JP2019017944A - 超音波プローブ及び超音波装置 - Google Patents

超音波プローブ及び超音波装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019017944A
JP2019017944A JP2017141891A JP2017141891A JP2019017944A JP 2019017944 A JP2019017944 A JP 2019017944A JP 2017141891 A JP2017141891 A JP 2017141891A JP 2017141891 A JP2017141891 A JP 2017141891A JP 2019017944 A JP2019017944 A JP 2019017944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
image
subject
probe
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017141891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7073055B2 (ja
Inventor
正 島崎
Tadashi Shimazaki
正 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Priority to JP2017141891A priority Critical patent/JP7073055B2/ja
Publication of JP2019017944A publication Critical patent/JP2019017944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7073055B2 publication Critical patent/JP7073055B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

【課題】プローブを持ち替える手間を省略することができる超音波プローブを提供する。【解決手段】超音波プローブ2は、プローブ本体2と、プローブ本体2に設けられて、被検体に対して機械的振動を与える振動付与部材22であって、少なくとも一方向に配列された複数の超音波トランスデューサTrを有する振動付与部材22とを備え、超音波トランスデューサTrは、被検体の超音波画像を作成する第一の超音波と、前記機械的振動によって被検体に発生したせん断弾性波を検出する第二の超音波とを送受信し、第一の超音波の送受信は、複数の超音波トランスデューサTrの少なくとも一部を駆動させてフォーカス点を有するよう形成された超音波ビームが、送受信方向と交差する方向に所要の間隔を空けて複数の音線を電子走査するように行われる。【選択図】図4

Description

本発明は、被検体に対して与えられた機械的振動によって被検体に発生したせん断弾性波を検出する超音波の送受信を行なう超音波プローブ及び超音波装置に関する。
例えば、肝臓の診断において、被検体の体表から機械的振動を加え、この機械的振動によって被検体に生じたせん断弾性波を超音波で検出することにより、肝臓の硬さを定量化するという手法がある(例えば、特許文献1参照)。このような弾性計測を行なう装置は、本体に対して直線運動をして、被検体に対して機械的振動を与える振動付与部材を有する超音波プローブを備えている。振動付与部材には、単一の超音波トランスデューサが設けられている。そして、振動付与部材によって被検体に対して機械的振動が与えられた後、この機械的振動によって被検体に生じたせん断弾性波を検出する検出用超音波の送受信が超音波トランスデューサにおいて行なわれる。
特許第5635100号公報
ところで、弾性の計測箇所に、例えば腹水などが存在していると、計測に悪影響を与える。そこで、計測前にBモード画像などを用いて、機械的振動を与える方向(せん断弾性波の伝播方向)や検出用超音波の送受信方向などを確認して、計測値に悪影響を与える要因が計測箇所に存在していないことを確認する場合がある。
しかし、振動付与部材に設けられた超音波トランスデューサは、単一の超音波トランスデューサであり、アレイ状に配列されているわけではない。従って、振動付与部材に設けられた超音波トランスデューサにおいて超音波の送受信を行なって得られるエコー信号に基づいて、上述の用途に適したBモード画像を作成することができない。このため、操作者は、上記弾性計測を行なう装置とは別の超音波診断装置を用いて取得されたBモード画像において上述の確認を行なっている。具体的には、操作者は、Bモード画像を取得するための超音波プローブによって被検体に対して超音波の送受信を行なってBモード画像を表示させる。その後、操作者は計測用のプローブに持ち替えて計測を行なう。
しかし、操作者は計測用のプローブに持ち替える時に、Bモード画像において確認した計測箇所や、機械的振動を与える方向又は検出用超音波の送受信方向を見失うことがある。特に、操作者は、計測用のプローブに持ち替える前後で被検体が動いてしまうと、計測箇所等を見失いやすい。この場合、操作者は、もう一度Bモード画像を得るための超音波プローブに持ち替えることが必要になり、煩雑である。
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、プローブ本体と、このプローブ本体に設けられて、被検体に対して機械的振動を与える振動付与部材であって、少なくとも一方向に配列された複数の超音波トランスデューサを有する振動付与部材と、を備え、前記超音波トランスデューサは、前記被検体の超音波画像を作成する第一の超音波と、前記機械的振動によって前記被検体に発生したせん断弾性波を検出する第二の超音波とを送受信し、前記第一の超音波の送受信は、複数の超音波トランスデューサの少なくとも一部を駆動させてフォーカス点を有するよう形成された超音波ビームが、送受信方向と交差する方向に所要の間隔を空けて複数の音線を電子走査するように行われる、超音波プローブである。
上記観点の発明によれば、少なくとも一方向に配列された複数の超音波トランスデューサを有する振動付与部材により、被検体に対して機械的振動を与えてせん断弾性波を発生させることができるとともに、複数の超音波トランスデューサにおいて第一の超音波の送受信を行なって得られたエコー信号に基づいて、前記被検体の超音波画像を作成することができる。従って、上記観点の発明に係る超音波プローブによれば、前記せん断弾性波に基づく被検体の生体組織の弾性計測のほか、この弾性計測を行なうにあたり、前記機械的振動を与える方向や前記第一の超音波の送受信方向の確認も行なうことができる。
本発明に係る超音波装置の実施の形態の一例である超音波診断装置のブロック図である。 図1に示す超音波診断装置を構成する超音波プローブを示す拡大正面図である。 図2に示す超音波プローブが被検体の体表面に当接した状態を示す図である。 図2に示す超音波プローブの底面図である。 図1に示す超音波診断装置におけるエコーデータ処理部によって実行される機能の一例を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置における表示処理部によって実行される機能の一例を示すブロック図である。 表示デバイスに表示された画像の一例を示す図である。 実施形態の超音波診断装置の作用を示すフローチャートである。 Bモード画像が表示された表示デバイスを示す図である。 セクタ走査による第一の超音波の送受信を示す図である。 第一のBモード画像が第二のBモード画像と並べて表示された表示デバイスを示す図である。 第一のBモード画像、第二のBモード画像、伝播画像、伝播速度及び弾性値を示す数字が表示された表示デバイスを示す図である。 超音波プローブの他例を示す底面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態では、超音波装置の一例である超音波診断装置について説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示デバイス(device)6、操作デバイス7、制御デバイス8、記憶デバイス9を備える。前記超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
超音波プローブ2は、図2にも示すように、プローブ本体21と、プローブ本体21の先端部に設けられた円柱状の凸部で構成される振動付与部材22とを有する。この振動付与部材22は、図3に示すように、被検体の表面Sと当接して、この表面Sに対し、機械的振動を付与する。振動付与部材22は、プローブ本体21に対して軸方向に往復直線運動するようになっている。より詳細には、前記振動付与部材22がプローブ本体21に対して突出方向に動くことにより、被検体に対して機械的振動(外力)が付与されるようになっている。プローブ本体21は、本発明におけるプローブ本体の実施の形態の一例である。また、振動付与部材22は、本発明における振動付与部材の実施の形態の一例である。
振動付与部材22内には、図4に示すように、少なくとも一方向に配列された複数の超音波トランスデューサTr(transducer)が設けられている。例えば、複数の超音波トランスデューサTrは、アジマス(azimuth)方向に1列配列され、1Dアレイ(array)を構成している。図4では、円板状の超音波トランスデューサがアジマス方向に分割されることにより、複数のトランスデューサTrが形成されている。
特に図示しないが、複数の超音波トランスデューサTrは、アジマス方向とエレベーション方向に複数列配列されていてもよく、例えば1.5Dアレイ又は2Dアレイを構成していてもよい。
超音波トランスデューサTrは、前記被検体の超音波画像を作成する第一の超音波と、前記機械的振動によって被検体に発生したせん断弾性波を検出する第二の超音波とを送受信する。詳細は後述する。超音波トランスデューサTrは、本発明における超音波トランスデューサの実施の形態の一例である。
送受信ビームフォーマ3は、制御デバイス8からの制御信号に基づいて、超音波プローブ2を駆動させて所定の送信パラメータ(parameter)を有する第一及び第二の超音波を送信させる。また、送受信ビームフォーマ3は、第一及び第二の超音波のエコー信号について、整相加算処理等の受信ビームフォーミング処理を行なう。
エコーデータ処理部4は、図5に示すようにBモード処理部41及び計測値算出部42を有する。Bモード処理部41は、送受信ビームフォーマ3から出力された第一の超音波のエコーデータに対し、超音波画像を作成するための処理を行なう。例えば、エコーデータ処理部4は、対数圧縮処理、包絡線検波処理等のBモード処理を行い、Bモードデータを作成する。
計測値算出部42は、第二の超音波のエコー信号に基づいて被検体の生体組織の弾性に関する計測値を算出する。計測値算出部42は、超音波トランスデューサTrから所要の深さにおける計測値を算出する。計測値は、所要の範囲における計測値の平均であってもよい。
例えば、計測値算出部42は、計測値として、振動付与部材22が付与した機械的振動によって被検体の生体組織に生じたせん断弾性波の伝播速度を算出する。より詳細には、伝播速度算出部42は、第二の超音波のエコー信号から得られ、送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに基づいて、前記せん断弾性波を検出する。そして、計測値算出部42は、前記せん断弾性波の伝播速度を算出して、せん断弾性波の伝播速度を示すデータを作成する。
計測値算出部42は、伝播速度に基づいて、生体組織の弾性値(ヤング率(Pa:パスカル))を算出し、弾性値を示すデータを作成してもよい。計測値算出部42は、本発明における計測値算出部の実施の形態の一例である。また、伝播速度及び弾性値は、本発明における被検体の生体組織の弾性に関する計測値の一例である。
表示処理部5は、図6に示すように、Bモード画像データ作成部51及び画像表示制御部52を有する。Bモード画像データ作成部51は、Bモードデータをスキャンコンバータ(scan converter)によって走査変換してBモード画像データを作成する。
画像表示制御部52は、図7に示すように、Bモード画像データに基づくBモード画像BIを表示デバイス6に表示させる。Bモード画像BIは、本発明における超音波画像及び被検体の構造を示す画像の実施の形態の一例である。
また、画像表示制御部52は、せん断弾性波の伝播を示す伝播画像PIを表示デバイス6に表示させる。詳細は後述する。
また、画像表示制御部52は、文字、数字及び図形等を表示デバイス6に表示させる。例えば、画像表示制御部52は、図7に示すように、せん断弾性波の伝播速度や弾性値を示す数字Nを表示デバイス6に表示させたり、破線で構成されるインジケータInを、Bモード画像BIに表示させたりしてもよい。詳細は後述する。画像表示制御部52は、本発明における表示制御部の実施の形態の一例である。
表示デバイス6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。表示デバイス6は、本発明における表示デバイスの実施の形態の一例である。
操作デバイス7は、特に図示しないが、ユーザーからの指示や情報の入力を受け付けるデバイスである。操作デバイス7は、操作者からの指示や情報の入力を受け付けるボタン及びキーボード(keyboard)などを含み、さらにトラックボール(trackball)等のポインティングデバイス(pointing device)などを含んで構成されている。
制御デバイス8は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。この制御デバイス8は、記憶デバイス9に記憶されたプログラムを読み出し、超音波診断装置1の各部を制御する。例えば、制御デバイス8は、記憶デバイス9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能を実行させる。
制御デバイス8は、送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。制御デバイス8が一部の機能のみを実行する場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
記憶デバイス9は、非一過性の記憶媒体及び一過性の記憶媒体を含む。非一過性の記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶媒体である。非一過性の記憶媒体は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体を含んでいてもよい。
一過性の記憶媒体は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶媒体である。
制御デバイス8によって実行されるプログラムは、記憶デバイス9を構成するHDDやROMなどの非一過性の記憶媒体に記憶されている。また、プログラムは、記憶デバイス9を構成するCDやDVDなどの可搬性を有し非一過性の記憶媒体に記憶されていてもよい。
本例の作用について、図8のフローチャートに基づいて説明する。先ず、ステップS1では、超音波プローブ2によって第一の超音波の送受信が行われ、図9に示すように、Bモード画像BIが表示デバイス6に表示される。第一の超音波の送受信は、複数の超音波トランスデューサTrが駆動して、図10に示すように、送受信方向と交差する方向に所要の間隔を空けて複数の音線SLを走査するように行われる。より詳細には、第一の超音波の送受信は、複数の超音波トランスデューサTrを遅延時間を有するように駆動させてフォーカス点を有するよう形成された超音波ビームが、複数の音線SLの各々を電子走査するように行われる。図10では、超音波ビームは図示されず、音線のみ図示されている。複数の超音波トランスデューサTrによる第一の超音波の送受信は、セクタ走査によって行われる。
第一の超音波は、複数の超音波トランスデューサTrの全てを駆動して送受信されてもよいし、複数の超音波トランスデューサTrの一部を駆動して送受信されてもよい。
画像表示制御部52は、Bモード画像BIにインジケータInを表示させる。インジケータInは、第一の超音波の送受信面におけるせん断弾性波の伝播及び第二の超音波の送受信の方向と位置を示す。せん断弾性波の伝播の方向及び位置は、振動付与部材22の移動方向の延長線上にある。また、第二の超音波の送受信の方向及び位置は、第二の超音波が送受信される音線の方向及び位置である。
このステップS1では、操作者は、Bモード画像BI及びインジケータInを見ながら、被検体の弾性計測を行なう計測断面及び計測箇所を特定する。具体的には、Bモード画像BIにおいて、インジケータIn上やインジケータInの近傍に、計測に悪影響を与える要因が存在していない計測断面及び計測箇所を特定する。
計測断面及び計測箇所が特定されると、ステップS2において、被検体に対して機械的振動が付与される。具体的には、操作デバイス7が操作者による計測開始の入力を受け付けると、被検体の体表面Sに当接された振動付与部材22が体表面S側へ動いてこの体表面Sを押圧することにより、機械的振動が付与される。この機械的振動により、被検体の生体組織にせん断弾性波が発生し伝播する。せん断弾性波は、超音波プローブ2が当接する被検体の体表面Sから遠ざかる方向(深さ方向)に伝播する。
次に、ステップS3では、超音波プローブ2によって第二の超音波の送受信が行われ、弾性計測が行われる。具体的には、複数の超音波トランスデューサTrを駆動させて第二の超音波が送信され、そのエコー信号が受信される。第二の超音波は一音線について送受信される。第二の超音波は、複数の超音波トランスデューサTrの全てを駆動して送受信されてもよいし、複数の超音波トランスデューサTrの一部を駆動して送受信されてもよい。複数のトランスデューサTrは、遅延時間を有さずに同時に駆動される。
計測値算出部42は、第二の超音波のエコー信号に基づいて、せん断弾性波の伝播速度と弾性値を算出する。画像表示制御部52は、図7に示すように、せん断弾性波の伝播速度と弾性値を示す数字Nを表示デバイス6に表示させる。
また、画像表示制御部52は、表示デバイス6に伝播画像PIを表示させる。伝播画像PIは、せん断弾性波の伝播を示す。伝播画像PIは、せん断弾性波を検出する一音線分のエコーデータを横方向に並べたものであり、横方向が時間、縦方向が被検体の体表面からの深度を示している。
弾性計測は、複数回行われてもよい。この場合、計測が行われるたびに、新たに得られた伝播速度及び弾性値が、それまでに得られた伝播速度及び弾性値と並んだ状態で表示デバイス6に表示されてもよい。
本例によれば、超音波プローブ2により、Bモード画像を作成するための第一の超音波の送受信と、機械的振動の付与及び弾性計測とを行なうことができるので、操作者はプローブを持ち替える必要がない。従って、プローブを持ち替える時間を削減することができる。また、複数の計測箇所を計測する場合であっても、プローブを持ち替える必要がないので、従来よりも短い時間で計測を行なうことができる。さらに、プローブを持ち替えることなく、計測箇所の確認と計測の実施が可能なので、Bモード画像で確認した計測箇所と実際の計測箇所との間において位置がずれにくい。これにより、測定精度を向上させることができる。
次に、実施形態の変形例について説明する。この変形例では、同一の被検体について、例えば経過観察等を行なうために、過去の計測箇所についてのBモード画像が表示される。具体的に説明する。記憶デバイス9には、同一の被検体について、上述のステップS1〜S3の処理を行なって得られたBモードデータ、伝播速度及び弾性値が、記憶デバイス9に記憶される。Bモードデータの代わりに、またはBモードデータとともに、Bモード画像データが記憶デバイス9に記憶されてもよい。Bモードデータ及びBモード画像データは、本発明における超音波画像のデータの実施の形態の一例である。また、記憶デバイス9は、本発明における記憶デバイスの実施の形態の一例である。
また、記憶デバイス9には、記憶デバイス9に記憶されたBモードデータの取得及びBモード画像データの取得に用いられたパラメータが記憶されてもよい。このパラメータは、第一の超音波の送受信条件やBモードデータ及びBモード画像データの作成の条件を含む。
同一の被検体について、記憶デバイス9に記憶されたBモードデータ及びBモード画像データが取得された時と同じ計測箇所について弾性計測が行なわれる場合、記憶されたBモードデータ又はBモード画像データに基づくBモード画像が表示されてもよい。具体的には、ステップS1において第一の超音波の送受信が行われる前に、画像表示制御部52は、記憶デバイス9に記憶されたBモードデータ又はBモード画像データを読み出し、読み出したBモードデータ又はBモード画像データに基づくBモード画像を表示デバイス6に表示させる。記憶デバイス9に記憶されたBモードデータ又はBモード画像データに基づいて表示されるBモード画像を、第二のBモード画像BI2と云うものとする。第二のBモード画像BI2は、本発明における第二の超音波画像の実施の形態の一例である。
第二のBモード画像BIが表示された表示デバイス6には、特に図示しないが、記憶デバイス9に記憶された伝播速度及び弾性値が表示されてもよい。
第二のBモード画像BI2が表示されると、ステップS1においては、第一の超音波の送受信が行われ、図11に示すように、リアルタイムの第一のBモード画像BI1が、第二のBモード画像BI2と並べて表示される。これにより、操作者は、同じ計測箇所であるか否かを確認することができる。第一のBモード画像BI1は、本発明における第一の超音波画像の実施の形態の一例である。
制御デバイス8は、記憶デバイス9に記憶されたパラメータを読み出し、読み出されたパラメータを用いて、ステップS1において第一の超音波の送受信を制御してもよい。また、制御デバイス8によって記憶デバイス9から読み出されたパラメータを用いて、第一のBモード画像BI1が作成されてもよい。これにより、第二のBモード画像BI2と同じ画質の第一のBモード画像BI1を容易に得ることができる。
同じ計測箇所についての第一のBモード画像BI1及び第二のBモード画像BI2が表示されると、ステップS2、S3の処理が行われ、図12に示すように、せん断弾性波の伝播速度と弾性値を示す数字Nと、伝播画像PIが表示される。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、複数の超音波トランスデューサTrから送信される第一の超音波により、カラードプラ画像、Bフロー画像及び3D画像が作成され表示デバイス6に表示されてもよい。ここでいう3D画像には、3Dの動画像、すなわち4D画像も含まれるものとする。カラードプラ画像、Bフロー画像及び3D画像は、本発明における超音波画像及び被検体の構造を示す画像の実施の形態の一例である。
また、超音波トランスデューサTrの形状は、図4に示すものに限られない。例えば、図13に示すように、四角形の板状体をアジマス方向に分割することにより、複数の超音波トランスデューサTrが形成されていてもよい。
また、図1に示す超音波診断装置1は、本発明に係る超音波装置の一例である。例えば、超音波を用いて弾性計測を行なう計測装置等も本発明に係る超音波装置に含まれる。
1 超音波診断装置
2 超音波プローブ
6 表示デバイス
9 記憶デバイス
21 プローブ本体
22 振動付与部材
Tr 超音波トランスデューサ
42 計測値算出部

Claims (13)

  1. プローブ本体と、
    該プローブ本体に設けられて、被検体に対して機械的振動を与える振動付与部材であって、少なくとも一方向に配列された複数の超音波トランスデューサを有する振動付与部材と、
    を備え、
    前記超音波トランスデューサは、前記被検体の超音波画像を作成する第一の超音波と、前記機械的振動によって前記被検体に発生したせん断弾性波を検出する第二の超音波とを送受信し、前記第一の超音波の送受信は、複数の超音波トランスデューサの少なくとも一部を駆動させてフォーカス点を有するよう形成された超音波ビームが、送受信方向と交差する方向に所要の間隔を空けて複数の音線を電子走査するように行われる、超音波プローブ。
  2. 前記複数の超音波トランスデューサによる前記第一の超音波の送受信は、セクタ走査によって行われる、請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 前記超音波画像は、前記被検体の生体組織の構造を示す画像である、請求項1又は2のいずれか一項に記載の超音波プローブ。
  4. 前記被検体の生体組織の構造を示す画像は、Bモード画像、カラードプラ画像、Bフロー画像及び3D画像の少なくともいずれか一つである、請求項3に記載の超音波プローブ。
  5. 請求項1に記載の超音波プローブを備える、超音波装置。
  6. 前記第一の超音波のエコー信号に基づいて作成された超音波画像を表示する表示デバイスを備える、請求項5に記載の超音波装置。
  7. 前記第一の超音波の送受信面における前記せん断弾性波の伝播及び前記第二の超音波の送受信の方向と位置とを示すインジケータを、前記超音波画像に表示させる表示制御部を備える、請求項6に記載の超音波装置。
  8. 前記第二の超音波のエコー信号に基づいて前記被検体の生体組織の弾性に関する計測値を算出する計測値算出部を備え、
    前記表示デバイスには、前記超音波画像に加えて、少なくとも一つの前記計測値がさらに表示される、請求項6又は7に記載の超音波装置。
  9. 前記表示デバイスに表示される前記少なくとも一つの計測値は、複数の前記計測値である、請求項8に記載の超音波装置。
  10. 前記計測値算出部は、前記計測値として、前記せん断弾性波の伝播速度を算出する、請求項8又は9に記載の超音波装置。
  11. 前記計測値算出部は、前記計測値として、前記せん断弾性波の伝播速度に基づいて、前記被検体の弾性値を算出する、請求項10に記載の超音波装置。
  12. 前記超音波画像のデータを記憶する記憶デバイスを備え、
    前記表示デバイスには、リアルタイムの第一の超音波画像と、前記記憶デバイスから読み出された超音波画像のデータに基づく第二の超音波画像が表示される、請求項6〜11のいずれか一項に記載の超音波装置。
  13. 前記記憶デバイスには、前記第二の超音波画像のデータの取得に用いられたパラメータがさらに記憶され、
    前記リアルタイムの第一の超音波画像は、前記第二の超音波画像のデータの取得に用いられたパラメータを用いて取得される、請求項12に記載の超音波装置。
JP2017141891A 2017-07-21 2017-07-21 超音波プローブ及び超音波装置 Active JP7073055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141891A JP7073055B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 超音波プローブ及び超音波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017141891A JP7073055B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 超音波プローブ及び超音波装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019017944A true JP2019017944A (ja) 2019-02-07
JP7073055B2 JP7073055B2 (ja) 2022-05-23

Family

ID=65352395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017141891A Active JP7073055B2 (ja) 2017-07-21 2017-07-21 超音波プローブ及び超音波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7073055B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006041050A1 (ja) 2004-10-12 2006-04-20 Hitachi Medical Corporation 超音波探触子及び超音波撮像装置
US8147410B2 (en) 2009-03-23 2012-04-03 The Hong Kong Polytechnic University Method and apparatus for ultrasound imaging and elasticity measurement
CN102469989B (zh) 2009-07-07 2014-04-16 株式会社日立医疗器械 超声波诊断装置和超声波测量方法
JP6721945B2 (ja) 2015-04-22 2020-07-15 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 超音波画像表示装置及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7073055B2 (ja) 2022-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11439368B2 (en) Acoustic wave processing device, signal processing method for acoustic wave processing device, and program
US11324478B2 (en) Ultrasound diagnostic apparatus and ultrasound image display method
JP6855347B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
CN101273903A (zh) 超声波成像装置以及超声波速度优化方法
JP6307460B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
US10231711B2 (en) Acoustic wave processing device, signal processing method for acoustic wave processing device, and program
US20160157830A1 (en) Ultrasonic diagnostic device and ultrasonic image generation method
JP2014023670A (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
WO2020113397A1 (zh) 一种超声成像方法以及超声成像系统
JP5869548B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
JP2014140410A (ja) 超音波診断装置、超音波画像生成方法およびプログラム
JP5843748B2 (ja) 超音波画像表示装置及びその制御プログラム
EP3685755A1 (en) Ultrasonic diagnostic device and method for controlling ultrasonic diagnostic device
JP6420574B2 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
JP6625760B2 (ja) 超音波診断装置及び超音波診断装置の制御方法
JP5836241B2 (ja) 超音波検査装置、超音波検査装置の信号処理方法およびプログラム
JP7073055B2 (ja) 超音波プローブ及び超音波装置
JP6831696B2 (ja) 超音波診断システム
JP7242623B2 (ja) 超音波画像表示システム及びその制御プログラム
JP6763667B2 (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
JP6243249B2 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
JP2019076298A (ja) 超音波プローブ、超音波診断装置およびその制御方法
JP2019076654A (ja) 超音波診断装置及びその制御プログラム
JP7242618B2 (ja) 超音波画像表示システム及びその制御プログラム
JP2016022249A (ja) 超音波診断装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210224

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210325

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210520

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210524

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210528

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210713

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220201

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220309

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220413

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7073055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150