JP2019017229A - 電動車両の充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの充電速度を低下させずに充電中に熱源を補うことができ、かつ、充電ケーブルの重量を削減或いは取扱い難さを軽減できる電動車両の充電装置を提供する。【解決手段】電動車両の充電装置は、電動車両へ電力を伝送する充電ケーブルと、充電ケーブルの長手方向に沿って充電ケーブルの内部を通る第1流体通路23と、充電ケーブルが接続されて電力を入力する電動車両の充電コネクタ4と、充電コネクタから電動車両の熱の供給先へ通じる第2流体通路15Bとを備える。充電ケーブルが充電コネクタに接続された場合に、第1流体通路と第2流体通路とが連結され、バッテリの充電中、充電ケーブルで発生した熱が第1流体通路内の流体に放出され、熱を吸収した流体が第2流体通路を通って熱の供給先を加熱する。【選択図】図4

Description

本発明は、電動車両の充電装置に関する。
近年、自動車のエンジンは高効率化され、エンジンから得られる廃熱が少なくなっている。PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等の電動車両においても同様である。また、エンジンを搭載しないEV(Electric Vehicle)では、そもそもエンジンの廃熱が得られない。このような状況から、PHEV又はEVなどの電動車両では、暖房等に利用する熱源として、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータなどの電熱器が採用されることがある。あるいは、熱源として電動コンプレッサを用いたヒートポンプが採用されることがある。電熱器又は電動コンプレッサは、高電圧バッテリの電力によって駆動される。
PHEV又はEVなどの電動車両においては、充電ケーブルを用いて高電圧バッテリの充電が行われる。充電ケーブルは、電流を流す電力線が絶縁部材により被覆されて構成される。充電ケーブルは、大電流が流れるため発熱するが、一般に、発熱温度が高くならないよう、電力線の径が大きく設計されて電力線の電気抵抗が抑えられる。
特許文献1には、本願発明に関連する技術として、EVの充電ケーブルにエアを流す管路を設けた構成が開示されている。特許文献1では、充電ケーブルをEVの充電コネクタに接続する際、管路からエアを噴射することで、雨水等を吹き飛ばして充電コネクタの被水を防ぐことが提案されている。
特許文献2には、本願発明に関連する技術として、EVの充電ケーブルにエアを通す通気管を設け、さらに、EVの充電コネクタから蓄電池にエアを通す通気管を設けた構成が開示されている。特許文献2では、充電装置からEVの蓄電池へ、充電ケーブルの通気管とEV内の通気管とを介して温風又は冷風を送り、蓄電池の温度を管理することが提案されている。
特許第5340046号公報 特許第3198590号公報
電動車両においては、高電圧バッテリの充電中でも、車室を暖房する用途などに熱源を要する場合がある。しかし、高電圧バッテリの充電中、熱源として電熱器又はヒートポンプを利用したのでは、電力の消費により高電圧バッテリの充電速度が低下するという課題が生じる。
また、電動車両においては、充電ケーブルの電力線の径が大きく設計されているため、充電ケーブルが重く、充電ケーブルが取扱い難いという課題がある。
特許文献1及び特許文献2には、充電中の熱源を補うような技術思想、並びに、充電ケーブルの重量の削減又は取扱い難さを軽減するような技術思想について開示がない。
本発明は、充電速度を低下させずに充電中に熱源を補うことができ、かつ、充電ケーブルの重量の削減或いは充電ケーブルの取扱い難さの軽減を図れる電動車両の充電装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
走行用モータと前記走行用モータに電力を供給するバッテリとを有する電動車両で使用される電動車両の充電装置であって、
前記電動車両へ電力を伝送する充電ケーブルと、
前記充電ケーブルの長手方向に沿って前記充電ケーブルの内部を通る第1流体通路と、
前記電動車両に設けられて電力を入力する充電コネクタと、
前記充電コネクタから前記電動車両の熱の供給先へ通じる第2流体通路と、
を備え、
前記充電ケーブルが前記充電コネクタに接続された場合に、前記第1流体通路と前記第2流体通路とが連結され、前記バッテリの充電中、前記充電ケーブルで発生した熱が前記第1流体通路内の流体に放出され、熱を吸収した流体が前記第2流体通路を通って前記熱の供給先を加熱することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電動車両の充電装置において
前記第1流体通路は、前記充電ケーブルの内部で折返され、かつ、導入口と導出口とが前記充電ケーブルの一方の端部に配置され、
前記充電コネクタには前記流体を導入する第3流体通路が更に設けられ、
前記充電ケーブルが前記充電コネクタへ接続された場合に、前記第1流体通路の導出口が前記第2流体通路に連結され、前記第1流体通路の導入口が前記第3流体通路に連結されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電動車両の充電装置において、
前記充電ケーブルの電力線と前記第1流体通路との間にシリコンゴム層が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動車両の充電装置において、
前記第1流体通路は複数本の通路を有し、前記複数本の通路が前記充電ケーブルの電力線を囲む周方向に並んで配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリの充電中、充電ケーブルで発生した熱が第1流体通路内の流体に放出されるので充電ケーブルを冷却できる。そして、充電ケーブルが冷却される分、充電ケーブルの電力線の径を縮小でき、充電ケーブルの重量を削減できる。或いは、充電ケーブルの取扱い難さを軽減できる。さらに、熱を吸収した流体が第2流体通路を通って電動車両の熱の供給先を加熱するので、充電ケーブルの廃熱が熱源として利用される。すなわち、バッテリの充電中に、充電ケーブルの廃熱により充電速度を低下させずに熱源を補うことができる。
本発明の実施形態1に係る電動車両の要部を示す構成図である。 実施形態1の充電ケーブルとインレットとを示す構成図である。 図2のA−A線断面図である。 充電ガンとインレットとの接続部分を示した断面図である。 ケーブル部とコンセントプラグとの接続部分を示した図である。 本発明の実施形態2に係る充電ケーブルとインレットとを示す構成図である。
(実施形態1)
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る電動車両の要部を示す構成図である。図2は、実施形態1の充電ケーブルとインレットとを示す構成図である。
実施形態1の電動車両1は、PHEV又はEVなどである。電動車両1は、走行用モータ2と、高電圧バッテリ3と、インレット4と、車載充電器5と、ジャンクションボックス6と、ECU7と、ドライブ回路8と、インバータ9と、空調ダクト12と、エア配管15A、15Bとを備える。実施形態1に係る充電装置は、充電ケーブル20(図2を参照)と、電動車両1に備わるインレット4及びエア配管15A、15Bとを含む。充電ケーブル20は、電動車両1に付属される部品であってもよいし、充電設備に備え付けられる部品であってもよい。上記の構成要素のうち、高電圧バッテリ3が本発明に係るバッテリの一例に相当し、インレット4が本発明に係る充電コネクタの一例に相当する。また、エア配管15Bが本発明に係る第2流体通路の一例に相当し、エア配管15Aが本発明に係る第3流体通路の一例に相当する。
走行用モータ2は、電動車両1の走行用の動力を発生する。走行用モータ2の動力は、図示略の動力伝達機構を介して駆動輪に伝達される。
高電圧バッテリ3は、例えばリチウムイオン電池又はニッケル水素電池などの二次電池であり、走行用モータ2を駆動する電力を蓄積し、インバータ9を介して電力を走行用モータ2へ供給する。インバータ9は、高電圧バッテリ3の直流電力を交流電力に変換して出力する。インバータ9は、ECU7の制御に基づきドライブ回路8の出力によって駆動される。
インレット4は、電動車両1の外部から充電ケーブル20が接続されてれ充電電力を入力する。インレット4から入力された充電電力は、例えば車載充電器5とジャンクションボックス6とを介して高電圧バッテリ3へ送られる。インレット4の詳細な構造については後述する。
車載充電器5は、インレット4から入力された電力を充電電圧に変換する。ジャンクションボックス6は、高電圧バッテリ3、車載充電器5及びインバータ9の間で高電圧が加えられる電力線を結合する。
充電ケーブル20は、図2に示すように、インレット4に着脱可能に接続される充電ガン26、ケーブル部27、コンセントプラグ28、CCID(Charge Circuit Interrupting Device)29を備え、高電圧バッテリ3の充電電力を伝送する。コンセントプラグ28は、外部電源のコンセントに接続されて電力を取り込む。CCID29は、電動車両1と通信を行って充電の制御を行う。充電ケーブル20の詳細な構造については後述する。
空調ダクト12は、電動車両1の空調システムの構成要素であり、一端からエアを導入し、内部でエアの温度及び湿度を調整し、調整されたエアを車室へ導出する。空調ダクト12内には、エアを送るファン12a、空調システムのエバポレータ12b及びヒータコア12c等が設けられている。
空調ダクト12の一端には、外気を導入する第1導入口12iと、車室の内気を導入する第2導入口12jと、インレット4に接続されたエア配管15Aを介してエアを導入する第3導入口12kとが設けられている。空調ダクト12の一端には、導入口12i、12j、12kから導入されるエアの通り道を制御するフラップ13a、13bが設けられている。フラップ13a、13bは、空調システムの制御或いは手動によりワイヤー等を介して切り替えられ、エアの導入を第1導入口12i、第2導入口12j及び第3導入口12kの中から選択的に切り替えることができる。
エア配管15A、15Bのうち、一方のエア配管15Aは電動車両1内で車室外のエアを導入するための配管である。エア配管15Aの一端はインレット4内に配置され、エア配管15Aの他端は例えば車体下部などに配置されている。他方のエア配管15Bはインレット4から空調ダクト12へエアを送るための配管である。エア配管15Bの一端はインレット4内に配置されている。
(充電ケーブル及びインレットの詳細構造)
図3は、図2のA−A線断面図である。図4は、充電ガンとインレットとの接続部分を示した断面図である。図5は、ケーブル部とコンセントプラグとの接続部分を示した図である。
充電ケーブル20のケーブル部27には、図3に示すように、電流を流す電力線21と、ケーブルの長手方向に沿って内部を通る複数本のエア通路22、23と、電力線21を覆いエア通路22、23を包含する被覆24a〜24dとが設けられている。エア通路22は、充電ガン26側から他端側(コンセントプラグ28側)へエアを流す行きの通路であり、エア通路23は、他端側から充電ガン26側へエアを流す戻りの通路である。図示は省略しているが、CCID29にもエア通路22、23が連通して設けられている。エア通路22、23は、本発明に係る第1流体通路の一例に相当する。
充電ガン26には、ケーブル部27の一端が接続され、かつ、インレット4に接続される接続端に電極21a(図4を参照)が設けられている。電極21aには、ケーブル部27の電力線21が電気的に接続されている。また、図4に示すように、充電ガン26には接続端までケーブル部27のエア通路22、23が設けられ、充電ガン26の接続端にエア通路22、23の一端が開口している。エア通路22の開口はエアの導入口に相当し、エア通路23の開口はエアの導出口に相当する。
図5に示すように、ケーブル部27の他端部(コンセントプラグ28側)には、行きのエア通路22と戻りのエア通路23とが連通されたエアの折返し部Rが設けられている。
図3に示すように、複数のエア通路23と複数のエア通路22とは、電力線21を囲う周方向に並んで配置されている。戻りのエアを流す複数のエア通路23は、電力線21に近い中央寄りに設けられ、行きのエアを流す複数のエア通路22は、電力線21から遠い外周寄りに設けられている。被覆24a〜24dのうち、電力線21とエア通路23との間に配置される被覆24a、24b1は、他の被覆24b2、24c、24dと比較して熱伝導率の高い素材、例えばシリコンゴムから構成されている。すなわち、被覆24a、24b1が本発明に係るシリコンゴム層の一例に相当する。なお、シリコンゴム層は、電力線21とエア通路22との間に設けられればよい。
インレット4は、図4に示すように、充電ガン26が接続される接続端に設けられた接続端子41と、接続端子41から取り込まれた電力を流す電力線42とを備える。また、インレット4にはエア配管15A、15Bが通され、エア配管15A、15Bの一端がインレット4の接続端に開口している。
このような構成により、充電ガン26がインレット4に接続されると、充電ガン26の電極21aがインレット4の接続端子41に電気的に接続されて、充電ケーブル20の電力線21とインレット4の電力線42とが導通する。また、充電ガン26がインレット4に接続されると、エア通路23とエア配管15Aとが連通され、かつ、エア通路22とエア配管15Bとが連通される。なお、エア配管15Aは一端が複数に分岐し、分岐した複数の端部の開口がインレット4の接続端において接続端子41を中心とする周方向に並んで配置されていてもよい。同様に、エア配管15Bは一端が複数に分岐し、分岐した複数の端部の開口がインレット4の接続部において接続端子41を中心とする周方向に並んで配置されていてもよい。
(充電時の動作説明)
上記構成の電動車両1においては、例えば低温時に高電圧バッテリ3の充電を行う場合に、エア通路22、23を有する充電ケーブル20が使用される。充電ケーブル20がインレット4に接続されて充電の要求がなされると、外部電源から充電ケーブル20を介して充電電力が伝送され、高電圧バッテリ3の充電が開始される。
また、充電ケーブル20がインレット4に接続されると、両者の接続部において、電動車両のエア配管15A、15Bと、充電ケーブル20のエア通路22、23とが、それぞれ連通するように連結される。また、充電時には、空調ダクト12の第3導入口12kからエアが導入されるようにフラップ13a、13bが切り替えられ、かつ、ファン12aが動作する。
すると、ファン12aの作用により、エア配管15Aの一端から車室外の空気が導入され、エア配管15A、エア通路22、折返し部R、エア通路23、エア配管15Bを通してエアが流れる。このとき、電力の伝送により充電ケーブル20の電力線21で発生したジュール熱は、被覆24a、24b1を介してエア通路23内のエアに放出され、これにより電力線21が冷却される。また、エア通路23で熱を吸収したエアが空調ダクト12に導入されて空調ダクト12内を加熱する。これにより、充電ケーブル20の廃熱が車室の暖房の熱源として利用される。
以上のように、実施形態1の電動車両1及びその充電装置によれば、高電圧バッテリ3の充電中に充電ケーブル20の電力線21を冷却することができるので、充電ケーブル20の電力線21の径を従来のものより小さく設計できる。したがって、充電ケーブル20の重量の削減と、充電ケーブル20の取扱い難さの軽減とが図れる。さらに、充電ケーブル20の熱を吸収したエアがエア通路23及びエア配管15Bを通って空調ダクト12に導入されるので、車室内の暖房の熱源として充電ケーブル20の廃熱を利用することができる。廃熱利用であるため、充電中に充電速度を低下させることがない。
また、実施形態1の充電装置によれば、充電ケーブル20には、行きのエア通路22と戻りのエア通路23とが設けられ、これらがコンセントプラグ28側の折返し部Rで折り返されている。さらに、インレット4には、行きのエア通路22に連通されるエア配管15Aと、戻りのエア通路23に連通されるエア配管15Bとが設けられている。このような構成により、充電ケーブル20に流れるエアを電動車両1側で制御でき、例えば充電ケーブル20の冷却と熱の輸送に適した温度のエアを充電ケーブル20に流すことができる。
また、充電ケーブル20の電力線21とエア通路23との間にはシリコンゴムを材料とした被覆24a、24bが設けられ、また、複数のエア通路23は電力線21を囲う周方向に並ぶように設けられている。このような構成により、電力線21で生じた熱を効率的にエア通路23内に放出させることができる。また、複数のエア通路22、23が電力線21を囲う周方向に並ぶように設けられているので、ケーブル部27を軸対称に近い構造とすることができ、エア通路22、23の総合的な断面積を広くとりつつ、ケーブル部27の幅方向の肥大化を軽減することができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係る充電ケーブルとインレットとを示す構成図である。
実施形態2の電動車両の充電装置は、充電ケーブル20Aとインレット4Aとを備える。実施形態2の充電装置は、実施形態1の構成から行きのエア通路22と行きのエア配管15Aとを省く一方、戻りのエア通路23の一端をケーブル部27のコンセントプラグ28側(充電ガン26の反対側)で外部に露出させ、開口部23aを設けたものである。その他の構成は、実施形態1と同様である。
実施形態2の充電装置によれば、充電ケーブル20Aを用いた充電中、充電ケーブル20Aのコンセントプラグ28側の開口部23aからエアが吸われ、エア通路23とエア配管15Bとを通ったエアが空調ダクト12に導入される。したがって、エア通路23に流れるエアによって、充電中に充電ケーブル20Aを冷却することができる。これにより、充電ケーブル20の電力線21の径を縮小でき、充電ケーブル20の重量を軽減できる。或いは、充電ケーブル20の取扱い難さを軽減できる。さらに、充電ケーブル20Aで熱を吸収したエアがエア配管15Bを通って空調ダクトに導入されるので、車室内の暖房の熱源として充電ケーブル20Aの廃熱を利用することができる。廃熱利用であるため、充電中に充電速度を低下させることがない。
以上、本発明の各実施形態について説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限られるものでない。例えば、上記実施形態では、熱の供給先として空調ダクト12を適用した例を説明したが、熱の供給先は様々に変更可能である。例えば、熱の供給先として低温状態の高電圧バッテリ又は電動車両の各機構が適用され、充電ケーブルの廃熱が高電圧バッテリの温度調整、又は、電動車両の各機構の暖機に利用される構成としてもよい。また、熱の供給先として、エアの熱を冷却液等に移す熱交換機が適用されてもよい。この場合、温められた冷却液を冷却液回路に流して、必要な箇所に充電ケーブルの廃熱を輸送することができる。
また、上記実施形態では、充電ケーブルの流体通路に流す流体としてエアを適用した構成を例にとって説明したが、エア以外の流体を適用してもよい。また、上記実施形態では、充電ケーブルとしてコンセントプラグを備えた構成を示したが、例えば充電スタンドなどの充電設備に備え付けられる充電ケーブルが適用されてもよい。また、CCIDは省かれてもよいし、急速充電用の充電ケーブルが適用される場合、車載充電器を介さずにインレットから高電圧バッテリに充電電力が送られてもよい。その他、実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 電動車両
2 走行用モータ
3 高電圧バッテリ
4 インレット(充電コネクタ)
12 空調ダクト
15A エア配管(第3流体通路)
15B エア配管(第2流体通路)
20 充電ケーブル
21 電力線
21a 電極
22、23 エア通路
23a 開口部
R 折返し部
24a〜24d 被覆
26 充電ガン
27 ケーブル部
28 コンセントプラグ
41 接続端子
42 電力線

Claims (4)

  1. 走行用モータと前記走行用モータに電力を供給するバッテリとを有する電動車両で使用される電動車両の充電装置であって、
    前記電動車両へ電力を伝送する充電ケーブルと、
    前記充電ケーブルの長手方向に沿って前記充電ケーブルの内部を通る第1流体通路と、
    前記電動車両に設けられて電力を入力する充電コネクタと、
    前記充電コネクタから前記電動車両の熱の供給先へ通じる第2流体通路と、
    を備え、
    前記充電ケーブルが前記充電コネクタに接続された場合に、前記第1流体通路と前記第2流体通路とが連結され、前記バッテリの充電中、前記充電ケーブルで発生した熱が前記第1流体通路内の流体に放出され、熱を吸収した流体が前記第2流体通路を通って前記熱の供給先を加熱することを特徴とする電動車両の充電装置。
  2. 前記第1流体通路は、前記充電ケーブルの内部で折返され、かつ、導入口と導出口とが前記充電ケーブルの一方の端部に配置され、
    前記充電コネクタには前記流体を導入する第3流体通路が更に設けられ、
    前記充電ケーブルが前記充電コネクタへ接続された場合に、前記第1流体通路の導出口が前記第2流体通路に連結され、前記第1流体通路の導入口が前記第3流体通路に連結されることを特徴とする請求項1記載の電動車両の充電装置。
  3. 前記充電ケーブルの電力線と前記第1流体通路との間にシリコンゴム層が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動車両の充電装置。
  4. 前記第1流体通路は複数本の通路を有し、前記複数本の通路が前記充電ケーブルの電力線を囲む周方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動車両の充電装置。
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