JP2019020211A - レゾルバロータ構造およびレゾルバ - Google Patents
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Abstract
【課題】レゾルバ軸を圧入してモータ軸に固定する際のレゾルバコイルへのストレスを軽減することを可能とする、レゾルバロータ構造を提供する。
【解決手段】レゾルバロータ構造10は、モータ軸1へのレゾルバ軸2圧入により設置されるレゾルバ20のロータ3の構造であって、レゾルバ20を構成するロータ3に逃げ加工が施されて逃げ加工部4、5が形成されている構成である。逃げ加工部4は、ロータ3を構成するロータ鉄芯6のレゾルバ軸に逃げ加工が施されることによって形成される。また逃げ加工部5は、ロータ3を構成するロータトランス8の内径側部に施されることによって形成される。これら二つの逃げ加工部4、5は、その一方のみが設けられることとしてもよいし、また両者が設けられることとしてもよい。
【選択図】図1
【解決手段】レゾルバロータ構造10は、モータ軸1へのレゾルバ軸2圧入により設置されるレゾルバ20のロータ3の構造であって、レゾルバ20を構成するロータ3に逃げ加工が施されて逃げ加工部4、5が形成されている構成である。逃げ加工部4は、ロータ3を構成するロータ鉄芯6のレゾルバ軸に逃げ加工が施されることによって形成される。また逃げ加工部5は、ロータ3を構成するロータトランス8の内径側部に施されることによって形成される。これら二つの逃げ加工部4、5は、その一方のみが設けられることとしてもよいし、また両者が設けられることとしてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明はレゾルバロータ構造およびレゾルバに係り、特に、レゾルバ軸をモータ軸に固定する際の不都合を軽減することのできる、レゾルバロータ構造等に関するものである。
図3は、従来のモータ軸へのレゾルバ軸固定方法を示す要部断面図である。図示するように従来は、ストレート加工したモータ軸31にストレート加工した中空のレゾルバ軸32が圧入されることによってレゾルバ320がモータ330に固定される方法が用いられている。
モータへのレゾルバ固定方式については従来、技術的な提案もなされている。たとえば後掲特許文献1には、検出ロータの回転軸に対する接触部分の信頼性を高めることを目的として、検出ロータを回転軸に固定するための環状金属部材の内周側に径方向へ突出する複数の突起が設けられ、また金属部材の各突起に対応する部位が径方向に幅広に形成されており、金属部材が複数の突起にて回転軸の外周に圧入されることにより回転軸に固定されるという構成が開示されている。
また特許文献2には、レゾルバロータ外側検出面周方向の不均一な変形を抑制するレゾルバとして、レゾルバロータには、突極部ごとに積層鋼板をかしめる積層カシメ部を設け、軸固定孔の内周面には、レゾルバロータの圧入時に塑性変形する凸部を積層カシメ部に対応して設け、対応する凸部と積層カシメ部とを軸固定孔の同一径線上に配置した構成が開示されている。
しかし、従来のようにストレート加工したモータ軸にストレート加工したレゾルバ軸を圧入して行う固定方法では、圧入ストレスがレゾルバロータにかかってしまうため、レゾルバの特性を低下・悪化させる影響が懸念される。そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、レゾルバ軸を圧入してモータ軸に固定する際のレゾルバコイルへのストレスを軽減することを可能とする、レゾルバロータ構造を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、レゾルバロータに逃げ加工を施すことによって解決できることを見出し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 モータ軸へのレゾルバ軸圧入により設置されるレゾルバのロータの構造であって、該レゾルバを構成するロータに逃げ加工が施されていることを特徴とする、レゾルバロータ構造。
〔2〕 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータ鉄芯のレゾルバ軸に施されていることを特徴とする、〔1〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔3〕 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータトランスの内径側部に施されていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔4〕 前記逃げ加工は前記ロータトランスのコイル幅以下の長さで施されていることを特徴とする、〔3〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔5〕 前記逃げ加工により前記モータ軸へのレゾルバ軸圧入の際の圧入ストレスが軽減されることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載のレゾルバロータ構造。
〔6〕 〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載のレゾルバロータ構造を備えていることを特徴とする、レゾルバ。
〔2〕 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータ鉄芯のレゾルバ軸に施されていることを特徴とする、〔1〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔3〕 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータトランスの内径側部に施されていることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔4〕 前記逃げ加工は前記ロータトランスのコイル幅以下の長さで施されていることを特徴とする、〔3〕に記載のレゾルバロータ構造。
〔5〕 前記逃げ加工により前記モータ軸へのレゾルバ軸圧入の際の圧入ストレスが軽減されることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載のレゾルバロータ構造。
〔6〕 〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載のレゾルバロータ構造を備えていることを特徴とする、レゾルバ。
本発明のレゾルバロータ構造およびレゾルバは上述のように構成されるため、これらによれば、レゾルバ軸を圧入してモータ軸に固定する際のレゾルバコイルへのストレスを軽減することができる。それにより、懸念される圧入によるレゾルバの特性への悪影響を軽減することができる。なお、上記文献開示技術はいずれも、扁平ロータに適用できる圧入部の逃げ穴構造となっている。本発明は、軸付ロータにも適用可能な圧入部の逃げ構造であり、それらとは相違する。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のモータ軸へのレゾルバ軸固定方法を示す要部断面図である。図示するように本レゾルバロータ構造10は、モータ軸1へのレゾルバ軸2圧入により設置されるレゾルバ20のロータ3の構造であって、レゾルバ20を構成するロータ3に逃げ加工が施されて、逃げ加工部4、5が形成されていることを主たる構成とする。
図1は、本発明のモータ軸へのレゾルバ軸固定方法を示す要部断面図である。図示するように本レゾルバロータ構造10は、モータ軸1へのレゾルバ軸2圧入により設置されるレゾルバ20のロータ3の構造であって、レゾルバ20を構成するロータ3に逃げ加工が施されて、逃げ加工部4、5が形成されていることを主たる構成とする。
逃げ加工部4は、ロータ3を構成するロータ鉄芯6のレゾルバ軸2に逃げ加工が施されることによって形成される。また、逃げ加工部5は、ロータ3を構成するロータトランス8の内径側部に施されることによって形成される。これら二つの逃げ加工部4、5は、その一方のみが設けられることとしてもよいし、また図示するように両者が設けられることとしてもよい。
なお、ロータトランス8の内径側部に逃げ加工部5を設ける場合、その逃げ加工はロータトランス8のコイル9の幅以下の長さでなされるものとすることができる。ロータトランス8の強度維持のためである。
逃げ加工部4、5は、ロータ鉄芯6側のレゾルバ軸2やロータトランス8の内径側部に切削加工を行うことによって形成される。逃げ加工の厚さは、0mmを超えた厚さであればよいが、0.05〜1mm程度が望ましい。もっとも、1mm以上であっても、また0.05mm以下であっても本発明の範囲内である。
以上説明した逃げ加工により、モータ軸1へのレゾルバ軸2圧入の際の圧入ストレスが軽減され、それにより、懸念されるレゾルバ20の特性に対する悪影響を軽減することができる。なお、以上説明したレゾルバロータ構造10を備えたレゾルバ20自体もまた、本発明の範囲内である。
本発明のレゾルバロータ構造およびレゾルバはによれば、レゾルバ軸を圧入してモータ軸に固定する際のレゾルバコイルへのストレスを軽減し、圧入によるレゾルバの特性への悪影響を軽減することができる。したがって、ブラシレスレゾルバ等製造分野、使用分野および関連する全分野において、産業上利用性が高い発明である。
1…モータ軸
2…レゾルバ軸
3…ロータ
4、5…逃げ加工部
6…ロータ鉄芯
8…ロータトランス
9…コイル
10…レゾルバロータ構造
20…レゾルバ
30…モータ
2…レゾルバ軸
3…ロータ
4、5…逃げ加工部
6…ロータ鉄芯
8…ロータトランス
9…コイル
10…レゾルバロータ構造
20…レゾルバ
30…モータ
31…モータ軸
32…レゾルバ軸
33…ロータ
36…ロータ鉄心
38…ロータトランス
39…コイル
320…レゾルバ
330…モータ
32…レゾルバ軸
33…ロータ
36…ロータ鉄心
38…ロータトランス
39…コイル
320…レゾルバ
330…モータ
Claims (6)
- モータ軸へのレゾルバ軸圧入により設置されるレゾルバのロータの構造であって、該レゾルバを構成するロータに逃げ加工が施されていることを特徴とする、レゾルバロータ構造。
- 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータ鉄芯のレゾルバ軸に施されていることを特徴とする、請求項1に記載のレゾルバロータ構造。
- 前記逃げ加工は前記ロータを構成するロータトランスの内径側部に施されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のレゾルバロータ構造。
- 前記逃げ加工は前記ロータトランスのコイル幅以下の長さで施されていることを特徴とする、請求項3に記載のレゾルバロータ構造。
- 前記逃げ加工により前記モータ軸へのレゾルバ軸圧入の際の圧入ストレスが軽減されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載のレゾルバロータ構造。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のレゾルバロータ構造を備えていることを特徴とする、レゾルバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017137858A JP2019020211A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | レゾルバロータ構造およびレゾルバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017137858A JP2019020211A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | レゾルバロータ構造およびレゾルバ |
Publications (1)
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---|---|
JP2019020211A true JP2019020211A (ja) | 2019-02-07 |
Family
ID=65354761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017137858A Pending JP2019020211A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | レゾルバロータ構造およびレゾルバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019020211A (ja) |
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2017
- 2017-07-14 JP JP2017137858A patent/JP2019020211A/ja active Pending
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