JP2019023706A - 光学デバイス - Google Patents

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浩史 久保田
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Abstract

【課題】二重像を抑制することができ、視認性の高い光学デバイスを提供する。
【解決手段】光学デバイス1は、透光性を有する第1基板10と、第1基板10に対向して配置された、透光性を有する第2基板20と、第1基板10と第2基板20との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層40及び第2電極層50と、第1電極層40と第2電極層50との間に配置され、入射した光を配光する配光層30とを備え、配光層30は、複数の凸部33を有する凹凸構造層31と、複数の凸部33間を充填するように配置され、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層32とを含み、複数の凸部33の高さの分布は、所定の正規分布の少なくとも一部に従う。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学デバイスに関する。
従来、室内への光の採り入れを制御する採光シートが知られている。例えば、凹凸構造による光の反射を利用した樹脂製のウィンドウフィルムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開第2015/079897号
しかしながら、上記従来のウィンドウフィルムでは、隣り合う凹凸を通過する光が互いに干渉し、回折現象が起きる。回折角は波長依存性を有するので、ウィンドウフィルムには色付いた二重像が現れるため、視認性が悪くなる。
そこで、本発明は、二重像を抑制することができ、視認性の高い光学デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る光学デバイスは、透光性を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置された、透光性を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層及び第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間に配置され、入射した光を配光する配光層とを備え、前記配光層は、複数の凸部を有する凹凸構造層と、前記複数の凸部間を充填するように配置され、前記第1電極層及び前記第2電極層間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層とを含み、前記複数の凸部の高さの分布は、所定の正規分布の少なくとも一部に従う。
本発明によれば、二重像を抑制することができ、視認性の高い光学デバイスを提供することができる。
実施の形態に係る光学デバイスの断面図である。 実施の形態に係る光学デバイスの拡大断面図である。 実施の形態に係る光学デバイスを窓に設置した場合において、光学デバイスが無印加モード(配光状態)で動作したときの作用を説明するための図である。 実施の形態に係る光学デバイスを窓に設置した場合において、光学デバイスが印加モード(透明状態)で動作したときの作用を説明するための図である。 実施の形態に係る光学デバイスの無印加モードを説明するための拡大断面図である。 実施の形態に係る光学デバイスの印加モードを説明するための拡大断面図である。 実施の形態に係る光学デバイスの複数の凸部の高さの分布の一例を示す図である。 実施の形態に係る光学デバイスの複数の凸部の高さの分布の別の一例を示す図である。 実施の形態に係る光学デバイスの効果を説明するための拡大断面図である。 比較例に係る光学デバイスの回折現象を説明するための拡大断面図である。 実施の形態に係る光学デバイスの回折現象を説明するための拡大断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る光学デバイスについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、平行又は垂直などの要素間の関係性を示す用語、及び、三角形又は台形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、z軸方向を鉛直方向とし、z軸に垂直な方向(xy平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、z軸の正方向を鉛直上方としている。また、本明細書において、「厚み方向」とは、光学デバイスの厚み方向を意味し、第1基板及び第2基板の主面に垂直な方向のことであり、「平面視」とは、第1基板又は第2基板の主面に対して垂直な方向から見たときのことをいう。
(実施の形態)
[構成]
まず、本実施の形態に係る光学デバイス1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る光学デバイス1の断面図である。図2は、本実施の形態に係る光学デバイス1の拡大断面図であり、図1の一点鎖線で囲まれる領域IIの拡大断面図である。
光学デバイス1は、光学デバイス1に入射する光を配光制御する配光制御デバイスである。具体的には、光学デバイス1は、光学デバイス1に入射する光の進行方向を変更して(つまり、配光して)出射させることができる。
図1及び図2に示すように、光学デバイス1は、入射する光を透過するように構成されており、第1基板10と、第2基板20と、配光層30と、第1電極層40と、第2電極層50とを備える。
なお、第1電極層40の配光層30側の面には、第1電極層40と配光層30の凹凸構造層31とを密着させるための密着層が設けられていてもよい。密着層は、例えば、一般的にプライマーと称される樹脂材料などである。
光学デバイス1は、対をなす第1基板10及び第2基板20の間に、第1電極層40、配光層30及び第2電極層50がこの順で厚み方向に沿って配置された構成を備える。なお、第1基板10と第2基板20との間の距離を保つために、粒子状の複数のスペーサが面内に分散されていてもよく、柱状の構造が形成されてもよい。
以下、光学デバイス1の各構成部材について、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
[第1基板及び第2基板]
第1基板10及び第2基板20は、透光性を有する透光性基材である。第1基板10及び第2基板20としては、例えばガラス基板又は樹脂基板を用いることができる。
ガラス基板の材料としては、ソーダガラス、無アルカリガラス又は高屈折率ガラスなどが挙げられる。樹脂基板の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)又はエポキシなどの樹脂材料が挙げられる。ガラス基板は、光透過率が高く、かつ、水分の透過性が低いという利点がある。一方、樹脂基板は、破壊時の飛散が少ないという利点がある。
第1基板10と第2基板20とは、同じ材料で構成されていてもよく、あるいは、異なる材料で構成されていてもよい。また、第1基板10及び第2基板20は、リジッド基板に限るものではなく、可撓性を有するフレキシブル基板でもよい。本実施の形態において、第1基板10及び第2基板20は、PET樹脂からなる透明樹脂基板である。
第2基板20は、第1基板10に対向する対向基板であり、第1基板10に対向する位置に配置される。第1基板10と第2基板20とは、例えば、5μm〜30μmなどの所定距離を空けて平行に配置されている。第1基板10と第2基板20とは、互いの端部外周に額縁状に形成された接着剤などのシール樹脂によって接着されている。
なお、第1基板10及び第2基板20の平面視形状は、例えば、正方形又は長方形などの矩形状であるが、これに限るものではなく、円形又は四角形以外の多角形であってもよく、任意の形状が採用され得る。
[配光層]
図1及び図2に示すように、配光層30は、第1電極層40と第2電極層50との間に配置される。配光層30は、透光性を有しており、入射した光を透過させる。また、配光層30は、入射した光を配光する。つまり、配光層30は、配光層30を光が通過する際に、その光の進行方向を変更する。
配光層30は、凹凸構造層31と、屈折率可変層32とを有する。
凹凸構造層31は、屈折率可変層32の表面(界面)を凹凸にするために設けられた微細形状層である。凹凸構造層31は、図2に示すように、複数の凸部33と、複数の凹部34とを有する。具体的には、凹凸構造層31は、マイクロオーダサイズの複数の凸部33によって構成された凹凸構造体である。複数の凸部33の間が、複数の凹部34である。すなわち、隣り合う2つの凸部33の間が、1つの凹部34である。
複数の凸部33は、第1基板10の主面(第1電極層40が設けられた面)に平行なz軸方向に並んで配置された複数の凸部である。すなわち、本実施の形態では、z軸方向は、複数の凸部33の並び方向である。
本実施の形態では、複数の凸部33は、その並び方向に直交する方向に延在する長尺の凸条である。具体的には、複数の凸部33は、x軸方向に延びたストライプ状に形成されている。複数の凸部33の各々は、x軸方向に沿って直線状に延びている。例えば、複数の凸部33の各々は、第1電極層40に対して横倒しに配置された四角柱である。なお、複数の凸部33は、x軸方向に沿って蛇行しながら延びていてもよい。例えば、複数の凸部33は、波線のストライプ状に形成されていてもよい。
複数の凸部33は、例えばz軸方向に沿って等間隔に配置されている。複数の凸部33の各々の形状及び大きさは、互いに同じであるが、異なっていてもよい。
複数の凸部33の各々は、根元から先端にかけて先細る形状を有する。具体的には、複数の凸部33の各々の断面形状は、第1基板10から第2基板20に向かう方向(厚み方向、y軸の正方向)に沿って先細りのテーパ形状である。具体的には、凸部33の断面形状(yz断面)は、台形であるが、これに限らない。凸部33の断面形状は、三角形でもよく、その他の多角形、又は、カーブを含む多角形でもよい。
具体的には、図2に示すように、複数の凸部33の各々は、側面33a及び側面33bを有する。側面33a及び側面33bは、凸部33の並び方向(z軸方向)に交差する面である。側面33a及び側面33bはそれぞれ、厚み方向(y軸方向)に対して所定の傾斜角で傾斜する傾斜面である。側面33aと側面33bとの間隔は、y軸の正側に向かって漸次小さくなっている。
本実施の形態では、光学デバイス1は、z軸が鉛直方向に平行になるように窓などに設置される。側面33aは、例えば側面33bよりも鉛直上側に位置する面である。側面33aは、光学デバイス1に入射した入射光を反射(具体的には全反射)させる反射面(全反射面)である。側面33bは、例えば側面33aよりも鉛直下側に位置する面である。側面33bは、光学デバイス1に入射した入射光を屈折させる屈折面である。
本実施の形態では、複数の凸部33の高さは、均一ではなく、ばらつきがある。具体的には、複数の凸部33の高さの分布は、正規分布の少なくとも一部に従う。凸部33の詳細については、後で説明する。
なお、複数の凸部33の幅(z軸方向の長さ)は、例えば1μm〜20μmであり、好ましくは10μm以下であるが、これに限らない。また、隣り合う2つの凸部33の間隔は、例えば0μm〜100μmであるが、これに限らない。隣り合う2つの凸部33は、互いに接触していてもよく、所定の間隔を空けて配置されていてもよい。
凸部33の材料としては、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂などの光透過性を有する樹脂材料を用いることができる。凸部33は、例えば、紫外線硬化樹脂材料から形成され、モールド成形又はナノインプリントなどによって形成することができる。
凹凸構造層31は、例えば、屈折率が1.5のアクリル樹脂を用いて断面が台形の凹凸構造を、モールド型押しにより形成することができる。複数の凸部33は、間隔が2μmで等間隔にz軸方向に並んで配置されている。凸部33の根元の厚さは、例えば5μmである。隣り合う凸部33の根元間の距離は、例えば0μm〜5μmの値をとりうる。
屈折率可変層32は、凹凸構造層31の複数の凸部33の間(すなわち、凹部34)を充填するように配置されている。屈折率可変層32は、第1電極層40と第2電極層50との間に形成される隙間を充填するように配置されている。例えば、図2に示すように、凸部33と第2電極層50とが離れているので、屈折率可変層32は、凸部33と第2電極層50との間の隙間を埋めるように配置される。なお、凸部33と第2電極層50とは接触していてもよく、この場合、屈折率可変層32は、凹部34毎に分離して設けられていてもよい。
屈折率可変層32は、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する。具体的には、屈折率可変層32は、電界が与えられることによって可視光領域での屈折率が調整可能な屈折率調整層として機能する。例えば、屈折率可変層32は、電界応答性を有する液晶分子35を有する液晶によって構成されているので、配光層30に電界が与えられることで液晶分子35の配向状態が変化して屈折率可変層32の屈折率が変化する。
屈折率可変層32の複屈折材料は、例えば、複屈折性を有する液晶分子35を含む液晶である。このような液晶としては、例えば、液晶分子35が棒状分子からなるネマティック液晶、スメクティック液晶又はコレステリック液晶などを用いることができる。例えば、凸部33の屈折率が1.5である場合、屈折率可変層32の材料としては、常光屈折率(no)が1.5で、異常光屈折率(ne)が1.7のポジ型の液晶を用いることができる。
屈折率可変層32は、例えば、第1電極層40及び凹凸構造層31が形成された第1基板10と、第2電極層50が形成された第2基板20との各々の端部外周をシール樹脂で封止した状態で、液晶材料を真空注入法で注入することで形成される。あるいは、屈折率可変層32は、第1基板10の第1電極層40及び凹凸構造層31上に液晶材料を滴下した後に第2基板20を貼り合わせることで形成される。
なお、図2では、電圧が無印加の状態(後述する図4Aも同様)を示しており、液晶分子35は、長軸がx軸に略平行になるように配向されている。第1電極層40及び第2電極層50間に電圧が印加された場合には、液晶分子35は、長軸がy軸に略平行になるように配向される(後述する図4Bを参照)。
また、屈折率可変層32には、交流によって電界が与えられる。交流の電圧波形は、正弦波でもよく、矩形波でもよい。
[第1電極層及び第2電極層]
第1電極層40及び第2電極層50は、電気的に対となっており、配光層30に電界を与えることができるように構成されている。第1電極層40と第2電極層50とは、電気的だけでなく配置的にも対になっており、第1基板10と第2基板20との間に、互いに対向するように配置されている。具体的には、第1電極層40及び第2電極層50は、配光層30を挟むように配置されている。
第1電極層40及び第2電極層50は、透光性を有し、入射した光を透過する。第1電極層40及び第2電極層50は、例えば透明導電層である。透明導電層の材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)若しくはIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明金属酸化物、銀ナノワイヤ若しくは導電性粒子などの導電体を含有する樹脂からなる導電体含有樹脂、又は、銀薄膜などの金属薄膜などを用いることができる。なお、第1電極層40及び第2電極層50は、これらの単層構造でよく、これらの積層構造(例えば透明金属酸化物と金属薄膜との積層構造)でもよい。本実施の形態では、第1電極層40及び第2電極層50はそれぞれ、厚さ100nmのITOである。
第1電極層40は、第1基板10と凹凸構造層31との間に配置されている。具体的には、第1電極層40は、第1基板10の配光層30側の面に形成されている。
一方、第2電極層50は、屈折率可変層32と第2基板20との間に配置されている。具体的には、第2電極層50は、第2基板20の配光層30側の面に形成されている。
なお、第1電極層40及び第2電極層50は、例えば、外部電源又は駆動回路との電気接続が可能となるように構成されている。例えば、外部電源又は駆動回路に接続するための電極パッドなどが、第1電極層40及び第2電極層50の各々から引き出されて第1基板10及び第2基板20に形成されていてもよい。
第1電極層40及び第2電極層50はそれぞれ、例えば、蒸着、スパッタリングなどにより形成される。第1電極層40及び第2電極層50はそれぞれ、例えばITOなどの透明導電膜を成膜することで形成される。
[光学デバイスの光学状態]
続いて、本実施の形態に係る光学デバイス1の使用例を示しながら、光学デバイス1の光学状態(動作モード)について説明する。具体的には、光学デバイス1を備える光学システムについて、図3A及び図3Bを用いて説明する。
図3A及び図3Bはそれぞれ、本実施の形態に係る光学デバイス1を備える光学システム60を建物90に適用した例を示す図である。具体的には、図3A及び図3Bは、光学デバイス1を窓91に設置した場合において、光学デバイス1が各動作モードで動作したときの作用を説明するための図である。
図3A及び図3Bに示すように、光学システム60は、光学デバイス1と、駆動回路61とを備える。なお、各図において、光学デバイス1から延びるドットの網掛けが付された領域は、光学デバイス1を通過した光(具体的にはS偏光成分)が通過する領域を示している。
光学デバイス1は、入射した光を透過させることができる。例えば、光学デバイス1は、建物90の窓91に設置することで、配光機能付き窓として実現することができる。光学デバイス1は、例えば、粘着層を介して既存の窓91に貼り合わされる。この場合、光学デバイス1は、第1基板10及び第2基板20の主面が鉛直方向(z軸方向)に平行になる姿勢で窓91に設置される。
なお、図3A及び図3Bでは、光学デバイス1の詳細な構造は図示されていないが、光学デバイス1は、第1基板10が屋外側で第2基板20が屋内側になり、かつ、凸部33の側面33aが天井92側で側面33bが床93側になるように配置されている。
また、駆動回路61は、床93上に設置されているが、これは模式的に図示したものであり、駆動回路61の設置場所には特に限定されない。例えば、駆動回路61は、光学デバイス1と一体に構成され、窓91の窓枠などに固定されていてもよい。あるいは、駆動回路61は、建物90の天井92、床93又は壁などに埋め込まれていてもよい。
駆動回路61は、光学デバイス1を駆動する制御部である。具体的には、駆動回路61は、光学デバイス1の第1電極層40及び第2電極層50間に所定の電圧を印加する。
本実施の形態では、光学デバイス1の動作モードとして、電圧を印加しない無印加モードと、電圧を印加する印加モードとの2つのモードを有する。各動作モードに応じて、配光層30(具体的には、屈折率可変層32)に与えられる電界の大きさが変化する。
駆動回路61は、ユーザ設定又は予め定められたスケジュール情報などに基づいて、2つの動作モードを切り替えて実行する。また、印加モードでは、複数の電圧値から選択された電圧値の電圧を印加してもよく、あるいは、連続的に電圧値を変更してもよい。
光学デバイス1では、配光層30に印加される電界に応じて、屈折率可変層32に含まれる液晶分子35の配向が変化する。なお、液晶分子35は、複屈折性を有する棒状の液晶分子であるので、入射する光の偏光状態に応じて、当該光が受ける屈折率が異なる。ここでは、例えば、凸部33の屈折率が1.5であり、液晶分子35としては、常光屈折率(no)が1.5で、異常光屈折率(ne)が1.7のポジ型の液晶分子である場合を例に挙げて説明する。
光学デバイス1に入射する太陽光などの光は、P偏光(P偏光成分)とS偏光(S偏光成分)とを含んでいる。P偏光は、2つのモードのいずれのモードにおいても、その振動方向が液晶分子35の短軸に対して略平行になる。このため、P偏光についての液晶分子35の屈折率は、動作モードに依存せず、常光屈折率(no)であって、具体的には1.5である。このため、P偏光についての屈折率は、動作モードに依存せず、配光層30内で略一定になるので、P偏光は、配光層30をそのまま直進する。
一方で、S偏光についての液晶分子35の屈折率は、動作モードに応じて変化する。以下では、各動作モードの詳細について説明する。
<無印加モード(配光状態)>
図4Aは、無印加モードで駆動された場合の光学デバイス1の状態と、光学デバイス1を通過する光Lの経路とを模式的に示している。
駆動回路61は、光学デバイス1を無印加モードで動作させる場合、第1電極層40と第2電極層50との間に電圧を印加しない。つまり、屈折率可変層32には、電界が与えられない。このため、屈折率可変層32の屈折率を面内で略均一にすることができる。
この場合、光L(S偏光)が受ける屈折率は、凸部33が1.5であるのに対して、屈折率可変層32が1.7になる。このため、図4Aに示すように、光学デバイス1に対して斜めに入射する光Lは、凸部33の側面33aで反射(全反射)される。側面33aで反射された光は、斜め上方に向けて出射される。すなわち、光学デバイス1は、斜め下方に入射した光Lを、斜め上方に向けて出射する。なお、光Lが凸部33の側面33bを通過する場合は、側面33bで屈折して進行方向が変化した後、凸部33の側面33aで反射(全反射)される。
したがって、図3Aに示すように、斜め下方に入射する太陽光などの光Lは、光学デバイス1によって進行方向が曲げられて、建物90の天井92を照射する。
<印加モード(透明状態)>
図4Bは、印加モードで駆動された場合の光学デバイス1の状態と、光学デバイス1を通過する光Lの経路とを模式的に示している。
駆動回路61は、光学デバイス1を印加モードで動作させる場合、第1電極層40と第2電極層50との間に所定の電圧を印加する。具体的には、駆動回路61は、第1電極層40と第2電極層50との間に、面内で均一な所定の電圧を印加する。これにより、屈折率可変層32に印加される電界が面内で略均一になり、屈折率可変層32の屈折率を面内で略均一にすることができる。
この場合、光Lが受ける屈折率は、凸部33及び屈折率可変層32ともに1.5となる。このため、図4Bに示すように、光学デバイス1に対して斜めに入射する光Lは、そのまま光学デバイス1を通過する。つまり、光学デバイス1は、斜め下方に入射した光Lを、そのまま斜め下方に出射する。したがって、図3Bに示すように、斜め下方に入射する太陽光などの光Lは、光学デバイス1をそのまま通過して、建物90の床93の窓91に近い部分を照射する。
[高さの分布]
続いて、本実施の形態に係る光学デバイス1の複数の凸部33の高さの分布について説明する。
図5は、本実施の形態に係る光学デバイス1の複数の凸部33の高さの分布の一例を示す図である。本実施の形態では、複数の凸部33の高さの分布は、図5に示す正規分布の一部に従っている。図5では、横軸は凸部33の高さを示しており、縦軸は度数(具体的には、光学デバイス1が備える凸部33の高さ毎の個数)を示している。
図5に示す正規分布は、離散型の正規分布である。つまり、複数の凸部33の高さは、複数の高さの候補値から選択された値である。図5では一例として、H〜Hで表されるn個の高さを示している。なお、nは、2以上の自然数である。Hは、最大値Hmaxであり、Hは、最小値Hminである。本実施の形態に係る光学デバイス1が備える全ての凸部33の高さは、H〜Hのいずれかの値をとる。
図5に示すように、複数の凸部33の高さの分布は、正規分布の左半分(具体的には、正規分布の平均値より小さい部分)に従っている。複数の凸部33の高さの最大値Hは、正規分布の平均値である。このため、光学デバイス1は、高さが最大値Hの凸部33を最も多く備え、高さが小さくなるにつれて凸部33の個数は減少し、高さが最小値Hの凸部33の個数が最も少ない。
複数の凸部33の高さの最大値Hは、例えば20μm以下である。最小値Hは、最大値Hの40%以上60%以下の範囲である。このため、最小値Hと最大値Hとの高さの差は、例えば8μm以上12μm以下となる。この高さの差は、可視光の波長(例えば、緑色光の550nm)の約15〜22倍である。
〜Hn−1は、Hより大きく、かつ、Hより小さい値である。なお、H〜Hn−1は、この順で順に小さくなる。図5に示す例では、H〜Hは、等間隔に並んでいる。
なお、ここでは、高さの最大値Hが正規分布の平均値に一致する例を示したが、これに限らない。図6は、本実施の形態に係る光学デバイス1の複数の凸部33の高さの分布の別の一例を示す図である。図6では、横軸は凸部33の高さを示しており、縦軸は度数を示している。
例えば、本実施の形態に係る光学デバイス1の複数の凸部33の高さの分布は、図6に示す正規分布に従ってもよい。図6に示す例では、複数の凸部33の高さの平均値が正規分布の平均値に一致している。
また、複数の凸部33の高さの分布は、正規分布の半分又は全部ではなく、3/4又は1/4などに従っていてもよい。また、複数の凸部33の高さの値は、等間隔でなくてもよい。
[回折]
続いて、本実施の形態に係る光学デバイス1のように、微細凹凸構造に光が入射したときに発生する回折現象について説明する。
一般的に、回折格子における明線と暗線との条件は以下に示される。
明線の条件:dsinθ=mλ
暗線の条件:dsinθ=(m+1/2)λ
ここで、dは回折格子の格子周期であり、θは回折角であり、mは回折次数(0、±1、±2、・・・)である。
なお、凹凸構造層31の大きさが波長に比べて十分に大きく、例えば、高さ及び幅が数mmのオーダーであれば、凹凸構造層31が同一形状で規則的に並んでいたとしても、回折は発生しない。しかしながら、本実施の形態に係る光学デバイス1では、第1電極層40及び第2電極層50間に電圧を印加して、液晶分子35を含む屈折率可変層32に電界を与える。このため、第1電極層40及び第2電極層50間のギャップが数mmになった場合には、ギャップが大き過ぎて数1000Vの高電圧が必要となり、現実的ではなくなる。また、第1電極層40及び第2電極層50間に充填する液晶材料の量も多くなり、コスト的にも好ましくない。
そこで、本実施の形態に係る光学デバイス1では、複数の凸部33の高さにばらつきを与えている。具体的には、複数の凸部33の高さの分布は、図5などに示す正規分布の少なくとも一部に従っている。
このとき、複数の凸部33のうち隣り合う2つの凸部33を通過する光の位相は、互いにπ/4以上7π/4以下の範囲でずれている。具体的には、複数の凸部33のうち隣り合う2つの凸部33を通過する光の位相は、互いにπずれている。
図7は、本実施の形態に係る光学デバイス1の効果を説明するための拡大断面図である。図7では、説明を分かりやすくするため、光学デバイス1に対して正面から入射する光L1及びL2について説明するが、図4A及び図4Bで示した斜めから入射する光についても同様である。
図7に示すように、光L1は、高さがHの凸部33を通過し、光L2は、高さがHの凸部33を通過している。光L1と光L2とでは、凸部33の高さの差による領域(図7で破線で囲んだ部分)において光路長に差が生じる。具体的には、光L1と光L2との光路差は、隣り合う2つの凸部33の高さの差をΔHとし、凸部33と屈折率可変層32との屈折率の差をΔnとしたとき、ΔHとΔnとの積(=ΔH×Δn)で表される。
本実施の形態に係る光学デバイス1では、可視光帯域の所定波長をλとしたとき、光路差ΔH×Δnは、λ/2の奇数倍である。
ここで、λは、可視光帯域の波長であり、例えば550nmである。Δnは、電界が与えられていない屈折率可変層32の屈折率が1.7であり、凸部33の屈折率が1.5であるので、0.2である。奇数倍の奇数が1である場合、ΔHは、550nm/2÷0.2=1375nm(=約1.4μm)となる。
光路差ΔH×Δnが、光の1/2波長の奇数倍である場合、光L1と光L2とは、位相がπずれる。このため、光L1と光L2とは、一方が回折の暗線の条件を満たすので、回折が抑制される。
図8は、比較例に係る光学デバイス1xの回折現象を説明するための拡大断面図である。図9は、本実施の形態に係る光学デバイス1の回折現象を説明するための拡大断面図である。
図8に示すように、比較例に係る光学デバイス1xでは、隣り合う2つの凸部33を通過する光の各々において、光路差が生じない。したがって、暗線の条件が満たされずに回折が起きる。回折の1次光の強度が大きいので、二重像となって現れる。このとき、回折光の波長依存性によって、二重像は色づいて見える。
一方で、図9に示すように、本実施の形態に係る光学デバイス1では、隣り合う2つの凸部33を通過する光の各々において、図7で示したような光路差が生じる。したがって、暗線の条件が満たされて回折が抑制される。特に、1次光の強度が抑制されるので、二重像が抑制される。
なお、図8及び図9では、矢印の長さで光の強度を表している。図8と図9とを比較して分かるように、光学デバイス1xと光学デバイス1とでは、0次光の強度にほとんど変化はない。その一方で、光学デバイス1では、光学デバイス1xと比較して1次光の強度が抑制されている。
なお、光L1と光L2との位相がπずれている場合に、1次光の強度を抑制することができることを説明したが、光L1と光L2との位相のずれは、πに限らず、π/4以上7π/4の範囲でずれていてもよい。
この場合においても、同じ形状及び同じ大きさの凸部33が規則正しく並んでいる場合に比べて、1次光の強度を抑制し、二重像の発生を抑制することができる。また、1次光の強度は、位相がπずれている場合よりは大きくなるが、2次光などの他の回折光を抑制することができる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る光学デバイス1は、透光性を有する第1基板10と、第1基板10に対向して配置された、透光性を有する第2基板20と、第1基板10と第2基板20との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層40及び第2電極層50と、第1電極層40と第2電極層50との間に配置され、入射した光を配光する配光層30とを備える。配光層30は、複数の凸部33を有する凹凸構造層31と、複数の凸部33間を充填するように配置され、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層32とを含む。複数の凸部33の高さの分布は、所定の正規分布の少なくとも一部に従う。
これにより、高さの分布が正規分布の少なくとも一部に従うので、回折現象が抑えられる。具体的には、隣り合う2つの凸部33を通過する光の1次光の位相がずれて抑制されやすくなる。このため、本実施の形態によれば、二重像を抑制することができ、視認性の高い光学デバイス1を提供することができる。
また、単に、高さが高い凸部33と高さが低い凸部33とを交互に配置した場合には、モアレが発生する。本実施の形態に係る光学デバイス1によれば、モアレの発生も抑制することができる。
なお、凸部33の高さの分布が完全にランダムになった場合には、光学デバイス1は散乱状態になって向こう側が見えなくなる。このため、光学デバイス1が透明状態を発揮することが困難になるので、窓としての機能(向こう側が視認可能)を必要とする場合には好ましくない。本実施の形態に係る光学デバイス1によれば、凸部33の高さは、予め定められた複数の値のいずれかであり、正規分布の一部に従う。このため、光の散乱を抑制することができる。このように、本実施の形態によれば、二重像を抑制し、かつ、光の散乱を抑制することができる。
また、例えば、複数の凸部33の高さの最大値Hは、20μm以下であり、複数の凸部33の高さの最小値Hは、最大値Hの40%以上60%以下の範囲である。
これにより、凸部33の高さの最小値が最大値の40%以上であるので、凸部33が小さくなりすぎず、反射面としての凸部33の側面33aの面積を十分に確保することができる。したがって、配光される光の量を多くすることができる。
また、凸部33の高さの最大値が20μm以下であるので、光学デバイス1の厚みを薄くすることができるので、光学デバイス1による光の吸収などを抑制することができ、採光効率を高めることができる。
また、例えば、複数の凸部33の高さの最大値Hは、正規分布の平均値である。
これにより、高さが最大値になる凸部33が最も大きくなるので、反射面としての凸部33の側面33aの面積を十分に確保することができる。したがって、配光される光の量を多くすることができる。
また、例えば、複数の凸部33のうち隣り合う2つの凸部33を通過する光の位相は、互いにπ/4以上7π/4以下の範囲でずれている。
これにより、同じ形状及び同じ大きさの凸部33が規則正しく並んでいる場合に比べて、1次光の強度を抑制し、二重像の発生を抑制することができる。
また、例えば、複数の凸部33のうち隣り合う2つの凸部33を通過する光の位相は、互いにπずれている。
これにより、隣り合う2つの凸部33を通過する光の1次光が打ち消し合うので、二重像を十分に抑制することができる。
また、例えば、複数の凸部33のうち隣り合う2つの凸部33の高さの差をΔH、凸部33と屈折率可変層32との屈折率差をΔn、可視光帯域の所定波長をλとしたとき、ΔH×Δnは、λ/2の奇数倍である。
これにより、隣り合う2つの凸部33を通過する光の1次光の位相をπずらすことができるので、二重像を十分に抑制することができる。
(その他)
以上、本発明に係る光学デバイスについて、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、凸部33の高さの最小値は、最大値の40%以上60%以下の範囲でなくてもよい。凸部33の高さの最小値は、最大値の40%未満でもよく、60%より大きくてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、屈折率可変層32を構成する液晶材料としてポジ型の液晶材料を用いたが、ネガ型の液晶材料を用いてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、凸部33の長手方向がx軸方向となるように光学デバイスを窓に配置したが、これに限らない。例えば、凸部33の長手方向がz軸方向となるように光学デバイスを窓に配置してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、凹凸構造層31を構成する複数の凸部33の各々は、長尺状であったが、これに限らない。例えば、複数の凸部33は、マトリクス状などに点在するように配置されていてもよい。つまり、複数の凸部33を、ドット状に点在するように配置してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、複数の凸部33の各々は、同じ形状としたが、これに限るものではなく、例えば、面内において異なる形状であってもよい。例えば、光学デバイス1におけるz軸方向の上半分と下半分とで複数の凸部33の側面33a又は33bの傾斜角を異ならせてもよい。
また、上記の実施の形態では、光学デバイス1に入射する光として太陽光を例示したが、これに限らない。例えば、光学デバイス1に入射する光は、照明装置などの発光装置が発する光であってもよい。
また、上記の実施の形態では、光学デバイス1は、窓91の屋内側の面に貼り付けたが、窓91の屋外側の面に貼り付けてもよい。屋内側に貼り付けることで、光学素子の劣化を抑制することができる。また、光学デバイス1を窓91に貼り付けたが、光学デバイスを建物90の窓そのものとして用いてもよい。また、光学デバイス1は、建物90の窓91に設置する場合に限るものではなく、例えば車の窓などに設置してもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 光学デバイス
10 第1基板
20 第2基板
30 配光層
31 凹凸構造層
32 屈折率可変層
33 凸部
40 第1電極層
50 第2電極層

Claims (5)

  1. 透光性を有する第1基板と、
    前記第1基板に対向して配置された、透光性を有する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層及び第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間に配置され、入射した光を配光する配光層とを備え、
    前記配光層は、
    複数の凸部を有する凹凸構造層と、
    前記複数の凸部間を充填するように配置され、前記第1電極層及び前記第2電極層間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層とを含み、
    前記複数の凸部の高さの分布は、所定の正規分布の少なくとも一部に従う
    光学デバイス。
  2. 前記複数の凸部の高さの最大値は、20μm以下であり、
    前記複数の凸部の高さの最小値は、前記最大値の40%以上60%以下の範囲である
    請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記複数の凸部の高さの最大値は、前記正規分布の平均値である
    請求項1又は2に記載の光学デバイス。
  4. 前記複数の凸部のうち隣り合う2つの凸部を通過する光の位相は、互いにπ/4以上7π/4以下の範囲でずれている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学デバイス。
  5. 前記複数の凸部のうち隣り合う2つの凸部を通過する光の位相は、互いにπずれている
    請求項4に記載の光学デバイス。
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