JP2019018359A - 液体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一のセンサで液体供給装置の状態を把握することができる液体供給装置を提供する。
【解決手段】液体供給装置1は、液体が詰められる容器4と、容器に詰められた液体を吸い上げる第1チューブ6と、容器から吸い上げられた前記液体を液体供給部へ供給する第2チューブ8と、が接続されたポンプ7と、第1チューブと連結された第1接続部5aと、容器に設けられ、第1接続部と脱着可能に設けられた第2接続部5bと、第1接続部に加わる荷重に基づいて、所定量以上の液体が詰められた容器が備える第2接続部が第1接続部と接続されている状態であることを示す重量検知センサと、を備える。
【選択図】図1

Description

本明細書開示の発明は、液体供給装置に関する。
従来、タンク内のインクの量に応じて作動する可動レバーの動きをフルセンサとエンプティセンサで検知してタンク内のインク量を把握することが提案されている(特許文献1参照)。また、インクカートリッジの重量に応じて回転傾斜するカートリッジ設置台の変位量に基づいて、インクカートリッジの設置とインク量の減少とを検知することが提案されている(特許文献2参照)。
国際公開WO2008/102656号公報 実開昭58−84264号公報
ところで、例えば、インクジェットプリンタにおいて、インクやプリンタヘッドのメンテナンス液等の液体を所望の供給場所に送る場合、液体を吸い上げる装置側の接続部と液体が詰められた容器側の接続部とを接続することがある。このような装置では、接続部の接続が適切に行われているか否かを把握することが望まれる。また、容器内の液体が減り、その交換が必要であるか否かを把握することも求められる。しかしながら、特許文献1では、容器内の液体(インク)の量を把握するものであり、容器自体が適切に装置に設置されたか否かを把握することは行っていない。また、特許文献2も、容器が液体を吸い上げることができる状態に適切に装置に設置されたか否かを判断することは想定していない。特許文献1や特許文献2を用い、容器が適切に装置に設置されたか否か、容器内の液体が所定量減ったか否か等を把握するためには、センサを増設しなければならない。センサの増設は、構造が複雑になると共に、コスト高となる。
1つの側面では、本明細書開示の液体供給装置は単一のセンサで液体供給装置の状態を把握することを課題とする。
本明細書開示の液体供給装置は、液体が詰められる容器と、前記容器に詰められた液体を吸い上げる第1チューブと、前記容器から吸い上げられた前記液体を液体供給部へ供給する第2チューブと、が接続されたポンプと、前記第1チューブと連結された第1接続部と、前記容器に設けられ、前記第1接続部と脱着可能に設けられた第2接続部と、前記第1接続部に加わる荷重に基づいて、所定量以上の液体が詰められた前記容器が備える前記第2接続部が前記第1接続部と接続されている状態であることを示す重量検知センサと、を、備える。
本明細書開示の液体供給装置によれば、単一のセンサで液体供給装置の状態を把握することができる。
図1は実施形態の液体供給装置の斜視図である。 図2は実施形態の液体供給装置のブロック図である。 図3はプリンタヘッドの内部構造を模式的に示す説明図である。 図4は重量検知センサの側面図である。 図5(A)は実施形態の容器を示す説明図であり、図5(B)は他の容器を示す説明図である。 図6は実施形態の液体供給装置の制御の一例を示すフローチャートである。 図7は容器が備える第2接続部が装置側の第1接続部と接続していない状態を示す説明図である。 図8は容器が備える第2接続部が装置側の第1接続部と接続した状態を示す説明図である。 図9は容器内の液体が減った状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(実施形態)
まず、図1乃至図4を参照しつつ、実施形態の液体供給装置1の概略構成について説明する。図1は実施形態の液体供給装置の斜視図である。図2は実施形態の液体供給装置のブロック図である。図3はプリンタヘッドの内部構造を模式的に示す説明図である。図4は重量検知センサの側面図である。
液体供給装置1は、制御部2と、容器4と、重量検知センサ3と、ポンプ7とを備える。本実施形態の液体供給装置1は、インクジェットプリンタのプリンタヘッド9のメンテナンス液をプリンタヘッド9へ供給するための装置である。すなわち、本実施形態において、プリンタヘッド9は液体供給部に相当する。容器4には、メンテナンス液が詰められている。容器4は、メンテナンス液が空になったと判断できる程度に、詰められているメンテナンス液が減ったと判断されると交換される。プリンタヘッド9は、インクジェットプリンタ、特に産業用のインクジェットプリンタに用いられる。産業用のインクジェットプリンタでは、長期間使用しない場合、プリンタヘッド9の目詰まりを防止するため、一般に内部のインクをメンテナンス液へ置換されることが推奨される。本実施形態では、このようなメンテナンス液を取り扱う。メンテナンス液は、固化しやすい顔料をインクから抜いた成分で、主に界面活性剤や、不凍液、pH調整剤などが添加されている。
容器4は、接続部5を介してポンプ7と接続される。ポンプ7には、容器4に詰められたメンテナンス液を吸い上げる第1チューブ6と、容器4から吸い上げられたメンテナンス液をプリンタヘッド9へ供給する第2チューブ8が接続されている。
容器4内には、脱気されたメンテナンス液が詰め込まれる。本実施形態の容器4は、アルミパックが採用されている。アルミパックを用いることで、メンテナンス液が脱気された状態が継続し易くなる。また、容器4内のメンテナンス液をポンプ7で吸い上げたときに、容器4が萎むため、容器4に空気の流入口が不要となる。プリンタヘッド9への気泡の導入は吐出不良を回避する観点から避けるべきであるが、本実施形態のような容器4を用いることで、メンテナンス液への気泡の混入、ひいては、プリンタヘッド9内への気泡の浸入を抑制することができる。本実施形態の容器4は、開封前の状態で250ml入りとなっている。
第1チューブ6には、肘状連結部材11を介して接続部5に含まれる第1接続部5aが連結されている。より具体的に、第1チューブ6の一端が肘状連結部材11に接続され、第1接続部5aに設けられた第1パイプ部5a1が肘状連結部材11に接続されることで、第1チューブ6と第1接続部5aとが繋がれている。第1チューブ6は、液体供給装置1がインクジェットプリンタへ設置された状態において、概ね、水平方向に延設されている。肘状連結部材11は、メンテナンス液が流れる方向をほぼ90°変更する。このため、第1接続部5aが備える第1パイプ部5a1は、液体供給装置1がインクジェットプリンタへ設置された状態において、概ね、鉛直方向、すなわち、荷重方向に延設された状態となっている。第1チューブ6の端部は、後に詳説する腕状部材13の先端部に設けられた荷重部13bに取り付けられている。肘状連結部材11は、荷重部13bよりも前方向に迫り出した状態となる。これにより、第1接続部5aは、腕状部材13に対し、懸下された状態となっている。そして、第1接続部5aに加わる重量が荷重部13bに作用する。
本実施形態における第1チューブ6は、耐久性、耐薬性を考慮して、ポリオレフィン系の材料で形成されており、外径6mm、長さ約200mmとされている。第1チューブ6の材質として、フッ素系の材料を用いてもよい。ここで、ポリオレフィン系やフッ素系の材料は硬質であることを考慮して第1チューブ6の長さを決定する。すなわち、第1チューブ6が第1接続部5aの上下動を妨げないように、第1チューブ6を水平に配し、荷重部13bからポンプ7までの距離を長めに取って、第1接続部5aが上下動できるだけの可撓性を確保している。
第2チューブ8は、プリンタヘッド9に接続されている。図3を参照すると、プリンタヘッド9は、多数の吐出孔9a1を備えたノズル部9aを備える。また、プリンタヘッド9は、インク溜り9bを備える。インク溜り9bには、入口9b1と出口9b2が設けられている。第2チューブ8は、入口9b1に接続されている。インクジェットプリンタが使用可能状態であるときは、インク溜り9bには、インクが貯留されているが、インクジェットプリンタを長期間使用しないような場合には、インクとメンテナンス液を入れ替える。液体供給装置1は、このメンテナンス液の供給を行う。
容器4の口部4aには、第2接続部5bが設けられている。第2接続部5bは、一端側に口部4aに取り付けられた第2パイプ部5b1を備えている。第2接続部5bは、第1接続部5aとともに接続部5となる。第2接続部5bは、第1接続部5aに対して脱着自在とされており、メンテナンス液の供給の際に、第1接続部5aと接続されることで、容器4が液体供給装置1に装着され、容器4と第1チューブ6とが連結される。
重量検知センサ3は、第1接続部5aに加わる荷重に基づいて、所定量以上の液体が詰められた容器4が備える第2接続部5bが第1接続部5aと接続されている状態であることを示す。本実施形態の重量検知センサ3は、マイクロスイッチを採用している。重量検知センサ3は、所定量以上のメンテナンス液が詰められた容器4が備える第2接続部5bが第1接続部5aと接続されている状態であるときに、入り状態となる。また、所定量よりも少ないメンテナンス液が詰められた容器4が備える第2接続部5bが第1接続部5aと接続されている状態であるとき、及び、第1接続部5aから第2接続部5bが取り外された状態であるときに切り状態となる。本実施形態の液体供給装置1は、この単一の重量検知センサ3によってその状態が把握される。
図4を参照すると、重量検知センサ3は、本体部3aに押圧可能に設けられたボタン部3bを備える。重量検知センサ3は、ボタン部3bが本体部3aの内側に向かって押圧されると、入り状態となる。一方、このような押圧が解除されると、切り状態となる。ボタン部3bは、揺動可能に設けられたレバー部3cの下側に配置されており、レバー部3cが本体部3aに近づく動作をしたときに、押圧される。本体部3aには、制御部2と接続されるケーブル3dの一端が取り付けられている。
図1を参照すると、液体供給装置1は、フレーム部12を備える。フレーム部12は、インクジェットプリンタに固定することができる。フレーム部12には、軸支部13aによって揺動可能に設けられた腕状部材13が装着されている。なお、図1では、説明の都合上、軸支部13aが取り付けられる箇所は省略されている。
腕状部材13は、下側に重量検知センサ3のレバー部3cの先端部が当接するように配置されている。腕状部材13は、軸支部13aを支点として前方側が下方へ押し下げられることにより、レバー部3cを押圧する。腕状部材13の先端部には、荷重部13bが設けられており、第1チューブ6の先端部が取り付けられている。第1チューブ6には、肘状連結部材11を介して容器4が接続されるので、容器4の重量が荷重部13bに作用する。
腕状部材13は、軸支部13aが設けられた位置から下方に延びた位置にコイルバネ14の一端が取り付けられている。コイルバネ14は、弾性部材の一例であり、腕状部材13をボタン部3bの突出を許容する側に付勢している。すなわち、コイルバネ14は、重量検知センサ3を切り状態とする側へ腕状部材13を付勢している。コイルバネ14の他端は、フレーム部12に取り付けられている。コイルバネ14の付勢力は、予め定められた容器4内のメンテナンス液の所定量に応じて設定する。本実施形態では、接続部5に懸下した状態となる容器4内のメンテナンス液を使い切った状態となったときに、腕状部材13を上方へ跳ね上げることができるようにコイルバネ14の付勢力が設定されている。すなわち、本実施形態における所定量は、容器4内のメンテナンス液を使い切ったと判断できる量に設定されている。
液体供給装置1は、制御部2を備える。制御部2は、重量検知センサ3と、ポンプ7とに電気的に接続されている。制御部2は、計時部2aを備える。計時部2aは、ポンプ7の駆動時間を計時する。制御部2は、計時部2aによって計時されたポンプ7の駆動時間と、重量検知センサ3の検知情報とに基づいて、異常判定を行うことができる。
制御部2は、重量検知センサ3が切り状態を示しているときに、その結果を、例えば、警告ランプの点灯により、オペレータに通知することができる。重量検知センサ3が切り状態を示しているとき、液体供給装置1は、容器4が接続されていないか、又は、容器4内のメンテナンス液を使い切った状態となっている。オペレータは、目視することで、容器4が接続されていないのか、メンテナンス液を使い切った状態であるのかを判断をすることができる。オペレータは、警告ランプを確認することで、ポンプ7の稼動開始前に液体供給装置1の状態を知ることができる。
また、重量検知センサ3が入り状態を示している状態からポンプ7を稼働させ、所定時間経過したにも関わらず、重量検知センサ3が切り状態に切り替わらないとき、制御部2は、ポンプ7の故障を警告する。
このように、本実施形態の液体供給装置1は、容器4が接続されていないこと、容器4内のメンテナンス液を使い切ったことの検出を単一の重量検知センサ3で行うことができる。また、この単一の重量検知センサ3と計時部2aとを組み合わせることで、ポンプ7が故障していることを検知することができる。
本実施形態の液体供給装置1は、ガイドホルダ15を備える。ガイドホルダ15は、容器4を支持するものであるが、重量検知センサ3による容器4の重量の検知に極力影響を与えないような状態で、容器4の姿勢を維持することができるように設けられている。ガイドホルダ15は、平行に対向配置された第1ガイド板15aと第2ガイド板15bを備える。そして、第1ガイド板15aと第2ガイド板15bの下端部を連結している底板15cを備えている。容器4は、例えば、最下点が底板15cに僅かに触れるようにガイドホルダ15に設置される。底板15cの位置は、容器4の重量が殆ど加わらないように調整されている。また、第1ガイド板15aと第2ガイド板15bも、容器4の姿勢を保つのみで、容器4の重量が極力加わることがないように設けられている。なお、ガイドホルダ15に保持された容器4の重量をより厳密に検知するためには、ガイドホルダ15による検知結果の影響を考慮してコイルバネ14の付勢力を設定すればよい。
ここで、図5(A)及び図5(B)を参照して、容器4について、説明する。図5(A)は実施形態の容器を示す説明図であり、図5(B)は他の容器を示す説明図である。容器4は、第2接続部5bが第1接続部5aと接続された状態となったときに、水平方向の寸法が垂直方向の寸法よりも大きい。すなわち、容器4は、いわゆる横長の形状を備えている。本実施形態の液体供給装置1は、図5(B)に示すようないわゆる縦長の容器50を用いることもできる。このような容器50であっても、重量検知センサ3によって接続部5による接続されたこと、メンテナンス液を使い切ったことを検知することができる。ただし、容器50のように縦長形状とした場合、メンテナンス液が下端部に偏在し、また、口部50aが設けられた上端部51近傍で容器50のアルミパックの表皮同士が密着してメンテナンス液の吸い出しが妨げられることが想定される。そこで、本実施形態では、図5(A)に示すような横長形状の容器4を採用している。容器4であれば、下端部が口部4aに近いため、容器4の全域からメンテナンス液を吸い出すことができる。なお、本実施形態の容器4は、上端部に口部4aを備えるが、口部4aは、図5(A)において、左側にオフセットさせて設けられている。このような容器4は、口部4aが設けられた左側を右側よりも若干下げた状態でガイドホルダ15に設置される。これは、容器4内に若干の気泡が混入していることを想定し、口部4aから遠い側の上端部に気泡を集め、口部4aから気泡が吸い出されないようにするためである。
つぎに、図6乃至図9を参照して液体供給装置1の動作の一例につき、説明する。図6は実施形態の液体供給装置の制御の一例を示すフローチャートである。図7は容器が備える第2接続部が装置側の第1接続部と接続していない状態を示す説明図である。図8は容器が備える第2接続部が装置側の第1接続部と接続した状態を示す説明図である。図9は容器内の液体が減った状態を示す説明図である。以下の例では、容量全量のメンテナンス液が詰め込まれている新品の容器4を設置して、メンテナンス液をプリンタヘッド9に供給することを想定している。なお、図7乃至図9において、ガイドホルダ15は省略されている。
ステップS1でオペレータは、送液開始指令を発するべく、液体供給装置1を操作する。なお、この送液開始指令に先立って、新品の容器4が設置されているものとする。図7を参照すると、容器4が設置されておらず、第1接続部5aと第2接続部5bとが分離した状態では、第1接続部5aに容器4の重量がかかっておらず、腕状部材13は跳ね上がった状態となっている。これにより、重量検知センサ3は、切り状態となっている。これに対し。図8に示すように、接続部5に容器4が懸下されると、容器4の重量によって荷重部13bが押し下げられ、この結果、重量検知センサ3が入り状態となる。
ステップS1に引き続いて行われるステップS2では、重量検知センサ3が入り状態(ON状態)となっているか否かが判断される。ステップS2の時点において、容量全量が詰め込まれている新品の容器4が設置されていることから、通常であれば、重量検知センサ3は入り状態となっており、ステップS2でYesと判断する。ところが、ステップS2でNoと判断したときは、ステップS3に進み、接続部5における接続異常であると判定する。ステップS3において、接続異常判定がされた場合は、処理は、終了となる。この際、制御部2は、警告ランプを点灯させて、警告する。警告を確認したオペレータは、接続部5の接続態を確認し、再度、ステップS1からの工程を行うことができる。なお、本実施形態では、送液開始指令に先立って、新品の容器4が設置されることを前提としているが、仮に、設置されている容器がエンプティ状態であるときも、ステップS2においてNoと判定される。本実施形態では、容器4がエンプティ状態と接続異常状態とを厳密には区別していない。そのため、警告ランプの点灯を確認したオペレータは、警告ランプの点灯の原因が接続部5の接続状態に起因するものなのか、容器4のエンプティ状態に起因するものであるのかを確認する。そして、容器4がエンプティ状態であったときは、新品の容器4を設置し、改めてステップS1からの処理を行う。
ステップS2でYesと判断したときは、ステップS4へ進む。ステップS4では、ポンプ7をスタートさせる。そして、ステップS5において、計時部2aによるポンプ駆動時間の計時を開始する。そして、ステップS6おいて、ポンプ7の駆動を開始してから予め定められたt秒が経過したか否かを判断する。ここで、t秒とは、ポンプ7が稼働することによって、容器4内のメンテナンス液の全量がプリンタヘッド9へ送液されるのに要する時間として設定された時間である。ステップS6でNoと判断したときは、ステップS6でYesと判断するまで、計時を継続する。
ステップS6でYesと判断したときは、ステップS7へ進む。ステップS7では、制御部2は、重量検知センサ3が切り状態(OFF状態)となっているか否かを判断する。ポンプ7が適切に稼動していれば、t秒の経過で、容器4の重量は軽くなり、図9に示すように、腕状部材13が跳ね上がって、重量検知センサ3は切り状態を示すようになる。しかしながら、t秒経過しているにも関わらず、重量検知センサ3が切り状態となっておらず、ステップS7でNoと判断したときは、ステップS8へ進み、異常判定を行う。ステップS8における異常判定は、主として、ポンプ7の故障であると考えられる。ステップS8において、異常判定がされた場合は、制御部2は、ステップS10において、ポンプ7を停止した後、処理は、終了となる。この際、制御部2は、警告ランプを点灯させて、警告する。警告を確認したオペレータは、ポンプ7の状態を確認し、再度、ステップS1からの工程を行うことができる。
ステップS7でYesと判断したときは、制御部2は、ステップS9で送液完了判定を行い、引き続いて、ステップS10でポンプ7を停止した後、処理は、終了となる。
以上説明したように、本実施形態の液体供給装置1は、単一の重量検知センサ3を備えているのみであるにもかかわらず、接続部5の接続異常、ポンプ異常及び送液完了を検知することができる。
本実施形態であれば、ポンプ7の稼動前に接続部5の接続異常を検知することができる。接続部5の接続異常を検知するためには、重量検知センサ3とは別個のセンサを接続部5に備えることも考えられるが、これはコスト増となり、接続部5の脱着の邪魔にもなる。また、液体が通過する接続部5にセンサを設置することは、センサの故障等の面からも好ましくない。
本実施形態であれば、このような不都合がなく、単一の重量検知センサ3によって液体供給装置1の状態を把握することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 液体供給装置
2 制御部
2a 計時部
3 重量検知センサ
3a 本体部
3b ボタン部
3c レバー部
3d ケーブル
4、50 容器
4a、50a 口部
5 接続部
5a 第1接続部
5a1 第1パイプ部
5b 第2接続部
5b1 第2パイプ部
6 第1チューブ
7 ポンプ
8 第2チューブ
9 プリンタヘッド
9b1 入口
9b2 出口
11 肘状連結部材
13 腕状部材
13a 軸支部
13b 荷重部
14 コイルバネ(弾性部材)

Claims (6)

  1. 液体が詰められる容器と、
    前記容器に詰められた液体を吸い上げる第1チューブと、前記容器から吸い上げられた前記液体を液体供給部へ供給する第2チューブと、が接続されたポンプと、
    前記第1チューブと連結された第1接続部と、
    前記容器に設けられ、前記第1接続部と脱着可能に設けられた第2接続部と、
    前記第1接続部に加わる荷重に基づいて、所定量以上の液体が詰められた前記容器が備える前記第2接続部が前記第1接続部と接続されている状態であることを示す重量検知センサと、
    を、備える液体供給装置。
  2. 前記重量検知センサは、所定量以上の液体が詰められた前記容器が備える前記第2接続部が前記第1接続部と接続されている状態であるときに、入り状態となり、前記所定量よりも少ない液体が詰められた前記容器が備える前記第2接続部が前記第1接続部と接続されている状態であるとき、及び、前記第1接続部から前記第2接続部が取り外された状態であるときに切り状態となるマイクロスイッチである請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記第1チューブは、前記マイクロスイッチが備えるボタン部を押圧可能に配置されると共に、弾性部材により前記ボタン部の突出を許容する側に付勢された腕状部材に取り付けられた請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記ポンプの駆動時間の計時部と、
    前記計時部によって計時された前記ポンプの駆動時間と、前記重量検知センサの検知情報とに基づいて、異常判定を行う制御部をさらに備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体供給装置。
  5. 前記第1接続部は、前記容器の重量が作用する荷重方向に延設された第1パイプ部を備え、
    前記第1パイプ部は、前記第1チューブと肘状連結部材を介して連結された請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体供給装置。
  6. 前記容器は、前記第2接続部が前記第1接続部と接続された状態となったときに、水平方向の寸法が垂直方向の寸法よりも大きい請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体供給装置。
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