JP2019023082A - ウォッシャノズル及びワイパアーム - Google Patents

ウォッシャノズル及びワイパアーム Download PDF

Info

Publication number
JP2019023082A
JP2019023082A JP2018216927A JP2018216927A JP2019023082A JP 2019023082 A JP2019023082 A JP 2019023082A JP 2018216927 A JP2018216927 A JP 2018216927A JP 2018216927 A JP2018216927 A JP 2018216927A JP 2019023082 A JP2019023082 A JP 2019023082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
opening
tip
chip
inflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018216927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6721025B2 (ja
Inventor
木山 真晃
Saneaki Kiyama
真晃 木山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2018216927A priority Critical patent/JP6721025B2/ja
Publication of JP2019023082A publication Critical patent/JP2019023082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6721025B2 publication Critical patent/JP6721025B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】簡単な構成で噴射口以外から洗浄液が外部に漏れてしまうことを抑えることができるウォッシャノズルを提供すること。【解決手段】先端側ウォッシャノズル9は、流入通路11gと、流入通路11gと連通する流入開口部11hが形成されつつ外部に開口したチップ収容部11jとを有するノズル本体11と、チップ収容部11jの外部開口部から圧入されてチップ収容部11jに収容され、流入通路11gを介して流入した洗浄液を噴射口11nに案内して外部に噴射するためのノズルチップ12とを備える。ノズルチップ12は、流入通路11gと連通すべく開口したチップ開口部12cと、チップ開口部12cと連通して洗浄液を噴射口11nに案内する案内孔12dと、チップ開口部12cが形成された面において該チップ開口部12cを囲繞しつつ凸設されて、チップ収容部11jにおける流入開口部11hが形成された面と圧接されるシール凸部12hとを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズル及びワイパアームに関するものである。
従来から車両には、洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルが備えられている。ウォッシャノズルとしては、例えば、流入通路と、該流入通路と連通しつつ外部に開口したチップ収容部とを有するノズル本体と、前記チップ収容部に圧入されて収容保持され、流入通路を介して流入した洗浄液を噴射口に案内して外部に噴射するためのノズルチップとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特表2002−523295号公報
この発明の目的は、流入通路と、該流入通路と連通する流入開口部と外部に開口する外部開口部とが形成されたチップ収容部とを有するノズル本体と、前記チップ収容部の内部に前記外部開口部から圧入されて前記チップ収容部に収容され、前記流入通路を介して流入された洗浄液を噴射する噴射口を有するノズルチップと、を備えたウォッシャノズルであって、前記ノズルチップは、さらに、前記流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、前記チップ開口部と連通して洗浄液を前記噴射口に案内する案内孔と、を有しており、前記ノズルチップの前記チップ開口部が形成された面は、前記チップ収容部への収容状態において、前記チップ収容部における前記流入開口部が形成された面と圧接されており、前記噴射口は、前記ノズルチップの前記チップ収容部への収容状態において、前記外部開口部から外部に露出されたウォッシャノズルを提供すること、及び該ウォッシャノズルを備えたワイパアームを提供することにある。
上記課題を解決するウォッシャノズルは、流入通路と、該流入通路と連通する流入開口部と外部に開口する外部開口部とが形成されたチップ収容部とを有するノズル本体と、前記チップ収容部の内部に前記外部開口部から圧入されて前記チップ収容部に収容され、前記流入通路を介して流入された洗浄液を噴射する噴射口を有するノズルチップと、を備えたウォッシャノズルであって、前記ノズルチップは、さらに、前記流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、前記チップ開口部と連通して洗浄液を前記噴射口に案内する案内孔と、を有しており、前記ノズルチップの前記チップ開口部が形成された面は、前記チップ収容部への収容状態において、前記チップ収容部における前記流入開口部が形成された面と圧接されており、前記噴射口は、前記ノズルチップの前記チップ収容部への収容状態において、前記外部開口部から外部に露出された。
上記ウォッシャノズルにおいて、前記ノズル本体は、前記チップ収容部の内側面から外部に貫通する本体案内孔と、該本体案内孔の外部側に開口する本体側噴射口と、を有しており、前記ノズルチップは、前記チップ収容部への収容状態において前記チップ開口部と前記ノズル本体の前記本体案内孔とを連通して洗浄液を前記本体側噴射口に案内する第2案内孔を有する。
上記ウォッシャノズルにおいて、前記ノズルチップは、長手方向に並設された前記案内孔と、各案内孔が払拭面側に向かってそれぞれ開口する前記噴射口と、を有し、前記ノズル本体は、前記外部開口部が前記払拭面側に開口している。
上記課題を解決するワイパアームは、上記ウォッシャノズルと、該ウォッシャノズルが固定されたリテーナと、往復回動されるピボット軸に固定されるとともに先端部に前記リテーナが連結されるアームヘッドと、を備えた。
本発明によれば、流入通路と、該流入通路と連通する流入開口部と外部に開口する外部開口部とが形成されたチップ収容部とを有するノズル本体と、前記チップ収容部の内部に前記外部開口部から圧入されて前記チップ収容部に収容され、前記流入通路を介して流入された洗浄液を噴射する噴射口を有するノズルチップと、を備えたウォッシャノズルであって、前記ノズルチップは、さらに、前記流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、前記チップ開口部と連通して洗浄液を前記噴射口に案内する案内孔と、を有しており、前記ノズルチップの前記チップ開口部が形成された面は、前記チップ収容部への収容状態において、前記チップ収容部における前記流入開口部が形成された面と圧接されており、前記噴射口は、前記ノズルチップの前記チップ収容部への収容状態において、前記外部開口部から外部に露出されたウォッシャノズルを提供すること、及び該ウォッシャノズルを備えたワイパアームを提供することができる。
一実施形態における車両用ワイパとその動作を説明するための模式図。 一実施形態におけるリテーナの先端側と先端側ウォッシャノズルの斜視図。 一実施形態におけるリテーナの先端側と先端側ウォッシャノズルの底面図。 一実施形態におけるリテーナの先端側の斜視図。 一実施形態における先端側ウォッシャノズルの斜視図。 一実施形態における先端側ウォッシャノズルの正面図。 一実施形態におけるノズル本体の斜視図。 一実施形態における先端側ウォッシャノズルの断面端面図。 一実施形態におけるノズルチップの斜視図。 一実施形態におけるノズルチップの一側面図。
以下、車両用ワイパの一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、車両用ワイパ1は、車両のウインドガラスGの車室外側の面である払拭面Gaを払拭するためのものであり、運転席側(図1中、左側)と助手席側(図1中、右側)とにそれぞれ設けられている。
車両用ワイパ1は、ワイパアーム2と、該ワイパアーム2に連結されるワイパブレード3とを備えている。
ワイパアーム2は、図示しないモータの駆動力によって往復回動されるピボット軸(図示略)に固定され該ピボット軸と一体回動する長尺状のアームヘッド5と、該アームヘッド5の長手方向先端部に幅方向に沿った軸中心で回動可能に連結されるとともに付勢機構(図示略)により先端側が払拭面Ga側に付勢される長尺状のリテーナ6とを備える。そして、リテーナ6の長手方向先端部には、払拭面Gaを払拭するためのワイパブレード3が連結されている。
図2〜図4に示すように、リテーナ6は、それぞれ長手直交方向の断面形状が略コ字状であって、払拭面Gaと対向する下方側(裏面側)が開口した長尺状に形成されている。
そして、図1に示すように、車両用ワイパ1は、リテーナ6の長手方向中間部の内部に、払拭面Gaに洗浄液を噴射するための中間ウォッシャノズル8を備えている。中間ウォッシャノズル8は、車両に搭載された状態で、前記ワイパブレード3よりも車両用ワイパ1の復動方向側(下方側であって、ホームポジション側)に配置され、車両用ワイパ1の主に復動時に洗浄液が送給されるものであって、送給された洗浄液を払拭面Gaの復動方向エリアZ1に噴射するためのものである。
又、車両用ワイパ1は、リテーナ6の長手方向先端側(以下、単に先端側という)の外部に、払拭面Gaに洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルとしての先端側ウォッシャノズル9を備えている。先端側ウォッシャノズル9は、車両に搭載された状態で、ワイパブレード3よりも車両用ワイパ1の往動方向側(上方側であって、払拭終端側、即ち中間ウォッシャノズル8とは反対側)に配置され、車両用ワイパ1の主に往動時に洗浄液が送給されるものであって、送給された洗浄液を払拭面Gaの往動方向エリアZ2に噴射するためのものである。
詳しくは、図1、図3及び図4に示すように、リテーナ6は、その先端側が基端側に対して略平行で前記往動方向側にシフトした位置となるようにクランク状の屈曲部6aを有し、その先端側の先端部には、ワイパブレード3を連結するためのブレード連結部6bが形成されている。
又、図4に示すように、リテーナ6の先端側におけるブレード連結部6bの僅かに基端側の一方の(前記往動方向側の)側壁6cには、ノズル取付孔6dが形成されている。本実施形態のノズル取付孔6dは、リテーナ6の長手方向に沿って長い略長方形の形状に形成され、その長手方向中間部から上下方向に延びる上下切り欠き部6eを有している。又、図3に示すように、ノズル取付孔6dと対向する位置の他方の側壁6fには、一対のノズル支持孔6gが形成されている。
又、図4に示すように、リテーナ6において前記ノズル取付孔6dの僅かに基端側には、前記屈曲部6a側から先端側に切り欠かれた流入筒部用切り欠き部6hが形成されている。
一方、図3、図5及び図6に示すように、先端側ウォッシャノズル9は、外観を構成するノズル本体11と、該ノズル本体11内に収容保持されるノズルチップ12とを有する。
ノズル本体11は、本体部11aと、該本体部11aの長手方向(図6中、左右方向)中間部から突出した固定部11bと、本体部11aの長手方向基端側(図6中、右側)から前記固定部11bに対して離間していく方向に斜めに突出した流入筒部11cとを有する。
固定部11bは、その両側に基端側斜め外側に延びて、更に基端側斜め内側に屈曲して延び、更に基端側に延びる係合爪11dを有し、ノズル本体11は、その固定部11bがリテーナ6のノズル取付孔6d(図4参照)に挿入されて、前記係合爪11dがノズル取付孔6dに係合することでリテーナ6に固定されている。又、固定部11bの基端側には、ノズル取付孔6dの上下切り欠き部6eに嵌る上下凸部11eが形成され、該上下凸部11eが前記上下切り欠き部6eに嵌ることで、ノズル本体11のリテーナ6に対するがたつきが抑えられている。又、固定部11bの先端部には、前記一対のノズル支持孔6g(図3参照)に嵌る一対の支持凸部11fが形成され、該支持凸部11fがノズル支持孔6gに嵌ることで、ノズル本体11のリテーナ6に対するがたつきが更に抑えられている。尚、支持凸部11fがノズル支持孔6gに嵌ることで、リテーナ6の一方の側壁6cと他方の側壁6fとがノズル本体11(固定部11b)によって連結されることになり、リテーナ6の強度も向上される。又、図3に示すように、ノズル本体11がリテーナ6に固定された状態では、流入筒部11cは、前記流入筒部用切り欠き部6h(図4参照)を通ってリテーナ6の内部に配置される。
図8に示すように、流入筒部11cは、その内部に流入通路11gが形成され、その先端には、リテーナ6の内部に配策されたホース13(図3参照)が接続される。
又、図7及び図8に示すように、本体部11aは、流入通路11gと連通する流入開口部11hが形成されつつ外部に開口したチップ収容部11jを有する。チップ収容部11jは、その外部に開口した外部開口部11kから略直方体形状のノズルチップ12を圧入可能な形状に形成されている。又、チップ収容部11jの外部開口部11kは、下方、即ち前記払拭面Ga(図1参照)側に開口し、前記流入開口部11hの開口方向、詳しくは前記流入通路11gの内部から流入開口部11hに向かう方向と、外部開口部11kの開口方向、詳しくはチップ収容部11jの内部から外部開口部11kに向かう方向とは、異なる方向に設定されている。
又、本実施形態の本体部11aには、チップ収容部11jの内側面であってリテーナ6の先端方向の面から外部に貫通する本体案内孔11mが形成され、本体案内孔11mの外部側の開口が1つの噴射口11nとされている。
図5、図8〜図10に示すように、ノズルチップ12は、略直方体形状に形成され、チップ収容部11jの外部開口部11kから圧入されて該チップ収容部11jに収容され、前記流入通路11gを介して流入した洗浄液をノズル本体11の噴射口11n及び自身に形成された噴射口12a,12bに案内して外部に噴射する。
詳しくは、ノズルチップ12は、前記流入通路11g(流入開口部11h)と連通すべく(流入通路11g側に)開口したチップ開口部12cと、そのチップ開口部12cと連通して洗浄液を前記噴射口11n及び自身に形成された噴射口12a,12bに案内する案内孔12d〜12fとを有する。チップ開口部12cは、ノズルチップ12の流入通路11g(流入開口部11h)側の面(1つの面)から凹設された通路溝12gの開口であってノズルチップ12の長手方向に沿って大きく開口している。案内孔12dは、通路溝12gの内側面から前記噴射口11n(本体案内孔11m)に向かって貫通している(図8参照)。又、案内孔12e,12fは、ノズルチップ12の長手方向に並設され、通路溝12gの内側面から下方、即ち前記払拭面Ga側に向かって貫通し、その外部側の開口がそれぞれ噴射口12a,12bとされている。
又、ノズルチップ12は、チップ開口部12cが形成された面において該チップ開口部12cを囲繞しつつ凸設されて、チップ収容部11jにおける流入開口部11hが形成された面と圧接されるシール凸部12hを有する。シール凸部12hは、ノズルチップ12がチップ収容部11jに圧入されることで、チップ収容部11jにおける流入開口部11hが形成された面(チップ収容部11jを形成する1つの面)と圧接される。言い換えると、シール凸部12hは、ノズルチップ12がチップ収容部11jに圧入されるようにその凸設量が設定されている。
上記のように構成された車両用ワイパ1の作用について説明する。
例えば、運転席に設けられたウォッシャスイッチが操作されると、モータの駆動力によってピボット軸が往復回動され、車両用ワイパ1が往復回動(揺動)される。この車両用ワイパ1の往動時には、ウォッシャポンプからホース13を介して先端側ウォッシャノズル9に洗浄液が送給され、先端側ウォッシャノズル9(その噴射口11n,12a,12b)から前記往動方向エリアZ2に洗浄液が噴射される。又、車両用ワイパ1の復動時には、ウォッシャポンプからホース13とは別系統の図示しないホースを介して中間ウォッシャノズル8に洗浄液が送給され、中間ウォッシャノズル8(その噴射口)から前記復動方向エリアZ1に洗浄液が噴射される。これにより、往動時であっても復動時であっても払拭方向に応じて洗浄液が噴射された払拭面Gaを車両用ワイパ1のワイパブレード3が迅速に払拭することになり、払拭面Gaが良好に洗浄される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)ノズルチップ12は、流入通路11g(流入開口部11h)と連通すべく(流入通路11g側に)開口したチップ開口部12cと、そのチップ開口部12cと連通して洗浄液を噴射口11n,12a,12bに案内する案内孔12d〜12fとを有する。よって、洗浄液は、流入通路11gからノズルチップ12のチップ開口部12c及び案内孔12d〜12fを介して噴射口11n,12a,12bに案内される。そして、ノズルチップ12は、チップ開口部12cが形成された面において該チップ開口部12cを囲繞しつつ凸設されて、チップ収容部11jにおける流入開口部11hが形成された面と圧接されるシール凸部12hを有する。よって、ノズルチップ12が外部開口部11kから圧入されてチップ収容部11j内に収容されると、チップ開口部12cの周囲でシール凸部12hが、流入開口部11hが形成された面と液密に密着し、シール凸部12hによってチップ開口部12c周りからノズルチップ12とチップ収容部11jとの隙間に洗浄液が漏れることが抑えられる。よって、チップ開口部12cが形成された1つの面にシール凸部12hを形成しただけの簡単な構成で噴射口11n,12a,12b以外から洗浄液が外部に漏れてしまうことを抑えることができる。
(2)流入通路11gの内部から流入開口部11hに向かう方向と、チップ収容部11jの内部から外部開口部11kに向かう方向(即ち、ノズルチップ12がチップ収容部11jから抜ける方向)とは、異なる方向に設定される。よって、流入通路11gを介してノズルチップ12内に流入する洗浄液の力は、ノズルチップ12をチップ収容部11jの内面に押し付ける力として作用して、ノズルチップ12がチップ収容部11jから抜けてしまうことを抑えることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、流入通路11gの内部から流入開口部11hに向かう方向と、チップ収容部11jの内部から外部開口部11kに向かう方向(即ち、ノズルチップ12がチップ収容部11jから抜ける方向)とは、異なる方向に設定されるとしたが、これに限定されず、同方向に設定してもよい。
・上記実施形態では、複数の噴射口、すなわち噴射口11n,12a,12bを3つ有した先端側ウォッシャノズル9としたが、噴射口は少なくとも1つ有していればよく、例えば、前記噴射口11nを有していないウォッシャノズルとしてもよい。
・上記実施形態では、車両用ワイパ1に設けられる先端側ウォッシャノズル9に具体化したが、これに限定されず、例えば、車両ボンネット等に設けられ払拭面Gaに洗浄液を噴射するウォッシャノズルとして具体化してもよいし、バックカメラのレンズに洗浄液を噴射するためのウォッシャノズルとして具体化してもよい。
以下に技術的思想を記載する。
ところで、特許文献1のようなウォッシャノズルでは、ノズルチップとチップ収容部との各隙間が無いように、チップ収容部の4つの面とノズルチップの4つの面とを高精度に寸法管理をして製造しなければ、その隙間に洗浄液が浸入してしまい、ひいては噴射口以外から洗浄液が外部に漏れてしまう虞がある。
以下に記載する技術的思想は、こうした問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で噴射口以外から洗浄液が外部に漏れてしまうことを抑えることができるウォッシャノズルを提供することにある。
・上記目的を達成するウォッシャノズルは、流入通路と、該流入通路と連通する流入開口部が形成されつつ外部に開口したチップ収容部とを有するノズル本体と、前記チップ収容部の内部に外部開口部から圧入されて該チップ収容部に収容され、前記流入通路を介して流入した洗浄液を噴射する噴射口を有するノズルチップとを備えたウォッシャノズルであって、前記ノズルチップは、前記流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、前記チップ開口部と連通して洗浄液を前記噴射口に案内する案内孔と、前記チップ開口部が形成された面において該チップ開口部を囲繞しつつ凸設されて、前記チップ収容部への収容状態において前記チップ収容部における前記流入開口部が形成された面と圧接されるシール凸部とを有し、前記噴射口は、前記ノズルチップの前記チップ収容部への収容状態において、前記外部開口部から外部に露出された。
同構成によれば、ノズルチップは、流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、チップ開口部と連通して洗浄液を噴射口に案内する案内孔とを有するため、洗浄液は、流入通路からノズルチップのチップ開口部及び案内孔を介して噴射口に案内される。そして、ノズルチップは、チップ開口部が形成された面において該チップ開口部を囲繞しつつ凸設されて、チップ収容部における流入開口部が形成された面と圧接されるシール凸部を有するため、ノズルチップが外部開口部から圧入されてチップ収容部内に収容されると、シール凸部によってチップ開口部周りからノズルチップとチップ収容部との隙間に洗浄液が漏れることが抑えられる。よって、チップ開口部が形成された1つの面にシール凸部を形成しただけの簡単な構成で噴射口以外から洗浄液が外部に漏れてしまうことを抑えることができる。
・上記ウォッシャノズルにおいて、前記流入通路の内部から前記流入開口部に向かう方向と、前記チップ収容部の内部から前記外部開口部に向かう方向とは、異なる方向に設定されることが好ましい。
同構成によれば、流入通路の内部から流入開口部に向かう方向と、チップ収容部の内部から外部開口部に向かう方向(即ち、ノズルチップがチップ収容部から抜ける方向)とは、異なる方向に設定されるため、流入通路を介してノズルチップ内に流入する洗浄液の力によってノズルチップがチップ収容部から抜けてしまうことを抑えることができる。
11…ノズル本体、11g…流入通路、11h…流入開口部、11j…チップ収容部、11k…外部開口部、11n,12a,12b…噴射口、12…ノズルチップ、12c…チップ開口部、12d〜12f…案内孔、12h…シール凸部。

Claims (4)

  1. 流入通路と、該流入通路と連通する流入開口部と外部に開口する外部開口部とが形成されたチップ収容部とを有するノズル本体と、
    前記チップ収容部の内部に前記外部開口部から圧入されて前記チップ収容部に収容され、前記流入通路を介して流入された洗浄液を噴射する噴射口を有するノズルチップと、
    を備えたウォッシャノズルであって、
    前記ノズルチップは、さらに、前記流入通路と連通すべく開口したチップ開口部と、前記チップ開口部と連通して洗浄液を前記噴射口に案内する案内孔と、を有しており、
    前記ノズルチップの前記チップ開口部が形成された面は、前記チップ収容部への収容状態において、前記チップ収容部における前記流入開口部が形成された面と圧接されており、
    前記噴射口は、前記ノズルチップの前記チップ収容部への収容状態において、前記外部開口部から外部に露出された、ウォッシャノズル。
  2. 前記ノズル本体は、前記チップ収容部の内側面から外部に貫通する本体案内孔と、該本体案内孔の外部側に開口する本体側噴射口と、を有しており、
    前記ノズルチップは、前記チップ収容部への収容状態において前記チップ開口部と前記ノズル本体の前記本体案内孔とを連通して洗浄液を前記本体側噴射口に案内する第2案内孔を有する、請求項1に記載のウォッシャノズル。
  3. 前記ノズルチップは、長手方向に並設された前記案内孔と、各案内孔が払拭面側に向かってそれぞれ開口する前記噴射口と、を有し、
    前記ノズル本体は、前記外部開口部が前記払拭面側に開口している、請求項1又2に記載のウォッシャノズル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のウォッシャノズルと、
    該ウォッシャノズルが固定されたリテーナと、
    往復回動されるピボット軸に固定されるとともに先端部に前記リテーナが連結されるアームヘッドと、
    を備えたワイパアーム。
JP2018216927A 2018-11-20 2018-11-20 車両用ワイパ Active JP6721025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216927A JP6721025B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 車両用ワイパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018216927A JP6721025B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 車両用ワイパ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014263222A Division JP6447115B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 ウォッシャノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019023082A true JP2019023082A (ja) 2019-02-14
JP6721025B2 JP6721025B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=65368236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018216927A Active JP6721025B2 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 車両用ワイパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6721025B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5903953A (en) * 1994-06-30 1999-05-18 Valeo Systems D'essuyage Screen wiper arm having a spray device for spraying the glass to be wiped
JP2002059813A (ja) * 2000-08-11 2002-02-26 Asmo Co Ltd ウォッシャノズル付ワイパ
JP2003341484A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Asmo Co Ltd ワイパアーム
JP2005230820A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Kautex Textron Gmbh & Co Kg スクリーン洗浄ノズル
JP2007319853A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Kyoritsu Gokin Co Ltd 二流体ノズルとそれを用いた噴霧方法
DE102012224474A1 (de) * 2012-12-28 2014-07-03 Robert Bosch Gmbh Wischarmvorrichtung

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5903953A (en) * 1994-06-30 1999-05-18 Valeo Systems D'essuyage Screen wiper arm having a spray device for spraying the glass to be wiped
JP2002059813A (ja) * 2000-08-11 2002-02-26 Asmo Co Ltd ウォッシャノズル付ワイパ
JP2003341484A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Asmo Co Ltd ワイパアーム
JP2005230820A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Kautex Textron Gmbh & Co Kg スクリーン洗浄ノズル
JP2007319853A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Kyoritsu Gokin Co Ltd 二流体ノズルとそれを用いた噴霧方法
DE102012224474A1 (de) * 2012-12-28 2014-07-03 Robert Bosch Gmbh Wischarmvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP6721025B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10604119B2 (en) Wiper arm and vehicle wiper apparatus equipped therewith
WO2017200065A1 (ja) 車両用ワイパ装置
KR20140004626A (ko) 차량용 와이퍼 장치
CN209739025U (zh) 车辆用清洁器喷嘴
EP3061659B1 (en) Wiper blade
JP6189711B2 (ja) ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置
JP6313651B2 (ja) ノズル付ワイパアーム及び車両用ワイパ装置
JP2007030565A (ja) 車両用ワイパ及びワイパブレード
JP6447115B2 (ja) ウォッシャノズル
JP2019023082A (ja) ウォッシャノズル及びワイパアーム
JP6324181B2 (ja) 車輌用洗浄装置
JP2017013696A (ja) 車両用ワイパ装置
JP6403941B2 (ja) 車両用ワイパ装置
JP2020048051A (ja) 洗浄装置
JP2016088308A (ja) 車両用ワイパ
JP6313655B2 (ja) ノズル付ワイパアーム及び車両用ワイパ装置
JP6500946B2 (ja) ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置
JP6437235B2 (ja) ワイパ装置
JP6158240B2 (ja) ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置
JP2012218657A (ja) 車両用灯具の洗浄装置
JP6610424B2 (ja) 車両用ワイパ装置
JP2017165413A (ja) 車両用ワイパ装置
US20220118949A1 (en) Vehicle cleaner
JP2017210110A (ja) 車両用ワイパ装置
JP6145390B2 (ja) ワイパアーム及びこれを備えた車両用ワイパ装置並びにホースジョイント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200601

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6721025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250