
さらに、第2面414に凹凸を設けることが好ましい。断面410内に示す矢印は、第1拡散部402からの光の経路の一例を示す。第2面414に凹凸を設けることにより、凹凸による散乱光をZ軸負方向に向けることができる。よって、第1面412だけに凹凸がある場合と比べて、ディスプレイ228に照射される光量を増大させることができる。
また、導光部406は、平面形状の導光板の一部を曲げることにより形成することができる。また、導光部406は、予め湾曲形状にて成形することもできる。これにより、スプリングバックが発生しないため、導光部406の形状を安定させることが可能である。ここで、スプリングバックとは、成形工程の最後に、部品がフォーム金型の荷重から開放されたときに起こる形状変化のことである。
図5に、フロントライト316の表面粗度を示す。図5では、第1導光部406−1の近傍を拡大した拡大領域500により、フロントライト316の表面粗度を示す。第1拡散部402が均一な外周光を発するリングライト機能を実現するために、第1拡散部402の内周面は、散乱面とする。
図5の右下は、拡大領域500中の第1拡散部402の内周面を基準長さB−b(L)で抜き取った拡大領域510を示す。本実施形態では、表面粗度として算術平均粗さRaを用いる。基準長さB−b(L)は粗さ曲線から平均線の方向に設定される。拡大領域510の平均線の方向で粗さ曲線の中心線をX1軸、粗さ曲線の縦倍率の方向でX1軸に対して垂直に延びるY1軸を設定し、粗さ曲線をy=f(x)で表したときに、Raは以下の式で表される。
換言すれば、Raは、面の水平方向の基準長さにおける、面の鉛直方向の絶対値の平均値である。第2拡散部404への導入効率を考慮すると、第1拡散部402の内周面の粗度Ra_outと、第2拡散部404の第1拡散部402と向かい合う面(以下、「第2拡散部404の外周面」と称する)の粗度Ra_inとは、下記(1)式で示す関係であればよい。
Ra_out≒Ra_in (1)
ここで、Ra_out<Ra_inである場合、第1拡散部402の内周面の散乱光が減るため、第2拡散部404への光の導入効率が低下することになる。また、Ra_outとRa_inとは、下記(2)式で示す関係であることが好ましい。
Ra_out>Ra_in (2)
(2)式が満たされる場合、第1拡散部402の内周面の表面粗度が第2拡散部404の外周面の表面粗度より大きく、第1拡散部402の内周面の散乱光が増えるため、第2拡散部404への導光が行い易くなる。ここで、Raの一例について示す。例えば、表面処理としてラッピング研磨されたガラスは、Raがおおよそ0.005μmとなる。また、表面処理が未処理のガラスは、Raがおおよそ0.023μmとなる。また、表面処理としてブラスト処理が施された曇りガラスは、Raがおおよそ1.071μmとなる。また、表面処理としてシボ加工が施されたプラスチックは、Raがおおよそ20μmとなる。また、鋳離し状態の部材は、Raがおおよそ100μmとなる。以上のいずれかの表面処理により、Ra_outとRa_inとが適切となるように第1拡散部402の内周面および第2拡散部404の外周面を加工する。
上述した各表面処理におけるRaの値より、Ra_outとRa_inとは、0.02μm以上100μm以下となる。さらに、Ra_outとRa_inとは、0.5μm以上30μm以下であることが好ましい。
図6に、フロントライト316の分割線の幅の範囲を示す。フロントライト316の分割線の幅とは、第1拡散部402と第2拡散部404と間隔の幅の意味である。図6の左に示すフロントライト316は、前述した幅が0mm、すなわち第1拡散部402と第2拡散部404とが密着した状態である。一方、図6の右に示すフロントライト316は、前述した幅が1mmの状態である。幅が広くなるほど光漏れが多くなるため、フロントライト316の分割線の幅は、0mm以上1mm以下とする。
図7に、フロントライト316とソーラーモジュール318との位置関係を示す。図3で説明したように、フロントライト316の上部にソーラーモジュール318が位置する。そして、図7で示すように、ソーラーモジュール318は、ユーザーからは、フロントライト316の分割線が隠れて見えないように配置される。
図8に、ディスプレイ228の法線方向から平面視した基板312の第1面の平面図を示す。基板312の第1面とは、ディスプレイ228の表示面と平行な基板312の面のうちディスプレイ228との距離が短い方の面である。また、基板312の第1面は、後述のディスプレイ差し込み口804が配置された面であると換言することもできる。以下、単に「平面視」と記載した場合には、ディスプレイ228の法線方向からの平面視であるとする。図8に示すように、基板312の表面から確認可能なデバイスとして、基板312は、光源208−1、および208−2と、タクタイルスイッチ222−1〜5と、振動モーター224と、ソーラーモジュール318の差し込み口802と、ディスプレイ228の差し込み口804とを有する。また、図8では、光源208−1、および208−2とタクタイルスイッチ222−1〜5との位置関係を示すために、ケース部300の内縁を示す線を、破線として示す。ここで、ケース部300の内縁とは、平面視におけるケース部300の内周側面、あるいは内壁に相当する。
ディスプレイ228の法線方向から平面視した際に、光源208の位置は、複数のタクタイルスイッチ222と重ならない。このため、ウェアラブル機器100のZ軸方向の薄型化が可能になる。また、複数のタクタイルスイッチ222の間に光源208が配置されることになる。よって、XY方向にウェアラブル機器100を小型化することができる。この結果、ウェアラブル機器100の携帯性が向上する。
また、図8に示すように、光源208からケース部300の内周側面までの距離は、複数のタクタイルスイッチ222のいずれのタクタイルスイッチ222からケース部300の内周側面までの距離より短い。図8では、光源208−1および208−2からケース部300の内周側面までのそれぞれの距離として最短距離dl−1およびdl−2と、タクタイルスイッチ222−1〜5からケース部300の内周側面までのそれぞれの距離として最短距離dt−1〜5とを示す。図8に示すように、dl−1およびdl−2は、dt−1〜5のいずれよりも短い。このように、光源208が基板312の端に配置されることになり、基板312の中央部分に他のデバイスを実装することが可能になるため、基板312の実装面を有効活用することが可能になる。他のデバイスとは、例えば、振動モーター224、ソーラーモジュール318の差し込み口802やディスプレイ228の差し込み口804等である。なお、光源208からケース部300の内周側面までの距離、いずれのタクタイルスイッチ222からケース部300の内周側面までの距離は、それぞれの最短距離に限らない。例えば、光源208からケース部300の内周側面までの距離が、光源208の中心からケース部300の内周側面までの最短距離とし、いずれのタクタイルスイッチ222からケース部300の内周側面までの距離が、いずれのタクタイルスイッチ222の中心からケース部300の内周側面までの最短距離としてもよい。
また、図8に示すように、光源208−1、および208−2は、基板312上の2箇所の位置に固定される。このように、複数の光源208を有することにより、1つの光源208よりも輝度ムラを抑制し、かつ輝度を高くして視認性を向上させることが可能になる。また、基板312上に光源208を配置することにより、フロントライト316に光源208を設置する場合に比べて、製造コストを抑制することが可能になる。
図9に、ディスプレイ228の法線方向から平面視した基板312の底面図を示す。基板312の底面図とは、基板312の第1面の反対側の面であり、表示部228の表示面と平行な基板312の面のうち表示部228との距離が長い方の面である。ここで、図9で示した光源208−1、および208−2は、基板312の表面に位置し、脈拍センサー210は、センサー基板248上に位置する。しかし、図9では、位置関係を容易に確認できるようにするために、光源208−1、および208−2と、平面視した際の脈拍センサー210とを、破線を用いて示す。
ここで、脈拍センサー210は受光部を備えるため、光源208が脈拍センサー210の近くにあると、光源208からの迷光が受光部に入射してしまうという、光学的な悪影響が発生するおそれがある。そこで、図9に示すように、脈拍センサー210は、基板312の光源208が固定された一方の面とは異なる他方の面側に配置する。他方の面側とは、基板312の他方の面を含み、Z軸負方向(基板312の一方の面からケース部300の底に向かう方向)の領域を意味する。
このような位置関係であれば、脈拍センサー210と光源208との間には、基板312が存在するため、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減することが可能になる。
このような位置関係であれば、脈拍センサー210と光源208との間には、基板312が存在するため、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減することが可能になる。
図9に示す線分910は、光源208−1、および208−2を最短で結ぶ線分であり、点912は、線分910の中心である。図9の例では、ディスプレイ228の法線方向から平面視した際に、点912がディスプレイ228の中心と一致する。この場合、光源208−1および208−2は、ディスプレイ228の中心を通る軸に対して軸対称に位置する。従って、ディスプレイ228に対して光源208−1および208−2を均等に配置できる。これにより、複数の光源でディスプレイ228を均一に照射することができる。フロントライト316は第1拡散部402を備えるが、複数の光源208からの光を第1拡散部402に導光する場合、各光源208を均等に配置することによって、第1拡散部402の内部で光をより一層、均一に拡散することが可能となる。この結果、ディスプレイ228に照射する光ムラを低減できる。また、平面視において、点912は、センサー基板248と重なるように配置ことが好ましい。さらには、平面視において、点912は脈拍センサー210と重なるように配置することが好ましい。このように構成することで、脈拍センサー210と光源との距離を確保することができ、迷光などの悪影響を抑制することができる。
図10に、ケース部300内に基板312とフレーム314とを組み込んだ際に、ケース部300をディスプレイ228の法線方向から平面視した平面図を示す。フレーム314には、孔1000−1および1000−2と、光源格納部(図10では不図示)とが形成される。孔1000は、導光部406と光源格納部とを連通する孔である。図10では、導光部406がまだケース部300に組み込まれていない状態であるため、前述した平面視において、孔1000から、光源208が見える状態である。
フレーム314の内側には、ディスプレイ228がはめ込まれる。図10に示した太線の一点鎖線1004は、平面視した際のディスプレイ228の端部を示す線である。図10に示すように、光源208は、ディスプレイ228の端部とケース部300の側面との間に位置する。光源208はフロントライト316の光源であるので、仮に、光源208がディスプレイ228の内側に位置すると、光源208から照射される光を導光する経路が長くなってしまう。本実施形態では、ディスプレイ228の端部とケース部300の側面との隙間に光源208を配置したので、スペースを有効に利用することができる。しかも、平面視において、フロントライト316と光源208とが重なる。このため、ウェアラブル機器100のケースの径を大きくせずにディスプレイ228の表示面積を大きくすることが可能になる。
また、一点鎖線1004が示すように、平面視において、ディスプレイ228は、複数の直線部を有する多角形である。そして、平面視において、光源208は、前述した直線部とケース部300との間に位置する。この位置関係により、より広い空間に光源208を配置することができる。具体的に説明すると、図10に示すように、ディスプレイ228の法線方向からの平面視において、ウェアラブル機器100の形状は円である。従って、前述した多角形の直線部とケース部300の側面との距離は、前述した多角形の頂点とケース部300の側面との距離よりも長い。よって、前述した位置関係により、より広い空間に光源208を配置することができる。
さらに、図10に示すように、フレーム314の内側のうち、太線の破線1002で示した部分は、多角形の一部である。このように、フレーム314の内側は、多角形の一部の形状を有する。そして、光源208は、太線の破線1002によって示した多角形の一部の辺とケース部300の側面との間に位置する。この位置関係により、より広い空間に光源208を配置することができる。具体的に説明すると、図10に示すように、ディスプレイ228の法線方向からの平面視において、ウェアラブル機器100の形状は円である。従って、太線の破線1002によって示した多角形の一部の辺とケース部300の側面との距離は、太線の破線1002によって示した多角形の頂点とケース部300の側面との距離よりも長い。よって、前述した位置関係により、より広い空間に光源208を配置することができる。なお、フレーム314の内周側面全体が、多角形全体の形状を有してもよい。
図11に、Z軸を含み、光源208を含む平面における断面について、光源208周辺を拡大した図を示す。図11で示すように、フレーム314には、孔1000と、光源格納部1100とが形成される。光源格納部1100は、光源208を収納する囲いである。光源格納部1100により、光源208からの光漏れを低減することができるため、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減することが可能になる。
また、図11に示すように、光源格納部1100は、基板312の光源208が固定された一方の面側に開口1102を有する。基板312上にフレーム314をはめ込むことにより、開口1102の縁と基板312とが接触し、光源格納部1100内に光源208を閉じ込める。このように、基板312と光源格納部1100とにより、光源208を閉じ込めるため、光源208からの光漏れを低減することができ、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減しつつ、ウェアラブル機器100の組み立てが容易になる。
B.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
以上の各形態は多様に変形され得る。変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
上述した実施形態では、図4、図5等によりフロントライト316を示したが、本発明におけるフロントライトは、フロントライト316に限定されるものではない。以下に、図12〜図14を用いて、フロントライト316の3つの変形例を示す。
図12に、第1変形例のフロントライト1200を示す。フロントライト1200は、図12に示すように、第1拡散部1202を除き、フロントライト316と同様の構成を有する。図12では、フロントライト1200の一部として、第1導光部406−1の近傍を拡大した拡大領域1204を示す。拡大領域1204が示すように、第1拡散部1202の外周面には、梨地状、または凹凸がある。
ここで、第1拡散部1202の外周面の一部または全部には、金属膜が形成されている。金属膜は、例えば、金属蒸着によって形成される。金属は、例えば、アルミニウムである。例えば、第1拡散部1202の外周面の一部または全部に、アルミ蒸着を施すことにより、アルミニウム膜を形成させる。これにより、第1拡散部1202の外周面が梨地状、または凹凸があったしても、アルミニウム膜により光が全反射することになり、第1拡散部1202の外周面からの光漏れが発生しないため、光源208からの光を効率良く第2拡散部404に導光することが可能になる。
図13に、第2変形例のフロントライト1300を示す。フロントライト1300は、第1拡散部1302と、第2拡散部1304と、第1導光部406−1、および第2導光部406−2とを有する。図13の右下にフロントライト1300のC−‘c間を破断した際の断面領域1310を示す。断面領域1310が示すように、第1拡散部1302と、第2拡散部1304とは、完全に切断されておらず、エンボス加工によって凹ませてあり、一部繋がった領域1312がある。また、第1拡散部1302の内周面に梨地状があるようにするためには、例えば、エンボス加工を行う型の第1拡散部1302の内周面に押し当てられる面が、梨地状であればよい。図13の例では、領域1312は、ディスプレイ228側にあることになるが、領域1312がソーラーモジュール318側になるように、エンボス加工を施してもよい。
また、図13に示すように、フロントライト1300は、領域1320−1〜3の3箇所にエンボス加工が施されていない。このように、エンボス加工を施さない箇所を設けることにより、第1拡散部1302と第2拡散部1304とが切り離されにくくなり、ウェアラブル機器100の組み立て時において、フロントライト1300の持ち運びを容易にすることが可能になる。また、エンボス加工を施さない箇所の数は、図13に示す例に限らず、1箇所でもよいし、2箇所以上でもよい。
また、図13では、領域1320の近傍を拡大した拡大領域1322を示す。拡大領域1322内の網掛けを付与した箇所が、エンボス加工によって施された断面である。
図14に、第3変形例のフロントライト1400を示す。フロントライト1400は、拡散部1402と、第1導光部406−1、および第2導光部406−2とを有する。フロントライト1400は、分割されていない1つの導光板である。このように、フロントライトは、一つの導光板であってもよい。
また、本発明におけるフロントライトは、図12〜図14に示した例に限らない。例えば、本発明におけるフロントライトは、第1拡散部の環の内部であって、第2拡散部の外側に、第1拡散部402からの光を拡散し、第2拡散部404に導光する第3拡散部を有する構造でもよい。この構造は、XY平面上に環状の拡散部を2重に配置したことになる。この構造によれば、光は、第1拡散部402と第3拡散部とにおいて周回することとなるため、フロントライト316と比較して、光をより均一化することが可能になる。また、第1拡散部402を、Z軸方向に2重に配置してもよい。
また、ディスプレイ228の法線方向から平面視した際に、第1拡散部402は、複数に分割されてもよく、分割された第1拡散部402の端面には、導光部406が配置される。例えば、図4のフロントライト316を用いて分割された第1拡散部402の形状を説明すると、その形状は、第1導光部406−1、および第2導光部406−2の中心同士を結ぶ線分によって第1拡散部402が分割されたような形状となる。
また、第1拡散部402は、板状の部材から生成されてもよいし、棒状の部材を湾曲させて一周させることにより形成されてもよい。また、第1拡散部402と第2拡散部404とのZ軸方向の厚みが互いに異なってもよい。ウェアラブル機器100のZ軸方向に寄与する部位の厚さを薄くすることにより、ウェアラブル機器100のZ軸方向の厚みを薄くすることが可能になる。例えば、ディスプレイ228の法線方向から平面視において、ソーラーモジュール318と第1拡散部402とがほぼ同一の形状となる場合には、第1拡散部402だけを薄くすることにより、ウェアラブル機器100のZ軸方向の厚みを薄くすることが可能になる。
また、本発明におけるフロントライトの形状は、円環状に限らなく、例えば、八角形、四角形、三角形などの多角形の形状でもよい。
また、本実施形態では、脈拍センサー210は、基板312とは異なるセンサー基板248によって支持されたが、基板312に支持されてもよい。この場合、ウェアラブル機器100では、Z軸負方向から、脈センサー210、脈センサー210を支持する基板312、バッテリー206、フレーム314、ディスプレイ228、フロントライト316の順に配置される。この場合、脈拍センサー210は、基板312の光源208が固定された一方の面とは異なる他方の面に固定されてもよい。これにより、脈拍センサー210と光源208との間には、基板312が存在するため光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減することが可能になる。また、脈拍センサー210と光源208とを同一の基板となる基板312に配置するため、脈拍センサー210と光源208との間隔を離すために複数の基板を設けなくともよくなる。また、脈センサー210を支持する基板312とバッテリー206との間には、導電性材料で形成されたシールドを配置し、シールドに両面テープなどの接着層を介してバッテリー206を配置するように構成してもよい。このように構成することにより、回路素子をシールドで保護しつつ、バッテリーを固定することができる。
また、脈拍センサー210が基板312の光源208が固定された一方の面とは異なる他方の面に固定される場合に、脈拍センサー210は、図9に示した点912と重なってもよい。なお、平面視において脈拍センサー210の中心と点912とは必ずしも一致する必要はない。これにより、脈拍センサー210を、光源208−1、および208−2から遠ざけることができるため、光源208から照射される光が脈拍センサー210に入射することを低減することが可能になる。
また、本発明における光源208の数は、1つでも複数でもよい。また、図9において、光源208が、ディスプレイ228の中心を通る軸に対して軸対称に位置することを説明したが、光源208の数が2より多い場合にも適用することが可能である。例えば、光源208が3つであれば、3つの光源208は、正三角形の頂点の位置にそれぞれ配置されればよく、光源208が4つであれば、4つの光源208は、正方形の頂点の位置にそれぞれ配置されればよい。また、ウェアラブル機器100は、光源208として、LEDを有してもよいし、OLED(Organic Light Emitting Diode)を有してもよいし、他の発光素子を有してもよい。
また、図2に示すデバイスは、一例に過ぎず、ウェアラブル機器100は、図2に示すデバイスの全てを有する必要はない。また、ウェアラブル機器100は、図3に示したサイドカバー302がなくてもよい。
また、ウェアラブル機器100が装着できる箇所は、手首に限らない。例えば、ウェアラブル機器100は、足首等、ユーザーの他の部位に装着されてもよい。また、ウェアラブル機器100は、HMD(Head Mounted Display)等であってもよい。また、本発明を適用する対象は、ウェアラブル機器100に限られず、例えば、電子機器でもよい。電子機器は、例えば、カーナビゲーション装置、電卓、ゲーム機、ビデオカメラ等である。
100…ウェアラブル機器、206…バッテリー、208…光源、210…脈拍センサー、222…タクタイルスイッチ、228…ディスプレイ、300…ケース部、316…フロントライト、318…ソーラーモジュール、400…拡散部、402…第1拡散部、404…第2拡散部、406…導光部、1000…孔、1100…光源格納部。
Claims (12)
- 光源と、
前記光源からの光を拡散する拡散部と、
前記拡散部からの光が照射される表示部と、
前記光源、前記拡散部および前記表示部を格納するケース部と、を備え、
前記表示部の法線と直交する方向からの投影視において、前記表示部は、前記光源と前記拡散部との間に配置されている、
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1において、
前記ケース部に格納され、操作を受け付ける複数の操作スイッチ部を備え、
前記表示部の法線方向からの平面視において、前記光源から前記ケース部の内周側面までの距離は、前記複数の操作スイッチ部のいずれかから前記ケース部の内周側面までの距離より短いことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1または2において、
前記表示部の法線方向からの平面視において、前記光源は、前記表示部の端部と前記ケース部の内周側面との間に位置することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1から3のいずれかにおいて、
前記表示部の法線方向からの平面視において、前記表示部は複数の直線部を有する多角形からなり、前記光源は前記直線部と前記ケース部との間に位置することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1から4のいずれかにおいて、
前記ケース部に固定され、前記表示部の法線方向からの平面視において、内側の少なくとも一部が多角形の一部または全部の形状をしたフレームを備え、
前記平面視において、前記光源は前記多角形の辺と前記ケース部の内周側面との間に位置することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1から5のいずれかにおいて、
前記光源を複数有することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1から6のいずれかにおいて、
前記光源からの光を前記拡散部に導光する導光部を備える
ことを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項1から7のいずれかにおいて、
基板と、
脈拍を測定する脈拍センサーとを備え、
前記光源は、前記基板の一方の面に固定され、
前記脈拍センサーは、前記基板の他方の面側に位置することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項8において、
前記脈拍センサーは、前記基板の他方の面に固定されることを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項8または9において、
前記光源を2つ有し、
前記表示部の法線方向からの平面視において、前記脈拍センサーは、前記2つの光源を最短で結ぶ線分の中心と重なることを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項8または9において、
前記光源を複数有し、
前記平面視において、前記脈拍センサーは、前記表示部の中心と重なり、
前記複数の光源は、前記表示部の中心を通る軸に対して軸対称に位置することを特徴とするウェアラブル機器。 - 請求項8において、
バッテリーを備え、
前記脈拍センサーは、前記基板とは異なる他の基板に固定され、
前記投影視において、前記基板と前記他の基板との間に前記バッテリーが位置することを特徴とするウェアラブル機器。
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