JP2019023004A - ランプ点灯確認構造 - Google Patents
ランプ点灯確認構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019023004A JP2019023004A JP2017142232A JP2017142232A JP2019023004A JP 2019023004 A JP2019023004 A JP 2019023004A JP 2017142232 A JP2017142232 A JP 2017142232A JP 2017142232 A JP2017142232 A JP 2017142232A JP 2019023004 A JP2019023004 A JP 2019023004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- vehicle
- light
- projection
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
【課題】眩しさを感じること無く、点灯状態の確認を簡便に行うことが可能な簡単な構成で低コストのランプ点灯確認構造を提供する。【解決手段】ランプ確認構造は、映出部7(7a,7b,7c)と、ガイド部6(6a,6b,6c)と、を有している。映出部は、車両を構成する車体部材のうち、車室内から視認可能な位置に設けられている。ガイド部は、車両のリア側に搭載されたランプに設けられ、ランプから発せられた光L1,L2,L3の一部を、映出部に向けて照射するように案内する。【選択図】図1
Description
本発明は、車室内(例えば、運転席)から直接確認することが困難な位置に設けられた各種ランプの点灯状態を、車室内に居ながらにして確認可能とする技術に関する。
車両には、使用目的や用途に応じて各種ランプが搭載されている。ランプの一例としては、夜間に前方を照らすヘッドランプ(前照灯)、右折や左折の際に点灯させるターンランプ(方向指示灯)、ブレーキペダルを踏んでいる際に点灯するブレーキランプ(制動灯)、車両を後退させる際に点灯するバックランプ(後退灯)などがある。
ところで、上記した各種ランプには、その点灯状態を車室内(例えば、運転席)から直接確認することが困難な位置に設けられたランプ(例えば、ブレーキランプ、バックランプ)が含まれている。そこで、例えば特許文献1には、当該ランプについて、運転者が運転席に座したままで、その点灯状態の確認を簡便に行えるようにした装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1の装置では、当該ランプと車室内の表示パネルとの間に光ファイバを配設しなければならず、このため、装置構成が煩雑になり、その結果、装置の製造コストが上昇してしまう。
更に、特許文献1の装置では、当該ランプの光が光ファイバを通してダイレクトに運転者の視野に向けて発光され(段落「0008」参照)、このため、発光の強さの程度によっては、運転者が眩しさを感じ、その結果、運転に支障を来たす虞がある。
本発明の目的は、眩しさを感じること無く、点灯状態の確認を簡便に行うことが可能な簡単な構成で低コストのランプ点灯確認構造を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明のランプ点灯確認構造は、映出部と、ガイド部と、を有している。映出部は、車両を構成する車体部材のうち、車室内から視認可能な位置に設けられている。ガイド部は、車両のリア側に搭載されたランプに設けられ、ランプから発せられた光L1,L2,L3の一部を、映出部に向けて照射するように案内する。
本発明によれば、眩しさを感じること無く、点灯状態の確認を簡便に行うことが可能な簡単な構成で低コストのランプ点灯確認構造を実現することができる。
「一実施形態」
図1には、車両1のリア側に搭載されたランプ構造体2が示されている。本実施形態のランプ点灯確認構造は、ランプ構造体2の点灯状態を、乗員(運転者、同乗者)が車室内に居ながらにして確認可能に構成されている。車室内とは、車両1に構成された乗員の居住空間を指す。
図1には、車両1のリア側に搭載されたランプ構造体2が示されている。本実施形態のランプ点灯確認構造は、ランプ構造体2の点灯状態を、乗員(運転者、同乗者)が車室内に居ながらにして確認可能に構成されている。車室内とは、車両1に構成された乗員の居住空間を指す。
図面では一例として、ランプ構造体2は、ハイマウントブレーキランプ3、リアランプ4、及び、バックランプ5を備えて構成されている。なお、これらランプ3,4,5の個数や配置、大きさや形状は、あくまで一例であって、これにより本発明の技術範囲が限定されるものではない。
ハイマウントブレーキランプ3は、ルーフ(ルーフトリム)1a後側の車室内に設けられ、ブレーキペダル(図示しない)を踏んでいる際に点灯する。リアランプ4は、車幅方向の両側に設けられ、後続車両に先行車両の存在を認識可能に構成されている。バックランプ5は、車両後方に向けて一対設けられ、車両を後退させる際に点灯する。
かかる構成において、ランプ点灯確認構造は、ガイド部6(6a,6b,6c)と、映出部7(7a,7b,7c)と、を有している。この場合、ランプ3,4,5から発せられた光の一部が、ガイド部6(6a,6b,6c)によって、映出部7(7a,7b,7c)に向けて照射されるように案内される。かくして、映出部7(7a,7b,7c)によって映し出された光の状態によって、ランプ3,4,5の点灯状態が確認される。以下、具体的に説明する。
「ガイド部6(6a,6b,6c)」
ガイド部6(6a,6b,6c)は、車両1のリア側に搭載されたランプ3,4,5に設けられ、当該ランプ3,4,5から発せられた光を、予め設定された方向に案内するように構成されている。予め設定された方向とは、ランプ3,4,5から車両1を形成する車体部材の一部(車室内から視認可能な位置)に向かう方向である。車体部材とは、車両1のボデーなどの外装部品、トリムなどの内装部品、ワイパなどの機能を有する機能部品、エンブレムなどの装飾部品である。
ガイド部6(6a,6b,6c)は、車両1のリア側に搭載されたランプ3,4,5に設けられ、当該ランプ3,4,5から発せられた光を、予め設定された方向に案内するように構成されている。予め設定された方向とは、ランプ3,4,5から車両1を形成する車体部材の一部(車室内から視認可能な位置)に向かう方向である。車体部材とは、車両1のボデーなどの外装部品、トリムなどの内装部品、ワイパなどの機能を有する機能部品、エンブレムなどの装飾部品である。
更に、ガイド部6(6a,6b,6c)は、ランプ3,4,5から発せられた光の一部を、映出部7(7a,7b,7c)に向かって、例えば、屈折、導光、或いは、反射させる機能を有している。ここで、屈折とは、ランプ3,4,5から発せられた光の一部を、予め設定された方向に曲げる光学的特性を指す。導光とは、ランプ3,4,5から発せられた光の一部を、予め設定された方向に導く光学的特性を指す。反射とは、ランプ3,4,5から発せられた光の一部を、予め設定された方向に跳ね返らせる光学的特性を指す。
図面では一例として、ハイマウントブレーキランプ3には、屈折機能を有する透明の第1ガイド部6aが適用されている。第1ガイド部6aとしては、例えば、プリズム、レンズを適用することができる。第1ガイド部6aは、例えば、ハイマウントブレーキランプ3の中央に配置されている。なお、第1ガイド部6aは、例えば、ハイマウントブレーキランプ3の透明カバー3aと一体に成形してもよいし、或いは、別体で成形し、透明カバー3aに後付けしてもよい。透明カバー3aと一体に成形する場合は、透明カバー3aの厚みや形状を一部変更することでも第1ガイド部6aとすることができる。
図面では一例として、各リアランプ4には、導光機能を有する第2ガイド部6bが適用されている。第2ガイド部6bとしては、例えば、導光ファイバ、導光板を適用することができる。第2ガイド部6bは、リアランプ4に備えられたブレーキランプ4aに隣接させて配置されている。なお、第2ガイド部6bとしては、例えば、リアランプ4(ブレーキランプ4a)の透明カバー4bやハウジングに導光板を設けて構成してもよいし、或いは、透明カバー4bやハウジングに単に孔を開けるだけで構成してもよい。
図面では一例として、バックランプ5には、反射機能を有する第3ガイド部6cが適用されている。第3ガイド部6cとしては、例えば、反射ミラー、ビームスプリッタを適用することができる。第3ガイド部6cは、バックランプ5の光源(図示しない)に対向させつつ傾斜させて配置されている。なお、第3ガイド部6cとしては、例えば、バックランプ5の透明カバー5aにビームスプリッタを設けて構成してもよいし、或いは、バックランプ5のハウジングに反射ミラーを設けて構成してもよい。
「映出部7(7a,7b,7c)」
映出部7(7a,7b,7c)は、上記した車体部材のうち、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光を受光する位置、かつ、車室内から視認可能な位置に設けられている。映出部7(7a,7b,7c)は、上記したランプ3,4,5の種類に応じて、車両1の異なる位置に配置されている。映出部7(7a,7b,7c)は、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光を、反射、拡散する機能を有している。
映出部7(7a,7b,7c)は、上記した車体部材のうち、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光を受光する位置、かつ、車室内から視認可能な位置に設けられている。映出部7(7a,7b,7c)は、上記したランプ3,4,5の種類に応じて、車両1の異なる位置に配置されている。映出部7(7a,7b,7c)は、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光を、反射、拡散する機能を有している。
ここで、反射とは、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光の一部を、車室内に向けて跳ね返らせる光学的特性を指す。拡散とは、ガイド部6(6a,6b,6c)によって案内された光の一部を、車室内に向けて散らせて拡げる光学的特性を指す。
「第1及び第3映出部7a,7c」
図面では一例として、上記した第1ガイド部6aによって案内された光(即ち、ハイマウントブレーキランプ3の光L1)が照射される位置に、反射機能を有する第1映出部7aが配置されている。更に、上記した第3ガイド部6cによって案内された光(即ち、バックランプ5の光L3)が照射される位置に、反射機能を有する第3映出部7cが配置されている。
図面では一例として、上記した第1ガイド部6aによって案内された光(即ち、ハイマウントブレーキランプ3の光L1)が照射される位置に、反射機能を有する第1映出部7aが配置されている。更に、上記した第3ガイド部6cによって案内された光(即ち、バックランプ5の光L3)が照射される位置に、反射機能を有する第3映出部7cが配置されている。
第1及び第3映出部7a,7cとしては、例えば、反射シート、反射フィルムを適用することができる。第1及び第3映出部7a,7cは、車両1のリア側に設けられたフレームメンバ1bに設けられている。フレームメンバ1bは、リアウインド8を支持すべく車幅方向に沿って構成されている。第1映出部7aは、フレームメンバ1bの中央に位置付けられている。第3映出部7cは、第1映出部7aの両側に位置付けられている。第1及び第3映出部7a,7cは、受光した光を車室内に向けて反射させる。第1及び第3映出部7a,7cは、フレームメンバ1bと一体に成形してもよいし、或いは、別体で成形し、フレームメンバ1bに後付けしてもよい。
このように、映出部7(第1映出部7a、第3映出部7c)に反射機能をもたせることで、ランプ3,4,5からの光が弱い場合や、後述する車両1に向かって照射された外光が強い場合であっても、映出部7(第1映出部7a、第3映出部7c)に映し出された光を確認しやすくすることができる。
「第2映出部7b」
図面では一例として、上記した第2ガイド部6bによって案内された光(即ち、ブレーキランプ4aの光L2)が照射される位置に、拡散機能を有する第2映出部7bが配置されている。第2映出部7bとしては、例えば、拡散シート、拡散フィルムを適用することができる。第2映出部7bは、テールゲート(リアゲート)9の内装パネル(図示しない)の表面に設けられており、受光した光を車室内に向けて拡散させる。第2映出部7bは、内装パネルと一体に成形してもよいし、或いは、別体で成形し、内装パネルに後付けしてもよい。第2ガイド部6bは、単に内装パネルの表面に凹凸を設けることによっても、拡散機能を有することができる。
図面では一例として、上記した第2ガイド部6bによって案内された光(即ち、ブレーキランプ4aの光L2)が照射される位置に、拡散機能を有する第2映出部7bが配置されている。第2映出部7bとしては、例えば、拡散シート、拡散フィルムを適用することができる。第2映出部7bは、テールゲート(リアゲート)9の内装パネル(図示しない)の表面に設けられており、受光した光を車室内に向けて拡散させる。第2映出部7bは、内装パネルと一体に成形してもよいし、或いは、別体で成形し、内装パネルに後付けしてもよい。第2ガイド部6bは、単に内装パネルの表面に凹凸を設けることによっても、拡散機能を有することができる。
このように、映出部7(第2映出部7b)に拡散機能をもたせることで、ランプ3,4,5からの光が強い場合に、運転者に眩しさを感じさせることなく、映出部7(第2映出部7b)に映し出された光を確認しやすくすることができる。
「映出部7(7a,7b,7c)によって映し出された光の状態」
車両1のリア側において、3つのランプ3,4,5(ガイド部6a,6b,6c)に応じて、3つの映出部7a,7b,7cが、互いに異なる位置に配置されている。このため、当該映出部7a,7b,7cによって映し出された光の状態(即ち、光の位置)は、ランプ3,4,5の種類毎に異なった位置に規定される。
車両1のリア側において、3つのランプ3,4,5(ガイド部6a,6b,6c)に応じて、3つの映出部7a,7b,7cが、互いに異なる位置に配置されている。このため、当該映出部7a,7b,7cによって映し出された光の状態(即ち、光の位置)は、ランプ3,4,5の種類毎に異なった位置に規定される。
ここで、例えば、第1映出部7aによって映し出された光の状態(即ち、光の位置)を視認する。これにより、当該ランプの種類が、ハイマウントブレーキランプ3であることが特定可能となる。同時に、その特定したハイマウントブレーキランプ3の点灯状態が確認可能となる。
この場合、当該映出部7a,7b,7cによって映し出された光の状態を、ランプ3,4,5の種類毎に異なった光の形状に設定してもよい。例えば、第1映出部7aの映出光を三角形状、第2映出部7bの映出光を四角形状、第3映出部7cの映出光を円形状に設定する。形状設定方法としては、例えば、映出部7a,7b,7c自体を三角形、四角形、或いは、円形に加工する。かくして、光の形状を見分けることで、ランプ3,4,5の点灯状態が間違いなく確認可能となる。
「一実施形態の作用」
例えば、停止中又は運転中において、車室内の運転者がブレーキペダル(図示しない)を踏む。ハイマウントブレーキランプ3及びリアランプ4のブレーキランプ4aが点灯する。
例えば、停止中又は運転中において、車室内の運転者がブレーキペダル(図示しない)を踏む。ハイマウントブレーキランプ3及びリアランプ4のブレーキランプ4aが点灯する。
このとき、ハイマウントブレーキランプ3から発せられた光の一部L1は、第1ガイド部6aによって、第1映出部7aに向けて屈折される。第1映出部は、受光した光L1を車室内に向けて反射する。かくして、ハイマウントブレーキランプ3の光L1が、車室内に向けて映し出される。
同時に、リアランプ4(ブレーキランプ4a)から発せられた光の一部L2は、第2ガイド部6bによって、第2映出部7bに向けて導光される。第2映出部7bは、受光した光L2を車室内に向けて拡散する。かくして、ブレーキランプ4aの光L2が、車室内に向けて映し出される。
また、例えば、停止中において、車室内の運転者が、バックギア(図示しない)に入れる。バックランプ5が点灯する。バックランプ5から発せられた光の一部L3は、第3ガイド部6cによって、第3映出部7cに向けて反射される。第3映出部7cは、受光した光L3を車室内に向けて反射する。かくして、バックランプ5の光L3が、車室内に向けて映し出される。
かかる状態において、車室内の運転者がルームミラー10を見る。或いは、運転者が車両1後方に振り返る。若しくは、同乗者が車両1後方を振り返る。ここで、第1映出部7a、第2映出部7b、第3映出部7cは、車室内から視認可能な位置に設けられている。これにより、運転者若しくは同乗者は、車室内に居ながらにして第1映出部7a、第2映出部7b、第3映出部7cを視認することができる。かくして、第1映出部7a、第2映出部7b、第3映出部7cに上記したランプ3,4,5の光の一部L1,L2,L3が映し出されているかを確認することにより、当該ランプ3,4,5の点灯状態が、車室内に居ながらにして確認される。
「一実施形態の効果」
本実施形態によれば、車両1のリア側に搭載されたランプ構造体2(例えば、ブレーキランプ3,4a、バックランプ5などの各種ランプ)から発せられた光の一部L1,L2,L3を、車室内から視認可能な位置に映し出すことができる。このとき、例えば、車室内の運転者が、ルームミラー10を見たり、或いは、当該運転者や同乗者が、車両後方に振り返る。これにより、上記した各種ランプ3,4a,5の光の一部L1,L2,L3が、映出部7a,7b,7cに映し出されているかどうか、乗員(運転者、同乗者)によって視認される。この結果、当該各種ランプ3,4a,5の点灯状態が、乗員によって確認される。かくして、車室内から直接確認することが困難な位置に設けられたランプ構造体2の点灯状態を、車室内に居ながらにして簡便に確認することができる。
本実施形態によれば、車両1のリア側に搭載されたランプ構造体2(例えば、ブレーキランプ3,4a、バックランプ5などの各種ランプ)から発せられた光の一部L1,L2,L3を、車室内から視認可能な位置に映し出すことができる。このとき、例えば、車室内の運転者が、ルームミラー10を見たり、或いは、当該運転者や同乗者が、車両後方に振り返る。これにより、上記した各種ランプ3,4a,5の光の一部L1,L2,L3が、映出部7a,7b,7cに映し出されているかどうか、乗員(運転者、同乗者)によって視認される。この結果、当該各種ランプ3,4a,5の点灯状態が、乗員によって確認される。かくして、車室内から直接確認することが困難な位置に設けられたランプ構造体2の点灯状態を、車室内に居ながらにして簡便に確認することができる。
本実施形態によれば、車両1のリア側に搭載された各種ランプ3,4a,5から発せられた光の一部L1,L2,L3を、各種ランプ3,4a,5に設けられたガイド部6a,6b,6cによって、車体部材に設けられた映出部7a,7b,7cに映し出すことができる。これにより、各種ランプ3,4a,5から発せられた光の一部L1,L2,L3が、車室内から視認可能となる。これにより、従来の装置(特許文献1)に比べて、装置構成を簡素化させることができる。この結果、低コストのランプ点灯確認構造を実現することができる。
本実施形態によれば、車両1のリア側に搭載された各種ランプ3,4a,5から発せられた光の一部L1,L2,L3は、ガイド部6a,6b,6cによって、映出部7a,7b,7cに映し出される。換言すると、各種ランプ3,4a,5からガイド部6a,6b,6cを介して案内された光L1,L2,L3は、映出部7a,7b,7cに照射される。この場合、各種ランプ3,4a,5から発せられた光が、ダイレクトに運転者の視野に入ることはない。これにより、運転者は、眩しさを感じること無く、映出部7a,7b,7cを視認することができる。この結果、運転に支障を来たすこと無く、各種ランプ3,4a,5の点灯状態を確認することができる。
「他の実施形態1」
図2には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。本実施形態のランプ点灯確認構造(ガイド部6(6d,6e,6f,6g)、映出部7(7d,7e))において、映出部7(7d,7e)は、車両1に向かって照射された外光が当たらない位置に配置されている。
図2には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。本実施形態のランプ点灯確認構造(ガイド部6(6d,6e,6f,6g)、映出部7(7d,7e))において、映出部7(7d,7e)は、車両1に向かって照射された外光が当たらない位置に配置されている。
図面では一例として、ランプ構造体2は、ハイマウントブレーキランプ3を備えて構成されている。当該ランプ3は、ルーフ(ルーフトリム)1a後側の車室内に設けられ、ブレーキペダル(図示しない)を踏んでいる際に点灯する。なお、図面に示された当該ランプ3の配置、大きさ、形状は、あくまで一例であって、これにより本発明の技術範囲が限定されるものではない。
ここで、「車両に向かって照射された外光」としては、例えば、日光、後続車両のヘッドライトの光、街灯からの光などを想定することができる。更に、「外光が当たらない位置」としては、例えば、日光を遮る物の陰となる部分、光の当らない部分などの「日陰部分」を想定することができる。
かかる構成において、ハイマウントブレーキランプ3には、第4〜第7ガイド部6d,6e,6f,6gが設けられている。これらガイド部6d,6e,6f,6gは、光を、反射、屈折、導光させて、後述する第1及び第2日陰部分11p,12pに向けて案内することが可能に構成されている。
即ち、ハイマウントブレーキランプ3の光源3aから発せられた光の一部L4は、第4ガイド部6dによって、第1日陰部分11pに向けて照射されるように案内(反射)される。また、当該光源3aから発せられた光の一部L5は、第5ガイド部6eによって、第1日陰部分11pに向けて照射されるように案内(屈折)される。更に、当該光源3aから発せられた光の一部L6は、第6ガイド部6fによって、第1日陰部分11pに向けて照射されるように案内(導光)される。また、当該光源3aから発せられた光の一部L7は、第7ガイド部6gによって、第2日陰部分12pに向けて照射されるように案内(導光)される。
第1日陰部分11pには、第5映出部7dが設けられている。また、第2日陰部分12pには、第6映出部7eが設けられている。双方の映出部7d,7eは、光L4〜L7を、例えば、反射、拡散する機能を有している。かかる機能が発揮されることで、ハイマウントブレーキランプ3の光を車室内に向けて映し出し可能となる。
図面では一例として、第1日陰部分11pは、テールゲートスポイラ13に設けられている。この場合、テールゲートスポイラ13には、車両1の下方向に向けて突出させた第1凸部13pが設けられている。第1凸部13pの車室内を向く面には、第1日陰部分11pが構成されている。これにより、第1日陰部分11p(第5映出部7d)は、テールゲートスポイラ13の「車両に向かって照射された外光が当たらない位置」に設定されることになる。
図面では一例として、第2日陰部分12pは、ルーフトリム1a後側の車室内に設けられている。この場合、ルーフトリム1a後側には、車両1の下方向に向けて突出させた第2凸部1pが設けられている。第2凸部1pの車室内を向く面には、第2日陰部分12pが構成されている。これにより、第2日陰部分12p(第6映出部7e)は、ルーフトリム1aの「車両に向かって照射された外光が当たらない位置」に設定されることになる。
更に、例えば、図3〜図4に示すように、車両1のリア側の車体部材であるリアピラー1cに、第3日陰部分14pを構成してもよい。この場合、リアピラー1cの車幅方向内側の面には、車幅方向内側に向けて突出させた第3凸部111pが設けられている。第3凸部111pの車室内を向く面には、第3日陰部分14pが構成されている。そして、当該第3日陰部分14pに映出部(図示しない)を設ける。これにより、第3日陰部分14p(映出部)は、リアピラー1cの「車両に向かって照射された外光が当たらない位置」に設定されることになる。なお、第3凸部111pは、リアウインド8の車室外側(図3参照)に設けてもよいし、車室内側(図4参照)に設けてもよい。
以上、本実施形態によれば、映出部7(7d,7e)を、外光が当たらない日陰部分11p,12p,14pに配置する。これにより、昼夜を問わず、更には、車両1外部が明るい環境下においても、映出部7(7d,7e)に映し出された映出光が、他の外光(例えば、日光、後続車両のヘッドライトの光、街灯からの光など)によってかき消されてしまうことを防止することができる。この結果、映出光を、間違いなく視認することができる。
このとき、リアウインド8の中央方向に向けて突出する凸部を、車体部材に設けると共に、当該凸部の車室内を向く面に映出部材7を設ける。これにより、当該凸部で外光を遮ることができる。この結果、確実に映出部材7を日陰部分に設けることができる。更に、当該凸部の車室内を向く面に映出部材7を設ける。これにより、映出部材7を車室内からより視認しやすくすることができる。
「他の実施形態2」
図5には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。ランプ構造体2は、ハイマウントブレーキランプ3と、リアランプ4と、を備えて構成されている。この場合、映出部は、リアワイパ15、熱線16に設けることができる。リアワイパ15は、リアウインド8に付着した雨滴を拭い取るためのものである。熱線16は、熱によってリアウインド8の結露や凍結を取り除くためのものである。
図5には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。ランプ構造体2は、ハイマウントブレーキランプ3と、リアランプ4と、を備えて構成されている。この場合、映出部は、リアワイパ15、熱線16に設けることができる。リアワイパ15は、リアウインド8に付着した雨滴を拭い取るためのものである。熱線16は、熱によってリアウインド8の結露や凍結を取り除くためのものである。
図面では一例として、リアワイパ15の構成品(例えば、ラバー15a、ブレード15b、アーム15cなど)を、映出部7としている。映出部7は、ガイド部6によって案内された光(即ち、ハイマウントブレーキランプ3の光の一部L8)を、反射、拡散する機能を有している。かかる機能が発揮されることで、当該ランプ3の光を車室内に向けて映し出し可能となる。
ここで、ガイド部6は、ハイマウントブレーキランプ3に適用されている。ガイド部6は、当該ランプ3から発せられた光の一部L8を、上記した映出部7に向かって、例えば、屈折、導光、或いは、反射させる機能を有している。
「他の実施形態3」
図6には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。本実施形態においては、例えば、1BOX、セダンなどの車両1に適用されたランプ点灯確認構造(ガイド部6、映出部7)を想定している。ランプ構造体2は、ブレーキランプ2a、ターンランプ2b、テールランプ2c、バックランプ2dなどを備えて構成されている。
図6には、車両1のリア側の構成及びランプ構造体2が示されている。本実施形態においては、例えば、1BOX、セダンなどの車両1に適用されたランプ点灯確認構造(ガイド部6、映出部7)を想定している。ランプ構造体2は、ブレーキランプ2a、ターンランプ2b、テールランプ2c、バックランプ2dなどを備えて構成されている。
なお、図面に示されたランプ2a,2b,2c,2dの個数や配置、大きさや形状は、あくまで一例であって、これにより本発明の技術範囲が限定されるものではない。また、ランプ構造体2は、車幅方向両側に設けられ、互いに同一の構成を有している。このため、図面上、車幅方向片側のランプ構造体2が省略されている。
ところで、車両1のリア側のランプ構造体2から発せられた光の一部を、映出部に向けて照射するように案内する仕様では、光の案内範囲内において、光を照射可能な車体部材が存在しない車両1(例えば、1BOX、セダン)がある。この場合、例えば、ボデーや骨格部材に光を案内するための孔を開けなければならず、構成が煩雑になる。
本実施形態に係るガイド部6は、ランプ構造体2(ランプ2a,2b,2c,2d)に設けられた突出部を備えて構成されている。突出部は、ランプ2a,2b,2c,2dの取付面よりも車両外側に突出させて構成されている。この場合、ガイド部6は、突出部から映出部7に向けて、ランプ2a,2b,2c,2dの光の一部を照射するように案内する。
図6では一例として、セダン型の車両1において、突出部(ガイド部)6は、リア側のランプ構造体2(ランプ2a,2b,2c,2d)を車幅方向外側に突出させて構成されている。映出部7は、車両1の側面ボデー(例えば、リアフェンダ1d)に設けられている。この場合、ランプ構造体2(ランプ2a,2b,2c,2d)の光の一部L9は、突出部(ガイド部)6によって、映出部7に案内される。このとき、運転者若しくは同乗者は、例えば、サイドミラー17で映出部7を視認する。かくして、ランプ2a,2b,2c,2dの点灯状態を確認することができる。
なお、図7〜図8には、1BOXの車両1のランプ点灯確認構造が示されている。この場合、突出部(ガイド部)6は、リア側のランプ構造体2(例えば、図示しないランプ)を車両後方向に突出させて構成されている。映出部7は、車両1の車体部材であるテールゲートスポイラ13に設けられている。
かかる構成において、ランプ構造体2(ランプ)の光の一部L10は、突出部(ガイド部)6によって、映出部7に案内される。このとき、運転者若しくは同乗者は、例えば、車両後方を振り返ったり、或いは、ルームミラー(図示しない)により映出部7を視認する。かくして、ランプ構造体2(ランプ)の点灯状態を確認することができる。
ここで、上記した突出部(ガイド部)6の突出量については、ガイド部6と映出部7との位置関係に基づいて設定されるため、特に数値限定はしない。更に、突出形状については、ガイド部6から映出部7に向けて光L9,L10を案内できるような形状であれば、例えば、矩形状に突出させてもよいし、三角形状又は円弧状に突出させてもよい。
以上、本実施形態に係るガイド部6によれば、ランプ構造体2(ランプ)の取付面より車両外方に突出させた突出部から車体部材(映出部材7)に向けて光を案内する。この場合、ランプ構造体2(ランプ)の光を案内可能な案内範囲を拡大することができる。これにより、様々な車体部材に向かって、より確実にランプ構造体2(例えば、ブレーキランプ2a、バックランプ2d)から発せられた光L9,L10を案内可能となる。この際、ランプに突出部を設けるだけでよく、ボデーや骨格部材に孔などを設ける必要が無いため、簡単な構成にてランプの点灯確認を行なうことができる。
「変形例」
上記した実施形態では、映出部7によって車室内に向けて映し出された映出光を、ルームミラー10、或いは、サイドミラー(ドアミラー)17によって確認する仕様を想定しているが、これに代えて、専用ミラー(図示しない)を車室内に別途増設し、当該専用ミラーによって、映出光を確認するようにしてもよい。
上記した実施形態では、映出部7によって車室内に向けて映し出された映出光を、ルームミラー10、或いは、サイドミラー(ドアミラー)17によって確認する仕様を想定しているが、これに代えて、専用ミラー(図示しない)を車室内に別途増設し、当該専用ミラーによって、映出光を確認するようにしてもよい。
1…車両、2…ランプ構造体、3…ハイマウントブレーキランプ、
4a…ブレーキランプ、5…バックランプ、6(6a,6b,6c)…ガイド部、
7(7a,7b,7c)…映出部、8…リアウインド、9…テールゲート、
10…ルームミラー、13…テールゲートスポイラ、
L1…ハイマウントブレーキランプの光、L2…ブレーキランプの光、
L3…バックランプの光。
4a…ブレーキランプ、5…バックランプ、6(6a,6b,6c)…ガイド部、
7(7a,7b,7c)…映出部、8…リアウインド、9…テールゲート、
10…ルームミラー、13…テールゲートスポイラ、
L1…ハイマウントブレーキランプの光、L2…ブレーキランプの光、
L3…バックランプの光。
Claims (8)
- 車両を構成する車体部材のうち、車室内から視認可能な位置に設けられる映出部と、
前記車両のリア側に搭載されたランプに設けられ、前記ランプから発せられた光の一部を、前記映出部に向けて照射するように案内するガイド部と、を有しているランプ点灯確認構造。 - 前記映出部は、前記車体部材のうち、前記車両に向かって照射された外光が当たらない位置に配置されている請求項1に記載のランプ点灯確認構造。
- 前記車体部材は、リアウインドの中央方向に向けて突出する凸部を有し、
前記映出部は、前記凸部を構成する面のうち、前記車室内を向く前記面に配置されている請求項2に記載のランプ点灯確認構造。 - 前記車体部材は、テールゲートスポイラであり、
前記凸部は、前記テールゲートスポイラの下面から下方向に突出している請求項3に記載のランプ点灯確認構造。 - 前記車体部材は、リアピラーであり、
前記凸部は、前記リアピラーの車幅方向内側の面から車幅方向内側に向けて突出している請求項3に記載のランプ点灯確認構造。 - 前記映出部は、前記ガイド部によって案内された光を、反射、拡散する機能を有している請求項1から5のいずれか1項に記載のランプ点灯確認構造。
- 前記ランプは、前記ランプの取付け面に対して車両外方に突出する突出部を有し、
前記ガイド部は、前記突出部から前記映出部に向けて前記ランプの光を照射するように案内する請求項1から6のいずれか1項に記載のランプ点灯確認構造。 - 前記ランプには、前記車両の制動時に点灯するブレーキランプ、及び、前記車両の後退時に点灯するバックランプが含まれている請求項1から7のいずれか1項に記載のランプ点灯確認構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017142232A JP2019023004A (ja) | 2017-07-21 | 2017-07-21 | ランプ点灯確認構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017142232A JP2019023004A (ja) | 2017-07-21 | 2017-07-21 | ランプ点灯確認構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019023004A true JP2019023004A (ja) | 2019-02-14 |
Family
ID=65368327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017142232A Pending JP2019023004A (ja) | 2017-07-21 | 2017-07-21 | ランプ点灯確認構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019023004A (ja) |
-
2017
- 2017-07-21 JP JP2017142232A patent/JP2019023004A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6752522B2 (en) | Optical or styling component for a lighting or indicator device for a motor vehicle | |
KR101065813B1 (ko) | 차량용 등기구 | |
CN105905026B (zh) | 机动车辆照明装置 | |
JP5945238B2 (ja) | 車両用灯具および車両のリアパネル | |
US6769798B2 (en) | Side mirror cover and cover lamp to be used therefor | |
JP5405151B2 (ja) | 自動車用光学システム | |
JP2570483Y2 (ja) | 自動車用ウインカ装置 | |
US7850350B2 (en) | Rear view mirror with coloured appearance | |
JP6453999B2 (ja) | 車両用内装部品 | |
KR20000011691A (ko) | 차량용사이드미러 | |
KR20130044341A (ko) | 자동차용 신호등 | |
WO2014112288A1 (ja) | 車両用ランプ構造 | |
WO2014112287A1 (ja) | 車両用ランプ構造 | |
CN113803689A (zh) | 车辆的照明装置 | |
KR20190068808A (ko) | 차량의 루프 간접조명 구조 | |
WO2016151631A1 (ja) | 車両用内装部品 | |
JP2019023004A (ja) | ランプ点灯確認構造 | |
JP2014113842A (ja) | 車両用灯具 | |
KR20160115388A (ko) | 차량용 램프 | |
JP2014113843A (ja) | 車両用灯具 | |
JP7542392B2 (ja) | 車両用警告装置 | |
JP2018045837A (ja) | 車両用灯具 | |
KR100700895B1 (ko) | 자동차용 테일램프 커버 | |
KR200371033Y1 (ko) | 측면 방향지시등 겸용 후진등 | |
JP7090220B2 (ja) | 自転車用前照灯 |