JP2019023665A - 分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より高い処理能力を実現することできる分注装置を提供する。【解決手段】本発明の分注装置10は、親検体ラック21と、子検体ラック22と、チップC内を減圧して液体を吸引し、チップC内を加圧して液体を吐出し、同時並行処理で分注を行う第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17と、分注ヘッド16、17を搬送するヘッド搬送装置15と、分注ヘッド16、17及びヘッド搬送装置15を制御する制御装置30と、を備え、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17に装着される未使用のチップCをそれぞれ収容する第1チップラック23及び第2チップラック24と、を更に備え、第1チップラック23、親検体ラック21、子検体ラック22、及び第2チップラック24は、分注ヘッド16、17が移動する水平方向において、この順で直線上に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、液体を分注する分注装置に関する。
例えば人体から採取した血液検体等の液体を容器に分注する分注装置が公知である。一般的な分注装置は、例えばチップが装着された分注ヘッドによって、チップ内に液体を吸引し、そしてチップ内に吸引した液体を所定の容器等へ吐出する。チップ内へ吸引する液体の量及び容器等へ吐出する液体の量は、液体の種類や用途等に応じて所望の量に設定することができ、例えば分注ヘッドに設けられているポンプの駆動モータ(例えばステッピングモータ)の駆動量を制御することによって調整することができる。
液体が吸引されるチップは、一般に使い捨てであり、液体の吸引・吐出を行う度に新品に交換される。そして使い捨てのチップは、その量産過程において形状等の僅かなばらつきが生ずるのはやむを得ないところである。また吸引される血液検体等の液体は、粘度等が均一ではない場合もある。そのため確率は極めて低いものの、例えばチップ内に液体が吸引されない、或いは吸引された液体が設定量より少ないといった吸引不良が生ずる虞がある。このような吸引不良は、原因は定かではないが、チップが不良品でなくても生ずる場合があるため、新品のチップの検品を万全に行ったとしても未然に防ぐことは難しい。
このような課題を解決することを目的とした従来技術の一例として、チップ内の液面の位置を検出するセンサ等を備える分注装置が公知である(例えば特許文献1、2を参照)。当該従来技術によれば、チップ内の液面が適正な位置にあるか否かを判定することで、上記のような吸引不良を検出することができる。
特開平07−027770号公報 特開2001−183382号公報
しかしながら、上記のような分注装置においては、より高い処理能力を実現することが求められる。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、より高い処理能力を実現することできる分注装置を提供することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、液体が収容された第1容器が載置される第1容器載置部と、第2容器が載置される第2容器載置部と、装着されたチップ内を減圧して前記チップ内へ液体を吸引し、前記チップ内を加圧して前記チップ内の液体を吐出する分注ヘッドと、前記分注ヘッドを水平方向及び上下方向へ搬送するヘッド搬送装置と、前記分注ヘッド、及び前記ヘッド搬送装置を制御する制御装置と、を備え、前記分注ヘッドは、同時並行処理で分注を行う第1分注ヘッド及び第2分注ヘッドを含み、前記第1分注ヘッドに装着される未使用の前記チップを収容する第1チップラックと、前記第2分注ヘッドに装着される未使用の前記チップを収容する第2チップラックと、を更に備え、前記第1チップラック、前記第1容器載置部、前記第2容器載置部、及び前記第2チップラックは、前記分注ヘッドが移動する水平方向において、この順で直線上に配置される、分注装置である。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、前述した本発明の第1の態様において、前記制御装置は、前記分注ヘッドの前記第1容器載置部及び前記第2容器載置部への進入可否をそれぞれの位置フラグにより判定し、前記第1分注ヘッド及び前記第2分注ヘッドのうち、一方の分注ヘッドが移動先へ移動する前に、他方の分注ヘッドによる前記移動先への進入を禁止する、分注装置である。
本発明によれば、より高い処理能力を実現することできる分注装置を提供することができる。
本発明に係る分注装置の要部を図示した正面図。 本発明に係る分注装置の要部を図示した平面図。 本発明に係る分注装置の一部を拡大図示した側面図。 第1分注ヘッドのみを用いる分注制御手順を図示した分注装置の要部正面図。 撮像装置によるチップの撮像画像を模式的に図示した正面図。 第1分注ヘッドのみを用いる分注制御手順を図示したフローチャート。 第1及び第2分注ヘッドを用いる分注制御手順を図示したフローチャート。 第1及び第2分注ヘッドを用いる分注制御手順を図示したフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、本発明は、以下説明する実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
<分注装置10の構成>
本発明に係る分注装置10の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る分注装置10の要部を図示した正面図である。図2は、本発明に係る分注装置10の要部を図示した平面図である。図3は、本発明に係る分注装置10の一部を拡大図示した側面図である。
尚、図1〜図5において、X方向(符号Xで示した方向)は、水平方向(左右方向)であり、Y方向(符号Yで示した方向)は、X方向に直交する水平方向(前後方向)であり、Z方向(符号Zで示した方向)は、上下方向(X方向及びY方向に直交する方向)である。
本発明に係る分注装置10は、第1〜第4ラック搬送装置11〜14、ヘッド搬送装置15、第1分注ヘッド16、第2分注ヘッド17、撮像装置18、親検体ラック21、子検体ラック22、第1チップラック23、第2チップラック24、制御装置30を備える。
第1ラック搬送装置11は、リニアモータ等の駆動力源(図示せず)を有し、その駆動力源の駆動力で親検体ラック21をY方向へ搬送する装置である。「第1容器載置部」としての親検体ラック21は、液体Fが収容された複数の第1容器211がX方向及びY方向にマトリクス状に載置されている。液体Fは、例えば親検体であり、第1容器211は親検体容器である。
第2ラック搬送装置12は、リニアモータ等の駆動力源(図示せず)を有し、その駆動力源の駆動力で子検体ラック22をY方向へ搬送する装置である。「第2容器載置部」としての子検体ラック22は、複数の第2容器221がX方向及びY方向にマトリクス状に載置されている。第2容器221は、例えば子検体容器である。
第3ラック搬送装置13は、リニアモータ等の駆動力源(図示せず)を有し、その駆動力源の駆動力で第1チップラック23をY方向へ搬送する装置である。第4ラック搬送装置14は、リニアモータ等の駆動力源(図示せず)を有し、その駆動力源の駆動力で第2チップラック24をY方向へ搬送する装置である。第1チップラック23及び第2チップラック24は、複数の未使用のチップCがX方向及びY方向にマトリクス状に配置されて収容されている。チップCは、光透過性を有するプラスチック等の樹脂で形成された使い捨てのチップであり、いわゆるディスポーザブルチップである。
ヘッド搬送装置15は、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17を水平方向及び上下方向へ搬送する装置である。より具体的にはヘッド搬送装置15は、第1ヘッド搬送ユニット151及び第2ヘッド搬送ユニット152を含む。第1ヘッド搬送ユニット151及び第2ヘッド搬送ユニット152は、リニアモータ等の駆動力源(図示せず)の駆動力によってX方向へ往復動する。
第1ヘッド搬送ユニット151は、Z方向へ往復動可能に第1分注ヘッド16を支持する。第1分注ヘッド16は、第1ヘッド搬送ユニット151に設けられているリニアモータ等の駆動力源(図示せず)の駆動力によってZ方向へ往復動する。第2ヘッド搬送ユニット152は、Z方向へ往復動可能に第2分注ヘッド17を支持する。第2分注ヘッド17は、第2ヘッド搬送ユニット152に設けられているリニアモータ等の駆動力源(図示せず)の駆動力によってZ方向へ往復動する。
第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17は、装着されたチップC内を加減圧するポンプ等(図示せず)を含み、装着されたチップC内を減圧してチップC内へ液体Fを吸引し、チップC内を加圧してチップC内の液体Fを吐出する装置である。第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17において、チップC内へ吸引する液体Fの量は、例えばチップC内を加減圧するポンプ等を駆動するモータ(図示せず)の回転量等を制御することで調整することができる。
撮像装置18は、例えばCCDカメラ等である。撮像装置18は、親検体ラック21に対応する位置から子検体ラック22に対応する位置へ第1分注ヘッド16又は第2分注ヘッド17がX方向へ移動するときに、その第1分注ヘッド16又は第2分注ヘッド17に装着されているチップCを撮像可能な位置に配設されている。
制御装置30は、第1〜第4ラック搬送装置11〜14、ヘッド搬送装置15、第1分注ヘッド16、第2分注ヘッド17及び撮像装置18を制御する。制御装置30は、公知のマイコン制御装置であり、不揮発性メモリ等に格納されている制御プログラムをコンピュータで実行することで後述する分注制御手順を実現する。
<制御装置30による分注制御手順>
制御装置30による分注制御手順について、図4〜図8を参照しながら説明する。
1.第1分注ヘッド16を用いた分注制御手順
図1〜図3に図示して上記説明した実施例の分注装置10は、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17を備える構成、すなわち複数の分注ヘッドを備える構成であるが、本発明が特にこのような構成に限定されないのは言うまでもない。つまり本発明は、単一の分注ヘッドのみを備える構成でも実施可能であり、そのような構成でも本発明による作用効果は得られる。そこで第1分注ヘッド16のみを用いる分注制御手順の実施例について、図4〜図6を参照しながら説明する。
図4は、分注装置10の要部を図示した正面図であり、第1分注ヘッド16のみを用いる分注制御手順を図示したものである。図5は、チップCの一部を拡大図示した正面図であり、撮像装置18によるチップCの撮像画像を模式的に図示したものである。図6は、第1分注ヘッド16のみを用いる分注制御手順を図示したフローチャートである。
(1)チップCの装着手順(ステップS1)
まず第1チップラック23に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させる(図4の符号X1)。つづいて第1分注ヘッド16を下降させて第1分注ヘッド16にチップCを装着する(図4の符号Z1)。そして第1分注ヘッド16をZ方向の所定位置まで上昇させる(図4の符号Z2)。
(2)液体Fの吸引手順(ステップS2)
チップCが装着された第1分注ヘッド16を親検体ラック21に対応する位置へ移動させる(図4の符号X2)。つづいて第1分注ヘッド16を下降させ(図4の符号Z3)、設定された量の液体Fを第1容器211からチップC内に吸引する。そして第1分注ヘッド16をZ方向の所定位置まで上昇させる(図4の符号Z4)。
(3)チップC内の液面FLの検出手順(ステップS3)
チップC内に液体Fが吸引された第1分注ヘッド16を親検体ラック21に対応する位置から子検体ラック22に対応する位置へX方向(水平方向)に移動させる(図4の符号X3)。そのときに第1分注ヘッド16に装着されているチップCを撮像装置18で撮像する。第1分注ヘッド16に装着されているチップCの撮像は、例えば第1分注ヘッド16の移動中に行うこともできる。そしてその撮像画像からチップC内の液面FLの位置を検出する。
X方向(水平方向)へ移動する第1分注ヘッド16に装着されたチップC内の液面FLは、常に一定の高さで水平方向へ移動していく。そのため撮像装置18でチップCを撮像可能な範囲であれば、X方向(水平方向)における第1分注ヘッド16がどの位置にあっても、Z方向(上下方向)におけるチップC内の液面FLの位置は同じである。したがって第1分注ヘッド16の位置を高精度に特定することなく、チップC内の液面FLの位置を検出することができるので、チップC内の液面FLの位置を高精度に検出することができる。よってチップC内の液面FLの位置を高精度に検出することができる。また撮像装置18によるチップCの撮像は、第1分注ヘッド16を一旦停止させなくても可能であり、そのような態様がより好ましい。それによってチップC内の液面FLの位置を検出することに伴う処理能力の低下がほとんど生じないようにすることができる。
(4)液体Fの吸引不良の判定(ステップS4)
チップC内の液面FLの位置に基づいて、液面FLの位置が適正か否か、つまり第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを判定する。より具体的には、設定されている液体Fの吸引量に基づいて、Z方向における液面FLの位置の上限位置ULと下限位置LLを予め設定しておく(図5)。そしてZ方向における液面FLの位置が上限位置ULと下限位置LLとの間にある場合には、吸引不良が生じなかったと判定する。他方、Z方向における液面FLの位置が上限位置ULより上にある場合、或いはZ方向における液面FLの位置が下限位置LLより下にある場合には、吸引不良が生じたと判定する。前述したようにチップC内の液面FLの位置は高精度に検出することができるので、第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを高精度に判定することができる。
また本発明においては、さらに撮像装置18で撮像した画像からチップCの所定部位の位置も検出し、チップC内の液面FLの位置及びチップCの所定部位の位置に基づいて、第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを判定するのが好ましい。より具体的にはチップCの所定部位は、チップCの先端CT(液体Fの吸引・吐出口)、第1分注ヘッド16に対するチップCの接続部等であり、チップCのどの部位であっても良い。例えば撮像装置18で撮像した画像からチップCの先端CTの位置も検出し、チップC内の液面FLの位置及びチップCの先端CTの位置に基づいて、第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを判定する。それによって例えばチップCの先端CTの位置を基準として上限位置ULと下限位置LLを設定することにより、例えば第1分注ヘッド16に対するチップCの装着位置にZ方向(上下方向)のずれが生じたとしても、第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを高精度に判定することができる。
(5)液体Fの吐出手順(ステップS6)
吸引不良が生じなかったと判定した場合には(ステップS4でYes)、子検体ラック22に対応する位置で第1分注ヘッド16を下降させ(図4の符号Z5)、チップC内の液体Fを第2容器221へ吐出する。そして第1分注ヘッド16をZ方向の所定位置まで上昇させる(図4の符号Z6)。
(6)チップCの廃棄手順(ステップS5、S7)
吸引不良が生じたと判定した場合には(ステップS4でNo)、チップC内の液体Fを第2容器221へ吐出せずに、そのままチップCを廃棄する(ステップS5)。それによって吸引不良に起因する分注エラーを未然に防止することができる。他方、吸引不良が生じなかったと判定した場合には、チップC内の液体Fを第2容器221へ吐出した後、第1分注ヘッド16に装着されている空のチップCを廃棄する(ステップS7)。
2.第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17の両方を用いる分注制御手順
第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17の両方を用いる場合には、同時並行処理で分注を行うことができるので、より高い処理能力を実現することができる。この場合、第1分注ヘッド16又は第2分注ヘッド17のいずれか一方の分注ヘッドをX方向へ移動させる際に、他方の分注ヘッドに干渉しないことを確認する手順が必要になるが、それ以外の基本的な手順は図4〜図6に図示して上記説明した手順と同様である。
以下、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17の両方を用いる分注制御手順の実施例について、図7及び図8を参照しながら説明する。図7及び図8は、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17の両方を用いる分注制御手順を図示したフローチャートである。
尚、第1分注ヘッド16及び第2分注ヘッド17はいずれも同様の手順で制御されるため、以下、第1分注ヘッド16を例に説明する。
まず第1チップラック23に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させ、第1分注ヘッド16を下降させて第1分注ヘッド16にチップCを装着する(ステップS11)。つづいて親検体位置フラグがOFFか否かを判定する(ステップS12)。
親検体位置フラグは、制御装置30のコンピュータ内部のレジスタであり、親検体ラック21に対応する位置が空いているか否かを示すフラグである。親検体位置フラグがOFFである状態は、親検体ラック21に対応する位置が空いている状態であることを意味し、従って親検体ラック21に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができる状態ということになる。他方、親検体位置フラグがONである状態は、親検体ラック21に対応する位置が空いていない状態(例えば親検体ラック21に対応する位置に第2分注ヘッド17がある状態)であることを意味し、従って親検体ラック21に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができない状態ということになる。
親検体位置フラグがONである場合には(ステップS12でNo)、そのまま第1分注ヘッド16を待機させる。親検体位置フラグがOFFである場合には(ステップS12でYes)、親検体位置フラグをONに設定する(ステップS13)。それによって親検体ラック21に対応する位置が第1分注ヘッド16のために予約され、その位置へ第2分注ヘッド17が進入しないようにすることができる。
そして親検体ラック21に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させ(ステップS14)、設定された量の液体Fを第1容器211からチップC内に吸引する(ステップS15)。つづいてカメラ位置フラグがOFFか否かを判定する(ステップS16)。
カメラ位置フラグは、制御装置30のコンピュータ内部のレジスタであり、撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が空いているか否かを示すフラグである。カメラ位置フラグがOFFである状態は、撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が空いている状態であることを意味し、従って撮像装置18でチップCを撮像可能な位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができる状態ということになる。他方、カメラ位置フラグがONである状態は、撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が空いていない状態(例えば撮像装置18でチップCを撮像可能な位置に第2分注ヘッド17がある状態)であることを意味し、従って撮像装置18でチップCを撮像可能な位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができない状態ということになる。
カメラ位置フラグがONである場合には(ステップS16でNo)、そのまま第1分注ヘッド16を待機させる。カメラ位置フラグがOFFである場合には(ステップS16でYes)、親検体位置フラグをOFFに設定するとともに(ステップS17)、カメラ位置フラグをONに設定する(ステップS18)。それによって親検体ラック21に対応する位置が第2分注ヘッド17のために開放される。また撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が第1分注ヘッド16のために予約され、その位置へ第2分注ヘッド17が進入しないようにすることができる。
つづいて撮像装置18でチップCを撮像可能な位置へ第1分注ヘッド16を移動させ(ステップS19)、撮像装置18でチップCを撮像し、その撮像画像からチップC内の液面FLの位置が適正か否か、つまり第1容器211の液体FをチップC内に吸引したときに吸引不良が生じたか否かを判定する(ステップS20)。吸引不良が生じたと判定した場合には(ステップS20でNo)、チップC内の液体Fを第2容器221へ吐出せずに、そのままチップCを廃棄する(ステップS21)。つづいてカメラ位置フラグをOFFに設定する(ステップS22)。それによって撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が第2分注ヘッド17のために開放される。そしてステップS11へ戻り、新たなチップCを第1分注ヘッド16に装着して再度分注処理を行う。他方、吸引不良が生じなかったと判定した場合には(ステップS20でYes)、子検体位置フラグがOFFか否かを判定する(ステップS23)。
子検体位置フラグは、制御装置30のコンピュータ内部のレジスタであり、子検体ラック22に対応する位置が空いているか否かを示すフラグである。子検体位置フラグがOFFである状態は、子検体ラック22に対応する位置が空いている状態であることを意味し、従って子検体ラック22に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができる状態ということになる。他方、子検体位置フラグがONである状態は、子検体ラック22に対応する位置が空いていない状態(例えば子検体ラック22に対応する位置に第2分注ヘッド17がある状態)であることを意味し、従って子検体ラック22に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させることができない状態ということになる。
子検体位置フラグがONである場合には(ステップS23でNo)、そのまま第1分注ヘッド16を待機させる。子検体位置フラグがOFFである場合には(ステップS23でYes)、カメラ位置フラグをOFFに設定するとともに(ステップS24)、子検体位置フラグをONに設定する(ステップS25)。それによって撮像装置18でチップCを撮像可能な位置が第2分注ヘッド17のために開放される。また子検体ラック22に対応する位置が第1分注ヘッド16のために予約され、その位置へ第2分注ヘッド17が進入しないようにすることができる。
つづいて子検体ラック22に対応する位置へ第1分注ヘッド16を移動させ(ステップS26)、チップC内の液体Fを第2容器221へ吐出する(ステップS27)。つづいてチップCを廃棄する(ステップS28)。そして子検体位置フラグをOFFに設定する(ステップS29)。それによって子検体ラック22に対応する位置が第2分注ヘッド17のために開放される。
上記説明した手順において、子検体位置フラグがOFFか否かの判定(ステップS23)は、例えば撮像装置18でチップCを撮像可能な位置へ第1分注ヘッド16を移動させる間に行うことも可能である。この場合、子検体位置フラグがOFFであれば(ステップS23でYes)、撮像装置18でチップCを撮像可能な位置で第1分注ヘッド16を一旦停止させることなくチップCを撮像し、そのまま子検体ラック22に対応する位置まで第1分注ヘッド16を移動させることができる。
10 分注装置
11〜14 第1〜第4ラック搬送装置
15 ヘッド搬送装置
16 第1分注ヘッド
17 第2分注ヘッド
18 撮像装置
21 親検体ラック
22 子検体ラック
23 第1チップラック
24 第2チップラック
30 制御装置
C チップ
F 液体
FL チップ内の液面

Claims (2)

  1. 液体が収容された第1容器が載置される第1容器載置部と、
    第2容器が載置される第2容器載置部と、
    装着されたチップ内を減圧して前記チップ内へ液体を吸引し、前記チップ内を加圧して前記チップ内の液体を吐出する分注ヘッドと、
    前記分注ヘッドを水平方向及び上下方向へ搬送するヘッド搬送装置と、
    前記分注ヘッド、及び前記ヘッド搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記分注ヘッドは、同時並行処理で分注を行う第1分注ヘッド及び第2分注ヘッドを含み、
    前記第1分注ヘッドに装着される未使用の前記チップを収容する第1チップラックと、
    前記第2分注ヘッドに装着される未使用の前記チップを収容する第2チップラックと、を更に備え、
    前記第1チップラック、前記第1容器載置部、前記第2容器載置部、及び前記第2チップラックは、前記分注ヘッドが移動する水平方向において、この順で直線上に配置される、分注装置。
  2. 請求項1に記載の分注装置において、前記制御装置は、前記分注ヘッドの前記第1容器載置部及び前記第2容器載置部への進入可否をそれぞれの位置フラグにより判定し、前記第1分注ヘッド及び前記第2分注ヘッドのうち、一方の分注ヘッドが移動先へ移動する前に、他方の分注ヘッドによる前記移動先への進入を禁止する、分注装置。
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