JP2019184756A - 配光制御デバイス - Google Patents

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Yu Wakasa
有宇 和家佐
伊藤 宜弘
Nobuhiro Ito
宜弘 伊藤
旬臣 芝田
Masaomi Shibata
旬臣 芝田
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【課題】窓に利用された場合に、屋内に効率良く採光する配光制御デバイスを提供する。【解決手段】配光制御デバイス1は、互いに対向して配置された透光性を有する第1電極層40及び第2電極層50と、第1電極層40と第2電極層50との間に配置され、入射した光を配光する配光層30とを備え、配光層30は、第1基板10側に設けられた、複数の第1凸部34を有する第1凹凸構造層31と、第2基板20側に設けられた、複数の第2凸部36を有する第2凹凸構造層32と、複数の第1凸部34間及び複数の第2凸部36間を充填するように配置され、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層33とを含み、複数の第1凸部34の各々が延びる第1方向と、複数の第2凸部36の各々が延びる第2方向とは、直交しており、複数の第2凸部36の各々の表面は、第1方向に沿って湾曲する曲面部36aを含んでいる。【選択図】図2B

Description

本発明は、配光制御デバイスに関する。
従来、屋外から入射する太陽光などの外光の透過状態を変化させることができる配光制御デバイスが知られている。
例えば、特許文献1には、一対の透明基板と、一対の透明基板の各々に形成された一対の透明電極と、一対の透明電極に挟まれたプリズム層及び液晶層とを有する液晶光学素子が開示されている。当該液晶光学素子は、一対の透明電極に印加される電圧によって液晶層の屈折率を変化させて、プリズムの斜面と液晶層との界面を通過する光の屈折角を変化させる。
特開2012−173534号公報
しかしながら、上記従来の液晶光学素子は、窓に利用された場合に、太陽の日周運動などによる太陽の位置の変化に基づく入射角の変化に対応できず、屋内に効率良く採光することができないという問題がある。
そこで、本発明は、窓に利用された場合に、屋内に効率良く採光することができる配光制御デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る配光制御デバイスは、透光性を有する第1基板と、前記第1基板に対向して配置された、透光性を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層及び第2電極層と、前記第1電極層と前記第2電極層との間に配置され、入射した光を配光する配光層とを備え、前記配光層は、前記第1基板側に設けられた、複数の第1凸部を有する第1凹凸構造層と、前記第2基板側に設けられた、複数の第2凸部を有する第2凹凸構造層と、前記複数の第1凸部間及び前記複数の第2凸部間を充填するように配置され、前記第1電極層及び前記第2電極層間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層とを含み、前記複数の第1凸部の各々が延びる第1方向と、前記複数の第2凸部の各々が延びる第2方向とは、直交しており、前記複数の第2凸部の各々の表面は、前記第1方向に沿って湾曲する曲面部を含んでいる。
本発明に係る配光制御デバイスによれば、窓に利用された場合に、屋内に効率良く採光することができる。
図1は、実施の形態1に係る配光制御デバイスの垂直断面図である。 図2Aは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの一部を拡大して示す垂直断面図である。 図2Bは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの一部を拡大して示す水平断面図である。 図3は、実施の形態1に係る配光制御デバイスが備える2つの凹凸構造層の斜視図である。 図4Aは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの無印加モード(透明状態)を説明するための垂直断面図である。 図4Bは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの無印加モード(透明状態)を説明するための水平断面図である。 図5Aは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの電圧印加モード(配光状態)を説明するための垂直断面図である。 図5Bは、実施の形態1に係る配光制御デバイスの電圧印加モード(配光状態)を説明するための水平断面図である。 図6は、実施の形態1に係る配光制御デバイスを窓に適用した場合に配光された光の照射領域を示す図である。 図7Aは、実施の形態2に係る配光制御デバイスの電圧印加モード(透明状態)を説明するための垂直断面図である。 図7Bは、実施の形態2に係る配光制御デバイスの電圧印加モード(透明状態)を説明するための水平断面図である。 図8Aは、実施の形態2に係る配光制御デバイスの無印加モード(配光状態)を説明するための垂直断面図である。 図8Bは、実施の形態2に係る配光制御デバイスの無印加モード(配光状態)を説明するための水平断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る配光制御デバイスについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、平行又は垂直などの要素間の関係性を示す用語、及び、矩形又は三角形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書及び図面において、x軸、y軸及びz軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、z軸方向を鉛直方向とし、z軸に垂直な方向(xy平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、z軸の正方向を鉛直上方としている。また、本明細書において、「厚み方向」とは、光学デバイスの厚み方向を意味し、第1基板及び第2基板の主面に垂直な方向のことであり、「平面視」とは、第1基板又は第2基板の主面に対して垂直な方向から見たときのことをいう。
(実施の形態1)
[概要]
まず、実施の形態に係る配光制御デバイスの概要について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る配光制御デバイス1の垂直断面図である。図2A及び図2Bはそれぞれ、本実施の形態に係る配光制御デバイス1の一部を拡大して示す垂直断面図及び水平断面図である。図3は、本実施の形態に係る配光制御デバイス1が備える2つの凹凸構造層の斜視図である。
なお、垂直断面図は、第1凹凸構造層31の複数の凸部の並び方向と、配光制御デバイス1の厚み方向とを含む断面(すなわち、垂直断面)を示す図である。具体的には、垂直断面は、yz平面に平行な断面である。水平断面図は、第2凹凸構造層32の複数の凸部の並び方向と、配光制御デバイス1の厚み方向とを含む断面(すなわち、水平断面)を示す図である。具体的には、水平断面は、xy平面に平行な断面である。水平断面と垂直断面とは、互いに直交している。
配光制御デバイス1は、配光制御デバイス1に入射する光を制御する光学デバイスである。具体的には、配光制御デバイス1は、配光制御デバイス1に入射する光の進行方向を変更して(つまり、配光して)出射させることができる配光素子である。
図1〜図3に示されるように、配光制御デバイス1は、入射する光を透過するように構成されており、第1基板10と、第2基板20と、配光層30と、第1電極層40と、第2電極層50とを備える。
なお、第1電極層40の配光層30側の面には、第1電極層40と配光層30の第1凹凸構造層31とを密着させるための密着層が設けられていてもよい。同様に、第2電極層50の配光層30側の面には、第2電極層50と配光層30の第2凹凸構造層32とを密着させるための密着層が設けられていてもよい。密着層は、例えば、透光性の接着シート、又は、一般的にプライマーと称される樹脂材料などである。
配光制御デバイス1は、対をなす第1基板10及び第2基板20の間に、第1電極層40、配光層30及び第2電極層50がこの順で厚み方向に沿って配置された構成である。なお、第1基板10と第2基板20との間の距離を保つために、粒子状の複数のスペーサが面内に分散されていてもよく、柱状の構造が形成されてもよい。
配光制御デバイス1は、例えば、建物の窓に設置することで、配光機能付き窓として実現することができる。配光制御デバイス1は、例えば、粘着層を介して既存の窓ガラスなどの透明基材に貼り付けられて使用される。あるいは、配光制御デバイス1は、建物の窓そのものとして利用されてもよい。配光制御デバイス1は、例えば、第1基板10が屋外側で、第2基板20が屋内側になり、かつ、図2Aに示される第1凸部34の第1側面34aが下側(床側)に面し、第2側面34bが上側(天井側)に面するように配置されている。
配光制御デバイス1では、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧によって、配光層30の屈折率可変層33の屈折率が変化する。これにより、第1凹凸構造層31と屈折率可変層33との界面に屈折率の差が生じ、当該界面による光の屈折及び反射(全反射)を利用して光が配光される。例えば、斜め下方に向けて入射する光の少なくとも一部は、第1凸部34によって反射されて斜め上方に向けて出射される。
また、第2凹凸構造層32と屈折率可変層33との界面にも屈折率の差が生じ、当該界面による光の屈折を利用して光が配光される。例えば、入射する光の少なくとも一部は、第2凸部36によって左右方向に広げられて出射される。
第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧の大きさに応じて、配光制御デバイス1は、透明状態及び配光状態が切り替わる。また、配光制御デバイス1は、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧の大きさに応じて、配光状態における光の配光方向(進行方向)が変化する。
以下、配光制御デバイス1の各構成部材について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
[第1基板及び第2基板]
第1基板10及び第2基板20は、透光性を有する基材である。第1基板10及び第2基板20としては、例えばガラス基板又は樹脂基板を用いることができる。
ガラス基板の材料としては、ソーダガラス、無アルカリガラス又は高屈折率ガラスなどが挙げられる。樹脂基板の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)又はエポキシなどの樹脂材料が挙げられる。ガラス基板は、光透過率が高く、かつ、水分の透過性が低いという利点がある。一方、樹脂基板は、破壊時の飛散が少ないという利点がある。
第1基板10と第2基板20とは、同じ材料で構成されていてもよく、あるいは、異なる材料で構成されていてもよい。また、第1基板10及び第2基板20は、リジッド基板に限るものではなく、可撓性を有するフレキシブル基板でもよい。本実施の形態において、第1基板10及び第2基板20は、PET樹脂からなる透明樹脂基板である。
第2基板20は、第1基板10に対向する対向基板であり、第1基板10に対向する位置に配置される。第1基板10と第2基板20とは、例えば、1μm〜1000μmなどの所定距離を空けて平行に配置されている。第1基板10と第2基板20とは、互いの端部外周に額縁状に形成された接着剤などのシール樹脂によって接着されている。
なお、第1基板10及び第2基板20の平面視形状は、例えば、正方形又は長方形などの矩形状であるが、これに限るものではなく、円形又は四角形以外の多角形であってもよく、任意の形状が採用され得る。
[配光層]
図1、図2A及び図2Bに示されるように、配光層30は、第1電極層40と第2電極層50との間に配置される。配光層30は、透光性を有しており、入射した光を透過させる。また、配光層30は、入射した光を配光する。つまり、配光層30は、配光層30を光が通過する際に、その光の進行方向を変更する。
配光層30は、第1凹凸構造層31と、第2凹凸構造層32と、屈折率可変層33とを有する。本実施の形態では、第1凹凸構造層31と屈折率可変層33との界面で光が反射されることにより、配光制御デバイス1を透過する光の、鉛直方向(上下方向)に対する進行方向が曲げられる。また、第2凹凸構造層32と屈折率可変層33との界面で光が屈折されることにより、配光制御デバイス1を透過する光の、水平方向(左右方向)に対する進行方向が曲げられる。
[第1凹凸構造層]
第1凹凸構造層31は、屈折率可変層33の表面(界面)を凹凸にするために設けられた微細形状層である。第1凹凸構造層31は、図2Aに示されるように、複数の第1凸部34と、複数の第1凹部35とを有する。
具体的には、第1凹凸構造層31は、マイクロオーダーサイズの複数の第1凸部34によって構成された凹凸構造体である。複数の第1凸部34の間が、複数の第1凹部35である。すなわち、隣り合う2つの第1凸部34の間が、1つの第1凹部35である。図2Aに示される例では、複数の第1凸部34が個々に分離された例を示しているが、これに限らない。複数の第1凸部34は根元(第1電極層40側)で互いに接続されていてもよい。また、例えば、複数の第1凸部34と第1電極層40との間に第1凸部34の基台となる層(膜)状の基台部が設けられていてもよい。
複数の第1凸部34は、第1基板10の主面(第1電極層40が設けられた面)に平行なz軸方向に並んで配置された複数の凸部である。すなわち、本実施の形態では、z軸方向は、複数の第1凸部34の並び方向である。
本実施の形態では、複数の第1凸部34は、その並び方向に直交する方向に延在する長尺の凸状である。具体的には、図3に示されるように、複数の第1凸部34は、x軸方向に延びたストライプ状に形成されている。複数の第1凸部34の各々は、x軸方向に沿って直線状に延びている。例えば、複数の第1凸部34の各々は、第1電極層40に対して横倒しに配置された三角柱である。なお、複数の第1凸部34は、x軸方向に沿って蛇行しながら延びていてもよい。例えば、複数の第1凸部34は、波線のストライプ状に形成されていてもよい。
図2Aに示されるように、複数の第1凸部34の各々は、根元から先端にかけて先細る形状を有する。具体的には、複数の第1凸部34の各々の断面形状は、第1基板10から第2基板20に向かう方向に沿って先細りのテーパ形状である。本実施の形態では、第1凸部34のyz断面における断面形状は、配光制御デバイス1の厚み方向に沿って先細る三角形であるが、これに限らない。第1凸部34の断面形状は、台形でもよく、その他の多角形、又は、カーブを含む多角形などでもよい。複数の第1凸部34の形状は、互いに同じであるが、異なっていてもよい。
なお、台形又は三角形には、頂点が丸みを帯びた台形又は三角形も含まれる。また、台形又は三角形には、各辺が完全に直線ではない場合、例えば、各辺の長さの数%程度の変位で僅かに屈曲している場合、又は、微小な凹凸が含まれる場合も含まれる。
本実施の形態では、図2Aに示されるように、複数の第1凸部34の各々は、第1側面34a及び第2側面34bを有する。第1側面34a及び第2側面34bは、z軸方向に交差する面である。第1側面34a及び第2側面34bの各々は、y軸方向に対して所定の傾斜角で傾斜する傾斜面である。第1側面34a及び第2側面34bの間隔、すなわち、第1凸部34の幅は、第1基板10から第2基板20に向かって漸次小さくなっている。
第1側面34aは、例えば、z軸が鉛直方向に一致するように配光制御デバイス1を配置した場合に、第1凸部34を構成する複数の側面のうち、鉛直下方側に面する側面である。第1側面34aは、入射光を屈折させる屈折面である。
第2側面34bは、例えば、z軸が鉛直方向に一致するように配光制御デバイス1を配置した場合に、第1凸部34を構成する複数の側面のうち、鉛直上方側に面する側面である。第2側面34bは、入射光を反射させる反射面である。ここでの反射は、全反射であり、第2側面34bは、全反射面として機能する。
第1側面34aの傾斜角及び第2側面34bの傾斜角は、例えば0°以上25°以下の範囲である。言い換えると、第1凸部34の断面形状である台形又は三角形の2つの底角はそれぞれ、65°以上90°以下である。あるいは、2つの底角の少なくとも一方は、65°より小さくてもよい。第1側面34aの傾斜角と第2側面34bの傾斜角とは、互いに異なっていてもよく、等しくてもよい。
複数の第1凸部34の幅(z軸方向の長さ)は、例えば1μm〜20μmであり、好ましくは10μm以下であるが、これに限らない。また、隣り合う2つの第1凸部34の間隔は、例えば、0μm〜100μmであるが、これに限らない。複数の第1凸部34の各々の高さは、例えば2μm〜100μmであるが、これに限らない。複数の第1凸部34には、高さ及び幅の少なくとも一方が互いに異なる凸部が含まれていてもよい。
第1凹凸構造層31の材料としては、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂などの光透過性を有する樹脂材料を用いることができる。第1凹凸構造層31は、例えば、紫外線硬化樹脂材料から形成され、モールド成形又はナノインプリントなどによって形成することができる。第1凹凸構造層31は、例えば、緑色光に対する屈折率が1.5のアクリル樹脂を用いて断面が三角形の凹凸構造を、モールド型押しにより形成することができる。
[第2凹凸構造層]
第2凹凸構造層32は、屈折率可変層33の表面(界面)を凹凸にするために設けられた微細形状層である。第2凹凸構造層32は、図2Bに示されるように、複数の第2凸部36を有する。
具体的には、第2凹凸構造層32は、マイクロオーダーサイズの複数の第2凸部36によって構成された凹凸構造体である。図2Bに示される例では、複数の第2凸部36が根元(第2電極層50)側で互いに接続されている。具体的には、複数の第2凸部36の根本には、複数の第2凸部36を支持する層(膜)状の基台部が設けられている。あるいは、複数の第2凸部36は、個々に分離されていてもよい。
複数の第2凸部36は、第2基板20の主面(第2電極層50が設けられた面)に平行なx軸方向に並んで配置された複数の凸部である。すなわち、本実施の形態では、x軸方向は、複数の第2凸部36の並び方向である。
本実施の形態では、複数の第2凸部36は、その並び方向に直交する方向に延在する長尺の凸状である。具体的には、図3に示されるように、複数の第2凸部36は、z軸方向に延びたストライプ状に形成されている。複数の第2凸部36の各々は、z軸方向に沿って直線状に延びている。なお、複数の第2凸部36は、z軸方向に沿って蛇行しながら延びていてもよい。例えば、複数の第2凸部36は、波線のストライプ状に形成されていてもよい。複数の第2凸部36は、例えばレンチキュラーレンズのように集光機能を有してもよい。
図3に示されるように、第1凹凸構造層31の第1凸部34が延びる方向と、第2凹凸構造層32の第2凸部36が延びる方向とは、互いに直交している。すなわち、複数の第1凸部34は、第2凸部36の延びる方向(z軸方向)に沿って並んでおり、複数の第1凸部34の各々は、第2凸部36の並び方向(x軸方向)に延びている。同様に、複数の第2凸部36は、第1凸部34の延びる方向(x軸方向)に沿って並んでおり、複数の第2凸部36の各々は、第1凸部34の並び方向(z軸方向)に延びている。
図2Bに示されるように、第2凸部36の表面は、x軸方向に沿って湾曲する曲面部36aを有する。曲面部36aは、第2凸部36の表面のうち屈折率可変層33と接触する部分である。つまり、曲面部36aは、第2凸部36と屈折率可変層33との界面に相当する。
本実施の形態では、曲面部36aは、第2基板20から第1基板10に向かって凸の湾曲面である。例えば、曲面部36aの形状は、第2凸部36の延びる方向(z軸方向)を軸とする円柱側面又は楕円柱側面の一部である。図2Bに示されるように、曲面部36aは、xy断面において、半円弧又は半楕円弧で表される。なお、曲面部36aの形状は、これに限らない。曲面部36aは、xy断面において、例えば3分の1の円弧(中心角が120°)又は4分の1の円弧(中心角が90°)などであってもよい。曲面部36aは、例えば、y軸を軸として線対称な形状を有する。
また、図2Bに示されるように、2つの第2凸部36間は、第1基板10から第2基板20に向かう方向に尖った凹部を形成している。具体的には、隣り合う曲面部36aは、端部同士で接続されている。このとき、隣り合う曲面部36aが滑らかに連続するように接続されていてもよい。例えば、x軸方向に沿って連続する複数の曲面部36aは、滑らかな波線で表されてもよい。波線の形状は、例えば、正弦波でもよく、複数の円弧が滑らかに接続された形状でもよい。このとき、波線の周期及び振幅は、一定値であってもよく、x軸方向に沿ってランダムに変化していてもよい。具体的には、複数の第2凸部36の各々の高さ及び幅は、互いに等しくしてもよく、異なっていてもよい。
なお、複数の第2凸部36の表面のうち、屈折率可変層33と接触する部分の一部は、曲面部36aでなくてもよい。つまり、複数の第2凸部36と屈折率可変層33との界面は、全てが曲面部36aであってもよく、あるいは、平面部(すなわち、xy断面において直線部)と曲面部とを含んでもよい。
複数の第2凸部36の幅(z軸方向の長さ)は、例えば1μm〜20μmであり、好ましくは10μm以下であるが、これに限らない。また、隣り合う2つの第2凸部36の間隔は、例えば、0μm〜100μmであるが、これに限らない。複数の第2凸部36の各々の高さは、例えば2μm〜100μmであるが、これに限らない。複数の第2凸部36には、高さ及び幅の少なくとも一方が互いに異なる凸部が含まれていてもよい。
第2凹凸構造層32の材料としては、第1凹凸構造層31の材料と同じであり、例えばアクリル樹脂、エポキシ樹脂又はシリコーン樹脂などの光透過性を有する樹脂材料を用いることができる。なお、第2凹凸構造層32の材料は、第1凹凸構造層31の材料と異なっていてもよい。このとき、第1凹凸構造層31と第2凹凸構造層32とは、屈折率が同じであってもよく、異なっていてもよい。
第2凹凸構造層32は、例えば、紫外線硬化樹脂材料から形成され、モールド成形又はナノインプリントなどによって形成することができる。第2凹凸構造層32は、例えば、緑色光に対する屈折率が1.5のアクリル樹脂を用いて曲面状の凹部を有する凹凸構造を、モールド型押しにより形成することができる。
なお、本実施の形態では、第1凸部34の先端部と第2凸部36の先端部とが離間して設けられているが、接触していてもよい。
[屈折率可変層]
屈折率可変層33は、複数の第1凸部34の間(すなわち、第1凹部35)及び複数の第2凸部36の間を充填するように配置されている。具体的には、屈折率可変層33は、第1電極層40と第2電極層50との間に形成される隙間を埋めるように配置されている。
屈折率可変層33は、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する。具体的には、屈折率可変層33は、電極間に電圧が印加されることによって可視光帯域での屈折率が調整可能な屈折率調整層として機能する。例えば、制御装置(図示せず)などによって、第1電極層40と第2電極層50との間には直流電圧が印加される。
図2A及び図2Bに示されるように、屈折率可変層33は、絶縁性液体37と、絶縁性液体37に含まれるナノ粒子38とを有する。屈折率可変層33は、無数のナノ粒子38が絶縁性液体37に分散されたナノ粒子分散層である。
絶縁性液体37は、絶縁性を有する透明な液体であり、分散質としてナノ粒子38が分散される分散媒となる溶媒である。絶縁性液体37としては、例えば、屈折率(溶媒屈折率)が約1.3〜約1.6の材料を用いることができる。本実施の形態では、屈折率が約1.4の絶縁性液体37を用いている。
なお、絶縁性液体37の動粘度は、100mm/s程度であるとよい。また、絶縁性液体37は、低誘電率(例えば、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32の誘電率以下)で、非引火性(例えば、引火点が250℃以上の高引火点)及び低揮発性を有してもよい。具体的には、絶縁性液体37は、脂肪族炭化水素、ナフサ、及びその他の石油系溶剤などの炭化水素、低分子量ハロゲン含有ポリマー、又は、これらの混合物などである。一例として、絶縁性液体37は、フッ化炭化水素などのハロゲン化炭化水素である。なお、絶縁性液体37としては、シリコーンオイルなどを用いることもできる。
ナノ粒子38は、絶縁性液体37に複数分散されている。ナノ粒子38は、粒径がナノオーダサイズの微粒子である。具体的には、入射光の波長をλとすると、ナノ粒子38の粒径は、λ/4以下であるとよい。ナノ粒子38の粒径をλ/4以下にすることで、ナノ粒子38による光散乱を少なくして、ナノ粒子38と絶縁性液体37との平均的な屈折率を得ることができる。ナノ粒子38の粒径は、小さい程よく、好ましくは100nm以下、より好ましくは、数nm〜数十nmである。
ナノ粒子38は、例えば、高屈折率材料によって構成されている。具体的には、ナノ粒子38の屈折率は、絶縁性液体37の屈折率よりも高い。本実施の形態において、ナノ粒子38の屈折率は、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32の屈折率よりも高い。
ナノ粒子38としては、例えば、金属酸化物微粒子を用いることができる。また、ナノ粒子38は、透過率が高い材料で構成されていてもよい。本実施の形態では、ナノ粒子38として、酸化ジルコニウム(ZrO)によって構成された屈折率が2.1の透明なジルコニア粒子を用いている。なお、ナノ粒子38は、酸化ジルコニウムに限らず、酸化チタン(TiO:屈折率2.5)などによって構成されていてもよい。
また、ナノ粒子38は、帯電している荷電粒子である。例えば、ナノ粒子38の表面を修飾することで、ナノ粒子38を正(プラス)又は負(マイナス)に帯電させることができる。本実施の形態において、ナノ粒子38は、正(プラス)に帯電している。
このように構成された屈折率可変層33では、帯電したナノ粒子38が絶縁性液体37の全体に分散されている。本実施の形態では、一例として、ナノ粒子38として屈折率が2.1のジルコニア粒子を用いて、溶媒屈折率が約1.4の絶縁性液体37に分散させたものを屈折率可変層33としている。
また、屈折率可変層33の全体の屈折率(平均屈折率)は、ナノ粒子38が絶縁性液体37内に均一に分散された状態において、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32の屈折率に等しくなるように設定されており、本実施の形態では、約1.5である。なお、屈折率可変層33の全体の屈折率は、絶縁性液体37に分散するナノ粒子38の濃度(量)を調整することによって変えることができる。詳細は後述するが、ナノ粒子38の量は、例えば、第1凹凸構造層31の第1凹部35に埋まる程度である。この場合、絶縁性液体37に対するナノ粒子38の濃度は、約10%〜約30%である。
絶縁性液体37中に分散するナノ粒子38は帯電しているので、第1電極層40及び第2電極層50間に電圧が印加された場合、ナノ粒子38は、ナノ粒子38が帯びた極性とは異なる極性の電極層に引き寄せられるように絶縁性液体37中を泳動し、絶縁性液体37内で偏在する。本実施の形態では、ナノ粒子38は、プラスに帯電しているので、第1電極層40及び第2電極層50のうち負極側の電極層に引き寄せられる。
これにより、屈折率可変層33内のナノ粒子38の粒子分布が変化して屈折率可変層33内にナノ粒子38の濃度分布を持たせることができるので、屈折率可変層33内の屈折率分布が変化する。つまり、屈折率可変層33の屈折率が部分的に変化する。このように、屈折率可変層33は、主に可視光帯域の光に対する屈折率を調整することができる屈折率調整層として機能する。
屈折率可変層33は、例えば、第1電極層40及び第1凹凸構造層31が形成された第1基板10と、第2電極層50及び第2凹凸構造層32が形成された第2基板20との各々の端部外周をシール樹脂で封止した状態で、屈折率可変材料を真空注入法で注入することで形成される。あるいは、屈折率可変層33は、第1基板10の第1電極層40及び第1凹凸構造層31上に屈折率可変材料を滴下した後に、第2電極層50及び第2凹凸構造層32が形成された第2基板20を貼り合わせることで形成されてもよい。本実施の形態では、屈折率可変材料は、ナノ粒子38が分散された絶縁性液体37である。ナノ粒子38が分散された絶縁性液体37が第1基板10と第2基板20との間に封止されている。屈折率可変層33の厚さは、例えば1μm〜1000μmであるが、これに限らない。
[第1電極層及び第2電極層]
図1、図2A及び図2Bに示されるように、第1電極層40及び第2電極層50は、電気的に対となっている。第1電極層40と第2電極層50とは、電気的だけではなく配置的にも対になっており、第1基板10と第2基板20との間に、互いに対向するように配置されている。具体的には、第1電極層40及び第2電極層50は、配光層30を挟むように配置されている。
第1電極層40及び第2電極層50は、透光性を有し、入射した光を透過する。第1電極層40及び第2電極層50は、例えば透明導電層である。透明導電層の材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)若しくはIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明金属酸化物、銀ナノワイヤ若しくは導電性粒子などの導電体を含有する樹脂からなる導電体含有樹脂、又は、銀薄膜などの金属薄膜などを用いることができる。なお、第1電極層40及び第2電極層50は、これらの単層構造でよく、これらの積層構造(例えば透明金属酸化物と金属薄膜との積層構造)でもよい。本実施の形態では、第1電極層40及び第2電極層50はそれぞれ、厚さ100nmのITOである。
第1電極層40は、第1基板10と第1凹凸構造層31との間に配置されている。具体的には、第1電極層40は、第1基板10の配光層30側の面に形成されている。
一方、第2電極層50は、第2凹凸構造層32と第2基板20との間に配置されている。具体的には、第2電極層50は、第2基板20の配光層30側の面に形成されている。
なお、第1電極層40及び第2電極層50は、例えば、外部電源との電気接続が可能となるように構成されている。例えば、外部電源に接続するための電極パッドなどが、第1電極層40及び第2電極層50の各々から引き出されて第1基板10及び第2基板20に形成されていてもよい。
第1電極層40及び第2電極層50はそれぞれ、例えば、蒸着、スパッタリングなどにより、ITOなどの導電膜を成膜することで形成される。
[配光制御デバイスの動作及び光学状態]
続いて、配光制御デバイス1の動作及び光学状態について説明する。
<透明状態(無印加モード)>
図4A及び図4Bはそれぞれ、本実施の形態に係る配光制御デバイス1の無印加モード(透明状態)を説明するための垂直断面図及び水平断面図である。また、図4Aには、配光制御デバイス1に対して斜め上方から入射する光Lの経路を太線の矢印で示している。また、図4Bには、配光制御デバイス1に対して、斜め左方向から入射する光L1と正面から入射する光L2との各々の経路を太線の矢印で示している。
図4A及び図4Bにおいて、第1電極層40及び第2電極層50間には電圧が印加されていない。具体的には、第1電極層40と第2電極層50とは、互いに等電位となっている。この場合、ナノ粒子38は、いずれの電極層にも引き寄せられないので、絶縁性液体37の全体に亘って分散された状態となる。
本実施の形態では、ナノ粒子38が絶縁性液体37の全体に分散された状態の屈折率可変層33の屈折率は、上述したように、約1.5である。また、第1凹凸構造層31の第1凸部34の屈折率、及び、第2凹凸構造層32の第2凸部36の屈折率は、約1.5である。つまり、複数の第1凸部34と、複数の第2凸部36と、屈折率可変層33とは、屈折率が同等になる。したがって、配光層30の全体で、屈折率が均一になる。
このため、図4Aに示されるように、斜め上方から斜め下方に向けて光Lが入射した場合、屈折率可変層33と第1凹凸構造層31との界面には屈折率差がないので、光が真っ直ぐに進行する。つまり、垂直断面において、光Lの入射角と出射角とは、実質的に同じになる。
また、図4Bに示されるように、斜め左方向から斜め右方向に向けて光L1が入射した場合、屈折率可変層33と第2凹凸構造層32との界面には屈折率差がないので、光が真っ直ぐに進行する。つまり、水平断面において、光Lの入射角と出射角とは、実質的に同じになる。
このように、配光制御デバイス1は、入射した光を実質的に直進させる透明状態、すなわち、そのまま(進行方向を変えることなく)透過させる透明状態になる。
なお、光L、L1及びL2はそれぞれ、実際には、第1基板10に入射するとき、第2基板20から出射するとき、第1基板10と第1電極層40との界面を通過するとき、及び、第2電極層50と第2基板20との界面を通過するとき、などの通過する媒体が変化するときに屈折するが、図4A及び図4Bには図示していない。後述する図5A、図5B、図7A〜図8Bにおいても同様である。
<配光状態(電圧印加モード)>
図5A及び図5Bはそれぞれ、本実施の形態に係る配光制御デバイス1の電圧印加モード(配光状態)を説明するための垂直断面図及び水平断面図である。また、図5Aには、配光制御デバイス1に対して斜め上方から入射する光Lの経路を太線の矢印で示している。また、図5Bには、配光制御デバイス1に対して、斜め左方向から入射する光L1と正面から入射する光L2との各々の経路を太線の矢印で示している。
図5A及び図5Bにおいて、第1電極層40及び第2電極層50間に所定の電圧が印加されている。例えば、第1電極層40と第2電極層50とには、数十V程度の電位差の電圧が印加されている。これにより、屈折率可変層33では、帯電したナノ粒子38が、ナノ粒子38が帯びた極性とは異なる極性の電極層に引き寄せられるように絶縁性液体37内を泳動する。つまり、ナノ粒子38は、絶縁性液体37内を電気泳動する。
図5A及び図5Bに示す例では、第1電極層40は、第2電極層50よりも低電位になっている。このため、プラスに帯電したナノ粒子38は、第1電極層40に向かって泳動し、第1凹凸構造層31の第1凹部35内に入り込んで集積していく。
このように、ナノ粒子38が屈折率可変層33内の第1凹凸構造層31側に偏在することで、ナノ粒子38の粒子分布が変化し、屈折率可変層33内の屈折率分布が一様ではなくなる。具体的には、図5A及び図5Bに示すように、屈折率可変層33内でナノ粒子38の濃度分布が形成される。
例えば、第1凹凸構造層31側の第1領域33aでは、ナノ粒子38の濃度が高くなり、第2凹凸構造層32側の第2領域33bでは、ナノ粒子38の濃度が低くなる。したがって、第1領域33aと第2領域33bとには、屈折率差が生じる。
本実施の形態では、ナノ粒子38の屈折率が絶縁性液体37の屈折率よりも高い。このため、ナノ粒子38の濃度が高い第1領域33aの屈折率は、ナノ粒子38の濃度が低い、すなわち、絶縁性液体37の割合が多い第2領域33bの屈折率よりも高くなる。例えば、第1領域33aの屈折率は、ナノ粒子38の濃度に応じて約1.5より大きい値〜約1.8になる。第2領域33bの屈折率は、ナノ粒子38の濃度に応じて約1.4〜約1.5より小さい値になる。
複数の第1凸部34の屈折率が約1.5であるので、第1電極層40と第2電極層50との間に電圧が印加されている場合、第1凸部34と第1領域33aとの間には、屈折率差が生じる。このため、図5Aに示すように、斜め方向から光Lが入射した場合、入射した光Lは、第1凸部34の第1側面34aで屈折した後、第2側面34bで全反射される。
これにより、図5Aに示されるように、垂直断面において、光Lの入射角と出射角とが異なる。例えば、斜め上方から斜め下方に向けて入射した光Lは、斜め上方に向けて配光制御デバイス1から出射される。
さらに、複数の第2凸部36の屈折率が約1.5であるので、第2凸部36と第2領域33bとの間にも、僅かながら屈折率差が生じる。このときの第2凸部36と第2領域33bとの間の屈折率差は、第1凸部34と第1領域33aとの間の屈折率差よりも小さい。第1凸部34の第2側面34bで全反射された光の一部は、図5Bに示されるように、第2凸部36の曲面部36aによって屈折される。
これにより、図5Bに示されるように、水平断面において、正面から入射する光L2は、曲面部36aで屈折されて、異なる方向に広げられて出射される。同様に、斜め左方向から入射する光L1は、曲面部36aで屈折されて、異なる方向に広げられて出射される。光L1及び光L2のいずれも広げられて出射されるので、配光制御デバイス1から出射される光L1によって照射される範囲と、光L2によって出射される範囲との重複が大きくなる。このため、配光制御デバイス1に入射する光の入射角が変化した場合であっても、配光制御デバイス1を透過した光によって照射される範囲の変化が小さくなる。
図6は、本実施の形態に係る配光制御デバイス1を窓91に適用した場合に配光された光の照射領域を示す図である。図6に示す例では、配光制御デバイス1は、建物90の窓91の上半分に設けられている。図6は、建物90の屋内側から窓91を正面に見た場合を模式的に示しており、天井92、床93、左側の壁94及び右側の壁95が図示されている。
図6の(a)〜(c)はそれぞれ、配光制御デバイス1の光出射側から見たときに太陽Sが左側、正面、右側に位置する場合に、屋内において配光制御デバイス1を通過した光L1〜L3によって照射される範囲を模式的に示している。
本実施の形態に係る配光制御デバイス1は、配光状態である場合に、左右方向の斜めから入射する光を、左右方向に対して広げて出射する。このため、図6の(a)〜(c)に示されるように、太陽Sの位置によらず、屋内の天井92の広い範囲を光L1〜L3が照射していることが分かる。
このように、第1電極層40と第2電極層50との間に所定の電位差が生じた場合に、複数の第1凸部34の各々及び複数の第2凸部36の各々と屈折率可変層33との界面に屈折率差が発生し、配光層30に入射する光の進行方向が曲げられる。つまり、配光制御デバイス1は、入射した光を、その進行方向を曲げて透過させる配光状態になる。
なお、印加する電圧の大きさによってナノ粒子38の凝集の程度を変化させることができる。ナノ粒子38の凝集の程度によって屈折率可変層33の屈折率が変化する。このため、第1凸部34の第1側面34a及び第2側面34b(界面)における屈折率の差を変化させることで、配光方向を変化させることも可能である。
以上のように、本実施の形態に係る配光制御デバイス1は、主に、第1凹凸構造層31の第1凸部34と屈折率可変層33との屈折率差によって、入射する光の上下方向(鉛直方向)に対する進行方向を変化させる。また、配光制御デバイス1は、主に、第2凹凸構造層32の第2凸部36と屈折率可変層33との屈折率差によって、入射する光の左右方向(水平方向)に対する進行方向を変化させる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る配光制御デバイス1は、透光性を有する第1基板10と、第1基板10に対向して配置された、透光性を有する第2基板20と、第1基板10と第2基板20との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層40及び第2電極層50と、第1電極層40と第2電極層50との間に配置され、入射した光を配光する配光層30とを備える。配光層30は、第1基板10側に設けられた、複数の第1凸部34を有する第1凹凸構造層31と、第2基板20側に設けられた、複数の第2凸部36を有する第2凹凸構造層32と、複数の第1凸部34間及び複数の第2凸部36間を充填するように配置され、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層33とを含む。複数の第1凸部34の各々が延びる第1方向と、複数の第2凸部36の各々が延びる第2方向とは、直交している。複数の第2凸部36の各々の表面は、第1方向に沿って湾曲する曲面部36aを含んでいる。
これにより、第2凸部36の表面が曲面部36aを含んでいるので、入射する光を曲面部36aが湾曲する方向にも広げることができる。例えば、湾曲する方向を水平方向(左右方向)にすることで、光を水平方向に広げることができる。したがって、水平方向における光の入射角が異なる場合であっても、採り入れた光によって照射される範囲を安定させることができる。
このように、配光制御デバイス1は、窓91に利用された場合に、屋内に効率良く採光することができる。
また、本実施の形態では、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32が第1基板10と第2基板20との間に設けられている。具体的には、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32が配光制御デバイス1の外面に露出していないので、外部からの衝撃などに強く、耐久性に優れている。
また、例えば、複数の第2凸部36の各々が延びる第2方向は、直線方向である。
これにより、第2凹凸構造層32によっては上下方向への光の拡散が行われないので、第1凹凸構造層31による上下方向への配光機能を効果的に利用することができる。
また、例えば、曲面部36aの形状は、第2方向を軸とする円柱側面又は楕円柱側面の一部である。
これにより、左右方向への光の拡散の偏りを抑制することができるので、出射光による照射面の光むらを抑制することができる。
また、例えば、屈折率可変層33は、絶縁性液体37と、絶縁性液体37とは屈折率が異なる、絶縁性液体37に分散された帯電する複数のナノ粒子38とを備える。
これにより、ナノ粒子38の凝集の程度に応じて、配光状態において配光される光の方向が変化する。ナノ粒子38の凝集の程度は、第1電極層40及び第2電極層50間に印加される電圧に応じて容易に変更することができる。したがって、透明状態及び配光状態を容易に変更することができ、かつ、配光状態における光の出射方向を容易に変更することができる。また、配光状態においては、P偏光及びS偏光のいずれの光にも屈折率差の影響を与えることができるので、配光性及び透明性を高めることができる。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。
実施の形態2に係る配光制御デバイスは、実施の形態1に係る配光制御デバイス1と比較して、屈折率可変層33を構成する材料が相違する。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を適宜省略又は簡略化する。
[構成]
まず、本実施の形態に係る配光制御デバイスの構造について、図7A及び図7Bを用いて説明する。図7A及び図7Bは、本実施の形態に係る配光制御デバイス101の電圧印加モード(透明状態)を説明するための垂直断面図及び水平断面図である。
図7A及び図7Bに示されるように、配光制御デバイス101は、実施の形態1に係る配光制御デバイス1と比較して、配光層30の代わりに配光層130を備える点が相違する。配光層130は、第1凹凸構造層31と、第2凹凸構造層32と、屈折率可変層133とを有する。なお、第1凹凸構造層31及び第2凹凸構造層32は、実施の形態1と同じである。
屈折率可変層133は、第1凹凸構造層31の複数の第1凸部34の間(すなわち、第1凹部35)及び複数の第2凸部36の間を充填するように配置されている。具体的には、屈折率可変層133は、第1電極層40と第2電極層50との間に形成される隙間を充填するように配置されている。
屈折率可変層133は、第1電極層40及び第2電極層50の間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する。具体的には、屈折率可変層133は、電界が与えられることによって可視光帯域での屈折率が調整可能な屈折率調整層として機能する。例えば、屈折率可変層133は、電界応答性を有する液晶分子138を有する液晶によって構成されているので、電界が与えられることで液晶分子138の配向状態が変化して屈折率可変層133の屈折率が変化する。
屈折率可変層133の複屈折材料は、例えば、複屈折性を有する液晶分子138を含む液晶である。このような液晶としては、例えば、液晶分子138が棒状分子からなるネマティック液晶、スメクティック液晶又はコレステリック液晶などを用いることができる。例えば、第1凸部34の屈折率が1.5である場合、屈折率可変層133の材料としては、常光屈折率(no)が1.5で、異常光屈折率(ne)が1.7のポジ型の液晶を用いることができる。
液晶分子138は、屈折率可変層133に電界が与えられていない場合に、第1凸部34の延びる方向(すなわち、x軸方向)に長軸が一致するように配向されている(後述する図8A及び図8Bを参照)。第1電極層40及び第2電極層50間に電圧が印加された場合に、図7A及び図7Bに示されるように、液晶分子138は、配光制御デバイス101の厚み方向(すなわち、y軸方向)に長軸が一致するように配向される。
なお、屈折率可変層133には、交流電力によって電界が与えられてもよく、直流電力によって電界が与えられてもよい。交流電力の場合には、電圧波形は、正弦波でもよく、矩形波でもよい。
屈折率可変層133は、例えば、第1電極層40及び第1凹凸構造層31が形成された第1基板10と、第2電極層50及び第2凹凸構造層32が形成された第2基板20との各々の端部外周をシール樹脂で封止した状態で、液晶材料を真空注入法で注入することで形成される。あるいは、屈折率可変層133は、第1基板10の第1電極層40及び第1凹凸構造層31上に液晶材料を滴下した後に第2基板20を貼り合わせることで形成されてもよい。
[配光制御デバイスの動作及び光学状態]
続いて、配光制御デバイス101の動作及び光学状態について説明する。
配光制御デバイス101では、配光層130に与えられる電界に応じて、屈折率可変層133に含まれる液晶分子138の配向が変化する。なお、液晶分子138は、複屈折性を有する棒状の液晶分子であるので、入射する光の偏光状態に応じて、当該光が受ける屈折率が異なる。ここでは、例えば、第1凸部34及び第2凸部36の各々の屈折率が1.5であり、液晶分子138としては、常光屈折率(no)が1.5で、異常光屈折率(ne)が1.7のポジ型の液晶分子である場合を例に挙げて説明する。
配光制御デバイス101に入射する太陽光などの光は、P偏光(P偏光成分)とS偏光(S偏光成分)とを含んでいる。P偏光は、電圧を印加した場合と印加しない場合とのいずれにおいても、その振動方向が液晶分子138の短軸に対して略平行になる。このため、P偏光についての液晶分子138の屈折率は、電圧の印加状態に依存せず、常光屈折率(no)であって、具体的には1.5である。このため、P偏光についての屈折率は、動作モードに依存せず、配光層130内で略一定になるので、P偏光は、配光層130をそのまま直進する。
一方で、S偏光についての液晶分子138の屈折率は、電圧の印加状態(すなわち、動作モード)に応じて変化する。以下では、図7A〜図8Bを用いて、入射光に含まれるS偏光が受ける光学作用について説明する。
<透明状態(電圧印加モード)>
図7A及び図7Bにおいて、第1電極層40及び第2電極層50間には所定の電圧が印加されている。例えば、第1電極層40及び第2電極層50間において面内で均一な電圧を印加することで、配光層130には均一な電界が与えられる。これにより、液晶分子138の長軸がy軸方向に沿って配向される。この場合、光L(S偏光)が受ける屈折率は、第1凸部34、第2凸部36及び屈折率可変層133のいずれも1.5となる。
このため、図7Aに示されるように、斜め上方から斜め下方に向けて光Lが入射した場合、屈折率可変層133と第1凹凸構造層31との界面には屈折率差がないので、光が真っ直ぐに進行する。つまり、垂直断面において、光Lの入射角と出射角とは、実質的に同じになる。
また、図7Bに示されるように、斜め左方向から斜め右方向に向けて光L1が入射した場合、屈折率可変層133と第2凹凸構造層32との界面には屈折率差がないので、光が真っ直ぐに進行する。つまり、水平断面において、光L1の入射角と出射角とは、実質的に同じになる。
このように、配光制御デバイス101は、入射した光を実質的に直進させる透明状態、すなわち、そのまま(進行方向を変えることなく)透過させる透明状態になる。
<配光状態(無印加モード)>
図8A及び図8Bはそれぞれ、本実施の形態に係る配光制御デバイス101の無印加モード(配光状態)を説明するための垂直断面図及び水平断面図である。
図8A及び図8Bにおいて、第1電極層40及び第2電極層50間には電圧が印加されていない。具体的には、第1電極層40と第2電極層50とは、互いに等電位となっている。このため、配光層130には電界が与えられない。この場合、光L(S偏光)が受ける屈折率は、第1凸部34及び第2凸部36の各々が1.5であるのに対して、屈折率可変層133が1.7になる。
これにより、図8Aに示されるように、垂直断面において、光Lの入射角と出射角とが異なる。例えば、斜め上方から斜め下方に向けて入射した光Lは、斜め上方に向けて配光制御デバイス101から出射される。
さらに、複数の第2凸部36の屈折率が約1.5であるので、第2凸部36と屈折率可変層133との間にも屈折率差が生じる。第1凸部34の第2側面34bで全反射された光の一部は、図8Bに示されるように、第2凸部36の曲面部36aによって屈折又は反射される。本実施の形態では、屈折率可変層133の屈折率が第2凸部36の屈折率より大きいので、入射光の角度によっては、一部の光が全反射される。
これにより、図8Bに示されるように、水平断面において、正面から入射する光L2は、曲面部36aで屈折されて、異なる方向に広げられて出射される。同様に、斜め左方向から入射する光L1は、曲面部36aで屈折されて、異なる方向に広げられて出射される。光L1及び光L2のいずれも広げられて出射されるので、配光制御デバイス101から出射される光L1によって照射される範囲と、光L2によって出射される範囲との重複が大きくなる。このため、配光制御デバイス101に入射する光の入射角が変化した場合であっても、配光制御デバイス101を透過した光によって照射される範囲の変化が小さくなる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る配光制御デバイス101では、屈折率可変層133は、複屈折性を有する複数の液晶分子138を含む液晶層である。
これにより、実施の形態1と同様に、窓91に利用された場合に、屋内に効率良く採光することができる。
(その他)
以上、本発明に係る配光制御デバイスについて、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態1において、ナノ粒子38の屈折率が絶縁性液体37の屈折率より低くてもよい。ナノ粒子38の屈折率などに応じて印加する電圧を適宜調整することで、透明状態及び配光状態を実現することができる。例えば、第1電極層40及び第2電極層50間に電圧が印加されていない場合に配光状態が実現され、電圧が印加された場合に透明状態が実現されてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態1において、ナノ粒子38はプラスに帯電させたが、これに限らない。つまり、ナノ粒子38をマイナスに帯電させてもよい。この場合、第1電極層40にはプラス電位を印加し、第2電極層50にはマイナス電位を印加することで、第1電極層40と第2電極層50との間に直流電圧を印加するとよい。
また、複数のナノ粒子38には、光学特性の異なる複数種類のナノ粒子が含まれてもよい。例えば、プラスに帯電させた透明の第1ナノ粒子と、マイナスに帯電させた不透明(黒色など)の第2ナノ粒子とを含んでもよい。例えば、第2ナノ粒子を凝集させて偏在させることで、光学デバイスに遮光機能を持たせてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態2では、屈折率可変層133を構成する液晶材料としてポジ型の液晶材料を用いたが、ネガ型の液晶材料を用いてもよい。
また、例えば、配光制御デバイス1又は101は、第1基板10が屋内側で、第2基板20が屋外側になるように配置されてもよい。つまり、上下方向への配光用の第1凹凸構造層31が屋内側で、左右方向への配光用の第2凹凸構造層32が屋外側に設けられていてもよい。
また、上記の実施の形態では、配光制御デバイスに入射する光として太陽光を例示したが、これに限らない。例えば、配光制御デバイスに入射する光は、照明装置などの発光装置が発する光であってもよい。
また、例えば、配光制御デバイスは、建物の窓に設置する場合に限るものではなく、例えば車の窓などに設置してもよい。また、配光制御デバイスは、例えば、照明器具の透光カバーなどの配光制御部材などに利用することもできる。あるいは、配光制御デバイスは、凹凸構造の界面での光の散乱を利用した目隠し部材としても利用することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、101 配光制御デバイス
10 第1基板
20 第2基板
30、130 配光層
31 第1凹凸構造層
32 第2凹凸構造層
33、133 屈折率可変層
34 第1凸部
36 第2凸部
36a 曲面部
37 絶縁性液体
38 ナノ粒子
40 第1電極層
50 第2電極層
138 液晶分子

Claims (5)

  1. 透光性を有する第1基板と、
    前記第1基板に対向して配置された、透光性を有する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に互いに対向して配置された、透光性を有する第1電極層及び第2電極層と、
    前記第1電極層と前記第2電極層との間に配置され、入射した光を配光する配光層とを備え、
    前記配光層は、
    前記第1基板側に設けられた、複数の第1凸部を有する第1凹凸構造層と、
    前記第2基板側に設けられた、複数の第2凸部を有する第2凹凸構造層と、
    前記複数の第1凸部間及び前記複数の第2凸部間を充填するように配置され、前記第1電極層及び前記第2電極層間に印加される電圧に応じて屈折率が変化する屈折率可変層とを含み、
    前記複数の第1凸部の各々が延びる第1方向と、前記複数の第2凸部の各々が延びる第2方向とは、直交しており、
    前記複数の第2凸部の各々の表面は、前記第1方向に沿って湾曲する曲面部を含んでいる
    配光制御デバイス。
  2. 前記第2方向は、直線方向である
    請求項1に記載の配光制御デバイス。
  3. 前記曲面部の形状は、前記第2方向を軸とする円柱側面又は楕円柱側面の一部である
    請求項2に記載の配光制御デバイス。
  4. 前記屈折率可変層は、
    絶縁性液体と、
    前記絶縁性液体とは屈折率が異なる、前記絶縁性液体に分散された帯電する複数のナノ粒子とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の配光制御デバイス。
  5. 前記屈折率可変層は、複屈折性を有する複数の液晶分子を含む液晶層である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の配光制御デバイス。
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