JP2019020043A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外機の筐体の製造コストを低くしながら、筐体を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板の上面から仕切板の外周側に流れ出た水が筐体の下部空間へ流れるおそれを小さくできる空気調和装置の室外機を提供する。【解決手段】第1板状部25の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が仕切板の外周側に位置する第1排水路形成部材33Aを接触させ、第2板状部26の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が仕切板の外周側に位置する第2排水路形成部材33Cを接触させる。【選択図】図9

Description

本発明は、空気調和装置の室外機に関する。
従来から室内機と室外機とを備える空気調和装置が知られている。
特許文献1は室内機と室外機とを備える空気調和装置の一例を開示している。
この空気調和装置は、室内機と室外機とに跨って配設され且つ内部を冷媒が流れる冷媒管を備えている。
室外機の筐体の水平面に沿った断面形状は略矩形である。
筐体の下部の各角部には、上下方向に延びる下部支柱がそれぞれ設けられている。各下部支柱は上下両端が開口した筒状部材である。
さらに筐体の内部には、筐体の内部空間を下部空間と上部空間とに仕切る仕切板(ドレンパン)が設けられている。仕切板の平面形状は略矩形である。さらに仕切板の4つの角部の下面は、各下部支柱の上端開口を塞がない態様で、対応する下部支柱の上端面に固定されている。
筐体の下部空間には、例えば、エンジン、及び、エンジンが発生する動力によって動作する圧縮機を設けることが可能である。圧縮機は冷媒管に接続され、圧縮機が冷媒管の内部を流れる冷媒を圧縮する。
筐体の上部の側面の一部は熱交換器によって構成されている。この熱交換器には、冷媒管の一部が接続されている。
さらに室外機の天井部には、天井部に形成された開口部と対向するようにファンが設けられている。
ファンが回転すると、筐体の外部の空気が熱交換器を通過しながら筐体の上部空間に流入し、さらにファン(天井部の開口部)を通じて筐体の外側に排気される。
例えば、空気調和装置が暖房動作を実行すると、熱交換器周辺の空気の熱が熱交換器を介して冷媒に吸収され、さらに冷媒の熱が室内機から室内機が設置された空間へ放出される。その結果、室内機が設置された空間の空気が暖められる。
熱交換器周辺の空気の熱が熱交換器を介して冷媒に吸収されると、熱交換器の周辺においてドレン水が発生する。すると、ファンが発生する気流によってこのドレン水が上部空間へ進入し且つ重力によって仕切板の上面に落ちる。
さらに、室外機の天井部の開口部を通して上部空間に進入した雨水が仕切板の上面に溜まることがある。
このようにして仕切板の上面に溜まった水の水量が多くなると、この水は仕切板の各角部から対応する下部支柱の上端開口へ流れる。すると、この水は各下部支柱の内部空間を下方へ流れて、各下部支柱の下端開口から室外機の外部へ排出される。
そのため、仕切板に溜まった水が仕切板の外側へ流れ出たときに、この水が下部空間に流れてエンジン及び圧縮機に付着するおそれがない。
実公平7−12818号公報
(発明が解決しようとする課題)
仕切板の上面から下部支柱に流れた水が下部支柱から筐体の下部空間へ流れないようにするためには、下部支柱を完全な筒状部材として製造する必要がある。換言すると、上端及び下端を除いた部分に孔が形成されないように下部支柱を製造する必要がある。
下部支柱を金属製のプレス成形品とすれば、下部支柱の製造コストを低くすることができる。しかし、プレス成形では完全な筒状部材を製造できない。
そのため、下部支柱を完全な筒状部材とするためには、例えば、鋳造により下部支柱を製造する必要がある。
しかし、鋳造により下部支柱を製造する場合は、下部支柱の製造コストが高くなってしまう。
本発明は、室外機の筐体の製造コストを低くしながら、筐体を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板の上面から仕切板の外周側に流れ出た水が筐体の下部空間へ流れるおそれを小さくできる空気調和装置の室外機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、空気調和装置の一部を構成する室外機の筐体の下部の複数の角部の構成部材である上下方向に延びる複数の下部支柱と、
複数の前記下部支柱の上端部によって支持され且つ前記筐体の内部空間を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板と、
を備え、
共に前記仕切板の外周縁部の一部をなす第1縁部と第2縁部とが交差する部位に、前記仕切板上の液体を前記仕切板の外周側に排出可能な液体排出部が設けられ、
少なくとも一つの前記下部支柱が、
平面視において前記第1縁部と平行をなす第1板状部と、
平面視において前記第2縁部と平行をなし且つ自身の一つの側縁部が前記第1板状部の一つの側縁部と接続する第2板状部と、
を備え、
前記第1板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第1排水路形成部材を接触させ、
前記第2板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第2排水路形成部材を接触させるのがよい。
「平行」には、完全な平行、及び、略平行が含まれる。
通常、室外機の筐体の仕切板より上方に位置する部位には熱交換器、ファン、及びファンと対向する開口部が設けられる。そのため、室外機が作動すると、熱交換器の周囲で発生したドレン水及び/又は開口部を通して上部空間に進入した雨水が仕切板の上面に溜まることがある。そして、仕切板の上面に溜まった水の水量が多くなると、この水が液体排出部から仕切板の外周側に排出される。
すると、液体排出部から排出された水が、下部支柱の第1板状部、第2板状部、第1排水路形成部材、及び第2排水路形成部材により囲まれた上下方向に延びる空間である排水路へ流れる。そして、この水はこの排水路の下端から室外機の外部に排出される。
そのため、仕切板の液体排出部から仕切板の外周側に排出された水が、筐体の下部空間に流れるおそれは小さい。
さらに下部支柱は、平面視において仕切板の第1縁部と平行をなす第1板状部と、平面視において仕切板の第2縁部と平行をなし且つ自身の一つの側縁部が第1板状部の一つの側縁部と接続する第2板状部と、を備えている。換言すると、下部支柱は筒状部材ではない。
そのため、例えば、下部支柱を金属製のプレス成形品とすることが可能である。従って、下部支柱及び筐体の製造コストを低くすることが可能である。
前記筐体が、前記筐体の外面を構成し且つ前記下部支柱に対して着脱可能である第1パネル及び第2パネルを備え、
前記第1パネルの内面に前記第1排水路形成部材が固定され且つ前記第2パネルの内面に前記第2排水路形成部材が固定されるのがよい。
本発明をこの態様で実施すると、筐体の外面の一部が第1パネル及び第2パネルによって構成されるので、室外機の美観が向上する。
さらに、第1パネル及び第2パネルを下部支柱に装着したときに、第1板状部の外面に第1排水路形成部材が接触し且つ第2板状部の外面に第2排水路形成部材が接触する。即ち、第1パネル及び第2パネルを下部支柱に装着することにより室外機に上記排水路が形成される。そのため、室外機に排水路を簡単に形成することが可能である。
前記第1パネルの一つの側縁部と前記第2パネルの一つの側縁部とが、前記仕切板の前記液体排出部の外周側において対向するのがよい。
本発明をこの態様で実施した場合に、第1パネルの一つの側縁部と第2パネルの一つの側縁部との間の隙間を小さくすると、第1板状部、第2板状部、第1排水路形成部材、第2排水路形成部材、第1パネル、及び第2パネルにより筒状構造が形成される。
従って、液体排出部から排水路に流れた水を排水路の下端から室外機の外部に確実に排出できるようになる。
前記第1排水路形成部材及び前記第2排水路形成部材の少なくとも一方が弾性体であるのがよい。
本発明をこの態様で実施した場合は、弾性体である第1排水路形成部材と第1板状部の外面との間に隙間が形成され難くなる。同様に、弾性体である第2排水路形成部材と第2板状部の外面との間に隙間が形成され難くなる。
従って、液体排出部から排水路に流れた水を排水路の下端から室外機の外部に確実に排出できるようになる。
本発明の一実施形態の空気調和装置の室外機の斜視図である。 室外機の下部筐体の斜視図である。 下部筐体の第1パネル及び第2パネルを分離して示す分解斜視図である。 下部筐体の一部の構造部材を示す斜視図である。 室外機の模式的な断面図である。 第1パネル及び第2パネルを省略して示す下部筐体の角部及びその周辺部材の斜視図である。 第1パネル、第2パネル、及び上部筐体の側壁部を省略して示す下部筐体及び上部筐体の角部の斜視図である。 仕切板の長辺側壁部及び短辺側壁部の高さ方向の中間部を通る水平面で切断したときの室外機の角部の斜視図である。 図8のIX−IX矢線に沿う室外機の断面図である。 後方の第1パネルの側縁部と右方の第2パネルの側縁部とが対向する部位における図9と同様の断面図である。 横方向パッキンの上端面を通る水平面で切断したときの室外機の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は図面中の矢印方向を基準にしている。
本実施形態の空気調和装置10はガスヒートポンプエアコン(GHP)である。空気調和装置10は、建物の室内に設置される室内機(図示略)と、建物の外に設置される室外機15と、を備えている。
図1及び図5に示すように、室外機15は、水平面で切断した断面が略矩形形状をなす筐体16を備えている。さらに筐体16は、筐体16の下部を構成する下部筐体20と、筐体16の上部を構成する上部筐体40と、を備えている。下部筐体20の内部空間は下部空間RDを構成しており、上部筐体40の内部空間は上部空間RUを構成している。上部筐体40の上端部は略水平な天板40aによって構成されている。天板40aには断面円形である2つの排気孔40bが形成されている。筐体16は、その内部において下部空間RDと上部空間RUとを仕切る略水平板状の仕切板36(ドレンパン)を備えている。
図5に示すように、下部空間RDには、アキュムレータ(図示略)、及び、いずれも後述するエンジン45、圧縮機46、排気用熱交換器53などが設けられている。
一方、上部空間RUには、膨張弁(図示略)などが設けられている。
空気調和装置10は、室内機と室外機15とに跨って配設され且つ内部を冷媒が流れる冷媒管47を備えている。冷媒管47の一部には、圧縮機46、膨張弁及びアキュムレータが接続されている。
下部空間RDにはガスによって作動するエンジン45が設けられている。下部空間RDに設けられた圧縮機46は、エンジン45が発生する動力によって動作する。圧縮機46が動作すると、冷媒管47の内部を流れる冷媒が圧縮される。
さらに室外機15の内部には、エンジン45の内部を通り抜ける冷却水管48が設けられている。さらに冷却水管48の一部には冷却水用ポンプ(図示略)が設けられている。この冷却水用ポンプは下部空間RDに配設された制御手段51に接続されている。
冷媒管47の室内機内に位置する部位には、室内機側熱交換器(図示略)が接続されている。
冷却水管48の一部は互いに並列をなす第一分岐路と第二分岐路とにより構成されている。第一分岐路は、筐体16内に設けられたエンジン排熱回収器(図示略)を介して冷媒管47の一部に接続されている。さらに冷却水管48の一部には、冷却水を第一分岐路と第二分岐路の一方側へ選択して流すための電磁弁である切換弁(図示略)が設けられている。切換弁は、冷却水管48内の冷却水を第一分岐路側にのみ流す第一切換状態と、第二分岐路側にのみ流す第二切換状態と、に切換え可能である。切換弁は制御手段51に接続されている。
下部空間RDには排気ガス送出管50が配設されている。
排気ガス送出管50の一方の端部(上流側端部)はエンジン45に接続されている。
さらに排気ガス送出管50の他方の端部(下流側端部)には、下部空間RDに配設された排気用熱交換器53が接続されている。
排気用熱交換器53はケース54を備えている。
ケース54の上部には排気ガス送出管50の上記他方の端部が接続されている。
ケース54の内周面には、複数のフィン(図示略)の一端がそれぞれ固定されている。
さらに冷却水管48の第一分岐路の一部がケース54の内部に配設されている。そして冷却水管48の第一分岐路の複数箇所がケース54内に設けられた各フィンをそれぞれ貫通し、且つ、冷却水管48の第一分岐路の当該複数箇所が対応するフィンにそれぞれ固定されている。
排気用熱交換器53のケース54には排気手段(図示略)の一端が接続されている。この排気手段の他端は筐体16の外側に位置している。
図5に示すように、上部筐体40の側部の一部は、共にフィンアンドチューブ構造である室外熱交換器60及びラジエータ61により構成されている。
上部筐体40の中の室外熱交換器60とラジエータ61とによって構成された部位は4層構造となっている。即ち、外周側の2つの層が室外熱交換器60によって構成され、内周側の2つの層がラジエータ61によって構成されている。
室外熱交換器60は、水平方向に略一定間隔で並べられた、金属板からなる複数(多数)のフィン(図示略)を備えている。さらに室外熱交換器60は、各フィンを水平方向に貫通する金属製の一本の冷媒用チューブ(図示略)を備えている。冷媒用チューブの両端部は、冷媒管47の室外機15内に位置する部位に接続されている。
ラジエータ61は、水平方向に略一定間隔で並べられた、金属板からなる複数(多数)のフィン(図示略)を備えている。さらにラジエータ61は、各フィンを水平方向に貫通する金属製の一本の冷却水用チューブ(図示略)を備えている。冷却水用チューブの両端は、冷却水管48の第二分岐路に接続されている。
さらに天板40aの上面には、排気孔40bと対向するファン65が設けられている。ファン65は、ファンモータ(図示略)が発生する駆動力によって回転させられる。このファンモータは制御手段51に接続されている。
続いて、下部筐体20及び仕切板36の構造について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、下部筐体20の下端部は、互いに平行をなし且つ共に水平方向に延びる2本の筐体支持部材21によって構成されている。筐体支持部材21は金属製である。この筐体支持部材21は、室外機15が設置される設置面に載せられる。
筐体支持部材21の上面には金属製の矩形枠体22の下面が固定されている。さらに、矩形枠体22の内周側空間には、平面視において筐体支持部材21に対して直交する3本の金属製の補強部材23が配設されている。各補強部材23の両端部は矩形枠体22の内周面にそれぞれ固定され、且つ、各補強部材23の下面は筐体支持部材21の上面に固定されている。
さらに矩形枠体22の4つの角部には、上下方向に延びる4本の下部支柱24A、24B、24C、24Dの下端部がそれぞれ固定されている。下部支柱24A、24B、24C、24Dは金属製のプレス成形品である。
図3、4、及び図6乃至図11に示すように、下部支柱24A、24B、24C、24Dは第1板状部25と第2板状部26とを備えている。第1板状部25及び第2板状部26は共に上下方向に延びる平板である。第1板状部25及び第2板状部26の上下寸法は同一である。第1板状部25の一方の側縁部全体は第2板状部26の一方の側縁部全体に液密状態で接続している。互いに一体化している第1板状部25と第2板状部26は、平面視において略直交している。即ち、下部支柱24A、24B、24C、24Dの断面形状はL字形である。
図3に示すように、下部支柱24Aの上下方向の中央部と下部支柱24Bの上下方向の中央部とは、水平且つ金属製の中間連結部材27によって互いに連結されている。同様に、下部支柱24Cの上下方向の中央部と下部支柱24Dの上下方向の中央部とは、水平な中間連結部材27(図示略)によって互いに連結されている。
図4、図6、及び図7に示すように、下部支柱24Aの上端部と下部支柱24Dの上端部とは左右方向に延びる上部連結部材28によって連結されている。
上部連結部材28は、水平且つ平面視長方形の天井部28aと、天井部28aの一対の長辺からそれぞれ下方に延びる一対の長辺側壁部28bと、天井部28aの一対の短辺からそれぞれ下方に延びる一対の短辺側壁部28cと、を一体的に備えている。
図6及び図7に示すように、天井部28aの下面の左右両端部は下部支柱24Aの上端面と下部支柱24Dの上端面とにそれぞれ接触している。さらに、前方の長辺側壁部28bは下部支柱24Aの第1板状部25及び下部支柱24Dの第1板状部25の上端部に対して外側(前方)から対向している。さらに、右側の短辺側壁部28cは下部支柱24Aの第2板状部26の上端部に対して右側から対向しており、且つ、左側の短辺側壁部28cは下部支柱24Dの第2板状部26の上端部に対して左側から対向している。
さらに上部連結部材28は下部支柱24A及び下部支柱24Dの上端部に対して固定されている。
なお、下部支柱24B及び下部支柱24Cの上端部も、下部支柱24Aと下部支柱24Dとを連結する上部連結部材28とは別の上部連結部材28(後方の上部連結部材28)によって連結されている。この後方の上部連結部材28は、下部支柱24A及び下部支柱24Dと同様の態様で、下部支柱24Bと下部支柱24Cとを連結している。
図2、図3、図5、及び図6乃至図11に示すように、金属製の仕切板36は、平板状且つ平面視長方形の基板部37を備えている。基板部37の外周縁部は一対の第1縁部37aと一対の第2縁部37bとを有している。さらに仕切板36は、各第1縁部37aからそれぞれ上方に延びる一対の長辺側壁部38と、各第2縁部37bからそれぞれ上方に延びる一対の短辺側壁部39と、を備えている。図6乃至図11に示すように、隣接する長辺側壁部38と短辺側壁部39の端部同士は互いに連続していない。換言すると、長辺側壁部38と短辺側壁部39の対向端部の間には隙間からなる液体排出部36aが形成されている。
仕切板36は、基板部37の下面の前縁部が前方の上部連結部材28の天井部28aの上面に載せられ且つ基板部37の下面の後縁部が後方の上部連結部材28の天井部28aの上面に載せられた状態で前後の上部連結部材28に固定されている。そして仕切板36が前後の上部連結部材28に固定されると、前方の長辺側壁部38の前面が前方の上部連結部材28の前方の長辺側壁部28bの前面と同一平面上に位置し、且つ、後方の長辺側壁部38の後面が後方の上部連結部材28の後方の長辺側壁部28bの後面と同一平面上に位置する。さらに、右側の短辺側壁部39の右側面が下部支柱24A及び下部支柱24Bの第2板状部26の右側面と同一平面上に位置し、且つ、左側の短辺側壁部39の左側面が下部支柱24C及び下部支柱24Dの第2板状部26の左側面と同一平面上に位置する。
また、図9及び図11に示すように、平面視で下部支柱24Aの第1板状部25が仕切板36の前方の第1縁部37aと平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24Aの第2板状部26が仕切板36の右方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。さらに図10に示すように、平面視で下部支柱24Bの第1板状部25が仕切板36の後方の第1縁部37aと平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24Bの第2板状部26が仕切板36の右方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。
さらに、図示は省略してあるが、平面視で下部支柱24C、24Dの第1板状部25が仕切板36の対応する第1縁部37aとそれぞれ平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24C、24Dの第2板状部26が仕切板36の左方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。
さらに図7に示すように、上部筐体40の4つの角部には上下方向に延びる4本の上部支柱41が設けられている。各上部支柱41は金属製のプレス成形品である。
各上部支柱41の断面形状はL字形である。即ち、各上部支柱41は、下部支柱24A、24B、24C、24Dの第1板状部25に対応する第1板状部41aと、第2板状部26に対応する第2板状部41bと、を備えている。さらに第1板状部41aと第2板状部41bの接続部(角部)の下端部には液体排出部36aと略同じ大きさの切欠部41cが形成されている。
4本の上部支柱41は、それぞれの下端面が仕切板36の基板部37に接触し、第1板状部41aの外面の下端部が対応する長辺側壁部38の内面に接触し、且つ第2板状部41bの外面の下端部が対応する短辺側壁部39の内面に接触する態様で、仕切板36に固定されている。
図1、図2、図3、及び図8乃至図11に示すように、下部筐体20は、矩形枠体22、下部支柱24A、24B、24C、24D、及び上部連結部材28に対して着脱可能な第1パネル30、第1パネル31、第2パネル32をそれぞれ2枚ずつ備えている。
下部筐体20の下部支柱24Aと下部支柱24Dとの間の側面の一部、及び、下部支柱24Bと下部支柱24Cとの間の側面の一部は、それぞれ側面視略長方形の第1パネル30によって着脱可能に塞がれている。
金属板である第1パネル30は、平板状の基板部30aと、基板部30aの一方の側縁部に設けられ且つ平面視において基板部30aに対して直交する折返部30bと、を一体的に備えている。
さらに図2、図3、図7、及び図9に示すように、各基板部30aの内面の折返部30b側の側縁部近傍の上端部を除く部位全体には第1縦方向パッキン33Aが固定されている。第1縦方向パッキン33Aは弾性材料によって構成されている。第1縦方向パッキン33Aは上下方向に延びており、且つ、その横断面形状は図9に示す長方形である。
また、図2、図3、及び図7乃至図9に示すように、各基板部30aの内面の上縁部の折返部30b側の端部を除く部位全体には横方向パッキン34Aが固定されている。横方向パッキン34Aは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Aは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は図7に示す長方形である。図7及び図11に示すように、第1縦方向パッキン33Aの上端面は横方向パッキン34Aの下端面に接触している。さらに第1縦方向パッキン33Aの折返部30b側の側面及び横方向パッキン34Aの折返部30b側の側面は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第1縦方向パッキン33Aの内面(下部支柱24A、24Cとの対向面)及び横方向パッキン34Aの内面(仕切板36の長辺側壁部38との対向面)は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。
第1縦方向パッキン33A及び横方向パッキン34Aと一体化した2枚の第1パネル30のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24A、及び前方の上部連結部材28に、例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24C、及び後方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定されている。各第1縦方向パッキン33Aの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24A、24Cの第1板状部25及び対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bに液密状態で接触し且つ横方向パッキン34Aの内面が弾性変形しながら対応する長辺側壁部38の外面に液密状態で接触する。このとき、第1縦方向パッキン33Aの内面の下端は対応する下部支柱24A、24Cの第1板状部25の下端と同じ高さに位置し、且つ、第1縦方向パッキン33Aの内面の上端は対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bの上端と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Aの内面の下端は長辺側壁部38の外面の下端と同じ高さに位置し、且つ、横方向パッキン34Aの内面の上端は長辺側壁部38の上端より上方に位置する。さらに図9及び図11に示すように折返部30bは短辺側壁部39と平行になる。さらに、図7に示すように、横方向パッキン34Aの一方の端部は下部支柱24A(及び下部支柱24C)の液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
図2、図3、及び図10に示すように、下部筐体20の下部支柱24Aと下部支柱24Dとの間の側面の一部、及び、下部支柱24Bと下部支柱24Cとの間の側面の一部は、それぞれ側面視略長方形の第1パネル31によって着脱可能に塞がれている。
金属板である第1パネル31は、平板状の基板部31aと、基板部31aの一方の側縁部(隣接する第1パネル30と反対側の側縁部)に設けられ且つ平面視において基板部31aに対して直交する折返部31b(図10参照)と、を一体的に備えている。各基板部31aの左右寸法は各基板部30aより短い。
さらに図2及び図10に示すように、各基板部31aの内面の折返部31b側の側縁部近傍の上端部を除く部位全体には第1縦方向パッキン33Bが固定されている。第1縦方向パッキン33Bは弾性材料によって構成されている。第1縦方向パッキン33Bは第1縦方向パッキン33Aと同一形状である。
また、図2に示すように、各基板部31aの内面の上縁部の折返部31b側の端部を除く部位全体には横方向パッキン34Bが固定されている。横方向パッキン34Bは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Bは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は横方向パッキン34Aと同一である。但し、横方向パッキン34Bの全長は横方向パッキン34Aより短い。図示は省略してあるが、第1縦方向パッキン33Bの上端面は横方向パッキン34Bの下面に接触している。さらに第1縦方向パッキン33Bの折返部31b側の側面及び横方向パッキン34Bの折返部31b側の側面は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第1縦方向パッキン33Bの内面(下部支柱24B、24Dとの対向面)及び横方向パッキン34Bの内面(仕切板36の長辺側壁部38との対向面)は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。
第1縦方向パッキン33B及び横方向パッキン34Bと一体化した2枚の第1パネル31のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24D、及び前方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24B、及び後方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定されている。各第1縦方向パッキン33Bの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24B、24Dの第1板状部25及び対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bに液密状態で接触し、且つ、横方向パッキン34Bの内面は弾性変形しながら対応する長辺側壁部38の外面に液密状態で接触する。このとき、第1縦方向パッキン33Bの内面の下端は対応する下部支柱24B、24Dの第1板状部25の下端と同じ高さに位置し、且つ、第1縦方向パッキン33Bの内面の上端は対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bの上端と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Bの内面の下端は長辺側壁部38の外面の下端と同じ高さに位置し、且つ、横方向パッキン34Bの内面の上端は長辺側壁部38の上端より上方に位置する。さらに図10に示すように第1パネル31の折返部31bは短辺側壁部39と平行になる。さらに、図示は省略してあるが、横方向パッキン34Bの一方の端部は下部支柱24B、24Dの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
さらに各第1パネル31の隣接する第1パネル30側の側端面は、隣接する第1パネル30の第1パネル31側の側端面との間に微小隙間を形成しながら、隣接する第1パネル30と対向する。
さらに図2、図3、及び図8乃至図11に示すように、下部筐体20の下部支柱24Aと下部支柱24Bとの間、及び、下部支柱24Cと下部支柱24Dとの間は、それぞれ側面視略長方形の第2パネル32によって着脱可能に塞がれている。
金属板である第2パネル32は、平板状の基板部32aと、基板部32aの両方の側縁部に設けられ且つ平面視において基板部32aに対して直交する一対の折返部32bと、を一体的に備えている。
さらに図2及び図9乃至図11に示すように、各基板部32aの内面の両方の側縁部の上端部を除く部位全体及び各折返部32bの上端部を除く部分全体には第2縦方向パッキン33C、33Dがそれぞれ固定されている。第2縦方向パッキン33C、33Dは弾性材料によって構成されている。第2縦方向パッキン33Cの横断面形状は図9乃至図11に示す長方形である。第2縦方向パッキン33Dは第2縦方向パッキン33Cと同一形状である。第2縦方向パッキン33C、33Dが自由状態にあるとき、第2縦方向パッキン33C、33Dの基板部32aと反対側の面よりも折返部32bの先端面が基板部32a側に位置する。
また、図2、図3、図7、及び図11に示すように、各基板部32aの内面の上縁部全体及び各折返部32bの上端部には横方向パッキン34Cが固定されている。横方向パッキン34Cは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Cは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は図7に示す長方形である。図7及び図11に示すように、第2縦方向パッキン33C、33Dの上端面は横方向パッキン34Cの下面にそれぞれ接触している。さらに第1縦方向パッキン33Cの前面及び横方向パッキン34Cの前面は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。同様に、第1縦方向パッキン33Dの後面及び横方向パッキン34Cの後面は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第2縦方向パッキン33C、33Dの内面(下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26との対向面)及び横方向パッキン34Cの内面(仕切板36の短辺側壁部39との対向面)は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。即ち、自由状態にあるとき、横方向パッキン34Cの基板部32aと反対側の面よりも折返部32bの先端面が基板部32a側に位置する。
第2縦方向パッキン33C、33D、及び横方向パッキン34Cと一体化した2枚の第2パネル32のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24A、24B、及び前後の上部連結部材28の右端面に例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24C、24D、及び前後の上部連結部材28の左端面に例えばビスを用いて固定されている。各第2縦方向パッキン33C、33Dの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26、前後の上部連結部材28、及び対応する短辺側壁部39に液密状態で接触し、且つ、横方向パッキン34Cの内面は弾性変形しながら対応する短辺側壁部39の外面に液密状態で接触する。このとき、第2縦方向パッキン33C、33Dの内面の下端は対応する下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26の下端と同じ高さに位置し、且つ、第2縦方向パッキン33C、33Dの内面の上端は対応する短辺側壁部39の外面の上下方向の中央部と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Cの内面の下端は短辺側壁部39の外面の上下方向の中央部と同じ高さに位置し且つ横方向パッキン34Cの内面の上端は短辺側壁部39の上端より上方に位置する。さらに図9乃至図11に示すように、各折返部32bの先端面は短辺側壁部39の外面に接触する。さらに、図7に示すように、各横方向パッキン34Cの一方の端部は下部支柱24A、224Cの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。同様に、図示は省略してあるが、各横方向パッキン34Cの他方の端部は下部支柱24B、24Dの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
さらに図8、図9、及び図11に示すように、第2パネル32の一方の折返部32bが、第1パネル30の折返部30bと微小隙間を形成しながら対向する。その結果、下部支柱24Aの第1板状部25及び第2板状部26と、上部支柱41の第1板状部41a及び第2板状部41bと、第1縦方向パッキン33Aと、第2縦方向パッキン33Cと、折返部32bと、横方向パッキン34Aの一方の端部と、横方向パッキン34Cの一方の端部と、基板部30aの折返部30b側の側縁部と、折返部30bと、によって囲まれた空間が、上下方向に延び且つ対応する液体排出部36aと連通する排水路DCを形成する。この排水路DCの下端は開口している。同様に、図示は省略してあるが、下部支柱24Cの第1板状部25及び第2板状部26と、上部支柱41の第1板状部41a及び第2板状部41bと、第1縦方向パッキン33Aと、第2縦方向パッキン33Cと、折返部32bと、横方向パッキン34Aの一方の端部と、横方向パッキン34Cの一方の端部と、基板部30aの折返部30b側の側縁部と、折返部30bと、によって囲まれた空間が、上下方向に延び且つ対応する液体排出部36aと連通する排水路DCを形成する。この排水路DCの下端は開口している。
さらに図10に示すように、第2パネル32の他方の折返部32bが、第1パネル31の折返部31bと微小隙間を形成しながら対向する。その結果、図10に示すように、下部支柱24Bの第1板状部25及び第2板状部26と、上部支柱41の第1板状部41a及び第2板状部41bと、第1縦方向パッキン33Bと、第2縦方向パッキン33Dと、折返部32bと、横方向パッキン34Bの一方の端部と、横方向パッキン34Cの他方の端部と、基板部31aの折返部31b側の側縁部と、折返部31bと、によって囲まれた空間が、上下方向に延び且つ対応する液体排出部36aと連通する排水路DCを形成する。この排水路DCの下端は開口している。同様に、図示は省略してあるが、下部支柱24Dの第1板状部25及び第2板状部26と、上部支柱41の第1板状部41a及び第2板状部41bと、第1縦方向パッキン33Bと、第2縦方向パッキン33Dと、折返部32bと、基板部31aの折返部31b側の側縁部と、折返部31bと、によって囲まれた空間が、上下方向に延び且つ対応する液体排出部36aと連通する排水路DCを形成する。この排水路DCの下端は開口している。
続いて空気調和装置10の動作について説明する。
空気調和装置10が作動すると、制御手段51からの指令によりファンモータが回転し、さらにファン65が回転する。すると、図5に示すように、室外熱交換器60及びラジエータ61の各フィンの間を通って上部筐体40の外側の空気が上部空間RU内へ流れ込む。さらに上部空間RUに流れた空気が天板40aの排気孔40bから天板40aの上方へ排気される。即ち、ファン65が回転すると図5に矢印で示した空気流が形成される。
空気調和装置10を暖房モードで作動させると、エンジン45の駆動力により圧縮機46が作動し、圧縮機46が冷媒管47の中の低圧ガス冷媒を圧縮して高温高圧ガス冷媒を生成する。そして、圧縮機46が生成した高温高圧ガス冷媒を冷媒管47の一方側へ吐出する。するとこの高温高圧ガス冷媒は冷媒管47を流れて室内機側熱交換器に流入する。室内機側熱交換器に流入した高温高圧ガス冷媒は室内機側熱交換器内を通る間に上記建物の室内に熱を吐き出して凝縮する。即ち、室内機側熱交換器は暖房時に凝縮器として機能する。このとき高温高圧ガス冷媒から吐き出された熱によって建物の室内の空気が暖められる。室内に熱を吐き出して凝縮した冷媒は一部が液化し、さらに冷媒管47に設けられた膨張弁で膨張することにより蒸発しやすいように低圧化される。
さらにエンジン45が作動すると、エンジン45で発生した高温の排気ガスが排気ガス送出管50を通り抜けて排気用熱交換器53の内部へ供給される。するとこの排気ガスは、上記排気手段を介して筐体16の外側に排気される。
また、空気調和装置10が暖房モードで作動するとき、制御手段51からの指令により動作する冷却水用ポンプの動力によって冷却水が冷却水管48内を流れる。さらに制御手段51が上記切換弁を制御することにより、切換弁が冷却水を第一分岐路側にのみ流す第一切換状態となる。
そのため冷却水は排気用熱交換器53の内部を流れる。従って、排気ガスが排気用熱交換器53の内部を通り抜ける間に、排気ガスの熱が冷却水管48(第一分岐路)から冷却水管48内の冷却水に吸収される。さらに、排気ガスの熱が、フィン及び冷却水管48を介して、冷却水管48内の冷却水に吸収される。
さらに、冷却水管48内の冷却水は、エンジン45の内部を通過することにより加熱される。
さらに、このようにして加熱された冷却水は、第一分岐路に設けられたエンジン排熱回収器へ流れる。そのため、冷却水の熱がエンジン排熱回収器において冷媒管47内の低圧化された冷媒へ伝わる。即ち、冷却水の排熱によって冷媒を温める。
このように空気調和装置10が暖房モードで作動するとき、排気ガスの熱は上記建物の室内を暖房するために利用される。
エンジン排熱回収器を通った冷媒管47の冷媒は室外熱交換器60の冷媒用チューブへ流入する。
すると冷媒が冷媒用チューブを流れている間に、ファン65によって形成され且つ室外熱交換器60及びラジエータ61の各フィンの間の隙間を流れる空気流の熱の一部が、冷媒用チューブによって直接又はフィンを介して冷媒用チューブによって吸熱され、この熱が冷媒用チューブ内の冷媒へ伝わる。このように室外熱交換器60は暖房時に蒸発器として機能する。
外気の熱を奪って蒸発した冷媒は一部が気化し、さらにアキュムレータに導入される。アキュムレータに導入された冷媒は気液分離され、低温低圧のガス冷媒のみが取り出されて圧縮機46に戻される。
このような冷媒の循環サイクルが繰り返されることにより室内暖房が継続される。
ところで、上述のように空気調和装置10が暖房モードで作動するとき室外熱交換器60は蒸発器として機能する。即ち、暖房時に室外熱交換器60(ラジエータ61)の周囲でドレン水が発生することがある。発生したドレン水は、ファン65が形成した空気流によって上部空間RUに流入し且つ重力によって仕切板36の基板部37の上面に落下する。
さらに上部筐体40の天板40aには排気孔40bが形成されているため、例えば雨が降っている場合は、雨水が排気孔40bを介して上部空間RUに流入し且つ重力によって仕切板36の基板部37の上面に落下することがある。
そして、仕切板36の基板部37の上面に溜まったドレン水及び/又は雨水(以下、ドレン水及び雨水を単に「水」と称する)の量がある程度の量になると、水が仕切板36の4つの液体排出部36a(上部支柱41の第1板状部41a)のいずれか1つに流れる。すると水は液体排出部36aから対応する排水路DCへ流れる。排水路DCへ流れた水は、重力によって落下し、且つ、排水路DCの下端開口から室外機15の外側に排出される。
弾性材料からなる第1縦方向パッキン33A、33B及び第2縦方向パッキン33C、33Dが弾性変形しながら液密状態で下部支柱24A、24B、24C、24D及び上部連結部材28に接触している。従って、排水路DCへ流れた水の下部空間RDへの進入が下部支柱24A、24B、24C、24Dと、上部連結部材28と、第1縦方向パッキン33A、33Bと、第2縦方向パッキン33C、33Dと、によって阻止される。そのため、仕切板36の液体排出部36aから外周側に排出された水が、下部空間RDに流れて例えばエンジン45及び圧縮機46に付着するおそれはない。
さらに、各第2パネル32の一方の折返部32bと第1パネル30の折返部30bとの間の隙間は微小であり、且つ、各第2パネル32の他方の折返部32bと第1パネル31の折返部31bとの間の隙間は微小である。従って、各排水路DCへ流れた水が、これらの隙間から室外機15の外側へ排出されるおそれは小さい。
さらに横方向パッキン34A及び横方向パッキン34Bが弾性変形しながら液密状態で仕切板36の長辺側壁部38の外面に接触し、且つ、横方向パッキン34Cが弾性変形しながら液密状態で仕切板36の短辺側壁部39の外面に接触している。
そのため、仕切板36の基板部37に溜まった水が長辺側壁部38を乗り越えることが、横方向パッキン34A及び横方向パッキン34Bによって阻止される。従って、仕切板36の基板部37に溜まった水が長辺側壁部38を乗り越えて、長辺側壁部38と第1パネル30及び/または第1パネル31との間から基板部37の下方へ流れ且つ下部空間RDに向かうおそれはない。
同様に、仕切板36の基板部37に溜まった水が短辺側壁部39を乗り越えることが、横方向パッキン34Cによって阻止される。従って、仕切板36の基板部37に溜まった水が短辺側壁部39を乗り越えて、短辺側壁部39と第2パネル32との間から基板部37の下方へ流れ且つ下部空間RDに向かうおそれはない。
さらに下部支柱24A、24B、24C、24Dは第1板状部25及び第2板状部26のみを備えている。換言すると、下部支柱24A、24B、24C、24Dは筒状部材ではない。
そのため、下部支柱24A、24B、24C、24Dを金属製のプレス成形品とすることが可能である。従って、下部支柱24A、24B、24C、24D(及び筐体16)の製造コストを低くすることが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるべきものではない。
例えば、第1縦方向パッキン33A、第1縦方向パッキン33B、第2縦方向パッキン33C、第2縦方向パッキン33D、横方向パッキン34A、横方向パッキン34B、及び横方向パッキン34Cのいずれか一つを、弾性を有さない材料により構成してもよい。
第1パネル30と第1パネル31とに対応するパネルを単一のパネルにより構成してもよい。
この場合は、横方向パッキン34Aと横方向パッキン34Bとに対応するパッキンを単一のパッキンにより構成してもよい。
第1縦方向パッキン33A及び横方向パッキン34Aの少なくとも一方を第1パネル30(又は上記単一パネル)とは別体にしてもよい。この場合、第1パネル30(又は上記単一パネル)と別体の第1縦方向パッキン33Aは、例えば接着により下部支柱24A、24Cの第1板状部25に固定される。また、第1パネル30(又は上記単一パネル)とは別体の横方向パッキン34Aは、例えば接着により仕切板36の長辺側壁部38に固定される。
同様に、第1縦方向パッキン33B及び横方向パッキン34Bの少なくとも一方を第1パネル31(又は上記単一パネル)とは別体にしてもよい。この場合、第1パネル31(又は上記単一パネル)と別体の第1縦方向パッキン33Bは、例えば接着により下部支柱24B、24Dの第1板状部25に固定される。また、第1パネル31(又は上記単一パネル)とは別体の横方向パッキン34Bは、例えば接着により仕切板36の長辺側壁部38に固定される。
同様に、第2縦方向パッキン33C、33D、及び横方向パッキン34Cの少なくとも1つを第2パネル32とは別体にしてもよい。この場合、第2パネル32と別体の第2縦方向パッキン33Cは、例えば接着により下部支柱24A、24Cの第2板状部26に固定される。また、第2パネル32とは別体の第2縦方向パッキン33Dは、例えば接着により下部支柱24B、24Dの第2板状部26に固定される。また、第2パネル32とは別体の横方向パッキン34Cは、例えば接着により仕切板36の短辺側壁部39に固定される。
下部筐体20の全ての角部に排水路DCを形成する必要はない。換言すると、下部筐体20の角部の中の少なくとも一つに排水路DCを形成してもよい。
上記実施形態では、上部連結部材28を介して、下部支柱24A、24B、24C、24Dが仕切板36を間接的に支持している。
しかし、上部連結部材28を省略して、下部支柱24A、24B、24C、24Dにより仕切板36を直接的に支持してもよい。
10・・・空気調和装置、15・・・室外機、20・・・下部筐体、24A、24B、24C、24D・・・下部支柱、25・・・第1板状部、26・・・第2板状部、30・・・第1パネル30、31・・・第1パネル31、32・・・第2パネル、33A、33B・・・第1縦方向パッキン(第1排水路形成部材)、33C、33D・・・第2縦方向パッキン(第2排水路形成部材)、34A、34B、34C・・・横方向パッキン、36・・・仕切板、36a・・・液体排出部、37・・・基板部、37a・・・第1縁部、37b・・・第2縁部、38・・・長辺側壁部、39・・・短辺川壁部、60・・・室外熱交換器、61・・・ラジエータ、65・・・ファン、RD・・・下部空間、RU・・・上部空間、DC・・・排水路。

Claims (4)

  1. 空気調和装置の一部を構成する室外機の筐体の下部の複数の角部の構成部材である上下方向に延びる複数の下部支柱と、
    複数の前記下部支柱の上端部によって支持され且つ前記筐体の内部空間を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板と、
    を備え、
    共に前記仕切板の外周縁部の一部をなす第1縁部と第2縁部とが交差する部位に、前記仕切板上の液体を前記仕切板の外周側に排出可能な液体排出部が設けられ、
    少なくとも一つの前記下部支柱が、
    平面視において前記第1縁部と平行をなす第1板状部と、
    平面視において前記第2縁部と平行をなし且つ自身の一つの側縁部が前記第1板状部の一つの側縁部と接続する第2板状部と、
    を備え、
    前記第1板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第1排水路形成部材を接触させ、
    前記第2板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第2排水路形成部材を接触させた、空気調和装置の室外機。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置の室外機において、
    前記筐体が、前記筐体の外面を構成し且つ前記下部支柱に対して着脱可能である第1パネル及び第2パネルを備え、
    前記第1パネルの内面に前記第1排水路形成部材が固定され且つ前記第2パネルの内面に前記第2排水路形成部材が固定された、空気調和装置の室外機。
  3. 請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外機において、
    前記第1パネルの一つの側縁部と前記第2パネルの一つの側縁部とが、前記仕切板の前記液体排出部の外周側において対向する、空気調和装置の室外機。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の空気調和装置の室外機において、
    前記第1排水路形成部材及び前記第2排水路形成部材の少なくとも一方が弾性体である、空気調和装置の室外機。
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