JP2019021577A - 光源ユニット及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程の簡略化を図る。【解決手段】光源ユニットは、導電材料によって棒状に形成され、第1端子部材51を貫通して取付部材21の貫通孔213に挿通される導電体50と、電源装置に設けられ、導電体50と挿抜可能かつ電気的に接続される第2端子部材52とを備える。光源ユニットは、箱状に形成されて第2端子部材52を収容する筐体53と、取付部材21に設けられ、取付部材21に対する筐体53の位置を規制する規制部材26とを備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、光源ユニット及び照明器具に関し、より詳細には、光源と電源装置を備えた光源ユニット、及び当該光源ユニットを備えた照明器具に関する。
光源ユニットの従来例として、特許文献1に記載されている発光ユニットを例示する。特許文献1記載の発光ユニットは、それぞれに複数の発光素子(発光ダイオード)が実装されている長尺の基板と、基板を支持する長尺の支持部材と、電源部と、長尺の透光性カバーとを備えている。
基板は、支持部材の下面に取り付けられる。透光性カバーは、支持部材の下面に取り付けられて複数の発光素子から放射される光を透過する。電源部は、発光素子の点灯回路(電源回路)を備える電源基板と、電源基板を内部に収容する筐体(電源ボックス)と、電源回路から発光素子に対して電力を供給するための配線(電線)とを有している。この配線は、支持部材に設けられた貫通孔(貫通部)を通して基板と電気的に接続されている。
特開2016−081783号公報
ところで、特許文献1記載の発光ユニットの製造工程において、電源部と基板を電気的に接続する配線が、支持部材の貫通部に挿通されなければならない。ゆえに、特許文献1記載の発光ユニット(光源ユニット)の構成では、製造工程の簡略化を図ることが困難である。
本発明の目的は、製造工程の簡略化を図ることができる光源ユニット及び照明器具を提供することである。
本発明の一態様に係る光源ユニットは、板状に形成され、厚み方向に貫通する貫通孔を有する取付部材と、固体発光素子及び前記固体発光素子と電気的に接続されている導電板を有し、前記取付部材の第1面に取り付けられる基板とを備える。前記光源ユニットは、前記固体発光素子を点灯するための電力を生成する電源回路を有し、前記取付部材の前記第1面の裏面となる第2面に取り付けられる電源装置を備える。前記光源ユニットは、導電材料によって棒状に形成され、前記導電板を貫通して前記取付部材の前記貫通孔に挿通される導電体と、前記電源装置に設けられ、前記導電体と挿抜可能かつ電気的に接続される出力端子部とを備える。前記光源ユニットは、箱状に形成されて前記出力端子部を収容する筐体と、前記取付部材に設けられ、前記取付部材に対する前記筐体の位置を規制する規制部材とを備える。
本発明の一態様に係る照明器具は、前記光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備える。
本発明の光源ユニット及び照明器具は、製造工程の簡略化を図ることができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る光源ユニット及び照明器具の分解斜視図である。 図2は、同上の照明器具の断面図である。 図3は、同上の光源ユニットの電源装置の電源回路の回路図である。 図4は、同上の電源装置の平面図である。 図5は、同上の光源ユニットの接続部材を含む一部分の下から見た分解斜視図である。 図6は、同上の光源ユニットの接続部材を含む一部分の上から見た分解斜視図である。 図7Aは、同上の光源ユニットの第1端子部材の正面図である。図7Bは、同上の第1端子部材の上面図である。図7Cは、同上の第1端子部材の背面図である。図7Dは、同上の第1端子部材の右側面図である。 図8は、同上の光源ユニットの第2端子部材とホルダの分解斜視図である。 図9は、同上の光源ユニットの接続部材を含む一部分の断面図である。 図10は、同上の光源ユニットの接続部材を含む一部分の下から見た分解斜視図である。 図11Aは、同上の光源ユニットにおける規制部材と筐体の分離状態の斜視図である。図11Bは、同上の光源ユニットにおける規制部材と筐体の結合状態の斜視図である。 図12Aは、同上の光源ユニットにおける規制部材と筐体の分離状態の斜視図である。図12Bは、同上の光源ユニットにおける規制部材と筐体の結合状態の斜視図である。 図13は、同上の光源ユニットにおける取付部材の一部省略した斜視図である。
本発明の一実施形態に係る光源ユニット及び照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、以下の説明では、特に断りのない限り、図1に示す向きにおいて、光源ユニット及び照明器具の上下、左右、前後の各方向を規定する。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明器具1は天井100に取り付けられる照明器具である。ただし、実施形態の照明器具は、壁などの天井以外の場所に取り付けられる照明器具であってもかまわない。
本実施形態の照明器具1は、図1及び図2に示すように光源ユニット2と、器具本体10とを備える。器具本体10は、吊りボルト200に固定され、天井100に直付けされる。光源ユニット2は、器具本体10に対して着脱可能に取り付けられる。
器具本体10は、板金に曲げ加工を施すことで長尺かつ上面(天井100との対向面)が開口する扁平な箱状に形成される。また、天井100と反対側(下側)の器具本体10の下面には光源ユニット2を収容するための矩形の凹部11が器具本体10の長手方向(左右方向)の全長に亘って設けられている。また、器具本体10の幅方向(前後方向)における凹部11の両側には、それぞれ傾斜部12が設けられている。傾斜部12は、凹部11の開口端縁から器具本体10の幅方向(前後方向)に延出し、かつ、外側に向かって上方へ傾斜する。
また、電源線30を通すための孔111Aが、凹部11の底板111の長手方向(左右方向)におけるほぼ中央に設けられている。さらに、吊りボルト200を通すための孔111Bが、底板111の長手方向(左右方向)における両端寄りの位置にそれぞれ設けられている。そして、底板111の下面には端子台25が取り付けられる。端子台25は、電源線30と電気的に接続される。また、端子台25から接地線を含む3本の電線250が引き出されている。さらに、これら3本の電線250の先端にプラグコネクタ251が電気的に接続されている。
光源ユニット2は、図2及び図5に示すように、複数(例えば、2つ)のLEDモジュール22、取付部材21、カバー23、電源装置4、接続部材5を備える。
複数のLEDモジュール22は、長手方向(左右方向)に並んで配置されている。各LEDモジュール22は、左右方向に長い矩形板状に形成された基板221を有する。基板221は、その表面(下面)に複数のLED(Light Emitted Diode)220が長手方向(左右方向)に沿い、かつ、1列に並べて実装(配置)されている。また、複数のLEDモジュール22のいずれか1つに、接続部材5と電気的に接続される2つの入力端子部222が設けられている(図5参照)。
また、各LEDモジュール22において隣接するLEDモジュール22と対向する端部には、電源供給用の一対のコネクタ224がそれぞれ実装されている(図2参照)。そして、互いに隣接する両LEDモジュール22の一対のコネクタ224同士が電気的に接続されることで、一方のLEDモジュール22から他方のLEDモジュール22に点灯電力が中継される。
取付部材21は、板金に曲げ加工を施すことでU字状に形成され、長尺かつ矩形板状に形成された底板211と、底板211の左右方向(幅方向)における両端から上向きに延出される一対の側板212とを備える。一対の側板212の先端(上端)には、図2に示すように、互いに離れる向き(外向き)に傾斜する一対の傾斜部212Aがそれぞれ全長に亘って設けられている。なお、上述したLEDモジュール22は、取付部材21の底板211の一部を切り起こすことで形成された爪216により取付部材21に固定される(図5参照)。
また、取付部材21は、長手方向(左右方向)における両端寄りの位置において幅方向(前後方向)の一端側に延びる一対の引掛金具214と、幅方向の他端側に配置される一対の引掛ばね215とを有している(図1参照)。
カバー23は、光拡散性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂)により上面(取付部材21側の面)が開口する長尺の箱形に形成されている。また、カバー23は、前後方向(幅方向)において両端側から中央側に行くほど下側への突出量が大きくなるような凸レンズ形状の曲面部231を有している(図2参照)。
図2に示すように、カバー23の前後方向における両端部に、延出部232がそれぞれ設けられている。各延出部232は、光源ユニット2が器具本体10に取り付けられた状態で、上下方向において器具本体10の凹部11の開口端縁と重なる位置に設けられている。さらに、カバー23の左右方向において延出部232の内側には、上側(取付部材21側)に突出する突壁部233がそれぞれ全長に亘って設けられている。各突壁部233の先端には内向きに突出する突起部233Aがそれぞれ設けられている。また、各突壁部233の根元近くには、それぞれ内向きに突出する支持片233Bが突出している。
電源装置4は、プリント配線板40に電子部品が実装されて構成される電源回路49と、電源回路49を収納するケース42とを有する。電源回路49の回路図を図3に示す。電源回路49は、電源入力部400、フィルタ回路401、整流部402、昇圧回路403、降圧回路404、出力端子部405、主制御回路406、制御電源回路407、調光制御回路408、消灯制御回路409、信号入力部410を備える。
電源入力部400は、レセプタクルコネクタからなり、端子台25から引き出された電線250と電気的に接続されているプラグコネクタ251(図1参照)が差込接続される。フィルタ回路401は、コモンモードチョークコイル4010と、アクロス・ザ・ラインコンデンサ4011とで構成される。整流部402は、ダイオードブリッジで構成される。整流部402は、フィルタ回路401及び電源入力部400を介して交流電源3から入力される交流電圧(交流電流)を全波整流し、脈流電圧(脈流電流)を直流出力端子から出力する。
昇圧回路403は、チョークコイルL1、スイッチング素子Q1、整流素子D1、平滑コンデンサC1を備える、従来周知の昇圧チョッパ回路(力率改善回路)である。昇圧回路403は、整流部402から出力される脈流電圧を、当該脈流電圧のピーク値よりも高い直流電圧(例えば、400Vの直流電圧)に変換する。
また、降圧回路404は、スイッチング素子Q2、インダクタL2、整流素子D2、抵抗R1、平滑コンデンサC2を備える、従来周知の降圧チョッパ回路(バックコンバータ)である。降圧回路404は、昇圧回路403から出力される直流電圧(第1直流電圧)を、負荷であるLEDモジュール22に適した直流電圧(第2直流電圧)に降圧する。出力端子部405は、プリント配線板40(の上面)に形成されている2つのランドからなり、降圧回路404の出力端子(平滑コンデンサC2の両端)とそれぞれ電気的に接続される。
主制御回路406は、昇圧回路403のスイッチング素子Q1並びに降圧回路404のスイッチング素子Q2をそれぞれスイッチングし、昇圧回路403の出力電圧を一定に維持するように構成される。さらに主制御回路406は、降圧回路404の出力電流を目標値に一致させるように構成される。制御電源回路407は、昇圧回路403の出力電圧から制御電圧(例えば、15V〜3V程度の直流電圧)を生成するように構成される。主制御回路406は、制御電源回路407から供給される制御電圧で動作する。
信号入力部410は、レセプタクルコネクタからなる。信号線を介して伝送されてくる制御信号が信号入力部410を介して調光制御回路408と消灯制御回路409に入力される。
消灯制御回路409は、制御信号に応じて、点灯中のLEDモジュール22を消灯させるための消灯信号を生成して主制御回路406に出力するように構成される。主制御回路406は、消灯信号を受け取ると、スイッチング素子Q2のスイッチングを中止して降圧回路404を停止させ、LEDモジュール22を消灯するように構成される。
また、調光制御回路408は、制御信号に応じて、調光信号を生成して主制御回路406に出力するように構成される。調光信号は、LEDモジュール22の光出力(調光レベル)を指示するための信号である。なお、調光レベルは、定格電力が供給されているときのLEDモジュール22の光出力を100%としたとき、LEDモジュール22に供給される単位時間当たりの平均電力の定格電力に対する比率[%]で表される。例えば、LEDモジュール22に供給される単位時間当たりの平均電力が定格電力の半分のとき、調光レベルが50%となる。言い換えると、調光制御回路408は、制御信号で指示される調光レベルが50%であれば、降圧回路404からLEDモジュール22に供給される単位時間当たりの平均電力を定格電力の半分にするように指示する調光信号を生成する。主制御回路406は、調光制御回路408から受け取る調光信号に応じて、スイッチング素子Q2のデューティ比を調整するように構成される。さらに詳しく説明すると、調光制御回路408は、抵抗R1の両端電圧から降圧回路404の出力電流を検出し、当該出力電流の平均値を調光レベルに対応した目標値に一致させるように、調光信号を生成するように構成される。
プリント配線板40は、図4に示すように、長尺の矩形平板状の絶縁基板と、絶縁基板の裏面にプリントされた配線用の導体(銅はく)とを備えている。プリント配線板40の表面(下面)に、コネクタや平滑コンデンサ、コモンモードチョークコイル4010などの、いわゆるリード部品が実装される。そして、プリント配線板40の裏面(上面)に、整流部402、主制御回路406、調光制御回路408、消灯制御回路409などの表面実装部品が実装される。ここで、電源入力部400は、プリント配線板40の長手方向(左右方向)の端部の表面に実装される。一方、信号入力部410は、プリント配線板40の長手方向(左右方向)の他端部の表面に実装される。
ケース42は、図2及び図4に示すように、底板420と、底板420の短手方向に沿った端縁から立ち上がる一対の第1側板421A、421Bと、底板420の長手方向に沿った端縁から立ち上がる一対の第2側板422A、422Bとを有する。すなわち、ケース42は、底板420に対向する面(下面)が開放された長尺の箱形に形成されている。また、ケース42は、一対の第2側板422A、422Bの片方である第2側板422Aの先端から外向きに突出する固定板423を備えている。固定板423は、図2に示すように角樋状に形成されている。
プリント配線板40は、裏面を底板420に対向させる向きでケース42内に収納され、一対の第2側板422A、422Bから切り起こされる4つの爪4220でケース42に固定される(図4参照)。なお、電源入力部400の差込口は、第1側板421Bに設けられた矩形の窓孔を通してケース42の外に突出する。
電源装置4は、図2に示すように、ケース42の底板420が上になるように、光源ユニット2の取付部材21の上面(第2面)に取り付けられる。具体的には、第2側板422B及び固定板423がそれぞれ取付部材21の一対の側板212にねじ止めされることによって、ケース42が取付部材21に固定される。また、取付部材21に取り付けられた状態において、ケース42の開口が取付部材21の底板211で塞がれる。
接続部材5は、図5及び図6に示すように、2つの導電体50と、2つの第1端子部材51と、2つの第2端子部材52とを備えている。2つの導電体50はそれぞれ、銅又は銅合金などの導電材料によって細い棒状(例えば、円柱状)に形成される。
2つの第1端子部材51は、互いに同一の形状及び同一の寸法に形成されている。したがって、以下では、1つの第1端子部材51について説明する。第1端子部材51は、図7A〜図7Dに示すように、矩形板状の金属板からなる板材510を有している。板材510の長手方向X1に沿った両端が、厚み方向X3に沿って同じ向きに曲げ起こされることで板材510が角樋状に形成される。また、第1端子部材51は、図7Aに示すように、板材510の中央(長手方向X1及び短手方向X2の中央)を貫通する挿通孔511を有している。さらに、第1端子部材51は、複数(例えば、3つ)の支持片512と、複数(例えば、3つ)の案内片513とを有することが好ましい。3つの支持片512はそれぞれ、板材510が5角形状に切り起こされて板材510と一体に形成されている。これら3つの支持片512の先端部分5120はそれぞれ、挿通孔511に臨んでいる。さらに、3つの支持片512は、挿通孔511を囲むように等間隔に並んでいる(図7A参照)。また、3つの案内片513はそれぞれ、板材510が台形状に切り起こされて板材510と一体に形成されている。これら3つの案内片513の先端はそれぞれ、挿通孔511に臨んでいる。さらに、3つの案内片513は、挿通孔511を囲むように、3つの支持片512の間に1つずつ配置されている(図7A参照)。なお、これら3つの支持片512及び3つの案内片513はそれぞれ、挿通孔511に近付くに連れて、板材510の厚み方向X3に沿って板材510から遠ざかる向きに傾斜するように構成されている(図7B及び図7D参照)。
これら2つの第1端子部材51はそれぞれ、基板221に設けられている2つの入力端子部222と一対一に対応して電気的に接続されている。2つの入力端子部222はそれぞれ、基板221の表面(下面)において、基板221を厚み方向(上下方向)に貫通する貫通孔2210の周囲に形成されているランドで構成されている(図5参照)。2つの入力端子部222はそれぞれ、基板221の表面(下面)に形成されている導体を介して複数のLED220と電気的に接続されている。そして、2つの第1端子部材51はそれぞれ、板材510が2つの入力端子部222のそれぞれと半田接合されている。ただし、2つの第1端子部材51はそれぞれ、3つの支持片512及び3つの案内片513を、2つの入力端子部222のそれぞれの貫通孔2210に挿通した状態で2つの入力端子部222のそれぞれと電気的に接続される(図9参照)。
2つの第2端子部材52は、互いに同一の形状及び同一の寸法に形成されている。したがって、以下では、1つの第2端子部材52について説明する。ただし、以下の説明では、図8において、第2端子部材52の上下、左右、前後の各方向を規定する。
第2端子部材52は、図8に示すように、第1ばね片520A、第2ばね片520B、第1主片521A、第2主片521B、接続片522、撓み片523、端子片524及び3つの引掛爪525を有している。第1主片521A及び第2主片521Bはそれぞれ、矩形板状に形成されている。接続片522は、矩形板状に形成されている。接続片522は、前後方向の両端で第1主片521A及び第2主片521Bとそれぞれ連結されている。つまり、第1主片521Aと第2主片521Bは、前後方向に向き合うようにして、接続片522を介して機械的に接続されている。第1ばね片520Aは、矩形板状に形成され、第1主片521Aの下端から下向きに突出している。なお、第1ばね片520Aは、左右方向から見てU字状に湾曲している。第2ばね片520Bは、矩形板状に形成され、第2主片521Bの下端から下向きに突出している。なお、第2ばね片520Bは、左右方向から見てU字状に湾曲している。つまり、第1ばね片520Aと第2ばね片520Bは、先端に向かって互いの距離を狭くするように形成されている。撓み片523は、幅の狭い矩形板状に形成されている。また、撓み片523は、第2主片521Bの上端から前後方向に沿って第1主片521Aに近付く向きに突出している。端子片524は、細長い矩形板状に形成されている。また、端子片524は、撓み片523の先端から上向きに突出している。3つの引掛爪525はそれぞれ、第1主片521A、第2主片521B及び接続片522の中央に設けられている。3つの引掛爪525はそれぞれ、上端を外側に向けるようにして切り起こされている。なお、第1ばね片520A、第2ばね片520B、第1主片521A、第2主片521B、接続片522、撓み片523、端子片524及び3つの引掛爪525は、銅又は銅合金などの導電性の板材が加工されることで一体に形成されることが好ましい。
これら2つの第2端子部材52はそれぞれ、電源装置4のプリント配線板40に設けられている2つの出力端子部405のそれぞれと一対一に対応して電気的に接続されている。2つの出力端子部405はそれぞれランドで構成されている。各ランドは、プリント配線板40の裏面(上面)において、プリント配線板40を厚み方向(上下方向)に貫通する2つのスルーホール43の周囲に形成されている(図9参照)。各第2端子部材52の端子片524は、2つの出力端子部405のうちで一対一に対応する出力端子部405のスルーホール43に挿通される。そして、各第2端子部材52の端子片524は、プリント配線板40の裏面において出力端子部405に半田接合される。このようにして、2つの第2端子部材52はそれぞれ、電源装置4のプリント配線板40に設けられている2つの出力端子部405のそれぞれと一対一に対応して電気的に接続される。
ここで、2つの第2端子部材52はそれぞれ、電気絶縁性を有する筐体53に保持される。筐体53は、図8に示すように、直方体状の合成樹脂成形体で構成されている。筐体53は、2つの第2端子部材52を電気的に絶縁し、かつ、機械的に保持する。筐体53は、2つの収容部530を有している(図10参照)。2つの収容部530はそれぞれ、2つの第2端子部材52のうちの一対一に対応する第2端子部材52を収容している(図9参照)。なお、筐体53の上面において各収容部530の上面が開口している。そして、2つの第2端子部材52の各々の端子片524が、筐体53の上面の開口から突出している(図9参照)。また、筐体53の下面に、2つの差込口531が開口している(図5及び図9参照)。また、2つの差込口531はそれぞれ、2つの収容部530のうちの対応する収容部530と繋がっている(図9参照)。また、2つの差込口531の内側面は、収容部530に向かって傾斜する傾斜面を有している。なお、2つの第2端子部材52はそれぞれ、3つの引掛爪525のそれぞれの先端を収容部530の内壁面に引っ掛けることで収容部530に対して抜け止めされている(図9参照)。ただし、対応する収容部530に収容されている第2端子部材52の第1ばね片520A及び第2ばね片520Bの一部分(下端部分)が、対応する差込口531内に進出している(図9参照)。
ところで、筐体53は、図8に示すように、一対の固定部532を有する。一対の固定部532は、柱状に形成され、筐体53の上面における左右両端から上向きに突出している。一対の固定部532は、プリント配線板40に設けられている2つの固定孔44のそれぞれに1つずつ圧入されている。つまり、筐体53は、一対の固定部532がプリント配線板40の2つの固定孔44に圧入されることでプリント配線板40に固定されている(図9参照)。
さらに、筐体53の左右両側面にそれぞれ凹部536が形成されている(図8参照)。凹部536はV字状に形成され、筐体53の左側面及び右側面における上下方向のほぼ中央に配置されている。
一方、光源ユニット2の取付部材21には、取付部材21に対する筐体53の位置を規制する規制部材26が設けられている(図5及び図6参照)。規制部材26は、一対の規制片260を有している。一対の規制片260は、細長い矩形板状に形成されている。一対の規制片260は、取付部材21の底板211における貫通孔213の左右両端縁から上向きに突出している。さらに、一対の規制片260は、貫通孔213の長手方向(左右方向)に沿って撓み可能に形成されている。なお、一対の規制片260は、底板211の一部を切り起こして形成されることが好ましい。一対の規制片260が切り起こし形成される場合、一対の規制片260を切り起こした後に底板211に形成される孔が貫通孔213となる。このように一対の規制片260を取付部材21(の底板211)から切り起こして形成すれば、規制部材26と貫通孔213を1つの工程で一括して形成することができる。
また、各規制片260には突起261が設けられている。突起261は、規制片260の一部がV字状に曲げ加工されることによって規制片260と一体に形成されている。ただし、左側の規制片260に設けられている突起261は右向きに突出し、右側の規制片260に設けられている突起261は左向きに突出している。
次に、光源ユニット2の組立工程を説明する。ただし、2つの第1端子部材51はそれぞれ、基板221の2つの入力端子部222のうちの対応する入力端子部222とはんだ接合によって電気的に接続されている。同じく、2つの第2端子部材52はそれぞれ、プリント配線板40の2つの出力端子部405のうちの対応する出力端子部405とはんだ接合によって電気的に接続されている。さらに、2つの第2端子部材52をそれぞれ保持した筐体53が、プリント配線板40に機械的に固定されている。
まず、組立作業を行う作業者は、ケース42の開口面(下面)を取付部材21の底板211で塞ぐように、電源装置4を取付部材21の第2面(上面)に取り付ける。このとき、筐体53が取付部材21の長手方向(左右方向)から一対の規制片260に挟まれる(図9参照)。そのため、取付部材21に対する筐体53の位置が、一対の規制片260によって取付部材21の長手方向において規制される(位置決めされる)。さらに、各規制片260の突起261が筐体53の凹部536にかん合するため、取付部材21に対する筐体53の位置は、一対の規制片260によって取付部材21の厚み方向(上下方向)においても規制される(位置決めされる)。なお、一対の規制片260は貫通孔213の長手方向(左右方向)に撓み可能であるから、LED220の発熱によって基板221が伸縮した場合に各規制片260が撓むことで筐体53に加わる応力の低減を図ることができる。
続いて、作業者は、LEDモジュール22を取付部材21の底板211の第1面(下面)に固定する。このとき、LEDモジュール22の基板221に取り付けられている2つの第1端子部材51はそれぞれ、基板221の厚み方向(上下方向)から見て、筐体53の2つの差込口531のうちの対応する差込口531と重なるように配置される(図9参照)。そして、作業者は、各導電体50を2つの第1端子部材51のうちの対応する第1端子部材51の挿通孔511に挿入する。このとき、挿通孔511を囲むように配置されている3つの支持片512と3つの案内片513の下面(傾斜面)により、導電体50の上端部(第2端部501)が挿通孔511に案内される。そのため、作業者は、導電体50を容易に挿通孔511に挿入することができる。ただし、3つの支持片512はそれぞれ、導電体50に先端部分5120が接触することによって、導電体50が挿入される向き(上向き)に撓む(弾性変形する)。
作業者は、導電体50の下端が板材510の下面とほぼ面一になる位置まで、導電体50を挿通孔511に挿入する。このとき、2つの導電体50の上端部(第2端部501)は、筐体53の差込口531を通過し、一対一に対応する第2端子部材52の第1ばね片520Aと第2ばね片520Bの間に差し込まれる。つまり、2つの導電体50のそれぞれの第2端部501が第1ばね片520Aと第2ばね片520Bに前後方向から挟まれることにより、各導電体50が一対一に対応する第2端子部材52と電気的に接続される(図9参照)。また、2つの導電体50のそれぞれの第1端部500が3つの支持片512に挟まれることにより、各導電体50が一対一に対応する第1端子部材51と電気的に接続される(図9参照)。その結果、LEDモジュール22の2つの入力端子部222のそれぞれと、電源装置4(電源回路49)の2つの出力端子部405のうちの対応する出力端子部405とが接続部材5によって電気的に接続される(図9参照)。
そして最後に、作業者は、取付部材21の開口側を上向きにした状態でカバー23を取付部材21に組み付ける。このとき、カバー23の一対の突壁部233に設けられた一対の突起部233Aが、取付部材21の一対の側板212の一対の傾斜部212Aに引っ掛かり、カバー23が取付部材21に取り付けられる。以上のような組立工程で光源ユニット2が組み立てられる。
上述のように光源ユニット2は、2つの導電体50がそれぞれ、対応する第1端子部材51の挿通孔511に挿通されるだけで、電源装置4とLEDモジュール22との電気的な接続作業が完了するように構成されている。そのため、光源ユニット2は、特許文献1記載の発光ユニットのような従来例と比較して、(光源ユニット2の)製造工程の簡略化を図ることができる。
また、光源ユニット2において、2つの第1端子部材51のそれぞれは、板材510に設けられた3つの支持片512を有している。これら3つの支持片512のそれぞれは、挿通孔511を囲むように板材510と一体に形成されている。また、3つの支持片512はそれぞれ、挿通孔511に挿通された導電体50(の第1端部500)に押されて弾性変形する。さらに、3つの支持片512はそれぞれ、導電体50の第1端部500に押されている先端部分5120で導電体50と導通している。つまり、光源ユニット2は、板材510の挿通孔511に対して導電体50が傾いていたとしても、複数(例えば、3つ)の支持片512の弾性力により、支持片512のそれぞれの先端部分5120を導電体50に接触させることができる。その結果、光源ユニット2は、互いに一対一に対応する2つの第1端子部材51と2つの第2端子部材52との位置ずれの許容範囲を拡げることができる。しかも、2つの第1端子部材51のそれぞれの板材510と、2つの入力端子部222のそれぞれとを接合しているはんだに加わる応力が、導電体50の傾きの影響を受け難い。したがって、第1端子部材51と導電体50とがはんだ接合などによって固定される場合と比較して、第1端子部材51(の板材510)と入力端子部222を接合しているはんだにクラックが生じ難い。
ところで、取付部材21に対する筐体53の位置ずれが大きくなると、作業者は、第1端子部材51の挿通孔511に導電体50を挿入する際に導電体50を大きく傾けて挿入しなければならない。一方、取付部材21に対する筐体53の位置ずれが小さければ小さいほど、作業者は、第1端子部材51の挿通孔511に対して導電体50をほとんど傾けずに挿入することができる。特に、接続部材5によるLEDモジュール22と電源回路49の接続作業を自動化する場合、第1端子部材51の挿通孔511に対する導電体50の挿入角度がほぼ一定に保たれることが望ましい。
そこで、光源ユニット2では、規制部材26(一対の規制片260)によって取付部材21に対する筐体53の位置を規制することにより、取付部材21に対する筐体53の位置ずれの抑制を図っている。そのため、光源ユニット2は、導電体50を第2端子部材52と電気的に接続する際の作業性を向上することができる。その結果、光源ユニット2は、更に製造工程の簡略化を図ることができる。
次に、照明器具1の施工手順を説明する。まず、図1に示すように、施工者は、天井裏に先行配線された電源線30と信号線を器具本体10の孔111Aに挿通し、さらに室内側に露出する各吊りボルト200を、対応する孔111Bに通す。その後、施工者は、各吊りボルト200にナット300をねじ込んで器具本体10を天井100に固定する。その後、施工者は、電源線30を端子台25に接続し、さらに端子台25のプラグコネクタ251を電源装置4の電源入力部400(図4参照)に差込接続する。続いて、施工者は、信号線を電源装置4の信号入力部410(図4参照)に電気的に接続する。
そして、施工者は、器具本体10の一方の側板112に設けられた一対の挿通孔112Aにそれぞれ一対の引掛金具214の先端を引っ掛けた後、一対の引掛ばね215を器具本体10の他方の側板112に設けられた引掛部1120に引っ掛ける。そして、施工者が、引掛金具214を支点として光源ユニット2を持ち上げるように回転させると、引掛ばね215が引掛部1120に引っ掛かったままで元の状態に戻ることにより、引掛ばね215のばね力で光源ユニット2が器具本体10に保持される。以上のような手順で照明器具1が天井100に施工される。
ところで、規制部材26は、一対の規制片260を有し、一対の規制片260で筐体53を挟むようにして取付部材21に対する筐体53の位置を規制している。つまり、作業者が一対の規制片260の間に筐体53を挿入するようにして電源装置4を取付部材21に取り付ければ、取付部材21に対する筐体53の位置を規制させることができる。ゆえに、光源ユニット2の組立工程において、規制部材26に筐体53の位置を規制させるために、電源装置4のケース42を取付部材21に取り付ける作業以外の特別な作業を必要としない。その結果、光源ユニット2の組立工程の簡素化を図ることがてきる。
また、図10に示すように、各規制片260の先端(上端)がL字形に曲げられることによって突起261が設けられ、かつ、各規制片260の長手方向の略中央にV字状の曲げ部263が設けられてもよい。各規制片260は、曲げ部263が設けられることによって長手方向(上下方向)に伸縮することができる。各規制片260が長手方向に伸縮すれば、取付部材21の厚み方向(上下方向)に対する筐体53の位置規制可能な範囲を拡大することができる。なお、筐体53の凹部536はU字状に形成されている。
ところで、一対の規制片260は、図11Bに示すように、前後方向(筐体53の短手方向)から筐体53を挟むように構成されてもよい。また、筐体53は、図11Aに示すように、筐体53の短手方向に対向する一対の側面に三角柱状の突部537を有することが好ましい。つまり、各規制片26に設けられている突起261が筐体53の各突部537に引っ掛かることによって、取付部材21の厚み方向(上下方向)に対する筐体53の位置が規制される(図11B参照)。あるいは、筐体53は、図12Aに示すように、突部537の代わりに凹部(孔538)を有してもよい。つまり、各規制片26に設けられている突起261が筐体53の孔538にかん合することによって、取付部材21の厚み方向(上下方向)に対する筐体53の位置が規制される(図12B参照)。なお、一対の規制片260は、図13に示すように、取付部材21の底板211における貫通孔213の前後両側の部分を切り起こして形成されることが好ましい。
以上述べた実施形態から明らかなように、本発明の第1の態様に係る光源ユニット(2)は、板状に形成され、厚み方向に貫通する貫通孔(213)を有する取付部材(21)を備える。光源ユニット(2)は、固体発光素子(LED220)及び固体発光素子(LED220)と電気的に接続されている導電板(第1端子部材51)を有し、取付部材(21)の第1面に取り付けられる基板(221)を備える。光源ユニット(2)は、固体発光素子(LED220)を点灯するための電力を生成する電源回路(49)を有し、取付部材(21)の第1面の裏面となる第2面に取り付けられる電源装置(4)を備える。光源ユニット(2)は、導電材料によって棒状に形成され、導電板(第1端子部材51)を貫通して取付部材(21)の貫通孔(213)に挿通される導電体(50)を備える。光源ユニット(2)は、電源装置(4)に設けられ、導電体(50)と挿抜可能かつ電気的に接続される出力端子部(第2端子部材52)を備える。光源ユニット(2)は、箱状に形成されて出力端子部(第2端子部材52)を収容する筐体(53)と、取付部材(21)に設けられ、取付部材(21)に対する筐体(53)の位置を規制する規制部材(26)とを備える。
第1の態様に係る光源ユニット(2)では、導電体(50)が導電板(第1端子部材51)の挿通孔(511)に挿入されると、第1端子部材(51)と第2端子部材(52)が互いに電気的に接続される。しかも、規制部材(26)が取付部材(21)に対する電源回路(49)の位置を規制しているので、挿通孔(511)に挿入される導電板(50)を第2端子部材(52)に確実かつ容易に接続することができる。その結果、第1の態様の光源ユニット(2)は、電源回路(49)と固体発光素子(LED220)を電線で電気的に接続する作業が不要になるので、製造工程の簡略化を図ることができる。
本発明の第2の態様に係る光源ユニット(2)では、第1の態様において、規制部材(26)は、第2面に沿った筐体(53)の両側から筐体(53)を挟み込む一対の規制片(260)を有することが好ましい。
第2の態様に係る光源ユニット(2)では、一対の規制片(260)の間に筐体(53)が挿入されるようにして電源装置(4)が取付部材(21)に取り付けられて取付部材(21)に対する筐体(53)の位置が規制される。ゆえに、光源ユニット(2)の組立工程において、規制部材(26)に筐体(53)の位置を規制させるために、電源装置(4)を取付部材(21)に取り付ける作業以外の特別な作業を必要としない。その結果、第2の態様に係る光源ユニット(2)では、光源ユニット(2)の組立工程の簡素化を図ることがてきる。
本発明の第3の態様に係る光源ユニット(2)では、第2の態様において、一対の規制片(260)の各々は、筐体(53)に近付く向きに突出する突起(261)を有することが好ましい。筐体(53)は、突起(261)とかん合する凹部(536)を有していることが好ましい。
第3の態様に係る光源ユニット(2)では、各規制片(260)の突起(261)と筐体(53)の凹部(536)とをかん合させることにより、取付部材(21)と筐体(53)の対向方向に沿った筐体(53)の位置を規制することができる。
本発明の第4の態様に係る光源ユニット(2)では、第2の態様において、筐体(53)は、一対の規制片(260)に近付く向き突出する一対の突部(537)を有することが好ましい。一対の規制片(260)は、一対の突部(537)のうちの対応する突部(537)とかん合する凹所(262)を有していることが好ましい。
第4の態様に係る光源ユニット(2)では、各規制片(260)の凹所(262)と筐体(53)の突部(537)とをかん合させることにより、取付部材(21)と筐体(53)の対向方向に沿った筐体(53)の位置を規制することができる。
本発明の第5の態様に係る光源ユニット(2)では、第2〜第4の態様のいずれかの態様において、一対の規制片(260)は、取付部材(21)における貫通孔(213)の縁から筐体(53)に近付く向きに突出するように形成されていることが好ましい。
第5の態様に係る光源ユニット(2)では、貫通孔(213)を基準にして取付部材(21)に対する筐体(53)の位置を規制することができる。
本発明の第6の態様に係る光源ユニット(2)では、第5の態様において、一対の規制片(260)は、取付部材(21)の一部を切り起こして形成されていることが好ましい。
第6の態様に係る光源ユニット(2)では、規制部材(26)が取付部材(21)と一体に形成されるので、規制部材が取付部材(21)と別体に形成される場合と比較して、部品点数及び製造工程の削減を図ることができる。
本発明の第7の態様に係る光源ユニット(2)では、第2〜第6の態様のいずれかの態様において、基板(221)は長尺の板状に形成されていることが好ましい。一対の規制片(260)は、基板(221)の長手方向に沿った筐体(53)の両側から筐体(53)を挟み込み、かつ、長手方向に沿って撓み可能に形成されていることが好ましい。
第7の態様に係る光源ユニット(2)では、一対の規制片(260)が基板(221)の長手方向に撓み可能であるから、固体発光素子(LED220)の発熱によって基板(221)が伸縮した場合に各規制片(260)が撓むことで筐体(53)に加わる応力の低減を図ることができる。
本発明の第8の態様に係る照明器具(1)は、第1〜第7のいずれかの態様に係る光源ユニット(2)と、光源ユニット(2)を支持する器具本体(10)とを備える。
第8の態様に係る照明器具(1)では、光源ユニット(2)の製造工程の簡略化を図ることにより、照明器具(1)の製造工程の簡略化を図ることができる。
1 照明器具
2 光源ユニット
4 電源装置
21 取付部材
26 規制部材
49 電源回路
50 導電体
51 第1端子部材(導電板)
52 第2端子部材(出力端子部)
53 筐体
213 貫通孔
220 LED(固体発光素子)
221 基板
260 規制片
261 突起
262 凹所
536 凹部

Claims (8)

  1. 板状に形成され、厚み方向に貫通する貫通孔を有する取付部材と、
    固体発光素子及び前記固体発光素子と電気的に接続されている導電板を有し、前記取付部材の第1面に取り付けられる基板と、
    前記固体発光素子を点灯するための電力を生成する電源回路を有し、前記取付部材の前記第1面の裏面となる第2面に取り付けられる電源装置と、
    導電材料によって棒状に形成され、前記導電板を貫通して前記取付部材の前記貫通孔に挿通される導電体と、
    前記電源装置に設けられ、前記導電体と挿抜可能かつ電気的に接続される出力端子部と、
    箱状に形成されて前記出力端子部を収容する筐体と、
    前記取付部材に設けられ、前記取付部材に対する前記筐体の位置を規制する規制部材と
    を備える
    ことを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記規制部材は、前記第2面に沿った前記筐体の両側から前記筐体を挟み込む一対の規制片を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
  3. 前記一対の規制片の各々は、前記筐体に近付く向きに突出する突起を有しており、
    前記筐体は、前記突起とかん合する凹部を有している
    ことを特徴とする請求項2記載の光源ユニット。
  4. 前記筐体は、前記一対の規制片に近付く向き突出する一対の突部を有しており、
    前記一対の規制片は、前記一対の突部のうちの対応する突部とかん合する凹所を有している
    ことを特徴とする請求項2記載の光源ユニット。
  5. 前記一対の規制片は、前記取付部材における前記貫通孔の縁から前記筐体に近付く向きに突出するように形成されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  6. 前記一対の規制片は、前記取付部材の一部を切り起こして形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の光源ユニット。
  7. 前記基板は長尺の板状に形成されており、
    前記一対の規制片は、前記基板の長手方向に沿った前記筐体の両側から前記筐体を挟み込み、かつ、前記長手方向に沿って撓み可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の光源ユニット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光源ユニットと、前記光源ユニットを支持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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